JP3318220B2 - 空気冷却装置を備えた電気機器 - Google Patents
空気冷却装置を備えた電気機器Info
- Publication number
- JP3318220B2 JP3318220B2 JP33758996A JP33758996A JP3318220B2 JP 3318220 B2 JP3318220 B2 JP 3318220B2 JP 33758996 A JP33758996 A JP 33758996A JP 33758996 A JP33758996 A JP 33758996A JP 3318220 B2 JP3318220 B2 JP 3318220B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- time period
- signal
- time
- response
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D19/00—Axial-flow pumps
- F04D19/002—Axial flow fans
- F04D19/005—Axial flow fans reversible fans
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱部品を備えた
電気機器において、発熱部品を冷却するための冷却装置
を備えたものに関する。
電気機器において、発熱部品を冷却するための冷却装置
を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】発熱部品を備えた電気機器としては種々
のものがある。例えば、アーク溶接機、アーク切断機、
充電器、通信用電源装置、メッキ用電源装置がある。こ
のような装置では、発熱部品を冷却するためにファンを
設けている。ファンを備えた電源装置の一例としては、
例えば特開平8−140349号公報に開示されている
ものがある。
のものがある。例えば、アーク溶接機、アーク切断機、
充電器、通信用電源装置、メッキ用電源装置がある。こ
のような装置では、発熱部品を冷却するためにファンを
設けている。ファンを備えた電源装置の一例としては、
例えば特開平8−140349号公報に開示されている
ものがある。
【0003】この電源装置では、交流電源を直流電源に
変換する電源回路が内部に収容されている筐体の正面パ
ネルに、多数の吸気孔が設けられている。正面パネルと
対向する背面パネルに、多数の排気孔が設けられてい
る。また、筐体内にファンが設けられている。このファ
ンを駆動することによって、吸気孔から空気を筐体内に
吸入し、この空気に電源回路中の発熱部品(例えば変圧
器や、平滑用のリアクトルや、半導体スイッチング素子
が取り付けられている放熱フィン)が配置されている箇
所を通過させて、排気孔から排気させる。これによって
発熱部品を冷却している。
変換する電源回路が内部に収容されている筐体の正面パ
ネルに、多数の吸気孔が設けられている。正面パネルと
対向する背面パネルに、多数の排気孔が設けられてい
る。また、筐体内にファンが設けられている。このファ
ンを駆動することによって、吸気孔から空気を筐体内に
吸入し、この空気に電源回路中の発熱部品(例えば変圧
器や、平滑用のリアクトルや、半導体スイッチング素子
が取り付けられている放熱フィン)が配置されている箇
所を通過させて、排気孔から排気させる。これによって
発熱部品を冷却している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電源装置が動作してい
る間、ファンも駆動されている。従って、比較的長期
間、例えば1月とか2月、或いは数カ月にわたって、電
源装置が動作すると、吸気孔に、チリや綿埃が付着す
る。その結果、次第に筐体内に吸入される空気の風量が
低下し、発熱部品の冷却効率が低下し、電源回路が正常
に動作しにくくなることがある。このような問題は、直
流電源装置に限らず、吸気孔から筐体内に空気を吸入す
るタイプの電気機器において、同様に生じる。
る間、ファンも駆動されている。従って、比較的長期
間、例えば1月とか2月、或いは数カ月にわたって、電
源装置が動作すると、吸気孔に、チリや綿埃が付着す
る。その結果、次第に筐体内に吸入される空気の風量が
低下し、発熱部品の冷却効率が低下し、電源回路が正常
に動作しにくくなることがある。このような問題は、直
流電源装置に限らず、吸気孔から筐体内に空気を吸入す
るタイプの電気機器において、同様に生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、請求項1記載の発明は、発熱する電気部品を有す
る電気機器と、上記電気部品を空気冷却するためのファ
ンとを備えた電気機器において、ファンを駆動するファ
ン駆動手段を備えている。このファン駆動手段は、正転
指令信号に応動して吸気孔から吸入した空気を上記電気
部品を通過させて排気孔から排気させる正転方向に上記
ファンを駆動し、逆転指令信号に応動して上記排気孔か
ら吸入した空気を上記吸気孔から排気させる逆転方向に
上記ファンを駆動する。さらに、本発明には、予め定め
た第1の時限が経過するまで上記正転指令信号を上記フ
ァン駆動手段に供給する第1のタイマ手段と、第1の時
限が経過したことに応動して、第1の時限の経過を報知
すると共に、手動によって発生された報知解除信号に応
動して、第2のタイマ手段を起動する起動信号を生成す
る報知手段と、上記起動信号に応動して、第1の時限よ
りも短い第2の時限が経過するまで上記逆転指令信号を
上記ファン駆動手段に供給する第2のタイマ手段とを、
具備している。そして、上記報知手段は、第1の時限の
経過に応動して、上記正転指令信号を生成する。また、
上記報知手段は、上記報知解除信号に応動して、自己が
生成していた上記正転指令信号を消失させる。
ため、請求項1記載の発明は、発熱する電気部品を有す
る電気機器と、上記電気部品を空気冷却するためのファ
ンとを備えた電気機器において、ファンを駆動するファ
ン駆動手段を備えている。このファン駆動手段は、正転
指令信号に応動して吸気孔から吸入した空気を上記電気
部品を通過させて排気孔から排気させる正転方向に上記
ファンを駆動し、逆転指令信号に応動して上記排気孔か
ら吸入した空気を上記吸気孔から排気させる逆転方向に
上記ファンを駆動する。さらに、本発明には、予め定め
た第1の時限が経過するまで上記正転指令信号を上記フ
ァン駆動手段に供給する第1のタイマ手段と、第1の時
限が経過したことに応動して、第1の時限の経過を報知
すると共に、手動によって発生された報知解除信号に応
動して、第2のタイマ手段を起動する起動信号を生成す
る報知手段と、上記起動信号に応動して、第1の時限よ
りも短い第2の時限が経過するまで上記逆転指令信号を
上記ファン駆動手段に供給する第2のタイマ手段とを、
具備している。そして、上記報知手段は、第1の時限の
経過に応動して、上記正転指令信号を生成する。また、
上記報知手段は、上記報知解除信号に応動して、自己が
生成していた上記正転指令信号を消失させる。
【0006】請求項1記載の発明によれば、第1の時限
が経過するまで、第1のタイマ手段が正転指令信号をフ
ァン駆動手段に供給しているので、吸気孔から空気が吸
入され、発熱部品を冷却して、排気孔から排気される。
この間に、吸気孔には、チリや綿埃が付着する。しか
し、第1の時限が経過すると、これに関連して、第2の
タイマ手段が起動される。そして、第2の時限が経過す
るまで、ファン駆動手段に逆転指令信号が供給されるの
で、排気孔から空気が吸入され、吸気孔から空気が排出
される。吸気孔からの空気の排出によって、吸気孔に付
着したチリや綿埃が除去される。従って、以後、良好に
発熱部品の冷却が行われる。例えば、第1の時限が経過
したとき、直ちにファンを逆転させて、チリや綿埃を除
去することも可能である。しかし、そうすると、電源装
置の近傍にいる作業者が吸気孔から吹き出されたチリや
綿埃を被ることになり、好ましくない。そこで、第1の
時限の経過に応動して、報知手段を作動させて、第1の
時限が経過しており、チリ等の除去を行った方がよいこ
とを報知する。そして、作業者が、報知解除信号を供給
することによって、チリ等の除去が行われる。従って、
突然にチリ等が吸気孔から吹き出すことがない。第1の
時限が経過したことにより、第1のタイマ手段の正転指
令信号は、消失する。従って、報知解除信号が供給され
るまで、発熱部品は、冷却されない。この状態を放置す
ると、冷却不良により電気機器が正常に動作しなくなる
ことがある。これを防止するため、第1の時限が経過し
て、報知手段が起動されたとき、報知手段が正転指令信
号を生成して、ファンの正転を維持している。また、報
知解除信号によって、第2のタイマ手段が起動され、フ
ァンが逆転させられる。このとき、正転指令信号が供給
されていると、ファンが正常な動作をしない。そこで、
報知手段の正転指令信号が消失させられる。
が経過するまで、第1のタイマ手段が正転指令信号をフ
ァン駆動手段に供給しているので、吸気孔から空気が吸
入され、発熱部品を冷却して、排気孔から排気される。
この間に、吸気孔には、チリや綿埃が付着する。しか
し、第1の時限が経過すると、これに関連して、第2の
タイマ手段が起動される。そして、第2の時限が経過す
るまで、ファン駆動手段に逆転指令信号が供給されるの
で、排気孔から空気が吸入され、吸気孔から空気が排出
される。吸気孔からの空気の排出によって、吸気孔に付
着したチリや綿埃が除去される。従って、以後、良好に
発熱部品の冷却が行われる。例えば、第1の時限が経過
したとき、直ちにファンを逆転させて、チリや綿埃を除
去することも可能である。しかし、そうすると、電源装
置の近傍にいる作業者が吸気孔から吹き出されたチリや
綿埃を被ることになり、好ましくない。そこで、第1の
時限の経過に応動して、報知手段を作動させて、第1の
時限が経過しており、チリ等の除去を行った方がよいこ
とを報知する。そして、作業者が、報知解除信号を供給
することによって、チリ等の除去が行われる。従って、
突然にチリ等が吸気孔から吹き出すことがない。第1の
時限が経過したことにより、第1のタイマ手段の正転指
令信号は、消失する。従って、報知解除信号が供給され
るまで、発熱部品は、冷却されない。この状態を放置す
ると、冷却不良により電気機器が正常に動作しなくなる
ことがある。これを防止するため、第1の時限が経過し
て、報知手段が起動されたとき、報知手段が正転指令信
号を生成して、ファンの正転を維持している。また、報
知解除信号によって、第2のタイマ手段が起動され、フ
ァンが逆転させられる。このとき、正転指令信号が供給
されていると、ファンが正常な動作をしない。そこで、
報知手段の正転指令信号が消失させられる。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、第2のタイマ手段は、第2の時限の経過
時に第1のタイマ手段を再起動する。さらに、本発明で
は、第1の時限が経過したことに応動して、第1の時限
の経過を報知すると共に、報知解除信号に応動して、第
2のタイマ手段を起動する報知手段が設けられている。
第1のタイマ手段の再起動は、第1の時限の経過から所
定時間が経過した後に行い、第2のタイマ手段の起動は
上記報知解除信号の供給から所定時間が経過した後に行
う。
発明において、第2のタイマ手段は、第2の時限の経過
時に第1のタイマ手段を再起動する。さらに、本発明で
は、第1の時限が経過したことに応動して、第1の時限
の経過を報知すると共に、報知解除信号に応動して、第
2のタイマ手段を起動する報知手段が設けられている。
第1のタイマ手段の再起動は、第1の時限の経過から所
定時間が経過した後に行い、第2のタイマ手段の起動は
上記報知解除信号の供給から所定時間が経過した後に行
う。
【0016】請求項2記載の発明によれば、ファンが正
転から逆転に切り換えられる際、或いは逆転から正転に
切り換えられる際、直ちに切り換えずに、所定の時間の
経過後に切り換えられている。これは、ファンのモータ
の慣性を考慮したもので、モータの損傷を防止してい
る。
転から逆転に切り換えられる際、或いは逆転から正転に
切り換えられる際、直ちに切り換えずに、所定の時間の
経過後に切り換えられている。これは、ファンのモータ
の慣性を考慮したもので、モータの損傷を防止してい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示されているように、本実
施の形態は、本発明を電源装置に実施したもので、単相
の商用交流電源が供給される入力端子1、1を有してい
る。この入力端子1、1には、入力側整流回路2が接続
され、商用交流電圧を整流している。整流回路2の出力
は、平滑コンデンサ3によって平滑され、直流電圧に変
換されている。
施の形態は、本発明を電源装置に実施したもので、単相
の商用交流電源が供給される入力端子1、1を有してい
る。この入力端子1、1には、入力側整流回路2が接続
され、商用交流電圧を整流している。整流回路2の出力
は、平滑コンデンサ3によって平滑され、直流電圧に変
換されている。
【0018】変換された直流電圧は、高周波インバータ
4に供給されて、高周波電圧に変換される。この高周波
電圧は、絶縁変圧器5によって変圧される。変圧された
高周波電圧は、出力側変圧器6によって整流され、平滑
リアクトル7によって平滑され、出力端子8P、8Nを
介して負荷(図示せず)に供給される。
4に供給されて、高周波電圧に変換される。この高周波
電圧は、絶縁変圧器5によって変圧される。変圧された
高周波電圧は、出力側変圧器6によって整流され、平滑
リアクトル7によって平滑され、出力端子8P、8Nを
介して負荷(図示せず)に供給される。
【0019】これら整流回路2、平滑コンデンサ3、高
周波インバータ4、変圧器5、平滑リアクトル7が電気
機器を構成し、整流回路4、6を構成する複数のダイオ
ード、高周波インバータ4を構成する複数の半導体スイ
ッチング素子(例えばIGBT)、変圧器5、平滑リア
クトル7が、発熱部品である。
周波インバータ4、変圧器5、平滑リアクトル7が電気
機器を構成し、整流回路4、6を構成する複数のダイオ
ード、高周波インバータ4を構成する複数の半導体スイ
ッチング素子(例えばIGBT)、変圧器5、平滑リア
クトル7が、発熱部品である。
【0020】この電源装置は、図3に示すように、筐体
9を有している。この筐体9には、対向して互いに間隔
をおいて配置された概略矩形の正面パネル10と背面パ
ネル11とが含まれている。正面パネル10の上下方向
のほぼ中央と、背面パネル11の上下方向のほぼ中央と
の間には、仕切り壁13が取り付けられている。仕切り
壁13の上側の領域には、プリント基板14が配置さ
れ、仕切り壁13に取り付けられている。このプリント
基板14には、例えば平滑コンデンサ3が取り付けられ
ている。なお、プリント基板14の下側には制御プリン
ト基板15が設けられている。このプリント基板15に
は、図1では省略したが、高周波インバータ4を制御す
るために制御回路が設けられている。
9を有している。この筐体9には、対向して互いに間隔
をおいて配置された概略矩形の正面パネル10と背面パ
ネル11とが含まれている。正面パネル10の上下方向
のほぼ中央と、背面パネル11の上下方向のほぼ中央と
の間には、仕切り壁13が取り付けられている。仕切り
壁13の上側の領域には、プリント基板14が配置さ
れ、仕切り壁13に取り付けられている。このプリント
基板14には、例えば平滑コンデンサ3が取り付けられ
ている。なお、プリント基板14の下側には制御プリン
ト基板15が設けられている。このプリント基板15に
は、図1では省略したが、高周波インバータ4を制御す
るために制御回路が設けられている。
【0021】仕切り壁13の下側の領域には、変圧器
5、平滑リアクトル7が、正面パネル10側から背面パ
ネル11側に向かって配置され、かつ仕切り壁13に取
り付けられている。平滑リアクトル7より後方の仕切り
壁13には、放熱手段、例えばヒートシンク16が取り
付けられている。このヒートシンク16は、図示してい
ないが、仕切り壁13に形成された上側領域と下側領域
とを連通させる矩形の窓に取り付けられている。そし
て、この上側領域に露出しているヒートシンク16の面
に、高周波インバータ4の半導体スイッチング素子、整
流回路2、6のダイオード等が取り付けられている。
5、平滑リアクトル7が、正面パネル10側から背面パ
ネル11側に向かって配置され、かつ仕切り壁13に取
り付けられている。平滑リアクトル7より後方の仕切り
壁13には、放熱手段、例えばヒートシンク16が取り
付けられている。このヒートシンク16は、図示してい
ないが、仕切り壁13に形成された上側領域と下側領域
とを連通させる矩形の窓に取り付けられている。そし
て、この上側領域に露出しているヒートシンク16の面
に、高周波インバータ4の半導体スイッチング素子、整
流回路2、6のダイオード等が取り付けられている。
【0022】ヒートシンク16の更に後方の仕切り壁1
3には、ファン17が取り付けられている。また、正面
パネル10の下部から仕切り壁13より幾分上側まで、
複数の吸気孔18が形成されている。同様に背面パネル
11の下部から仕切り壁13より幾分上側まで、複数の
排気孔19が形成されている。
3には、ファン17が取り付けられている。また、正面
パネル10の下部から仕切り壁13より幾分上側まで、
複数の吸気孔18が形成されている。同様に背面パネル
11の下部から仕切り壁13より幾分上側まで、複数の
排気孔19が形成されている。
【0023】ファン17は、例えば直流モータを有し、
このモータが正転方向に回転させられたとき、図3に矢
印で示すように、各吸気孔18から空気を吸入する。こ
の空気は、変圧器5、平滑リアクトル7、ヒートシンク
16、ファンを17を通過して、排気孔19から排出さ
れる。このように吸気孔18からの吸気を継続すると、
各吸気孔18に、チリや綿埃が付着し、筐体9内に吸入
される空気の風量が低下する。
このモータが正転方向に回転させられたとき、図3に矢
印で示すように、各吸気孔18から空気を吸入する。こ
の空気は、変圧器5、平滑リアクトル7、ヒートシンク
16、ファンを17を通過して、排気孔19から排出さ
れる。このように吸気孔18からの吸気を継続すると、
各吸気孔18に、チリや綿埃が付着し、筐体9内に吸入
される空気の風量が低下する。
【0024】ファン17は、逆転方向に回転させられた
とき、図3に矢印で示す方向と逆に、各排気孔19から
空気を吸入する。この空気はファン17、ヒートシンク
16、平滑リアクトル7、変圧器5を通過して、吸気孔
18から排気される。このとき、吸気孔18に付着して
いるチリや綿埃を吹き飛ばすことが可能である。
とき、図3に矢印で示す方向と逆に、各排気孔19から
空気を吸入する。この空気はファン17、ヒートシンク
16、平滑リアクトル7、変圧器5を通過して、吸気孔
18から排気される。このとき、吸気孔18に付着して
いるチリや綿埃を吹き飛ばすことが可能である。
【0025】図1に示されているように、ファン17に
は、駆動手段、例えば正転電力制御回路21と逆転電力
制御回路22とが設けられている。両電力制御回路2
1、22は、商用交流電圧を例えばサイリスタを用いて
整流するものであるが、正転電力制御回路21は、正転
指令信号を受けたとき、ファン17に、これが正転する
極性の電圧を供給し、逆転電力制御回路22は、逆転指
令信号を受けたとき、ファン17に、これが逆転する極
性の電圧を供給する。
は、駆動手段、例えば正転電力制御回路21と逆転電力
制御回路22とが設けられている。両電力制御回路2
1、22は、商用交流電圧を例えばサイリスタを用いて
整流するものであるが、正転電力制御回路21は、正転
指令信号を受けたとき、ファン17に、これが正転する
極性の電圧を供給し、逆転電力制御回路22は、逆転指
令信号を受けたとき、ファン17に、これが逆転する極
性の電圧を供給する。
【0026】これら正転指令信号、逆転指令信号を発生
するために、第1のタイマ手段、例えば長時間タイマ3
2と、第2のタイマ手段、例えば短時間タイマ35とが
設けられている。さらに、報知手段、例えば表示器33
も設けられている。これら長時間タイマ32、表示器3
3、短時間タイマ35は、商用交流電源とは、別個に設
けられた電源手段、例えばバッテリー31によって駆動
されている。従って、入力端子1、1に商用交流電圧が
供給されてなくても、これらは、駆動される。なお、整
流回路2に供給されている商用交流電源とは別の商用交
流電源の電圧を整流して、バッテリー31の代わりに使
用することもできる。
するために、第1のタイマ手段、例えば長時間タイマ3
2と、第2のタイマ手段、例えば短時間タイマ35とが
設けられている。さらに、報知手段、例えば表示器33
も設けられている。これら長時間タイマ32、表示器3
3、短時間タイマ35は、商用交流電源とは、別個に設
けられた電源手段、例えばバッテリー31によって駆動
されている。従って、入力端子1、1に商用交流電圧が
供給されてなくても、これらは、駆動される。なお、整
流回路2に供給されている商用交流電源とは別の商用交
流電源の電圧を整流して、バッテリー31の代わりに使
用することもできる。
【0027】長時間タイマ32は、それに設けられてい
るリセット端子Rにリセット信号が供給されたときか
ら、図示していないクロック信号源からのクロック信号
のカウントを開始し、そのカウント値が、予め定められ
た第1の時限t1、例えば1乃至6か月に対応する値に
なるまで、図2(a)に示されているように、それのQ
1端子の出力は高(H)レベルとなり、同図(b)に示
されているように、それのQ2端子の出力は低(L)レ
ベルとなる。このQ1端子のHレベルの出力が、正転指
令信号として、図2(g)に示すようにOR回路36を
介して正転電力制御回路21に供給される。その結果、
正転電力制御回路21が作動し、ファン17が正転させ
られ、上述したように吸気孔18から空気が吸入され、
排気孔19から排気される。1乃至6か月もファンを正
転させていると、吸気孔18にチリ、綿埃が付着する。
るリセット端子Rにリセット信号が供給されたときか
ら、図示していないクロック信号源からのクロック信号
のカウントを開始し、そのカウント値が、予め定められ
た第1の時限t1、例えば1乃至6か月に対応する値に
なるまで、図2(a)に示されているように、それのQ
1端子の出力は高(H)レベルとなり、同図(b)に示
されているように、それのQ2端子の出力は低(L)レ
ベルとなる。このQ1端子のHレベルの出力が、正転指
令信号として、図2(g)に示すようにOR回路36を
介して正転電力制御回路21に供給される。その結果、
正転電力制御回路21が作動し、ファン17が正転させ
られ、上述したように吸気孔18から空気が吸入され、
排気孔19から排気される。1乃至6か月もファンを正
転させていると、吸気孔18にチリ、綿埃が付着する。
【0028】第1の時限t1が経過したとき、長時間タ
イマ32のQ1端子の出力がLレベルに、Q2端子の出
力がHレベルに変化する。Q2端子の出力がHレベルに
変化したことにより、表示器33がセットされ、表示器
33に備えられている表示素子、例えばLED(図示せ
ず)が点灯し、第1の時限が経過したことを報知する。
このとき、同時に、表示器33のQ1端子の出力が図2
(c)に示すようにHレベルに、Q2端子の出力が図2
(d)に示すようにLレベルに変化する。表示器33の
Q1端子のHレベルの出力は、図2(g)に示すように
OR回路36を介して正転電力制御回路21に供給され
ているので、ファン17は、正転を継続している。
イマ32のQ1端子の出力がLレベルに、Q2端子の出
力がHレベルに変化する。Q2端子の出力がHレベルに
変化したことにより、表示器33がセットされ、表示器
33に備えられている表示素子、例えばLED(図示せ
ず)が点灯し、第1の時限が経過したことを報知する。
このとき、同時に、表示器33のQ1端子の出力が図2
(c)に示すようにHレベルに、Q2端子の出力が図2
(d)に示すようにLレベルに変化する。表示器33の
Q1端子のHレベルの出力は、図2(g)に示すように
OR回路36を介して正転電力制御回路21に供給され
ているので、ファン17は、正転を継続している。
【0029】表示器33のLEDが点灯したことによ
り、作業員がリセットスイッチ34を操作して、表示器
33のR端子にリセット信号を供給すると、LEDが消
灯し、かつそれのQ1端子の出力がLレベルに変化し、
それのQ2端子がHレベルに変化する。このQ2端子の
出力がHレベルに変化したことにより、短時間タイマ3
5がリセットされ、新たにクロック信号のカウントを開
始する。このとき、短時間タイマ35のQ1端子はHレ
ベルとなり、Q2端子はLレベルとなる。このQ1端子
のHレベルが、逆転指令信号として、逆転電力制御回路
22に供給される。これによって逆転電力制御回路22
が作動し、ファン17が逆転し、排気孔19から空気が
吸入され、吸気孔18から排出される。このとき、吸気
孔18に付着しているチリや綿埃が吹き飛ばされる。な
お、このとき、逆向きに流れる空気によって発熱部品の
冷却も行われている。
り、作業員がリセットスイッチ34を操作して、表示器
33のR端子にリセット信号を供給すると、LEDが消
灯し、かつそれのQ1端子の出力がLレベルに変化し、
それのQ2端子がHレベルに変化する。このQ2端子の
出力がHレベルに変化したことにより、短時間タイマ3
5がリセットされ、新たにクロック信号のカウントを開
始する。このとき、短時間タイマ35のQ1端子はHレ
ベルとなり、Q2端子はLレベルとなる。このQ1端子
のHレベルが、逆転指令信号として、逆転電力制御回路
22に供給される。これによって逆転電力制御回路22
が作動し、ファン17が逆転し、排気孔19から空気が
吸入され、吸気孔18から排出される。このとき、吸気
孔18に付着しているチリや綿埃が吹き飛ばされる。な
お、このとき、逆向きに流れる空気によって発熱部品の
冷却も行われている。
【0030】このとき、長時間タイマ32のQ1端子の
出力、表示器33のQ1端子の出力は共にLレベルであ
り、また短時間タイマ35のQ1のHレベルの出力はイ
ンバータ37によってLレベルに反転されて、OR回路
36に供給されている。OR回路35は、インバータ3
7の出力がHレベルのとき、長時間タイマ32のQ1端
子の出力、表示器33のQ1端子の出力を正転電力制御
回路21に供給するように構成されているので、これら
2つのQ1端子の出力は、正転電力制御回路21には供
給されず、正転電力制御回路21は停止する。
出力、表示器33のQ1端子の出力は共にLレベルであ
り、また短時間タイマ35のQ1のHレベルの出力はイ
ンバータ37によってLレベルに反転されて、OR回路
36に供給されている。OR回路35は、インバータ3
7の出力がHレベルのとき、長時間タイマ32のQ1端
子の出力、表示器33のQ1端子の出力を正転電力制御
回路21に供給するように構成されているので、これら
2つのQ1端子の出力は、正転電力制御回路21には供
給されず、正転電力制御回路21は停止する。
【0031】短時間タイマ35がリセットされてから、
第1の時限t1よりも短い時限に予め定めた第2の時限
t2、例えば2乃至3分の時間が経過すると、図2
(e)に示すように、短時間タイマ35のQ1端子の出
力がLレベルになり、逆転電力制御回路22が停止させ
られる。一方、短時間タイマ35のQ1端子の出力をイ
ンバータ37によって反転させたHレベルが、OR回路
36に供給され、OR回路36が付勢される。
第1の時限t1よりも短い時限に予め定めた第2の時限
t2、例えば2乃至3分の時間が経過すると、図2
(e)に示すように、短時間タイマ35のQ1端子の出
力がLレベルになり、逆転電力制御回路22が停止させ
られる。一方、短時間タイマ35のQ1端子の出力をイ
ンバータ37によって反転させたHレベルが、OR回路
36に供給され、OR回路36が付勢される。
【0032】また、時限t2が経過したとき、短時間タ
イマ35のQ2端子がHレベルとなり、これによって長
時間タイマ32がリセットされ、再びクロックのカウン
トを開始し、かつ、それのQ1端子の出力がHレベル、
Q2端子の出力がLレベルになる。このQ1端子のHレ
ベルの出力が、付勢されたOR回路36を介して正転電
力制御回路21に供給され、ファン17が正転を開始す
る。以下、上述したのと同様に動作する。
イマ35のQ2端子がHレベルとなり、これによって長
時間タイマ32がリセットされ、再びクロックのカウン
トを開始し、かつ、それのQ1端子の出力がHレベル、
Q2端子の出力がLレベルになる。このQ1端子のHレ
ベルの出力が、付勢されたOR回路36を介して正転電
力制御回路21に供給され、ファン17が正転を開始す
る。以下、上述したのと同様に動作する。
【0033】この実施の形態では、長時間タイマ32が
第1の時限t1に達すると、表示器33が点灯し、これ
を見た作業員がリセット信号を表示器33に供給するこ
とによって短時間タイマ35がリセットされている。即
ち、長時間タイマ32が第1の時限t1に達したことに
関連付けられて、短時間タイマ35が駆動されている。
例えば、長時間タイマ32のQ2出力がHレベルに変化
したことにより、短時間タイマ35をリセットし、時限
t1が経過すると、直ちにファン17を逆転させること
も可能である。しかし、この場合、この電源装置の周囲
にいる作業員がチリや綿埃を突然に被る可能性がある。
チリや綿埃が吹き出す前に、吹き出しに対する準備が予
めできるように、時限t1が経過しても、直ちにファン
17を逆転させていない。
第1の時限t1に達すると、表示器33が点灯し、これ
を見た作業員がリセット信号を表示器33に供給するこ
とによって短時間タイマ35がリセットされている。即
ち、長時間タイマ32が第1の時限t1に達したことに
関連付けられて、短時間タイマ35が駆動されている。
例えば、長時間タイマ32のQ2出力がHレベルに変化
したことにより、短時間タイマ35をリセットし、時限
t1が経過すると、直ちにファン17を逆転させること
も可能である。しかし、この場合、この電源装置の周囲
にいる作業員がチリや綿埃を突然に被る可能性がある。
チリや綿埃が吹き出す前に、吹き出しに対する準備が予
めできるように、時限t1が経過しても、直ちにファン
17を逆転させていない。
【0034】また、例えば時限t1に達していないけれ
ど、チリや綿埃が吸気孔18に付着している場合には、
リセットスイッチ34を操作して、リセット信号を供給
すればよい。これによって、表示器33のQ2端子の出
力が一瞬LレベルとなってからHレベルに変化するの
で、短時間タイマ35がリセットされ、逆転電力制御回
路22が駆動される。なお、このとき、短時間タイマ3
5のQ1端子の出力を反転させたインバータ37によっ
て、OR回路37が除勢されるので、長時間タイマ32
のHレベルの出力信号は、正転電力制御回路21には供
給されない。
ど、チリや綿埃が吸気孔18に付着している場合には、
リセットスイッチ34を操作して、リセット信号を供給
すればよい。これによって、表示器33のQ2端子の出
力が一瞬LレベルとなってからHレベルに変化するの
で、短時間タイマ35がリセットされ、逆転電力制御回
路22が駆動される。なお、このとき、短時間タイマ3
5のQ1端子の出力を反転させたインバータ37によっ
て、OR回路37が除勢されるので、長時間タイマ32
のHレベルの出力信号は、正転電力制御回路21には供
給されない。
【0035】第1の時限t1が経過した時点で、正転電
力制御回路21を停止させることもできる。但し、第1
の時限t1が経過した後、即座にリセットスイッチ34
を操作できる状態になるとは限らず、長時間がかかる場
合もある。この場合、発熱部品は冷却されず、電源回路
が正常に動作しない可能性がある。これを防止するた
め、第1の時限t1が経過しても、表示器33のQ1端
子のHレベルを使用して、正転電力制御回路21を動作
させている。但し、短時間タイマ35がリセットされた
とき、表示器33のQ1端子の出力がHレベルである
と、正転電力制御回路21は、作動したままになるの
で、Q1端子の出力をLレベルとして、正転電力制御回
路21を停止させている。
力制御回路21を停止させることもできる。但し、第1
の時限t1が経過した後、即座にリセットスイッチ34
を操作できる状態になるとは限らず、長時間がかかる場
合もある。この場合、発熱部品は冷却されず、電源回路
が正常に動作しない可能性がある。これを防止するた
め、第1の時限t1が経過しても、表示器33のQ1端
子のHレベルを使用して、正転電力制御回路21を動作
させている。但し、短時間タイマ35がリセットされた
とき、表示器33のQ1端子の出力がHレベルである
と、正転電力制御回路21は、作動したままになるの
で、Q1端子の出力をLレベルとして、正転電力制御回
路21を停止させている。
【0036】短時間タイマ35のQ2端子の出力がHレ
ベルに変化したことを利用して、長時間タイマ32をリ
セットしているが、例えば別に長時間タイマ32用のリ
セットスイッチを設けて、これの操作によって長時間タ
イマをリセットすることも可能である。しかし、それで
は、時限t1が経過したことを確認する必要と、長時間
タイマ用のリセットスイッチの操作をする必要とがあ
り、面倒である。そこで、短時間タイマ35のQ2端子
の出力を利用して、長時間タイマ32をリセットしてい
る。
ベルに変化したことを利用して、長時間タイマ32をリ
セットしているが、例えば別に長時間タイマ32用のリ
セットスイッチを設けて、これの操作によって長時間タ
イマをリセットすることも可能である。しかし、それで
は、時限t1が経過したことを確認する必要と、長時間
タイマ用のリセットスイッチの操作をする必要とがあ
り、面倒である。そこで、短時間タイマ35のQ2端子
の出力を利用して、長時間タイマ32をリセットしてい
る。
【0037】第2の実施の形態を図4に示す。この実施
の形態は、電源装置の入力容量が大きく、商用交流電源
として、三相交流電源を使用しているものである。ま
た、三相交流電源を使用している関係上、ファン17a
は、三相誘導電動機によって駆動されている。なお、第
1の実施の形態と同等部分には、同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
の形態は、電源装置の入力容量が大きく、商用交流電源
として、三相交流電源を使用しているものである。ま
た、三相交流電源を使用している関係上、ファン17a
は、三相誘導電動機によって駆動されている。なお、第
1の実施の形態と同等部分には、同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0038】三相交流電源の1a相は、正転電力制御回
路25を介して三相誘導電動機の第1の入力端子に接続
されると共に逆転電力制御回路26を介して三相誘導電
動機の第3の入力端子に接続されている。三相交流電源
の1b相は、そのまま三相誘導電動機の第2の入力端子
に接続されている。三相交流電源の1c相は、逆転電力
制御回路27を介して三相誘導電動機の第1の入力端子
に接続され、正転電力制御回路28を介して三相誘導電
動機の第3の入力端子に接続されている。各正転電力制
御回路25、28、逆転電力制御回路26、27は、サ
イリスタを逆並列に接続したものが使用されている。
路25を介して三相誘導電動機の第1の入力端子に接続
されると共に逆転電力制御回路26を介して三相誘導電
動機の第3の入力端子に接続されている。三相交流電源
の1b相は、そのまま三相誘導電動機の第2の入力端子
に接続されている。三相交流電源の1c相は、逆転電力
制御回路27を介して三相誘導電動機の第1の入力端子
に接続され、正転電力制御回路28を介して三相誘導電
動機の第3の入力端子に接続されている。各正転電力制
御回路25、28、逆転電力制御回路26、27は、サ
イリスタを逆並列に接続したものが使用されている。
【0039】正転電力制御回路25、28に正転指令信
号が供給され、逆転電力制御回路26、27に逆転指令
信号が供給される。正転指令信号は、第1の実施の形態
と同様に、OR回路36から供給され、逆転指令信号も
第1の実施の形態と同様に短時間タイマ35のQ1端子
から供給される。
号が供給され、逆転電力制御回路26、27に逆転指令
信号が供給される。正転指令信号は、第1の実施の形態
と同様に、OR回路36から供給され、逆転指令信号も
第1の実施の形態と同様に短時間タイマ35のQ1端子
から供給される。
【0040】そして、正転指令信号が供給されたとき、
正転電力制御回路25、28が作動し、ファン17aを
正転させ、逆転指令信号が供給されたとき、逆転電力制
御回路26、27が作動して、ファン17aを逆転させ
る。
正転電力制御回路25、28が作動し、ファン17aを
正転させ、逆転指令信号が供給されたとき、逆転電力制
御回路26、27が作動して、ファン17aを逆転させ
る。
【0041】上記の両実施の形態では、本発明を電源装
置に実施したが、発熱部品を有し、ファンによって該発
熱部品を冷却する電気機器であれば、他の電気機器に本
発明を実施することができる。
置に実施したが、発熱部品を有し、ファンによって該発
熱部品を冷却する電気機器であれば、他の電気機器に本
発明を実施することができる。
【0042】上記の両実施の形態では、報知手段とし
て、表示器35を用いたが、第1の実施の形態と同様に
Q1端子、Q2端子の出力が変化するものであれば、他
の機器、例えば音声によって時限t1の経過を報知する
ようにしてもよい。
て、表示器35を用いたが、第1の実施の形態と同様に
Q1端子、Q2端子の出力が変化するものであれば、他
の機器、例えば音声によって時限t1の経過を報知する
ようにしてもよい。
【0043】上記の両実施の形態では、例えば短時間タ
イマ35がリセットされると、直ちにファンを正転から
逆転させるため、正転電力制御回路を直ちに停止させ
て、直ちに逆転電力制御回路を動作させ、同様に短時間
タイマ35が時限t2をカウントしたとき、長時間タイ
マ32をリセットし、直ちに逆転電力制御回路を停止さ
せて、正転電力制御回路を作動させている。
イマ35がリセットされると、直ちにファンを正転から
逆転させるため、正転電力制御回路を直ちに停止させ
て、直ちに逆転電力制御回路を動作させ、同様に短時間
タイマ35が時限t2をカウントしたとき、長時間タイ
マ32をリセットし、直ちに逆転電力制御回路を停止さ
せて、正転電力制御回路を作動させている。
【0044】しかし、ファンの慣性力を考慮して、正転
から逆転、或いは逆転から正転へファンの回転方向を変
更する場合、正転電力制御回路を停止させてから一定時
間が経過した後、逆転電力制御を作動させたり、逆転電
力制御回路を停止させてから一定時間の経過後に、正転
電力制御回路を作動させるようにしてもよい。この場
合、例えば、表示器33のQ2出力端子と短時間タイマ
35のリセット端子Rとの間に遅延回路を、短時間タイ
マ35のQ2端子と長時間タイマ32のリセット端子R
との間に遅延回路をそれぞれ設ければよい。この一定時
間は、この間にファンが停止していることにより発熱部
品の温度が規定値よりも高くならない時間に選択してお
くことが望ましい。
から逆転、或いは逆転から正転へファンの回転方向を変
更する場合、正転電力制御回路を停止させてから一定時
間が経過した後、逆転電力制御を作動させたり、逆転電
力制御回路を停止させてから一定時間の経過後に、正転
電力制御回路を作動させるようにしてもよい。この場
合、例えば、表示器33のQ2出力端子と短時間タイマ
35のリセット端子Rとの間に遅延回路を、短時間タイ
マ35のQ2端子と長時間タイマ32のリセット端子R
との間に遅延回路をそれぞれ設ければよい。この一定時
間は、この間にファンが停止していることにより発熱部
品の温度が規定値よりも高くならない時間に選択してお
くことが望ましい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第1の時限が経過するまで、吸気孔から空気が吸
入され、発熱部品を冷却して、排気孔から排気される。
第1の時限が経過すると、これに関連して、第2のタイ
マ手段が起動され、第2の時限が経過するまで、ファン
駆動手段に逆転指令信号が供給されるので、排気孔から
空気が吸入され、吸気孔から空気が排出される。吸気孔
からの空気の排出によって、吸気孔に付着したチリや綿
埃が除去される。従って、以後、吸気孔から空気を吸入
しても、充分な風量が得られ、良好に発熱部品の冷却が
行われる。しかも、第1の時限の経過に応動して、報知
手段を作動させることによって、第1の時限が経過して
おり、チリ等の除去を行った方がよいことが報知され、
作業者が、報知解除信号を供給することによって、チリ
等の除去が行われる。従って、突然にチリ等が吸気孔か
ら吹き出すことがなく、作業者が突然にチリ等を被るこ
とがない。さらに、第1の時限が経過して、報知手段が
起動されたとき、報知手段が正転指令信号を生成して、
ファンの正転を維持しているので、報知解除信号が報知
手段に供給されるまで、発熱部品の冷却が行われてお
り、報知解除信号の供給がたとえ遅れたとしても、発熱
部品の発熱によって電気機器が異常な動作をすることを
防止できる。また、報知解除信号によって、第2のタイ
マ手段が起動され、ファンが逆転させられる。このと
き、正転指令信号が供給されていると、ファンが正常な
動作をしない。そこで、報知手段の正転指令信号が消失
させられ、正常にファンが逆転動作することを担保して
いる。
れば、第1の時限が経過するまで、吸気孔から空気が吸
入され、発熱部品を冷却して、排気孔から排気される。
第1の時限が経過すると、これに関連して、第2のタイ
マ手段が起動され、第2の時限が経過するまで、ファン
駆動手段に逆転指令信号が供給されるので、排気孔から
空気が吸入され、吸気孔から空気が排出される。吸気孔
からの空気の排出によって、吸気孔に付着したチリや綿
埃が除去される。従って、以後、吸気孔から空気を吸入
しても、充分な風量が得られ、良好に発熱部品の冷却が
行われる。しかも、第1の時限の経過に応動して、報知
手段を作動させることによって、第1の時限が経過して
おり、チリ等の除去を行った方がよいことが報知され、
作業者が、報知解除信号を供給することによって、チリ
等の除去が行われる。従って、突然にチリ等が吸気孔か
ら吹き出すことがなく、作業者が突然にチリ等を被るこ
とがない。さらに、第1の時限が経過して、報知手段が
起動されたとき、報知手段が正転指令信号を生成して、
ファンの正転を維持しているので、報知解除信号が報知
手段に供給されるまで、発熱部品の冷却が行われてお
り、報知解除信号の供給がたとえ遅れたとしても、発熱
部品の発熱によって電気機器が異常な動作をすることを
防止できる。また、報知解除信号によって、第2のタイ
マ手段が起動され、ファンが逆転させられる。このと
き、正転指令信号が供給されていると、ファンが正常な
動作をしない。そこで、報知手段の正転指令信号が消失
させられ、正常にファンが逆転動作することを担保して
いる。
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】請求項2記載の発明によれば、ファンの正
転から逆転への切換、或いは逆転から正転への切換を、
直ちに行わずに、所定の時間の経過後に行っているの
で、ファンのモータの慣性力によるファンの回転が終息
した後に、切換が行われ、モータの損傷を防止すること
ができる。
転から逆転への切換、或いは逆転から正転への切換を、
直ちに行わずに、所定の時間の経過後に行っているの
で、ファンのモータの慣性力によるファンの回転が終息
した後に、切換が行われ、モータの損傷を防止すること
ができる。
【図1】本発明による空気冷却装置を備えた電気機器の
第1の実施の形態のブロック図である。
第1の実施の形態のブロック図である。
【図2】同第1の実施の形態の各部の波形図である。
【図3】同第1の実施の形態の部分省略側面図である。
【図4】同第2の実施の形態のブロック図である。
2 整流回路(電気機器) 4 インバータ(電気機器) 5 絶縁変圧器(電気機器) 6 整流回路(電気機器) 7 平滑リアクトル(電気機器) 17 17a ファン 21 25 28 正転電力制御回路(正転駆動手段) 22 26 27 逆転電力制御回路(逆転駆動手段) 32 長時間タイマ(第1のタイマ手段) 33 表示器(報知手段) 35 短時間タイマ(第2のタイマ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−59247(JP,A) 特開 平7−23551(JP,A) 特開 昭63−24987(JP,A) 実開 平2−49192(JP,U) 実開 平2−109933(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 9/00 - 9/28 H05K 7/20
Claims (2)
- 【請求項1】 発熱する電気部品を有する電気機器と、
上記電気部品を空気冷却するためのファンとを備え、 正転指令信号に応動して吸気孔から吸入した空気を上記
電気部品を通過させて排気孔から排気させる正転方向に
上記ファンを駆動し、逆転指令信号に応動して上記排気
孔から吸入した空気を上記吸気孔から排気させる逆転方
向に上記ファンを駆動するファン駆動手段と、 予め定めた第1の時限が経過するまで上記正転指令信号
を上記ファン駆動手段に供給する第1のタイマ手段と、第1の時限が経過したことに応動して、第1の時限の経
過を報知すると共に、手動によって発生された報知解除
信号に応動して、第2のタイマ手段を起動する起動信号
を生成する報知手段と、 上記起動信号に応動して、第1の時限よりも短い第2の
時限が経過するまで上記逆転指令信号を上記ファン駆動
手段に供給する第2のタイマ手段とを、 具備し、 上記報知手段は、第1の時限の経過に応動して、上記正
転指令信号を生成し、上記報知解除信号に応動して、自
己が生成していた上記正転指令信号を消失させる 空気冷
却装置を備えた電気機器。 - 【請求項2】 請求項1記載の空気冷却装置を備えた電
気機器において、 第2のタイマ手段は、第2の時限の経過時に第1のタイ
マ手段を再起動し、 第1の時限が経過したことに応動して、第1の時限の経
過を報知すると共に、報知解除信号に応動して、第2の
タイマ手段を起動する報知手段を設け、 第1のタイマ手段の再起動は、第1の時限の経過から所
定時間が経過した後に行い、第2のタイマ手段の起動は
上記報知解除信号の供給から所定時間が経過した後に行
う空気冷却装置を備えた電気機器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33758996A JP3318220B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 空気冷却装置を備えた電気機器 |
US08/980,938 US6152699A (en) | 1996-12-02 | 1997-12-01 | Cooling apparatus for electrical equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33758996A JP3318220B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 空気冷却装置を備えた電気機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10164798A JPH10164798A (ja) | 1998-06-19 |
JP3318220B2 true JP3318220B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=18310078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33758996A Expired - Fee Related JP3318220B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 空気冷却装置を備えた電気機器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6152699A (ja) |
JP (1) | JP3318220B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4557616B2 (ja) * | 2004-07-02 | 2010-10-06 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置 |
JP4265289B2 (ja) * | 2003-06-05 | 2009-05-20 | 株式会社日立製作所 | 投写型表示装置 |
TWI247190B (en) * | 2004-11-09 | 2006-01-11 | Coretronic Corp | Self dust-off apparatus and method thereof |
FR2903854A1 (fr) * | 2006-07-11 | 2008-01-18 | Gen Electric | Dispositif de ventilation ventilant un boitier electronique |
EP1996004B1 (de) * | 2007-05-25 | 2014-07-09 | SMA Solar Technology AG | Wechselrichtergehäuse |
US7348743B1 (en) | 2007-10-30 | 2008-03-25 | International Business Machines Corporation | Apparatus to remove foreign particles from heat transfer surfaces of heat sinks |
JP5545929B2 (ja) * | 2009-03-27 | 2014-07-09 | Necパーソナルコンピュータ株式会社 | 電源装置 |
US9399999B2 (en) | 2009-10-23 | 2016-07-26 | Sunonwealth Electric Machine Industry Co., Ltd. | Heat dissipating fan |
US9429167B2 (en) * | 2009-10-23 | 2016-08-30 | Sunonwealth Electric Machine Industry Co., Ltd. | Heat dissipating fan |
JP5351918B2 (ja) * | 2011-03-15 | 2013-11-27 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
CN104519715A (zh) * | 2013-09-30 | 2015-04-15 | 施耐德东芝换流器欧洲公司 | 变频器设备的散热结构和控制方法及设备 |
JP6691753B2 (ja) * | 2015-08-27 | 2020-05-13 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | X線診断装置 |
US11107341B2 (en) * | 2019-06-06 | 2021-08-31 | Jamie Little | LED sleeve for emergency breathing safety system connection |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6210890U (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-23 | ||
US5001463A (en) * | 1989-02-21 | 1991-03-19 | Hamburger Robert N | Method and apparatus for detecting airborne allergen particulates |
JPH0749973B2 (ja) * | 1989-09-29 | 1995-05-31 | 日本精機株式会社 | 計器装置 |
US5349166A (en) * | 1991-10-31 | 1994-09-20 | Engineering & Research Associates, Inc. | RF generator for plastic tubing sealers |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP33758996A patent/JP3318220B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-12-01 US US08/980,938 patent/US6152699A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6152699A (en) | 2000-11-28 |
JPH10164798A (ja) | 1998-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3318220B2 (ja) | 空気冷却装置を備えた電気機器 | |
JP3447590B2 (ja) | 電源装置 | |
JPH09163791A (ja) | 電動式圧縮機の駆動方法及び駆動装置 | |
JPH0851768A (ja) | パワースイッチング素子の寿命監視装置及び同寿命監視装置を有するパワースイッチング素子を用いた装置 | |
JPH11311436A (ja) | 空気調和機 | |
JP2895033B2 (ja) | 電子レンジのインラシュ(inrush)電流防止回路 | |
JP3566443B2 (ja) | インバ−タ過電圧保護装置 | |
JP3530449B2 (ja) | インバータ駆動電動機装置 | |
TW201104992A (en) | Motor driving apparatus and driving method thereof | |
JP3515405B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP2001211654A (ja) | インバータ装置 | |
JP2645139B2 (ja) | 電子レンジの起動保護装置 | |
JP3763704B2 (ja) | コントローラ | |
JP2000295851A (ja) | 電力用半導体モジュール | |
JPS6192174A (ja) | インバ−タ | |
JP2001308571A (ja) | 電子部品等冷却装置 | |
JPH1128569A (ja) | 溶接機 | |
JPH08182187A (ja) | 突入電流抑制電源回路 | |
JP3087720B2 (ja) | 電子機器 | |
JPH1085489A (ja) | 洗濯機等の制御装置 | |
JP3017755B2 (ja) | ブラシレス同期電機 | |
JP3257236B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2005304146A (ja) | モータの駆動装置 | |
JPH07170611A (ja) | 電気自動車用電力制御装置 | |
JPH0428298A (ja) | インバータ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020604 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |