JP2009272333A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理が煩雑になることなく、光感応領域に発生した電荷を高速に読み出すことが可能な固体撮像装置を提供すること。
【解決手段】固体撮像装置1は、複数の光電変換部3と、第1及び第2のシフトレジスタ9,13とを備えている。各光電変換部3は、光入射に応じて電荷を発生し且つ平面形状が二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成す光感応領域15と、光感応領域15に対して光感応領域15の平面形状を成す長辺に平行な所定の方向に沿って高くされた電位勾配を形成する電位勾配形成領域17と、を有している。複数の光電変換部3は、上記所定の方向に交差する方向に沿うように併置されている。第1及び第2のシフトレジスタ9,13は、複数の光電変換部3からそれぞれ転送された電荷を取得し、上記所定の方向に交差する方向に転送して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置に関する。
固体撮像装置として、光入射に応じて電荷を発生し且つ平面形状が二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成す光感応領域をそれぞれ有する複数の光電変換部が、一次元方向(光感応領域の短辺方向に沿う方向)にアレイ状に配置されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような固体撮像装置は、従来より様々な用途に用いられているが、特に、分光器の光検出手段として広く用いられている。
特開2005−164363号公報
しかしながら、特許文献1に記載の固体撮像装置は、以下の問題点を有している。特許文献1に記載の固体撮像装置では、光感応領域に発生した電荷は、光感応領域の短辺側から読み出されることとなる。このため、発生した電荷は光感応領域の長辺方向に移動する必要があり、その移動距離が長くなってしまう。この結果、発生した電荷を高速に読み出すことが困難となる。
また、特許文献1に記載の固体撮像装置では、光感応領域の一対の短辺それぞれに隣接して、電荷を蓄積するディフュージョン領域及び当該ディフュージョン領域に生じた電圧信号を増幅して出力するアンプ領域が配置されている。すなわち、特許文献1に記載の固体撮像装置では、光感応領域の各短辺に隣接して配置された一対のアンプ領域からそれぞれ信号が出力されるため、一次元画像を得るための信号処理が必要となり、画像処理が煩雑となる懼れがある。
そこで、本発明の課題は、画像処理が煩雑になることなく、光感応領域に発生した電荷を高速に読み出すことが可能な固体撮像装置を提供することである。
本発明に係る固体撮像装置は、光入射に応じて電荷を発生し且つ平面形状が二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成す光感応領域と、光感応領域に対して光感応領域の平面形状を成す長辺に平行な所定の方向に沿って高くされた電位勾配を形成する電位勾配形成領域と、をそれぞれ有すると共に、所定の方向に交差する方向に沿うように併置された複数の光電変換部と、複数の光電変換部からそれぞれ転送された電荷を取得し、所定の方向に交差する方向に転送して出力する第1及び第2の電荷出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る固体撮像装置では、各光電変換部において、電位勾配形成領域により上記所定の方向に沿って高くされた電位勾配が形成されるので、光感応領域に発生した電荷は、形成された電位勾配によるポテンシャルの傾斜に沿っていずれかの短辺側に移動する。これにより、電荷の移動速度は、電位勾配(ポテンシャルの傾斜)に支配されることとなり、電荷の読出し速度が高速化する。
また、本発明では、複数の光電変換部から転送された電荷は、第1又は第2の電荷出力部により取得されて所定の方向に交差する上記方向に転送されて出力される。この結果、本発明によれば、従来の技術にて必要とされるような一次元画像を得るための信号処理をあらためて実行する必要はなく、画像処理の煩雑化を防ぐことができる。
ところで、本発明では、光感応領域は、平面形状が二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成している。このため、光感応領域における飽和電荷量が大きい。
本発明では、電位勾配形成領域は、上記所定の方向として、光感応領域の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう第1の方向に沿って高くされた電位勾配を形成し、第1及び第2の電荷出力部は、光感応領域の平面形状を成す他方の短辺側に配置されており、光電変換部にそれぞれ対応し且つ各光電変換部と第1の電荷出力部との間に配置され、対応する光電変換部の光感応領域からの電荷を第1の電荷出力部へ転送する複数の第1の転送部と、光電変換部にそれぞれ対応し且つ各第1の電荷出力部と第2の電荷出力部との間に配置され、第1の電荷出力部に転送された電荷を第2の電荷出力部へ転送する複数の第2の転送部と、を更に備えていることが好ましい。
この場合、電位勾配形成領域により上記第1の方向に沿って高くされた電位勾配が形成されるので、光感応領域に発生した電荷は、形成された電位勾配によるポテンシャルの傾斜に沿って他方の短辺側に移動する。他方の短辺側に移動した電荷は、第1の転送部に取得されて、第1の方向に転送される。そして各第1の転送部から転送された電荷は、第1の電荷出力部により、第1の方向に交差する方向に転送されて出力される。また、第2の転送部により、第1の電荷出力部に蓄積されている電荷は、第1の方向に転送される。そして各第2の転送部から転送された電荷は、第2の電荷出力部により、第1の方向に交差する方向に転送されて出力される。
また、本発明では、電位勾配形成領域は、上記所定の方向として、光感応領域の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう第1の方向及び光感応領域の平面形状を成す他方の短辺側から一方の短辺側に向かう第2の方向のいずれかの方向に沿って高くされた電位勾配を選択的に形成し、第1の電荷出力部は、光感応領域の平面形状を成す一方の短辺側に配置され、第2の電荷出力部は、光感応領域の平面形状を成す他方の短辺側に配置されており、光電変換部にそれぞれ対応し且つ各光電変換部と第1の電荷出力部との間に配置され、対応する光電変換部の光感応領域からの電荷を第1の電荷出力部へ転送する複数の第1の転送部と、光電変換部にそれぞれ対応し且つ各光電変換部と第2の電荷出力部との間に配置され、対応する光電変換部の光感応領域からの電荷を第2の電荷出力部へ転送する複数の第2の転送部と、を更に備えていることが好ましい。
電位勾配形成領域により上記第2の方向に沿って高くされた電位勾配が形成されると、光感応領域に発生した電荷は、形成された電位勾配によるポテンシャルの傾斜に沿って一方の短辺側に移動する。一方の短辺側に移動した電荷は、第1の転送部に取得されて、第2の方向に転送される。そして各第1の転送部から転送された電荷は、第1の電荷出力部により、第1の方向に交差する方向に転送されて出力される。電位勾配形成領域により上記第1の方向に沿って高くされた電位勾配が形成されると、光感応領域に発生した電荷は、形成された電位勾配によるポテンシャルの傾斜に沿って他方の短辺側に移動する。他方の短辺側に移動した電荷は、第2の転送部に取得されて、第1の方向に転送される。そして各第2の転送部から転送された電荷は、第2の電荷出力部により、第2の方向に交差する方向に転送されて出力される。
更に、本発明では、第2の電荷出力部は、第1の期間にわたって光電変換部にて発生した電荷を複数の第2の転送部から取得して、所定の方向に交差する方向に転送して出力し、第1の電荷出力部は、第1の期間より短い第2の期間にわたって光電変換部にて発生した電荷を複数の第1の転送部から取得して、所定の方向に交差する方向に転送して出力することが好ましい。
第1の期間にわたって光電変換部にて発生した電荷を蓄積すると、露光時間が比較的長くなることから、強い入射光は、信号が飽和するために適切に検出することが困難となるが、弱い入射光は、十分大きな信号として検出される。一方、第2の期間にわたって光電変換部にて発生した電荷を蓄積すると、露光時間が比較的短くなることから、弱い入射光は、信号が微弱となるため、信号として十分に検出することが困難となるが、強い入射光は、飽和することなく、信号として適切に検出される。このように、入射光の強さに関わらず、入射光が信号として適切に検出されることとなり、実効的なダイナミックレンジが大きくなる。
なお、本発明では、第1及び第2の電荷出力部を備えていることから、第2の期間にわたって光電変換部にて発生した電荷の転送と第1の期間にわたって光電変換部にて発生した電荷の転送とが、互いに障害となることはない。
本発明によれば、画像処理が煩雑になることなく、光感応領域に発生した電荷を高速に読み出すことが可能な固体撮像装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す図である。図2は、図1におけるII−II線に沿った断面構成を説明するための図である。
第1実施形態に係る固体撮像装置1は、複数の光電変換部3と、複数のバッファゲート部5と、複数の第1の転送部7と、第1の電荷出力部としての第1のシフトレジスタ9と、複数の第2の転送部11と、第2の電荷出力部としての第2のシフトレジスタ13と、を備えている。固体撮像装置1は、分光器の光検出手段として用いることができる。
各光電変換部3は、光感応領域15と、電位勾配形成領域17と、を有している。光感応領域15は、光の入射に感応して、入射光強度に応じた電荷を発生する。電位勾配形成領域17は、光感応領域15に対して、光感応領域15の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう第1の方向(光感応領域15の長辺方向に沿う方向)に沿って高くされた電位勾配を形成する。電位勾配形成領域17により、光感応領域15に発生した電荷は、光感応領域15の他方の短辺側から排出される。
光感応領域15の平面形状は、二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成している。複数の光電変換部3は、上記第1の方向に交差(例えば、直交)する方向に沿うように併置されて、一次元方向にアレイ状に配置されている。複数の光電変換部3は、光感応領域15の短辺方向に沿う方向に併置されている。本実施形態では、光感応領域15の長辺方向での長さは、例えば1mm程度に設定され、光感応領域15の短辺方向での長さは例えば24μm程度に設定されている。
各光感応領域15に対して、当該光感応領域15を光感応領域15の短辺方向に沿う方向に挟むようにして、アイソレーション領域18とオーバーフロードレイン(OFD)領域19とが配置されている。アイソレーション領域18は、光感応領域15の一方の長辺に隣接して、光感応領域15の長辺方向に沿う方向に伸びている。アイソレーション領域18は、アイソレーション領域18を挟んで隣り合う一対の光感応領域15を電気的に分離する。
オーバーフロードレイン領域19は、光感応領域15の他方の長辺に隣接して、光感応領域15の長辺方向に沿う方向に伸びている。オーバーフロードレイン領域19は、ゲートトランジスタにより構成されるオーバーフローゲート(OFG)を含み、光感応領域15にて当該光感応領域15の蓄積容量を超える電荷が発生した際に、蓄積容量を超えた分の電荷を排出する。これにより、蓄積容量を超えた光感応領域15から溢れた電荷が他の光感応領域15へ漏れ出すブルーミング等の不都合が防止される。
各バッファゲート部5は、光電変換部3にそれぞれ対応し且つ光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に配置されている。すなわち、複数のバッファゲート部5は、光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に、上記第1の方向に交差する方向(光感応領域15の短辺方向に沿う方向)に併置されている。バッファゲート部5は、光電変換部3(光感応領域15)と第1の転送部7とを仕切る。本実施形態では、バッファゲート部5には、電位勾配形成領域17によって光感応領域15から排出された電荷が蓄積される。隣り合うバッファゲート部5の間には、アイソレーション領域(図示せず)が配置されており、バッファゲート部5の間における電気的な分離を実現している。
各第1の転送部7は、バッファゲート部5にそれぞれ対応し且つバッファゲート部5と第1のシフトレジスタ9との間に配置されている。すなわち、複数の第1の転送部7は、光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に、上記第1の方向に交差する方向に併置されている。第1の転送部7は、バッファゲート部5に蓄積されている電荷を取得し、取得した電荷を第1の方向、すなわち第1のシフトレジスタ9に向けて転送する。隣り合う第1の転送部7の間には、アイソレーション領域(図示せず)が配置されており、第1の転送部7の間における電気的な分離を実現している。
第1のシフトレジスタ9は、複数の第1の転送部7に対して、各第1の転送部7と第1の方向に隣接して配置されている。すなわち、第1のシフトレジスタ9は、光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に配置されている。第1のシフトレジスタ9は、第1の転送部7からそれぞれ転送された電荷を受け取り、第1の方向に交差する上記方向に転送して、アンプ部23に順次出力する。第1のシフトレジスタ9から出力された電荷は、アンプ部23によって電圧に変換され、第1の方向に交差する上記方向に併置された光電変換部3(光感応領域15)毎の電圧として固体撮像装置1の外部に出力される。
各第2の転送部11は、バッファゲート部5にそれぞれ対応し且つ第1のシフトレジスタ9と第2のシフトレジスタ13との間に配置されている。すなわち、複数の第2の転送部11は、光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に、上記第1の方向に交差する方向に併置されている。第2の転送部11は、対応する第1のシフトレジスタ9の領域に蓄積された電荷を取得し、取得した電荷を第1の方向、すなわち第2のシフトレジスタ13に向けて転送する。隣り合う第2の転送部11の間には、アイソレーション領域(図示せず)が配置されており、第2の転送部11の間における電気的な分離を実現している。
第2のシフトレジスタ13は、複数の第2の転送部11に対して、各第2の転送部11と第1の方向に隣接して配置されている。すなわち、第2のシフトレジスタ13は、第1のシフトレジスタ9と同じく、光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に配置されている。第2のシフトレジスタ13は、第2の転送部11からそれぞれ転送された電荷を受け取り、第1の方向に交差する上記方向に転送して、アンプ部23に順次出力する。第2のシフトレジスタ13から出力された電荷は、アンプ部23によって電圧に変換され、第1の方向に交差する上記方向に併置された光電変換部3(光感応領域15)毎の電圧として固体撮像装置1の外部に出力される。
複数の光電変換部3、複数のバッファゲート部5、複数の第1の転送部7、第1のシフトレジスタ9、複数の第2の転送部11、及び第2のシフトレジスタ13は、図2に示されるように、半導体基板30上に形成される。半導体基板30は、半導体基板30の基体となるp型半導体層31と、p型半導体層31の一方面側に形成されたn型半導体層32,33,35,37,39、n型半導体層34,36,38,40、及びp型半導体層41と、を含んでいる。なお、本実施形態では、半導体としてSiを用いており、「高不純物濃度」とは例えば不純物濃度が1×1017cm−3程度以上のことであって、「+」を導電型に付けて示し、「低不純物濃度」とは不純物濃度が1×1015cm−3程度以下であって「−」を導電型に付けて示すものとする。n型不純物としては砒素などがあり、p型不純物としては硼素などがある。
p型半導体層31とn型半導体層32とはpn接合を形成しており、n型半導体層32により、光の入射により電荷を発生する光感応領域15が構成されることとなる。n型半導体層32は、平面視で、二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成している。n型半導体層32は、上記第1の方向(すなわち、n型半導体層32の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう、n型半導体層32の長辺方向に沿う方向)に交差する方向に沿うように併置されて、一次元方向にアレイ状に配置されている。各n型半導体層32は、n型半導体層32の短辺方向に沿う方向に併置されている。上記アイソレーション領域19は、p型半導体層により構成できる。
n型半導体層32に対して、一対の電極51,52が配置されている。一対の電極51,52は、光を透過する材料、例えば、ポリシリコン膜からなり、絶縁層(図示せず)を介してn型半導体層32上に形成されている。一対の電極51,52により、電位勾配形成領域17が構成されることとなる。電極51,52は、上記第1の方向に交差する方向に沿うように併置されている複数のn型半導体層32にわたるように、上記第1の方向に交差する方向に連続して伸びて形成されていてもよい。もちろん、電極51,52は、n型半導体層32ごとに形成されていてもよい。
電極51は、いわゆる抵抗性ゲートを構成しており、n型半導体層32の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう方向(上記第1の方向)に伸びて形成されている。電極51は、両端に定電位差を与えることにより、当該電極51の第1の方向での電気抵抗成分に応じた電位勾配、すなわち上記第1の方向に沿って高くされた電位勾配を形成する。電極51の一端には制御回路(図示せず)から信号MGLが与えられ、電極51の他端及び電極52には制御回路(図示せず)から信号MGHが与えられる。信号MGLがLレベルであると共にMGHがHレベルであると、n型半導体層32において上記第1の方向に沿って高くされる電位勾配が形成されるようになっている。
電極52と第1の方向に隣接して、電極53が配置されている。電極53は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層33に形成されている。n型半導体層33は、n型半導体層32の平面形状を成す他方の短辺側に配置されている。電極53は、例えば、ポリシリコン膜からなる。電極53には、制御回路(図示せず)から信号BGが与えられる。電極53及び電極53下のn型半導体層33によって、バッファゲート部5が構成されることとなる。
電極53と第1の方向に隣接して、転送電極54,55が配置されている。転送電極54,55は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層34及びn型半導体層35上にそれぞれ形成されている。n型半導体層34及びn型半導体層35は、n型半導体層33と第1の方向に隣接して配置されている。転送電極54,55は、例えば、ポリシリコン膜からなる。転送電極54,55には、制御回路(図示せず)から信号TG1が与えられる。転送電極54,55及び転送電極54,55下のn型半導体層34及びn型半導体層35によって、第1の転送部7が構成されることとなる。
転送電極55と第1の方向に隣接して、一対の転送電極56,57が配置されている。転送電極56,57は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層36及びn型半導体層37上にそれぞれ形成されている。n型半導体層36及びn型半導体層37は、n型半導体層35と第1の方向に隣接して配置されている。転送電極56,57は、例えば、ポリシリコン膜からなる。転送電極56,57には、制御回路(図示せず)から信号P1H1等が与えられる。転送電極56,57及び転送電極56,57下のn型半導体層36及びn型半導体層37によって、第1のシフトレジスタ9が構成されることとなる。
転送電極57と第1の方向に隣接して、転送電極58が配置されている。転送電極58は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層38上に形成されている。n型半導体層38は、n型半導体層37と第1の方向に隣接して配置されている。転送電極58は、例えば、ポリシリコン膜からなる。転送電極58には、制御回路(図示せず)から信号TG2が与えられる。転送電極58及び転送電極58下のn型半導体層38によって、第2の転送部11が構成されることとなる。
転送電極58と第1の方向に隣接して、転送電極59が配置されている。転送電極59は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層40及びn型半導体層39上に形成されている。n型半導体層40は、n型半導体層38と第1の方向に隣接して配置されている。n型半導体層39は、n型半導体層40と第1の方向に隣接して配置されている。転送電極59は、例えば、ポリシリコン膜からなる。転送電極59には、制御回路(図示せず)から信号P1H2等が与えられる。転送電極59並びに転送電極59下のn型半導体層40及びn型半導体層39によって、第2のシフトレジスタ13が構成されることとなる。
型半導体層41は、n型半導体層32,33,35,37,39及びn型半導体層34,36,38,40を、半導体基板30の他の部分から電気的に分離している。上述した各絶縁層は、光を透過する材料、例えば、シリコン酸化膜からなる。n型半導体層32を除く、n型半導体層33,35,37,39、n型半導体層34,36,38,40(バッファゲート部5、第1の転送部7、第1のシフトレジスタ9、第2の転送部11、及び第2のシフトレジスタ13)は、不要な電荷が生じるのを防ぐために、遮光部材を配置するなどして、遮光されていることが好ましい。
続いて、図3及び図4に基づいて、固体撮像装置1における動作を説明する。図3は、本実施形態に係る固体撮像装置1において、電極51〜59に入力される各信号MGL,MGH,BG,TG1,P1H1,TG2,P1H2のタイミングチャートである。図4(a)〜(e)は、図3における各時刻t1〜t5での電荷の蓄積及び排出動作を説明するためのポテンシャル図である。
ところで、n型の半導体では正にイオン化したドナーが存在し、p型の半導体では負にイオン化したアクセプターが存在する。半導体におけるポテンシャルは、p型よりもn型の方が高くなる。換言すれば、エネルギーバンド図におけるポテンシャルは、下向きがポテンシャルの正方向となるため、n型の半導体におけるポテンシャルは、エネルギーバンド図においてはp型の半導体のポテンシャルよりも深くなり(高くなり)、エネルギー準位は低くなる。また、各電極に正電位を印加すると、電極直下の半導体領域のポテンシャルが深くなる(正方向に大きくなる)。各電極に印加される正電位の大きさを小さくすると、対応する電極直下の半導体領域のポテンシャルが浅くなる(正方向に小さくなる)。
図3に示されるように、時刻t1にて、信号MGL,MGH,TG1,P1H1,TG2,P1H2がLレベルであり、信号BGがHレベルであると、n型半導体層33のポテンシャルφ33はn型半導体層34のポテンシャルφ34より深いことから、ポテンシャルφ32,φ33の井戸が形成されている(図4(a)参照)。この状態で、n型半導体層32に光が入射して電荷が発生していると、発生した電荷は、ポテンシャルφ32,φ33の井戸内に蓄積される。ポテンシャルφ32,φ33には、電荷量QLが蓄積されている。
時刻t2にて、信号MGHがHレベルであると、n型半導体層32において上記第1の方向に沿って高くされる電位勾配が形成されており、ポテンシャルφ32はn型半導体層33側に向けて深くなるように傾斜し、ポテンシャルφ32の勾配が形成されている(図4(b)参照)。同じく、時刻t2にて、信号TG1がHレベルであると、n型半導体層34及びn型半導体層35の各ポテンシャルφ34,φ35が深くなり、ポテンシャルφ35の井戸が形成されている。ポテンシャルφ32の井戸内に蓄積されていた電荷は、図5にも示されるようにポテンシャルφ32の勾配に沿って移動し、ポテンシャルφ33の井戸に蓄積されていた電荷と共に、ポテンシャルφ35の井戸内に転送される。ポテンシャルφ35には、電荷量QLが蓄積されている。
時刻t3にて、信号TG1がLレベルであると、ポテンシャルφ34,φ35は浅くなる。これにより、テンシャルφ32,φ33の井戸が形成される。このとき、ポテンシャルφ32の勾配が形成された状態が維持されており、発生した電荷がポテンシャルφ33の井戸内に蓄積される。ポテンシャルφ32には、電荷量QLが蓄積されている(図4(c)参照)。また、時刻t3にて、信号P1H1がHレベルであると、n型半導体層36及びn型半導体層37の各ポテンシャルφ36,φ37は深くなり、ポテンシャルφ37の井戸が形成されている。ポテンシャルφ35の井戸内に蓄積されていた電荷はポテンシャルφ37の井戸内に転送される。ポテンシャルφ37には、電荷量QLが蓄積されている。
時刻t4にて、信号TG1がHレベルであると共に、信号P1H1がLレベルであると、ポテンシャルφ35の井戸が形成されている(図4(d)参照)。これにより、ポテンシャルφ33の井戸内に蓄積されていた電荷はポテンシャルφ35の井戸内に転送される。ポテンシャルφ35には、電荷量QLが蓄積されている。
同じく、時刻t4にて、信号TG2,P1H2がHレベルであると、n型半導体層38,40及びn型半導体層39の各ポテンシャルφ38,φ40,φ39が深くなり、ポテンシャルφ39の井戸が形成されている。ポテンシャルφ37の井戸内に蓄積されていた電荷は、ポテンシャルφ39の井戸内に転送される。ポテンシャルφ39には、電荷量QLが蓄積されている。この後、電荷量QLの電荷は、電荷転送期間TP1の間において、上記第1の方向に交差する方向に順次転送されて、アンプ部23に出力されることとなる。図3での図示は省略するが、電荷転送期間TP1では、電荷量QLを上記第1の方向に交差する方向に転送するための信号が信号P1H2等として与えられる。
時刻t5にて、信号MGHがLレベルであると共に信号TG1がLレベルであると、時刻t1と同じく、ポテンシャルφ32の勾配が無くなると共に、ポテンシャルφ32,φ33の井戸が形成されている(図4(e)参照)。これにより、時刻t1と同じく、発生した電荷がポテンシャルφ32,φ33の井戸内に蓄積される。同じく、時刻t5にて、信号P1H1がHレベルであると、時刻t3と同じく、ポテンシャルφ37の井戸が形成されている。ポテンシャルφ35の井戸内に蓄積されていた電荷はポテンシャルφ37の井戸内に転送される。ポテンシャルφ37には、電荷量QLが蓄積されている。この後、電荷量QLの電荷は、電荷転送期間TP2の間において、上記第1の方向に交差する方向に順次転送されて、アンプ部23に出力されることとなる。図3での図示は省略するが、電荷転送期間TP2では、電荷量QLを上記第1の方向に交差する方向に転送するための信号が信号P1H1等として与えられる。
以上のように、本実施形態では、光感応領域15の平面形状が、二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成している。この場合、光感応領域15の長辺方向での長さを大きくすることが可能となり、各光感応領域15での飽和電荷量を大きくして、SN比の向上を図ることができる。
そして、複数の光電変換部3は、上記第1の方向に交差する上記第1の方向に交差する方向に沿うように併置されて、一次元方向にアレイ状に配置されている。本実施形態では、複数の光電変換部3は、光感応領域15の短辺方向に沿う方向に併置されている。各光電変換部3において、電極51により上記第1の方向に沿って高くされた電位勾配が形成されるので、光感応領域15に発生した電荷は、形成された電位勾配によるポテンシャルの傾斜に沿って他方の短辺側に移動する。これにより、電荷の移動速度は、電位勾配(ポテンシャルの傾斜)に支配されることとなり、電荷の読出し速度が高速化する。
他方の短辺側に移動した電荷は、バッファゲート部5に蓄積される。バッファゲート部5に蓄積された電荷は、第1の転送部7に取得されて、第1の方向に転送される。そして各第1の転送部7から転送された電荷は、第1のシフトレジスタ9により、上記第1の方向に交差する方向に転送されて出力される。また、第2の転送部11により、第1のシフトレジスタ9に蓄積されている電荷は、第1の方向に転送される。そして各第2の転送部11から転送された電荷は、第2のシフトレジスタ13により、上記第1の方向に交差する方向に転送されて出力される。複数の光電変換部3から転送された電荷は、第1又は第2のシフトレジスタ9,13により取得されて上記第1の方向に交差する方向に転送される。この結果、固体撮像装置1においては、一次元画像を得るための信号処理をあらためて実行する必要はなく、画像処理の煩雑化を防ぐことができる。
本実施形態では、光感応領域15は、平面形状が二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成している。この結果、光感応領域15における飽和電荷量が大きい。
本実施形態では、第1の期間(図3における期間T1)にわたって光電変換部3(光感応領域15)にて発生した電荷(電荷量QL)と、第1の期間T1より短い第2の期間(図3における期間T2)にわたって光電変換部3(光感応領域15)にて発生した電荷(電荷量QL)と、を連続して交互に出力している。すなわち、本実施形態では、第1の期間T1と第2の期間T2との和を一つの読出し周期として、光電変換部3にて発生した電荷が蓄積されて、出力されることとなる。すなわち、本実施形態では、第1の期間にわたって光電変換部3にて発生した電荷が電荷転送期間TP1において読み出され、第2の期間にわたって光電変換部3にて発生した電荷が電荷転送期間TP2において読み出されることとなる。本実施形態では、第1の期間T1は、例えば9.99ms程度に設定され、第2の期間T2は例えば10μs程度に設定され、第1の期間T1が第2の期間T2の略1000倍とされている。
第1の期間T1が9.99msに設定され、第2の期間T2が10μsに設定されている場合、第1の期間T1にわたって光電変換部3にて発生した電荷量が飽和しているときには、第2の期間T2にわたって光電変換部3にて発生した電荷量に基づく出力を1000倍して、固体撮像装置1の出力としてもよい。また、第1の期間T1にわたって光電変換部3にて発生した電荷量が飽和していないときには、第1の期間T1にわたって光電変換部3にて発生した電荷量と第2の期間T2にわたって光電変換部3にて発生した電荷量との和に基づく出力を固体撮像装置1の出力としてもよい。
第1の期間T1にわたって光電変換部3にて発生した電荷を蓄積すると、露光時間が比較的長くなることから、強い入射光は、信号が飽和するために適切に検出することが困難となるが、弱い入射光は、十分大きな信号として検出される。一方、第2の期間T2にわたって光電変換部3にて発生した電荷を蓄積すると、露光時間が比較的短くなることから、弱い入射光は、信号が微弱となるため、信号として十分に検出することが困難となるが、強い入射光は、飽和することなく、信号として適切に検出される。このように、固体撮像装置1では、入射光の強さに関わらず、入射光が信号として適切に検出されることとなり、実効的なダイナミックレンジが大きくなる。
本実施形態では、固体撮像装置1は第1又は第2のシフトレジスタ9,13を備えている。これにより、第2の期間T2にわたって光電変換部3にて発生した電荷の転送と第1の期間T1にわたって光電変換部3にて発生した電荷の転送とが、互いに障害になることはない。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す図である。図7は、図6におけるVII−VII線に沿った断面構成を説明するための図である。
第2実施形態に係る固体撮像装置61は、複数の光電変換部3と、複数の第1のバッファゲート部62と、複数の第1の転送部63と、第1の電荷出力部としての第1のシフトレジスタ65と、複数の第2のバッファゲート部66と、複数の第2の転送部67と、第2の電荷出力部としての第2のシフトレジスタ69と、を備えている。固体撮像装置61も、上述した固体撮像装置1と同様に、分光器の光検出手段として用いることができる。
各光電変換部3は、光感応領域15と、電位勾配形成領域17と、を有している。電位勾配形成領域17は、光感応領域15に対して、光感応領域15の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう第1の方向及び光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側から一方の短辺側に向かう第2の方向のうちいずれかの方向に沿って高くされた電位勾配を選択的に形成する。上記第1及び第2の方向は、光感応領域15の長辺方向に沿う方向である。電位勾配形成領域17により、光感応領域15に発生した電荷は、光感応領域15の他方の短辺側又は一方の短辺側から排出される。
各第1のバッファゲート部62は、光電変換部3にそれぞれ対応し且つ光感応領域15の平面形状を成す一方の短辺側に配置されている。すなわち、複数の第1のバッファゲート部62は、光感応領域15の平面形状を成す一方の短辺側に、上記第1及び第2の方向に交差する第3の方向(光感応領域15の短辺方向に沿う方向)に併置されている。第1のバッファゲート部62は、光電変換部3(光感応領域15)と第1の転送部63とを仕切る。本実施形態では、第1のバッファゲート部62には、電位勾配形成領域17によって光感応領域15から排出された電荷が蓄積される。隣り合う第1のバッファゲート部62の間には、アイソレーション領域(図示せず)が配置されており、第1のバッファゲート部62の間における電気的な分離を実現している。
各第1の転送部63は、第1のバッファゲート部62にそれぞれ対応し且つ対応する第1のバッファゲート部62と第2の方向に隣接して配置されている。すなわち、複数の第1の転送部63も、光電変換部3にそれぞれ対応すると共に、光感応領域15の平面形状を成す一方の短辺側に、上記第3の方向に併置されている。第1の転送部63は、電位勾配形成領域17によって光感応領域15から排出された電荷を第1のバッファゲート部62から取得し、取得した電荷を第2の方向に転送する。隣り合う第1の転送部63の間には、アイソレーション領域(図示せず)が配置されており、第1の転送部63の間における電気的な分離を実現している。
第1のシフトレジスタ65は、複数の第1の転送部63に対して、各第1の転送部63と第2の方向に隣接して配置されている。すなわち、第1のシフトレジスタ65は、光感応領域15の平面形状を成す一方の短辺側に配置されている。第1のシフトレジスタ65は、第1の転送部63からそれぞれ転送された電荷を受け取り、上記第3の方向に転送して、アンプ部23に順次出力する。第1のシフトレジスタ65から出力された電荷は、アンプ部23によって電圧に変換され、上記第3の方向に併置された光電変換部3(光感応領域15)毎の電圧として固体撮像装置61の外部に出力される。
各第2のバッファゲート部66は、光電変換部3にそれぞれ対応し且つ光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に配置されている。すなわち、複数の第2のバッファゲート部66は、光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に、上記第3の方向に併置されている。第2のバッファゲート部66は、光電変換部3(光感応領域15)と第2の転送部67とを仕切る。本実施形態では、第2のバッファゲート部66には、電位勾配形成領域17によって光感応領域15から排出された電荷が蓄積される。隣り合う第2のバッファゲート部66の間には、アイソレーション領域(図示せず)が配置されており、第2のバッファゲート部66の間における電気的な分離を実現している。
各第2の転送部67は、第2のバッファゲート部66にそれぞれ対応し且つ対応する第2のバッファゲート部66と第1の方向に隣接して配置されている。すなわち、複数の第2の転送部67も、光電変換部3にそれぞれ対応すると共に、光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に、上記第3の方向に併置されている。第2の転送部67は、電位勾配形成領域17によって光感応領域15から排出された電荷を第2のバッファゲート部66から取得し、取得した電荷を第1の方向に転送する。隣り合う第2の転送部67の間には、アイソレーション領域(図示せず)が配置されており、第2の転送部67の間における電気的な分離を実現している。
第2のシフトレジスタ69は、複数の第2の転送部67に対して、各第2の転送部67と第1の方向に隣接して配置されている。すなわち、第2のシフトレジスタ69は、光感応領域15の平面形状を成す他方の短辺側に配置されている。第2のシフトレジスタ69は、第2の転送部67からそれぞれ転送された電荷を受け取り、上記第3の方向に転送して、アンプ部23に順次出力する。第2のシフトレジスタ69から出力された電荷は、アンプ部23によって電圧に変換され、上記第3の方向に併置された光電変換部3(光感応領域15)毎の電圧として固体撮像装置61の外部に出力される。
複数の光電変換部3、複数の第1のバッファゲート部62と、複数の第1の転送部63、第1のシフトレジスタ65、複数の第2のバッファゲート部66と、複数の第2の転送部67、及び第2のシフトレジスタ69は、図7に示されるように、半導体基板30上に形成される。半導体基板30は、p型半導体層31と、p型半導体層31の一方面側に形成されたn型半導体層81,82,83,85,86,87,89、n型半導体層84,88、及びp型半導体層41と、を含んでいる。
p型半導体層31とn型半導体層81とはpn接合を形成しており、n型半導体層81により、光の入射により電荷を発生する光感応領域15が構成されることとなる。n型半導体層81は、平面視で、二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成している。n型半導体層81は、上記第1の方向(すなわち、n型半導体層81の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう、n型半導体層32の長辺方向に沿う方向)に交差する方向に沿うように併置されて、一次元方向にアレイ状に配置されている。もちろん、n型半導体層81は、上記第2の方向(すなわち、n型半導体層81の平面形状を成す他方の短辺側から一方の短辺側に向かう、n型半導体層32の長辺方向に沿う方向)に交差する方向にも沿うように併置されている。各n型半導体層81は、n型半導体層81の短辺方向に沿う方向、すなわち上記第3の方向に併置されている。上記アイソレーション領域も、p型半導体層により構成できる。
各n型半導体層81に対して、一組の電極91〜93が配置されている。一組の電極91〜93は、光を透過する材料、例えば、ポリシリコン膜からなり、絶縁層(図示せず)を介してn型半導体層32上に形成されている。一組の電極91〜93により、電位勾配形成領域17が構成されることとなる。各電極91〜93は、第2の方向に交差する方向に沿うように併置されている複数のn型半導体層81にわたるように、第3の方向に連続して伸びて形成されていてもよい。もちろん、各電極91〜93は、n型半導体層81ごとに形成されていてもよい。
電極91は、いわゆる抵抗性ゲートを構成しており、n型半導体層81の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう方向(上記第1の方向)及び他方の短辺側から一方の短辺側に向かう方向(上記第2の方向)に伸びて形成されている。電極91は、両端に定電位差を与えることにより、当該電極91の第1又は第2の方向での電気抵抗成分に応じた電位勾配、すなわち上記第1又は第2の方向に沿って高くされた電位勾配を形成する。電極92は、電極91と第2の方向に隣接して配置されている。電極93は、電極91と第1の方向に隣接して配置されている。電極91の一端(一方の短辺側の端)及び電極92には制御回路(図示せず)から信号MG1が与えられ、電極91の他端(他方の短辺側の端)及び電極93には制御回路(図示せず)から信号MG2が与えられる。信号MG1がHレベルであると共に信号MG2がLレベルであると、n型半導体層81において上記第1の方向に沿って高くされる電位勾配が形成されるようになっている。信号MG1がLレベルであると共に信号MG2がHレベルであると、n型半導体層81において上記第2の方向に沿って高くされる電位勾配が形成されるようになっている。
電極92と第2の方向に隣接して、電極94が配置されている。電極94は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層82に形成されている。n型半導体層82は、n型半導体層81の平面形状を成す一方の短辺側に配置されている。電極94は、例えば、ポリシリコン膜からなる。電極94には、制御回路(図示せず)から信号BG2が与えられる。電極94及び電極94下のn型半導体層82によって、第1のバッファゲート部62が構成されることとなる。
電極94と第2の方向に隣接して、転送電極95が配置されている。転送電極95は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層83上に形成されている。n型半導体層83は、n型半導体層82と第2の方向に隣接して配置されている。転送電極95は、例えば、ポリシリコン膜からなる。転送電極95には、制御回路(図示せず)から信号TG2が与えられる。転送電極95及び転送電極95下のn型半導体層83によって、第1の転送部63が構成されることとなる。
転送電極95と第2の方向に隣接して、一対の転送電極96,97が配置されている。転送電極96,97は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層84及びn型半導体層85上にそれぞれ形成されている。n型半導体層84及びn型半導体層85はn型半導体層83と第2の方向に隣接して配置されている。転送電極96,97は、例えば、ポリシリコン膜からなる。転送電極96,97には、制御回路(図示せず)から信号P1H2等が与えられる。転送電極96,97及び転送電極96,97下のn型半導体層84及びn型半導体層85によって、第1のシフトレジスタ65が構成されることとなる。
電極93と第1の方向に隣接して、電極98が配置されている。電極98は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層86に形成されている。n型半導体層86は、n型半導体層81の平面形状を成す他方の短辺側に配置されている。電極98は、例えば、ポリシリコン膜からなる。電極98には、制御回路(図示せず)から信号BG1が与えられる。電極98及び電極98下のn型半導体層86によって、第2のバッファゲート部66が構成されることとなる。
電極98と第1の方向に隣接して、転送電極99が配置されている。転送電極99は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層87上に形成されている。n型半導体層87は、n型半導体層86と第1の方向に隣接して配置されている。転送電極99は、例えば、ポリシリコン膜からなる。転送電極99には、制御回路(図示せず)から信号TG1が与えられる。転送電極99及び転送電極99下のn型半導体層87によって、第2の転送部67が構成されることとなる。
転送電極99と第1の方向に隣接して、一対の転送電極100,101が配置されている。転送電極100,101は、絶縁層(図示せず)を介して、n型半導体層88及びn型半導体層89上にそれぞれ形成されている。n型半導体層88及びn型半導体層89は、n型半導体層87と第1の方向に隣接して配置されている。転送電極100,101は、例えば、ポリシリコン膜からなる。転送電極100,101には、制御回路(図示せず)から信号P1H1等が与えられる。転送電極100,101及び転送電極100,101下のn型半導体層88及びn型半導体層89によって、第2のシフトレジスタ69が構成されることとなる。
型半導体層41は、n型半導体層81,82,83,85,86,87,89及びn型半導体層84,88を、半導体基板30の他の部分から電気的に分離している。上述した各絶縁層は、光を透過する材料、例えば、シリコン酸化膜からなる。n型半導体層81を除く、n型半導体層81,82,83,85,86,87,89、n型半導体層84,88(第1のバッファゲート部62、第1の転送部63、第1のシフトレジスタ65、第2のバッファゲート部66、第2の転送部67、及び第2のシフトレジスタ69)は、不要な電荷が生じるのを防ぐために、遮光部材を配置するなどして、遮光されていることが好ましい。
続いて、図8及び図9に基づいて、固体撮像装置61における動作を説明する。図8は、本実施形態に係る固体撮像装置61において、電極91〜101に入力される各信号MG1,MG2,BG1,BG2,TG1,TG2,P1H1,P1H2のタイミングチャートである。図9(a)〜(f)は、図8における各時刻t1〜t6での電荷の蓄積及び排出動作を説明するためのポテンシャル図である。
図8に示されるように、時刻t1にて、信号MG1,BG1がHレベルであり、信号MG2,BG2,TG1,TG2,P1H1,P1H2がLレベルであると、n型半導体層81において上記第1の方向に沿って高くされる電位勾配が形成されており、ポテンシャルφ81はn型半導体層86側に向けて深くなるように傾斜し、ポテンシャルφ81の勾配が形成されている(図9(a)参照)。このとき、n型半導体層86のポテンシャルφ86はn型半導体層87のポテンシャルφ87より深いことから、ポテンシャルφ86の井戸が形成されている。この状態で、n型半導体層81に光が入射して電荷が発生していると、発生した電荷は、図5にも示されるようにポテンシャルφ81の勾配に沿って第1の方向に移動し、ポテンシャルφ81,φ86の井戸内に蓄積される。ポテンシャルφ81,φ86には、電荷量QLが蓄積されている。
時刻t2にて、信号TG1がHレベルであると、n型半導体層87のポテンシャルφ87が深くなり、ポテンシャルφ86,φ87の井戸が形成されている(図9(b)参照)。ポテンシャルφ86,φ87には、電荷量QLが蓄積されている。
時刻t3にて、信号MG1,BG1がLレベルであり、信号MG2,BG2がHレベルであると、n型半導体層81において上記第2の方向に沿って高くされる電位勾配が形成されており、ポテンシャルφ81はn型半導体層82側に向けて深くなるように傾斜し、ポテンシャルφ81の勾配が形成されている(図9(c)参照)。このとき、n型半導体層82のポテンシャルφ82はn型半導体層83のポテンシャルφ83より深いことから、ポテンシャルφ82の井戸が形成されている。この状態で、n型半導体層81に光が入射して電荷が発生していると、発生した電荷は、ポテンシャルφ81の勾配に沿って第2の方向に移動し、ポテンシャルφ82の井戸内に蓄積される。ポテンシャルφ82には、電荷量QLが蓄積されている。また、ポテンシャルφ86が浅くなることから、ポテンシャルφ87の井戸に電荷量QLの電荷が蓄積されている。
時刻t4にて、信号TG1がLレベルであると共に、信号P1H1がHレベルであると、ポテンシャルφ87が浅くなると共に、n型半導体層88及びn型半導体層89の各ポテンシャルφ88,φ89は深くなり、ポテンシャルφ89の井戸が形成されている(図9(d)参照)。ポテンシャルφ87の井戸内に蓄積されていた電荷はポテンシャルφ89の井戸内に転送される。ポテンシャルφ89には、電荷量QLが蓄積されている。この後、電荷量QLの電荷は、電荷転送期間TP1の間において、上記第3の方向に順次転送されて、アンプ部23に出力されることとなる。電荷転送期間TP1では、電荷量QLを第3の方向に転送するための信号が信号P1H1等として与えられる。
また、時刻t4にて、信号TG2がHレベルであると、n型半導体層83のポテンシャルφ83が深くなり、ポテンシャルφ82,φ83の井戸が形成されている(図9(d)参照)。ポテンシャルφ82,φ83には、電荷量QLが蓄積されている。
時刻t5にて、信号BG2がLレベルであると、ポテンシャルφ82が浅くなることから、ポテンシャルφ83の井戸に電荷量QLの電荷が蓄積されている(図9(e)参照)。
また、時刻t5にて、信号MG1,BG1がHレベルであると、時刻t1と同じく、ポテンシャルφ81の勾配(n型半導体層86側に向けて深くなるように傾斜した勾配)が形成されると共に、ポテンシャルφ86の井戸が形成されている。したがって、n型半導体層81に光が入射して電荷が発生していると、発生した電荷はポテンシャルφ81の勾配に沿って第1の方向に移動し、ポテンシャルφ86の井戸内に蓄積される。ポテンシャルφ86には、電荷量QLが蓄積されている。
時刻t6にて、信号P1H2がHレベルであると、n型半導体層84及びn型半導体層85の各ポテンシャルφ84,φ85は深くなり、ポテンシャルφ85の井戸が形成されている(図9(f)参照)。ポテンシャルφ83の井戸内に蓄積されていた電荷はポテンシャルφ85の井戸内に転送される。ポテンシャルφ85には、電荷量QLが蓄積されている。この後、電荷量QLの電荷は、電荷転送期間TP2の間において、上記第3の方向に順次転送されて、アンプ部23に出力されることとなる。電荷転送期間TP2では、電荷量QLを第3の方向に転送するための信号が信号P1H2等として与えられる。
また、時刻t6にて、信号P1H1がLレベルであると、各ポテンシャルφ88,φ89は浅くなる。このとき、ポテンシャルφ81の勾配が形成された状態が維持されているので、n型半導体層81に光が入射して電荷が発生していると、発生した電荷はポテンシャルφ81の勾配に沿って第1の方向に移動し、ポテンシャルφ86の井戸内に蓄積される。
以上のように、本実施形態では、各光電変換部3において、電極91により第1の方向又は第2の方向に沿って高くされた電位勾配が形成されるので、光感応領域15に発生した電荷は、形成された電位勾配によるポテンシャルの傾斜に沿って他方又は一方の短辺側に移動する。これにより、電荷の移動速度は、電位勾配(ポテンシャルの傾斜)に支配されることとなり、電荷の読出し速度が高速化する。
他方の短辺側に移動した電荷は、第2のバッファゲート部66に蓄積される。第2のバッファゲート部66に蓄積された電荷は、第2の転送部67に取得されて、第1の方向に転送される。そして各第2の転送部67から転送された電荷は、第2のシフトレジスタ69により、上記第3の方向に転送されて出力される。また、一方の短辺側に移動した電荷は、第1のバッファゲート部62に蓄積される。第1のバッファゲート部62に蓄積された電荷は、第1の転送部63に取得されて、第1の方向に転送される。そして各第1の転送部63から転送された電荷は、第1のシフトレジスタ65により、上記第3の方向に転送されて出力される。このように、複数の光電変換部3から転送された電荷は、第1又は第2のシフトレジスタ65,69により取得されて第3の方向に転送される。この結果、固体撮像装置61においては、一次元画像を得るための信号処理をあらためて実行する必要はなく、画像処理の煩雑化を防ぐことができる。
本実施形態においても、第1の期間(図8における期間T1)にわたって光電変換部3(光感応領域15)にて発生した電荷(電荷量QL)と、第2の期間(図3における期間T2)にわたって光電変換部3(光感応領域15)にて発生した電荷(電荷量QL)と、を連続して交互に出力している。この結果、第1実施形態と同じく、固体撮像装置61では、入射光の強さに関わらず、入射光が信号として適切に検出されることとなり、実効的なダイナミックレンジが大きくなる。
そして、固体撮像装置61は第1又は第2のシフトレジスタ65,69を備えているので、第2の期間T2にわたって光電変換部3にて発生した電荷の転送と第1の期間T1にわたって光電変換部3にて発生した電荷の転送とが、互いに障害になることはない。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
第1実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す図である。 図1におけるII−II線に沿った断面構成を説明するための図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置において、入力される各信号のタイミングチャートである。 図3における各時刻での電荷の蓄積及び排出動作を説明するためのポテンシャル図である。 光電変換部における電荷の移動を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す図である。 図6におけるVII−VII線に沿った断面構成を説明するための図である。 第2実施形態に係る固体撮像装置において、入力される各信号のタイミングチャートである。 図8における各時刻での電荷の蓄積及び排出動作を説明するためのポテンシャル図である。
符号の説明
1…固体撮像装置、3…光電変換部、5…バッファゲート部、7…第1の転送部、9…第1のシフトレジスタ、11…第2の転送部、13…第2のシフトレジスタ、15…光感応領域、17…電位勾配形成領域、23…アンプ部、61…固体撮像装置、62…第1のバッファゲート部、63…第1の転送部、65…第2のシフトレジスタ、66…第2のバッファゲート部、67…第2の転送部、69…第2のシフトレジスタ。

Claims (4)

  1. 光入射に応じて電荷を発生し且つ平面形状が二つの長辺と二つの短辺とによって形作られる略矩形状を成す光感応領域と、前記光感応領域に対して前記光感応領域の平面形状を成す長辺に平行な所定の方向に沿って高くされた電位勾配を形成する電位勾配形成領域と、をそれぞれ有すると共に、前記所定の方向に交差する方向に沿うように併置された複数の光電変換部と、
    前記複数の光電変換部からそれぞれ転送された電荷を取得し、前記所定の方向に交差する前記方向に転送して出力する第1及び第2の電荷出力部と、を備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記電位勾配形成領域は、前記所定の方向として、前記光感応領域の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう第1の方向に沿って高くされた電位勾配を形成し、
    前記第1及び第2の電荷出力部は、前記光感応領域の平面形状を成す他方の短辺側に配置されており、
    前記光電変換部にそれぞれ対応し且つ各前記光電変換部と前記第1の電荷出力部との間に配置され、対応する光電変換部の光感応領域からの電荷を前記第1の電荷出力部へ転送する複数の第1の転送部と、
    前記光電変換部にそれぞれ対応し且つ各前記第1の電荷出力部と前記第2の電荷出力部との間に配置され、前記第1の電荷出力部に転送された電荷を前記第2の電荷出力部へ転送する複数の第2の転送部と、を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記電位勾配形成領域は、前記所定の方向として、前記光感応領域の平面形状を成す一方の短辺側から他方の短辺側に向かう第1の方向及び前記光感応領域の平面形状を成す他方の短辺側から一方の短辺側に向かう第2の方向のいずれかの方向に沿って高くされた電位勾配を選択的に形成し、
    前記第1の電荷出力部は、前記光感応領域の平面形状を成す一方の短辺側に配置され、
    前記第2の電荷出力部は、前記光感応領域の平面形状を成す他方の短辺側に配置されており、
    前記光電変換部にそれぞれ対応し且つ各前記光電変換部と前記第1の電荷出力部との間に配置され、対応する光電変換部の光感応領域からの電荷を前記第1の電荷出力部へ転送する複数の第1の転送部と、
    前記光電変換部にそれぞれ対応し且つ各前記光電変換部と前記第2の電荷出力部との間に配置され、対応する光電変換部の光感応領域からの電荷を前記第2の電荷出力部へ転送する複数の第2の転送部と、を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第2の電荷出力部は、第1の期間にわたって前記光電変換部にて発生した電荷を前記複数の第2の転送部から取得して、前記所定の方向に交差する前記方向に転送して出力し、
    前記第1の電荷出力部は、前記第1の期間より短い第2の期間にわたって前記光電変換部にて発生した電荷を前記複数の第1の転送部から取得して、前記所定の方向に交差する前記方向に転送して出力することを特徴とする請求項2又は3に記載の固体撮像装置。
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