JP2009262443A - インモールド転写箔用フィルム - Google Patents

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Shinichiro Okada
真一郎 岡田
Atsushi Koyamamatsu
淳 小山松
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Abstract

【課題】従来よりもさらに優れた耐溶剤性を有し、かつ成形転写の際に離型層とベースフィルムの剥離がなく、成形時の接着性にも優れたインモールド転写箔用フィルムを提供する。
【解決手段】ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、共重合ポリエステルの全酸成分を基準として金属塩基を有するジカルボン酸成分を9mol%以上15mol%以下の範囲で共重合した二次転移点40℃以上85℃以下の共重合ポリエステル、およびオキサゾリン基を有するアクリル共重合体を含む易接着層を有するインモールド転写箔用フィルム。
【選択図】なし

Description

本発明は転写箔用フィルムに関し、更に詳しくは射出成形等において成形と同時に転写印刷するインモールド成形転写用の転写箔の支持フィルムとして有用なフィルムに関する。
従来、インモールド成形転写用の転写箔(以下、インモールド成形転写箔と称することがある)として、ポリエチレンテレフタレートフィルム等のポリエステルフィルムをベースフィルムとし、このベースフィルムの表面に離型層(以下、メジューム層と称することがある)を設け、更にその上に印刷層を塗工した積層フィルムが用いられている。
このインモールド成形転写箔は、インモールド成形法を用いて成形品に転写した後に、離型層面と印刷層面との間で剥がされ、分離される。即ち、成形転写の後に印刷層は成形品の表面に接着して製品として取出され、離型層はベースフィルムに積層した状態で成形後取り除かれる。
しかし、従来のインモールド成形転写箔は、離型層とベースフィルムとの接着力が不十分であったり、離型層面と印刷層面との離型性が不十分であったりすることが多く、それらのバランスがとれていないために、成形転写後の剥離処理において離型層面とベースフィルム面との間で剥離が生じてしまい、離型層が印刷層と共に成形品の表面に残った状態で取出されてしまうことが頻発していた。このような現象が生じる原因として、インモールド成形転写において積層フィルムが変形される際の歪みにより、離型層がベースフィルムから剥れることを要因としていることが多い。
かかる離型層の剥離を改良する方法として、例えば特許文献1には、ベースフィルムと離型層との間に、二次転移点が40〜85℃の水性ポリエステルよりなる皮膜層を設けてベースフィルムと離型層との接着性を改良する方法が提案されているが、離型層を塗工する際の溶剤に対する耐溶剤性が十分でないことがあった。特許文献2には、ベースフィルムと離型層との間に設ける皮膜層について、金属塩基を有するジカルボン酸成分を2〜9mol%共重合した二次転移点が40〜85℃の共重合ポリエステルを含む皮膜層にすることにより、皮膜層と離型層との接着性が高く、成形の際に皮膜層と離型層との界面が剥離することがなく、さらに離型層を塗工する際の溶剤に対する耐溶剤性が改良されることが開示されている。
一方、近年は、より高い生産性を要求されることから、ベースフィルムの表面に離型層を設ける際の加工速度はますます早くなり、かつベースフィルムに対しては非常に高いシェアが掛かるようになり、その皮膜層(以下、易接着層と称することがある)には極めて高い耐溶剤性が求められるようになってきている。また、成形転写される印刷の絵柄も、より繊細、複雑なものとなってきており、従来よりも印刷後の外観に高い品位が求められるようになってきている。
しかしながら、従来検討されてきた皮膜層では、高い生産性に対応できるだけの離型層形成時の耐溶剤性が不足しており、離型層塗工後の塗布外観、さらには印刷後のフィルム外観が劣るという問題が生じている。
特開平07−156358号公報 特開平10−114039号公報
本発明の目的は、従来よりもさらに優れた耐溶剤性を有し、かつ成形転写の際に離型層とベースフィルムの剥離がなく、成形時の接着性にも優れたインモールド転写箔用フィルムを提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、従来技術を用いて易接着層中のポリエステル組成を改良しただけでは、接着性を維持しながら従来よりも高い耐溶剤性を得るのは難しかったところ、易接着層中の共重合ポリエステルの親水基成分量を高め、さらにオキサゾリン基を有するアクリル共重合体を併用すれば、従来よりもさらに優れた耐溶剤性を有し、かつ成形時の接着性にも優れたインモールド転写箔用フィルムが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、共重合ポリエステルの全酸成分を基準として金属塩基を有するジカルボン酸成分を9mol%以上15mol%以下の範囲で共重合した二次転移点40℃以上85℃以下の共重合ポリエステル、およびオキサゾリン基を有するアクリル共重合体を含む易接着層を有するインモールド転写箔用フィルムによって達成される。
また本発明のインモールド転写箔用フィルムは、その好ましい態様として、易接着層の重量を基準として共重合ポリエステルの含有量が65重量%以上98重量%以下、アクリル共重合体の含有量が2重量%以上30重量%以下であること、ポリエステルフィルムの易接着層を有しない面に離型成分を有する帯電防止層を有すること、の少なくともいずれか1つを具備するものが挙げられる。
本発明によるインモールド転写箔用フィルムは、成形転写の際に離型層とベースフィルムの剥離がなく、成形時の接着性にも優れ、かつ易接着層の離型層溶剤に対する耐溶剤性が従来よりもさらに優れるため、高速での加工使用に適しており、従来よりもより繊細、複雑な印刷の絵柄のものでも高い品位を有した転写箔の製造が可能である。
以下、本発明を詳しく説明する。
<ポリエステルフィルム>
本発明においてベースフィルムを形成するポリエステルとは、芳香族二塩基酸またはそのエステル形成性誘導体とジオールまたはそのエステル形成性誘導体とから合成される、結晶性の線状飽和ポリエステルである。かかるポリエステルの具体例として、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートが例示できる。これらは、共重合体、またはこれらと小割合の他樹脂とのブレンド物などを包含する。かかるポリエステルの中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートが特に好ましい。
そして、これらポリエステルは必要に応じて有機や無機の粒子を含有することができる。かかる粒子としては、通常ポリエステルフィルムに添加されるものが使用され、例えば酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム等のような無機フィラー、架橋シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、架橋アクリル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等のような耐熱性樹脂からなる有機フィラーを挙げることができる。
また、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンターポリマー、オレフィン系アイオノマーのような他の樹脂、着色剤、帯電防止剤、触媒、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤等を必要に応じて含有することもできる。
本発明におけるポリエステルフィルムは、インモールド転写箔用フィルムとして使用される厚さを有していれば良く、好ましくは10〜150μm、特に好ましくは20〜100μmである。
本発明におけるポリエステルフィルムは、dF10/dSが0.10Kg/mm2/伸度%以上0.30Kg/mm2/伸度%以下であり、特に0.15Kg/mm2/伸度%以上0.25Kg/mm2/伸度%以下であることが好ましい。ここで、dF10/dSとは、フィルムの荷伸曲線における10%伸長時の曲線勾配のことである。このdF10/dSが0.30Kg/mm2/伸度%を超えると、成形時の応力が高くなり、破れなどのトラブルの原因となることがある。他方、このdF10/dSが0.10Kg/mm2/伸度%未満ではフィルムの表面性や耐熱性、寸法安定性が悪化することがある。
かかるdF10/dS特性を有するポリエステルフィルムの製造方法として、非晶未延伸フィルムを温度60〜130℃、好ましくは90〜125℃で縦方向(以下、機械軸方向と称することがある)に2.0〜4.0倍、好ましくは2.5〜3.5倍延伸し、ついで横方向に温度60〜130℃、好ましくは90〜125℃で2.0〜4.0倍、好ましくは3.0〜4.0倍延伸する方法が挙げられる。なお、二軸延伸後の面積倍率は13以下であることが好ましい。また、一方向の延伸は2段以上の多段で行う方法を用いることもできるが、最終的な延伸倍率は前記した範囲内にあることが好ましい。
また、延伸後の熱固定処理は最終延伸温度より高く、融点以下の温度範囲で1〜30秒間行なうのが好ましい。例えばポリエチレンテレフタレートフィルムでは150〜250℃の温度、2〜30秒の時間から選択して熱固定するのが好ましい。その際、20%以内の制限収縮もしくは伸長、または定長下で行なうことができ、また2段以上で行なってもよい。
<易接着層>
本発明のインモールド転写箔用ポリエステルフィルムは、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、共重合ポリエステルを構成する全酸成分を基準として金属塩基を有するジカルボン酸成分を9mol%以上15mol%以下の範囲で共重合した二次転移点40℃以上85℃以下の共重合ポリエステル、およびオキサゾリン基を有するアクリル共重合体を含む易接着層を有する。
(共重合ポリエステル)
易接着層を構成する共重合ポリエステルは、二次転移点(Tg)が40℃以上85℃以下、好ましくは45℃以上80℃以下の特性を有する。共重合ポリエステルのTgが40℃未満の場合、得られるフィルムは耐熱性、耐ブロッキング性が劣り、他方、共重合ポリエステルのTgが85℃を超えるとポリエステルフィルムと離型層との接着性が十分でない。
さらに、この共重合ポリエステルはジカルボン酸成分とポリオール成分からなり、共重合ポリエステルの全酸成分を基準として金属塩基を有するジカルボン酸成分を9mol%以上15mol%以下の範囲で共重合した線状ポリエステルである。本発明における該成分の役割は、易接着層中における親水基量が従来よりも多いことにより、離型層を塗工する際に使用される溶剤に対する耐溶剤性を高めることにある。この金属塩基を有するジカルボン酸成分の共重合割合が9mol%未満の場合、易接着層の耐溶剤性が十分に向上せず、他方15mol%を超えると離型層と易接着層との接着性が低下する。
前記金属塩基を有するジカルボン酸は、酸化合物中にSO3M基やCOOM基(MはNa、K、Li、NH4等)等の官能基を有するものであり、具体例としては5−Naスルホイソフタル酸、5−アンモニウムスルホイソフタル酸、4−Naスルホイソフタル酸、4−メチルアンモニウムスルホイソフタル酸、2−Naスルホイソフタル酸、5−Kスルホイソフタル酸、4−Kスルホイソフタル酸、2−Kスルホイソフタル酸、Naスルホコハク酸等のスルホン酸アルカリ金属塩系またはスルホン酸アミン塩系化合物等や、無水トリメリット酸、トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ピロメリット酸、トリメシン酸、シクロブタンテトラカルボン酸、ジメチロールプロピオン酸等、あるいはこれらのモノアルカリ金属塩等を挙げることができる。なお、遊離カルボキシル基は共重合後にアルカリ金属化合物やアミン化合物を作用させてカルボン酸塩基とする。これらの中でも、スルホン酸の金属塩基を有するものが好ましく、さらにスルホン酸のアルカリ金属塩基を有するものが好ましい。
本発明の共重合ポリエステルを形成する、金属塩基を有するジカルボン酸成分以外のジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6ーナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、フェニルインダンジカルボン酸、ダイマー酸を例示することができる。これらの成分は2種以上を用いることができる。
更にこれらの成分とともに、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸等の如き不飽和多塩基酸やp−ヒドロキシ安息香酸、p−(β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸等の如きヒドロキシカルボン酸を少割合用いることができる。不飽和多塩基酸成分やヒドロキシカルボン酸成分の割合は、共重合ポリエステルを構成する全酸成分を基準として10モル%以下、好ましくは5モル%以下である。
また、共重合ポリエステルを形成するポリオール成分としては、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、キシリレングリコール、ジメチロールプロピオン酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポリ(エチレンオキシ)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシ)グリコール、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を例示することができる。これらの成分は二次転移点をかかる範囲にするために2種以上を用いることが好ましい。かかるポリオール成分の中でもエチレングリコール、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物、1,4−ブタンジオールが好ましい。
また共重合ポリエステル樹脂として、変性ポリエステル共重合体、例えば前記ポリエステル共重合体をアクリル、ポリウレタン、シリコーン、エポキシ、フェノール樹脂等で変性したブロック重合体、あるいはグラフト重合体を用いることもできる。
共重合ポリエステルの含有量は、易接着層の重量を基準として65重量%以上98重量%以下であることが好ましく、さらに70重量%以上95重量%以下であることが好ましく、特に80重量%以上90重量%以下であることが好ましい。
共重合ポリエステルの含有量が65重量%未満の場合、離型層と易接着層との密着性が低下することがある。また共重合ポリエステルの含有量が98重量%を超える場合、金属塩基を有するジカルボン酸成分が相対的に増えることで耐溶剤性は向上するものの接着性が低下することがある。
(アクリル共重合体)
易接着層を構成するアクリル共重合体は、オキサゾリン基を有するアクリル共重合体である。オキサゾリン基を有するアクリル共重合体として、特公昭63−48884号公報、特開平2−60941号公報、特開平2−99537号公報等に記載されている重合体、あるいはこれらに準じた重合体を挙げることができ、水または多少の有機溶剤を含有
する水溶液に可溶性または分散性のアクリル共重合体が好ましい。
かかるオキサゾリン基を有するアクリル共重合体としては、以下に示すようなモノマーを成分として含むものを挙げることができる。
オキサゾリン基を有するモノマーとしては2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−メチル−2−オキサゾリン等を挙げることができ、これらの1種または2種以上の混合物を使用することができる。これらの中でも、2−イソプロペニル−2−オキサゾリンが工業的に入手しやすく好適である。
本発明における該成分の役割は、易接着層中に前述の共重合ポリエステルに加えて、オキサゾリン基をさらに導入することにより、金属塩基を有するジカルボン酸成分を含む共重合ポリエステル単独では耐溶剤性と接着性の両方を改良することが難しかったところ、接着性を維持しながら、さらに優れた耐溶剤性を発現できることにある。
アクリル共重合体におけるオキサゾリン基を有する成分の割合は、20モル%以上90モル%以下であることが好ましい。かかる成分の割合が20モル%に満たない場合、高い接着性を得られないことがある。またかかる成分の割合が90モル%を超える場合、二次転移点が高くなり高い接着性が得られないことがある。
アクリル樹脂のその他の共重合成分として、例えば以下のモノマーを挙げることができる。即ち、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基等);2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のヒドロキシ含有モノマー;グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、クロトン酸、スチレンスルホン酸及びその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、第三級アミン塩等)等のカルボキシ基またはその塩を有するモノマー;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−アルキルアクリルアミド、N−アルキルメタクリルアミド、N,N−ジアルキルアクリルアミド、N,N−ジアルキルメタクリレート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基等)、N−アルコキシアクリルアミド、N−アルコキシメタクリルアミド、N,N−ジアルコキシアクリルアミド、N,N−ジアルコキシメタクリルアミド(アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基等)、アクリロイルモルホリン、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−フェニルメタクリルアミド等のアミド基を有するモノマー;無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物のモノマー;ビニルイソシアネート、アリルイソシアネート、スチレン、メチルスチレン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルトリアルコキシシラン、アルキルマレイン酸モノエステル、アルキルフマール酸モノエステル、アルキルイタコン酸モノエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、塩化ビニル、酢酸ビニル;ブタジエンポリアルキレンオキシド鎖を有するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸のエステル部にポリアルキレンオキシドを付加させたものを挙げることができる。ポリアルキレンオキシド鎖はポリメチレンオキシド、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリブチレンオキシド等であるが、これらモノマーに限定されるものではない。
該アクリル共重合体の含有量は、易接着層の重量を基準として2重量%以上30重量%以下であることが好ましく、2重量%以上25重量%以下であることが好ましく、5重量%以上20重量%以下であることがさらに好ましい。該アクリル共重合体の含有量が2重量%未満の場合、接着性が低下することがある。また該アクリル共重合体の含有量が30重量%を超える場合、離型層と易接着層との密着性が低下することがある。
(他添加剤)
本易接着層にはフィルムのハンドリング性を向上させるために、フィラー粒子を添加してもよい。フィラー粒子の種類としては、例えば酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム等のような無機フィラーや、架橋シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、架橋アクリル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等のような耐熱性樹脂からなる有機フィラーを挙げることができる。これらの中、酸化珪素、酸化アルミニウム、架橋ポリスチレン樹脂粒子、架橋アクリル樹脂粒子が特に好ましい。
本易接着層は、前記共重合ポリエステルやアクリル共重合体以外に、本発明の課題を損なわない範囲内で少量の他の樹脂を含有してもよい。更に本発明の目的を損なわない範囲において、紫外線吸収剤、顔料、潤滑剤、ブロッキング防止剤、メラミン、エポキシ、アジリジン等の架橋剤や帯電防止剤等の添加剤を易接着層中に含めることができる。
(易接着層の形成)
本発明において、易接着層の形成成分を含む塗剤をポリエステルフィルムの少なくとも片面に塗布するが、塗布時のフィルムとして結晶配向が完了する前のポリエステルフィルムが好ましい。この場合、塗布後はフィルムに結晶配向を完了させる延伸処理、更には熱固定処理を施すことが好ましい。
この結晶配向が完了する前のポリエステルフィルムとしては、ポリエステルを熱溶融してそのままフィルム状となした未延伸フィルム、未延伸フィルムを縦方向または横方向の何れか一方に延伸せしめた一軸延伸フィルム、縦方向及び横方向の二方向に低倍率で延伸せしめたもの(最終的に縦方向または横方向に再延伸せしめて配向結晶化を完了せしめる前の二軸延伸フィルム)を例示することができる。
ポリエステルフィルムへの塗剤の塗布方法としては、任意の塗工法が適用できる。例えばロールコート法、グラビアコート法、マイクログラビアコート法、リバースコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、含浸法及びカーテンコート法を単独または組合せて適用すると良い。
本発明における塗剤は、易接着層を形成させるために、水溶性液、あるいは水分散液、乳化液等の形態、すなわち水性塗剤であることが好ましいが、有機溶剤を溶媒とすることも可能である。水性塗剤には、塗剤の安定性または塗剤の塗工性を助ける目的で若干量の有機溶剤を含ませてもよい。有機溶剤としては、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサノン、n−ヘキサン、トルエン、キシレン、メタノール、エタノール、n−プロパンノール、イソプロパノールを例示することができる。これらは単独で、もしくは2種以上を組合せて用いることができる。
本発明における塗剤、特に水性液には、本発明の目的を損なわない範囲において、芳香族ポリエステルフィルムへの濡れ性を向上させるために界面活性剤を組み合せることができる。かかる界面活性剤は、公知の界面活性剤、例えばアルキレンオキサイド系重合体などノニオン系界面活性剤、4級アンモニウム塩を有する化合物、アルキルピリジニウム塩を有する化合物、スルホン酸塩を有する化合物などのカチオン系またはアニオン系界面活性剤を用いることができる。界面活性剤を添加する場合、該塗剤の表面張力を50dyne/cm以下、好ましくは40dyne/cm以下にすることが好ましい。
本発明における塗剤の固形分濃度は、通常、塗剤の重量を基準として0.5〜30重量%であることが好ましい。かかる固形分組成は、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に形成される易接着層の組成と一致する。
塗剤の塗布量は走行しているフィルム1m2当たり3〜50g、さらには5〜40gが好ましい。最終的に乾燥して得られる塗膜(易接着層)の厚さは、0.01〜0.3μmであることが好ましく、さらに好ましくは0.02〜0.2μmである。塗膜の厚さが0.01μm未満であると接着性が不十分となることがあり、他方0.3μmを超えるとブロッキングを起こし易くなることがある。
塗布はフィルムの用途に応じて片面のみに行うことも両面に行うこともできる。塗布後、乾燥することにより、均一な塗膜となる。
本発明においては、ポリエステルフィルムに塗剤を塗布した後、乾燥、好ましくは延伸処理を行なうが、この乾燥は90〜130℃で2〜20秒間行なうのが好ましい。この乾燥は延伸処理の予熱処理ないし延伸時の加熱処理を兼ねることができる。
このような塗布処理によって得られた易接着層を有するポリエステルフィルムは、メラミン樹脂等を含有するメチルエチルケトン/トルエン混合液等の溶剤を用いて易接着層面に形成されるインモールド成形転写箔の離型層(メジューム層)と良好に接着し、実用性の高いものとなる。
<帯電防止層>
本発明において、ポリエステルフィルムの易接着層形成面と反対側の面、すなわち易接着層を有しない面に、離型成分を有する帯電防止層を有することが好ましい。
(離型成分)
帯電防止層は離型成分を含む帯電防止性塗布層であることが好ましい。離型成分は、好ましくは反応基を有するシリコーンである。離型成分が反応基を含有しないシリコーンの場合、フィルム背面への転写が発生し、印刷層の成型物への転写不具合が発生する可能性がある。
反応基を有するシリコーンは、好ましくは、ケイ素原子に直接結合した反応基を有し、アミノ基を含む有機基、エポキシ基を含む有機基、カルボン酸基を含む有機基、シラノール基もしくは加水分解によりシラノール基を生成する有機基から選ばれる反応基を1種以上含有する。
この反応基を有するシリコーンは、種類の異なる反応基を有するシリコーンの混合体でもよい。かかる反応基を有するシリコーンは分子量が1000〜500000であることが好ましい。1000未満であると背面へ転写しやすくなることがあり、500000を超えると粘性が高くなりハンドリングしにくくなることがある。
シリコーンの有する反応基を例示すると、アミノ基を含む有機基としては、3−アミノプロピル基、3−アミノ−2−メチル−プロピル基、2−アミノエチル基といった1級アミノアルキル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−2−アミノエチル基といった1級および2級アミ基を有する有機基を例示することができる。
エポキシ基を含む有機基としては、γ−グリシドキシプロピル基、β−グリシドキシエチル基、γ−グリシドキシ−β−メチル−プロピル基といったグリシドキシアルキル基、2−グリシドキシカルボニル−エチル基、2−グリシドキシカルボニル−プロピル基といったグリシドキシカルボニルアルキル基を例示することができる。
加水分解によりシラノール基を生成する有機基としては、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、2−エチルヘキシロキシ基といったアルコキシ基、メトキシ−β−エトキシ基、エトキシ−β−エトキシ基、ブトキシ−β−エトキシ基といったアルコキシ−β−エトキシ基、アセトキシ基、プロポキシ基等のアシロキシ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、ブチルアミノ基といったN−アルキルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基といったN,N−ジアルキルアミノ基、イミダゾール基、ピロール基といった窒素を含有する複素環基を例示することができる。
かかる反応基を有するシリコーンは、帯電防止層の重量を基準として1〜50重量%の範囲で含有されることが好ましい。該シリコーンの割合が1重量%未満であると印刷層との貼付きが発生することがあり、50重量%を超えると塗膜均一性が低下することがある。
(カチオンポリマー)
帯電防止層は、カチオンポリマーを含むことが好ましい。該カチオンポリマーとして、以下のモノマー成分(a)、非反応モノマー成分(b)、反応性モノマー成分(c)を含むカチオンポリマーが例示される。
カチオンポリマーとを構成するモノマー成分(a)として、下記式で表されるモノマー成分(a)が挙げられる。
Figure 2009262443
[式中のR、RはそれぞれH又はCH、Rは炭素数が2〜10のアルキレン基、R、Rはそれぞれ炭素数が1〜5の飽和炭化水素基、RはHまたは炭素数が2〜10のヒドロキシアルキレン基、Y−はハロゲンイオン、モノもしくはポリハロゲン化アルキルイオン、ナイトレートイオン、サルフェートイオン、アルキルサルフェートイオン、スルホネートイオン又はアルキルスルホネートイオンである。]
モノマー成分(a)は、カチオンポリマーあたり30〜79モル%の範囲で用いることが好ましい。モノマー成分(a)の割合が30モル%未満であると帯電防止性が1×1013Ω/□よりも高いことがある。モノマー成分(a)の割合が79モル%を超えると塗膜の耐水性が低下し、水洗浄後の帯電防止性が低下することがある。
カチオンポリマーを構成する非反応モノマー成分(b)としては、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2ーエチルヘキシル基、シクロヘキシル基等)、スチレン、αーメチルスチレンを例示することができる。
非反応性モノマー成分(b)は、カチオンポリマーあたり20〜70モル%の範囲で用いることが好ましい。非反応性モノマー成分(b)の割合が20モル%未満であるとポリエステルフィルムへの密着性、塗膜の凝集性が低くなることがある。一方、非反応性モノマー成分(b)の割合が70モルを超えると帯電防止性が低くなることがある。
カチオンポリマーを構成する反応性モノマー成分(c)としては、2ーヒドロキシエチルアクリレート、2ーヒドロキシエチルメタクリレート、2ーヒドロキシプロピルアクリレート、2ーヒドロキシプロピルメタクリレート等のヒドロキシ含有モノマー;グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、クロトン酸、スチレンスルホン酸及びその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、第三級アミン塩等)等のカルボキシ基またはその塩を含有するモノマー;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−アルキルアクリルアミド、N−アルキルメタクリルアミド、N、N−ジアルキルアクリルアミド、N、N−ジアルキルメタクリレート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基等)、Nーアルコキシアクリルアミド、N−アルコキシメタクリルアミド、N、N−ジアルコキシアクリルアミド、N、N−ジアルコキシメタクリルアミド(アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基等)、アクリロイルモルホリン、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、 N−フェニルメタクリルアミド等のアミド基を含有するモノマー;無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物のモノマー;ビニルイソシアネート、アリルイソシアネート等のイソシアネート含有モノマーを例示することができる。
かかる反応性モノマー成分(c)は、カチオンポリマーあたり1〜40モル%の範囲で用いることが好ましい。反応性モノマー成分(c)の割合が1モル%未満であると耐水帯電防止性が低くなり、50℃温水の10時間浸漬後の表面固有抵抗変化率が100を越えてしまうことがある。一方、反応性モノマー成分(c)の割合が40モル%を越えると架橋点が多くなり塗膜の造膜性が低下することがある。
カチオンポリマーにおけるモノマー成分(a)、非反応性モノマー成分(b)および反応性モノマー成分(c)の組成比率は下記式を満たすことが好ましい。
30モル%≦a<79モル%
20モル%≦b<100−(a+c)モル%
1モル%≦c≦40モル%
これらの条件を満たす成分割合で構成されることにより、塗膜の造膜性、凝集力や塗膜の耐水性、耐薬品に優れる塗膜を得ることができる。
(粒子)
帯電防止層中には、粒子が含有されることが好ましい。粒子が含有される場合、好ましくは平均粒子径20〜100nm、さらに好ましくは40〜80nmのものを用いる。平均粒子径が20nm未満であるとフィルム巻き取った時のブロッキング性やフィルムの巻取り性が低下することがあり、さらに、インモールド用転写箔の形態において、帯電防止層は印刷層と接触するがこのとき帯電防止層と印刷層のブロッキングが発生することがある。一方、平均粒子径が100nmを超えると粒子の欠落が生じたり、塗布層の透明性が低下することがある。
粒子は帯電防止層中に、好ましくは5〜30重量%含有される。粒子の含有量が5重量%未満であると、インモールド用転写箔の形態において帯電防止層と印刷層のブロッキングが発生することがある。一方、粒子の含有量が30重量%を超えると粒子が塗布層から欠落することがある。
粒子は、無機粒子、有機粒子のいずれも用いることができる。無機粒子としては、例えば酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化錫、三酸化アンチモン、カーボンブラック、二硫化モリブデンからなる粒子が挙げられる。有機粒子としては、例えばアクリル系架橋重合体、スチレン系架橋重合体、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、フェノール樹脂、ナイロン樹脂のような耐熱性樹脂からなる有機粒子が挙げられるが、取り扱いや塗液中での安定性、塗膜中の分散性の点から、酸化ケイ素、架橋ポリスチレン樹脂粒子、架橋アクリル樹脂粒子が特に好ましい。
(架橋剤)
帯電防止層には、架橋剤を添加させることが塗膜の凝集力向上や加熱時の析出オリゴマー抑制させるために好ましい。架橋剤としては、エポキシ化合物、オキサゾリン化合物、メラミン化合物、イソシアネート化合物を例示することができ、その他カップリング剤を用いることもできる。取り扱い易さや塗液のポットライフが長いことからエポキシ化合物、オキサゾリン化合物を用いることが好ましく、カップリング剤を用いることも好ましい。
架橋剤として、さらに具体的には、以下のものが例示される。
エポキシ化合物は、ポリエポキシ化合物、ジエポキシ化合物、モノエポキシ化合物、グリシジルアミン化合物等が挙げられる。
オキサゾリン化合物としては、オキサゾリン基を含有する重合体が好ましい。付加重合性オキサゾリン基含有モノマー単独もしくは他のモノマーとの重合によって作成できる。付加重合性オキサゾリン基含有モノマーは、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−エチル−2−オキサゾリン等を挙げることができ、これらの1種または2種以上の混合物を使用することができる。これらの中でも2−イソプロペニル−2−オキサゾリンが工業的にも入手しやすく好適である。他のモノマーは、付加重合性オキサゾリン基含有モノマーと共重合可能なモノマーであれば制限なく、例えばアルキルアクリレート、アルキルメタクリレート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2ーエチルヘキシル基、シクロヘキシル基)等のア(メタ)クリル酸エステル類;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、クロトン酸、スチレンスルホン酸及びその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、第三級アミン塩等)等の不飽和カルボン酸類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−アルキルアクリルアミド、N−アルキルメタクリルアミド、N、N−ジアルキルアクリルアミド、N、N−ジアルキルメタクリレート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基等)等の不飽和アミド類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;エチレン、プロピレン等のα−オレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等の含ハロゲンα、β−不飽和モノマー類;スチレン、α−メチルスチレン、等のα、β−不飽和芳香族モノマー等を挙げることができ、これらの1種または2種以上のモノマーを使用することができる。
メラミン化合物は、メラミンとホルムアルデヒドを縮合して得られるメチロールメラミン誘導体に低級アルコールとしてメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等を反応させてエーテル化した化合物及びそれらの混合物が好ましい。メチロールメラミン誘導体としては、例えば、モノメチロールメラミン、ジメチロールメラミン、トリメチロールメラミン、テトラメチロールメラミン、ペンタメチロールメラミン、ヘキサメチロールメラミン等が挙げられる。
イソシアネート化合物は、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4´−ジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、1,6−ジイソシアネートヘキサン、トリレンジイソシアネートとヘキサントリオールの付加物、トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの付加物、ポリオール変性ジフェニルメタン−4、4´−ジイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタン−4,4´−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、3,3´−ビトリレン−4,4´ジイソシアネート、3,3´ジメチルジフェニルメタン−4,4´−ジイソシアネート、メタフェニレンジイソシアネート等が挙げられる。
カップリング剤は、例えばシランカップリング剤が挙げられ、一般式YRSiXで示される化合物である。ここで、Yはビニル基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基といった有機官能基、Rはメチレン、エチレン、プロピレン基といったアルキレン基、Xはメトキシ基、エトキシ基といった加水分解基及びアルキル基である。Y部分がエポキシ基であることが特に好ましい。
好ましいシランカップリング剤は、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランである。
カップリング剤としては、ジルコニウム、チタン、アルミニウムといった金属を含む有機金属化合物を用いることができる。例えば、アルコキシド、キレート、アシレート系に分類されるものが好ましい。具体的には、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート、ジルコニウムアセテート、チタンアセチルアセトネート、トリエタノールアミンチタネート、チタンラクテートを例示することができる。
架橋剤を用いる場合、架橋剤の添加量は帯電防止層の重量を基準として5〜50重量%であることが好ましい。架橋剤の添加量が5重量%未満であると塗布層の凝集力が低くなり耐久性が低下することがある。一方、架橋剤の添加量が50重量%を超えると塗布層の造膜性が悪くなり塗布外観が低下することがある。
帯電防止層は、塗布によりポリエステルフィルムの易接着層を有しない面上に設けられることが好ましい。帯電防止層の厚みは、乾燥後の厚みとして、好ましくは0.01〜0.1μm、さらに好ましくは0.01〜0.06μmである。0.01μm未満では帯電防止性が不十分となることがあり、0.1μmを超えるとブロッキングを起こし易くなることがある。
<インモールド転写箔>
本発明のインモールド転写箔用フィルムは、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に易接着層を有する層構成からなり、さらに好ましくは、ポリエステルフィルムの易接着層を有しない面に帯電防止層を有する層構成からなる。
本発明のインモールド転写箔用フィルムは、該易接着層上にさらに離型層(メジューム層)を塗設し、離型層上にさらに印刷層が形成された層構成を有することが好ましく、これらの積層フィルムがインモールド転写箔として用いられる。
かかる離型層は、離型効果を奏する成分を含有する混合溶媒を塗布乾燥させて易接着層上に形成される。本発明における耐溶剤性とは、かかる離型層を塗布する混合溶媒に対する易接着層の耐溶剤性であり、本発明の易接着層における共重合ポリエステル中の金属塩基を有するジカルボン酸成分の割合、およびオキサゾリン基を有するアクリル共重合体との併用により、十分な接着強度を維持しつつ従来得られなかったレベルの耐溶剤性が発現するものである。耐溶剤性が十分でない場合、離型層塗工後の塗布外観が低下し、さらには印刷後のフィルム外観が低下することがある。
以下、実施例をあげて本発明をさらに説明する。なお、例中の特性は、次の方法で求めた。
1.二次転移点(Tg)
JIS規格(K7121)に準じて、DSC法により二次転移点(ガラス転移点)を求めた。
2.接着力評価
フィルムの易接着層面上にメラミン樹脂のメチルエチルケトン/トルエン溶液を塗布し、3μm厚さの離型層の膜を形成させ、縦100mm×横20mmの短冊状としたサンプルを、引張試験機を用いて160℃の加熱雰囲気下で長手方向に50%伸長させた後、室温に1分放置した後に、離型層上にセロハンテープ(ニチバン社製登録商標)を貼り付けて親指で10回擦り、その後セロハンテープを90°の剥離角度で急激にはがすセロテープ剥離試験を行ない、表面状態を観察した。○の状態が実用性能を満足する。
○:変化無し
△:一部分が剥離
×:全体的に剥離
3.耐溶剤性評価
フィルムの易接着層面に、メチルエチルケトン/トルエン混合液に浸漬したガーゼを重ね、往復式磨耗試験機にて0.5Kgの荷重を掛けながら20往復を擦過し、塗布面の状況を観察する。○の状態が実用性能を満足する。
○:変化無し
△:一部分が欠落
×:全体的に欠落
[実施例1〜7、比較例1〜5]
ポリエチレンテレフタレート(固有粘度0.63dl/g)を20℃に維持した回転冷却ドラム上に溶融押出して未延伸フィルムとし、次いで該未延伸フィルムを機械軸方向に3.4倍延伸し、その後、表1に記載の共重合ポリエステルを用い、表2に記載の組成からなる水性プライマー塗液(固形分5%濃度)をグラビアコート法にてポリエステルフィルム片面に塗布した。引き続き乾燥しつつ横方向に3.5倍延伸し、更に225℃で熱固定して厚さ0.08μmの塗膜(易接着層)を有する二軸延伸ポリエステルフィルム(厚さ50μm)を得た。各々のフィルムの評価結果を表2に示す。
なお、共重合ポリエステル1〜8は、特開平06−116487号公報の実施例に記載の方法に準じて製造した。
また実施例7は機械軸方向の延伸倍率を3.2倍に、また横方向の延伸倍率を3.3倍に変更した以外は実施例1と同様の操作を行った。
[アクリル共重合体1]
メタクリル酸メチル14モル%/2−イソプロペニル−2−オキサゾリン63モル%/アクリル酸エチル23モル%からなるオキサゾリン基を含有するアクリル共重合体(分子量:120000、Tg=95℃)からなる水溶液を塗液として用いた。
尚、アクリル共重合体1は、特開昭63−37167号公報の製造例1〜3に記載の方法に準じて下記の通り製造した。即ち、四つ口フラスコに、界面活性剤としてラウリルスルホン酸ナトリウム3部、およびイオン交換水181部を仕込んで窒素気流中で60℃まで昇温させ、次いで重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.5部、亜硝酸水素ナトリウム0.2部を添加し、更にモノマー類である、メタクリル酸メチル34.9部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン45.2部、アクリル酸エチル19.9部の混合物を3時間にわたり、液温が60〜70℃になるよう調整しながら滴下した。滴下終了後も同温度範囲に2時間保持しつつ、撹拌下に反応を継続させ、次いで冷却して固形分が35%のアクリル1の水溶液を得た。
[アクリル共重合体2]
メタクリル酸メチル15モル%/2−イソプロペニル−2−オキサゾリン33モル%/ポリエチレンオキシド(n=10)メタクリレート6モル%/アクリル酸エチル46モル%からなるオキサゾリン基を含有するアクリル共重合体(分子量:40000、Tg=55℃)からなる水溶液を塗液として用いた。
尚、アクリル共重合体2は、所望のモノマー類の種類および混合比率を変更する以外は、アクリル1と同様にして特開昭63−37167号公報の製造例1〜3に記載の方法に準じて製造した。
界面活性剤: ポリオキシエチレンラウリルエーテル(三洋化成工業製 商品名サンノニックSS−90)
[比較例6]
フィルムの表面に易接着層用のプライマー塗液を何も塗布しない以外は、実施例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフィルム(厚さ50μm)を得た。フィルムの評価結果を表2に示す。表2より明らかなように易接着層を塗設していないため接着性に劣るものであった。
[実施例8]
易接着層の反対面側に、後述の組成からなる離型性を有する帯電防止水性プライマー塗液(固形分2%濃度)をグラビアコート法にてフィルム片面に塗布する以外は、実施例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフィルム(厚さ50μm)を得た。フィルムの評価結果を表2に示す。
[離型性を有する帯電防止水性プライマー]
カチオンポリマー1:60重量%、粒子1:10重量%、離型剤1:10重量%、架橋剤1:10重量%、界面活性剤2:10重量%からなる。
カチオンポリマー1;
下記式に示す構造が80モル%/メチルアクリレート15モル%/N−メチロールアクリルアミド5モル%からなる共重合体である。
Figure 2009262443
(ただし、R、RはそれぞれHであり、Rは炭素数が3のアルキレン基であり、R、Rはそれぞれ炭素数が1の飽和炭化水素基であり、Rは炭素数が3のヒドロキシアルキレン基であり、Yはメチルスルホネートイオンである。)
粒子1: シリカ粒子(平均粒子径:40nm)(日産化学株式会社製 商品名スノーテックスOL)
離型剤1: アミノ基含有シリコーン(GE東芝シリコーン株式会社製 商品名TSF4700)
架橋剤1: オキサゾリン(株式会社日本触媒製 商品名エポクロスWS−700)
添加剤: ポリエチレンワックス(中京油脂株式会社製 商品名ポロリンL−618)
界面活性剤1: ポリオキシエチレンラウリルエーテル(三洋化成工業製 商品名サンノニックSS−90)
界面活性剤2: ポリオキシエチレン(n=7)ラウリルエーテル(三洋化成株式会社製 商品名ナロアクティーN−70)
Figure 2009262443
Figure 2009262443
実施例のフィルムは、易接着層の耐溶剤性に優れており、離型層用の塗布液を長期間に渡り易接着層上に塗布した場合でも、離型層厚みの均一性が損なわれず、離型層塗工後の塗布外観は良好であった。
一方、比較例1、4および5のフィルムは、易接着層の耐溶剤性が十分ではなく、離型層用の塗布液を長期間に渡り易接着層上に塗布した場合に、形成された離型層の厚みが不均一となり、塗布斑による外観の低下が見られた。
本発明によるインモールド転写箔用フィルムは、成形転写の際に離型層とベースフィルムの剥離がなく、成形時の接着性にも優れ、かつ易接着層の離型層溶剤に対する耐溶剤性が従来よりもさらに優れるため、高速での加工使用に適しており、従来よりも、より繊細、複雑な印刷の絵柄のものでも高い品位を有した転写箔の製造が可能である。

Claims (3)

  1. ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、共重合ポリエステルの全酸成分を基準として金属塩基を有するジカルボン酸成分を9mol%以上15mol%以下の範囲で共重合した二次転移点40℃以上85℃以下の共重合ポリエステル、およびオキサゾリン基を有するアクリル共重合体を含む易接着層を有することを特徴とするインモールド転写箔用フィルム。
  2. 易接着層の重量を基準として共重合ポリエステルの含有量が65重量%以上98重量%以下、アクリル共重合体の含有量が2重量%以上30重量%以下である請求項1記載のインモールド転写箔用フィルム。
  3. ポリエステルフィルムの易接着層を有しない面に、離型成分を有する帯電防止層を有する請求項1または2記載のインモールド転写箔用フィルム。
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