JP2009204052A - 密閉タンク装置および一体型油圧アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 タンク内の圧力変動を抑制しつつも、作動油と外気の接触を完全に遮断でき、作動油の汚染を防止可能であるとともに、タンク姿勢を自在に変更することができる密閉タンク装置および一体型油圧アクチュエータを提供する。
【解決手段】 油圧システムの作動油を貯留するためのタンク本体(1)と、前記タンク本体内の油量変化に伴う内部圧力の変動を吸収する手段(2)とを備えた密閉タンク装置において、前記圧力変動吸収手段は、気密かつ液密な可撓性弾性材料からなる袋状体(21)と、該袋状本体の入口を構成する吸排気部(22)とを有し、前記袋状体は、前記タンク本体内に前記作動油に浸漬した状態で配置され、前記袋状体の内部空洞が前記吸排気部を通じて外気に連通され、前記タンク本体の内部が前記袋状体によって外気と遮断されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 油圧システムの作動油を貯留するためのタンク本体(1)と、前記タンク本体内の油量変化に伴う内部圧力の変動を吸収する手段(2)とを備えた密閉タンク装置において、前記圧力変動吸収手段は、気密かつ液密な可撓性弾性材料からなる袋状体(21)と、該袋状本体の入口を構成する吸排気部(22)とを有し、前記袋状体は、前記タンク本体内に前記作動油に浸漬した状態で配置され、前記袋状体の内部空洞が前記吸排気部を通じて外気に連通され、前記タンク本体の内部が前記袋状体によって外気と遮断されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、油圧システムに作動油を供給するための密閉タンク装置および該密閉タンク装置を備えた一体型油圧アクチュエータに関する。
従来、油圧システムの作動油を貯留するタンクは、油圧シリンダなどの油圧機器の容積変化や温度変化によって生じるタンク内の油量変化に対応するため、エアブリーザ(フィルタ)を介して外気に連通することが行なわれていた。しかし、フィルタを介するとはいえ、タンク内に外気が流入する構造では、湿気や微細な塵埃の侵入が不可避である。そこで、油圧回路に配置されるブラダ式アキュムレータと同様の装置を、タンクの外部に併設し、タンク内部の余剰空気をタンク外に蓄えることにより、タンク内の圧力変動を吸収する装置が提案されている。
図3は、この圧力変動吸収装置32を備えた油圧システム30の一例を示しており、以下、油圧システム30について図面と共に説明する。図3において、油圧システム30は、密閉タンク装置31に貯留された作動油3をポンプ4で吸い上げ、送油管5を通じて油圧シリンダ7に圧送し、電磁弁6により油圧シリンダ7に至る配管5のポートを切換えて、ピストンロッド71を突出または退没させるように構成されている。
油圧シリンダ7から排出された作動油3は、戻り配管8を通じて密閉タンク装置31に戻り、また、ピストンロッド71の停止時にはリリーフ弁9が開き、作動油3が戻り配管10を通じて密閉タンク31に戻るようになっている。
圧力変動吸収装置32は、密閉タンク31の外部にゴム袋(ブラダ)41を設置し、このゴム袋41の入口と密閉タンク31の上部空間31aとを配管43で連結してなり、配管43の途中には、密閉タンク31内の急激な圧力変動に対応するため、安全用の吸排気弁44、45が設けられ、吸気弁44側にはフィルタ46が付設されている。
上記油圧システム30において、ピストンロッド71の突出時には、退没時に比べてピストンロッド71自体の容積分だけ作動油3を多く必要とする。そのため、ピストンロッド71の進退動作に伴い密閉タンク31内の油量が変動することは既に述べたが、上記圧力変動吸収装置32は、ピストンロッド71が退没してタンク内の油面が上昇した場合にゴム袋41が膨張して余剰空気を蓄え、逆に、ピストンロッド71が突出して油面が降下した場合には、ゴム袋41が収縮してタンク内上部空間31aに空気を送り込むことで、密閉タンク31内の圧力変動を抑えるようにしている。
しかし、上記圧力変動吸収装置32は、空気を流通させる配管43の入口が作動油3で覆われれば、装置自体が機能しなくなるので、タンク姿勢の自由度が大きく制約され、油圧シリンダ7と共に傾動部分に密閉タンク31を設置する場合等、タンク姿勢が変化するような実施は事実上不可能である。
また、上記圧力変動吸収装置32は、上方に大きく迂回させた配管43やゴム袋41およびそのケーシングを密閉タンク31の外部に設置するスペースが別に必要となるうえ、上述したように配管43への作動油3の流入を防止するために、密閉タンク31の上部空間31aを広く確保する必要があり、これもスペース効率を悪化させる要因になる。
さらに、安全用の吸気弁44が作動した場合には、作動油3に外気が接触する問題がある。フィルタ46を付設しているとはいえ、その濾過・除塵能力には自ずと限界があるので、湿気や微細な塵埃の侵入は不可避であり、臨海地域や船舶上など外気に塩分が含まれるような悪条件下では、作業油3の汚染が懸念される。
本発明は従来技術のこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、タンク内の圧力変動を抑制しつつも、作動油と外気の接触を完全に遮断でき、作動油の汚染を防止可能であるとともに、タンク姿勢を自在に変更することができる密閉タンク装置および一体型油圧アクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、
油圧システムの作動油を貯留するためのタンク本体(1)と、前記タンク本体内の油量変化に伴う内部圧力の変動を吸収する手段(2)とを備えた密閉タンク装置において、
前記圧力変動吸収手段(2)は、気密かつ液密な可撓性弾性材料からなる袋状体(21)と、該袋状本体の入口を構成する吸排気部(22)とを有し、前記袋状体は、前記タンク本体内に前記作動油に浸漬した状態で配置され、前記袋状体の内部空洞が前記吸排気部を通じて外気に連通され、前記タンク本体の内部が前記袋状体によって外気と遮断されていることを特徴とする。
油圧システムの作動油を貯留するためのタンク本体(1)と、前記タンク本体内の油量変化に伴う内部圧力の変動を吸収する手段(2)とを備えた密閉タンク装置において、
前記圧力変動吸収手段(2)は、気密かつ液密な可撓性弾性材料からなる袋状体(21)と、該袋状本体の入口を構成する吸排気部(22)とを有し、前記袋状体は、前記タンク本体内に前記作動油に浸漬した状態で配置され、前記袋状体の内部空洞が前記吸排気部を通じて外気に連通され、前記タンク本体の内部が前記袋状体によって外気と遮断されていることを特徴とする。
本発明の好適な態様では、前記吸排気部が、フィルタ(26)を介して外気に連通されている。また、前記吸排気部が、吸気弁(24)および排気弁(25)を介して外気に連通されている。さらに、前記タンク本体が、前記袋状体を前記タンク本体内に挿入するための開口部(20)と、該開口部を着脱可能に閉鎖する蓋体(27)とを有し、前記吸排気部が、前記蓋体に設けられている。
また、本発明のさらに好適な態様では、前記タンク本体内の前記袋状体の周囲に略筒状のガード部材(28)を有し、前記ガード部材は、前記作動油が流通可能な孔を有する部材または多孔板もしくはネットで構成されている。その態様において、前記ガード部材が前記蓋体に取付けられ、前記蓋体とともに前記タンク本体から取外し可能であることが好ましい。
本発明に係る密閉タンク装置は、上記のように構成されているので、以下に記載されるような効果を有する。
第1に、油圧シリンダなどの油圧機器の容積変化や温度変化によりタンク本体内の油量が変化した場合に、タンク本体内に配置された袋状体が、吸排気部から空気を排出して収縮し、あるいは外気を吸入して復元することによって、タンク本体内の容積変動を吸収し、タンク本体内の圧力変動を抑制することができる。
第2に、袋状体によってタンク本体の内部が外気と完全に遮断されているので、作動油と外気の接触を完全に遮断でき、作動油の汚染を確実に防止することが可能となる。また、吸排気部を通じて袋状体に流入する外気は作動油と接触しないので、吸排気部に通気抵抗の大きい高性能フィルタを設ける必要が無く、フィルタの通気抵抗によって装置の応答性が損なわれることがない。
第3に、袋状体によってタンク本体が密閉されているので、タンク本体を傾倒させても作動油が漏出することがなく、また、タンク本体の傾倒のよって袋状体の収縮および復元動作が阻害されることもないので、タンク本体の姿勢を自在に変更することができ、貨物船のハッチカバーなどのような可動部分への設置に最適である。
第4に、袋状体がタンク本体内に作動油に浸漬した状態で配置され、かつ、タンク本体内上部に余剰空間を確保する必要がないので、設置スペースを削減可能であるとともに、タンク以外の付属部品が少ないので収まり良く配置できる。
また、前記タンク本体(1)が、前記袋状体を前記タンク本体内に挿入するための開口部(20)と、該開口部を着脱可能に閉鎖する蓋体(27)とを有し、前記吸排気部(22)が、前記蓋体(27)に設けられている態様では、袋状体のタンク本体内への設置や装置のメンテナンスを容易に行なうことができる。
さらに、前記タンク本体内の前記袋状体の周囲に略筒状のガード部材(28)が設けられ、前記ガード部材は、前記作動油が流通可能な孔を少なくとも1つ有する部材または多孔板もしくはネットで構成されている態様では、袋状体がガード部材で保護され、密閉タンクの傾動時等における袋状体の揺動を規制できるとともに、タンク本体の急激な姿勢変更によりタンク内の作動油が流動した場合に、ガード部材によって流動が減衰され、袋状体への動圧の影響を抑制できる利点もある。
また、本発明に係る密閉タンク装置と、前記タンク本体に貯留された前記作動油で駆動される油圧アクチュエータと、前記タンク本体から前記油圧アクチュエータに至る送油管と、前記送油管を通じて前記作動油を前記油圧アクチュエータに圧送するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記油圧アクチュエータから前記タンク本体に至る前記作動油の戻り配管と、前記油圧アクチュエータに至る前記送油管と前記戻り配管の方向を切り換える電磁弁とを一体に結合して、一体型油圧アクチュエータを構成することにより、大出力が可能な油圧アクチュエータでありながら、油圧配管を引回す必要がなく、電動アクチュエータとして使用できる。
以下、本発明の実施形態について図面と共に詳細に説明する。
図1は、本発明実施形態に係る密閉タンク装置(1、2)を備えた油圧システム100を示している。なお、システム自体の基本構成は、図3に示した従来の油圧システム30と同様であるので、同様の部材には同じ符号を付すことで、その説明を省略し、以下、変更点について述べる。
図1は、本発明実施形態に係る密閉タンク装置(1、2)を備えた油圧システム100を示している。なお、システム自体の基本構成は、図3に示した従来の油圧システム30と同様であるので、同様の部材には同じ符号を付すことで、その説明を省略し、以下、変更点について述べる。
密閉タンク装置は、図1に示すように、作動油3を貯留するタンク本体1に、該タンク本体1内の油量変化に伴う内部圧力の変動を吸収する圧力変動吸収手段2を備え、圧力変動吸収手段2を構成する袋状体21が、タンク本体1の内部に、作動油3に浸漬された状態で配置されている。
袋状体21は、気密性および液密性を有する可撓性弾性材料からなり、外力が作用しない状態では、図1に実線で示されるような上下に長い繭形状をなしているが、外力の作用により弾性変形して収縮可能である。この収縮は、袋状体21の面方向の収縮ではなく、主に袋状体21が径方向に潰れる弾性変形を意味している。したがって、袋状体21が、所定の形状で安定的に弾性変形するように、袋状体21の縦方向に延在するプリーツ(折れ線)が複数設けられていても良い。袋状体21を構成する可撓性弾性材料としては、例えば耐油性および耐候性に優れたNBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)等の合成ゴムが好適である。
袋状体21の内部には空洞が形成され、上端には内部空洞に通じる唯一の入口部を有している。この入口部(首部)には固定および接続用の金具(図示せず)等が設けられ、袋状体21は、該入口部においてタンク本体1の開口部20を覆う蓋体27に取付けられている。蓋体27を貫通した袋状体21の入口部には、吸排気部22を構成する吸排気管23が接続され、該吸排気管23は吸気弁24および排気弁25を介して外気に連通され、吸気弁24側にはさらにフィルタ26が設けられている。
蓋体27(フランジ)は、タンク本体開口部20の周縁部に、図示しないパッキングを介してボルト等で着脱可能に固定されている。さらに、固定状態でタンク本体1の内部に位置する蓋体27の下面には、袋状体21を囲むように筒状のガード部材28が設けられている。ガード部材28は、その内外に作動油3が流通可能となる孔を有し、好ましくは、多孔板(パンチメタル)、かご、ネット等で構成されている。なお、ガード部材28は、タンク本体1側に固定することもできる。
次に、上記実施形態に基づく作用について説明する。
図1において、タンク本体1内に袋状体21が配置された状態で、作動油3が注入されると、作動油3の油圧(大気圧)により袋状体21内の空気の一部が排気弁25を通じて外気に排出され、袋状体21が収縮する。この状態からポンプ4を作動させると、タンク本体1内の作動油3は送油管5に送られ、設定圧に達するとリリーフ弁9が開き、送油管5の油圧を一定に維持する。
作動油3の供給に伴いタンク本体1内の油量が減少するが、袋状体21に作用する油圧も減少するので、それに応じてフィルタ26および吸気弁24を通じて袋状体21内に外気が吸入され、袋状体21が膨らんで(収縮が回復して)タンク本体1内における密閉空間の増加とそれに伴う減圧が抑制される。
次いで、電磁弁6を作動させ、タンク本体1内の作動油3を油圧シリンダ7のいずれかのポート、例えば図中右側のポートに送給してピストンロッド71を退没させると、反対側のポートから排出された作動油3は戻り配管8を通じてタンク本体1に戻るが、この際、ピストンロッド71の容積分に相当する作動油3がタンク本体1に余計に戻され、その分だけタンク本体1内の油量が増加することになる。すると、袋状体21に作用する油圧が増加し、それに応じて袋状体21が収縮して内部の空気が排気弁25を通じて外気に排出され、タンク本体1内の昇圧が抑制される。
上記のように、本発明に係る密閉タンク装置では、タンク本体1内の油量変化に応じて袋状体21が弾性的に収縮および回復してタンク本体1の内容積を調節するので、タンク本体1内の圧力変動が抑制され、かつタンク本体1内の油面は殆ど変化しない。したがって、タンク本体1内に余剰空気スペースを設ける必要がなく、タンク本体1の容積を有効に利用できる。
また、タンク本体1内の作動油3が外気と完全に遮断されているので、作動油3が外気によって汚染される虞がなく、タンク本体1を傾けても作動油3が漏出することがない。したがって、タンク本体1および袋状体21を任意の方向に設置でき、かつ、可動部材、特に、傾動を伴う可動部材に、油圧シリンダ7とともに設置することができる。
しかも、先述したようにタンク本体1内に余剰空間が少ないので、タンク本体1内での作動油3の流動や振動が少ないうえ、仮に、作動油3の流動を生じても、袋状体21の周囲のガード部材28によって減衰され、作動油3の流動が直接袋状体21に及ぶことがなく、これらも可動部材に設置するうえで有利な特長と言える。
図2は、上記油圧システム100により構成された一体型油圧アクチュエータ200の実施形態を示している。図において、一体型油圧アクチュエータ200は、2組の圧力変動吸収手段2(袋状体21、吸排気部22)を横向きに縦2段に配設したタンク本体1を、油圧シリンダ7と平行に配置し、フレーム29で結合一体とし、それらの間にポンプ4、電磁弁6等を配置してなるものである。
この一体型油圧アクチュエータ200は、油圧シリンダ7基端の固定側連結部72と、ピストンロッド71先端の可動側連結部73とを駆動対象となる部材に連結すれば、大出力の電動アクチュエータとして使用できる。例えば、貨物船のハッチカバーを開閉する油圧アクチュエータとして用いることにより、ハッチカバーの可動部分に油圧配管を引き回す必要がない。勿論、ハッチカバーの開閉に伴い油圧アクチュエータ200が傾斜しても圧力変動吸収手段2(袋状体21、吸排気部22)の機能が損なわれることもない。因みに、実際のハッチカバー駆動用アクチュエータでは、油圧シリンダ7の没入時の全長が約2m、ピストンロッド71のストロークが約1mである。また、図示例では、タンク本体1内に袋状体21を2組内蔵して、タンク本体1に比較して大きな油圧シリンダ7の油量変化に対応できるようにしている。
以上、本発明の実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能であることを付言する。
1 密閉タンク装置
2 圧力変動吸収手段
3 作動油
4 ポンプ
5 送油管
6 電磁弁
7 油圧シリンダ
8、10 戻り配管
20 開口部
21 袋状体
22 吸排気部
23 吸排気管
24 吸気弁
25 排気弁
26 フィルタ
27 蓋体
28 ガード部材
29 フレーム
100 油圧システム
200 一体型油圧アクチュエータ
2 圧力変動吸収手段
3 作動油
4 ポンプ
5 送油管
6 電磁弁
7 油圧シリンダ
8、10 戻り配管
20 開口部
21 袋状体
22 吸排気部
23 吸排気管
24 吸気弁
25 排気弁
26 フィルタ
27 蓋体
28 ガード部材
29 フレーム
100 油圧システム
200 一体型油圧アクチュエータ
Claims (7)
- 油圧システムの作動油を貯留するためのタンク本体と、前記タンク本体内の油量変化に伴う内部圧力の変動を吸収する手段とを備えた密閉タンク装置において、
前記圧力変動吸収手段は、気密かつ液密な可撓性弾性材料からなる袋状体と、該袋状本体の入口を構成する吸排気部とを有し、前記袋状体は、前記タンク本体内に前記作動油に浸漬した状態で配置され、前記袋状体の内部空洞が前記吸排気部を通じて外気に連通され、前記タンク本体の内部が前記袋状体によって外気と遮断されていることを特徴とする密閉タンク装置。 - 前記吸排気部が、フィルタを介して外気に連通されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉タンク装置。
- 前記吸排気部が、吸気弁および排気弁を介して外気に連通されていることを特徴とする請求項2に記載の密閉タンク装置。
- 前記タンク本体が、前記袋状体を前記タンク本体内に挿入するための開口部と、該開口部を着脱可能に閉鎖する蓋体とを有し、前記吸排気部が、前記蓋体に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の密閉タンク装置。
- 前記タンク本体内の前記袋状体の周囲に略筒状のガード部材を有し、前記ガード部材は、前記作動油が流通可能な孔を有する部材または多孔板もしくはネットで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の密閉タンク装置。
- 前記ガード部材が前記蓋体に取付けられ、前記蓋体とともに前記タンク本体から取外し可能であることを特徴とする請求項5に記載の密閉タンク装置。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載された密閉タンク装置と、前記タンク本体に貯留された前記作動油で駆動される油圧アクチュエータと、前記タンク本体から前記油圧アクチュエータに至る送油管と、前記送油管を通じて前記作動油を前記油圧アクチュエータに圧送するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記油圧アクチュエータから前記タンク本体に至る前記作動油の戻り配管と、前記油圧アクチュエータに至る前記送油管と前記戻り配管の方向を切り換える電磁弁とを一体に結合したことを特徴とする一体型油圧アクチュエータ。
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