JP2000295851A - 電力用半導体モジュール - Google Patents

電力用半導体モジュール

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JP2000295851A
JP2000295851A JP11102063A JP10206399A JP2000295851A JP 2000295851 A JP2000295851 A JP 2000295851A JP 11102063 A JP11102063 A JP 11102063A JP 10206399 A JP10206399 A JP 10206399A JP 2000295851 A JP2000295851 A JP 2000295851A
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JP
Japan
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chip
thyristor
semiconductor
power
semiconductor module
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JP11102063A
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Hideo Yomo
英生 四方
Atsuya Uekawa
淳哉 植川
Takeshi Yamamoto
武 山本
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部配線を簡素化するとともに,外付け端子
を除いた電力用半導体モジュールを提供する。 【解決手段】 交流電源を整流する整流回路を構成する
ダイオードチップ26,27と,整流回路の一方の出力
に設けられたサイリスタチップ31と,サイリスタチッ
プ31と並列に設けられた半導体抵抗チップ32とを電
力用半導体モジュールに搭載した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,電力用半導体モジ
ュールに関するもので,特にコンデンサインプット型整
流回路を起動する際に,起動電流を抑制する電力用半導
体モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサインプット型の整流回路に用
いられる電力用半導体モジュールには,図4に示すもの
がある。すなわち1は交流電源が入力する入力端子で,
2はダイオード2a〜2fにより構成される全波整流回
路である。3はサイリスタで,起動時にはゲート信号が
入力されずオフし,定常時にはゲート信号が入力してオ
ンしている。4a,4bは出力端子で直流が出力する。
5a,5bはサイリスタの両端を出力する補助端子であ
る。
【0003】なお,11は電力用半導体モジュール10
の外に設けられた平滑用コンデンサ,12は負荷,13
は外付けの限流抵抗である。電力用半導体モジュール1
0の起動時に,交流入力は全波整流回路2により整流さ
れる。ここで,サイリスタ3にゲート信号が入力される
と,コンデンサ11に電流が流れる。この時,コンデン
サ11は充電されていないため,大きな充電流が流れ
て,サイリスタ3を破損することがある。このため,起
動時,サイリスタ3にはゲート信号を入力せずに起動す
る。そして,電力用半導体モジュールの外付けに限流抵
抗13を接続し,充電電流を抑制する。コンデンサ11
の充電が完了すると,サイリスタ3にゲート信号が入力
し,オンする。
【0004】外付けの限流抵抗13は,ダイオード2a
〜2f及びサイリスタ3の定格サージ耐量,交流電源の
容量,負荷12が要求する時定数等によって決定され
る。通常30W,100〜500Ωの巻線抵抗器が選ば
れる。一方,サイリスタ3のオンによりサイリスタ3の
オン電圧(約1.5V)が抵抗13に印加し,定常時の
損失は1/2W以下となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし,電力用半導体
モジュールに外付けに大きな限流抵抗が必要であり,こ
のために大電流を流す端子を設ける必要があった。さら
に,この電力用半導体モジュールを使用する場合,限流
抵抗の配線作業を必要とするものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の電
力用半導体モジュールは,交流電源を整流する整流回路
を構成するダイオードチップと,上記整流回路の一方の
出力に設けられたサイリスタチップと,上記サイリスタ
チップと並列に設けられた半導体抵抗チップとを搭載し
たものである。
【0007】すなわち,起動時交流電源がダイオードチ
ップにより整流され,ダイオードチップの出力は半導体
抵抗チップを介して出力され,負荷側のコンデンサを充
電する。コンデンサの充電電流は半導体抵抗チップによ
って限流され,コンデンサが充電後,サイリスタチップ
はオンされる。
【0008】請求項2記載の発明は,半導体抵抗チップ
がP型半導体で構成されている。
【0009】すなわち,P型半導体基板は比抵抗を高く
選定することができ,限流抵抗の選定が容易である。
【0010】請求項3記載の発明は,ダイオードチッ
プ,サイリスタチップ,半導体抵抗チップが熱伝導の良
好な絶縁基板を介して同一の金属ベースに設けられる。
【0011】すなわち,半導体抵抗チップを介して負荷
のコンデンサに流れる電流によって発生した半導体抵抗
チップの熱は,熱伝導の良好な絶縁基板を介して金属ベ
ースに伝導し,金属ベースからダイオードチップ,サイ
リスタチップの発熱の放出に供される外付けフィンを介
して放出される。
【0012】請求項4記載の発明は,サイリスタが逆導
通サイリスタであるサイリスタチップであり,さらに上
記整流回路を逆並列に回生回路を構成する回生用スイッ
チング素子チップを搭載したものである。
【0013】すなわち,負荷が例えば電動機の場合,制
動時電動機が発電機となり,この発電エネルギーはこの
時逆導通サイリスタチップ及び回生用スイッチング素子
チップを介して交流電源に回生する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を,その実施の形態を示し
た図1ないし図3に基づき説明する。図2は本発明の電
力用半導体モジュールの回路図であり,従来技術の図4
のものと異なる点は,図4のものは限流抵抗13が電力
用半導体モジュール10の外部に設けられているのに対
し,図2のものは限流抵抗13が電力用半導体モジュー
ル10内に設けられたものである。
【0015】すなわち,図1において21は銅,鉄等の
金属ベースである。22は絶縁基板であり,中央に熱伝
導の良いセラミックス23の絶縁層を有し,一方の面に
は分子結合され,配線用回路が構成された銅回路25が
貼られ,このセラミックスの他方の面には分子結合され
た銅回路24が貼られている。この絶縁基板22は,他
方の面が半田を介して金属ベース21上に載置されてい
る。この銅回路25の所要個所に半田が載置され,その
半田上に交流電源を整流する全波整流回路2のダイオー
ド2a〜2fがダイオードチップ26,27として載置
されている。また,銅回路25の所要個所には半田を介
して図2の全波整流回路の一方の出力に設けられたサイ
リスタ3がサイリスタチップ31として載置され,さら
に銅回路25の所要個所には半田を介して図2のサイリ
スタ3と並列に設けられた限流抵抗6が半導体抵抗チッ
プ32として載置されている。また,図示しないが,入
力端子,出力端子を半田を介して銅回路25に載置し,
リフロー炉によって相互間が半田付けされる。さらに,
金属ベース21に図示しない樹脂ケースが接着され,こ
の樹脂ケース内に封止樹脂を注入して半導体チップを封
止する。これによって図1の電力用半導体モジュール
は,図2の回路を構成することになる。
【0016】次に,半導体抵抗チップ32について説明
する。今,半導体抵抗チップ32に例えば比抵抗が50
0Ωcmで,大きさが1mm角,厚みが600μmのP
型半導体基板を使用すると,300Ωの抵抗が得られ
る。この半導体抵抗チップを搭載した電力用半導体モジ
ュールを交流電源200Vの電源装置に適用した場合,
ダイオード2a〜2fにより整流される全波整流回路2
の出力には約300Vが出力され,起動時,半導体抵抗
チップ3には最大1Aの電流が流れる。そして,コンデ
ンサ11の充電によって半導体抵抗チップ3に流れる電
流は減少していく。もし,コンデンサ11が3000μ
Fの場合,約1分でコンデンサ11の充電が完了する。
コンデンサ11の充電が完了すると,サイリスタ3にア
ノードファイヤ等によるゲート信号によってオンされ,
半導体抵抗チップにはほとんど流れなくなる。
【0017】なお,起動時,コンデンサ11の充電が完
了するまで,シリコン抵抗チップに流れる電流によって
発生した熱は,絶縁基板22,金属ベース21,さらに
図示しないフィンを介して放出する。
【0018】上記実施の形態で,半導体抵抗チップにP
型不純物を有するP型半導体基板を用いているが,N型
不純物を有するN型半導体基板であってもよい。しか
し,P型半導体基板はN型半導体基板より比抵抗を高く
することができるので,N型半導体基板より適してい
る。
【0019】図3は他の実施の形態を示すブロック図で
あり,負荷にモータ14を制御するインバータ13が構
成されている。また,サイリスタ3と逆並列にダイオー
ド7が設けられ,さらに全波整流回路2と逆並列にIG
BT,バイポーラトランジスタ等の回生用スイッチング
素子8a〜8fからなる回生回路が設けられて電力用半
導体モジュール内に搭載されている。
【0020】この電力用半導体モジュールは,図2と同
じように全波整流回路2により交流電源を整流し,半導
体抵抗チップ6を介してコンデンサ11を予備充電し,
コンデンサ11の予備充電が完了すると,サイリスタ3
はオンされる。コンデンサ11の出力はインバータ13
を介してモータ14に供給され制御される。そして,モ
ータ14に制動が掛かった時,電流がモータ14,イン
バータ13,出力端子4a,ダイオード7,スイッチン
グ素子8,入力端子1,交流電源,入力端子1,スイッ
チング素子8,インバータ13を介して流れる。すなわ
ち,モータ14が制動されたとき,モータのエネルギー
が交流電源に回生される。
【0021】上記図3の実施の形態では,サイリスタと
逆並列にダイオードを設けていたが,1つのチップ内に
収納した逆導通型サイリスタチップであってもよい。ま
た,上記実施の形態では,ダイオード2a〜2fによる
3相の全波回路で説明しているが,単相であってもよ
い。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明では,電力用半導体
モジュールの起動時,負荷のコンデンサに流れる充電電
流は,半導体抵抗チップによって限流され,ダイオー
ド,サイリスタ等の損傷を防止することができる。
【0023】請求項2記載の発明では,P型半導体基板
によって比抵抗を高く選択でき,限流抵抗の選定を容易
に行うことができる。
【0024】請求項3記載の発明では,半導体抵抗チッ
プに流れる電流によって発生した熱は,熱伝導の良好な
絶縁基板を介して金属ベースに伝導し,金属ベースから
ダイオードチップ,サイリスタチップの熱を放出させる
外付けフィンを介して放出できる。
【0025】請求項4記載の発明では,負荷が電動機の
時,その電動機の制動時に発電機となり,そのエネルギ
ーを逆導通サイリスタチップ及び回生用スイッチング素
子チップを介して交流電源に回生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す概略断面図であ
る。
【図2】図1の電気回路図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す電気回路図であ
る。
【図4】従来の電力用半導体モジュールの電気回路図で
ある。
【符号の説明】
1 入力端子 2 全波整流回路 3 サイリスタ 4a,4b 出力端子 6 抵抗 11 コンデンサ 12 負荷 13 限流抵抗 21 金属ベース 22 絶縁基板 23 セラミックス 24 銅回路 25 銅回路 26,27 ダイオードチップ 31 サイリスタチップ 32 半導体抵抗チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/155 Fターム(参考) 5F005 AF01 AF02 CA01 DA02 GA02 5F038 AR22 AV04 AV20 BH01 BH02 BH16 BH20 CA08 DF01 EZ20 5H006 CA01 CA03 CA07 CA12 CA13 CB01 CC02 DA02 FA02 GA02 HA05 HA81

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流回路を構成する
    ダイオードチップと,上記整流回路の一方の出力に設け
    られたサイリスタチップと,上記サイリスタチップと並
    列に設けられた半導体抵抗チップとを搭載した電力用半
    導体モジュール。
  2. 【請求項2】 上記半導体抵抗チップが,P型半導体で
    構成された請求項1記載の電力用半導体モジュール。
  3. 【請求項3】上記ダイオードチップ,サイリスタチッ
    プ,半導体抵抗チップが熱伝導の良好な絶縁基板を介し
    て同一の金属ベースに設けられた請求項1記載の電力用
    半導体モジュール。
  4. 【請求項4】サイリスタが逆導電型サイリスタであるサ
    イリスタチップであり,さらに上記整流回路と逆並列に
    接続された回生回路を構成する回生用スイッチング素子
    チップを搭載した請求項1記載の電力用半導体モジュー
    ル。
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