JP5105585B2 - 導光板の成形金型および導光板の成形方法 - Google Patents

導光板の成形金型および導光板の成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5105585B2
JP5105585B2 JP2007120376A JP2007120376A JP5105585B2 JP 5105585 B2 JP5105585 B2 JP 5105585B2 JP 2007120376 A JP2007120376 A JP 2007120376A JP 2007120376 A JP2007120376 A JP 2007120376A JP 5105585 B2 JP5105585 B2 JP 5105585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
guide plate
light guide
gate
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007120376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008273070A (ja
Inventor
利幸 蛯名
Original Assignee
株式会社名機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社名機製作所 filed Critical 株式会社名機製作所
Priority to JP2007120376A priority Critical patent/JP5105585B2/ja
Priority to CN2007101496593A priority patent/CN101293393B/zh
Publication of JP2008273070A publication Critical patent/JP2008273070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5105585B2 publication Critical patent/JP5105585B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、導光板の成形金型および導光板の成形方法に関するものであり、特には気体を供給して金型から導光板の取出しを容易にすることができる導光板の成形金型および導光板の成形方法に関するものである。
射出圧縮成形および射出プレスを含む射出成形によって導光板を成形する導光板の成形金型としては、特許文献1に記載されたものが公知である。特許文献1では、可動金型6の本体部24と外壁部21との間に向けてエア通路が形成されており、型開きの直前、または型開き後から図示しないエア供給手段からエア通路26を経てエアが成形品Pに向けて噴出される。しかしながら特許文献1は、成形中に導光板とスプル等を分離せずに同時に取出すために、後工程で導光板とスプル等を分離する必要があった。また特許文献1においては、導光板とスプル等が一体になったままの状態で、導光板の部分を吸着して取出すので、スプルを固定金型から抜き取るため可動金型に形成された凹部(食い込み部)に対して食い込んだランナを含むスプルを離型するために大きい吸着力が必要であった。そして成形直後の導光板は温度が高いので、導光板を大きな吸着力により吸着して取出しを行うと、導光板の面に跡が残り不良となる場合があるという問題があった。
また成形時に導光板とスプルを金型内で分離する場合は、特許文献1に比較して導光板のみを吸着して取出すことができるので、小さい吸着力で済むが、それでも導光板に直接吸盤を当接させて吸着することには変わりはないので、より一層導光板の離型を容易にし、小さい力で導光板を取出すことが望まれていた。
特開2003−145593号公報(0031、図3)
本発明では上記の問題を鑑みて、導光板とスプルとを別個に取出すことができる導光板の成形金型および成形方法であって、なおかつ金型から導光板の取出しを容易にすることができる導光板の成形金型および成形方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の導光板の成形金型は、射出成形により固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で導光板の成形を行う導光板の成形金型において、キャビティにおける主面形成面の周囲に、圧搾エア供給装置に接続される気体流通路の開口部および前後進可能なゲートカッタ部材が形成され、前記主面形成面と前記ゲートカッタ部材との間にも気体流通路の開口部が形成され、ゲートは、導光板の側面の長さの2/3〜1/4の長さのフィルムゲートでありゲートカッタ部材によりゲートカットされることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の導光板の成形金型は、射出成形により固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で導光板の成形を行う導光板の成形方法において、可動金型のゲートカッタ部材を前進させた状態で成形された導光板を可動金型に保持して型開を行い、可動金型側のキャビティにおける主面形成面とゲートカッタ部材との間を含む前記キャビティにおける主面形成面の周囲の圧搾エア供給装置に接続される気体流通路の開口部から気体を供給しつつ、成形された導光板を取出すことを特徴とする。
本発明の導光板の成形金型および成形方法は、射出成形により固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で導光板の成形を行う導光板の成形金型において、キャビティ主面形成面の周囲に気体流通路の開口部およびゲートカッタ部材が形成されているので、導光板とスプルとを別個に取出すことができ、なおかつ導光板の取出しを容易にすることができる。
本発明の導光板の成形金型について、図1ないし図6を参照して説明する。図1は、本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の断面図であって型締後、射出開始前の状態を示す図である。図2は、本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の断面図であって射出時にキャビティ内の容積が拡大された状態を示す図である。図3は、本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の断面図であってキャビティ内の樹脂を圧縮後にゲートカットされた状態を示す図である。図4は、本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の可動金型の正面図である。図5は、本実施形態の導光板の射出圧縮成形方法を示すチャート図である。図6は、本実施形態の導光板の取出し装置の正面図である。
本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型11は、対角寸法3インチ、板厚0.4mmの携帯電話用サイドライト型導光板を射出圧縮成形により成形する金型である。(以下携帯電話用サイドライト型導光板については、単に導光板と略す。)射出圧縮成形は、成形開始時から成形終了時までの間に可動金型12と固定金型13の距離が可変となるものである。従って型閉後の停止位置において溶融樹脂を射出後に可動金型をそのまま前進させ圧縮する射出プレスと呼ばれるタイプも射出圧縮成形に含まれるものとする。これら射出圧縮成形では、成形完了時に比較して、射出開始前または射出開始後にキャビティが僅かに開いた状態であるので高速射出能力を有する射出装置が必要なく、溶融樹脂を比較的低速・低圧で射出することができる。また射出開始後に可動金型を型締方向に移動させて溶融樹脂に圧縮を加えることから、キャビティのゲート部から遠い位置において溶融樹脂の流れを早くしたり、微細な転写を良好に行うことができるという利点がある。更にはゲートを切断した後については、通常の射出成形金型では、射出装置から保圧を及ぼすことはできないが、射出圧縮成形の場合は、キャビティ内の溶融樹脂を圧縮して冷却固化による収縮に対応することができる。このような射出圧縮成形は、特に出光面等の面積と比較して板厚が薄い導光板の成形を行う際に特に有利である。
図1ないし図3は、本発明の射出圧縮成形金型11の断面である。射出圧縮成形金型11は、第1の金型である可動金型12と第2の金型である固定金型13とからなり、型合わせされた両金型12,13の間には容積および厚さが可変のキャビティ14が形成されるようになっている。射出圧縮成形機1の可動盤2に取付けられる可動金型12には、金型本体部15とコア部16と可動枠部19等が設けられている。金型本体部15の固定金型側の面における略中央には、コア部16が固着されている。コア部16の固定金型13と対向する面は、鏡面からなりキャビティ14において出光面を形成する主面形成面16aとなっており、導光板Pの形状に略一致した突起部等を含む略四角形をしている。またコア部16の内部には、前記主面形成面16aと平行に複数本の冷却媒体流路17が形成されている。なおコア部のキャビティ形成面を形成する部分と他の部分は、別体のブロックからなるものでもよい。またキャビティ14において主面形成面16aは鏡面の例を示したが、グルーブや粗面加工等がなされたものでもよい。
前記金型本体部15の固定金型側の面における上下4箇所には、凹部が形成され、該凹部内にはバネ18が前記固定金型側に向けて取付けられている。そして前記バネ18の前記固定金型側は、前記コア部16の周囲を囲むよう配設された可動枠部19に当接されている。従って換言すれば可動枠部19によって形成された空洞部の中にコア部16が配設されている。そして可動枠部19全体が前記バネ18により金型本体部15およびコア部16に対して型開閉方向に移動可能となっている。そして可動枠部19の固定金型13と対向する面は当接面19aとなっている。また可動枠部19のゲートと反対側には入光面を形成するための入光面形成ブロック20が着脱自在に配設されている。なお図1は、可動金型12に型締力が及ぼされて前記バネ18が収縮した状態であり、図2は、射出時にコア部16が後退してキャビティ14の容積が拡大した状態を示す図であるが実際より誇張して記載してある。
金型本体部15の可動盤側には、断熱板21が取付けられ、内部の空間および孔にはエジェクタ装置のエジェクタプレート22を介して前後進される突き出しピン23が配設されている。突き出しピン23は、金型本体部15とコア部16の内部に亘って形成された孔内に配設され、その先端はランナ形成面32に臨み、スプルP1とランナP2が保持しやすいよう断面Z字状に食い込み部23aが設けている。突き出しピン23を駆動するのは、図示しない可動盤内または可動盤から型締装置側に配設されたエジェクタ駆動装置である。
また金型本体部15の内部にはゲートカッタ部材24が配設されるための孔25および空間部26が形成されている。一方金型本体部15の孔25内にはガイドピン27が配設されている。ガイドピン27は円筒状部材の周囲の面には転動するボール28が形成されたボールガイドからなる。そして前記ガイドピン27のボール28が、孔25内に当接状態に設けられ、ガイドピン27の前後進時には、ボール28が転動してガイドピン27を保芯しながら移動されるようになっている。そして金型本体部15の空間部26内には前記ガイドピン27が当接されるように円盤状のプレート29が配設されている。そして前記プレート29における固定盤側中央にはゲートカッタ部材24が可動盤側から挿入され係合されている。ゲートカッタ部材24は、長方形の薄板からなり、コア部16の断面矩形の孔31内に前後進移動可能に配設されている。前記ゲートカッタ部材24の前面はゲート形成面であり、そのキャビティ側(図中上側)の角部が溶融状態のゲートを切断するためのゲートカッタ24bとなっている。そして図3に示されるように、前記ゲートカッタ部材24におけるキャビティ側の側面の一部は、ゲートカット後にキャビティ形成面を構成する。またゲートカッタ部材24の基部24dは円柱形をしており、前記基部24dの周囲にはプレート29およびゲートカッタ部材24を可動盤側に付勢するようにバネ30が前記空間部26内に配設されている。本実施形態では前記ゲートカッタ部材24は、ロックウエルCスケール硬度が55〜65HRCのハイス鋼等の硬質金属部材を使用している。またゲートカッタ部材24の寸法は、溶融樹脂の流動方向と直交する方向の幅が10〜20mm、溶融樹脂の流動方向の厚みが1.2〜2.0mm程度とすることが、本実施形態の大きさの導光板Pを成形する場合に望ましい。
またゲートカッタ部材24を駆動するのは、図示しない可動盤内または可動盤から型締装置側に配設されたゲートカッタ駆動装置である。ゲートカッタ駆動装置は、サーボバルブにより制御される油圧シリンダ、またはサーボモータとボールネジ機構が用いられる。サーボバルブにより制御される油圧シリンダの場合は、速度制御または圧力制御によりゲートカッタ部材24の前進時のクローズドループ制御を行う。またゲートカッタ駆動装置をサーボモータとする場合は、ゲートカッタ部材24の位置制御または速度制御が行われる。またゲートカッタ部材の前進停止位置は、可動金型内にストッパブロックまたはシムを配設し、そのストッパブロック等を厚さの異なるストッパブロック等に交換することにより調整してもよい。
またコア部16において、後述する固定金型13のスプルブッシュ44やインサートブロック43と対向する面は、ランナ形成面32となっている。そして前記ランナ形成面32と主面形成面16aの間に、ゲートカッタ部材24が進退する矩形の孔31が形成され、前記孔31とゲートカッタ部材24との間隙は、いずれも樹脂が入り込まない間隔に形成されている。またランナ形成面32については、ゲートカッタ部材24から突き出しピン23側に隣接する部分に、凸部が形成され、スプルブッシュ44と対向し突き出しピン23が臨む部分が凹部となっている。そしてゲートカッタ部材24のゲート形成面は突出時以外は、前記凸部よりも低い位置(可動盤側)に位置している。その理由は射出時に、射出装置のノズルの通路先端で固まった樹脂がコールドスラグウエル状となっている凹部によって受け止められることによりキャビティ14へ流入しないためと、射出圧がゲートカッタ部材24の前面にかかり過ぎ、孔31との間にバリ等が発生することを防止するためである。なおランナとゲートは直線的にキャビティに接続されるものでもよい。また突き出しピン23の周囲でありゲートカッタ部材24の近傍には冷却媒体流路33が形成されている。
そしてコア部16と可動枠部19の間には溝状の気体流通路34が設けられている。図1ないし図4に示されるように、気体流通路34は、キャビティ14における主面形成面16aとは一定の間隔を離れて平行に、可動枠部19の内側部分に形成されている。本実施形態では、コア部16とゲートカッタ部材24との間には溝状の気体流通路34は配設されていないが、配設するようにしてもよい。そしてコア部16と可動枠部19の間における気体流通路34よりもキャビティ14側は、樹脂が入り込まない僅かな間隙(例えば3〜20μm)の気体流通路34aとなっている。そしてコア部16の主面形成面16aの周囲に前記気体流通路34aの開口部34bが形成されている。また前記気体流通路34aおよび開口部34bの一部は、コア部16と入光面形成ブロック20との間隙に配設される。更にまたランナ形成面32の周囲にも同様に気体流通路34aの開口部34bが形成されている。そして前記気体流通路34は、可動枠部19を貫通して可動金型12の外部に向けて形成された図示しない気体流通路に接続されている。なお気体流通路34は、コア部の内部側から金型本体部を経て可動金型の外部に向けて形成してもよい。そして接続された前記気体流通路から可撓性ホースを介して圧搾エア供給装置とエア吸引装置に接続されている。そして前記圧搾エア供給装置およびエア吸引装置と可動金型12の間には、図示しない電磁開閉バルブが配設されている。
次に固定金型13について説明すると、図1〜図3に示されるように、射出圧縮成形機1の固定盤2に取付けられる固定金型13には、金型本体部41、キャビティ形成ブロック42、インサートブロック43、スプルブッシュ44、ゲートカッタ部材45、当接ブロック46等から形成されている。そして金型本体部41の固定盤側には、断熱板47が取付けられるとともに、図示しない射出装置のノズルが挿入される穴48が形成され、その周囲にはロケートリング49が取付けられている。金型本体部41の可動金型側にはキャビティ形成ブロック42が取付けられ、該キャビティ形成ブロック42の可動金型12と対向する面は、キャビティ形成面のうちの主面形成面42aとなっている。本実施形態においてこの主面形成面42aは、反射面を形成する部分であり、微細なドットが刻設されている。またキャビティ形成ブロック42の内部には、前記主面形成面42aと平行に、冷却媒体流路50が複数形成されている。
そしてキャビティ形成ブロック部42およびインサートブロック43と、当接ブロック46との間には溝状の気体流通路53が形成されている。気体流通路53は、キャビティ14の主面形成面42aとは一定の間隔を離れて平行に、キャビティ形成ブロック42の周囲を取り巻くように形成されている。本実施形態では、キャビティ形成ブロック42とゲートカッタ部材45との間には溝状の気体流通路53は配設されていないが、配設するようにしてもよい。そしてキャビティ形成ブロック42およびインサートブロック43と、当接ブロック46との間における気体流通路53よりもキャビティ14側は、樹脂が入り込まない僅かな間隙(例えば3〜20μm)の気体流通路53aとなっている。そしてキャビティ形成ブロック部42の主面形成面42aの周囲に前記気体流通路53aの開口部53bが形成されている。またインサートブロック43のランナ形成面54の周囲にも同様に気体流通路53aの開口部53bが形成されている。そして前記気体流通路53は、固定金型13の外部に向けて形成された図示しない気体流通路に接続され、該気体流通路から可撓性ホースを介して圧搾エア供給装置とエア吸引装置に接続されている。そして前記圧搾エア供給装置およびエア吸引装置と固定金型13の間には、図示しない電磁開閉バルブが配設されている。
更に金型本体部41には、キャビティ形成ブロック42とともにインサートブロック43が配設されている。インサートブロック43は、その中央部に可動盤側に向けて拡径された孔が設けられたスプルブッシュ44が配設されている。そしてスプルブッシュ44の周囲にはスプルP1およびランナP2を冷却する冷却媒体流路51が形成されている。またスプルブッシュ44の先端からキャビティ形成面に向けて、インサートブロック43の可動金型12と対向する面には、ランナ形成面54が形成されている。そして前記ランナ形成面54は当接ブロック46の当接面46aに溝状に一段低い位置(固定盤側の位置)に形成され、当接ブロック46のランナ形成面と共に固定金型13側のランナP2を形成する面を構成する。そしてランナ形成面54の溶融樹脂の流動方向と直交する方向の幅は、スプルブッシュ44に隣接する部分からキャビティ14に向けて徐々に広くなっている。そしてランナ形成面54についても可動金型12のランナ形成面32と等間隔を保つように、凹部に対向して凸部が形成され、凸部に対向して凹部が形成されている。
そしてランナ形成面54の凹部の部分は、ゲート形成面へ連続する同一面で接続されている。従ってランナP2とゲートP3やその形成面に明確な区別がある訳ではない。前記連続する同一面のうち可動金型12のゲートカッタ部材24のゲート形成面と対向する部分が、固定金型ゲート形成面を形成する部分となる。また当接ブロック46のランナ形成面に連続してゲート形成面が形成されている。そして前記ゲート形成面は、後述するキャビティ14の主面形成面42aおよびゲートカッタ部材45や、前記凸部に対して一段低い位置(固定盤側の位置)に設けられている。そしてゲート形成面の溶融樹脂の流動方向と直交する方向の幅は、スプルP1の直径よりも幅広に設けられている。従って本実施形態のゲートP3は、フィルムゲートの一種であって、導光板Pの側面(入光面とは反対側の側面)の長さの2/3〜1/4程度の長さ(幅)となっている。なお、上記幅のフィルムゲートをゲートカッタによりゲートカットする際、キャビティ14における主面形成面16aとゲートカッタ部材24の間にも気体流通路を開口するとより望ましい。
そしてインサートブロック43のランナ形成面54に接続されるゲート形成面と、キャビティ形成ブロック42の主面形成面42aとの間には、ゲートカッタ部材45が固定されている。ゲートカッタ部材45は、ロックウエルCスケール硬度が55〜63HRCの合金工具鋼(SKD鋼)等の硬質金属部材からなる長方形の薄板であり、キャビティ形成面の主面形成面42aを形成する部材よりも前記硬度が高い金属が使用されている。そしてゲートカッタ部材45の溶融樹脂の流動方向と直交する方向の幅は、ゲート形成面と同じか僅かに幅広に形成されている。またゲートカッタ部材45の厚みは、0.4〜0.8mm程度である。そしてゲートカッタ部材45の前面は、主面形成面16aと対向しており、キャビティ形成面の一部となっている。またゲートカッタ部材45のゲート部側の角部が刃であるゲートカッタ45bを形成している。またゲート部側の面は可動金型12のゲートカッタ部材24が前進時に僅かな間隔を隔てて対向する面となっている。従って本実施形態のゲート形成面の距離は、固定金型13と可動金型12のキャビティ14の距離と同様に可動金型12の進退により可変であり、更にはゲートカッタ部材24の前後進によっても可変である。
次に図5のチャート図により、本発明の成形方法を説明する。本実施形態では対角寸法3インチ、板厚0.4mmの導光板Pを4.4秒の成形サイクル時間で、射出圧縮成形方法により成形を行っている。その内訳は、型開閉時間(取出時間を含む)1.4秒、中間時間および増圧時間0.1秒、射出時間0.05秒、保圧時間0.45秒、冷却時間2.4秒(実質的に冷却は射出開始から始まっている)である。このため本実施形態では、可動金型12の主面形成面16aを冷却する冷却媒体流路17、突き出しピン23およびランナ形成面32近傍を冷却する冷却媒体流路33、固定金型13のキャビティ形成面の主面形成面42aを冷却する冷却媒体流路50、スプルブッシュ44近傍およびランナ形成面54近傍を冷却する冷却媒体流路51へ、温調器により成形される樹脂であるポリカーボネートのガラス転移温度Tgより30〜70℃低い、80〜120℃程度に温度制御された冷却媒体(冷却水)を流している。
また射出装置の前部ゾーン(最もノズルに近いゾーン)は310℃に温度設定され、ポリカーボネートの溶融樹脂が計量されている。なおポリカーボネートを用いた場合の前記射出装置の前部ゾーンの温度設定は、320〜370℃に温度設定されることが望ましい。そして図示しない型締装置が作動され、固定盤2に取付けられた固定金型13に対して可動盤に取付けられた可動金型12を当接させることにより型閉が行われる。この型閉の際の可動金型12のコア部16と可動枠部19の関係は、図2の状態に近い。次に型締力を50〜200kNに上昇させて型締を行う。そのことにより図1に示されるように、バネ18の弾発力に打ち勝って可動金型12の金型本体部15と可動枠部19とが当接され、コア部16に対して可動枠部19が最後退した位置となる。そして固定金型13と可動金型12との間には、厚さ可変のゲートを含むランナ、および該ランナに接続された厚さ可変のキャビティ14が形成される。この際、キャビティ14内のエアは吸引することがキャビティ14内の溶融樹脂流動の点から望ましい。そして前記キャビティ14が形成されると、前記開口部34b,53b、気体流通路34a,34,53a,53を介してキャビティ14内のエアを吸引し、キャビティ14内を減圧状態とする。なお本実施形態では、常時ノズルがスプルブッシュ44に当接されているから、減圧時にスプルブッシュ44側からエアが吸引されることはない。射出開始前に前記気体流通路からキャビティ内の気体を吸引し、キャビティ14内を減圧状態とするのは、射出の際に溶融樹脂がキャビティ14内で空気の抵抗を受けずに速やかに入光面形成ブロック20側の端部まで流動可能とするためであり、特に0.2〜0.5mmの板厚の薄い導光板Pを成形する際に有効である。
次に所定の遅延時間が経過すると、図示しない射出装置のノズルからスプルブッシュ44を介して100〜200mm/secの射出速度により溶融樹脂を射出する。可動盤および可動金型12の金型本体部15およびコア部16は、射出時の圧力により、再び図2に示される位置に後退される。そのことにより可動金型12の可動枠部19は、コア部16よりも相対的に前方位置となり、固定金型13のキャビティ形成面の主面形成面42a等と可動金型12の主面形成面16aとの間隔は、図1に示される最初に型締力が及ぼされた位置と比較して最大50〜200μmほど広がる。また同様に固定金型13と可動金型12間の距離が広がることによりゲート形成面とゲート形成面の間隔が前記の50〜200μmだけ開き、ゲートP3の断面積が大きくなったキャビティ14に溶融樹脂を射出することができ、溶融樹脂の流動損失を少なくすることができる。またその結果、溶融樹脂を比較的低速・低圧で射出することができることから、特に導光板Pのゲート近傍に内部応力が発生することがないという利点がある。
そして射出装置によりスクリュ位置が所定の保圧切換位置に到達すると、射出制御から保圧制御に切換えられる。保圧制御に切替えられた後も型締装置側では高型締力による型締が行われているから、該高型締力により、上記の射出の際に型開した距離、またはその距離よりも少ない距離だけ型締方向に可動金型12が移動される。または射出開始時の可動金型12の位置が完全に型締された位置よりも開き気味の場合は、型開量(位置)よりも型締量(位置)の方が前進される場合もある。その後保圧制御に切換してから一定時間後、または保圧切換と同時に、型締力を減少させる。本実施形態では、型締力の低下と同時に、図示しないゲートカッタ部材駆動装置により、可動金型12のゲートカッタ部材24を0.45〜0.8mm前進させ、ゲートP3の切断を行う。この際、可動金型12のゲートカッタ部材24の刃であるゲートカッタ24bと固定金型13のゲートカッタ部材45の刃であるゲートカッタ45bの間でゲートP3の切断が行われる。そしてゲートカッタ部材24の側面とゲートカッタ部材45の側面との間にはカジリが生じない僅かな間隙が形成される。また本実施形態では固定金型13のインサートブロック43が当接ブロック46に対して凹状に設けられる形で、ゲート形成面が当接面46aよりも一段深く形成されているが、そのゲート形成面とゲートカッタ部材24との間もバリがほとんど生じず、またカジリも生じない僅かな間隙となっている。本実施形態において、ゲートカッタ部材45、ゲートカッタ部材24の間にカジリを生じることがないのは、ゲートカッタ部材24がボールガイドにより保芯され、前進時にも先端側でブレを生じない精度が保たれていることが上げられる。またゲートカッタ部材24とゲートカッタ部材45は硬度が高いが金属化学的に類似していない金属を使用しているので、金属間の直接接触による凝着を小さく押えることができるので、カジリが生じることが少ない。そして万一修復が必要なほどのカジリを生じたとしても、薄板状のカッタ部材のみを交換すればよいので、交換コストが廉価で済むという利点がある。
なおゲートカットの際、ゲートP3の溶融樹脂は完全に固化した状態でないことは言うまでもない。なおゲートカッタ部材24の前進速度は一段であっても、高速、低速の2段になるように制御してもよい。また切断された後のゲートP3部分の樹脂は、ゲートカッタ部材24がゲート形成面よりも手前で停止し、図3のように薄肉部として残るものであってもよく、その部分の溶融樹脂を完全に押しのけるものであってもよい。また本実施形態ではゲートカッタ24bとゲートカッタ45bとが完全に交差してゲートを切断状態となす。しかし「ゲートを切断状態になす」とは、ゲートカッタ同士を近接させた状態にするものを含むものとする。即ちゲートカッタ同士を近接された状態とする場合は、ゲートが完全に切断されていない部分が1mm以下の単位で残るが、金型からの取出しされるまでの間に、エジェクタ装置、離型用のエア、および取出ロボット機等の補助的な力を利用してキャビティに保持された導光板Pのみを綺麗な切断面で分離できるものは、ゲートカッタにより実質的に切断されている(切断状態となされている)と倣されるものとする。
そしてゲートカッタ部材24によりゲートP3の切断が行われた後は、ゲートカッタ部材24は前進位置に保持される。そのことにより射出装置側からキャビティ14内の溶融樹脂へは完全に保圧が及ばなくなるが、型締装置の駆動によって可動金型12が前進されることによりキャビティ14内の溶融樹脂の圧縮を行うことができるので、冷却による収縮があっても、ヒケが発生せず、良好な転写成形ができる。そしてその間に射出装置の側では次の成形に使用する溶融樹脂の計量が行われる。そして所定時間が経過すると可動金型12の可動枠部19とコア部16の間の気体流通路34、34a、開口部34bを介してキャビティ14へ離型用の圧搾エアを及ぼす。また略同時に、可動金型12の可動枠部19とコア部16の間の気体流通路34,34a、開口部34bを介してキャビティ14へ離型用エアを及ぼす。また略同時にキャビティ形成ブロック部42およびインサートブロック43と、当接ブロック46との間には溝状の気体流通路53,53a、開口部53bを介してキャビティ14へ離型用の圧搾エアを及ぼす。本実施形態では圧搾エア供給装置の元圧は、0.5〜0.8MPaとなっており、常温の大気を圧縮した圧搾エアが供給される。ただし窒素ガスなど他の気体を除外するものではない。ただしこの段階ではまだ型締がなされているので、キャビティ14内に前記圧搾エアは供給されず、気体流通路34,34a,53,53a等が高圧状態となる。なお型開前から圧搾エアを供給開始するのは、型開と同時に高圧の圧搾エアが供給できるようにするためである。
次に型締装置を作動させ圧抜、型開を順に行う。その際、導光板Pと、スプルP1およびランナP2はそれぞれ可動金型12側に保持された状態で取出されるが、固定金型13へ供給されている圧搾エアがキャビティ14における主面形成面42aによって形成された反射面の離型を促進補助する。そして型開が行われると、図示しない電磁開閉バルブが閉鎖され、固定金型13への離型用の圧搾エアの供給が停止されるが、可動金型12へは継続して圧搾エアが供給され続けている。なお後述する取出用ロボット61により導光板Pを取出すまで固定金型13から圧搾エアを噴出し続けてもよい。本実施形態では型開時の固定金型13と可動金型12の間隔は、6〜15cmと小さいので、固定金型13の圧搾エアを噴出し続けることにより導光板Pの反射面を一層冷却できる。そして取出用ロボット61の吸盤63による跡をより一層導光板Pにつかなくすることができる。
型開完了と同時または型開途中からエジェクタ装置の突き出しピン23の前進が行なわれ、ランナP2のランナ形成面32からの離型が行われる。また型開完了と同時または型開途中から取出用ロボットが作動される。図6に示されるように本実施形態に使用される取出用ロボット61は、スプルP1等をチャック62により把持するとともに導光板Pを吸盤63により吸着し、それらを別個に取出すスイングアーム式の第1の取出用ロボット61と、前記第1の取出用ロボット61から導光板Pを受け渡されて吸着し、コンベア64に載置する第2の取出用ロボット65からなっている。そして第1の取出用ロボット61の吸盤63が導光板Pの反射面を吸着し、チャック62が突き出されたスプルP1(ランナP2が接続されている)を把持する。そして第1の取出用ロボット61を一旦、固定金型13側に移動させて可動金型12のキャビティ14における主面形成面16aから導光板Pの出光面を離型する。その際に気体流通路34,34aに連通される開口部34bからキャビティ14の主面形成面16aと導光板Pの出光面の間には型開の前から取出しの際まで継続して圧搾エアが供給され、該圧搾エアを供給しつつ導光板Pの取出しが行われるから、小さい吸引力により取出すことができる。なお前記取出時に、ゲートカッタ部材24は前進位置で停止した状態であり、前記ゲートカッタ部材24とコア部16との間隙からも圧搾エアの一部は供給されている。そのことにより射出後に前進したゲートカッタ部材24と導光板Pとの離型が促進される。またゲートカッタ部材24が前進されていることから、供給される圧搾エアは、導光板Pの主面である出光面側に多く供給され離型を促進する。そして可動金型12から導光板Pの取出しが完全に完了すると、図示しない電磁開閉バルブが閉鎖されて可動金型12側における離型用の圧搾エアの供給が停止される。なおゲートカッタ部材24が前進されていることから可動金型12から圧搾エアが供給されても導光板Pは落下しないが、落下しやすい金型構造の場合は、圧搾エアの供給開始を、型開完了後としてもよい。または型開前からは弱圧のエアを供給し、型開完了後に強圧に切替えてもよい。取出された導光板PのゲートP3によって形成された部分は、入光面になる部分ではないので、このまま仕上げ処理しないでも導光板Pとして使用することができる。またスプルP1およびランナP2は別途リサイクルして利用することも可能である。
また本発明は、図7に示されるような別の実施形態の導光板の射出圧縮成形金型71で成形し、導光板Pの取出しを行ってもよい。この別の実施形態の例は、射出圧縮成形金型71におけるキャビティ72の数を2に増やしたことが主な変更であるが、キャビティ72の数は複数であれば個数は問わない。可動金型73において、キャビティ72内の真空吸引および圧搾エアの供給を行う気体流通路74は、コア部75と可動枠部76の間に設けられている。そしてコア部75のキャビティ主面形成面75aの周囲に前記気体流通路74の開口部74aおよび可動ゲートカッタ部材77が形成されている。また可動金型73の略中央には、突き出しピンが内蔵されたランナ形成部材83が可動ゲートカッタ部材77に隣接して配設されている。なおランナ形成部材については、可動枠部と一体に設け、ランナおよびゲートの間隔が一定であるようにしてもよ、その場合、ランナおよびゲートの間隔を導光板の板厚よりも厚くしておくことが望ましい。また固定金型78においては、気体流通路79は、キャビティ形成ブロック80と当接ブロック81の間に配設され、キャビティ形成ブロック80のキャビティ主面形成面80aの周囲に前記気体流通路79の開口部79aおよび固定ゲートカッタ部材82が形成されている。そして射出圧縮成形金型71による導光板Pの成形方法も図1等の実施形態と同様である。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。本実施形態では対角寸法3インチの携帯電話用の導光板の射出圧縮成形金型と射出圧縮成形方法について説明したが、導光板のサイズや形状を選ばない。従って板厚が均厚な導光板でも、板厚が入光面側から他側に向けて薄くなる楔型導光板であってもよく、楔型の場合も入光面以外の部分にゲートが形成される。また背面から入光され前面に出光するバックライト型導光板(光拡散板を含む)や外光を反射するものでもよい。また反射面と出光面の形状も鏡面、ドット、グルーブ、およびホログラム等各種の組合せが考えられる。なおキャビティ主面形成面が鏡面の場合が、最も離型し難いので、型開時に導光板が残る側を鏡面以外の形状としておくことも考えられる。更には入光および出光を伴うレンズやその他の薄板を本発明で行うことも想定される。
上記実施形態では固定のゲートカッタが設けられる一方の金型は、固定金型であり、可動のゲートカッタが設けられる他方の金型が可動金型の例で説明したが、反対でもよい。即ち、固定金型に可動ゲートカッタを配設し、可動金型に固定ゲートカッタを配設してもよい。そして導光板の取出も可動金型に保持されるものが一般的ではあるが、固定金型側に保持されるものでもよい。また本実施形態では水平方向に型開閉が行われる射出成形機に取付けられる射出圧縮成形金型について説明したが、垂直方向に型開閉が行われるものでもよい。
上記実施形態ではコア部16に対して可動枠部19が相対的に位置変更可能な平当金型と呼ばれるタイプについて説明したが、一方の金型の凸部が他方の金型の凹部内に嵌合され、その間に容積可変のキャビティが形成されるインロー金型と呼ばれるタイプについても本発明を適用することができる。その場合も凹部と凸部が嵌合される間隙を中心に圧搾エアが噴出されて導光板の離型が行われる。
またゲート部分の形状については、一方の金型のゲート形成面に対して他方の金型のゲートカッタ部が前進してゲートを押し潰すような形で近接させ切断状態となすものでもよい。その場合は、一方の金型のゲート形成面がキャビティ形成面に隣接するゲートカッタを構成する。なおゲートカッタ部材の前面は平坦な面でなく、ゲートカッタが鋭角なものでもよい。更には一方の金型におけるゲート形成面の高さとキャビティ形成面の高さが射出時に同一または段差がほとんど無く、他方の金型のゲートカッタの前進により、一方の金型のゲート形成面(例えばスプルブッシュ等)が後退してゲートカットされるものでもよい。その場合はキャビティ形成面の端部の角がキャビティ形成面に隣接するゲートカッタを構成する。また溶融樹脂がキャビティへ流動されるランナまたゲートの部分の断面積が変更されるものであれば、可動金型のキャビティ形成面とランナ形成面が一体に設けられたものでないタイプでもよい。
また本実施形態は、本実施形態の導光板Pは、板厚が0.4mmであるので射出成形の中の一分野である射出圧縮成形方法が用いられるが、板厚が0.2〜0.4mm程度の場合は同じく射出成形の中の一分野である射出プレス方法を行うことも考えられる。射出プレスは、型閉位置において既にキャビティの間隔が広げられているので、板厚が極めて薄いものでも比較的低速・低圧で射出することができ、射出後に可動金型をそのまま前進させ圧縮を行う。またその際の型締速度は高速であることが望ましい。更に導光板によっては一般的な射出成形で行うことも考えられる。
更に成形に使用される樹脂については、ポリカーボネートの例について記載したが、光学性能に優れる樹脂なら他の樹脂でもよく、例としては、メタクリル樹脂、シクロオレフィンポリマー樹脂などが上げられる。そして樹脂により溶融樹脂の温度およびガラス転移温度が相違するから、ゲートカットのタイミング、冷却媒体の温度、および成形サイクル時間等も相違することは言うまでもない。
本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の断面図であって型締後、射出開始前の状態を示す図である。 本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の断面図であって射出時にキャビティ内の容積が拡大された状態を示す図である。 本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の断面図であってキャビティ内の樹脂が圧縮後にゲートカットされた状態を示す図である。 本実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の可動金型の正面図である。 本実施形態の導光板の射出圧縮成形方法を示すチャート図である。 本実施形態の導光板の取出し装置の正面図である。 別の実施形態の導光板の射出圧縮成形金型の断面図である。

11 射出圧縮成形金型

12 可動金型

13 固定金型

14 キャビティ

15,41 金型本体部

16 コア部

16a,42a 主面形成面

19 可動枠部

24,45 ゲートカッタ部材

24b,45b ゲートカッタ

32,54 ランナ形成面

34,34a,53,53a,74,79 気体流通路

34b,53b,74a,79a 開口部

43 インサートブロック

P 導光板
P1 スプル

P2 ランナ

P3 ゲート

Claims (2)

  1. 射出成形により固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で導光板の成形を行う導光板の成形金型において、
    キャビティにおける主面形成面の周囲に、圧搾エア供給装置に接続される気体流通路の開口部および前後進可能なゲートカッタ部材が形成され、前記主面形成面と前記ゲートカッタ部材との間にも気体流通路の開口部が形成され、ゲートは、導光板の側面の長さの2/3〜1/4の長さのフィルムゲートでありゲートカッタ部材によりゲートカットされることを特徴とする導光板の成形金型。
  2. 射出成形により固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティ内で導光板の成形を行う導光板の成形方法において、
    可動金型のゲートカッタ部材を前進させた状態で成形された導光板を可動金型に保持して型開を行い、可動金型側のキャビティにおける主面形成面とゲートカッタ部材との間を含む前記キャビティにおける主面形成面の周囲の圧搾エア供給装置に接続される気体流通路の開口部から気体を供給しつつ、成形された導光板を取出すことを特徴とする導光板の成形方法。
JP2007120376A 2007-04-28 2007-04-28 導光板の成形金型および導光板の成形方法 Expired - Fee Related JP5105585B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007120376A JP5105585B2 (ja) 2007-04-28 2007-04-28 導光板の成形金型および導光板の成形方法
CN2007101496593A CN101293393B (zh) 2007-04-28 2007-09-10 导光板的成形模具以及导光板的成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007120376A JP5105585B2 (ja) 2007-04-28 2007-04-28 導光板の成形金型および導光板の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008273070A JP2008273070A (ja) 2008-11-13
JP5105585B2 true JP5105585B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40051664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007120376A Expired - Fee Related JP5105585B2 (ja) 2007-04-28 2007-04-28 導光板の成形金型および導光板の成形方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5105585B2 (ja)
CN (1) CN101293393B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20090114766A (ko) * 2008-04-30 2009-11-04 엘지디스플레이 주식회사 사출성형 금형, 이를 이용하여 제작된 도광판, 이 도광판을갖는 액정표시장치
TWI419783B (zh) * 2009-08-31 2013-12-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 導光板成型模具
WO2012165593A1 (ja) * 2011-06-02 2012-12-06 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 射出成形用金型及び射出成形方法
CN104275773B (zh) * 2013-07-02 2016-10-19 联钢精密科技(苏州)有限公司 一种光学产品的模具及使用该模具制作光学产品的方法
CN103454716A (zh) * 2013-08-27 2013-12-18 北京京东方光电科技有限公司 导光板及其制造方法、背光模组、显示装置
CN104999622B (zh) * 2015-06-29 2017-06-13 上海化工研究院有限公司 一种热塑性树脂厚壁件制品模具系统
CN105108977B (zh) * 2015-09-29 2018-03-23 京东方光科技有限公司 注塑模具及导光板的制备装置
CN106003590A (zh) * 2016-06-30 2016-10-12 京东方科技集团股份有限公司 一种导光板模具
CN107351321B (zh) * 2017-08-07 2023-10-20 深圳市南极光电子科技有限公司 一种应用于导光板压缩成型模具的防贴合结构及应用方法
CN107599294B (zh) * 2017-08-07 2019-11-12 深圳市南极光电子科技股份有限公司 应用于导光板成型模具的真空成型方法、导光板及模具
JP7057676B2 (ja) * 2018-01-17 2022-04-20 Ntn株式会社 スラストワッシャの射出成形金型
CN110180745A (zh) * 2019-06-13 2019-08-30 昆山金运新材料科技有限公司 智能灌注模具
CN112743773B (zh) * 2021-01-27 2022-06-10 扬昕科技(苏州)有限公司 一种用于提升导光板暗晕部出光率的模仁加工装置
KR102459491B1 (ko) * 2021-10-12 2022-10-25 남대현 수지제품 제조장치

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138375A (ja) * 1999-11-11 2001-05-22 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形方法並びにその金型
TW538260B (en) * 2000-04-28 2003-06-21 Sumitomo Chemical Co Method for producing light transmitting plate
JP3457261B2 (ja) * 2000-05-31 2003-10-14 株式会社名機製作所 導光板の射出成形方法および射出成形用金型
JP3878001B2 (ja) * 2001-11-14 2007-02-07 株式会社名機製作所 大型導光板の成形方法および大型導光板の成形用金型
JP2003305756A (ja) * 2002-04-15 2003-10-28 Sony Corp ディスク基板の製造方法、金型装置及び射出成形装置
JP3719512B2 (ja) * 2002-07-02 2005-11-24 株式会社名機製作所 導光板の射出成形方法および射出成形金型
CN100411845C (zh) * 2002-12-13 2008-08-20 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 导光板的制造方法
JP3987486B2 (ja) * 2003-12-26 2007-10-10 ムネカタ株式会社 熱可塑性樹脂の成形方法
JP2005271524A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Nippon Zeon Co Ltd 樹脂成形装置及び樹脂成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101293393B (zh) 2010-12-01
JP2008273070A (ja) 2008-11-13
CN101293393A (zh) 2008-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5105585B2 (ja) 導光板の成形金型および導光板の成形方法
JP4781326B2 (ja) 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法
JP2009149005A (ja) 導光板の成形金型および導光板の成形方法
TWI412800B (zh) The forming method of thick plate type light guide plate
JP4451483B2 (ja) 導光板の成形金型
KR100979665B1 (ko) 박판의 사출압축 성형 금형
JP4335266B2 (ja) 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法
US7837915B2 (en) Injection molding process, resin molded product and mold
JP4878584B2 (ja) 導光板の射出圧縮成形金型
JP2008307882A (ja) 導光板の成形金型および成形方法
JP4047917B1 (ja) 導光板の成形金型
JP2008307882A5 (ja)
JP4044608B1 (ja) 小型導光板の射出圧縮成形方法および小型導光板
JP2003145593A (ja) 大型導光板の成形方法および大型導光板の成形用金型
JP5071794B2 (ja) 薄板状光学用成形品の射出プレス成形方法
JP2009061767A (ja) 射出プレス成形方法
JP2008265270A (ja) 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法、導光板および表示装置
JP2008221597A (ja) 導光板の射出成形金型および射出成形方法
JP3390781B2 (ja) 眼鏡レンズの射出圧縮成形法
JP2009241567A (ja) 光学薄板の射出圧縮成形金型および光学薄板の射出圧縮成形方法
JP2000141427A (ja) 射出成形金型
JP3898015B2 (ja) 導光板の成形装置
JP2966707B2 (ja) 射出成形方法及び射出成形金型の構造
JP2009149107A (ja) 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法
JPH09300362A (ja) 成形金型

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100709

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100917

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees