JPH0723802U - オイルタンク - Google Patents

オイルタンク

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JPH0723802U
JPH0723802U JP5490193U JP5490193U JPH0723802U JP H0723802 U JPH0723802 U JP H0723802U JP 5490193 U JP5490193 U JP 5490193U JP 5490193 U JP5490193 U JP 5490193U JP H0723802 U JPH0723802 U JP H0723802U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil tank
hydraulic circuit
hydraulic
oil
container
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Pending
Application number
JP5490193U
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English (en)
Inventor
康夫 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakai Medical Co Ltd
Original Assignee
Sakai Medical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大気に含まれる湿気が油圧回路内に侵入し
て、油圧回路を構成する機器の作動不良を引き起こすと
いう事態を未然に防止できるオイルタンクを提供する。 【構成】 油圧回路(1)を構成する油圧ポンプ(2)
の吸込側配管(11)および油圧回路の戻り側配管(1
b)にそれぞれ接続されて、油圧回路に作動油を供給す
る一方該油圧回路から作動油を戻される。密閉構造とさ
れるとともに上部のエアー溜まり部にチューブ(15)
を介して柔軟性材料からなる容器(17)が連通されて
いる。容器(20)は逆に上部のエアー溜まり部の内部
に設けてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧回路を構成する油圧ポンプの吸込側配管および油圧回路の戻り 側配管にそれぞれ接続されて、前記油圧回路に作動油を供給する一方、油圧回路 から作動油を戻されるオイルタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧回路は、所期の目的を達成するように油圧ポンプ,制御弁,アクチュエー タ等の各部品が配管を介して互いに有機的に接続されて構成されるが、該油圧回 路には、オイルタンクが、油圧ポンプの吸込側配管および油圧回路の戻り側配管 にそれぞれ接続されて設けられる。オイルタンクは、通常、密閉構造とされてお り、上部のオイル注入用開口にはキャップが螺合される。キャップにはブリーザ 用の小孔が形成されており、この小孔を介してオイルタンク内は大気に連通され 、オイルタンク内の油面が上下動する場合でも常に該オイルタンクの内部圧力が 一定(大気圧)に保持されるようになっている。なお、前記キャップに形成され る小孔には、付属的にフイルタやオイル返し板が設けられているものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のオイルタンクには、次に示す問題点があった。 すなわち、上部のエアー溜まり部が基本的に大気に開放される構成であるため 、油面の上下動に伴い、該オイルタンク内に大気が侵入する。このとき、大気中 に含まれる水蒸気もオイルタンク内に侵入し、オイルタンクの天井面等で結露し て、水滴の形でオイルタンクの内壁を伝わって落下しオイル中に混入する。この ようにオイル中に混入した水はオイルとともに、油圧回路を構成する制御弁やシ リンダ等まで運ばれる。そして、それら制御弁やシリンダ等のアクチュエータを 構成する金属製部品を錆びさせたり、また錆の破片によるゴミづまりによって、 それら機器に作動不良を引き起こすという問題があった。 このような問題は、特に、例えば身体障害者用の昇降式浴槽の駆動源として利 用される油圧回路に付属的に設けられるオイルタンクのように、湿度の高い浴室 等で使用される場合に重要視される。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、大気に含まれる湿気が油圧回路内 に侵入して、油圧回路を構成する機器の作動不良を引き起こすという事態を未然 に防止できるオイルタンクを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために請求項1記載の考案では、密閉構造とされるととも に上部のエアー溜まり部にチューブを介して柔軟性材料からなる容器が連通され た構成になっている。 また、請求項2記載の考案では、密閉構造とされるとともに上部のエアー溜ま り部の内部に柔軟性材料からなる容器が配設され、容器の内部はオイルタンクの 壁部から内方へ延びるチューブを介して大気に連通されている構成になっている 。
【0006】
【作用】
請求項1記載の考案では、オイルタンクの油面の上下動に伴って、オイルタン クに連通されている容器が、オイルタンク内の圧力と大気の圧力とのバランスを とるべく自動的に伸縮し、その内容積を変える。このため、オイルタンクは大気 に対し完全に遮断されながらも、内部圧力が大気圧とほぼ同じに保たれる。この 結果、大気中の水蒸気がオイルタンク内に侵入することがなく、油圧回路へのオ イル供給も円滑に行なえる。 請求項2記載の考案についても同様である。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案にかかるオイルタンクを示す断面図、図2は上記オイルタンクが 組み付けられる油圧回路であって、浴室等で使用される身体障害者用の昇降式浴 槽の駆動源として利用される油圧回路を示す。 図2に示すように油圧回路1のメインライン1aには、モータ2aにより駆動 される油圧ポンプ2、リリーフ弁3、逆止弁4、およびシリンダ5が順に介在さ れ、リターンライン1bにはスピードコントローラ6並びに方向制御弁7が介在 される。そして、前記シリンダ5には浴槽を昇降させるリンクが接続され(図示 略)、該シリンダ5を伸縮操作することにより前記浴槽を昇降操作できるように なっている。
【0008】 上記油圧回路1には、オイルタンク10が、油圧ポンプ2の吸込側配管11お よび油圧回路1のリターンライン1bにそれぞれ接続された状態で設けられる。 オイルタンク10は、密閉構造とされており、内部には作動油Oが所定高さまで 満たされている。オイルタンク10の上部のオイル注入用開口13にはキャップ 14が螺合されている。キャップ14にはチューブ15の一端がシール部材16 を介して気密に嵌入され、チューブ15の他端は密閉容器17の内部にシール部 材18を介して気密に嵌入されている。密閉容器17は気密性かつ柔軟性を有す る材料、例えばビニールあるいはゴム等の材料によって作られる。
【0009】 上記構成のオイルタンク10によれば、油圧ポンプ2のオンオフによって該オ イルタンク10の油面が上下動するが、そのとき、オイルタンク10にチューブ 15を介して接続されている密閉容器17が、オイルタンク10内の圧力と大気 の圧力とのバランスをとるべく自動的に伸縮し、その内容積を変える。このため 、オイルタンク10の内部圧力が大気圧とほぼ同じに保たれることから、油圧ポ ンプ2を用いた油圧回路1への作動油供給並びに油圧回路1からの作動油の戻り が円滑に行なわれる。
【0010】 ここで、オイルタンク10の上部エアー溜まり部は、チューブ15を介して密 閉容器17に接続されて大気に対し遮断されているので、オイルタンク10内に 外部空気が侵入することがない。このため、例え浴室のごとく、湿度が高い室内 で使用された場合でも、オイルタンク10内に湿気が侵入せず、水がオイルタン ク10を通って方向切換弁7等に至り、それらの部品を錆びさせたり、また錆の 破片によるゴミづまりが生じるといった不具合の発生を未然に防止できる。
【0011】 図4は本考案にかかるオイルタンクの他の実施例を示す図である。 この実施例において、オイルタンク10が密閉構造とされている点は前記実施 例と同様である。ここで示すオイルタンク10は、上部のエアー溜まり部に気密 性かつ柔軟性を有しかつ耐油性にも優れる材料、例えばビニール等の材料によっ て作られた密閉容器20が配設されている。密閉容器20の内部は、密閉容器2 0から延びてキャップ14まで至るチューブ21を介して大気に連通されている 。
【0012】 この実施例においても、オイルタンク10の油面の上下動に伴って、オイルタ ンク10内に配設された密閉容器20が、オイルタンク10内の圧力と大気の圧 力とのバランスをとるべく自動的に伸縮し、その内容積を変える。これにより、 オイルタンク10は大気に対し完全に遮断されながらも、内部圧力が大気圧とほ ぼ同じに保たれる。この結果、前記した実施例と同様に大気中の水蒸気がオイル タンク10内に侵入することがなく、油圧回路へのオイル供給等も円滑に行なえ る。 なお、前記実施例では、密閉容器17内へはオイルタンク10内の空気が出入 りするが、この実施例では、密閉容器20内へ出入りするのは外部空気であり、 この点が前記実施例と異なる。
【0013】 なお、上記各実施例では、本考案のオイルタンクを、昇降式浴槽の駆動源とし ての油圧回路に設けた例をもとに説明したが、これに限られることなく、他の用 途の油圧回路に設けられるオイルタンクにも本考案が適用可能であるのはいうま でもない。
【0014】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、密閉構造とされるとともに上部のエアー溜まり 部にチューブを介して柔軟性材料からなる容器が連通されているから、オイルタ ンクは大気に対し完全に遮断されながらも、内部圧力が大気圧とほぼ同じに保た れることなり、大気中の水蒸気がオイルタンク内に侵入することがなく、油圧回 路を構成する機器の作動不良を引き起こすという事態を未然に防止でき、また同 時に油圧回路へのオイル供給並びにオイルの戻りも円滑に行なえる。
【0015】 また、請求項2記載の考案によれば、請求項1記載の効果に加え、大気と連通 された圧力吸収用の容器をオイルタンク内に収納しているから、容器を保護する ことができ、該容器の損傷を防止できる等の効果も奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1で示すオイルタンクが組み付けられた油圧
回路の一例を示す回路図である。
【図3】容器とチューブの結合構造を示す断面図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 油圧回路 1a メインライン 1b リターンライン(戻り側配管) 2 油圧ポンプ 2a モータ 7 方向切換弁 10 オイルタンク 11 吸込側配管 15 チューブ 17 密閉容器 20 密閉容器 21 チューブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧回路を構成する油圧ポンプの吸込側
    配管および油圧回路の戻り側配管にそれぞれ接続され
    て、油圧回路に作動油を供給する一方該油圧回路から作
    動油を戻されるオイルタンクであって、 密閉構造とされるとともに上部のエアー溜まり部にチュ
    ーブを介して柔軟性材料からなる容器が連通されている
    ことを特徴とするオイルタンク。
  2. 【請求項2】 油圧回路を構成する油圧ポンプの吸込側
    配管および油圧回路の戻り側配管にそれぞれ接続され
    て、油圧回路に作動油を供給する一方該油圧回路から作
    動油を戻されるオイルタンクであって、 密閉構造とされるとともに上部のエアー溜まり部の内部
    に柔軟性材料からなる容器が配設され、該容器の内部は
    オイルタンクの壁部から内方へ延びるチューブを介して
    大気に連通されていることを特徴とするオイルタンク。
JP5490193U 1993-10-08 1993-10-08 オイルタンク Pending JPH0723802U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5490193U JPH0723802U (ja) 1993-10-08 1993-10-08 オイルタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5490193U JPH0723802U (ja) 1993-10-08 1993-10-08 オイルタンク

Publications (1)

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JPH0723802U true JPH0723802U (ja) 1995-05-02

Family

ID=12983514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5490193U Pending JPH0723802U (ja) 1993-10-08 1993-10-08 オイルタンク

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JP (1) JPH0723802U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151248A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Nabtesco Corp ブレーキ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008151248A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Nabtesco Corp ブレーキ装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990706