JP2009208352A - 薄板の射出圧縮成形金型 - Google Patents

薄板の射出圧縮成形金型 Download PDF

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Abstract

【課題】 固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で薄板の成形を行う薄板の射出圧縮成形金型で成形される薄板の主面からバリが一定以上高く突出することにより薄板の板厚が規格外となったり、後でバリが折れたりする不都合を防止する。
【解決手段】 射出圧縮成形により固定金型13と可動金型12の間に形成されるキャビティ14内で薄板Pの成形を行う薄板の射出圧縮成形金型11において、コアブロック16が枠ブロック19に対して型開閉方向に相対的に移動可能に設けられ、コアブロック16のキャビティ形成面16aにおける枠ブロック19に隣接する部分に突条部21が設けられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、射出圧縮成形により固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で薄板の成形を行う薄板の射出圧縮成形金型に関するものであり、とりわけ板厚が非常に薄い導光板やレンズ等の光学薄板の成形に好適に用いられる射出圧縮成形金型に関するものである。
導光板等の光学薄板の成形金型については、特許文献1に記載のように、パーティング面同士を当接させ形成されたキャビティ内に溶融樹脂を射出する射出成形金型がよく知られている。しかし特許文献1は、キャビティの厚みが一定であるので、成形品の板厚が所定以上に薄くなってくるとキャビティ末端まで溶融樹脂を充填することができないという問題があった。また前記射出成形金型で光学薄板を成形する場合、高速射出によりキャビティ末端まで溶融樹脂を充填でき板厚がほぼ一定に成形できた場合でも、内部応力や複屈折率が所望の値が得られないケースが多かった。
そこで前記問題に対応するものとしては、特許文献2や特許文献3に記載のように、キャビティの容積が変更できる射出圧縮成形金型が知られている。特許文献2の図1は、一方の金型の凸部が他方の金型の凹部に嵌合されるインロー金型と呼ばれる金型であり、特許文献1の図2や特許文献3は、キャビティの周囲の枠ブロックがキャビティの中央のコアブロックに対して進退する平当金型と呼ばれる金型である。しかしいずれの射出圧縮成形金型も、導光板の主面(反射面または出光面)を形成するコアブロックに対して、導光板の側面を形成する枠ブロックが相対的に移動してキャビティ内の溶融樹脂を加圧するため、両方のブロックの間には僅かな間隙が形成される。
そして射出圧縮成形金型のキャビティ内に溶融樹脂が射出充填され、コアブロックの前進により溶融樹脂が加圧されると、溶融樹脂の一部は前記間隙に入り込み高さ0.02mm〜0.04mm程度のバリとなる。図6に示されるようにバリP7は、導光板Pの主面P4である出光面からその分突出して形成されてしまうので、成形された導光板Pの板厚が規格外となったり、後でバリP7が折れたりする不都合があり、仕上処理を行う場合もあった。なお射出圧縮成形金型の両方のブロックの間隙を無くすことは、部材間の摺動によりカジリが発生するという問題がある。
特開2004−249538号公報(請求項1、図1) 特開2000−263613号公報(請求項6、図1、図2) 特開2003−145593号公報(請求項1、図1)
本発明では上記の問題を鑑みて、固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で薄板の成形を行う薄板の射出圧縮成形金型で成形される薄板の主面からバリが一定以上高く突出することにより薄板の板厚が規格外となったり、後でバリが折れたりする不都合を防止することのできる薄板の射出圧縮成形金型を提供することを目的とする。また場合によっては、成形後のバリ除去工程を無くすことができる薄板の射出圧縮成形金型を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の射出圧縮成形金型は、射出圧縮成形により固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で薄板の成形を行う薄板の射出圧縮成形金型において、薄板の主面を形成するキャビティ形成面を備えたコアブロックと、コアブロックに対して型開閉方向に相対移動可能に配設され薄板の側面を形成するキャビティ形成面を備えた枠ブロックと、コアブロックのキャビティ形成面における枠ブロックに隣接する部分に設けられた突条部と、が備えられていることを特徴とする。
本発明の薄板の射出圧縮成形金型は、射出圧縮成形により固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で薄板の成形を行う薄板の射出圧縮成形金型において、コアブロックが枠ブロックに対して型開閉方向に相対的に移動可能に設けられ、コアブロックのキャビティ形成面における枠ブロックに隣接する部分に突条部が設けられているので、薄板の主面側に突出するバリの高さを低くすることができる。
本発明の薄板の射出圧縮成形金型について、図1ないし図7を参照して説明する。図1は、薄板の射出圧縮成形金型の一例として本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の可動金型の正面図である。図2は、図1におけるA―A線の断面図であって、射出開始前の状態を示す図である。図3は、図1におけるA―A線の断面図であって、キャビティ内の樹脂が加圧された状態を示す図である。図4は、図1におけるB―B線の断面図である。図5は、本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型によって成形された導光板の断面図である。図7は別の実施形態の導光板の射出圧縮成形金型を示す図である。
本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型11は、対角寸法3インチ、板厚0.3mmの均等板厚の携帯電話用導光板を射出圧縮成形により成形する金型である。射出圧縮成形は、成形開始時から成形終了時までの間に可動金型12と固定金型13の距離が可変となり、キャビティ14内の溶融樹脂が加圧可能なものである。従って僅かにキャビティの厚みが厚い状態で可動金型を停止し、射出後に可動金型を前進させ溶融樹脂を加圧する射出プレスと呼ばれるタイプ(本実施形態)と、型閉状態で射出して一旦僅かにキャビティが拡大した後に可動金型を前進させ溶融樹脂を加圧するタイプが射出圧縮成形に含まれる。
これら射出圧縮成形では、成形完了時に比較して、射出開始前または射出開始後にキャビティが僅かに開いた状態となるので、一例として対角寸法2インチ〜4インチでは0.1mm〜0.5mm、4インチ〜6インチでは0.2mm〜0.8mm、6インチ〜13インチでは0.4〜2.0mmといった板厚が非常に薄い導光板等の光学薄板の成形に有利である。そして射出開始後に可動金型12を型締方向に移動させて溶融樹脂に加圧できることから、射出時に超高速射出を行う必要がなく、内部応力や複屈折率に優れた導光板Pを成形できる。
射出圧縮成形機の可動盤に取付けられる可動金型12は、図2、図3に示されるように、可動盤側に断熱板が取付けられた金型本体部15と、溶融樹脂を加圧するブロックであるコアブロック16と、枠ブロック19等から構成されている。そして金型本体部15の固定金型側の面における略中央には、導光板Pの主面である出光面の形状に略合致した略四角形のコアブロック16が固着されている。コアブロック16は、枠ブロック19に対してバネ18やシリンダ等の進退機構により型開閉方向に相対的に移動可能となっているのでカジリを生じにくいように硬度金属部材から形成されている。またコアブロック16の内部には、冷却媒体流路17が形成されている。
前記金型本体部15の固定金型側の面には、バネ18を介して枠ブロック19が取付られている。枠ブロック19は、図1に示されるように枠ブロック19a,19b,19c,19d(以下枠ブロック全体を示すときは単に19と記す)から構成されている。そして枠ブロック19の内側には、導光板Pの側面P8を形成するキャビティ形成面27が設けられている。前記枠ブロック19は、コアブロック16の周囲を囲むよう配設され、前記バネ18により金型本体部15およびコアブロック16に対して型開閉方向に移動可能となっている。また枠ブロック19a,19b,19cについては、図示しないバネでコアブロック16に向けて押圧するようにしてもよい。
そしてコアブロック16と枠ブロック19との間には、コアブロック16と枠ブロック19のカジリを防止し、キャビティ14内の溶融樹脂から発生したガスを抜くとともに離型用の気体を噴出する僅かな間隙(例えば3〜10μm)の気体流通路34が設けられている。なお前記気体流通路34は、ガス抜きおよび離型用気体の噴出にいずれかのみを行うものでもよく、キャビティ内を減圧する真空ポンプに接続されたものでもよい。枠ブロック19の固定金型13と対向する面は当接面(パーティング面)となっている。ゲートP3とは反対側の枠ブロック19aには、導光板Pの入光面形成面20aが形成された入光面形成ブロック20が着脱自在に配設されている。なお枠ブロック19は一体形成されたものや二以上に分割されたものでもよい。
コアブロック16のキャビティ形成面16aの一辺22aに隣接してゲートP3が形成されている。そして前記ゲートP3には、ゲートカッタ部材24が配設されている。そしてゲートカッタ部材24とコアブロック16の間も図4に示される気体流通路34と同様にカジリを生じない僅かな間隙が形成されている。またコアブロック16,16の間に前記一辺22aに隣接して設けられた枠ブロック19dの一部は、ゲートカッタ部材24に接続されるランナ形成面32となっている。
またランナ形成面32の中央であって、固定金型13のスプルブッシュ44と対向する位置には、突き出しピン23が設けられている。そして枠ブロック19dの突き出しピン23の周囲にも冷却媒体流路25が形成されている。また枠ブロック19b,19cについては、導光板Pを表示装置に取付け時に必要となる小突起(ミミ)が形成される場合がある。
次に図4により、本実施形態のコアブロック16のキャビティ形成面16aの表面形状について説明する。キャビティ形成面16aは、過半の部分が平面(鏡面)からなる。そしてキャビティ形成面16aの両側の枠ブロック19b,19cに隣接する部分には、突条部21,21が設けられている。換言すれば突条部21,21は、枠ブロック19b,19cに沿って、コアブロック16のゲートP3に隣接した辺22aの両側の辺22b,22cの全長に渡って形成されている。なお突条部21の大きさについては、高さHが0.02mm〜0.1mm、基部の幅Wが0.05mm〜0.2mmとすることが望ましい。突条部21は、平面部に対して30°の傾斜を持った傾斜面21aと上面21bからなっている。しかし突条部21の形状は、直線状の傾斜面のみから形成してもよい。更には突条部21は、図7に示されるように平面部16bから連続した断面弧状のR面21cを有するものでもよい。そして図7の例についても、突条部21の高さと基部の幅は、先の図4の例と同様であることが望ましい。なお図7の例においては、頂部21dの側が平らになったものでもよく、突条部21の形状は限定されない。そしてまたいずれの例ともゲートP3側から入光面形成ブロック20の側にかけて突条部21の高さが低くなるようにしてもよく、一部に突条部21が無いものでもよい。
本実施形態ではコアブロック16のキャビティ形成面16aは、表面熱処理がなされている。しかしキャビティ形成面16aは、ドットやグルーブ等の微細なパターンが形成された面であってもよい。またキャビティ形成面16aはニッケルリンメッキ等がなされたものでもよい。なおキャビティ形成面16aを反射面としてもよい。
コアブロック16のキャビティ形成面16aにおいて、枠ブロック19aの入光面形成ブロック20、枠ブロック19d、ゲートカッタ部材24と隣接する部分にも、上記のような突条部21を設けてもよい。しかし本実施形態において両方の枠ブロック19b,19cに隣接する部分のみに突条部21が形成されているのは、次のような理由である。まず第1の理由として、コアブロック16の加工について、両側に突条部21を設ける場合の方が加工が簡単であるという点があげられる。また第2の理由として、射出圧縮成形時にキャビティ14内の溶融樹脂は、圧縮されながらゲートP3から入光面形成ブロック20側に到達するので、突条部21が無い場合、コアブロック16の両側の辺22b,22cと枠ブロック19b,19cとの間隙に溶融樹脂が最も入り込みやすく、その部分のバリP7の高さが最も高くなってしまうという点があげられる。
次に固定金型13について説明すると、図2、図3に示されるように、射出圧縮成形機の固定盤に取付けられる固定金型13は、金型本体部41、キャビティ形成ブロック42、インサートブロック43、スプルブッシュ44、ゲートカッタ部材45、当接ブロック46等から形成されている。そして金型本体部41の固定盤側には、断熱板が取付けられるとともに、図示しない射出装置のノズルが挿入される穴が形成され、その周囲にはロケートリングが取付けられている。
金型本体部41の可動金型側にはキャビティ形成ブロック42が取付けられ、その可動金型と対向する面は、キャビティ形成面42aとなっている。本実施形態ではキャビティ形成面42aは、導光板Pの一方の主面である反射面P5を形成する面であり、微細なパターンが形成されている。またキャビティ形成ブロック42の内部には冷却媒体流路47が形成されている。そしてキャビティ形成ブロック42と当接ブロック46の間には、溝状の気体流通路53が形成されている。気体流通路53は、樹脂が入り込みにくい僅かな間隙(例えば3〜7μm)に形成されている。なお固定金型13のキャビティ形成ブロック42のキャビティ形成面42aの当接ブロック46との隣接部にも、コアブロック16の突条部21と同様に突条部を設けてよい。
更に金型本体部41には、キャビティ形成ブロック42とともにインサートブロック43が配設されている。インサートブロック43は、その中央部に可動盤側に向けて拡径された孔が設けられたスプルブッシュ44が配設されている。そしてスプルブッシュ44の周囲にはスプルP1およびランナP2を冷却する冷却媒体流路51が形成されている。またインサートブロック43の可動金型12と対向する面には、スプルブッシュ44の先端からキャビティ形成面に向けて、ランナ形成面54が形成されている。そしてインサートブロック43とキャビティ形成ブロック42との間には、硬質金属部材からなるゲートカッタ部材45が固定されている。
次に本実施形態の射出圧縮成形金型を用いた導光板Pの射出圧縮成形方法について説明する。導光板Pの成形に用いられる樹脂は、ポリカーボネート(出光興産LC−1500)であり、図示しない射出装置の前部ゾーン(最もノズルに近いゾーン)は360℃〜380℃に温度設定されている。また射出圧縮成形金型11のコアブロック16の冷却媒体流路17、キャビティ形成ブロック42の冷却媒体流路47へ送られる冷却媒体の温度は、90〜110℃が望ましい。また射出圧縮成形金型11のスプルP1およびランナP2を冷却する冷却媒体流路51や冷却媒体流路25へ送られる冷却媒体の温度は同じか更に低い温度としてもよい。そして図示しない型締装置が作動され、固定金型13に対して可動盤に取付けられた可動金型12を型閉し図2に示される所定の射出開始位置で停止する。その際可動金型の枠ブロック19の当接面と当接ブロック46の当接面が当接されているが、バネ18はまだ一定量伸長した状態である。このようにして固定金型13と可動金型12との間には、厚さ可変のキャビティ14が形成される。
次に、射出装置のノズルからスプルブッシュ44を介して250〜600mm/secの射出速度により溶融樹脂を射出する。そして溶融樹脂がキャビティ14内に一定量入ったタイミングで型締装置を再作動させ金型本体部15およびコアブロック16を急速前進させる。それによりバネ18は更に収縮され、枠ブロック19に対してコアブロック16が前進されキャビティ14内の溶融樹脂が加圧される。またこの際のタイミングは溶融樹脂がキャビティ14内に入り、入光面形成ブロック20に到達していないタイミングが望ましい。そして型締装置による溶融樹脂の加圧については、所定の目標圧力までの昇圧速度は0.02〜0.05秒、コアブロック16の圧縮速度(移動速度)は5〜25mm/sec、圧力は25〜80MPaとすることが望ましい。なおここに記載された成形条件は一例であって、本発明はこれ以外の範囲で実施されることも有り得る。
前記コアブロック16の前進によりキャビティ14内の溶融樹脂は流動速度が低下した分が補われて、入光面形成ブロック20へ向けて流れるが、その際にコアブロック16の両側には突条部21が設けられているので、突条部21の傾斜面21aにより溶融樹脂が中央方向に向けて押され、気体流通路34、34に向けて溶融樹脂の圧力がかかりにくくなる。従って気体流通路34,34に長いバリが形成されにくくなる。
射出装置のスクリュ位置が所定の保圧切換位置に到達すると、射出制御から保圧制御に切換えられる。また保圧切換と同時か僅かに前後して可動金型12のゲートカッタ部材24を前進させ、溶融樹脂が完全に固化していないゲートP3の切断を行い、ゲートカッタ部材24が前進位置に保持される。そのことにより射出装置側からキャビティ14内の溶融樹脂へは完全に保圧が及ばなくなるが、型締装置の駆動によって可動金型12が前進されることによりキャビティ14内の溶融樹脂の圧縮を行うことができるので、冷却による収縮があっても、ヒケが発生せず、良好な転写成形ができる。そしてキャビティ内の導光板Pの冷却が行われて所定時間が経過すると可動金型12の枠ブロック19とコアブロック16の間の気体流通路34,34を介してキャビティ14へ離型用の圧搾エアを及ぼす。次に型締装置を作動させ圧抜、型開を順に行って成形品を取出装置により取出す。
図5は、本実施形態により成形された導光板Pの入光面と平行方向の断面(図1においてはB−B方向の断面)である。導光板Pでは、主面である出光面P4の端部近傍に、突条部21によって出光面P4よりも低い低位部P6が形成される。そしてこの低位部P6の端にバリP7が形成される。本実施形態では、突条部21によって形成される低位部P6は、出光面P4よりも0.05mm低い位置にある。また低位部P6に形成されるバリP7の高さは0.02mm〜0.04mm程度であるので、バリP7が出光面P4から突出しない。また図7に示された例でも同様に、バリP7は主面から突出しない。そして低位部P6は、導光板Pが表示装置に組み込まれた際に出光に影響のない周辺部に形成されるので問題はない。なお本発明の目的は、バリP7の高さを許容範囲内とすることであるので、出光面P4よりもバリP7の高さが低くなっている場合に加えて、低位部P6に形成されたバリP7の方が出光面P4の高さよりも僅かに高くなっている場合も許容範囲内であれば目的を達成することができる。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。本発明は、特許文献2の図1に記載されたような、一方の金型のコアブロックが他方の金型の枠ブロック内に嵌合されるインロー金型にも適用される。即ちインロー金型においては、一方の金型のコアブロックの周囲に他方の金型のキャビティ側面を形成する枠ブロックが、型開閉方向に相対的に移動可能に設けられ、両者の間にはカジリを生じない僅かな間隙が設けられる。そしてコアブロックのキャビティ形成面における枠ブロックに隣接する部分に突条部が設けられる。このインロー金型のタイプにより形成される光学薄板においても、キャビティ形成面により形成される主面(出光面または入光面)に比較して、突条部により形成される低位部は低く形成され、バリの高さを抑えることができる。
本発明の射出圧縮成形金型は、内部応力や複屈折率の問題から射出速度をあまり高速にできない導光板、拡散板、レンズ等の光学薄板の射出圧縮成形に好適に用いられる。しかしそれ以外の成形品であっても、板厚が0.1〜1mmの薄板で、通常の射出成形では板厚差とバリが問題視される成形品の射出圧縮成形にも好適に用いられる。また本発明の射出圧縮成形金型は、キャビティ内の溶融樹脂がコアブロックにより圧縮されると同時に溝部に溶融樹脂が入り込む可能性がある成形品の成形により好適に用いられる。具体的には、矩形形状(僅かな凹凸を含む)の成形品やゲートから一方向に向って溶融樹脂が流れる形状の成形品により一層好適に用いられる。
更に型締装置によらず金型に設けられた油圧シリンダのコア圧縮のみにより射出圧縮成形を行うものでもよい。更には、垂直方向に型開閉が行われる成形金型を用いたものでもよい。
本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の可動金型の正面図である。 図1におけるA―A線の断面図であって、射出開始前の状態を示す図である。 図1におけるA―A線の断面図であって、キャビティ内の樹脂が加圧された状態を示す図である。 図1におけるB―B線の断面図である。 本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型によって成形された導光板の断面図である。 従来の導光板の射出圧縮成形金型によって成形された導光板の断面図である。 別の実施形態の導光板の射出圧縮成形金型を示す図である。
符号の説明
11 射出圧縮成形金型
12 可動金型
13 固定金型
14 キャビティ
16 コアブロック
16a,42a キャビティ形成面
19,19a,19b,19c,19d 枠ブロック
21 突条部
34 気体流通路
P 導光板
P4 出光面(主面)
P7 バリ
P8 側面

Claims (3)

  1. 射出圧縮成形により固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で薄板の成形を行う薄板の射出圧縮成形金型において、
    前記薄板の主面を形成するキャビティ形成面を備えたコアブロックと、
    前記コアブロックに対して型開閉方向に相対移動可能に配設され前記薄板の側面を形成するキャビティ形成面を備えた枠ブロックと、
    前記コアブロックのキャビティ形成面における枠ブロックに隣接する部分に設けられた突条部と、
    が備えられたことを特徴とする薄板の射出圧縮成形金型。
  2. 可動金型の金型本体部に対してコアブロックが固着されるとともに、
    前記金型本体部に対して枠ブロックが型開閉方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の薄板の射出圧縮成形金型。
  3. 前記コアブロックのキャビティ形成面の一辺に隣接してゲートが形成され、
    前記ゲートに隣接した辺の両側の辺に突条部が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薄板の射出圧縮成形金型。
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