JP2009291310A - 車両用シート - Google Patents

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    • B60N2/806Head-rests movable or adjustable
    • B60N2/809Head-rests movable or adjustable vertically slidable

Abstract

【課題】着座者の背中に送風することにより着座者に冷涼感を与えることができながら、居住性および外観を向上させ、着座者にとって快適な共振し難いシートバックとし、調整工程等の作業工程を削減して製造上の作業性を向上させる。
【解決手段】ヘッドレスト2は、着座者の頭もたれとなるヘッドレスト本体21と、ヘッドレスト本体21の下部に設けられ且つシートバック3の上部からシートバック3内に挿入してヘッドレスト本体21を支持するステー22とを備える。シートバック3は、吸気する遠心式送風機51と、遠心式送風機51により吸気された空気をシートバック3の中央個所に配置された噴出し口352まで導くダクト55とを備える。遠心式送風機51は、その回転の中心位置が、ステー22の最下端位置よりも上方に位置するように設置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に設置される車両用シートに関する。
従来、車両に設置される車両用シートにあっては、着座者に冷涼感を与えるために、着座者の背中に向けて送風する送風装置が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この送風装置は、着座者の背もたれとなるシートバックに内蔵され、シートバックの内部から着座者に向けて送風する。このようなシートバックに送風装置が設けられた車両用シートによれば、着座者は冷涼感を味わうことができる。
一方、一般的な車両用シートにあっては、着座者の快適性を鑑み、シートバックの中央個所が最も撓み易いように形成されている。また、上記した送風装置が内蔵された車両用シートにあっては、そのシートバックの中央個所に、軸流ファンを備えてなる送風装置が設置される。このため、このシートバックの中央個所には、軸流ファンが吸気するための適宜の吸気スペースを、撓みを考慮して確保することが必要であり、その吸気スペースを確保するがために、シートバック自身の厚みを通常よりも厚くすることが必要とされていた。
また、送風装置が設置されるシートバックの中央個所においては、着座者がもたれかかったり、後席者が膝をぶつけたりすることによって、軸流ファンの回転が妨げられてしまうことがある。このような問題に対応するにあたり、軸流ファンは、シートバックの中央個所の撓みに対して追従するように、弾性変形する部材に取り付けられるものとなっていた。
特開2005−34345
ところが、上記したようにシートバック自身の厚みを通常よりも厚く設定してシートバックを構成すると、居住性の観点や、外観の観点から優れないとする問題が生じる。
また、上記したように軸流ファンが弾性変形する部材に取り付けられていると、この弾性変形する部材がファンの回転振動に共振してしまって、着座者にとって不快な感触を与えるといった問題が生ずる。また、このような共振が発生する場合には、共振を除去するための調整工程を設ける必要があり、作業工程全体が煩雑化してしまう問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、着座者の背中に送風することにより着座者に冷涼感を与えることができながら、シートバックを薄く形成することができることにより居住性および外観を向上させ、着座者にとって快適な共振し難いシートバックとし、調整工程等の作業工程を削減して製造上の作業性を向上させることにある。
上記課題を解決するため本発明に係る車両用シートは、次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係る車両用シートは、着座者の頭もたれとなるヘッドレストと、着座者の背もたれとなるシートバックとを備えた車両用シートであって、前記ヘッドレストは、着座者の頭もたれとなるヘッドレスト本体と、該ヘッドレスト本体の下部に設けられ且つ前記シートバックの上部から前記シートバック内に挿入して前記ヘッドレスト本体を支持するステーとを備え、前記シートバックは、吸気する送風機と、該送風機により吸気された空気を前記シートバックに配置された噴出し口まで導くダクトとを備え、前記送風機は、その回転の中心位置が、前記ステーの最下端位置よりも上方に位置するように設置されていることを特徴とする。
なお、「前記ステーの最下端」とは、前記シートバックに対して、前記ヘッドレストを、使用上、下げることのできる最も下げた位置のステーの下端であることを意味するものである。また、「上方」とは、車両運転時の着座位置に対応した状態の車両用シートの上方であって、具体的には、前記シートバックに対して前記ヘッドレスト本体が位置している方向である。
この車両用シートによれば、シートバックは、吸気する送風機と送風機により吸気された空気を噴出し口まで導くダクトとを備え、送風機は、その回転の中心位置が、ステーの最下端位置よりも上方に位置するように設置されているので、送風機は、最も撓み易いシートバックの中央個所からずれた個所に設置されることとなり、シートバックの撓みからの影響を小さくできて、吸気スペースを設けるにあたって撓みを考慮したスペースを付加させる必要もなくなる。
さらに詳しくは、この送風機を設置するにあたって、その回転の中心位置が、ステーの最下端位置よりも上方に位置するようになっているので、このヘッドレストのステーの剛性によって、送風機の設置個所の撓みを少なくすることができ、撓みを考慮したスペースを削減することができる。
これによって、着座者の背中に送風することにより着座者に冷涼感を与えることができながら、シートバックを薄く形成することができることにより居住性および外観を向上させることができる。
また、この車両用シートによれば、送風機により吸気された空気を、ダクトによってシートバックに配置された噴出し口に導いているので、送風機を撓みに対して追従するように弾性変形する部材に取り付けることもなくなり、送風機の回転振動に共振してしまうような不快な感触を着座者に与えることがない。
これによって、着座者にとって快適な共振し難いシートバックとすることができ、さらには、このような共振を除去するための調整工程を削減することができて製造上の作業性の向上させたものとなる。
また、回転の中心位置が、ステーの最下端位置よりも上方に位置するように設置された送風機を、さらにステーの後方に位置するようにして設置した場合には、ステーが前方に設置されている分、前方から吸気するにあたってのスペースを確保することができるので、吸気効率を高めることができる。なお、前方とは、車両用シートに着座した際の前方向であることを意味しており、車両の前進方向とも一致する。
第2の発明に係る車両用シートは、上記第1の発明に係る車両用シートにおいて、前記送風機は、ブラケットを介して前記シートバックのフレームに固定されて設置されていることを特徴とする。
この車両用シートによれば、送風機は、シートバックのフレームに溶接等により強固に固定されフレームと一体化することで共振し難くされたブラケットに、固定されて設置されているので、送風機が回転することによる振動は、共振し難くされたブラケットを介してフレームに伝播することとなる。
これによって、着座者にとって快適な共振し難いシートバックとすることができ、さらには、このような共振を除去するための調整工程を削減することができて製造上の作業性の向上させたものとなる。
第3の発明に係る車両用シートは、上記第1の発明または第2の発明に係る車両用シートにおいて、前記送風機は、遠心式送風機であることを特徴とする。
この車両用シートによれば、送風機は、遠心式送風機であるので、送風機が吸気するにあたっての吸気スペースを小さくすることができる。
これによって、送風機を設置するにあたっての吸気スペースの嵩張りを削減することができて、送風機が設置される個所についてさらにシートバックを薄く形成することができて、居住性および外観を向上させることができる。
第4の発明に係る車両用シートは、上記第1の発明から第3の発明の何れかに係る車両用シートにおいて、前記ダクトにより導かれる前記噴出し口の口幅が、前記シートバックのパッドに形成された吊り込み溝を跨いだ範囲に設定されていることを特徴とする。
この車両用シートによれば、パッドに表皮カバーを被覆したときのシートバックの外観意匠性を高めるために吊り込み構造が設けられる場合であっても、ダクトにより導かれる噴出し口の口幅が、シートバックのパッドに形成された吊り込み溝を跨いだ範囲に設定されているので、意匠性を高めながら、広範囲に空気を噴き出させることができ、着座者にとって快適な冷涼感を与えることができる。
本発明の第1の発明に係る車両用シートによれば、着座者の背中に送風することにより着座者に冷涼感を与えることができながら、シートバックを薄く形成することができることにより、居住性および外観を向上させることができる。
第2の発明に係る車両用シートによれば、着座者にとって快適な共振し難いシートバックとすることができ、さらには、このような共振を除去するための調整工程を削減することができて製造上の作業性の向上させたものとなる。
第3の発明に係る車両用シートによれば、送風機を設置するにあたっての吸気スペースの嵩張りを削減することができて、送風機が設置される個所についてさらにシートバックを薄く形成することができて、居住性および外観を向上させることができる。
第4の発明に係る車両用シートによれば、意匠性を高めながら、広範囲に空気を噴き出させることができ、着座者にとって快適な冷涼感を与えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態となる車両用シート1の前方斜視図である。
なお、以下における「上方」とは、車両運転時の着座位置に対応した状態の車両用シート1の上方であって、シートバック3に対してヘッドレスト本体21が位置している方向である。
図1に示すように、車両用シート1は、車両に設置されるものであって、着座者の頭もたれとなるヘッドレスト2と、着座者の背もたれとなるシートバック3と、着座者が着座するシートクッション4とを備えて構成される。
図2は、ヘッドレスト2およびシートバック3(パッド35に関しては仮想線図示)に関する正面図である。図3は、図2のK−K断面矢視を示す断面図である。
ヘッドレスト2は、図2および図3に示すように、シートバック3に対して上下にスライド移動するように構成されるものであって、着座者の頭もたれとなるヘッドレスト本体21と、ヘッドレスト本体21の下部に設けられヘッドレスト本体21を支持するステー22とを備えて構成される。
ヘッドレスト本体21は、適宜のウレタン樹脂により形成されたパッドを備えて構成される。ステー22は、ヘッドレスト本体21の下部から鉛直下方に延びる金属棒により構成されており、適宜の間隔(この例では、150mm)で2本設けられている。この2本のステー22は、後に説明するサポートホルダ36内に嵌挿されたステー用サポート361に、上下方向にスライド移動可能に嵌め込まれ、このステー用サポート361にて上下の位置が決められて固定されるようになっている。
シートバック3は、図2および図3に示すように、リクライニング機能を有して構成されるものであり、大略、フレーム31と、上ブラケット32および下ブラケット33と、支持ばね部材34と、パッド35(図3参照)と、サポートホルダ36と、送風装置5とを備えて構成される。
フレーム31は、シートバック3の骨組みを構成するものであって、金属パイプが適宜に折曲加工されて形成されるものである。具体的には、フレーム31は、U字状に折曲加工されたアッパーフレーム311と、上方を絞り加工されたサイドフレーム312とを備え、これらアッパーフレーム311とサイドフレーム312とを適宜のスポット溶接により接続して構成される。
上ブラケット32は、金属板が適宜に折曲加工されて、フレーム31上部の両側部(アッパーフレーム311とサイドフレーム312との接続個所37の上方)を架け渡すように固定して設置されている。上ブラケット32は、後に説明するが、中心個所においては送風機としての遠心式送風機51が設置され、側方個所においては支持ばね部材34の上端が取り付けられている。なお、この中心個所は、丸く刳り貫かれた穴が設けられている。
また、図3に示すように、この上ブラケット32の中心個所は、フレーム31に対して後方(背面方向:図3において右方向)に位置するようになっており、さらにサポートホルダ36内(詳しくはステー用サポート361内)に挿入されたヘッドレスト2のステー22に対して後方(背面方向:図3において右方向)に位置するようになっている。上ブラケット32の中心個所が、これらフレーム31およびステー22の後方に位置させられることにより、この上ブラケット32の中心個所に設けられる遠心式送風機51に対する上ブラケット32前方のスペースは、吸気スペースとして確保されたものとなっている。なお、この上ブラケット32の中心個所の形状は、遠心式送風機51を適宜の螺子部材321にて取り付けることができるように、適宜の形状が選択されて形成されている。
下ブラケット33は、金属板が適宜に折曲加工されて、フレーム31の下部に固定して設置されるものであり、具体的には、フレーム31下部の両側部を架け渡すように固定して設置されている。この下ブラケット33は、支持ばね部材34の下端が取り付けられ、上ブラケット32とともに、支持ばね部材34を支持するようになっている。
支持ばね部材34は、ばね弾性を有する適宜のワイヤが折曲加工されて形成され、パッド35を支持する。
パッド35は、図3に示すように、適宜のウレタン樹脂により形成されており、支持ばね部材34にて支持されるものである。パッド35の前面側には、意匠性を高めるための吊り込み構造をなすための吊り込み溝351が設けられている。また、パッド35のうち、着座した場合の着座者の背中に接する個所においては、送風装置5にて送られる風の噴出し口352が設けられている。この噴出し口352の口幅は、吊り込み溝351を跨いだ範囲に設定されている。
上記したフレーム31の上部を形成するアッパーフレーム311には、後に説明するヘッドレスト2のステー22を嵌め込めるサポートホルダ36が2つ設けられている。
この2本のサポートホルダ36は、具体的には、上記したステー22の間隔に対応した間隔で、適宜の管形状を有して形成されている。サポートホルダ36の内部には、ステー22を挿入し嵌め込めた際にステー22の位置を決めて固定支持するためのステー用サポート361が嵌挿されている。このサポートホルダ36内(詳しくはステー用サポート361内)に、ヘッドレスト2のステー22を挿入し、ステー22を固定支持する。これによってヘッドレスト2自体は固定支持される。
ここで、図2および図3に記載のヘッドレスト2は、シートバック3に対して最も下げられた際のものを示すものであり、この状態のステー22の下端がシートバック3に対する最下端位置となる。つまり、ヘッドレスト2は、シートバック3に対して、使用上、図示の状態より下方に下げることはできない、つまり最も下げた位置に位置している。なお、ヘッドレスト2は、シートバック3に対して、図示の状態より上方にはスライド移動させることができ、ステー用サポート361にて適宜の位置に位置を決めされて固定支持されるようになっている。
次に、着座者の背中に向けて風を送る送風装置5について説明する。
送風装置5は、図2および図3に示すように、大略、吸気する送風機としての遠心式送風機51と、この遠心式送風機51により吸気された空気をシートバック3の中央個所に配置された噴出し口352まで導くダクト55とを備えて構成される。なお、この遠心式送風機51としては、上記した2本のステー22の間隔(この例では、150mm)に収まる大きさのシロッコファンが選択されている。
図4は、ヘッドレスト2のステー22と遠心式送風機51の位置関係を示す図3の拡大一部断面図(遠心式送風機51に関してのみ断面)ある。なお、図4に関しても、ヘッドレスト2は、シートバック3に対して最も下げられた際のものを示している。
遠心式送風機51は、図4にも示すように、その回転の中心511位置が、ヘッドレスト2を最も下げた際のステー22の下端となる、ステー22の最下端221位置よりも上方に位置するように、上記した上ブラケット32の中心個所に(図2参照)、適宜の螺子部材321を介して固定されて設置されている。つまり、遠心式送風機51は、上ブラケット32を介してフレーム31に固定されて設置されたものとなっている。
言い換えれば、この遠心式送風機51は、図4にも示すように、アッパーフレーム311とサイドフレーム312との接続個所37の上方を架け渡すように設けられた上ブラケット32に設置されるものであり、その回転の中心511位置が、これらの接続個所37を含めた上方に位置するように設置されるようになっている。つまり、ヘッドレスト2のステー22の最下端221位置は、上記したアッパーフレーム311とサイドフレーム312との接続個所37近傍に位置し、遠心式送風機51の回転の中心511位置は、これら最下端221および接続個所37に対して上方に位置している。
また、この遠心式送風機51は、空気を吸気する吸気口52が前面側に位置するように、且つ吸気した空気を吐出する吐出口53が下側に位置するように、上ブラケット32に設置されている。この下側に配置された吐出口53には、ダクト55の吸い込み口56が接続されている。ここで、この遠心式送風機51は、ヘッドレスト2のステー22の後方に位置するように、さらに言えば、フレーム31に対して後方に位置するように、上ブラケット32の中心個所に設置されている。つまり、吸気口52の前面側には、このステー22とフレーム31とにより、この遠心式送風機51において吸気するに適した吸気スペースが確保されたものとなっている。
ダクト55は、上記した遠心式送風機51の吐出口53に接続される吸い込み口56を上方に位置させ、上記したパッド35の噴出し口352に接続される吐き出し口57を下方に位置させ、内部断面形状が長方形で形成されるものである。このダクト55は、材料として、弾性復元力を有し且つ柔軟性に富んだ適宜のエラストマー系樹脂が選択された成形部材となっている。なお、このダクト55の吸い込み口56および吐き出し口57には、吐出口53および噴出し口352に接続させるためのフランジ58が形成されている。
以上のように構成された車両用シート1は、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、上記実施の形態の車両用シート1によれば、シートバック3は、吸気する遠心式送風機51と、遠心式送風機51により吸気された空気を噴出し口352まで導くダクト55とを備え、遠心式送風機51は、その回転の中心511位置が、ステー22の最下端221位置よりも上方に位置するように設置されているので、遠心式送風機51は、最も撓み易いシートバック3の中央個所からずれた個所に設置されることとなり、シートバック3の撓みからの影響を小さくできて、吸気スペースを設けるにあたって撓みを考慮したスペースを付加させる必要もなくなる。
さらに詳しくは、この遠心式送風機51を設置するにあたって、その回転の中心511位置が、ステー22の最下端221位置よりも上方に位置するようになっているので、このヘッドレスト2のステー22の剛性によって、遠心式送風機51の設置個所の撓みを少なくすることができ、撓みを考慮したスペースを削減することができる。
これによって、着座者の背中に送風することにより着座者に冷涼感を与えることができながら、シートバック3を薄く形成することができることにより居住性および外観を向上させることができる。
また、この車両用シート1によれば、遠心式送風機51により吸気された空気を、ダクト55によってシートバック3の中央個所に配置された噴出し口352に導いているので、遠心式送風機51を撓みに対して追従するように弾性変形する部材に取り付けることもなくなり、遠心式送風機51の回転振動に共振してしまうような不快な感触を着座者に与えることがない。これによって、着座者にとって快適な共振し難いシートバック3とすることができ、さらには、このような共振を除去するための調整工程を削減することができて製造上の作業性の向上させたものとなる。
また、回転の中心511位置が、ステー22の最下端221位置よりも上方に位置するように設置された遠心式送風機51を、さらにステー22の後方に位置するようにして設置しているので、ステー22が前方に設置されている分、前方から吸気するにあたってのスペースを確保することができるので、吸気効率を高めることができる。
また、この車両用シート1によれば、遠心式送風機51は、ブラケット32を介してシートバック3のアッパーフレーム311に固定されて設置されているので、遠心式送風機51が回転することによる振動は共振し難くされたアッパーフレーム311に伝播することとなる。これによって着座者にとって快適な共振し難いシートバック3とすることができ、さらには、このような共振を除去するための調整工程を削減することができて製造上の作業性の向上させたものとなる。
また、この車両用シート1によれば、送風機としてシロッコファンである遠心式送風機51が選択されているので、吸気するにあたっての吸気スペースを小さくすることができる。これによって、設置するにあたっての吸気スペースの嵩張りを削減することができて、設置される個所についてさらにシートバック3を薄く形成することができて、居住性および外観を向上させることができる。
また、この車両用シート1によれば、シートバック3の意匠性を高めるために吊り込み構造が設けられる場合であっても、ダクト55により導かれる噴出し口352の口幅が、シートバック3のパッド35に形成された吊り込み溝351を跨いだ範囲に設定されているので、意匠性を高めながら、広範囲に空気を噴き出させることができ、着座者にとって快適な冷涼感を与えることができる。
また、この車両用シート1によれば、遠心式送風機51により吸気された空気をシートバック3の中央個所に配置された噴出し口352まで導くダクト55が、弾性復元力を有し且つ柔軟性に富んだ適宜のエラストマー系樹脂が選択された成形部材となっているので、着座者の背もたれ等によりシートバック3が撓んだとしても、ダクト55は、シートバック3の撓みに追従して変形し、シートバック3の撓みがなくなった後に形状が復元することとなる。これによって、ダクト55は、破損することなく遠心式送風機51により吸気された空気を噴出し口352に導くことができる上、着座者にとって快適に撓むシートバックとすることができる。
なお、本発明に係る車両用シートにあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜に変更することができる。
例えば、上記実施の形態の車両用シート1にあっては、ヘッドレスト2と、シートバック3と、シートクッション4とを備えて構成されるものであったが、本発明に係る車両用シートとしては、これにアームレスト等が加えられて構成されるものであってもよい。
また、上記実施の形態の車両用シート1にあっては、遠心式送風機51としてシロッコファンが選択されるものであったが、本発明に係る車両用シートに設けられる送風機としては、これに限定されることなく、適宜の多翼が設けられた遠心式ファンあるいは遠心式ブロワ、さらには遠心式のものに限定されることなく、軸流ファンあるいは軸流ブロワが選択されるものであってもよい。
また、上記実施の形態の車両用シート1にあっては、噴出し口352がシートバック3の中央個所に配置されるものであったが、本発明に係る車両用シートに設けられる噴出し口としては、これに限定されることなく、上記実施の形態に比して遠心式送風機51の吐出口53に近づけた位置に配置されるものであってもよい。
このような位置に噴出し口を配置させた場合には、噴出し口まで導くダクトの長さを短くすることができるので、製造コストを安価とすることができることに加え、ダクト内の空気の圧力損失を小さくすることができ、所望の送風力とすることができる。
実施の形態となる車両用シートの前方斜視図である。 ヘッドレストおよびシートバック(パッドに関しては仮想線図示)に関する正面図である。 図2のK−K断面矢視を示す断面図である。 ヘッドレストのステーと遠心式送風機の位置関係を示す図3の拡大一部断面図(遠心式送風機に関してのみ断面)である。
符号の説明
1 車両用シート
2 ヘッドレスト
21 ヘッドレスト本体
22 ステー
221 ステーの最下端
3 シートバック
31 フレーム
311 アッパーフレーム
312 サイドフレーム
32 上ブラケット
321 螺子部材
33 下ブラケット
34 支持ばね部材
35 パッド
351 吊り込み溝
352 噴出し口
36 サポートホルダ
361 ステー用サポート
4 シートクッション
5 送風装置
51 遠心式送風機
511 遠心式送風機の回転の中心
52 吸気口
53 吐出口
55 ダクト
56 吸い込み口
57 吐き出し口
58 フランジ

Claims (4)

  1. 着座者の頭もたれとなるヘッドレストと、着座者の背もたれとなるシートバックとを備えた車両用シートであって、
    前記ヘッドレストは、着座者の頭もたれとなるヘッドレスト本体と、該ヘッドレスト本体の下部に設けられ且つ前記シートバックの上部から前記シートバック内に挿入して前記ヘッドレスト本体を支持するステーとを備え、
    前記シートバックは、吸気する送風機と、該送風機により吸気された空気を前記シートバックに配置された噴出し口まで導くダクトとを備え、
    前記送風機は、その回転の中心位置が、前記ステーの最下端位置よりも上方に位置するように設置されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記送風機は、ブラケットを介して前記シートバックのフレームに固定されて設置されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用シートにおいて、
    前記送風機は、遠心式送風機であることを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の車両用シートにおいて、
    前記ダクトにより導かれる前記噴出し口の口幅が、前記シートバックのパッドに形成された吊り込み溝を跨いだ範囲に設定されていることを特徴とする車両用シート。
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