JP6691753B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線診断装置に関する。
X線診断装置のX線検出器は、X線の検出時においてX線検出素子の動作を安定させるように冷却されることが好ましい。
ところで、何らかの対象を冷却する一般的な方法としては、たとえば気流により冷却を行なう空冷方法や、冷却液により冷却を行う水冷方法などが挙げられる。
たとえば、支持筐体内に支持されたX線検出器の冷却方法として空冷方法を採用する場合には、X線検出器の背面に取り付けられた放熱板を通気路にさらし、この通気路に気流を生じさせることが考えられる。しかし、通気路に一定方向に空気を流すことによる空冷方法を長期間続けていると、通気路の吸排気口周辺などに塵埃が蓄積してしまうことがある。
塵埃が蓄積してしまうと、空冷用の送風やX線診断装置のCアームの動作などにより、X線診断装置が設置された検査室内に意図せず塵埃が飛散してしまう場合がある。検査室に塵埃が飛散すると、検査室の衛生環境が悪化してしまう。検査室内では被検体の開腹手術などが行われる場合もあり、塵埃が飛散するタイミングが悪いと、被検体に多大な悪影響を与えてしまう場合がある。
一方、X線診断装置の冷却方法として水冷方法を採用する場合、空冷方法に比べて煩雑な構成を必要としてしまう。
特開2005−347450号公報 特開平11−262483号公報
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、X線検出器を空冷することができるとともに通気路内の塵埃の蓄積を防ぐことができるX線診断装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置は、上述した課題を解決するために、被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線検出器を支持する支持筐体と、前記支持筐体内に気流を生じさせることにより前記X線検出器を冷却する送風装置と、前記送風装置を制御することにより、前記支持筐体内の塵埃を排出するよう所定の期間において気流の方向を反転させる送風制御部と、を備えたものである。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置の一例を示すブロック図。 (a)はマウントの一構成例を示す平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図。 マウントの一構成例を示す背面図。 処理回路により実現される機能の一例を示すブロック図。 図4に示す処理回路によりX線撮像中を含む通常期間においてはX線検出器を空冷するとともに、所定期間においては気流を反転させることによりマウント内の塵埃の蓄積を防ぐ処理を実行する際の手順の一例を示すフローチャート。 回転方向を反転可能に構成された送風ファンが、順回転と逆回転の回転数が同一のとき、順方向に生じる風圧のほうが逆方向に生じる風圧よりも強い形状を有する場合の一構成例を示す説明図。 (a)は回転方向を反転可能に構成された送風ファンが、順回転と逆回転の回転数が同一のとき、順方向および逆方向に対称な気流を生じさせる形状を有する場合の一構成例を示す説明図、(b)は同形状を有する場合の他の例を示す説明図。 送風装置が複数の送風ファンを備える場合における、マウントの一構成例を示す左側面図。
本発明に係るX線診断装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置は、X線検出器を支持する支持筐体内に気流を生じさせてX線検出器を空冷する送風装置を備え、ユーザが意図せず塵埃が飛散してしまうことがないように、所定の期間において支持筐体内の塵埃を排出するよう気流の方向を反転させるものである。
図1は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置10の一例を示すブロック図である。図1に示すように、X線診断装置10は、撮像装置11と画像処理装置12とを有する。X線診断装置10の撮像装置11は、通常は検査室に設置され、被検体Oに関する画像データを生成するよう構成される。画像処理装置12は、検査室に隣接する操作室に設置され、画像データにもとづく画像を生成して表示を行なうよう構成される。なお、画像処理装置12は、撮像装置11が設置される検査室に設置されてもよい。
撮像装置11は、X線検出器13、支持筐体の一例としてのマウント14、X線源15、保持アームの一例としてのCアーム16、寝台17、天板18、コントローラ20および表示入力回路21を有する。
一方、画像処理装置12は、処理回路、記憶回路、入力回路およびディスプレイなどにより構成される。画像処理装置12の処理回路は、記憶回路に記憶されたプログラムを読み出して実行するプロセッサであり、入力回路を介してユーザから受けた指示にもとづいてコントローラ20を制御するとともに、撮像装置11が生成する画像データにもとづくX線画像をディスプレイに表示する。
X線検出器13は、寝台17の天板18に支持された被検体Oを挟んでX線源15と対向配置されるようマウント14を介してCアーム16の一端に設けられる。X線検出器13は、たとえば平面検出器(FPD:flat panel detector)により構成され、被検体Oを透過してX線検出器13に照射されたX線を検出し、この検出したX線にもとづいてX線の投影データを出力する。この投影データはコントローラ20を介して画像処理装置12に与えられる。なお、X線検出器13は、イメージインテンシファイア、TVカメラなどを含むものであってもよい。
また、X線検出器13のX線源15と対向する面の背面には、X線検出器13と熱的に接続された放熱板22が取り付けられる(図1参照)。
なお、以下の説明では、X線検出器13のX線源15との対向面をX線検出器13の前面といい、この前面の反対側の面をX線検出器13の背面というものとする。また、X線源15に近い側および遠い側をそれぞれ、X線検出器13、マウント14および放熱板22の下側および上側と適宜いうものとする。また、マウント14の側面のうち、Cアーム16の設置面(たとえば天井、床など)に平行な方向におけるCアーム16側の面をマウント14の背面というものとする。
放熱板22は、たとえば金属などの熱伝導性に優れた部材により構成されるとよい。放熱板22は、X線検出器13を構成するX線検出素子が発生する熱をX線検出器13の背面側から受け取り、この熱をマウント14の筐体内部に放出する。
支持筐体の一例としてのマウント14は、X線検出器13を支持する。放熱板22は、たとえばマウント14の側面とX線検出器13の背面とに囲まれた空間内に位置する。マウント14の最下部(マウント14のX線源15に最も近い部分)には、たとえばX線検出器13の前面の最外枠が載置される枠体が形成される。この場合、X線検出器13は、この枠体に押し付けられるように取り付けられる。
なお、マウント14は、上部の空間と下部のX線検出器13の担持用の空間とを区切る仕切り板を備えてもよい。この場合、放熱板22の上側(X線検出器13の反対側)がこの仕切り板に下側から取り付けられるようにし、X線検出器13で発生した熱が放熱板22の上面と仕切り板とを介して上部の空間に放出されるようにするとよい。この場合、放熱板22を介してX線検出器13と熱的に接続された仕切り板の領域は、X線検出器13の放熱体として機能する。
Cアーム16は、マウント14とX線源15とを一体として保持する。Cアーム16がコントローラ20に制御されて駆動されることにより、X線検出器13およびX線源15は一体として被検体Oの周りを移動する。
なお、X線診断装置10の撮像装置11は、X線検出器13、X線源15およびCアーム16により構成されるX線照射系を2系統有するバイプレーン式であってもよい。バイプレーン式の撮像装置11を有する場合、X線診断装置10は、床置き式Cアームと、天井走行式Ωアームの2方向からX線ビームを個別に照射させて、バイプレーン画像(Frontal側画像およびLateral側画像)を取得することができる。なお、天井走行式Ωアームにかえて、天井走行式のCアームタイプのものを使用してもよい。
寝台17は、床面に設置され、天板18を支持する。寝台17は、コントローラ20により制御されて、天板18を水平方向、上下方向に移動させたり回転(ローリング)させたりする。
コントローラ20は、少なくとも処理回路40および記憶回路を備える。コントローラ20の処理回路40は、記憶回路に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、画像処理装置12に制御されて撮像装置11を制御することにより被検体OのX線診断画像の画像データを生成する。また、コントローラ20の処理回路40は、記憶回路に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、X線撮像中を含む通常期間においてはX線検出器13を空冷しつつ、マウント14内の塵埃の蓄積を防ぐための処理を実行する。
コントローラ20の記憶回路は、コントローラ20の処理回路40が実行するプログラムおよびデータを一時的に格納するワークエリアを提供する。また、コントローラ20の記憶回路は、撮像装置11の起動プログラム、送風装置の制御プログラムや、これらのプログラムを実行するために必要な各種データを記憶する。なお、コントローラ20の記憶回路は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、プロセッサにより読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有する。
なお、図1にはコントローラ20と画像処理装置12とが直接に接続される場合の例について示したが、コントローラ20と画像処理装置12とはネットワークを介してデータ送受信可能に接続されてもよい。
表示入力回路21は、ディスプレイと、ディスプレイの近傍に設けられたタッチセンサとを有する。ディスプレイは、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成される。タッチセンサは、ユーザによるタッチセンサ上の指示位置の情報をコントローラ20に与える。たとえば投影型の静電容量方式のパネルにより構成される場合、タッチセンサは、縦横に配置した電極列を有する。この場合、タッチセンサは、接触物の接触位置付近の静電容量の変化に応じた電極列の出力変化にもとづいて接触位置を取得することができる。
次に、本実施形態に係るマウント14の構成例について説明する。
図2(a)はマウント14の一構成例を示す平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。また、図3はマウント14の一構成例を示す背面図である。なお、図2において、マウント14のうちX線検出器13を直接担持する下部の部分は便宜上省略して示した。
マウント14には、少なくとも1つの送風ファン30、開口31および32、ならびに開口31と開口32とを結ぶ通気路33を有する送風装置が設けられる。送風装置は、コントローラ20により、通気路33内の気流の方向を制御される。
通気路33内の気流の方向が常に一定であると、通気路33の吸排気口周辺などに塵埃が蓄積してしまうことがある。この塵埃の蓄積を防ぐためには、たとえば折を見て気流の方向を反転させて塵埃をマウント14の外部に排出することが好ましい。しかし、検査室に塵埃が飛散すると、検査室の衛生環境が悪化してしまう。このため、塵埃が飛散するタイミングが悪いと、被検体Oに多大な悪影響を与えてしまう場合がある。
そこで、本実施形態に係るコントローラ20は、被検体Oに対する塵埃の影響を考慮して定められた期間においてのみ、送風装置を制御して塵埃を排出するように気流を反転させる。
マウント14には、吸気および排気のため、2つ以上の開口が設けられる。開口からは、通気路33の内部から塵埃が排出される場合がある。この塵埃が被検体Oに与える影響を低減するため、開口は、被検体Oに近い位置であるマウント14の前面に設けられるよりも、被検体Oから遠い位置、すなわち寝台17から遠い位置に設けられることが好ましい。また、開口は、マウント14とCアーム16との接続位置、およびX線検出器13の防汚用のキャップの装着位置を除く位置に設けられる。図2には、第1の開口としての開口31がマウント14の上面に設けられるとともに、マウント14の背面に1対の開口32が設けられる場合の例について示した。さらに、手技者がいる場合は、開口は、開口からの排気が手技者に当たらない位置に設けるとよい。
たとえば、マウント14とCアーム16とがマウント14の背面の接続領域35で接続される場合を考える(図3参照)。この場合、マウント14の背面に1対の開口32を設けるときは、開口32は接続領域35以外の領域に設ける。このとき、1対の開口32は、たとえば接続領域35の左右(図3の開口32a参照)や上(図3の開口32b参照)などに設けられる。
また、X線検出器13を汚染から防ぐためのキャップがマウント14に装着される場合は、開口はキャップの装着領域を避けて設けるとよい。たとえば、図3に示す例とは異なるが、キャップの装着領域の上端が接続領域35の下端に一致すると考えられる場合は、接続領域35の下端よりも上の領域に開口32を設けるとよい。
なお、1対の開口32は接続領域35に対して対称な位置に設けられずともよいし、1つまたは3以上の開口32が設けられてもよい。
また、図1および図3にはマウント14とCアーム16とがマウント14の背面で接続される場合の例について示したが、マウント14とCアーム16とはマウント14の上面で接続されてもよいし、左右いずれかの側面で接続されてもよいし、複数の側面で同時に接続されてもよい。さらに、マウント14とCアーム16とを接続するために、柱状などの形状を有する中間部材が用いられる場合がある。この種の中間部材は、たとえば一端をマウント14の上面に接続され、他端をCアーム16に接続される。この場合は、中間部材とマウント14の内部を貫通するように通気路33を設け、中間部材の側面に送風装置の開口を設けてもよい。
いずれの場合であっても、開口は、マウント14とCアーム16との接続位置、およびX線検出器13の防汚用のキャップの装着位置を除く位置に設けられればよく、また、被検体Oから遠い位置、すなわち寝台17から遠い位置に設けられることが好ましい。さらに、手技者がいる場合は、開口は、開口からの排気が手技者に当たらない位置に設けることがより好ましい。
通気路33は、気流の流路であって、少なくともX線検出器13と熱的に接続された放熱体が気流の流路上に位置するようにマウント14の内部に設けられる。以下の説明では、放熱板22が気流の流路に直接さらされる場合の例について示す。この場合、放熱板22は、通気路33を構成する壁面の一部の役割をはたす。
本実施形態において、通気路33内の気流は、第1方向と、第1方向とは反対の第2方向のいずれかの方向に生じる。この気流の方向は、コントローラ20により制御される。以下の説明では、第1方向を順方向、第2方向を逆方向というものとする。また、順方向とは、開口31から通気路33を介して1対の開口32に向かう方向をいうものとする。順方向の気流が生じているとき、開口31は吸気口、開口32は排気口としてそれぞれ機能する。一方、逆方向の気流が生じているとき、開口31は排気口、開口32は吸気口としてそれぞれ機能する。
なお、放熱板22における気流の速度を高めるよう、開口31や32の径よりも放熱板22の近くにおける通気路33の径のほうが小さくなるように通気路33を構成してもよい。
通気路33内の気流を反転させるため、送風装置は、たとえば回転方向を反転可能に構成された送風ファン30を少なくとも1つ備えるとよい。
以下の説明では、回転方向を反転可能な送風ファン30が順方向の気流を生じるときの送風ファン30の回転(回転方向)を順回転(順回転方向)と、逆方向の気流を生じるときの回転(回転方向)を逆回転(逆回転方向)と、それぞれいうものとする。
送風ファン30は、通気路33に気流を生じさせることができる位置に設けられればよく、開口31の近傍や開口32の近傍の位置に設けられてもよいし、開口31や32から離れた通気路33の内部の位置に設けられてもよい。また、これらの位置のそれぞれに、1つまたは複数の送風ファン30が設けられてもよい。図2には、回転方向を反転可能に構成された1つの送風ファン30が、開口31の近傍に設けられる場合の例を示した。また、図2には、順方向の気流が生じる場合における吸気の向きを白矢印で、排気の向きを黒矢印で、それぞれ示した。
たとえば、送風ファン30が順回転すると、マウント14の上面に設けられた開口31を介してマウント14の外気が通気路33内に吸気され、送風ファン30により通気路33内に押し込まれて順方向の気流が生じる(図2の白矢印参照)。X線検出器13が発生して放熱板22から放出される熱は、この順方向の気流に運ばれて、マウント14の背面に設けられた1対の開口32を介してマウント14の外部に放出される(図2の黒矢印参照)。
一方、送風ファン30がコントローラ20により制御されて回転方向を反転されて逆回転すると、気流は放熱板22の熱を開口31から放出するとともに、送風ファン30の近傍に蓄積した塵埃があれば、この塵埃も開口31から放出する。
なお、送風ファン30は、その構成の一部がマウント14からはみ出すように設けられてもよいし、全てがマウント14内に収まるように設けられてもよい。また、送風ファン30の送風効率を向上させるよう、送風ファン30が設けられる位置の通気路33の径は、送風ファン30の径とほぼ同一とされることが好ましい。
次に、コントローラ20の処理回路40について説明する。
図4は、処理回路40により実現される機能の一例を示すブロック図である。
処理回路40は、コントローラ20の記憶回路に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、X線撮像中を含む通常期間においてはX線検出器13を空冷するとともに、所定期間においては気流を反転させることによりマウント14内の塵埃の蓄積を防ぐ処理を実行するプロセッサである。
処理回路40は、少なくとも期間判定機能41、送風制御機能42、Cアーム制御機能43、検査管理部44および起動状態管理部45を実現する。これらの各機能41−45は、それぞれプログラムの形態でコントローラ20の記憶回路に記憶されている。なお、これらの各機能41−45の1部または全部は、画像処理装置12の処理回路により実現されてもよい。
期間判定機能41は、現在が所定の条件を満たす所定の期間に属するか否かを判定する。所定の条件は、被検体Oに対する塵埃の影響を考慮して定められ、あらかじめ記憶回路に記憶されている。
たとえば、Cアーム16が撮像位置と退避位置の少なくとも2箇所で位置決め可能な場合、所定の期間には、Cアーム16がいわゆる退避位置に移動して所定時間経過した後に開始する期間を含んでもよい。また、Cアーム16が退避位置にむけて移動を開始してから所定時間経過した後に開始する期間を所定の期間としてもよい。なお、所定時間はゼロでもよい。
退避位置は、たとえば、手技者の作業スペースを確保するため、または他のCアームを使用するため、Cアーム16を寝台17から遠ざけたい場合に、Cアーム16が退避するためにあらかじめ設定された位置である。
Cアーム16が撮像位置から退避位置に移動したという条件を満たす場合は、マウント14と被検体Oの距離が離れていると考えられるほか、被検体Oが検査室から退室していることも考えられる。したがって、Cアーム16がいわゆる退避位置に移動して所定時間経過した後に開始する期間は、被検体Oに対する塵埃の影響が低い期間と考えられるため、所定の期間に含めるとよい。
そこで、期間判定機能41は、Cアーム制御機能43からCアーム16が退避位置に移動した(または退避位置にむけて移動を開始した)旨の情報を受けてから所定時間経過すると、現在が所定の期間に属する旨の情報を送風制御機能42に与える。この所定時間はゼロでもよい。一方、期間判定機能41は、Cアーム制御機能43からCアーム16が退避位置から移動を開始した旨の情報を受けると、現在が所定の期間に属さない旨の情報を送風制御機能42に与える。
また、所定の期間には、被検体Oの検査が終了して所定時間経過した後に開始する期間を含めてもよい。被検体Oの検査が終了したという条件を満たす場合は、被検体Oの手術等が終了していると考えられるほか、被検体Oが検査室から退室していることも考えられるためである。
そこで、期間判定機能41は、検査管理部44から検査が終了した旨の情報を受けてから所定時間経過すると、現在が所定の期間に属する旨の情報を送風制御機能42に与える。この所定時間はゼロでも構わない。一方、期間判定機能41は、検査管理部44から検査が再開される旨の情報を受けると、現在が所定の期間に属さない旨の情報を送風制御機能42に与える。
ここで、検査とは、1の被検体O(たとえば患者など)を対象とした、時間的に連続した一連の画像収集や手技のことをいう。撮像装置11の起動からシャットダウンの間には、一般に複数の検査が行われる。たとえば、X線診断装置10がX線アンギオ装置である場合、検査の開始時に被検体Oが天板18に載置され、麻酔、カテーテル挿入、造影剤注入、X線撮像、血管内治療等が行われ、検査の終了時に被検体Oが天板18から降ろされる。
また、所定の期間には、撮像装置11のシャットダウン処理中の期間および自機の起動処理中の期間の少なくとも一方の期間を含めるとよい。撮像装置11のシャットダウンおよび起動は、たとえば一日の全作業の終了時(たとえば夕方など)および開始時(たとえば朝など)など、検査のタイミングとは時間的に離れている時間帯か、被検体Oがそもそも検査室に居ない時間帯に行われると考えられるためである。また、撮像装置11のシャットダウン処理および起動処理には、一般に、所定の処理時間を要する。この処理時間を使って、送風装置により逆方向の気流を生じさせることができる。
そこで、期間判定機能41は、起動状態管理部45から撮像装置11のシャットダウン処理または起動処理が開始された旨の情報を受けると、現在が所定の期間に属する旨の情報を送風制御機能42に与える。一方、期間判定機能41は、起動状態管理部45から撮像装置11の起動処理が終了した旨の情報を受けると、現在が所定の期間に属さない旨の情報を送風制御機能42に与える。
またこれら以外の期間を所定の期間に含めてもよい。たとえば撮像装置11が天板18から被検体Oが離れたか否か検知するセンサを備える場合、期間判定機能41は、このセンサの出力に応じて、被検体Oが天板18から離れたことを検知する。そして、期間判定機能41は、被検体Oが天板18から離れてから所定時間経過した後に開始する期間を、所定の期間として送風制御機能42に通知してもよい。この場合も、所定時間はゼロでも構わない。この種のセンサとしては、たとえば寝台17に設けられた重量センサや圧力センサのほか、天板18上の物体を検知するために寝台17や検査室壁面に設けられた赤外線センサや画像センサ、熱センサなどを用いることができる。
送風制御機能42は、送風装置を制御することにより、マウント14内の塵埃を排出するよう所定の期間においてのみ、気流の方向が逆方向となるように反転させる。
具体的には、送風制御機能42は、Cアーム制御機能43、検査管理部44および起動状態管理部45のいずれかから、現在が所定の期間に属する旨の情報を受けると、気流が逆方向に流れるよう送風装置を制御する。たとえば送風装置が送風ファン30により気流を生成する場合は、送風制御機能42は気流が逆方向に流れるよう送風ファン30を制御する。
一方、送風制御機能42は、少なくともX線検出器13の動作中には気流が順方向に流れるよう、送風装置を制御する。たとえば、Cアーム制御機能43、検査管理部44および起動状態管理部45のいずれかから、現在が所定の期間に属さない旨の情報を受けると、送風制御機能42は、気流が順方向に流れるよう送風装置を制御する。また、X線検出器13の動作期間の情報が画像処理装置12や検査管理部44から得られる場合は、送風制御機能42は、所定の期間に属さない期間のうち、X線検出器13の動作期間およびその前後の所定期間においては気流が順方向に流れるよう送風装置を制御してもよい。さらにこの場合は、所定の期間に属さない期間のうち、X線検出器13の動作期間およびその前後の所定期間を除く期間においては気流を停止するように送風装置を制御してもよい。
Cアーム制御機能43は、画像処理装置12により制御されて、または表示入力回路21を介したユーザ指示に応じて、Cアーム16を駆動する。また、Cアーム制御機能43は、Cアーム16を退避位置に移動させた旨の情報および退避位置へむけて移動を開始した旨の情報を期間判定機能41に与える。また、Cアーム制御機能43は、退避位置から撮像位置へ向けてCアーム16の移動を開始した旨の情報を期間判定機能41に与える。
検査管理部44は、画像処理装置12により制御されて、または表示入力回路21を介したユーザ指示に応じて、検査の進行を管理する。また、検査管理部44は、検査が終了すると、その旨の情報を期間判定機能41に与える。また、検査管理部44は、検査を再開する場合は、その旨の情報を期間判定機能41に与える。
起動状態管理部45は、画像処理装置12により制御されて、または表示入力回路21を介したユーザ指示に応じて、撮像装置11の起動状態を制御する。また、起動状態管理部45は、撮像装置11のシャットダウン処理または起動処理を開始した旨の情報を期間判定機能41に与える。また、期間判定機能41は、起動状態管理部45から撮像装置11の起動処理が終了した旨の情報を期間判定機能41に与える。
図5は、図4に示す処理回路40によりX線撮像中を含む通常期間においてはX線検出器13を空冷するとともに、所定期間においては気流を反転させることによりマウント14内の塵埃の蓄積を防ぐ処理を実行する際の手順の一例を示すフローチャートである。図4において、Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まず、期間判定機能41は、現在が所定の条件を満たす所定の期間に属するか否かを判定する(ステップS1)。所定の条件は、被検体Oに対する塵埃の影響を考慮して定められ、あらかじめ記憶回路に記憶されている。
現在が所定の期間に属さない場合、期間判定機能41は、現在が所定の期間に属さない旨の情報を送風制御機能42に与える。この場合、送風制御機能42は、気流が順方向に流れるよう送風装置を制御し、X線検出器13を順方向の気流により空冷する(ステップS2)。なお、X線検出器13の動作期間の情報が画像処理装置12や検査管理部44から得られる場合は、送風制御機能42は、所定の期間に属さない期間のうち、X線検出器13の動作期間およびその前後の所定期間においては気流が順方向に流れるよう送風装置を制御するとともに、それ以外の期間においては気流を停止するように送風装置を制御してもよい。
一方、現在が所定の期間に属する場合、期間判定機能41は、現在が所定の期間に属する旨の情報を送風制御機能42に与える。この場合、送風制御機能42は、気流が逆方向に流れるよう送風装置を制御し、マウント14内の塵埃を除去する(ステップS2)。
以上の手順により、X線撮像中を含む通常期間においてはX線検出器13を空冷することができるとともに、所定期間においては気流を反転させることによりマウント14内の塵埃の蓄積を防ぐことができる。
本実施形態に係るX線診断装置10は、X線検出器13を空冷することができるとともに、マウント14内の塵埃の蓄積を防ぐことができる。
本実施形態に係るX線診断装置10は、X線撮像中を含む通常期間においては、順方向の気流によりX線検出器13を空冷することができる。このため、水冷式の冷却装置を用いる場合に比べ、簡素な構成でX線検出器13を冷却することができる。また、所定期間においては気流を反転させることにより、逆方向の気流によってマウント14内の塵埃を除去することができる。この所定の期間は、被検体Oに対する塵埃の影響を考慮した期間である。したがって、X線診断装置10は、塵埃が被検体Oに悪影響を与えることを未然に防止しながら、マウント14内の塵埃の蓄積を防止することができる。
なお、本実施形態では主に、回転方向を反転可能に構成された1つの送風ファン30が、開口31の近傍に設けられる場合の例を示した(図2参照)。この場合、送風制御機能42は、送風ファン30の回転方向および回転数を少なくとも制御する。このとき、送風ファン30の形状によっては、順回転と逆回転とで回転数を異ならせるように制御することがより好ましいことがある。以下、具体的に説明する。
図6は、回転方向を反転可能に構成された送風ファン30が、順回転と逆回転の回転数が同一のとき、順方向に生じる風圧のほうが逆方向に生じる風圧よりも強い形状を有する場合の一構成例を示す説明図である。また、図7(a)は、回転方向を反転可能に構成された送風ファン30が、順回転と逆回転の回転数が同一のとき、順方向および逆方向に対称な気流を生じさせる形状を有する場合の一構成例を示す説明図であり、(b)は同形状を有する場合の他の例を示す説明図である。
送風ファン30は、軸流型、遠心型、斜流型のいずれであってもよく、たとえば図6に示すように、回転方向を反転可能に構成された軸51の周りに回転翼52が螺旋状に取り付けられていてもよい。
送風装置には、順回転と逆回転の回転数が同一のとき、順方向に生じる風圧のほうが逆方向に生じる風圧よりも強い形状を有する送風ファン30を用いてもよい(図6参照)。この場合、送風制御機能42は、現在が所定の期間に属さない通常期間における順回転の回転数よりも、現在が所定の期間に属する場合の逆回転の回転数のほうが高くなるよう、送風ファン30の回転を制御してもよい。逆回転の回転数を上げることにより、所定の期間における塵埃の除去効果を高めることができる。
また、送風装置には、順回転と逆回転の回転数が同一のとき、順方向および逆方向に対称な気流を生じさせる形状を有する送風ファン30を用いてもよい(図7参照)。この場合、送風制御機能42は、通常期間における順回転の回転数と所定の期間における逆回転の回転数とが同一となるように送風ファン30の回転を制御してもよい。また、順方向および逆方向に対称な気流を生じさせる形状を有する送風ファン30を用いる場合であっても、所定の期間は通常期間よりも短いことが考えられるため、所定の期間における塵埃の除去効果を高めるように逆回転の回転数を上げるよう送風ファン30の回転を制御してもよい。
図8は、送風装置が複数の送風ファン30を備える場合における、マウント14の一構成例を示す左側面図である。
送風装置は、順方向にのみ送風可能に構成された1方向回転の送風ファン30と、逆方向にのみ送風可能に構成された1方向回転の送風ファン30と、の2つの送風ファン30を備えてもよい。また、回転方向を反転可能に構成された送風ファン30と1方向回転の送風ファンとの組み合わせであってもよい。この場合、送風制御機能42は、送風ファン30の回転の開始および停止を少なくとも制御する。
また、送風装置は、順方向にのみ送風可能に構成された1方向回転の送風ファン30と、逆方向にのみ送風可能に構成された1方向回転の送風ファン30と、の2つの送風ファン30を備えてもよい。また、回転方向を反転可能に構成された送風ファン30と1方向回転の送風ファンとの組み合わせであってもよい。
たとえば、図8に示すように、送風ファン30は、開口32の近傍に設けられてもよい。また、送風ファン30は、複数が多段に配置されてもよい(図8の開口31付近の2つの送風ファン30参照)。
特に、開口近傍に少なくとも順方向に気流生成可能な送風ファン30、すなわち回転方向を反転可能に構成された送風ファン30または順方向にのみ送風可能に構成された1方向回転の送風ファン30が設けられる場合は、この送風ファン30と対向するように、逆方向にのみ送風可能に構成された1方向回転の送風ファン30(対向送風ファン)を通気路33内に設けるとよい。この場合、送風制御機能42は、所定の期間においては、逆方向にのみ送風可能に構成された1方向回転の送風ファン30を少なくとも回転させる。逆方向にのみ送風可能に構成された1方向回転の送風ファン30が、開口31の近傍に設けられた送風ファン30に対して、逆方向の気流を間近で浴びせることができるため、開口31の近傍に存在する塵埃を効率よく排出することができる。
また、図8に示した例にかぎらず、たとえば通気路33の中途に送風ファン30を設けてもよい。また、通気路33の気流進行方向に直交する断面上に、2以上の送風ファン30を並置してもよい。
また、本実施形態における処理回路40の送風制御機能42は、特許請求の範囲における送風制御部に対応する。
また、本実施形態における「プロセッサ」という文言は、たとえば、専用または汎用のCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、あるいは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(たとえば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは、記憶回路に保存されたプログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現する。
なお、記憶回路にプログラムを保存するかわりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成してもよい。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで各種機能を実現する。また、図4には単一の処理回路40が各機能を実現する場合の例について示したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路40を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能を実現してもよい。また、プロセッサが複数設けられる場合、プログラムを記憶する記憶媒体は、プロセッサごとに個別に設けられてもよいし、1つの記憶回路が全てのプロセッサの機能に対応するプログラムを一括して記憶してもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 X線診断装置
13 X線検出器
30 送風ファン
31、32 開口
33 通気路
42 送風制御機能(送風制御部)
O 被検体

Claims (10)

  1. 被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器を支持する支持筐体と、
    前記支持筐体内に気流を生じさせることにより前記X線検出器を冷却する送風装置と、
    前記送風装置を制御することにより、前記支持筐体内の塵埃を排出するよう所定の期間において気流の方向を反転させる送風制御部と、
    を備え、
    前記所定の期間は、
    前記支持筐体を保持する保持アームが撮像位置から退避位置に移動して所定時間経過した後に開始する期間を含む、
    X線診断装置。
  2. 被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器を支持する支持筐体と、
    前記支持筐体内に気流を生じさせることにより前記X線検出器を冷却する送風装置と、
    前記送風装置を制御することにより、前記支持筐体内の塵埃を排出するよう所定の期間において気流の方向を反転させる送風制御部と、
    を備え、
    前記所定の期間は、
    前記被検体の検査が終了して所定時間経過した後に開始する期間を含む、
    X線診断装置。
  3. 被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器を支持する支持筐体と、
    前記支持筐体内に気流を生じさせることにより前記X線検出器を冷却する送風装置と、
    前記送風装置を制御することにより、前記支持筐体内の塵埃を排出するよう所定の期間において気流の方向を反転させる送風制御部と、
    前記被検体を載置した天板から前記被検体が離れたか否かを検出する検出部と、
    を備え、
    前記所定の期間は、
    前記天板から前記被検体が離れてから所定時間経過した後に開始する期間を含む、
    X線診断装置。
  4. 前記送風装置は、
    前記支持筐体に設けられた2つ以上の開口を結ぶ気流の通気路であって、少なくとも前記X線検出器と熱的に接続された放熱体が気流の流路上に位置するように前記支持筐体内に設けられた通気路と、
    前記2つ以上の開口のうちの第1の開口の近傍に設けられ、回転方向が反転可能な送風ファンと、
    を有し、
    前記送風制御部は、
    少なくとも前記X線検出器の動作中は、前記送風ファンを順回転させることにより前記支持筐体の外部から前記第1の開口を介して前記支持筐体内に吸気する順方向の気流を前記通気路に生じさせるとともに、前記所定の期間においては、前記送風ファンを逆回転させることにより気流の方向を反転させて逆方向の気流を生じさせる、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載のX線診断装置。
  5. 回転方向が反転可能な前記送風ファンを構成する翼は、
    前記順回転と前記逆回転の回転数が同一のとき、前記順方向および前記逆方向に対称な気流を生じさせる形状を有する、
    請求項記載のX線診断装置。
  6. 前記送風装置は、
    前記通気路内に前記送風ファンと対向するように設けられた対向送風ファン、
    をさらに有し、
    前記送風制御部は、
    前記所定の期間において、さらに前記対向送風ファンの回転を制御することにより前記対向送風ファンに前記逆方向の気流を生じさせる、
    請求項またはに記載のX線診断装置。
  7. 前記送風装置は、
    前記支持筐体に設けられた2つ以上の開口を結ぶ気流の通気路であって、少なくとも前記X線検出器と熱的に接続された放熱体が気流の流路上に位置するように前記支持筐体内に設けられた通気路と、
    前記2つ以上の開口のうちの第1の開口に設けられ、前記送風制御部により回転を制御される送風ファンと、
    前記通気路内に前記送風ファンと対向するように設けられた対向送風ファンと、
    を有し、
    前記送風制御部は、
    少なくとも前記X線検出器の動作中は、前記送風ファンを回転させることにより前記支持筐体の外部から前記第1の開口を介して前記支持筐体内に吸気する順方向の気流を前記通気路に生じさせるとともに、前記所定の期間においては、前記対向送風ファンを回転させることにより前記支持筐体内から前記第1の開口を介して前記支持筐体の外部に排気する逆方向の気流を生じさせる、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載のX線診断装置。
  8. 前記送風制御部は、
    前記順回転させるときの回転数よりも前記逆回転させるときの回転数のほうが高くなるよう、前記送風ファンの回転を制御する、
    請求項ないしのいずれか1項に記載のX線診断装置。
  9. 前記送風ファンは、
    前記送風ファンが設けられる位置の前記通気路の径とほぼ同一の径を有する、
    請求項ないしのいずれか1項に記載のX線診断装置。
  10. 前記支持筐体を保持する保持アーム、
    をさらに備え、
    前記2つ以上の開口のうち、前記支持筐体の外部から前記第1の開口を介して前記支持筐体内に吸気された順方向の気流を前記支持筐体の外部に排出する開口は、
    前記支持筐体の側面のうち、最も前記保持アーム側に位置する側面に設けられた、
    請求項ないしのいずれか1項に記載のX線診断装置。
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