JP2000035001A - ブリーザー - Google Patents

ブリーザー

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JP2000035001A
JP2000035001A JP10205400A JP20540098A JP2000035001A JP 2000035001 A JP2000035001 A JP 2000035001A JP 10205400 A JP10205400 A JP 10205400A JP 20540098 A JP20540098 A JP 20540098A JP 2000035001 A JP2000035001 A JP 2000035001A
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Japan
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cover body
filter
breather
groove
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JP10205400A
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Tokio Yamazaki
登喜夫 山崎
Naoki Fukuoka
直樹 福岡
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブリーザーの部品点数を削減するとともに組
み付け作業性を向上してコストを低減する。 【解決手段】 フィルタ10を交換可能に収納するケー
ス体30およびカバー体20を備えたブリーザーであ
る。ケース体30にカバー体20を直に着脱可能とす
る。フィルタ10を収容するケース体30に対するカバ
ー体20の着脱にスクリュ等の締結部品が不要である。
また、ケース体30に対するカバー体20の着脱を手先
操作により行えばその着脱に工具が不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、フォーク
リフト等の車両において、オイル等の液体を貯溜するタ
ンクに装備されるブリーザーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なブリーザーは、ケース内
に組み込まれたフィルタを備えている(例えば、実用新
案登録第2533980号公報参照)。このようなブリ
ーザーでは、所定の使用期間経過後にフィルタだけでな
くケースを含むすべてを交換しなければならず非常に不
経済である。そこで、このような問題を解消するものと
して、次に従来例として述べるフィルタだけを交換可能
としたブリーザーがある。
【0003】フィルタの交換が可能なブリーザーの従来
例について図11の分解斜視図を参照して述べる。ケー
ス体130は、図示しないオイルタンクの取り付け口に
装着される。ケース体130上にはほぼ円筒形状をした
フィルタ110がセットされた後、そのフィルタ110
を覆うほぼカップ形状をしたカバー体120が被せられ
る。このとき、フィルタ110、カバー体120および
ケース体130は同一軸線上に置かれる。次に、スクリ
ュ200をワッシャ201,202、カバー体120、
フィルタ110を順に通してケース体130に締着する
ことによって、フィルタ110がケース体130および
カバー体120に交換可能に収納されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例によると、スク
リュ200およびワッシャ201,202を使用してケ
ース体130にカバー体120を締着している。このた
め、ケース体130、カバー体120およびフィルタ1
10の主要部品の他に、スクリュ200、ワッシャ20
1,202等のいわゆる締結部品が必要となるため、部
品点数の増加や、製造時の組み付け作業性(フィルタ交
換時の交換作業性を含む。)の低下を招くことから、コ
ストが高く付くといった問題があった。また、フィルタ
110の交換時にスクリュ200を回すために、スクリ
ュドライバー等のねじ回し用の工具が必要となる。
【0005】なお、上記ねじ回し用の工具を不要とする
ため、スクリュ200の代わりに蝶ねじを使用する場合
もある。しかしながら、蝶ねじ、ワッシャ等の締結部品
が必要であることに変わりがなく、部品点数や組み付け
作業性の大幅な改善を期待することができない。また、
蝶ねじのつまみ部分が外観上に張り出すことから、体裁
が悪く商品価値を低下させるため、蝶ねじを使用するこ
とは好ましい方法と言えない。
【0006】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、フィルタを収容するケース体にカバー体を着脱する
ための締結部品を不要とすることにより、部品点数を削
減するとともに組み付け作業性を向上してコストを低減
することのできるブリーザーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の発明は、フィルタを交換
可能に収納するケース体およびカバー体を備え、前記ケ
ース体にカバー体を直に着脱可能としたブリーザーであ
る。
【0008】このように構成すると、フィルタを収容す
るケース体に対するカバー体の着脱にスクリュ等の締結
部品が不要である。また、ケース体に対するカバー体の
着脱を手先操作により行えばその着脱に工具が不要とな
る。したがって、部品点数を削減するとともに組み付け
作業性を向上してコストを低減することができる。な
お、ケース体にカバー体を直に着脱することは、ケース
体とカバー体の他に前記締結部品等の別部品を使用しな
いで着脱することであり、ケース体とカバー体を着脱可
能とするためにそれらに形成した係合部位あるいはそれ
らに一体的に組み付けた部品を使用して形成した係合部
位により着脱することをいう。また、手先操作による着
脱とは、作業者が工具を使用しないで着脱できることを
いう。
【0009】請求項2記載の発明は、ケース体およびカ
バー体にはほぼ円筒形状をなしかつ相互に軸方向に嵌合
可能な内外の嵌合面を設け、内外の嵌合面には相互に係
合可能な凸部および凹部を配設した請求項1記載のブリ
ーザーである。
【0010】このように構成すると、内外の嵌合面の凸
部と凹部とを係合することによって、ケース体にカバー
体を取り付けることができる。また、その取り付け状態
から凸部と凹部との係合を解除することによって、ケー
ス体からカバー体を取り外すことができる。
【0011】請求項3記載の発明は、凸部をほぼピン状
に形成し、また、凹部を前記凸部の移動案内をなす溝状
に形成し、前記凹部は、前記凸部を前記嵌合面の嵌合先
端側から出入可能な出入溝と、その出入溝に入れた凸部
を前記両嵌合面の周方向の相対的な回動により係脱可能
な係合溝と、前記出入溝と係合溝との接続部において弾
性変形を利用して凸部の通過を可能とするとともに係合
溝への係合時の凸部を抜け止めする抜け止め部とを備え
ている請求項2記載のブリーザーである。
【0012】このように構成すると、内外の嵌合面の凸
部と凹部とを係合するに際し、一方の嵌合面の凸部は、
他方の嵌合面の凹部における出入溝から係入した後、両
嵌合面の周方向の相対的な回動により抜け止め部の弾性
変形を利用して通過し、その抜け止め部により抜け止め
された状態で係合溝に係合する。これによって、ケース
体にカバー体が取り付けられる。また、その取り付け状
態から上記取り付け時と逆順の操作により凸部と凹部と
の係合を解除することによって、ケース体からカバー体
を取り外すことができる。したがって、例えば、凸部を
おねじで凹部をめねじで形成してケース体にカバー体を
螺進あるいは螺退することによってケース体を着脱する
場合と比べて、カバー体を何回も回す必要がなくなり、
ケース体の着脱操作を簡単に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】一実施の形態について図面を参照
して説明する。図1はブリーザーの正面図、図2は同正
断面図、図3は同斜視図、図4は分解斜視図を示したも
のである。このブリーザーは、例えば、フォークリフト
のオイル(作動油ともいう。)のタンクの給油口(図1
および図2の二点鎖線60参照。)に装着されるもの
で、ブリーザーの機能の他、レベルゲージおよびタンク
キャップとしての機能も兼ね備えている。
【0014】ブリーザーは、大別すると、図4に示すよ
うに、ケース体30とフィルタ10とカバー体20とを
備えている。以下、各部について順に詳述する。ケース
体30から説明する。図2および図4において、ケース
体30は、樹脂成形品からなり、ほぼカップ状をなす主
ケース部31を主体として形成されている。
【0015】図2に示すように、前記ケース体30の外
周面には適数個(図は2個を示す。)の円環状のOリン
グ溝32とその上部に位置するフランジ33が形成され
ている。各Oリング溝32にはそれぞれOリング52が
装着されている。前記主ケース部31の上端部には、前
記ケース体30の内径よりも大きい内径を有するフィル
タ嵌合部34が支持段面34aを介して延出されている
(図4参照)。なお、前記ケース体30の平面図が図5
に、同底面図が図6に示されている。
【0016】図5において、前記フィルタ嵌合部34の
外周面には、ほぼ円筒形状の外環部35が放射状に配置
された例えば4個の支持片36を介して同心上に支持さ
れている。外環部35の内径は前記フィルタ嵌合部34
の外径よりも大きい。したがって、外環部35とフィル
タ嵌合部34との間には所定の隙間が設けられている。
また、図2に示すように、外環部35と前記フランジ3
3との間にも所定の隙間が設けられている。また、外環
部35の上端面は、前記フィルタ嵌合部34の上端面よ
りも上方へ所定の突出量をもって突出されている。
【0017】図5および図6に示すように、前記外環部
35の外周面には、半径方向外方に突出するピン状をし
た例えば4個の凸部37が形成されている。凸部37
は、円周上に等間隔毎すなわち90度間隔毎に形成され
ている。なお、外環部35の外周面は本発明でいう内側
の嵌合面を形成している。
【0018】図2に示すように、前記主ケース部31の
軸心部には、上面を塞ぐほぼ円筒形状をした中央筒部4
0が形成されている。中央筒部40内にはレベルゲージ
50の上端部が一体的に結合されている。
【0019】図4に示すように、前記主ケース部31の
内周面と中央筒部40の外周面との間には、例えば4枚
の仕切り板41が放射状に形成されている。この仕切り
板41によって、主ケース部31の内部が4個の区画室
42に区画されている。なお、中央筒部40および仕切
り板41の上端面は、前記支持段面34aとほぼ同一面
をなしている。
【0020】図2に示すように、前記主ケース部31の
底板31aは外周部を高くし軸心側を低くするほぼテ―
パー状に傾斜されている。前記各区画室42における中
央筒部40寄りの底板31a部分には、区画室42の内
外を連通する通気孔44が形成されている(図5参
照)。
【0021】図2に示すように、前記中央筒部40の下
端部は、前記ケース体30の底板31aよりも下方へ所
定の突出量をもって突出している。前記中央筒部40の
下端部の外周面には、半径方向へ突出するほぼ円板形状
の遮蔽板45が形成されている。遮蔽板45は、前記通
気孔44の下方周辺部を遮蔽している。図1および図6
に示すように、ケース体30の底板31aと遮蔽板45
との間の中央筒部40における外周面には、例えば4枚
の補強板46が放射状に形成されている。
【0022】次に、フィルタ10を説明する。フィルタ
10の正面図が図7に、同平面図が図8に示されてい
る。図7および図8において、フィルタ10は、樹脂成
形品からなり、メッシュ11およびそのメッシュ11を
挟着した上下対称状をなす保持枠12からなる。各保持
枠12は、前記メッシュ11の軸心部を保持する中央軸
部13と、前記メッシュ11の外周部を保持する円環状
の外枠部14と、前記中央軸部13と外枠部14との間
に放射状に例えば4本形成されて前記メッシュ11を保
持する連結片15とからなる(図4参照)。
【0023】図2に示すように、前記フィルタ10は、
前記ケース体30のフィルタ嵌合部34内に嵌合可能な
大きさで形成されている。また、フィルタ10の高さす
なわち両保持枠12の高さは、前記フィルタ嵌合部34
の突出高さとほぼ同一となっている。したがって、フィ
ルタ10をケース体30のフィルタ嵌合部34内にセッ
トし、中央筒部40および仕切り板41の上面ならびに
支持段面34aによって支持されたとき、フィルタ10
の上端面とフィルタ嵌合部34の上端面がほぼ同一面を
なす。
【0024】次に、カバー体20を説明する。図4に示
すように、カバー体20は、樹脂成形品からなり、ほぼ
円板状をなす天板部21と、その天板部21の外周縁部
から下方へほぼ円筒形状に突出するカバー筒部22とか
らなる。カバー筒部22は、前記ケース体30の外環部
35に外嵌可能に形成されている(図2参照)。なお、
前記カバー筒部22の内周面は、ケース体30の外環部
35の外周面と軸方向に嵌合可能であり、本発明でいう
外側の嵌合面を形成している。
【0025】図4に示すように、前記カバー筒部22に
は、その内外面を貫通しかつ前記ケース体30の各凸部
37と係合可能な凹部23がそれぞれ設けられている。
凹部周辺部の正面図を示した図10において、凹部23
は前記凸部37をカバー筒部22の内周面の嵌合先端側
から出入可能な出入溝23aと、その出入溝23aに入
れた凸部37を前記カバー筒部22の内周面と外環部3
5の外周面との周方向(図10において左回り方向)へ
の相対的な回動により係脱可能な係合溝23bと、前記
出入溝23aと係合溝23bとの接続部において弾性変
形を利用して凸部37の通過を可能とするとともに係合
溝23bへの係合時の凸部37を抜け止めする抜け止め
部23cとを備えている。なお前記出入溝23aは、前
記凸部37の外径よりも例えば2〜3倍大きい開口幅で
形成されている。
【0026】前記カバー筒部22には、その内外面を貫
通しかつ前記凹部23の上縁に対し所定の間隔を隔てて
ほぼ平行状をなす横長細状のスリット溝24が形成され
ている。これにより、前記出入溝23aおよび係合溝2
3bとスリット溝24との間の変形部23dが弾性変形
いわゆる撓み変形(図10の二点鎖線参照)可能となっ
ている。この変形部23dの撓み変形を利用して抜け止
め部23cが当該開口幅を増減することにより、凸部3
7の通過(図10において左右方向)を可能とするとと
もに、係合溝23bに対する凸部37の係合時には凸部
37を抜け止めする。
【0027】カバー体20の底面図を示した図9におい
て、前記天板部21の下面には、ほぼ円環状のフィルタ
押え部25が突出されている。フィルタ押え部25は、
図2に示すように、ケース体30にカバー体20を取り
付けたときに、前記フィルタ10の連結片15(図4参
照)をケース体30に押さえる。
【0028】上記したブリーザーにおいて、図1〜図3
に示すように、ケース体30にカバー体20が取り付け
られた状態では、ケース体30の上部にセットされたフ
ィルタ10が前にも述べたようにカバー体20のフィル
タ押え部25でケース体30に押さえ付けられている。
図3に示すように、ケース体30の凸部37はカバー体
20の凹部23の係合溝23bに係合しており、抜け止
め部23cにより抜け止めされている。
【0029】ブリーザーは、図示しないオイルタンクの
給油口60(図1および図2の二点鎖線参照)にケース
体30を挿入することによって、給油口60を塞ぐタン
クキャップ兼用のブリーザーとして機能する。このと
き、ケース体30のOリング52がそのケース体30と
給油口60との間をシールする。また、ケース体30の
フランジ33は、給油口60の上端面と当接することに
より、それ以上のケース体30の挿入を阻止する。
【0030】この状態で、オイルタンク内の圧力が高く
なるときには、タンク内のエアー(図2中、矢印参照)
が、ケース体30の底板31aの通気孔44、区画室4
2、フィルタ10のメッシュ11の網目、フィルタ10
とカバー体20の天板部21との間、ケース体30のフ
ィルタ嵌合部34とカバー体20のカバー筒部22との
間を通じて外部へ排気される。また、タンク内の圧力が
低くなるときには、外部のエアーが前記排出時の逆順で
タンク内に吸入される。
【0031】また、ケース体30の遮蔽板45によっ
て、タンク内のオイルが油面から撥ね上がるオイルが遮
られる(図2中、白抜き矢印参照)ため、オイルがケー
ス体30の通気孔44を通じて区画室42内へ直接侵入
することを防止でき、ひいては、ブリーザーから外部へ
のオイルの滲み出しを防止することができる。また、タ
ンク内オイルの揺れにより、主ケース部31の底板31
aに油膜が発生したとしても、前記通気孔44から区画
室42へ移る過程での通路面積の急激な変化によって前
記油膜が破裂されやすいため、ブリーザーから外部への
オイルの滲み出しを防止することができる。
【0032】また、ブリーザーをオイルタンクの給油口
60から抜き外してレベルゲージ50を目視することに
より、オイルタンク内のオイルレベルをチェックするこ
とができる。
【0033】ところで、フィルタ10を交換する場合に
は、ブリーザーを給油口60から抜き外した後、ケース
体30に対しカバー体20を手先操作により回動、本形
態の場合、カバー体20を平面で見て右回りに回動させ
る。これにより、凹部23の係合溝23bに対する凸部
37の係合を抜け止め部23cの弾性変形(図10中、
二点鎖線参照)を利用して通過させて解除する。続い
て、ケース体30に対しカバー体20を上方へ引き上げ
ることにより、凹部23の出入溝23aから凸部37が
外れ、ケース体30の上面開口が開放される。
【0034】次に、ケース体30から使用済みのフィル
タ10を抜き外して、新しいフィルタ10をセットし直
す。その後、カバー体20を上記の取り外しと逆順の操
作によりケース体30に取り付ける。そして、ブリーザ
ーを給油口60に再び装着すればよい。
【0035】上記したブリーザーによると、フィルタ1
0を収容するケース体30に対するカバー体20の着脱
にスクリュ等の締結部品が不要である。また、ケース体
30に対するカバー体20の着脱を手先操作により行え
ばその着脱に工具が不要である。したがって、部品点数
を削減するとともに組み付け作業性を向上してコストを
低減することができる。
【0036】また、ケース体30およびカバー体20に
はほぼ円筒形状をなしかつ相互に軸方向に嵌合可能な内
外の嵌合面(ケース体30の外環部35の外周面および
カバー体20のカバー筒部22の内周面)を設け、内外
の嵌合面には相互に係合可能な凸部37および凹部23
を配設したものである。この内外の嵌合面の凸部37と
凹部23とを係合することによって、ケース体30にカ
バー体20を取り付けることができる。また、その取り
付け状態から凸部37と凹部23との係合を解除するこ
とによって、ケース体30からカバー体20を取り外す
ことができる。
【0037】また、凸部37をほぼピン状に形成し、ま
た、凹部23を前記凸部37の移動案内をなす溝状に形
成し、前記凹部23は、前記凸部37を前記嵌合面の嵌
合先端側から出入可能な出入溝23aと、その出入溝2
3aに入れた凸部37を前記両嵌合面の周方向の相対的
な回動により係脱可能な係合溝23bと、前記出入溝2
3aと係合溝23bとの接続部において弾性変形を利用
して凸部37の通過を可能とするとともに係合溝23b
への係合時の凸部37を抜け止めする抜け止め部23c
とを備えている。これにより、例えば、凸部37をおね
じで凹部23をめねじで形成してケース体30にカバー
体20を螺進あるいは螺退することによってケース体3
0を着脱させる場合と比べて、カバー体20を何回も回
す必要がなくなり、ケース体30の着脱操作を簡単に行
うことができる。
【0038】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、ケース体30と凸部37をおね
じで凹部23をめねじで形成してケース体30にカバー
体20を螺進あるいは螺退することによってケース体3
0を着脱することもできる。また、ケース体30の凸部
37とカバー体20の凹部23とは、逆配置すなわちケ
ース体30に凹部23、カバー体20に凸部37を配置
することもできる。また、ケース体30の内側の嵌合面
(外環部35の外周面)とカバー体20の外側の嵌合面
(カバー筒部22の内周面)とは、逆配置すなわちケー
ス体30の外環部35の内周面に外側の嵌合面、カバー
体20のカバー筒部22の外周面に内側の嵌合面を配置
することもできる。
【0039】
【発明の効果】本発明のブリーザーによれば、フィルタ
を収容するケース体にカバー体を着脱するための締結部
品を不要とすることにより、部品点数を削減するととも
に組み付け作業性を向上してコストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブリーザーの正面図である。
【図2】ブリーザーの正断面図である。
【図3】ブリーザーの部分斜視図である。
【図4】ブリーザーの分解斜視図である。
【図5】ケース体の平面図である。
【図6】ケース体の底面図である。
【図7】フィルタの正面図である。
【図8】フィルタの平面図である。
【図9】カバー体の下面図である。
【図10】カバー体の凹部周辺部を示す正面図である。
【図11】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 フィルタ 20 カバー体 23 凹部 23a 出入溝 23b 係合溝 23c 抜け止め部 30 ケース体 37 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E070 AA02 AB03 BF03 CA03 CC02 GB01 PA04 QA03 RA02 RA16 VA30 3H055 AA13 AA22 BC09 CC04 CC21 GG22 GG27 HH06 JJ16 3H086 AA25 AE02 AE28 AE32 AE36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタを交換可能に収納するケース体
    およびカバー体を備え、前記ケース体にカバー体を直に
    着脱可能としたブリーザー。
  2. 【請求項2】 ケース体およびカバー体にはほぼ円筒形
    状をなしかつ相互に軸方向に嵌合可能な内外の嵌合面を
    設け、内外の嵌合面には相互に係合可能な凸部および凹
    部を配設した請求項1記載のブリーザー。
  3. 【請求項3】 凸部をほぼピン状に形成し、また、凹部
    を前記凸部の移動案内をなす溝状に形成し、前記凹部
    は、前記凸部を前記嵌合面の嵌合先端側から出入可能な
    出入溝と、その出入溝に入れた凸部を前記両嵌合面の周
    方向の相対的な回動により係脱可能な係合溝と、前記出
    入溝と係合溝との接続部において弾性変形を利用して凸
    部の通過を可能とするとともに係合溝への係合時の凸部
    を抜け止めする抜け止め部とを備えている請求項2記載
    のブリーザー。
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