JP2009268830A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】X線コンピュータ断層撮影装置の架台ハウジング内部の冷却作用の効率化。
【解決手段】X線コンピュータ断層撮影装置は、略密閉構造を有する架台ハウジング1内部に回転自在に支持された回転体2と、回転体に設けられたX線管3と、回転体に設けられ、X線管内の冷媒を冷却するためのクーラー4と、回転体に設けられたX線検出器5と、X線検出器の出力に基づいて画像を再構成する再構成処理部と、架台ハウジングの内側であって、回転体の静止時のクーラーの排気口と対峙する位置に固定されるラジエーター6とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線照射によって被検体のX線断層像を得るX線コンピュータ断層撮影装置(CT(Computer Tomography))に係り、特にX線管およびX線検出器を有する架台内部の冷却技術に関する。
特許文献1には、回転体内部の各要素を壁で仕切り、各要素の雰囲気温度を個別に制御する方法が提案されている。
しかしながら架台ハウジングは外部と略密閉になっておらず、騒音や検査室内への排熱を抑制できる構造になっていない。
特許文献1はその図4に架台ハウジング内部に熱交換器を設けることを記載しているが、効率的な冷却作用を実現するための構造について記載していない。
特許文献2には、性能低下や故障の要因になり得る埃や塵が架台内に蓄積することを防止するための、架台ハウジング構造が提案されている。二重カバー構造となっているが、架台内部の空気を別の場所へとガイドするための構造となっておらず、架台ハウジングが外部と略密閉構造になっていない。
肉眼で見ることのできない患者内部の各臓器の断層あるいは3次元画像をほぼリアルタイムで表示できるX線コンピュータ断層撮影装置は、迅速且つ適切な医療行為が必要とされる最先端の医療分野において今や欠かせない重要な医療機器となっている。
その高度な臨床ニーズに応えるために、更に高性能化が進む一方で、ファン排気による騒音や、検査室内への放熱が問題となりつつある。即ち、架台内部で大量に発生した熱を外部に放出するための排気ファンの風量が増大するに伴い騒音も増大すれば、患者と医師の会話の妨げとなるだけでなく患者を不安にさせてしまう可能性がある。またX線管の排熱量は既に検査室の空調設備に大きな負担をかけるほどの量であり、これ以上の排熱は設置可能な場所を自ら制限してしまう結果となる。
しかしながらX線コンピュータ断層撮影装置は、複数の角度から得られたX線検出器信号を元に画像を構築する技術のため、大量の熱を発生させるX線管を回転体内部に搭載する必要があり、X線管のみを直接冷却することが困難である。従って一般的には回転体内部に搭載されたX線管冷却用クーラーからの排熱を一旦、回転体と架台ハウジングの間に放出し、それをさらに架台ハウジングにとりつけられた排気ファンによって検査室側に排出する方法がとられており、この構造のままでは騒音や検査室内への放熱を抑制することが困難であった。
特開2003−144425号公報 特開平10−234721号公報
本発明の目的は、X線コンピュータ断層撮影装置の架台ハウジング内部の効率的な冷却作用を実現することにある。
本発明のある局面は、略密閉構造を有する架台ハウジング内部に回転自在に支持された回転体と、前記回転体に設けられたX線管と、前記回転体に設けられ、前記X線管内の冷媒を冷却するためのクーラーと、前記被検体を透過したX線を検出する、前記回転体に設けられたX線検出器と、前記X線検出器の出力に基づいて画像を再構成する再構成処理部と、前記架台ハウジングの内側であって、前記回転体の静止時の前記クーラーの排気口と対峙する位置に固定されるラジエーターとを具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置を提供する。
本発明によれば、X線コンピュータ断層撮影装置の架台ハウジング内部を効率的に冷却することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。まず、X線コンピュータ断層撮影装置の基本的な構成について説明する。
図1には本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の架台の内部構造を、架台ハウジングの前カバーを取り外した状態で示している。架台100は、X線を発生するX線管3を有する。X線管3は、高電圧発生装置からスリップリング機構を経由して管電圧の印加及びフィラメント電流の供給を受け、X線を発生する。X線管3は、回転軸RAを中心に回転自在に支持される回転体2に、X線検出器5とともに搭載される。架台回転駆動部は、回転体2を回転駆動するために設けられる。X線検出器5は、回転軸RAをはさんでX線管3に対向する。回転軸RAを中心として円筒形状の撮影領域が設けられ、撮影領域内に被検体が設置される。X線検出器5は、X線管3から??被検体を透過したX線を検出する。X線検出器5は、マルチスライス型または2次元アレイ型のX線検出器である。すなわち、X線検出器5は、回転軸RAにそって並列される複数のX線検出素子列を有する。各X線検出素子列は、回転軸RAに直交する方向にそって一列に配列された複数のX線検出素子を有する。
X線検出器5の出力は、チャンネルごとにデータ収集回路(DAS)によって増幅され、ディジタル信号に変換され、そして例えば非接触型のデータ伝送装置を介して前処理装置に送られ、そこで感度補正等の補正処理を受け、再構成処理の直前段階にあるいわゆる投影データとして投影データ記憶装置に記憶される。スキャンコントローラは、データ収集(スキャン)のために、架台回転駆動部、高電圧発生装置、データ収集回路等を制御する。再構成処理部は、X線管3が360°又は180°+ファン角を移動する間に収集した投影データセットに基づいて断層画像のデータを再構成する。
次に架台100の構造について説明する。架台100は、架台ハウジング1を有する。架台ハウジング1は、外部に対して略密閉構造を有する。架台ハウジング1は、その内部に、X線管3、X線管3の冷却用クーラー4、X線検出器5等を収容する。クーラー4は、X線管3及びX線検出器5とともに、略円筒形状の回転体2の内側に取り付けられる。架台ハウジング1のサイドカバー101の内面には、ラジエーター6が固定される。ラジエーター6には、ラジエーター6の空気通流を強制するファン7が設けられる。ラジエーター6で冷やされた冷風は、架台ハウジング1のサイドカバー101に沿って流れ、略円筒形状の回転体2の外壁に開けられた開口部110を通って回転体2の内部に導かれ、X線検出器5をその背面から冷却する。
クーラー4は、その空気通流の方向が回転体2の半径方向に一致するように設けられる。同様にラジエーター6も、その空気通流の方向が回転体2の半径方向に一致するように設けられる。ここで、回転体2は一定の位置、典型的にはX線管3が頂上に位置する位置で常に静止(停止)するようにその回転駆動系が制御される。この回転体2の静止時において、クーラー4に対してラジエーター6は、回転体2の外周に開けられた開口部102を介して近接し且つ空気通流の方向に対峙するように設けられる。それにより、クーラー4の排気が直接的にラジエーター6に吸気される。
ここで、比較のために従来の架台内部構造を図2に示す。X線管3は回転体2内部に搭載されるために、X線管3を、一旦、回転体内に同じく搭載したクーラー4で冷却し、次にクーラー4から回転体2の外(架台ハウジング1内)に排気し、その後、架台ハウジング1に設置された排気ファン13により排熱する。このとき架台内の流れは、架台ハウジング1の下部に設けられた吸気口14から吸気16され、回転体2を通過してX線検出器5の周囲を流れ11(一部は回転体2カバー間の流れ12のようにバイパスされる)、クーラー4から回転体2と架台ハウジング1のすきまに排出後、排気ファン13によって排気17される。このとき排気17からは大きな排熱とファン騒音が伴うこととなった。
それに対して、本実施形態では、図3に示すように、従来型と同じくクーラー4から排出された排熱は、回転静止時においてクーラー4に対して近接且つ対峙した位置にあるラジエーター6によって熱交換され、冷風となって架台ハウジング1と回転体2との間のすきまを通流する(符号12参照)。ラジエーター6には冷媒を循環させるための配管8、外部温調器9、及びポンプ10が接続されており、これによりX線管3の熱は外部温調器9から外部に排出されることになる。本実施形態では架台ハウジング1に吸排気口が必要なく、したがって内部のファン7の騒音を一部遮音できる。また外部温調器9を検査室外に移動すれば、検査室内への排熱を抑制することが可能である。更には完全密閉にするため、内部に検査室内の埃や塵が入りにくくなり、機器としての信頼性が向上するという効果も期待できる。
図3には、ラジエーター6が二つある場合の例であるを示す。ラジエーター6は必要な冷却性能に応じて、一つまたは3つ以上でもかまわないが、ラジエーター6の少なくとも一つは、オイルクーラー4が静止する位置に直面して配置されることにより、クーラー4からの温度の高い排気を効率よくラジエーター6に送り込むことができ、冷却性能を高くすることができる。図4に示すように、X線検出器5の近傍であって、架台ハウジング1のサイドカバー1の内面に小型のラジエーター6bを設置してもよい。またファン7には狭い隙間にも配置可能なブロアファン等を用いられるとよい。
図5には本実施形態の変形例を示す。ラジエーター6で熱交換された冷風は、排気ダクト18を経由して、X線検出器5の略中央付近に開けられた回転体2の外周の開口部103を介してX線検出器5に導かれ、X線検出器5を冷却する。このとき排気ダクト18は、回転体2の回転の妨げにならないよう、架台ハウジング1のサイドカバー101の内壁に沿わせることが望ましい。ダクト18は、典型的にはパイプで構成される。このダクト18の一部にサイドカバー101の内壁を活用しても良い。
なお、X線検出器5の冷却効果を促進するために、排気ダクト18の先端形状を変更されることができる。例えば、図17に示すように、排気ダクト18bの先端を回転体2の側に曲げて、回転体2の内部に効率よく送風する。または排気ダクト18cの先端を回転体2の側に曲げるとともに、そのノズル形状を錐形状にして冷風のディフューザ効果(拡散効果)を向上するようにしても良い。または、排気ダクト18dの先端を回転体2の側に曲げるとともに、そのノズル形状を先鋭にして冷風を増速させて、回転体2の内部への送風精度を向上するようにしても良い。
またこのダクト18の構造により、回転体2の回転、非回転による内部気流の変化に影響を受けないで済むため、冷却設計が容易になると共に、回転の気流とファン7の気流との干渉による騒音の増大を抑制することができる。また図6には他の変形例を示す。複数のラジエーター6が設置され、且つ最初のラジエーターで冷却できなかった分を二つ目のラジエーター106で冷却したい場合など、ラジエーター6、106同士を排気ダクト18で接続してもよい。尚、図5、6ではダクト18の位置は回転体2の側面側に描かれているが、後方や前カバー側にとりつくような形にしてもよい。
図7には他の変形例を示す。架台ハウジング1と回転体2のすき間が狭い場合や排気ダクトの設置が困難な場合、アシストファン20を用いて冷風を架台ハウジング1内に強制的に循環させることで、ラジエーター6で熱交換された冷風を例えばX線検出器5に送ることができる。また図8には他の変形例を示す。アシストファン20と共にダクト(の間違い)18内に仕切り板21を設置することにより、ラジエーター6からの冷風を任意の場所にまで効果的に到達させることができる。図9には数値解析で確認したアシストファン20、および仕切り板21の効果を示す。尚、アシストファン20および仕切り板21は回転体2の回転時に妨げにならないよう、ファン停止したり、可動部を設けて移動させたりしてもよい。
図10には他の変形例を示す。機器設計レイアウトの都合上、ラジエーター6をクーラー4に対して直接的に対峙させる位置に設置できない場合は、ラジエーター6をクーラー4に対して排気ダクト22を介して対峙させることで、任意の場所に設置したラジエーター6にクーラー4からの高温空気を送ることができ、冷却性能を確保しやすくなる。
図11,図12には他の変形例を示す。ラジエーター6は、ハウジング1内であって、回転体2とハウジング1のバックカバー107(又はフロントカバー108)との間のスペースに設置してもよい。図12では、回転体2とハウジング1のフロントカバー108との間のスペースであって、回転体2の静止時においてX線検出器5の前方の位置と、X線管3の前方の位置とにラジエーター6が取り付けている。X線検出器5とラジエーター6とを接続するダクト22bはラジエーター6に効率よく排気を流すことができる。なお、この場合、ラジエーター6はその通流方向が回転体2の回転軸RAに略平行になるように設置される。
図13には他の変形例を示す。図12ではファン7がラジエーターと一緒になっているが、図13の例では、ラジエーター6への送風は回転体2に元々備わっているファンからの排気を直接吸い込んでいる。もちろんX線検出器排気ダクト22bがあってもよい。
図14に示すように、複数設置されるラジエーター6は、その通流方向が回転体2の半径方向に平行でなく傾斜していて、その傾斜角がラジエーター6毎に相違し、それら各々の傾斜角は他の隣のラジエーター6からの排気が該ラジエーター6に吸気されるように相互に調整される。これにより、特にダクトを用いなくとも、効率的に隣のラジエーター6に排気を送ることができ、冷却性能を向上させることができる。
図15には他の変形例を示す。ラジエーター6が複数設置される場合、回転体2の外周面には、ラジエーター6の位置に対応して開口部(通風孔)23を設けている。これによりクーラー4に直面していないラジエーター6についても回転体2の内部の暖められた空気を熱交換しやすくなり、冷却性能を向上させることができる。
また、回転体2が円筒形状(ドラム形状)の場合、典型的には、外周部と内周部をリブでつないで剛性を高めている。通風孔23の位置として、そのリブの根元(奥行き方向の中心付近)に穴を開ければ回転体2の強度を下げることなく穴を開けることができる。さらに回転体内部に装置を搭載した後も、穴がふさがれにくいため、回転体2の内部の空気を回転体2の外側へ効率よく送風可能となる。
図16には他の変形例を示す。ラジエーター6からの冷風を他の場所に送風する排気ダクトに関しては、筒状体を新規に取り付けるだけでなく、図16(a)に示すようにサイドカバー24にその円周方向に沿ってリブ25を取付けることで、ダクト構造を形成させたり、二重カバー26、26bに通風ダクト27を設けたりすることでも作成可能である。
本実施形態によれば、X線コンピュータ断層撮影装置において、排気ファンの騒音を大幅に低減することができ、患者と医師のコミュニケーションを円滑にするばかりか、騒音による患者の不安解消にも繋がる。また排熱を外部温調器によって検査室外部に放熱することが可能であるために、検査室に要求される空調設備も最小限に抑えられ、設置場所を飛躍的に増やすことが可能になる。また、架台ハウジングが略密閉構造のため、検査室内に存在する埃や塵等が架台内部に入ることを抑制でき、装置の信頼性も高めることができる。
加えて、この発明により、X線検出器DAS周囲を効率よく冷却することが可能となり、X線検出器DAS周辺の温度を低くすることができる。これにより低線量での撮影時にノイズの少ないX線断層画像を得ることができる。さらにX線検出器周囲温度変化を抑えることができるため、温度変化に起因する検出効率の変動を低減することができる。即ち、温度変化に依存する異常画像の発生を抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態による架台内部の構造を示す図。 従来の架台内部の空気の流れを示す図。 本実施形態の架台内部の空気の流れを示す図。 本実施形態の変形例による複数のラジエーターの配置を示す図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の効果を示す数値解析結果を示す図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。 本実施形態の他の変形例の概略構成図。
符号の説明
100…架台、1…架台ハウジング、3…X線管、4…クーラー、5…X線検出器、2…回転体、101…サイドカバー、6…ラジエーター、7…ファン、110…開口部。

Claims (14)

  1. 略密閉構造を有する架台ハウジング内部に回転自在に支持された回転体と、
    前記回転体に設けられたX線管と、
    前記回転体に設けられ、前記X線管を冷却するための冷媒およびクーラーと、
    被検体を透過した前記X線を検出する、前記回転体に設けられたX線検出器と、
    前記X線検出器の出力に基づいて画像を再構成する再構成処理部と、
    前記架台ハウジングの内側であって、前記回転体の静止時の前記クーラーの排気口と対峙する位置に固定されるラジエーターとを具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記ラジエーターでの熱交換により発生させた冷風を前記回転体の静止時の前記X線検出器の近傍まで通風させるための通風経路が前記架台ハウジングの内側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記通風経路がダクトであることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記通風経路の一部には、前記架台ハウジングの内壁が流用されていることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記ラジエーターの熱交換により発生させた冷風を前記回転体の静止時の前記X線検出器の近傍まで送風するためのアシストファンが前記架台ハウジングの内側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記ラジエーターに空気を強制的に流通させるためのファンが前記ラジエーターの近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記架台ハウジングの内側であって、前記回転体の静止時の前記X線検出器の近傍位置に固定されるサブラジエーターをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記サブラジエーターに対して強制的に空気を通流させるためのファンをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記サブラジエーターは前記架台ハウジングのサイドカバーに設置されることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記サブラジエーターは前記架台ハウジングの前カバーに設置されることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記ラジエーターは複数設けられ、前記複数のラジエーターは空気の通流方向が相違する向きに設置されることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 前記ラジエーターは複数設けられ、前記複数のラジエーターは空気の通流経路が実質的に連結するように配置されることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  13. 前記架台ハウジングのサイドカバーには、前記ラジエーターから排出された冷風の通流をガイドするガイド構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  14. 略密閉構造を有する架台ハウジング内部に回転自在に支持された回転体と、
    前記回転体に設けられたX線管と、
    前記回転体に設けられ、前記X線管内の冷媒を冷却するためのクーラーと、
    前記被検体を透過したX線を検出する、前記回転体に設けられたX線検出器と、
    前記X線検出器の出力に基づいて画像を再構成する再構成処理部と、
    前記架台ハウジングの内側であって、前記回転体の静止時の前記クーラーの排気口に対してダクトを介して接続される位置に固定されるラジエーターとを具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
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