JP2013194900A - 建設機械 - Google Patents

建設機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2013194900A
JP2013194900A JP2012066331A JP2012066331A JP2013194900A JP 2013194900 A JP2013194900 A JP 2013194900A JP 2012066331 A JP2012066331 A JP 2012066331A JP 2012066331 A JP2012066331 A JP 2012066331A JP 2013194900 A JP2013194900 A JP 2013194900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic oil
cover
breather
tank
oil tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012066331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5558508B2 (ja
Inventor
Shigetoshi Maejima
茂利 前島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2012066331A priority Critical patent/JP5558508B2/ja
Publication of JP2013194900A publication Critical patent/JP2013194900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5558508B2 publication Critical patent/JP5558508B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Abstract

【課題】作動油タンクからブリーザを介してタンク外部に作動油が排出されることを防止する。
【解決手段】作動油が充填された作動油タンクと、作動油タンクに開口した通気口21を有しタンク内圧力の上昇時に作動油タンク内の空気を通気口21を介してタンク外部に排出するブリーザ20と、有底筒状形状とされると共に底部近傍の側面に空気孔33が形成されたカバー30Aとを有し、このカバー30Aをブリーザ20の通気口21を覆うよう配設する。
【選択図】図4

Description

本発明は建設機械に係り、特にブリーザが設けられた作動油タンクを有する建設機械に関する。
例えば、油圧ショベル等の建設機械は、油圧ポンプを用いて作動油タンクから油圧シリンダに作動油を供給することによりブーム、アーム、バケット等を駆動する。また、油圧シリンダからの戻り油は、作動油タンクに還流される。
このように、作動油タンク内における作動油量は、ブーム等の駆動により大きく変動する。作動油タンクは密閉容器であるため、この作動油量の変動伴い作動油タンクの内部圧力も変動する。よって、作動油タンクにはブリーザが設けられており、作動油タンクの内部圧力が所定値以上になると、ブリーザが開いて作動油タンク内の空気が排気される構成とされている。これにより、作動油タンク内で作動油量が変動しても、作動油タンク内の圧力を一定に保つことができる(特許文献1)。
特開平05−187401号公報
ところで、上記のようにブリーザは作動油タンク内の圧力が上昇した時に開いてタンク内の空気を外部に放出するものである。よって、ブリーザに作動油が付着していると、排出される空気と共に付着した作動油がタンク外部に排出されてしまうという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ブリーザを介してタンク外部に作動油が排出されることを防止した建設機械を提供することを目的とする。
上記の課題は、第1の観点からは、
作動油が充填された作動油タンクと、
前記作動油タンクに開口した通気口を有し、タンク内圧力の上昇時に前記作動油タンク内の空気を前記通気口を介してタンク外部に排出するブリーザと、
有底筒状形状とされると共に底部近傍の側面に空気孔が形成されたカバーとを有し、
該カバーを前記ブリーザの通気口を覆うよう配設したことを特徴とする建設機械により解決することができる。
開示の発明によれば、カバーを設けることにより作動油がブリーザの通気孔に付着しにくくなるため、ブリーザを介して作動油がタンク外部に排出されることを防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態である建設機械の全体構成図である。 図2は、本発明の一実施形態である建設機械の作動油タンクを拡大して示す断面図である。 図3は、ブリーザ及びカバーを拡大して示す斜視図である。 図4は、カバーを蓋体に固定した状態を示す断面図である。 図5(A)は傾きのない作動油タンクを示す断面図であり、図5(B)は傾いた作動油タンクを示す断面図であり、図5(C)は傾いた作動油タンク内で作動油の油面に変動が発生した状態を示す断面図である。 図6(A)は第2実施形態であるカバーの断面図であり、図6(B)は第3実施形態であるカバーの断面図である。 図7は、第4実施形態であるカバーの斜視図である。 図8(A)は第5実施形態であるカバーの平面図、図8(B)は第5実施形態であるカバーの断面図である。 図9は、第6実施形態であるカバーの斜視図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である建設機械を示している。本実施形態では、建設機械として油圧ショベル1を例に挙げて説明するものとする。しかしながら、本発明の適用は油圧ショベルに限定されるものではなく、作動油タンク及びブリーザを有する建設機械に広く適用が可能なものである。
油圧ショベル1は、下部走行体2上に上部旋回体3が旋回可能に装備されている。上部旋回体3の前方一側部にはキャブ4が設けられると共に、上部旋回体3の前方中央部にはブーム5が俯仰可能に枢着されている。また、ブーム5の先端部にはアーム6が上下回動可能に連結され、このアーム6の先端部にはバケット7が上下回動可能に取り付けられている。
また、上部旋回体3の後部にはエンジンルーム8が形成され、このエンジンルーム8内にはディーゼルエンジンが設置されている。更に、エンジンルーム8内には、作動油9が充填された作動油タンク10が配設されている。
作動油タンク10は、ブーム5等を駆動する作動油9が充填されている。作動油9は、この作動油タンク10から油圧ポンプ(図示せず)を介して油圧機器(例えば、アーム等を駆動する各シリンダ等)に供給され、また油圧機器からの戻り油は作動油タンク10に戻される。
図2は、作動油タンク10を拡大して示す図である。
作動油タンク10は内部にリターン室12を備え、このリターン室12にはリターンフィルタ13が収納されている。また、リターン室12の上部には油圧機器からの戻り油が流入する受け入れポート14が接続され、またリターン室12の底部はリターンポート15を介してタンク本体11内に連通している。更に、作動油タンク10の底部には、油圧ポンプに接続された出口ポート16が設けられている。
上記のように油圧機器を通過した作動油9(戻り油)は作動油タンク10に流入するが、この際に先ず受け入れポート14からリターン室12に受け入れられる。そして、リターン室12に配設されたリターンフィルタ13により、油中のコンタミナントが除去される。
リターンフィルタ13で濾過された作動油9は、リターンポート15からタンク本体11内へ流入し貯留される。一方、油圧機器に作動油9を供給する場合は,作動油タンク10に貯留された作動油9は出口ポート16から流出し、油圧ポンプにより油圧機器に供給される。
また、作動油タンク10の天板18には、ブリーザ20が配設されている。作動油タンク10内における作動油9の充填量は、油圧機器の駆動状態により大きく変動する。例えば作業中においては、ブーム5,アーム6,バケット7等は頻繁に駆動されるため、これらを駆動するために作動油タンク10から油圧機器に大量の作動油9が供給され、また油圧機器から大量の作動油9が戻り油として戻ってくる。
一方、作動油タンク10は密閉容器であるため、この作動油量の変動に伴いタンク内圧力も変動する。ブリーザ20は、作動油タンク10の内部圧力が所定値以上に上昇すると開弁してタンク内部とタンク外部とを連通させる機能を奏する。
ブリーザ20が開弁することにより、作動油タンク10内の空気は通気口21(図3参照)に流入し、図示しない排気口からタンク外部(大気)に排出される。このようにブリーザ20により作動油タンク10が通気されることにより、タンク内の圧力を略一定に保つことができる。
ブリーザ20は、蓋体25を介して作動油タンク10に固定される。図3及び図4は、ブリーザ20及びブリーザ20の近傍を拡大して示す図である。なお図示の便宜上、図3は図2に対して上下を逆にして示している。
ブリーザ20は円筒形状を有しており、下端部に通気口21が設けられている。また、通気口21よりも若干上部位置には、フランジ22が形成されている。一方、蓋体25は、ブリーザ20の取り付け位置に貫通孔25aが形成されている。ブリーザ20は、フランジ22よりも下部の部分を貫通孔25aに嵌入され、図示しないボルトを用いて蓋体25に固定される。この際、フランジ22と蓋体25との間には気密性を維持するためにゴム製のパッキン23が介装される。
作動油タンク10の天板18には、開口部19が形成されている(図2参照)。蓋体25は、この開口部19を覆うように天板18(作動油タンク10)に固定される。この固定状態において、通気口21は蓋体25に形成された貫通孔25a、及び天板18に形成された開口部19を介して作動油タンク10のタンク本体11と連通する。
ここで、蓋体25の背面(ブリーザ20が取り付けられる側と反対側の面)に注目する。この蓋体25の背面には、カバー30Aが配設されている。このカバー30Aは金属製であり、筒状本体部31と底板部32Aとにより構成されている。
筒状本体部31の一端部と底板部32Aは溶接により固定されて一体化され、カバー30Aは全体として有底筒状形状とされている。換言すると、カバー30Aは内部に内部空間31aを有したコップ状とされている。また、筒状本体部31の他端部は蓋体25に溶接により固定される。これにより、カバー30Aと蓋体25は一体化する。
また、カバー30Aには複数の空気孔33が形成されている。この空気孔33は、筒状本体部31の側面で、内部空間31Aの底板部32Aとの接合位置近傍(底部近傍位置)に形成されている。また、空気孔33は長孔とされており、その延在方向は図4に矢印Z1,Z2で示す上下方向とされている。しかしながら、空気孔33の形状はこの形状に限定されるものではなく、他の形状としてもよい。具体的には、円形状、或いは筒状本体部31の周に沿ってX1,X2方向に長い長孔としてもよい。
更に、筒状本体部31の内径は、蓋体25に形成された貫通孔25aと同一直径とされている。カバー30Aは、内部空間31Aの内壁と貫通孔25aの内壁とが一致するよう蓋体25に溶接等により固定される。よって、カバー30Aが蓋体25に取り付けられた状態において、ブリーザ20の通気口21はカバー30Aにより覆われた状態となる。
また、カバー30Aは蓋体25に固定された状態において、蓋体25の背面から突出した状態となる。図4に示す例では、カバー30Aは、蓋体25の背面から矢印L1で示す寸法だけ突出した状態となっている。よって、蓋体25を作動油タンク10に固定した際、図2に示すようにカバー30Aはタンク本体11の内部に突出した状態となり、また通気口21と空気孔33は離間した状態となる。
次に、上記のように構成されたカバー30Aの動作について、主に図5を用いて説明する。
図5(A)は、油圧ショベル1が水平な状態を示している(以下、この状態を水平状態という)。この水平状態では作動油タンク10も水平状態とされており、よってタンク本体11内の作動油9の油面9aも水平状態となっている。
この水平状態では作動油9の油面9aとブリーザ20の通気口21は離間しており、油圧機器が駆動し油面9aの位置が上下に変動しても、作動油9が天板18近くまで飛散する可能性は低い。更に、本実施形態では、ブリーザ20の通気口21を覆うようにカバー30Aが設けられている。よって、ブリーザ20が開弁しても、作動油9が作動油タンク10の外部に排出されるようなことはない。
これに対して図5(B),(C)に示すのは、油圧ショベル1が傾いた状態を示している(以下、この状態を傾き状態という)。一般に、油圧ショベル1等の建設機械は使用環境が苛酷であり、車体が傾いた状態で作業を行う場合が多い。このように油圧ショベル1が傾いた状態では作動油タンク10傾き、充填されている作動油9の油面9aも傾いた状態となる。
図5(B)は傾き状態であるが、油圧機器が駆動されていない状態を示している。同図に示されるように傾き状態では、作動油9の油面9aは水平状態に比べてブリーザ20に近接する可能性がある。
この傾き状態において、更に油圧機器が駆動されると、作動油9の作動油タンク10に対する流入出及び油圧ショベル1の振動等により、図5(C)に示すように作動油9の油面9aは大きく波打つようになる。従って、仮にカバー30Aが存在しないとすると、作動油9はブリーザ20の通気口21に容易に付着してしまい、通気時にブリーザ20を介して付着した作動油9は作動油タンク10の外部に排出されてしまう。
しかしながら本実施形態では、ブリーザ20の通気口21を覆うようにカバー30Aが設けられている。よって、作動油9の油面9aが波打ったとしても、作動油9が通気口21に付着することはない。
一方、ブリーザ20は作動油タンク10の内部とタンク外部とを連通させることにより、作動油タンク10内を通気するものであるため、通気口21をタンク本体11と連通させる必要がある。このため、カバー30Aには空気孔33が形成されている。これにより、タンク内圧力が上昇し、これに伴いブリーザ20が開弁した通気時においては、作動油タンク10内の空気は空気孔33を介してカバー30A内に進入し、通気口21を介してタンク外部に放出される。よって、作動油タンク10内の圧力を一定化させることができる。
この際、本実施形態に係るカバー30Aは、空気孔33が内部空間31Aの底板部32Aとの接合位置近傍に形成されている。即ち、空気孔33は、カバー30A内において通気口21の位置から離間した位置に配設されている。このため、空気孔33から作動油9が進入したとしても、作動油9が通気口21に至るようなことはない。
よって、カバー30Aを設けることにより、ブリーザ20による通気を維持しつつ、作動油9がブリーザ20を介して作動油タンク10の外部に排出されることを防止することができる。
次に、本発明の第2乃至第6実施形態について説明する。
図6乃至図9は、第2乃至第6実施形態に係る建設機械に設けられたカバーを示している。なお、図6乃至図9において、図1乃至図5に示した構成と対応する構成につては、同一符号を付してその説明は省略するものとする。また、以下説明する各実施形態はカバーに特徴があり、建設機械の他の構成は図1乃至図5を用いて説明した構成と同一であるため、以下の説明に用いる図ではカバー及びその近傍のみを図示して説明し、建設機械の他の構成の図示及び説明については省略するものとする。
図6は、第2及び第3実施形態に係る建設機械に設けられたカバー30B,30Cを示している。図6(A)に示す第2実施形態に係るカバー30Bは、底板部32Bに湾曲凸部34を形成したものである。また、図6(B)に示す第3実施形態に係るカバー30Cは、底板部32Cに傾斜面35を形成したものである。
いずれの実施形態においても、底板部32Cの中央位置がブリーザ20の通気口21に向けて突出するよう構成されており、外周位置は中央位置に比べて高さが低くなるよう構成されている。この構成とすることにより、仮に空気孔33から作動油9がカバー30B,30Cの内部に侵入しても、この作動油9がカバー30B,30Cの内部にいつまでも残留することはない。
即ち、作動油9はカバー30Cに形成された空気孔33から内部に侵入するが、この空気孔33の近傍に湾曲凸部34或いは傾斜面35を形成しておくことにより、作動油9の殆どは湾曲凸部34及び傾斜面35に付着する。更に、湾曲凸部34及び傾斜面35は、中央部分が高く外周位置が低いため、湾曲凸部34及び傾斜面35に付着した作動油9は各図に矢印で示すように空気孔33に向けて速やかに流れ、そして空気孔33からタンク本体11内に排出される。
よって、第2及び第3実施形態に係るカバー30B,30Cを用いることにより、ブリーザ20から作動油9がタンク外部に排出されることをより確実に防止することができる。
なお、図6に示した各実施形態では、底板部32B,32Cを鋳造品とした例を示したが、平板状の金属板をプレス加工することにより同様の形状とすることも可能である。
図7は、本発明の第4実施形態に係る建設機械に設けられるカバー30Dを示している。
前記した第1実施形態では、ブリーザ20を蓋体25に固定すると共に、カバー30Aも蓋体25に固定する構成としていた。即ち、第1実施形態では、蓋体25を用いてブリーザ20とカバー30Aを対向するよう配置する構成としていた。これに対して本実施形態では、カバー30Dを直接ブリーザ20に取り付けることにより、カバー30Dとブリーザ20を一体化したことを特徴とするものである。
カバー30Dは、筒状本体部31の開口部にフランジ部36が形成されている。このフランジ部36は、ブリーザ20に形成されたフランジ22と対応する形状とされている。カバー30Dをブリーザ20に取り付けるには、ブリーザ20のフランジ22とカバー30Dのフランジ部36をパッキン23を介して突き合わせた後に両者の固定処理を行う。なお、固定方法は特に限定されるものではなく、溶接を用いて固定しても、またボルトにより固定する方法としてもよい。また、カバー30Dの材質としては、鋳造品や金属板をプレス加工したもの、耐油性ゴムやその他の耐油性樹脂を成型したものであってもよい。
本実施形態のようにブリーザ20とカバー30Dを一体化することにより、ブリーザ20及びカバー30Dの作動油タンク10への取り付け作業を一括的にできるため、ブリーザとカバーを別箇に蓋体25に固定する構成に比べて固定作業の容易化を図ることができる。
図8は、本発明の第5実施形態に係る建設機械に設けられるカバー30Eを示している。
本実施形態に係るカバー30Eは、カバー30E内で空気孔33と対向する位置にリブ37を立設したことを特徴としている。このリブ37は、内部空間31aを二つの部屋に画成するよう形成されている。また、リブ37の高さ(図中、上下方向の高さ)は少なくとも空気孔33の高さよりも高くなるよう設定されている。本実施形態では、リブ37の高さは、筒状本体部31の高さ寸法の約半分の高さとしている。
このように、カバー30Eの内部に空気孔33と対向するリブ37を形成することにより、空気孔33から侵入した作動油9はリブ37に当たることとなる。また、リブ37は内部空間31aを二つの部屋に画成するよう形成されているため、仮に作動油9が通気口21に付着しやすい斜め下方から空気孔33に侵入したとしても、この作動油9は必ずリブ37に付着する。
このため、空気孔33から作動油9が侵入しても、この作動油9が通気口21に付着することはない。よって、本実施形態のカバー30Eを用いることにより、作動油9のタンク外部への排出を確実に防止することができる。
更に、本実施形態では第2及び第3実施形態と同様に、底板部32Dが上に向けて凸となる湾曲形状とされている。これにより、リブ37に当接して落下した作動油9は、底板部32D上を空気孔33に向けて円滑に流れるため、カバー30Eからの作動油9の排出を円滑に行うことができる。
図9は、本発明の第6実施形態に係る建設機械に設けられるカバー30Fを示している。
本名実施形態に係るカバー30Fは、第4実施形態と同様に、ブリーザ20に直接取り付ける構造とされている。このカバー30Fは、筒状本体部38、フランジ部39、及び底板部40を耐油性ゴムにより一体的に形成したことを特徴としている。
この耐油性ゴムとしては、例えばパッキン23と同じ材料(例えばNBR)を用いることができる。よって、カバー30Fのフランジ部39は、ブリーザ20を作動油タンク10に取り付ける際、パッキングとして機能させることができる。
このように本実施形態に係るカバー30Fを用いることにより、ブリーザ20とカバー30Fを一体的に取り扱うことができると共に、第4実施形態では必要とされたパッキン23を不要とすることができ、部品点数の削減を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
1 油圧ショベル
9 作動油
9a 油面
10 作動油タンク
11 タンク本体
12 リターン室
18 天板
19 開口部
20 ブリーザ
21 通気口
22 フランジ
23 パッキン
25 蓋体
30A〜30F カバー
31,38 筒状本体部
31A 内部空間
32A〜23D,40 底板部
33 空気孔
34 湾曲凸部
35 傾斜面
36,39 フランジ部
37 リブ

Claims (5)

  1. 作動油が充填された作動油タンクと、
    前記作動油タンクに開口した通気口を有し、タンク内圧力の上昇時に前記作動油タンク内の空気を前記通気口を介してタンク外部に排出するブリーザと、
    有底筒状形状とされると共に底部近傍の側面に空気孔が形成されたカバーとを有し、
    該カバーを前記ブリーザの通気口を覆うよう配設したことを特徴とする建設機械。
  2. 前記カバーの底部を前記空気孔に向けて突出させたことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. 前記カバー内で前記空気孔と対向する位置にリブを立設したことを特徴とする請求項1又は2記載の建設機械。
  4. 前記カバーと前記ブリーザとを一体的な構成としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建設機械。
  5. 前記カバーと、前記ブリーザと前記作動油タンクとの間に介装されるパッキンとを一体的な構成としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建設機械。
JP2012066331A 2012-03-22 2012-03-22 建設機械 Active JP5558508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012066331A JP5558508B2 (ja) 2012-03-22 2012-03-22 建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012066331A JP5558508B2 (ja) 2012-03-22 2012-03-22 建設機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013194900A true JP2013194900A (ja) 2013-09-30
JP5558508B2 JP5558508B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=49394108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012066331A Active JP5558508B2 (ja) 2012-03-22 2012-03-22 建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5558508B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016051525A1 (ja) * 2014-09-30 2017-07-13 株式会社小松製作所 ストレーナ装置
JP2018017265A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 コベルコ建機株式会社 作動油タンク

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07310701A (ja) * 1994-05-13 1995-11-28 Niigata Eng Co Ltd 作動油タンクのブリーザー装置
JP2000035001A (ja) * 1998-07-21 2000-02-02 Toyota Autom Loom Works Ltd ブリーザー
JP2004360768A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Toyota Industries Corp フォークリフト用作動油タンクのブリーザ装置
JP2006112563A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Mitsubishi Motors Corp タンク構造
JP2011033140A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Jtekt Corp リザーバタンク

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07310701A (ja) * 1994-05-13 1995-11-28 Niigata Eng Co Ltd 作動油タンクのブリーザー装置
JP2000035001A (ja) * 1998-07-21 2000-02-02 Toyota Autom Loom Works Ltd ブリーザー
JP2004360768A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Toyota Industries Corp フォークリフト用作動油タンクのブリーザ装置
JP2006112563A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Mitsubishi Motors Corp タンク構造
JP2011033140A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Jtekt Corp リザーバタンク

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016051525A1 (ja) * 2014-09-30 2017-07-13 株式会社小松製作所 ストレーナ装置
US10391431B2 (en) 2014-09-30 2019-08-27 Komatsu Ltd. Strainer device
JP2018017265A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 コベルコ建機株式会社 作動油タンク

Also Published As

Publication number Publication date
JP5558508B2 (ja) 2014-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7451736B2 (en) Oil pan for an internal combustion engine
JP5558508B2 (ja) 建設機械
JP5098799B2 (ja) 作動油タンク
JP6287967B2 (ja) 燃料タンク構造
JP2007224568A (ja) 旋回作業機
CN102001281B (zh) 工程机械
JP6446199B2 (ja) フロート弁装置
JP2006177169A (ja) オイルパン構造
JP2011256956A (ja) 建設機械
JP2018193103A (ja) 流体吐出容器
JP6584069B2 (ja) ピストンポンプ装置
JP6360783B2 (ja) 建設機械
WO2004033805A1 (ja) 建設機械の旋回装置
JP5395750B2 (ja) 建設機械
JP5733290B2 (ja) 作動油タンク装置
JP2007296096A (ja) ミシンのオイルタンク
KR20190002885U (ko) 중장비용 툴박스 조립체
JP4513641B2 (ja) エンジンのオイルパン構造
JP2016088545A (ja) 粉体吐出容器
JP2014169620A (ja) 旋回作業機
JP2015025329A (ja) フロントローダ
JP2014020127A (ja) 作業車両
JP2005163951A (ja) ミッション装置および建設機械
JP5775713B2 (ja) オイルポンプおよびオイルポンプ用蓋体
JP2017114502A (ja) リザーバタンク

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5558508

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150