JP2006102329A - 車両用シート - Google Patents

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眞哉 石間
Masaki Nagayama
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Abstract

【課題】ダクトの組付けが容易な空調機能を有する車両用シートを提供する。
【解決手段】シートパッド24の表面を表皮材23で覆うことで構成されるシートクッション20と、シートパッド24を貫通して表皮材の表面にまで至る複数の通気孔20aと、ダクト60表面から突出し通気孔に連結する複数のエア排出孔61と、ダクト及びエア排出孔を介して通気孔へ車室内の空気を圧送する送風装置50とを備える車両用シート10であって、ダクト60には、少なくとも一つの略へ字状の凸片部70が、ダクト60と一体形成され、凸片部70がスプリング28とシートパッド24の間に挿入されることでダクト60が固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調機能を有する車両用シートに関する。
近年、車両用シートのシートクッション及びシートバックの表皮に複数の噴出孔を設け、送風ユニットからの空気を噴出孔から噴出させる空調機能を有する車両用シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された車両用シートは、ダクトに複数の耳部を設け、シートスプリングにワイヤ等で取りつけるよう構成されている。
特開平10−297274号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両用シートは、ダクトに複数の耳部を設け、ワイヤ等の結合部材でダクトとスプリングを固定する構造となっているため、組付け作業に手間がかかり作業効率を低下させるという問題があった。
本発明の課題は、前述の問題を考慮したものであり、ダクトの組み付けが容易で安価に製造できる、空調機能付き車両用シートを提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、シートパッドの表面を表皮材で覆うことで構成されるシートクッション及びシートバックと、前記シートパッドを貫通して前記表皮材の表面にまで至る複数の通気孔と、ダクトの表面から突出し前記通気孔に連結する複数のエア排出孔と、前記ダクト及びエア排出孔を介して前記通気孔へ車室内の空気を圧送する送風装置とを備える車両用シートにおいて、前記ダクトには、前記シートパッドとスプリングの間に挿入されてスプリングに係止される、少なくとも一つの凸片部が前記ダクトと一体となって形成されていることを特徴としている。
このように請求項1に記載の発明によれば、少なくとも一つの凸片部が、前記ダクトに形成されているため、凸片部をシートパッドとスプリングの間に挿入するだけで、きわめて容易にダクトをスプリングに係止することができる。
本発明によれば、簡単な構造で空調機能付きのシートを容易に製造することができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1に示すように、車両用シート10はシートクッション20、シートバック30、シートバック30の上部に設けたヘッドレスト40等から概略構成されている。このうち、前記シートクッション20は、図2に示すように、シート形状を保持し、且つ、クッション材として機能するパッド21の表面を、通気性を有するカバーパッド22で覆い、更にカバーパッド22の表面を表皮材23で覆うことで構成されている。
なお、図2はシートクッション20を示すものであるが、シートバック30も同様に、パッド21の表面をカバーパッド22と表皮材23で覆う構成となっている。以下、パッ
ド21とカバーパッド22を合わせたものを「シートパッド24」と表記することとする。
図1に示すように、前記表皮材23の表面には複数の通気孔20aが形成されている。前記通気孔20aは、図2及び図3に示すように、表皮材23に形成された表皮材通気孔23aと、カバーパッド22に形成されたカバーパッド通気孔22aと、パッド21に形成されたパッド通気孔21aとで構成されており、表皮材23の表面からシートパッド24の裏面にまで至るようになっている。
また、前記通気孔20aの少なくとも一部は、前記表皮材23の表面に向けて径が小さくなるテーパ状に形成されている。本実施の形態では、図2及び図3に示すように、前記通気孔20aのうち、パッド21に形成されたパッド通気孔21aが、カバーパッド22に接しているパッド21の表面に向けて径が小さくなるテーパ状に形成されている。なお、図2では、通気孔20aは、1つのパッド通気孔21aに対して1つのカバーパッド通気孔22a及び1つの表皮材通気孔23aが対応しているように見えるが、実際には、図3に示すように、1つのパッド通気孔21aに対して、パッド通気孔21aより小径の2つのカバーパッド通気孔22aが対応し、当該2つのカバーパッド通気孔22aに対して、カバーパッド通気孔22aよりさらに小径の3つ以上の表皮材通気孔23aが対応するようになっている。また、テーパの角度等は、種々の条件に合わせて適宜に形成すればよい。
さらに、前記通気孔20aの内部には筒状のインサート部材25が埋設されている。前記インサート部材25は、シートパッド成形用金型内の所定位置に予め配置した状態で、シートパッド24を発泡成形することにより、通気孔20aにおけるパッド通気孔21aの内部に固定されることになる。
なお、図2及び図3はシートクッション20について図示したものであるが、シートバック30についても、同様の構成となっており、通気孔20aの少なくとも一部が表皮材の表面に向けて径が小さくなるテーパ状に形成されている。
図4は車両用シート10のシートクッション20側の骨格構造を示す斜視図であり、図5はこれを下面側から見た斜視図である。
シートクッション20側の骨格構造は、左右一対のシートレール26、このシートレール26に取付けた左右一対のシートフレーム27、シートパッド24の下において張った状態に設けられたシートスプリング28、シートフレーム27の前部に架け渡されるパンフレーム29等から概略構成されている。
図5に示すように、シートクッション20用の送風装置50は、パンフレーム29下面の前方と中央に1つずつ取り付けられている。
前方の送風装置50の送風口に接続するダクト60は、パンフレーム29に設けた開口を通って、図4に示すように、パンフレーム29上面に至り、左右2方向に枝分かれした状態でパンフレーム29上面を後方に伸びている。
また、後方の送風装置50の送風口に接続するダクト60は、図5に示すように、パンフレーム29の下面側を後方に伸び、左右2方向に枝分かれしている。
図2に示すように、各ダクト60の上面であって、複数の通気孔20aに対応する位置には、筒状のエア排出孔61が上方に突出して複数設けられている。かつダクト60には複数の略へ字状の凸片部70が一体に形成されている。この凸片部70は、ダクト60の後端部から後方へ延出しており、シートスプリング28とシートパッド24の間に差し込まれ、シートスプリング24に係止されている。
図6はシートバック30の背面図であり、シートバック30は、中央に開口31aを有するサブシートフレーム31と、このサブシートフレーム31に取り付けたシートスプリング(図示省略)等から概略構成されている。
シートバック30用の送風装置50は、サブシートフレーム31背面の左右いずれか一方の下方に取り付けられている。
送風装置50の送風口に接続するダクト60は、サブシートフレーム31の開口31a内の左右2箇所から上方に伸びている。
ダクト60の前面であって、複数の通気孔20aに対応する位置には、前記シートクッション20側と同様に、筒状のエア排出孔61が上方に突出して複数設けられている。
シートクッション20側とシートバック30側のエア排出孔61はそれぞれシートクッション20側とシートバック30側の通気孔20a内部に嵌合している。
次に、本実施の形態の車両用シート10における作用について説明する。
当該車両用シート10において、ダクト60を組付ける場合には、ダクト60に一体成形した略へ字状の凸片部70をシートパッド24とシートスプリング28の間に挿入することによって、ダクト60がしっかりと固定される。
以上のように、本実施の形態の車両用シート10によれば、ダクト60には、少なくとも一つの略へ字状の凸片部70がダクト60と一体となって形成されているため、シートパッド24とスプリング28の間に挿入するだけで、きわめて容易にダクト60をシートスプリング28に係止することができ、製造し易い車両用シートを得られる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、ダクト60には複数の凸片部70が一体形成されているが、1つの凸片部70がダクト60に一体形成されていても良い。即ち、凸片部70が少なくとも1つダクト60に一体形成されていれば、凸片部70の数は特に限定されない。
車両用シートの外形を示す斜視図である。 シートクッションの構造を示す要部縦断面図である。 通気孔の構造を示す要部縦断面図である。 車両用シートのシートクッション側の骨格構造を示す斜視図である。 車両用シートのシートクッション側の骨格構造を示す斜視図である。 車両用シートのシートバック側の骨格構造を示す斜視図である。
符号の説明
10 車両用シート
20 シートクッション
20a 通気孔
21 パッド
21a パッド通気孔
22 カバーパッド
22a カバーパッド通気孔
23 表皮材
23a 表皮材通気孔
24 シートパッド
25 インサート部材
26 シートレール
27 シートフレーム
28 シートスプリング
29 パンフレーム
30 シートバック
31 サブシートフレーム
31a 開口
40 ヘッドレスト
50 送風装置
60 ダクト
61 エア排出孔
70 凸片部

Claims (1)

  1. シートパッドの表面を表皮材で覆うことで構成されるシートクッション及びシートバックと、前記シートパッドを貫通して前記表皮材の表面にまで至る複数の通気孔と、ダクトの表面から突出し前記通気孔に連結する複数のエア排出孔と、前記ダクト及びエア排出孔を介して前記通気孔へ車室内の空気を圧送する送風装置とを備える車両用シートにおいて、
    前記ダクトには、前記シートパッドとスプリングの間に挿入されてスプリングに係止される、少なくとも一つの凸片部が前記ダクトと一体となって形成されていることを特徴とする車両用シート。
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