JP2009286054A - 金型及び樹脂発泡成形品の成形方法 - Google Patents

金型及び樹脂発泡成形品の成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キャビティからガスを十分に排出することができると共に、ベントホールに樹脂が入り込むことを防止するよう構成することも可能な金型と、この金型を用いた樹脂発泡成形品の成形方法を提供する。
【解決手段】金型1は、下型2と、上型4と、この上型4に取り付けられた中子型3とを有する。中子型3の壁部3b,3cにそれぞれベントホール6が設けられている。壁部3b,3cの外面側に付設部材7が着脱可能に取り付けられている。この付設部材7は、ベントホール6に連通した細孔状の通気孔を有した筒状であり、通気孔の少なくとも一部がベントホール6よりも通路断面積が小さいものとなっている。中子型3のそれぞれキャビティに臨む面を覆うように不織布10が中子型3に装着されている。不織布10の端部側は壁部3b,3cも覆っており、ベントホール6をキャビティ側から覆っている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートクッションなどの樹脂発泡成形品を成形するための金型と、この金型を用いた樹脂発泡成形品の成形方法に関するものである。
従来、自動車や電車等の車両用シート、ドアなどの内装品等に、軟質ポリウレタンフォーム等の発泡成形品が用いられている。かかる発泡成形品の製造工程では、まず、軟質ポリウレタンフォームを形成する発泡樹脂原料を成形金型内に所定量供給する。そして、成形金型を型締めし、発泡樹脂原料を発泡硬化させる。発泡樹脂原料は、膨張しながらキャビティ内に徐々に充満しつつ、キャビティに対応した形状に成形される。かかる過程において、型内に存在する空気や発泡反応により発生した二酸化炭素等のガスが型外に十分に排出されていない場合、成形品に欠肉やボイド等の不具合が発生することがある。
そこで、成形金型にベントホールを設けて型内のガスを排出することが知られている。しかし、単にベントホールを設けただけでは、キャビティ内に充満した発泡樹脂原料がベントホールから型外に排出される場合があり、原料ロスを生じると共に、ベントホールの清掃作業が必要になるという問題があった。
特開2006−192831号には、第4,5図の通り、ベントホールから原料が排出されることを防止するよう構成した金型30として、ベントホール31を覆いうる非通気性シート32が貼付された通気性板状スラブ又は不織布33を成形金型30内に配設したものが記載されている。この金型30にあっては、発泡工程において、ガスがスラブ又は不織布33を通過してベントホール31から流出する。キャビティ34内が樹脂35で充満されてきたときには、発泡樹脂原料の発泡圧により非通気性シート32をベントホール31に押し付けて閉塞させる。これにより、樹脂35がベントホール31に入り込むことが防止される。
特開2006−192831号公報
上記特開2006−192831号公報に記載される金型30では、ベントホール31が直接に大気に開放しているために、キャビティ34からベントホール31を通過して金型外に流出するガスの流速が大きい。そのため、キャビティ34内の発泡樹脂35がベントホール31を目指してキャビティ34内を進行するようになり、キャビティ34内が樹脂35で充満される前に非通気性シート32がベントホール31を塞いでしまい、キャビティ34内からのガス排出が不十分になるおそれがある。
また、この特開2006−192831号公報に記載される金型30では、ベントホール31が金型30の天井部分に設けられているので、このベントホール31に対面するスラブや不織布33をキャビティ天井面に取り付けるためのピン36が必要であり、金型30の構造が複雑である。
本発明は、上記従来の問題点を解決し、キャビティからガスを十分に排出することができると共に、ベントホールに樹脂が入り込むことを防止するよう構成することも可能な金型と、この金型を用いた樹脂発泡成形品の成形方法を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の金型は、少なくとも上型及び下型に囲まれたキャビティを有する金型であって、該キャビティは、発泡樹脂原料が供給されるキャビティメイン部と、該キャビティメイン部で発泡を開始して膨張してきた樹脂が充填されるキャビティエンド部とを有する樹脂発泡成形用の金型において、該キャビティエンド部の縦面にベントホールが設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の金型は、請求項1において、該ベントホールに連通する通気孔を有した付設部材が着脱可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項3の金型は、請求項2において、該通気孔の少なくとも一部が前記ベントホールよりも通路断面積が小さくなっていることを特徴とするものである。
請求項4の金型は、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記ベントホールのキャビティ側が通気素材で覆われていることを特徴とするものである。
請求項5の金型は、請求項4において、該通気素材が不織布、スラブ、プレスフェルト又はウレタン圧縮チップ材よりなることを特徴とするものである。
請求項6の金型は、請求項4又は5において、金型は中子型を備えており、前記ベントホールは該中子型に設けられており、該中子型に前記通気素材が装着されていることを特徴とするものである。
請求項7の金型は、請求項1ないし6のいずれか1項において、該金型は車両用シートパッドを成形するためのものであり、前記キャビティメイン部の上方に前記キャビティエンド部が配置され、該キャビティメイン部とキャビティエンド部とがキャビティ側部を介して連通しており、前記ベントホールは、該キャビティ側部と反対側の縦面に設けられていることを特徴とするものである。
請求項8の金型は、請求項7において、前記ベントホールは、前記キャビティ側部から最も離隔した縦面に設けられていることを特徴とするものである。
本発明(請求項9)の樹脂発泡成形品の成形方法は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の金型を用いたものである。
本発明の金型及び成形方法では、金型のメインキャビティ部に発泡樹脂原料を供給し、型締めし、発泡させる。この発泡成形過程で発生したガスや、キャビティ内のエアは、縦面に設けられたベントホールから流出する。
本発明の金型の一態様にあっては、ベントホールに連通する通気孔を有した付設部材が着脱可能に取り付けられている。そのため、ベントホールから付設部材の通気孔を介して流出するガスの流通抵抗が大きく、ガスがベントホールから勢いよく流出することがない。そのため、キャビティ内で発泡している樹脂は、キャビティエンド部内に残留するガスから反圧を受け、キャビティ内を順次に埋めるように徐々に膨張する。
この結果、キャビティ内の全体が十分に樹脂で充填されるようになり、欠肉などの無い成形品を成形することができる。
なお、このベントホールに連なる付設部材の通気孔の少なくとも一部の通路断面積をベントホールよりも小さくしておくことにより、キャビティからのガスの流出速度を抑制することができる。
このベントホールのキャビティ側を通気素材で覆っておくことにより、ベントホール内に樹脂が入り込むのを防止することができる。
この通気素材としては不織布、スラブ、プレスフェルト又はウレタン圧縮チップ材が好適である。
なお、従来より、車両用シートパッドなどの成形品にあっては、ウレタンにフェルト等を一体化させた製品が用いられることがある。このようなフェルトなどの通気素材を中子型に予め取り付けておいて発泡成形を行う場合、この通気素材でベントホールのキャビティ側を覆うことが好ましい。
本発明では、ベントホールが上型キャビティ面の縦面に設けられているので、中子型に装着した通気素材の一部を延出させることにより、この通気素材でベントホールを覆うことができる。従って、通気素材をキャビティ面に取り付けるためのピンが不要であり、金型の構造が簡易となる。
本発明の金型は、車両用シートパッドなどを成形するのに好適である。車両用シートパッドの成形用の金型として、キャビティメイン部の上方にキャビティエンド部が配置され、キャビティメイン部とキャビティエンド部とがキャビティ側部を介して連通しており、ベントホールは、キャビティ側部と反対側の縦面に設けられているものがある。このような金型にあっては、樹脂は、発泡を開始すると、キャビティメイン部からキャビティ側部を通って上昇し、キャビティエンド部内を充満させるように発泡する。従って、キャビティエンド部の縦面のうちキャビティ側部と反対側、特にキャビティ側部から最も離隔した縦面にベントホールを配置しておくことにより、キャビティエンド部内の全体を樹脂で充満させることができる。
以下、図面を参照して本発明の金型及び樹脂発泡成形品の成形方法の実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係る金型の縦断面図であり、第2図は発泡成形途中のこの金型の断面図であり、第3図は成形された車両用シートパッド(バックパッド)の縦断面図である。
この金型1は、下型2と、上型4と、この上型4に取り付けられた中子型3とを有する。下型2と上型4とは、それらの周縁部において型合せされている。この金型1のキャビティは、中子型3の下方のキャビティメイン部5aと、このキャビティメイン部5aの一端側に連なるキャビティ側部5bと、このキャビティ側部5bに連なり、中子型3の上側に位置するキャビティエンド部5cとを有する。また、このキャビティは、キャビティメイン部5aの他端側に連なるキャビティ側部5dと、このキャビティ側部5dに連なり、中子型3の上側に位置するキャビティエンド部5eとを有する。
なお、キャビティメイン部5aに臨む下型2のキャビティ面には、バックパッド20に表皮吊込溝21を形成するための凸条2aが設けられている。
中子型3には、バックパッド20にヘッドレスト装入孔22を形成するための突起3aがキャビティ側部5bに突出するように設けられている。また、中子型3には、キャビティエンド部5c,5eの最奥側の縦面を構成する壁部3b,3cが設けられている。この壁部3b,3cの上端側が上型4と型合せされる。
この壁部3b,3cにそれぞれベントホール6が設けられている。壁部3b,3cの外面側に付設部材7が着脱可能に取り付けられている。この付設部材7は、ベントホール6に連通した細孔状の通気孔を有した筒状であり、筒軸方向の一端側が壁部3b又は3cに連結されている。この付設部材7の通気孔の少なくとも一部がベントホール6よりも通路断面積が小さいものとなっている。
付設部材7の他端側にはゴム、樹脂などよりなる柔軟なホース8の基端側が連結されている。ホース8の先端側には、短管状の端部部材9が接続されている。この付設部材7、ホース8及び端部部材9を介してベントホール6が大気に連通している。
中子型3のそれぞれキャビティに臨む面を覆うように不織布、スラブ、プレスフェルト又はウレタン圧縮チップ材などの通気素材(この実施の形態では不織布)10が中子型3に装着されている。不織布10の端部側は壁部3b,3cも覆っており、ベントホール6をキャビティ側から覆っている。
不織布10は、この実施の形態では磁力によって中子型3に保持されている。図示は省略するが、中子型3にマグネットが設けられ、不織布10には鉄片(例えば針金)が粘着テープなどによって留め付けられている。この鉄片をマグネットに吸着させることにより、不織布10が中子型3に保持される。なお、この鉄片及び粘着テープは、成形品を脱型した後に除去される。鉄片を留め付ける代わりに、フェライト粉等の磁性粉を有した磁性テープを不織布10に貼り付けてもよい。
バックパッド20を成形するには、まず不織布10を中子型3に取り付けておく。
型開きした状態で下型2のキャビティメイン部5a内にウレタン原液を供給し、第1図の如く型締めした後、加熱してウレタン原液を発泡させる。ウレタンUは、キャビティメイン部5aを充満した後、キャビティ側部5b、5dを充満させつつ上昇し、キャビティエンド部5c,5eに入る。
この間に発生したガスや、キャビティ内の残留エアは、ベントホール6を通って大気に放出される。
このウレタン発泡物は、粘性を有しているため、第2図の如くキャビティ側部5b,5d側から塊状となって壁部3b,3cに向って進行する。そのため、キャビティエンド部5c,5e内のガス、エアもベントホール6を通って排出される。このようにして、キャビティエンド部5c,5e内もウレタン発泡物で充満される。その後、ウレタン発泡物が硬化(キュア)した後、型開きして脱型する。
これにより、第3図に示したバックパッド20が得られる。このバックパッド20の背面には不織布10が一体に付着している。バックパッド20の前面には、表皮吊込溝21が設けられ、上端面にはヘッドレスト挿入孔22が設けられている。バックパッド20の前面の下部23は、乗員の腰が当たる部分であり、中部24は背面が当たる部分であり、上部25は肩が当たる部分である。
この実施の形態の金型1では、ベントホール6に連通する通気孔を有した付設部材7が壁部3b,3cの外面に取り付けられている。そのため、ベントホール6から付設部材7の通気孔を介して流出するガスの流通抵抗が大きく、ガスがベントホール6から勢いよく流出することがない。そのため、キャビティ内で発泡している樹脂は、キャビティエンド部5c,5e内に残留するガスから反圧を受け、キャビティ内をキャビティメイン部5a、キャビティ側部5b,5d及びキャビティエンド部5c,5eを順次に埋めるように徐々に膨張する。この結果、キャビティ内の全体が十分にウレタンで充填されるようになり、欠肉などの無いバックパッド成形品を成形することができる。
なお、このベントホール6に連なる付設部材7の通気孔の少なくとも一部の通路断面積をベントホール6の通路断面積よりも小さくしているので、キャビティからのガスの流出速度を抑制することができる。
このベントホール6のキャビティ側を不織布10で覆っている。ベントホール6からのガスの流出速度が小さいので、ウレタンがベントホール6近傍の不織布10を透過してベントホール6内にまで入り込むのを防止することができる。
この実施の形態では、不織布10を中子型3に保持させており、この不織布10の末端側を壁部3b,3cに沿って立ち上げてキャビティ6を覆うようにしているので、不織布10をキャビティ面に取り付けるためのピンが不要であり、金型の構造が簡易である。
この金型1にあっては、前述の通り、ウレタンは発泡を開始し、キャビティメイン部5aからキャビティ側部5b,5dを通って上昇し、キャビティエンド部5c,5e内を充満させるように発泡する。そして、キャビティ側部5b,5dから最も離隔した壁部3b,3cの縦面にベントホール6を配置しているので、キャビティエンド部5c,5e内にガスやエアを残留させることなく、キャビティエンド部5c,5e内の全体にウレタンを充満することができる。このため、欠肉などの欠陥のないバックパッド20を成形することができる。
なお、不織布10にウレタンが染み込んで不織布10が硬化したとしても、この不織布10はバックパッド20の背面側となり、バックボード等によって隠れるようになるので、シートバックの意匠性に影響はない。
本実施の形態では、発泡倍率は30〜60倍程度、発生ガス量はキャビティ容積の2〜10倍程度、キャビティ容積は10〜25L程度、付設部材7の直径は8〜20mm程度、付設部材7の通気孔の最小径は0.01〜0.5mm程度が好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
<別の実施の形態>
上記実施の形態ではバックパッドを成形しているが、本発明の金型によれば、バックパッドに限らず、各種の樹脂発泡成形体を成形することができる。樹脂としてもウレタン以外のものを用いることができる。
本発明では、キャビティ側部5dに臨む中子型上下方向部3d(第2図)にベントホールを設け、このベントホールに付設部材7を接続してもよい。
本発明では、端部部材9の孔の径を小さくしてキャビティからのガス流出量を絞るようにしてもよい。
実施の形態に係る金型の縦断面図である。 発泡成形途中の図1の金型の断面図である。 図1の金型で成形された車両用シートパッド(バックパッド)の縦断面図である。 従来例に係る金型を示す断面図である。 図4の金型を用いた発泡成形の途中を示す断面図である。
符号の説明
1,30 金型
2 下型
3 中子型
4 上型
5a キャビティメイン部
5b,5d キャビティ側部
5c,5e キャビティエンド部
6,31 ベントホール
7 付設部材
8 ホース
9 端部部材
10 不織布
20 バックパッド
21 表皮吊込溝
22 ヘッドレスト装入孔

Claims (9)

  1. 少なくとも上型及び下型に囲まれたキャビティを有する金型であって、
    該キャビティは、発泡樹脂原料が供給されるキャビティメイン部と、該キャビティメイン部で発泡を開始して膨張してきた樹脂が充填されるキャビティエンド部とを有する樹脂発泡成形用の金型において、
    該キャビティエンド部の縦面にベントホールが設けられていることを特徴とする金型。
  2. 請求項1において、該ベントホールに連通する通気孔を有した付設部材が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする金型。
  3. 請求項2において、該通気孔の少なくとも一部が前記ベントホールよりも通路断面積が小さくなっていることを特徴とする金型。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記ベントホールのキャビティ側が通気素材で覆われていることを特徴とする金型。
  5. 請求項4において、該通気素材が不織布、スラブ、プレスフェルト又はウレタン圧縮チップ材よりなることを特徴とする金型。
  6. 請求項4又は5において、金型は中子型を備えており、前記ベントホールは該中子型に設けられており、
    該中子型に前記通気素材が装着されていることを特徴とする金型。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、該金型は車両用シートパッドを成形するためのものであり、
    前記キャビティメイン部の上方に前記キャビティエンド部が配置され、該キャビティメイン部とキャビティエンド部とがキャビティ側部を介して連通しており、
    前記ベントホールは、該キャビティ側部と反対側の縦面に設けられていることを特徴とする金型。
  8. 請求項7において、前記ベントホールは、前記キャビティ側部から最も離隔した縦面に設けられていることを特徴とする金型。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の金型を用いた樹脂発泡成形品の成形方法。
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