JP2001205542A - 工作機械のカバー装置およびカバー装置の組立方法 - Google Patents
工作機械のカバー装置およびカバー装置の組立方法Info
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Abstract
えが良い工作機械のカバー装置を提供すること。 【解決手段】 ベース11には収納部13の底面に位置
してスプラッシュカバー19が組付けられている。この
スプラッシュカバー19と収納部13の底面との間には
開口部30が設けられており、開口部30にはパッキン
出入口31が設けられている。この構成の場合、パッキ
ン32を開口部30内に対して着脱する作業をスプラッ
シュカバー19の内部でスプラッシュカバー19に邪魔
されることなく行うことができるので、パッキン32の
着脱が簡単になる。しかも、パッキン32が外部から見
えなくなるので、見栄えが向上する。
Description
から外部に切削屑等が飛び散ることを防ぐ工作機械のカ
バー装置およびカバー装置の組立方法に関する。
ものである。ここで、工作機械のベース1には凹状の収
納部2が形成されており、収納部2の底面にはカバー3
の下端部がねじ止めされている。このカバー3の周板と
収納部2の周板との間には空間部4が形成されており、
空間部4内には切削液等の漏れを防止するパッキン5が
カバー3の外方から押込まれている。
キン5の組付時や交換時にカバー3の張出部6が邪魔に
なるので、パッキン5の着脱に手間が掛かる。これを対
策するには、図6に二点鎖線で示すように、カバー3を
垂直化することに基づいて張出部6を廃止することが考
えられるが、カバー3にパッキン5を隠す専用の化粧カ
バー7を組付けて見栄えの低下を防ぐ手間が必要にな
る。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、パッキンの着脱作業が簡単で、しかも、見栄
えが良い工作機械のカバー装置およびカバー装置の組立
方法を提供することにある。
のカバー装置は、工作機械のベースに支持され切削屑等
がベースの外部に飛び散ることを防ぐものにおいて、前
記ベースに設けられ前記カバーを支持する凹状の収納部
と、前記収納部の底面と前記カバーとの間に設けられ前
記工作機械の前記カバーで囲まれる側に開口を有する開
口部と、前記開口部内に収納され前記収納部の底面と前
記カバーとの間を塞ぐパッキンとを備えたところに特徴
を有している。上記手段によれば、パッキンを開口部内
に装着する作業および開口部内から取出す作業をカバー
に邪魔されることなく工作機械側で行うことができるの
で、パッキンの着脱が簡単になる。しかも、パッキンが
外部から見えなくなるので、見栄えが向上する。
開口部の開口からパッキンが飛出すことを防ぐ押え部材
を備えたところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、パッキンが開口部から飛出すことを防止できる。
カバーを収納部内に組付ける捩子を備え、前記捩子の外
周部に挿入される切欠部が押え部材に設けられ、前記捩
子が前記押え部材を前記カバーと共に前記収納部内に組
付けているところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、捩子を収納部の底面に緩く締込んだ状態で捩子の外
周部に押え部材の切欠部を挿入した後、捩子をきつく締
込むことに基づいて押え部材を収納部内に組付けること
ができるので、押え部材の装着作業が簡単になる。
工作機械のベースに支持され切削屑等がベースの外部に
飛び散ることを防ぐものにおいて、前記ベースに設けら
れ前記カバーを支持する凹状の収納部と、前記収納部の
底面に設けられた凹部と、前記凹部内に収納され前記凹
部の底面と前記カバーとの間を塞ぐパッキンとを備えた
ところに特徴を有している。上記手段によれば、パッキ
ンを凹部内に装着した後にカバーを収納部内に組付けた
り、カバーを収納部内から取外した後にパッキンを凹部
内から取出すことができる。このため、パッキンの着脱
をカバーに邪魔されることなく行うことができるので、
パッキンの着脱作業性が向上する。しかも、パッキンが
外部から見えなくなるので、見栄えが向上する。
パッキンが中空状をなしているところに特徴を有してい
る。上記手段によれば、パッキンの可撓性が高まり、パ
ッキンが開口部または凹部の寸法ばらつきを吸収するよ
うに弾性変形するので、開口部または凹部の寸法ばらつ
きに影響されることなく良好なシール性が得られる。
パッキンに複数のスリットが設けられているところに特
徴を有している。上記手段によれば、例えば断面円形状
のパッキンをスリットを中心に断面楕円形状に弾性変形
させる等、パッキンの弾性変形時の形状が安定する。こ
のため、パッキンが相手側に安定的に密着するようにな
るので、シール性が高まる。
立方法は、請求項1記載の工作機械のカバー装置を組立
てる場合に、収納部内にカバーを仮に組付けて両者の間
に開口部を形成する工程と、前記開口部内にその開口を
通してパッキンを収納する工程と、前記カバーを前記収
納部内に組付ける工程とを当該順序で行うところに特徴
を有している。上記手段によれば、カバーの組付状態で
開口部内にパッキンを強引に押込む必要がなくなるの
で、パッキンの装着作業が簡単になる。
立方法は、請求項3記載の工作機械のカバー装置を組立
てる場合に、収納部内にカバーを捩子により仮に組付け
て両者の間に開口部を形成する工程と、前記開口部内に
その開口を通してパッキンを収納する工程と、押え部材
の切欠部を前記捩子の外周部に差込む工程と、前記収納
部内に前記押え部材および前記カバーを前記捩子により
組付ける工程とを当該順序で行うところに特徴を有して
いる。上記手段によれば、カバーの組付状態で開口部内
にパッキンを強引に押込む必要がなくなるので、パッキ
ンの装着作業が簡単になる。しかも、押え部材をカバー
と別個に組付ける必要がなくなるので、押え部材の装着
作業も簡単になる。
ないし図4に基づいて説明する。まず、図4において、
ベース11は鋳鉄等の金属原料を鋳型内に流し込むこと
に基づいて形成されたものであり、四角筒状をなしてい
る。このベース11の下端部には四隅部に位置して脚1
2(3本のみ図示する)が一体形成されており、各脚1
2は工場等の床面に設置されている。
に、収納部13が一体形成されている。この収納部13
は上面が開口する凹状をなすものであり、収納部13の
周壁には上面が開口する切欠状の液抜部(図示せす)が
形成されている。また、収納部13の底面には外周部に
位置して水平な捩子座14が形成され、捩子座14の内
周部に位置して水平なシール座15が形成されている。
このうち捩子座14には複数のリブ16(1個のみ図示
する)が一体形成されており、リブ16相互間には捩子
穴17(1個のみ図示する)が形成されている。
せず)が装着されている。このマシニングセンタは工作
機械に相当するものであり、下記構成のパレット交換装
置および工作装置(いずれも図示せず)を主体に構成さ
れている。
換装置は収納部13内を後方の加工領域と前方の段取領
域とに仕切る仕切カバーを有するものであり、加工領域
内にセットされたパレットと段取領域内にセットされた
パレット(いずれも図示せず)とを自動的に交換する。
これら各パレット上にはワークがセットされており、加
工領域内の加工済のワークはパレットの交換に基づいて
段取領域内に取出され、段取領域内の加工前のワークは
パレットの交換に基づいて加工領域内に持込まれる。
内のパレットをNCプログラムに基づいて水平方向へ移
動制御しながらパレット上のワークに機械加工を施すも
のであり、機械加工用の工具を別の工具と交換する工具
交換機構18(図4参照)およびパレット上のワークに
切削液を噴射する切削液噴射機構(図示せず)を有して
いる。マシニングセンタは以上のように構成されてい
る。
プラッシュカバー19の下端部が収納されている。この
スプラッシュカバー19は複数枚の鋼板を組合わせるこ
とに基づいて形成されたものであり、上面が閉塞された
四角筒状をなしている。また、スプラッシュカバー19
の下端部には水平なフランジ部20が一体形成されてい
る。このフランジ部20はスプラッシュカバー19を周
回する四角環状をなすものであり、収納部13の複数の
リブ16上に載置されている。
には複数の貫通孔21(1個のみ図示する)が形成され
ており、各貫通孔21内には上方から捩子22が挿入さ
れている。これら各捩子22の下端部は収納部13の捩
子穴17内に締込まれており、スプラュシュカバー19
は複数の捩子22の締結力で収納部13の底面に組付け
られ、マシニングセンタを前後左右上方から覆ってい
る。尚、符号23および24は捩子22の外周部に挿入
されたばね座金および平座金を示している。
に示すように、右側部に位置して操作パネル25が装着
されており、操作パネル25には加工情報が表示される
表示部26およびマシニングセンタを操作する複数の操
作キー27が装着されている。また、スプラッシュカバ
ー19の前面には貫通孔状の作業口28が形成されてい
る。この作業口28は段取領域内のパレットにワークを
セットしたり、段取領域内のパレットからワークを取外
すためのものであり、扉29の操作に基づいて開閉され
る。
と収納部13のシール座15との間には、図1に示すよ
うに、開口部30が形成されている。この開口部30は
四角環状の空間部を称するものであり、マシニングセン
タ側に開口する(スプラッシュカバー19の内部に開口
する)パッキン出入口31を有している。
ている。このパッキン32は、図3の(a)および
(b)に示すように、NBRゴムを中空な紐状に型成形
してなるものであり、成形状態で断面円環状をなしてい
る。このパッキン32の内周面には4個のスリット33
が円周方向に等ピッチ(=90°)で形成されており、
パッキン32は、図1に示すように、左右方向の両スリ
ット33を中心に楕円形状に弾性変形することに基づい
て収納部13のシール座15とスプラッシュカバー19
のフランジ部20とに密着し、両者の間を水密に塞いで
いる。
の上面には前後左右辺部に位置して鋼板製のパッキン押
え34(1個のみ図示する)が個別に載置されている。
これら各パッキン押え34は押え部材に相当するもので
あり、図2に示すように、垂直な押え部35を有してい
る。
は切欠部36が形成され、両端部を除く部分には円形状
をなす複数の貫通孔37が形成されている。これら各切
欠部36内および各貫通孔37内には上述の捩子22が
挿入されており、各パッキン押え34は、図1に示すよ
うに、複数の捩子22の締結力でスプラッシュカバー1
9のフランジ部20と共に収納部13の複数のリブ16
上に組付けられ、各パッキン押え34の押え部35はパ
ッキン出入口31を「1/3〜1/2」程度だけ塞ぐこ
とに基づいてパッキン32の飛出しを防止している。
明する。複数の捩子22の外周部にばね座金23および
平座金24を挿入しておく。そして、収納部13の複数
のリブ16上にスプラッシュカバー19のフランジ部2
0を載置し、フランジ部20の各辺の両端部の貫通孔2
1(パッキン押え34の切欠部36に対応する貫通孔2
1)内に上方から捩子22を挿入し、収納部13の捩子
穴17内に締込むことに基づいて開口部30を形成す
る。このとき、捩子22の締込み量を平座金24とフラ
ンジ部20との間にパッキン押え34の板厚に相当する
隙間が残される程度に調節し、スプラッシュカバー19
を仮止めする。
ら、パッキン出入口31から開口部30内にパッキン3
2を挿入し、パッキン押え34を平座金24とスプラッ
シュカバー19のフランジ部20との間に差込む動作を
4枚のパッキン押え34について行う。これら各パッキ
ン押え34の差込み動作はパッキン押え34の両切欠部
36内に捩子22が挿入されるように行われるものであ
り、各パッキン押え34は平座金24とフランジ部20
との間に差込まれることに基づいて仮止めされる。
ら、上方から各パッキン押え34の複数の貫通孔37内
を通してスプラッシュカバー19の残りの貫通孔21内
に捩子22を挿入する。そして、各パッキン押え34の
両端部の捩子22および残りの捩子22を収納部13の
捩子穴17内に十分に締込み、各パッキン押え34をス
プラッシュカバー19と共に収納部13の複数のリブ1
6上に止める。
面とスプラッシュカバー19のフランジ部20との間に
開口部30を設け、工作機械のスプラッシュカバー19
で囲まれる側に開口するパッキン出入口31を開口部3
0に設けたので、パッキン32を開口部30内に装着し
たり、開口部30内から取出す作業をスプラッシュカバ
ー19の内部で行うことができる。このため、パッキン
32を着脱するときにスプラッシュカバー19に邪魔さ
れることがなくなるので、パッキン32の着脱が簡単に
なる。しかも、パッキン32が外部から見えなくなるの
で、見栄えが向上する。
状態で開口部30内にパッキン32を収納した後、スプ
ラッシュカバー19を組付けた。このため、スプラッシ
ュカバー19の組付状態で開口部30内にパッキン32
を無理に押込む必要がなくなるので、パッキン32の装
着作業が一層簡単になる。また、スプラッシュカバー1
9にパッキン押え34を組付けたので、パッキン32が
弾性復元力や加工時の振動等でパッキン出入口31から
飛出すことを防止できる。
けた。このため、捩子22を緩く締込んだ状態で捩子2
2の外周部に切欠部36を挿入した後、捩子22をきつ
く締込むことに基づいてパッキン押え34をスプラッシ
ュカバー19と共に組付けることができるので、パッキ
ン押え34の装着作業が簡単になる。また、パッキン3
2を中空状に形成したので、パッキン32の可撓性が高
まる。このため、パッキン32が開口部30の寸法ばら
つき(=ベース11およびスプラッシュカバー19の寸
法ばらつき)を吸収するように弾性変形するので、開口
部30の寸法ばらつきに影響されることなく良好なシー
ル性が得られる。
スリット33を形成したので、パッキン32の弾性変形
時の形状が断面楕円形状に安定する。このため、パッキ
ン32がスプラッシュカバー19のフランジ部20およ
び収納部13のシール座15に安定的に密着するので、
シール性が一層高まる。しかも、パッキン32が開口部
30の縦方向および横方向の寸法ばらつきを吸収するよ
うに弾性変形するので、特に開口部30の縦方向および
横方向の寸法ばらつきに影響されることなく良好なシー
ル性が得られる。
シュカバー19にパッキン押え34を組付けたが、これ
に限定されるものではなく、例えばパッキン押え34を
廃止しても良い。この構成の場合、下記〜の手順で
カバー装置を組立てることが好ましい。 スプラュシュカバー19の貫通孔21を通して収納部
13の捩子穴17内に捩子22を緩く締込み、スプラッ
シュカバー19を仮止めする。 開口部30内にパッキン32を挿入する。 捩子22を捩子穴22内に十分に締込み、スプラュシ
ュカバー19を収納部13の底面に固定する。
説明する。収納部13の底面には上面が開口する凹部3
8が形成されている。この凹部38は収納部13の外周
部に沿う四角環状をなすものであり、凹部38内にはパ
ッキン32が収納されている。また、収納部13の複数
のリブ16上にはスプラッシュカバー19のフランジ部
20が載置されている。このスプラッシュカバー19は
フランジ部20の複数の貫通孔21を通して収納部13
の複数の捩子穴17内に捩子22を締込むことに基づい
て収納部13内に組付けられたものであり、パッキン3
2は左右方向の両スリット33を中心に楕円形状に弾性
変形することに基づいて凹部38の底面とスプラッシュ
カバー19のフランジ部20とに密着し、両者の間を水
密に塞いでいる。
明する。複数の捩子22の外周部にばね座金23および
平座金24を挿入した後、パッキン32を上方から凹部
38内に挿入し、収納部13の複数のリブ16上にスプ
ラッシュカバー19のフランジ部20を載置する。そし
て、フランジ部20の各貫通孔21内に上方から捩子2
2を挿入し、収納部13の捩子穴17内に締込む。
面に凹部38を設けたので、パッキン32を凹部38内
に装着した後にスプラッシュカバー19を組付けたり、
スプラッシュカバー19を取外した後にパッキン32を
凹部38内から取出すことができる。このため、パッキ
ン32を着脱するときにスプラッシュカバー19に邪魔
されることがなくなるので、パッキン32の着脱が簡単
になる。しかも、パッキン32が外部から見えなくなる
ので、見栄えが向上する。
このため、パッキン32の可撓性が高まるので、凹部3
8の寸法ばらつきに影響されることなく良好なシール性
が得られる。しかも、パッキン32に複数のスリット3
3を形成したので、特に凹部38の縦方向および横方向
の寸法ばらつきに影響されることなく良好なシール性が
得られる。
の工作機械のカバー装置およびカバー装置の組立方法は
次の効果を奏する。請求項1記載の手段によれば、工作
機械のカバーで囲まれる側に開口する開口部を収納部の
底面とカバーとの間に設け、開口部内にパッキンを収納
するようにしたので、パッキンの着脱作業が簡単になる
上に見栄えが向上する。
押える押え部材を設けたので、パッキンが開口部から飛
出すことを防止できる。請求項3記載の手段によれば、
押え部材に捩子が挿入される切欠部を設けたので、押え
部材の装着作業が簡単になる。請求項4記載の手段によ
れば、収納部の底面に凹部を設け、パッキンを凹部内に
収納するようにしたので、パッキンの着脱作業が簡単に
なる上に見栄えが向上する。
中空状に設けたので、開口部または凹部の寸法ばらつき
に影響されずに良好なシール性が得られる。請求項6記
載の手段によれば、パッキンに複数のスリットを設けた
ので、パッキンの弾性変形時の形状が安定し、シール性
が高まる。
組付け状態で開口部内にパッキンを収納した後にカバー
を組付けるようにしたので、パッキンの装着作業が簡単
になる。請求項8記載の手段によれば、カバーの仮組付
け状態で開口部内にパッキンを収納した後にカバーを組
付けるようにしたので、パッキンの装着作業が簡単にな
る。しかも、カバーの仮組付け状態で捩子の外周部に押
え部材の切欠部を挿入するようにしたので、押え部材の
装着作業も簡単になる。
に沿う断面図)
印Xb視図、cはXc部を拡大して示す図)
ー(カバー)、22は捩子、30は開口部、31はパッ
キン出入口(開口)、32はパッキン、33はスリッ
ト、34はパッキン押え(押え部材)、36は切欠部、
38は凹部を示している。
Claims (8)
- 【請求項1】 工作機械のベースに支持され、切削屑等
がベースの外部に飛び散ることを防ぐ工作機械のカバー
装置において、 前記ベースに設けられ、前記カバーを支持する凹状の収
納部と、 前記収納部の底面と前記カバーとの間に設けられ、前記
工作機械の前記カバーで囲まれる側に開口を有する開口
部と、 前記開口部内に収納され、前記収納部の底面と前記カバ
ーとの間を塞ぐパッキンとを備えたことを特徴とする工
作機械のカバー装置。 - 【請求項2】 開口部の開口からパッキンが飛出すこと
を防ぐ押え部材を備えたことを特徴とする請求項1記載
の工作機械のカバー装置。 - 【請求項3】 カバーを収納部内に組付ける捩子を備
え、 押え部材には、前記捩子の外周部に挿入される切欠部が
設けられ、 前記捩子は、前記押え部材を前記カバーと共に前記収納
部内に組付けていることを特徴とする請求項2記載の工
作機械のカバー装置。 - 【請求項4】 工作機械のベースに支持され、切削屑等
がベースの外部に飛び散ることを防ぐ工作機械のカバー
装置において、 前記ベースに設けられ、前記カバーを支持する凹状の収
納部と、 前記収納部の底面に設けられた凹部と、 前記凹部内に収納され、前記凹部の底面と前記カバーと
の間を塞ぐパッキンとを備えたことを特徴とする工作機
械のカバー装置。 - 【請求項5】 パッキンは、中空状をなしていることを
特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の工作機械の
カバー装置。 - 【請求項6】 パッキンには、複数のスリットが設けら
れていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
載の工作機械のカバー装置。 - 【請求項7】 請求項1記載の工作機械のカバー装置を
組立てる方法において、 収納部内にカバーを仮に組付けて両者の間に開口部を形
成する工程と、 前記開口部内にその開口を通してパッキンを収納する工
程と、 前記カバーを前記収納部内に組付ける工程とを当該順序
で行うことを特徴とする工作機械のカバー装置の組立方
法。 - 【請求項8】 請求項3記載の工作機械のカバー装置を
組立てる方法において、 収納部内にカバーを捩子により仮に組付けて両者の間に
開口部を形成する工程と、 前記開口部内にその開口を通してパッキンを収納する工
程と、 押え部材の切欠部を前記捩子の外周部に差込む工程と、 前記収納部内に前記押え部材および前記カバーを前記捩
子により組付ける工程とを当該順序で行うことを特徴と
する工作機械のカバー装置の組立方法。
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JP2000021966A JP4306073B2 (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 工作機械のカバー装置およびカバー装置の組立方法 |
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