JP2009228868A - ケーブル式チェンジ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】変速機ケース5内で回動及び軸方向移動することによって変速を行うコントロール軸3と、変速機ケース外部においてコントロール軸に固定されると共にチェンジレバーにケーブル接続され、チェンジレバーのシフト方向操作で回動するアウタレバー21Aと、コントロール軸の回動動作に連動して回動するカウンタウエイト20と、を備えたケーブル式チェンジ装置であって、前記カウンタウエイトは、回動支持部25から第1の方向に伸長する第1アーム部21と、回動支持部から第1の方向とは異なる第2の方向に伸長する第2アーム部22と、両アーム部に接続されるように配設された重錘部23と、を備えている。
【選択図】図1
Description
しかしながら、変速機ケースの外部には、回動動作する重錘部を備えたカウンタウエイトが位置しているので、このカウンタウエイトとハーネスとの干渉を確実に回避する必要がある。
前記カウンタウエイトは、回動支持部から第1の方向に伸長する第1アーム部と、前記回動支持部から前記第1の方向とは異なる第2の方向に伸長する第2アーム部と、両アーム部に接続されるように配設された重錘部とを備えている、ことを特徴としたものである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る変速機およびカウンタウエイトを含むエンジンルームの一部を示す平面図である。図2は、前記カウンタウエイト及びその近辺を拡大して示す図1の部分拡大平面図である。図3は、前記カウンタウエイト及びその近辺を斜め前方から見て示した前方斜視図である。また、図4は、前記カウンタウエイト及びその近辺を斜め後方から見て示した後方斜視図である。
図5は本実施形態に係るカウンタウエイトの構造を示す説明図で、図5(a)は平面図、図5(b)は斜め上方から見て示した上方斜視図、図5(c)は斜め上方から見て示した下方斜視図である。
重錘部23をかかる形状とすることにより、回動支持部25を中心に回動するカウンタウエイト20の回動半径を最小にすることができる。
尚、重錘部は回動支持部を中心とする略真円の一部をなす円弧状が最良ではあるが、略真円からは遠いある程度扁心した円弧状であってもよく、その場合でも角部が形成されるものと比較し回動支持部を中心に回動するカウンタウエイトの回動半径を十分小さくすることができる。
かかる補強アーム部24を更に設けたことにより、簡単な構成で重錘部23を補強することができ、また、その動作もより安定したものとすることができる。
かかる構成を採用したことにより、アウタレバー21Aの重量をカウンタウエイト20の重量の一部として利用でき、この分だけカウンタウエイト20の重量を低減することができるのである。
前述の第1の実施形態では、カウンタウエイトはコントロール軸の軸方向(上下方向)移動と共に上下方向へ移動するように構成されていたが、この第2の実施形態は、コントロール軸が上下方向に移動しても、カウンタウエイトが連動して上下方向に挙動することを防止するようにしたものである。
第1の実施形態では、「変速機ケース5の外部においてコントロール軸3に固定されると共にチェンジレバーにケーブル接続され、チェンジレバーのシフト方向操作で回動する」アウタレバー21Aは、カウンタウエイト20と一体に形成され、該アウタレバー21Aはカウンタウエイト20の第1アーム部21に含まれるように構成されていた。これに対して、第2の実施形態では、アウタレバー70はカウンタウエイト60とは別途に設けられている。
本実施形態では、第1アーム部61とアウタレバー70とを連結し、アウタレバー70の回動に連動して、カウンタウエイト70全体を、支軸72を中心に回動させるリンク部材74が設けられている。
しかも、カウンタウエイト60がコントロール軸53の軸方向移動に連動して挙動することが防止されていることにより、コントロール軸53の軸方向におけるカウンタウエイト60の設置スペースを、よりコンパクトなものとすることができるのである。
このように、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、変更および改良等がなされるものであることは、いうまでもない。
3,53 コントロール軸
5,55 変速機ケース
7 フロントサイドフレーム
11 第1ケーブル
12 第2ケーブル
20,60 カウンタウエイト
21,61 第1アーム部
21A アウタレバー
22,62 第2アーム部
23,63 重錘部
24,64 補強アーム
25,65 回動支持部
30 上下駆動部材
31 縦レバー部
32 横レバー部
70 アウタレバー
71 円柱軸
72 支軸
74 リンク部材
75 円孔
Claims (6)
- 変速機ケース内で回動及び軸方向移動することによって変速を行うコントロール軸と、前記変速機ケースの外部において前記コントロール軸に固定されると共にチェンジレバーにケーブル接続され、前記チェンジレバーのシフト方向操作で回動するアウタレバーと、前記コントロール軸の回動動作に連動して回動するカウンタウエイトと、を備えたケーブル式チェンジ装置であって、
前記カウンタウエイトは、回動支持部から第1の方向に伸長する第1アーム部と、前記回動支持部から前記第1の方向とは異なる第2の方向に伸長する第2アーム部と、両アーム部に接続されるように配設された重錘部とを備えている、ことを特徴とするケーブル式チェンジ装置。 - 前記重錘部は、前記回動支持部を中心とする略円弧状に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のケーブル式チェンジ装置。
- 前記カウンタウエイトと前記アウタレバーとが一体に形成され、該アウタレバーはカウンタウエイトの前記第1アーム部に含まれている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル式チェンジ装置。
- 前記変速機ケースの外側が、車体前部の左右側方において前後方向に延びるフロントサイドフレームに近接しており、
前記第1アーム部が伸長する前記第1の方向は、車幅方向における車体中心側に向かう方向で、前記第2アーム部が伸長する前記第2の方向は、車幅方向における車体外側に向かう方向であり、
前記重錘部は、前記コントロール軸の前方を通って、前記第1アーム部と前記第2アーム部とに接続されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のケーブル式チェンジ装置。 - 前記第1アーム部と前記第2アーム部との間の重錘部と、前記回動支持部の近傍とを連結する補強アーム部が更に設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載のケーブル式チェンジ装置。
- 前記カウンタウエイトが前記コントロール軸の軸方向移動に連動して挙動することを防止する防止手段が設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル式チェンジ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008078006A JP2009228868A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | ケーブル式チェンジ装置 |
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2008
- 2008-03-25 JP JP2008078006A patent/JP2009228868A/ja active Pending
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