JP2002303301A - 液体タンク用気体収容装置 - Google Patents

液体タンク用気体収容装置

Info

Publication number
JP2002303301A
JP2002303301A JP2001106290A JP2001106290A JP2002303301A JP 2002303301 A JP2002303301 A JP 2002303301A JP 2001106290 A JP2001106290 A JP 2001106290A JP 2001106290 A JP2001106290 A JP 2001106290A JP 2002303301 A JP2002303301 A JP 2002303301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid tank
oil
tank
gas
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001106290A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Koyama
昌久 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON HIGH HEAT KK
Original Assignee
NIPPON HIGH HEAT KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON HIGH HEAT KK filed Critical NIPPON HIGH HEAT KK
Priority to JP2001106290A priority Critical patent/JP2002303301A/ja
Publication of JP2002303301A publication Critical patent/JP2002303301A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク内への粉塵や湿気等の侵入を確実に防
止することのできる液体タンク用気体収容装置を提供す
る。 【解決手段】 油タンク1内の作動油Aの量が増加する
と、油タンク1内における液面上方空間の空気Bが通気
管13を介して気体収容装置10の空気袋12に流入
し、油タンク1内の作動油Aの量が減少すると、空気袋
12の空気Bが通気管13を介して油タンク1内の液面
上方空間に流入することから、油タンク1内の液面位置
の変動に応じて空気を出し入れする構造であっても、油
タンク1内に外部空気が侵入することはない。この場
合、装置本体11は油タンク1とは別体に形成されてい
ることから、任意の場所に設置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧機械の
作動油を一時的に貯溜する油タンク等に用いられる液体
タンク用気体収容装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧シリンダを用いて成形また
は鋳鍛造等を行う油圧機械においては、作動油を一時的
に貯溜する油タンクを備えているが、油タンク内に粉塵
等が侵入し、油に混入するという問題がある。特に、工
場等においては、空気中に塵埃のみならず、金属粉や湿
気も多く含まれており、これらの混入によって作動油の
酸化や変質を生じ、作動油が劣化し易くなっている。
【0003】そこで、従来では、油タンクを密閉構造に
し、タンク内の作動油が直接外気に触れないようにして
いる。この場合、作動油の流入及び流出に応じてタンク
内の液面上方空間の容積が変動するため、タンクの上面
に給排気管を取付け、液面位置の変動に応じて通気管か
ら空気を出し入れするようにしている。また、通気管の
開口部は金網で覆われ、塵埃等の侵入を規制するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では、通気管の網目を細かくしても微細な金属粉の
侵入を阻止することができず、しかも外気との接触及び
湿気の侵入により油が酸化や変質を生ずるため、結局、
作動油の劣化を効果的に防止することはできなかった。
【0005】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、タンク内への粉塵や
湿気等の侵入を確実に防止することのできる液体タンク
用気体収容装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、外部から液体が流入及び流
出する密閉性の液体タンク内の液面上方空間に、液体タ
ンク内の液面位置の変動に応じて気体を出し入れする液
体タンク用気体収容装置において、前記液体タンクとは
別体に形成された装置本体と、装置本体に備わる伸縮可
能な気密性の気体容器と、気体容器と液体タンクの上方
空間とを連通する気体流通部材とを備えている。
【0007】これにより、液体タンク内の液体の量が増
加すると、タンク内における液面上方空間の気体が気体
流通部材を介して装置本体の気体容器に流入し、液体タ
ンク内の液体の量が減少すると、気体容器内の気体が気
体流通部材を介してタンク内の液面上方空間に流入する
ことから、液体タンク内の液面位置の変動に応じて気体
を出し入れする構造であっても、液体タンク内に外部空
気が侵入することはない。この場合、装置本体は液体タ
ンクとは別体に形成されていることから、任意の場所に
設置可能である。
【0008】また、請求項2では、請求項1記載の液体
タンク用気体収容装置において、前記気体流通部材を可
撓性の管状部材によって形成していることから、請求項
1の作用に加え、装置本体を液体タンクと任意の距離を
おいて設置可能となる。
【0009】また、請求項3では、請求項1または2記
載の液体タンク用気体収容装置において、前記気体容器
を可撓性の袋体によって形成していることから、請求項
1または2の作用に加え、気体容器の構造が簡素化す
る。
【0010】また、請求項4では、請求項1、2または
3記載の液体タンク用気体収容装置において、前記液体
は油であって、前記気体には油の酸化を抑制可能な物質
を含有させていることから、請求項1、2または3の作
用に加え、液体タンク内の液体としての油の酸化が抑制
される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の一実施形
態を示すもので、図1は油タンク及び気体収容装置の斜
視図、図2及び図3はその概略側面図である。
【0012】同図に示す油タンク1は、図示しない油圧
機械の作動油を一時的に貯溜するものであり、その上面
には作動油の流入管1aが接続され、その一側面下部に
は作動油の流出管1bが接続されている。また、油タン
ク1の側面下部にはドレン排出管1cが取付けられ、上
面には油注入口1dが設けられている。
【0013】また、前記油タンク1には本発明の気体収
容装置10が付設されている。この気体収容装置10
は、油タンク1とは別体に形成された装置本体11と、
装置本体11に備わる伸縮可能な気密性の気体容器とし
ての空気袋12と、空気袋12と油タンクとを連通する
気体流通部材としての通気管13とから構成されてい
る。装置本体11は前面を開口した箱状に形成され、そ
の前面開口部には開閉扉11aが設けられている。空気
袋12は塩化ビニールや布等、可能性を有する袋体から
なり、装置本体11内に収容されている。通気管13は
蛇腹状のフレキシブルホース等、可能性の管状部材から
なり、一端を油タンク1の上面に接続され、他端を空気
袋12の上端に接続されている。
【0014】以上の構成においては、図2に示すように
油タンク1内の作動油Aの量が増加すると、油タンク1
内における液面上方空間の空気Bが通気管13を介して
気体収容装置10の空気袋12に流入する。その際、空
気袋12は空気Bの流入量に応じて膨張する。また、図
3に示すように油タンク1内の作動油Aの量が減少する
と、空気袋12の空気Bが通気管13を介して油タンク
1内の液面上方空間に流入する。その際、空気袋12は
空気Bの流出量に応じて収縮する。
【0015】このように、本実施形態の気体収容装置1
0によれば、油タンク1に気密性の空気袋12を接続
し、油タンク1内の液面位置の変動に応じて空気Bを空
気袋12に出し入れするようにしたので、油タンク1内
に外部空気が侵入することがなく、油タンク1内への塵
埃、金属粉及び湿気等の混入による作動油の酸化や変質
を確実に防止することができる。例えば、工場の油圧機
械の場合、作動油の寿命が従来の5倍以上になったこと
が出願人により確認された。
【0016】また、気体収容装置10の装置本体11は
油タンク1と別体に形成されているので、気体収容装置
10を任意の場所に設置することができる。この場合、
気体収容装置10の装置本体11は可撓性の通気管13
を介して油タンク1に接続されているので、油タンク1
と任意の距離をおいて設置することができる。更に、装
置本体11の前面には開閉扉11aが設けられているの
で、空気袋12のメンテナンスや交換を容易に行うこと
ができる。
【0017】また、空気袋12を可撓性の袋体によって
形成したので、気体容器としての構造を簡素化すること
ができる。尚、気体容器は、例えば蛇腹状の伸縮構造を
備えたものなど、袋体以外によっても構成することがで
きる。
【0018】更に、空気袋12に出し入れする空気B
に、例えば窒素ガス等、油の酸化を抑制可能な物質を含
有させれば、作動油Aの酸化防止に効果的である。
【0019】尚、前記実施形態では、気体収容装置10
として油圧機械用の油タンク1に用いるものを示した
が、他の用途の液体タンクにも用いることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の液体タ
ンク用気体収容装置によれば、液体タンク内の液面位置
の変動に応じて気体を出し入れする構造であっても、液
体タンク内に外部空気が侵入することがないので、液体
タンク内への粉塵や湿気等の侵入による液体の劣化等を
確実に防止することができ、例えば油圧機械用の作動油
タンクに用いる場合に極めて有利である。この場合、装
置本体を任意の場所に設置することができるので、工場
内等、液体タンクの周囲に他の装置等が配置されている
場合に有利である。
【0021】また、請求項2の液体タンク用気体収容装
置によれば、請求項1の効果に加え、装置本体を液体タ
ンクと任意の距離をおいて設置することができるので、
設置位置の自由度をより高めることができる。
【0022】また、請求項3の液体タンク用気体収容装
置によれば、請求項1または2の効果に加え、気体容器
の構造を簡素化することができるので、実用化に際して
極めて有利である。
【0023】また、請求項4の液体タンク用気体収容装
置によれば、請求項1、2または3の効果に加え、液体
タンク内の液体として油が用いられる場合、油の酸化を
抑制することができるので、例えば油圧機械用作動油の
劣化防止に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態を示す油タンク及び
気体収容装置の斜視図
【図2】油タンク内の作動油が増加した状態を示す概略
側面図
【図3】油タンク内の作動油が減少した状態を示す概略
側面図
【符号の説明】
1…油タンク、10…気体収容装置、11…装置本体、
12…空気袋、13…通気管、A…作動油、B…空気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H086 AA00 AA08 AB03 AE05 AE06 AE50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から液体が流入及び流出する密閉性
    の液体タンク内の液面上方空間に、液体タンク内の液面
    位置の変動に応じて気体を出し入れする液体タンク用気
    体収容装置において、 前記液体タンクとは別体に形成された装置本体と、 装置本体に備わる伸縮可能な気密性の気体容器と、 気体容器と液体タンクの上方空間とを連通する気体流通
    部材とを備えたことを特徴とする液体タンク用気体収容
    装置。
  2. 【請求項2】 前記気体流通部材を可撓性の管状部材に
    よって形成したことを特徴とする請求項1記載の液体タ
    ンク用気体収容装置。
  3. 【請求項3】 前記気体容器を可撓性の袋体によって形
    成したことを特徴とする請求項1または2記載の液体タ
    ンク用気体収容装置。
  4. 【請求項4】 前記液体は油であって、前記気体には油
    の酸化を抑制可能な物質を含有させたことを特徴とする
    請求項1、2または3記載の液体タンク用気体収容装
    置。
JP2001106290A 2001-04-04 2001-04-04 液体タンク用気体収容装置 Pending JP2002303301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001106290A JP2002303301A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 液体タンク用気体収容装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001106290A JP2002303301A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 液体タンク用気体収容装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002303301A true JP2002303301A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18958825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001106290A Pending JP2002303301A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 液体タンク用気体収容装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002303301A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100356072C (zh) * 2004-12-03 2007-12-19 贵阳铝镁设计研究院 防止敞口式油箱进入灰尘的装置
CN100376808C (zh) * 2005-11-18 2008-03-26 三一重工股份有限公司 混凝土泵车的增压油箱
CN101900138A (zh) * 2010-08-11 2010-12-01 内蒙古北方重工业集团有限公司 开式传动全密封带压液压油箱
CN114435781A (zh) * 2020-10-31 2022-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种气体污染物减排储罐及储存系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60121502A (ja) * 1983-12-06 1985-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生方法
JPH0821403A (ja) * 1994-07-11 1996-01-23 Meiki Co Ltd 密閉式タンクを使用した射出成形機
JP2000046016A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Nobuyuki Sugimura 液圧装置の保守点検システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60121502A (ja) * 1983-12-06 1985-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生方法
JPH0821403A (ja) * 1994-07-11 1996-01-23 Meiki Co Ltd 密閉式タンクを使用した射出成形機
JP2000046016A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Nobuyuki Sugimura 液圧装置の保守点検システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100356072C (zh) * 2004-12-03 2007-12-19 贵阳铝镁设计研究院 防止敞口式油箱进入灰尘的装置
CN100376808C (zh) * 2005-11-18 2008-03-26 三一重工股份有限公司 混凝土泵车的增压油箱
CN101900138A (zh) * 2010-08-11 2010-12-01 内蒙古北方重工业集团有限公司 开式传动全密封带压液压油箱
CN114435781A (zh) * 2020-10-31 2022-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种气体污染物减排储罐及储存系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5098799B2 (ja) 作動油タンク
JP2008163634A (ja) 空気待避装置
JP2002303301A (ja) 液体タンク用気体収容装置
JP2003252071A (ja) 燃料供給装置
JP5154393B2 (ja) 旋回作業機の燃料タンク構造
JPH05187401A (ja) 建設機械の作動油タンク装置
JP4979349B2 (ja) 空気作動式調節弁装置
JP2002021803A (ja) 作動油タンク
JP2000128275A (ja) タンクローリ
KR100470801B1 (ko) 유압셔블용부속장치및그것에사용되는유압유니트장치
JP6084173B2 (ja) 建設機械の作動油タンク
JP2006341930A (ja) タンクローリ
JP2001090701A (ja) 作動油タンクのフィルタ装置
JPH11132343A (ja) 流体流制御用弁体
JP4532667B2 (ja) 回転部シール装置
JP4735710B2 (ja) 作動流体貯留装置
JPH02108734A (ja) 建物の給水装置
JPH0723802U (ja) オイルタンク
US20060046634A1 (en) Fender-accessible air filter
JPH07291389A (ja) オーバーフロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンク
JP2013194900A (ja) 建設機械
JP4755467B2 (ja) 流体脈動緩和装置
KR200344108Y1 (ko) 액체백을 이용한 유체 차단장치
JP2017137900A (ja) 油圧ユニット
JP2009021312A (ja) 筐体用気圧調整器およびこれを有する筐体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110418