JPH07291389A - オーバーフロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンク - Google Patents
オーバーフロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンクInfo
- Publication number
- JPH07291389A JPH07291389A JP6080004A JP8000494A JPH07291389A JP H07291389 A JPH07291389 A JP H07291389A JP 6080004 A JP6080004 A JP 6080004A JP 8000494 A JP8000494 A JP 8000494A JP H07291389 A JPH07291389 A JP H07291389A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- function
- flexible pipe
- overflow
- inverted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オーバーフロー機能とドレン機能を有する簡
易型タンクを提供する。 【構成】 タンク６の底部に接続してフレキシブル管７
を設ける。フレキシブル管７の適当位置に、外部と連通
する小孔９を頂部に設けた逆Ｕ形部８を設け、小孔９を
覆って、逆Ｕ形部８内の液圧により小孔９を開閉する弁
体１０を設ける。 【効果】 オーバーフロー設定液位と同一水平面上に逆
Ｕ形部底部が位置するようフレキシブル管を設置するこ
とでオーバーフロー機能が得られ、フレキシブル管をタ
ンクの底部より下方に位置させることでドレン機能が得
られる。小孔と弁体とによりサイフォンの形成やフレキ
シブル管からの液体のもれが防止される。
易型タンクを提供する。 【構成】 タンク６の底部に接続してフレキシブル管７
を設ける。フレキシブル管７の適当位置に、外部と連通
する小孔９を頂部に設けた逆Ｕ形部８を設け、小孔９を
覆って、逆Ｕ形部８内の液圧により小孔９を開閉する弁
体１０を設ける。 【効果】 オーバーフロー設定液位と同一水平面上に逆
Ｕ形部底部が位置するようフレキシブル管を設置するこ
とでオーバーフロー機能が得られ、フレキシブル管をタ
ンクの底部より下方に位置させることでドレン機能が得
られる。小孔と弁体とによりサイフォンの形成やフレキ
シブル管からの液体のもれが防止される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバーフロー機能と
ドレン機能とを有する簡易型タンクに関する。
ドレン機能とを有する簡易型タンクに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、タンクには、オーバーフロー機
能とドレン機能とが備えられている。たとえば、図１に
示したタンクにおいては、タンク１の上部の適当位置に
オーバーフロー管２が設けられるとともに、底部にドレ
ン管３が設けられている。オーバーフロー管２およびド
レン管３は鋼や塩化ビニルで製作されていて、それぞ
れ、バルブ４、バルブ５を介装している。また、図２に
示したタンクにおいては、オーバーフロー管２とドレン
管３とがバルブ４、バルブ５の下流側で合せられてい
る。
能とドレン機能とが備えられている。たとえば、図１に
示したタンクにおいては、タンク１の上部の適当位置に
オーバーフロー管２が設けられるとともに、底部にドレ
ン管３が設けられている。オーバーフロー管２およびド
レン管３は鋼や塩化ビニルで製作されていて、それぞ
れ、バルブ４、バルブ５を介装している。また、図２に
示したタンクにおいては、オーバーフロー管２とドレン
管３とがバルブ４、バルブ５の下流側で合せられてい
る。
【０００３】そして、通常時は、バルブ５を閉じてバル
ブ４を開いた状態において、タンク１内の規定液面、す
なわちオーバーフロー管２の接続位置を越えた液体をオ
ーバーフロー管２により外部へ排出している。そして、
タンク１内の液体を排除する必要が生じたときに、バル
ブ５を開いてドレン管３により液体を外部へ排出してい
る。
ブ４を開いた状態において、タンク１内の規定液面、す
なわちオーバーフロー管２の接続位置を越えた液体をオ
ーバーフロー管２により外部へ排出している。そして、
タンク１内の液体を排除する必要が生じたときに、バル
ブ５を開いてドレン管３により液体を外部へ排出してい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タンク
のコンパクト化および軽量化を計ろうとすると、オーバ
ーフロー管、ドレン管、バルブなどが設けられているた
め、重量が大きくなるだけでなく、配管作業が必要にな
り、特にタンクが小さい場合はバルブ等の取り付けが困
難であるという問題がある。また、配管材やバルブにコ
ストがかかるという問題がある。
のコンパクト化および軽量化を計ろうとすると、オーバ
ーフロー管、ドレン管、バルブなどが設けられているた
め、重量が大きくなるだけでなく、配管作業が必要にな
り、特にタンクが小さい場合はバルブ等の取り付けが困
難であるという問題がある。また、配管材やバルブにコ
ストがかかるという問題がある。
【０００５】本発明は上記問題を解決するもので、簡単
な構造でありながら、オーバーフロー機能とドレン機能
とを有するタンクを提供することを目的とするものであ
る。
な構造でありながら、オーバーフロー機能とドレン機能
とを有するタンクを提供することを目的とするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、タンクの底部に接続してフレキシブル管
を設け、このフレキシブル管の適当位置に、外部と連通
する小孔を頂部に設けた逆Ｕ形部を設け、前記小孔を内
周面から覆って、逆Ｕ形部内を流れる液体の圧力により
小孔を開閉する弁体を設けたことを特徴とするオーバー
フロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンクを提供
するものである。
に、本発明は、タンクの底部に接続してフレキシブル管
を設け、このフレキシブル管の適当位置に、外部と連通
する小孔を頂部に設けた逆Ｕ形部を設け、前記小孔を内
周面から覆って、逆Ｕ形部内を流れる液体の圧力により
小孔を開閉する弁体を設けたことを特徴とするオーバー
フロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンクを提供
するものである。
【０００７】
【作用】上記構成により、オーバーフロー機能を利用す
るときは、オーバーフロー設定液位と同一水平面上に逆
Ｕ形部底部が位置するようにフレキシブル管を設置する
ことにより、オーバーフロー設定液位を越えたタンク内
の液体をフレキシブル管より外部へ流出させることがで
きる。仮に、液位上昇が急激に生じた場合、サイフォン
が形成されてタンク内の液体が流出するが、逆Ｕ形部の
内外の圧力差により弁体が開かれ、サイフォンが崩され
るので、液体の流出は停止される。
るときは、オーバーフロー設定液位と同一水平面上に逆
Ｕ形部底部が位置するようにフレキシブル管を設置する
ことにより、オーバーフロー設定液位を越えたタンク内
の液体をフレキシブル管より外部へ流出させることがで
きる。仮に、液位上昇が急激に生じた場合、サイフォン
が形成されてタンク内の液体が流出するが、逆Ｕ形部の
内外の圧力差により弁体が開かれ、サイフォンが崩され
るので、液体の流出は停止される。
【０００８】また、ドレン機能を利用するときは、フレ
キシブル管をタンクの底部より下方に位置させることに
より、タンク内の液体をすべて外部へ流出させることが
できる。このとき、タンク内の液体により逆Ｕ形部内の
圧力が高くなって弁体が閉じられるので、小孔を通って
液体が流出することは防止される。
キシブル管をタンクの底部より下方に位置させることに
より、タンク内の液体をすべて外部へ流出させることが
できる。このとき、タンク内の液体により逆Ｕ形部内の
圧力が高くなって弁体が閉じられるので、小孔を通って
液体が流出することは防止される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１から図３を参
照しながら説明する。タンク６の底部に接続して透明な
ビニルホースなどのフレキシブル管７が設けられてお
り、このフレキシブル管７の適当位置に逆Ｕ形部８が設
けられている。逆Ｕ形部８は、フレキシブル管７自体を
湾曲させるか、あるいはＵ字管を別途介装することによ
り形成されていて、図３に示したように、頂部に、外部
と連通する小孔９を設けるとともに、この小孔９を内周
面から覆って、逆Ｕ形部８内を流れる液体の圧力により
小孔９を開閉する弁体１０を設けている。
照しながら説明する。タンク６の底部に接続して透明な
ビニルホースなどのフレキシブル管７が設けられてお
り、このフレキシブル管７の適当位置に逆Ｕ形部８が設
けられている。逆Ｕ形部８は、フレキシブル管７自体を
湾曲させるか、あるいはＵ字管を別途介装することによ
り形成されていて、図３に示したように、頂部に、外部
と連通する小孔９を設けるとともに、この小孔９を内周
面から覆って、逆Ｕ形部８内を流れる液体の圧力により
小孔９を開閉する弁体１０を設けている。
【００１０】以下、上記構成における作用を説明する。
オーバーフロー機能を利用するときは、図１に示したよ
うに、フレキシブル管７の可とう性を利用して、逆Ｕ形
部底部１２がタンク６のオーバーフロー設定液位Ｌと同
一水平面上に位置するように逆Ｕ形部８をフック１１な
どにより固定する。すると、タンク６とフレキシブル管
７とが連通しているため、オーバーフロー設定液位Ｌを
越えたタンク６内の液体はフレキシブル管７より外部へ
流出し、オーバーフロー設定液位Ｌまで低下したときに
流出が停止する。このとき、フレキシブル管７にサイフ
ォンが形成されようとすると、逆Ｕ形部８内の圧力が大
気圧より低いため弁体１０が開かれ、小孔９より空気が
流入するので、サイフォンは崩され、タンク６内の液体
が必要以上に外部へ流出することは防止される。
オーバーフロー機能を利用するときは、図１に示したよ
うに、フレキシブル管７の可とう性を利用して、逆Ｕ形
部底部１２がタンク６のオーバーフロー設定液位Ｌと同
一水平面上に位置するように逆Ｕ形部８をフック１１な
どにより固定する。すると、タンク６とフレキシブル管
７とが連通しているため、オーバーフロー設定液位Ｌを
越えたタンク６内の液体はフレキシブル管７より外部へ
流出し、オーバーフロー設定液位Ｌまで低下したときに
流出が停止する。このとき、フレキシブル管７にサイフ
ォンが形成されようとすると、逆Ｕ形部８内の圧力が大
気圧より低いため弁体１０が開かれ、小孔９より空気が
流入するので、サイフォンは崩され、タンク６内の液体
が必要以上に外部へ流出することは防止される。
【００１１】タンク６内の液位がオーバーフロー設定液
位Ｌより低いときは、フレキシブル管７内の液位はタン
ク６内の液位に一致するので、上記したような透明なビ
ニールホースなどの素材であれば、フレキシブル管７は
タンク６の水位計としても機能する。
位Ｌより低いときは、フレキシブル管７内の液位はタン
ク６内の液位に一致するので、上記したような透明なビ
ニールホースなどの素材であれば、フレキシブル管７は
タンク６の水位計としても機能する。
【００１２】また、ドレン機能を利用するときは、図２
に示したように、フレキシブル管７をタンク６の底部よ
り下方に位置させることにより、タンク６内の液体をす
べて外部へ流出させることができる。このとき、タンク
６内の液体により逆Ｕ形部８内の圧力が高くなって弁体
１０が閉じられるので、小孔９を通って液体が流出する
ことは防止される。
に示したように、フレキシブル管７をタンク６の底部よ
り下方に位置させることにより、タンク６内の液体をす
べて外部へ流出させることができる。このとき、タンク
６内の液体により逆Ｕ形部８内の圧力が高くなって弁体
１０が閉じられるので、小孔９を通って液体が流出する
ことは防止される。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、タンクの
底部に接続してフレキシブル管を設け、フレキシブル管
の適当位置に、外部と連通する小孔およびこの小孔を開
閉する弁体を設けた逆Ｕ形部を配置するという簡単な構
造で、複数の配管やバルブを設けることなく、タンクに
オーバーフロー機能とドレン機能とを持たせることがで
き、このとき、サイフォンの形成やフレキシブル管から
の液体のもれが生じることもない。また、透明な素材を
用いることにより、フレキシブル管にタンクの水位計と
しての機能を持たせることもできる。
底部に接続してフレキシブル管を設け、フレキシブル管
の適当位置に、外部と連通する小孔およびこの小孔を開
閉する弁体を設けた逆Ｕ形部を配置するという簡単な構
造で、複数の配管やバルブを設けることなく、タンクに
オーバーフロー機能とドレン機能とを持たせることがで
き、このとき、サイフォンの形成やフレキシブル管から
の液体のもれが生じることもない。また、透明な素材を
用いることにより、フレキシブル管にタンクの水位計と
しての機能を持たせることもできる。
【図１】本発明の簡易型タンクのオーバーフロー機能を
説明する概略構成図である。
説明する概略構成図である。
【図２】図１の簡易型タンクのドレン機能を説明する概
略構成図である。
略構成図である。
【図３】図１の簡易型タンクの要部拡大図である。
【図４】従来例のオーバーフロー機能とドレン機能とを
有するタンクの概略構成図である。
有するタンクの概略構成図である。
【図５】他の従来例のオーバーフロー機能とドレン機能
とを有するタンクの概略構成図である。
とを有するタンクの概略構成図である。
６ タンク ７ フレキシブル管 ８ 逆Ｕ形部 ９ 小孔 10 弁体 12 逆Ｕ形部底部
Claims (1)
- 【請求項１】 タンクの底部に接続してフレキシブル管
を設け、このフレキシブル管の適当位置に、外部と連通
する小孔を頂部に設けた逆Ｕ形部を設け、前記小孔を内
周面から覆って、逆Ｕ形部内を流れる液体の圧力により
小孔を開閉する弁体を設けたことを特徴とするオーバー
フロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080004A JPH07291389A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | オーバーフロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080004A JPH07291389A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | オーバーフロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07291389A true JPH07291389A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13706194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6080004A Pending JPH07291389A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | オーバーフロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07291389A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008237135A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Kubota Ci Kk | 地下灌漑システム |
| JP2010236592A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Nippon Steel Corp | 有水式ガスホルダの余剰水排出装置及び余剰水排出方法 |
| WO2011097459A3 (en) * | 2010-02-04 | 2011-11-10 | Steve Burkholder | Spill avoidance system for a storage tank |
| KR101227941B1 (ko) * | 2011-04-13 | 2013-01-31 | 한국지역난방공사 | 하부 저온수 유출이 가능한 축열조용 오버플로우 배관 |
| CN115432317A (zh) * | 2022-08-30 | 2022-12-06 | 中国石油工程建设有限公司 | 一种用于油田储油罐稳定来液压力的进油装置 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP6080004A patent/JPH07291389A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008237135A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Kubota Ci Kk | 地下灌漑システム |
| JP2010236592A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Nippon Steel Corp | 有水式ガスホルダの余剰水排出装置及び余剰水排出方法 |
| WO2011097459A3 (en) * | 2010-02-04 | 2011-11-10 | Steve Burkholder | Spill avoidance system for a storage tank |
| US9090157B2 (en) | 2010-02-04 | 2015-07-28 | Myers Industries, Inc. | Spill avoidance system for storage tank |
| KR101227941B1 (ko) * | 2011-04-13 | 2013-01-31 | 한국지역난방공사 | 하부 저온수 유출이 가능한 축열조용 오버플로우 배관 |
| CN115432317A (zh) * | 2022-08-30 | 2022-12-06 | 中国石油工程建设有限公司 | 一种用于油田储油罐稳定来液压力的进油装置 |
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