JP2011217868A - 空調式シート - Google Patents

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武史 西浦
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Abstract

【課題】シートの薄型化を図りながら座り心地の向上を図ることができる送風式シートを提供する。
【解決手段】フレーム21と、このフレーム21に装着される支承部材30と、この支承部材30によって裏面側が支承されたパッド材50と、このパッド材50の表面側を被覆するカバー表皮60とを備え、パッド材50の裏面側から空気が送風されるように構成される。パッド材50は、通気性に富む不織布製パッド材51によって形成される。支承部材30は、剛性を有する支持枠31と、この支持枠31に張設されて不織布製パッド材51の裏面を弾性的に支承する布材35とを備えている。
【選択図】図2

Description

この発明は、主として車両用シートとして用いられる空調式シートに関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されているように、シートクッションに通気性をもたせて蒸れを低減するように構成した通気性シートが知られている。
これにおいては、図6に示すように、高弾性ウレタンフォームなどのウレタンパッドで構成されるシート本体101の表面の着座部位に、凹部101aが形成され、この凹部101aに熱可塑性樹脂からなる連続線状体を、多数、それぞれループ状に曲がりくねらせ、かつ互いの接触部を融着させた立体網状構造体からなる網状クッション体102が配設されている。
また、シート本体101には、網状クッション体102に連通する通気孔103が形成され、シート本体101の表面が通気性を有するシートカバー104によって被われている。
特開2004−73429号公報
ところで、図6に示す従来の通気性シートにおいては、ウレタンパッド製のシート本体101の着座部位に形成された凹部101aに網状クッション体102が配設されることによって、通気性を高めて蒸れを防止し、座り心地を向上させることができる。
しかしながら、ウレタンパッド製のシート本体101と網状クッション体102との組み合わせによってシートクッションが構成される構造上、シートクッションを薄型に構成することが困難となる。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、シートの薄型化を図りながら座り心地の向上を図ることができる空調式シートを提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係る空調式シートは、フレームと、このフレームに装着される支承部材と、この支承部材によって裏面側が支承されたパッド材と、このパッド材の表面側を被覆するカバー表皮とを備え、前記パッド材の裏面側から空気が送風、又は吸気されるように構成された空調式シートであって、
前記パッド材は、通気性に富む不織布製パッド材によって形成され、
前記支承部材は、剛性を有する支持枠と、この支持枠に張設されて前記不織布製パッド材の裏面を弾性的に支承する布材とを備えていることを特徴とする。
前記構成によると、パッド材が通気性に富む不織布製パッド材によって形成されることによって、不織布製パッド材の裏面側から送風された空気が不織布製パッド材及びカバー表皮を通して外部に放出されたり、あるいは不織布製パッド材の裏面側から空気が吸引されるため、蒸れを防止して座り心地の向上を図ることができる。
また、不織布製パッド材の裏面側を支承する支承部材は、剛性を有する支持枠と、この支持枠に張設されて不織布製パッド材の裏面を弾性的に支承する布材とを備えて構成されるため、薄型化を良好に図ることができる。
すなわち、支承部材がフォームドワイヤ(S字ばねとも呼ばれることがある)によって構成される場合には、不織布製パッド材を薄くすると、着座者の臀部をフォームドワイヤの線で受ける状態となり、座り心地が悪くなる。しかしながらが、不織布製パッド材の裏面を布材による面で弾性的に受けることで、薄型化を図りながら座り心地の向上を良好に図ることができる。
請求項2に係る空調式シートは、請求項1に記載の空調式シートであって、
不織布製パッド材の裏面には、空調用空気を誘導する誘導溝が形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、不織布製パッド材の裏面の誘導溝に沿って空調用空気を誘導することで、所望とする範囲にわたって通気性を良好に確保することができる。
請求項3に係る空調式シートは、請求項1又は2に記載の空調式シートであって、
不織布製パッド材は、薄肉の不織布が上下方向に蛇行されて前後方向に連続し、かつ隣接する前後の接触面同士が熱溶着された縦型の不織布マットによって構成されていることを特徴とする。
前記構成によると、縦型の不織布マットによって不織布製パッド材が構成されることによって、前後及び上下方向に撓みやすくなり、クッション性に優れる一方、横方向には撓み難くサポート性に優れる。
この発明の実施例1に係る空調式シートを簡略化して示す斜視図である。 同じくシートクッションを示す側断面図である。 同じくシートクッションのクッションフレームに支承部材が組み付けられた状態を示す斜視図である。 同じくシートクッションの不織布製パッド材とカバー表皮とを分離して示す斜視図である。 同じく不織布製パッド材を裏面側から示す斜視図である。 従来の通気性シートのシートクッションを示す横断面図である。
この発明を実施するための最良の形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、空調式シート10は、シートクッション20と、このシートクッション20の後部に周知のリクライニング機構(図示しない)によって所望の傾き角度に角度調整可能に装着されたシートバック11とを備えている。
図2〜図5に示すように、シートクッション20は、クッションフレーム(この発明のフレームに相当する)21と、このクッションフレーム21に装着される支承部材30と、この支承部材30によって裏面側が支承されたパッド材50と、このパッド材50の表面側を被覆する通気性を有するカバー表皮60と、パッド材50の裏面側から空気を送風する送風ブロアを有する送風器70とを備えている。
図3に示すように、クッションフレーム21は、左右方向に所定間隔を隔てる一対のサイドパネル22と、これら両サイドパネル22の後端部に架設されたリア補強パイプ23と、両サイドパネル22の前端部に一体状に設けられたフロントパネル24とを備えて構成されている。
図に示すように、支承部材30は、支持枠31と、この支持枠31の枠内に張設されてパッド材50の裏面を弾性的に支承する布材35とを備えている。
また、支持枠31は、剛性を有する一本の金属製棒状材が曲げ加工されることによって一体連続状に形成された前枠部34と、両側枠部32と、両後フック部33とを有している。
すなわち、支持枠31の前枠部34は、幅方向に延びてクッションフレーム21のフロントパネル24の上面に係止片25によって固定される。
また、支持枠31の両側枠部32は、前枠部34の両端からクッションフレーム21の両サイドパネル22の内側に沿って後方へ延びている。さらに、支持枠31の両後フック部33は、両側枠部32の後端から延出されてリア補強パイプ23に掛け止めされる。
また、支持枠31の両側枠部32は、その前端部に上方へ向けて曲げられた前曲部32aを有し、前後方向中間部が下方に向けて屈曲された屈曲部32bを有して側面形状でZ字状をなしている。
そして、支持枠31の両側枠部32の間に跨って強靱性を有する織布等よりなる布材35が張設されている。
また、この実施例1において、布材35の前端縁と、クッションフレーム21のフロントパネル24の上面との間には、所定の隙間が設定され、この隙間を利用して送風器70の吹出口に通じる連通筒72が配置されるようになっている(図2参照)。
図4と図5に示すように、パッド材50は、通気性に富む不織布製パッド材51によって形成されている。
不織布製パッド材51の前側部分51aの裏面は、クッションフレーム21のフロントパネル24の上面に支承され、中間部分51bから後側部分51cの裏面は支承部材30の布材35によって弾性的に支承される。
また、不織布製パッド材51の前側部分51aの裏面には、送風器70からの空調用空気を誘導する誘導溝52が形成されている。
図5に示すように、不織布製パッド材51の誘導溝52は、不織布製パッド材51の前側部分51aの後縁部に沿う横溝部52aと、この横溝部52aの両端から前側部分51aの前縁部に向けて延びる縦溝部52bとを有し、横溝部52aの中央部に、送風器70の吹出口に通じる連通筒72が接続される取入口52cが形成されている。
また、不織布製パッド材51の前側部分51aの裏面には、誘導溝52の溝開口部を気密状態で塞ぐ蓋部材53が配置される。
また、この実施例1において、不織布製パッド材51は、薄肉の不織布が上下方向に蛇行されて前後方向に連続したものが、成形型内に投入され、成形型内において、上下方向に蛇行された薄肉の不織布の隣接する前後の接触面同士が熱溶着されることによって形成された縦型の不織布マットによって構成されている。
なお、シートに使用される通常のウレタン製のパッド材(比重が0.04)は、厚さ60mmである場合、通気度が31cc/cm/sec程度であるのに対し、この実施例1で用いられる不織布製パッド材51は、厚さ60mmである場合、通気度が91cc/cm/sec程度でウレタン製のパッド材に比べて通気性に富むものが用いられる。
さらに、この実施例1において、不織布製パッド材51の平均的な厚さは30mm程度に薄く形成されたものが用いられる。
この実施例1に係る空調式シートは上述したように構成される。
したがって、送風器70の送風ブロアが作動されると、空気が連通筒72を経て不織布製パッド材51裏面の誘導溝52の取入口52cから横溝部52a及び縦溝部52bに誘導されて流れ、不織布製パッド材51及び通気性のカバー表皮60を通して外部に放出される。このため、着座者の臀部の蒸れを防止して座り心地の向上を図ることができる。
前記したように、不織布製パッド材51の裏面の横溝部52aと縦溝部52bとを有する誘導溝52に沿って空調用空気を誘導することで、所望とする範囲にわたって通気性を良好に確保することができる。
また、不織布製パッド材51の裏面側を支承する支承部材30は、剛性を有する支持枠31と、この支持枠31に張設されて不織布製パッド材51の裏面を弾性的に支承する布材35とを備えて構成されるため、シートクッション20の薄型化を良好に図ることができる。
すなわち、支承部材がフォームドワイヤ(S字ばねとも呼ばれることがある)によって構成される場合には、不織布製パッド材51を薄くすると、着座者の臀部をフォームドワイヤの線で受ける状態に近くなり、座り心地が悪くなる。しかしながらが、不織布製パッド材51の裏面を布材35による面で弾性的に受けることで、薄型化を図りながら座り心地の向上を良好に図ることができる。
また、この実施例1において、薄肉の不織布が上下方向に蛇行されて前後方向に連続し、かつ隣接する前後の接触面同士が熱溶着された縦型の不織布マットによって不織布製パッド材51が構成される。これによって、不織布製パッド材51は、前後及び上下方向に撓みやすくなり、クッション性に優れる一方、横方向には撓み難くサポート性に優れる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。
例えば、前記実施例1においては、パッド材50の裏面側から空気を送風する送風ブロアを有する送風器70が配設される場合を例示したが、パッド材50の裏面側から空気を送風したり、あるいは吸引する空調器を配設してもよい。
また、前記実施例1においては、シートクッション20のパッド材50を不織布製パッド材51とし、その裏面側を布材35によって弾性的に支承して空調機能を有する薄型に構成する場合を例示したが、シートバック11に対してもパッド材を不織布製パッド材とし、その不織布製パッド材の裏面側を布材によって弾性的に支承して空調機能を有する薄型に構成するこのも可能である。
10 空調式シート
11 シートバック
20 シートクッション
21 クッションフレーム(フレーム)
30 支承部材
31 支持枠
50 パッド材
51 不織布製パッド材
52 誘導溝
60 カバー表皮
70 送風器
72 連通筒

Claims (3)

  1. フレームと、このフレームに装着される支承部材と、この支承部材によって裏面側が支承されたパッド材と、このパッド材の表面側を被覆するカバー表皮とを備え、前記パッド材の裏面側から空気が送風、又は吸気されるように構成された空調式シートであって、
    前記パッド材は、通気性に富む不織布製パッド材によって形成され、
    前記支承部材は、剛性を有する支持枠と、この支持枠に張設されて前記不織布製パッド材の裏面を弾性的に支承する布材とを備えていることを特徴とする空調式シート。
  2. 請求項1に記載の空調式シートであって、
    不織布製パッド材の裏面には、空調用空気を誘導する誘導溝が形成されていることを特徴とする空調式シート。
  3. 請求項1又は2に記載の空調式シートであって、
    不織布製パッド材は、薄肉の不織布が上下方向に蛇行されて前後方向に連続し、かつ隣接する前後の接触面同士が熱溶着された縦型の不織布マットによって構成されていることを特徴とする空調式シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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