JP2006242277A - 気体ばね装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大気中の水分やダストの影響を受けず、寒冷地でも問題無く使用できる気体ばね装置を提供する。
【解決手段】 気体ばね装置10Aは、気体ばねユニット11とタンクユニット12を備えている。気体ばねユニット11は、ショックアブソーバ20と、メタルベローズ22と、圧縮コイルばね21と、メタルベローズ22などを備えている。メタルベローズ22の内側に、気体ばね気体室23が形成されている。タンクユニット12は、タンク気体室50と、コンプレッサ41と、チェック弁機構42と、開閉弁機構43などを含んでいる。気体ばね気体室23の圧力を高めるとき、タンク気体室50内のガスがコンプレッサ41によって圧縮され、気体ばね気体室23に供給される。気体ばね気体室23の圧力を下げるとき、開閉弁機構43の弁体73を開弁させることにより、気体ばね気体室23内のガスがタンク気体室50に戻される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両用懸架装置、シートサスペンション、防振装置等に使用される気体ばね装置に関する。
自動車の懸架装置に用いられるばね装置の一例が、特公平6−28966号公報(特許文献1)に記載されている。この従来例は、外部から大気を吸引する流路に設けられたエアクリーナと、吸引した大気を圧縮するコンプレッサと、コンプレッサから送られた圧縮空気を乾燥させるドライヤと、圧縮空気を貯留するリザーブタンクと、リザーブタンクから圧縮空気の供給を受ける4個のエアサスペンションなどを具備している。
前記リザーブタンクは、コンプレッサに連通する高圧リザーブタンクと、低圧に保たれた低圧リザーブタンクとを備えている。高圧リザーブタンクと低圧リザーブタンクとの間には、コンプレッサリレーにより駆動される別個のコンプレッサが設けられている。このコンプレッサによって、低圧リザーブタンクが常に大気圧以下に保たれている。高圧リザーブタンクとエアサスペンションとの間、およびエアサスペンションと低圧リザーブタンクとの間に、各種のバルブが設けられている。これらのバルブは、車載コンピュータを用いたコントロールユニットにより統括制御されている。
前記従来例では、例えば急ブレーキ時に、高圧リザーブタンク側のバルブを開放してフロント側のエアサスペンションに給気する。これと同時に、低圧リザーブタンク側のバルブを開放してリア側のエアサスペンションを排気する。これにより、車体の姿勢変化を能動的に抑制している。
しかしながら前記従来例では、大気を圧縮して高圧化するため、大気中の水蒸気を取り除くドライヤが必要となる。しかも、大気中のダストを取り除くエアクリーナも必要となる。このため構造が複雑となって、故障が起こりやすいという問題があった。また、このような大気開放型のばね装置は、積雪寒冷地等において圧縮空気の大気への放出部分に結露が発生し、それが凍結することによってトラブルが発生する懸念がある。
また従来のエアサスペンションでは、空気室と大気とを遮断するために、ローリングベローズが使用されている。このローリングベローズは、例えば0.5MPa前後の空気圧に耐えるように、ゴム製のボディを繊維によって強化したものであり、ローリングベローズの内筒部と外筒部との間に、U形の折返し部が存在する。このようなローリングベローズを使用するため、エアサスペンションが伸縮する際にローリング抵抗が発生し、乗り心地が悪くなるという問題があった。しかもローリングベローズから圧縮空気がリークするうえに、圧縮空気は温度によって圧力が変化する性質を有している。このため、エアサスペンションへの圧縮空気の給気と排気とを頻繁に行う必要があり、燃費が悪化する問題があった。
特公平6−28966号公報
従って本発明の目的は、大気中の水分やダストの影響を受けず、寒冷地でも問題無く使用できる気体ばね装置を提供することにある。
本発明の気体ばね装置の一つの形態では、軸線方向に伸縮可能なメタルベローズを含む気体室構成部材と、前記気体室構成部材の内側に形成された気体ばね気体室と、タンク気体室を有するタンクユニットと、前記気体ばね気体室と前記タンク気体室に封入されたガスと、前記気体ばね気体室と前記タンク気体室とを互いに連通させる気密流路と、前記タンク気体室内の前記ガスを前記気密流路を介して前記気体ばね気体室に供給する注入手段と、前記気体ばね気体室内の前記ガスを前記気密流路を介して前記タンク気体室に戻す排出手段とを具備している。
本発明の気体ばね装置の他の形態では、軸線方向に伸縮可能なメタルベローズを含む気体室構成部材と、前記気体室構成部材の内側に形成された気体ばね気体室と、低圧タンク気体室と高圧タンク気体室とを有するタンクユニットと、前記気体ばね気体室と前記低圧および高圧タンク気体室に封入されたガスと、前記気体ばね気体室と前記低圧および高圧タンク気体室とを互いに連通させる気密流路と、前記タンクユニットに設けられ前記低圧タンク気体室内のガスを圧縮して前記高圧タンク気体室に供給するコンプレッサと、前記高圧タンク気体室と前記気体ばね気体室との間に設けられ前記高圧タンク気体室内のガスを前記気体ばね気体室に供給する際に開弁する注入用開閉弁と、前記低圧タンク気体室と前記気体ばね気体室との間に設けられ前記気体ばね気体室内のガスを前記低圧タンク気体室に戻す際に開弁する排出用開閉弁とを具備している。
これらの気体ばね装置において、前記気体ばね気体室に収容され前記メタルベローズの軸線方向に圧縮された状態で配置された圧縮コイルばねを備えていてもよい。
本発明によれば、気体ばね気体室の圧力を高めるときには、タンク気体室に蓄えられたガスを気体ばね気体室に供給する。気体ばね気体室の圧力を下げるときには、気体ばね気体室内のガスがタンク気体室に回収される。このため、気体ばね気体室の圧力を高めるときに大気を吸入する必要がなく、また、気体ばね気体室の圧力を下げるときに気体ばね気体室内のガスを大気中に放出する必要がない。
このため、大気中の水分やダストが気体ばね装置に悪影響を及ぼすおそれがなく、寒冷地においても問題無く使用することができる。またた、気体ばね気体室とタンク気体室とに蓄えられたガスを大気中に放出することなく再利用できるので、蓄圧のためのエネルギーが無駄にならず、省エネルギー化を図ることができる。
以下に本発明の第1の実施形態に係る気体ばね装置10Aについて、図1を参照して説明する。図1に示す気体ばね装置10Aは、例えば車両の懸架装置に使用される。この気体ばね装置10Aは、気体ばねユニット11と、タンクユニット12とを含んでいる。
気体ばねユニット11は、ショックアブソーバ20と、懸架ばねとして機能する圧縮コイルばね21と、メタルベローズ22と、メタルベローズ22の内側に形成された気体ばね気体室23と、ばね座として機能する第1の封止部材24および第2の封止部材25などを有している。
ショックアブソーバ20は、シリンダ30と、シリンダ30に挿入されたロッド31を有している。ロッド31は、シリンダ30の軸線方向に移動可能である。シリンダ30の内部に、図示しない減衰力発生機構が収容されている。この減衰力発生機構により、シリンダ30に対するロッド31の軸線方向の往復運動とメタルベローズ22の伸縮運動が減衰される。
なお、ショックアブソーバ20を用いる代りに、例えば、高圧のガスが封入された外筒と、この外筒に挿入されたロッドと、このロッドが外筒に対して軸線方向に移動できるように前記ロッドを案内するベアリングなどを有する圧力容器を用いてもよい。
圧縮コイルばね21は、第1の封止部材24と第2の封止部材25との間に、圧縮した状態で配置されている。この圧縮コイルばね21は、ロッド31がシリンダ30から突き出る方向に付勢している。
メタルベローズ22は、ショックアブソーバ20の軸線方向に延びていて、軸線方向に伸縮可能である。メタルベローズ22は、例えばステンレス鋼の薄板からなる円筒形金属材料を成形することにより、山部22aと谷部22bを該円筒形金属材料の軸線方向に交互に形成したものである。山部22aはメタルベローズ22の外面側に突出している。谷部22bはメタルベローズ22の内面側に突出している。山部22aと谷部22bの断面の一例は、それぞれ図1に示すようなU形であるが、U形以外の形状であってもよい。
メタルベローズ22の軸線方向の下端35が、第1の封止部材24によって、ショックアブソーバ20のシリンダ30に気密に固定されている。メタルベローズ22の軸線方向の上端36が、第2の封止部材25によって、ロッド31に気密に固定されている。
メタルベローズ22と、第1の封止部材24と、第2の封止部材25は、本発明で言う気体室構成部材に相当する。すなわちメタルベローズ22は、気体室構成部材の一部をなし、気体室構成部材の内側に気体ばね気体室23が形成されている。そしてこの気体ばね気体室23に圧縮コイルばね21が収容されている。
気体ばね気体室23に、乾燥したガス(例えば窒素等の不活性ガス)が大気圧よりも高い圧力で封入され、気体ばねとして機能するようになっている。メタルベローズ22は、ロッド31がシリンダ30から突出する部位31aを覆うための外筒を兼ねている。
タンクユニット12は、タンク40と、コンプレッサ41と、チェック弁機構42と、開閉弁機構43などを含んでいる。チェック弁機構42は、低圧側チェック弁45と、高圧側チェック弁46とからなる。コンプレッサ41とチェック弁機構42は、本発明で言う注入手段に相当する。開閉弁機構43は、本発明で言う排出手段に相当する。
タンク40は、密閉されたタンク気体室50を備えている。タンク気体室50には、気体ばね気体室23と同様の乾燥した不活性ガスが予め封入されている。このガスは、ガス供給口51からタンク気体室50に供給される。ガス供給口51は、ガスが供給された後に栓52によって封止される。
コンプレッサ41と開閉弁機構43は、タンク気体室50に隣接して設けられたボデー55に配置されている。コンプレッサ41は、メタルベローズ56と、作動軸57と、作動軸57を駆動するためのソレノイド59と、リターンばね60などを備えている。メタルベローズ56の一端は、ベローズキャップ61に気密に固定されている。メタルベローズ56の他端は、ボデー55の一部である支持壁62に気密に固定されている。
メタルベローズ56は、ソレノイド59によって駆動される作動軸57によって、軸線方向に伸縮する。ソレノイド59が励磁されたとき、作動軸57が図1において上方に移動する。ソレノイド59が非励磁のとき、作動軸57はリターンばね60によって、図1において下方に移動する。
メタルベローズ56の外面と、ベローズキャップ61の外面と、ボデー55の内面とによって、昇圧室65が形成されている。メタルベローズ56は昇圧室65と外部空間とを仕切るためのシール部材として機能する。
昇圧室65は、低圧側チェック弁45と高圧側チェック弁46に連通している。低圧側チェック弁45は、吸入口66を介してタンク気体室50に連通している。高圧側チェック弁46は、気密流路67を介して、気体ばね気体室23に連通している。後述するように、気体ばね気体室23とタンク気体室50とは、気密流路67を介して互いに連通することができる。
低圧側チェック弁45は、昇圧室65の圧力がタンク気体室50の圧力よりも低くなったときに開弁する。低圧側チェック弁45が開弁すると、昇圧室65とタンク気体室50が互いに連通する。高圧側チェック弁46は、昇圧室65の圧力が気密流路67の圧力よりも高くなったときに開弁する。高圧側チェック弁46が開弁すると、昇圧室65と気密流路67が互いに連通する。
気密流路67は、タンク40のボデー55に形成された排出流路70を介して、開閉弁機構43の排出室71に連通するようになっている。開閉弁機構43は、メタルベローズ72と、弁体73と、作動軸74と、ソレノイド75と、リターンばね76などを含んでいる。弁体73は、弁座77に対し接離可能であり、リターンばね76によって、弁座77に接する方向(閉弁方向)に付勢されている。
ソレノイド75を励磁すると、弁体73が弁座77から離れる方向(開弁方向)に移動する。排出室71は、メタルベローズ72の外面と、弁体73の外面と、ボデー55の内面とによって囲まれる空間である。排出室71は、排出口78を介して、タンク気体室50に連通している。
以下に、前記構成の気体ばね装置10Aの作用について説明する。
タンク気体室50には、気体ばね気体室23が気体ばねとして機能するのに必要な量のガスが予め封入される。ガスの封入を行うには、例えば気体ばねユニット11とタンクユニット12を車体に組付けたのち、ガス供給口51から所定量のガスをタンク気体室50に供給する。あるいは、気密流路67に開閉弁を有する継手部を設け、タンクユニット12を車体に組付ける前に予め所定量のガスをタンク気体室50に封入しておく。そして気体ばねユニット11とタンクユニット12を車体に組付けたのち、前記継手部の開閉弁を開弁させることにより、タンク気体室50内のガスを気体ばね気体室23に供給するようにしてもよい。
必要に応じて気体ばね気体室23の圧力を高めるには、コンプレッサ41のソレノイド59を駆動し、作動軸57を軸線方向に往復運動させることにより、メタルベローズ56を伸縮させる。
メタルベローズ56が縮むと、昇圧室65の圧力が下がることにより、低圧側チェック弁45が開弁し、タンク気体室50内のガスが低圧側チェック弁45を通って昇圧室65に入る。このとき高圧側チェック弁46は弁じている。メタルベローズ56が伸びると、昇圧室65の圧力が上がることにより、高圧側チェック弁46が開弁し、昇圧室65内のガスが気密流路67を通って気体ばね気体室23に供給される。
コンプレッサ41が前記の動作を繰返すことにより、タンク気体室50内のガスが気体ばね気体室23に供給され、気体ばね気体室23の圧力が上昇することにより、シリンダ30に対するロッド31の突出量が大きくなる。すなわち車高が上がる。
本実施形態のコンプレッサ41は、ソレノイド59によってメタルベローズ56を軸線方向に伸縮させる構造であるが、これ以外のコンプレッサとして、例えばモータとクランク機構などによってプランジャを往復運動させるものでもよいし、あるいはベーンポンプを利用するコンプレッサであってもよい。
気体ばね気体室23の圧力を下げるには、開閉弁機構43のソレノイド75を励磁し、弁体73を弁座77から離す。すなわち弁体73を開弁させる。弁体73が開弁することにより、気体ばね気体室23内のガスが、気密流路67と排出流路70と排出室71を通り、排出口78からタンク気体室50に戻される。こうして気体ばね気体室23の圧力が下がることにより、シリンダ30に対するロッド31の突出量が小さくなる。すなわち車高が下がる。
車体の高さが車高センサ(図示せず)によって検出される。検出された車高値は、車載コンピュータを用いたコントローラ(図示せず)に入力され、所望の車高となるように、該コントローラによって、コンプレッサ41と開閉弁機構43が制御される。あるいは、マニュアルスイッチによってコンプレッサ41と開閉弁機構43を制御することにより、車高を調節してもよい。
また、1台の車両の前輪と後輪の左右の車輪ごとに車高センサを設け、急発進、急停止、カーブ走行時などのように、走行状況に応じて車体の前後あるいは左右で車高が異なる状況が生じた場合に、車体の姿勢を安定化させるように、各車輪の気体ばねユニット11をそれぞれ独立して制御するようにしてもよい。
前記気体ばね装置10Aは、圧縮コイルばね21と、気体ばね気体室23内のガスの圧力が協働することにより、ロッド31がシリンダ30から突き出る方向に付勢される。これにより、この気体ばね装置10Aは、車両の荷重を支持する反力を生じる。車両の走行中などに、ロッド31がシリンダ30に対して軸線方向に移動すると、シリンダ30の内部の減衰力発生機構によって、減衰力が生じる。
この気体ばね装置10Aでは、圧縮コイルばね21が軸線方向の荷重を分担するため、圧縮コイルばね21を用いない場合と比較して、気体ばね気体室23に封入するガスの圧力を小さくすることができる。このため、メタルベローズ22の内面と外面の圧力差によって生じる応力を低減でき、耐久性の高い気体ばね装置10Aを得ることができる。
この気体ばね装置20Aは、圧縮コイルばね21の反発力によるばね性と、気体ばね気体室23に封入されたガスの圧力によるばね性と、ショックアブソーバ20の減衰力により、乗り心地のよい車両を提供することができる。
なお、他の実施形態として、負荷される荷重が小さい場合には、圧縮コイルばね21を用いることなく、気体ばね気体室23内のガスの圧力のみで、荷重を支持するようにしてもよい。
圧縮コイルばね21が、気体ばね気体室23内の乾燥した不活性ガス中に配置されているため、圧縮コイルばね21の表面に錆や傷付きが生じるおそれがない。このため、例えばHRC54以上の高硬度コイルばね、すなわち高応力で使用可能な高強度軽量コイルばねを使用することが可能となる。
しかもショックアブソーバ20自体が有している軸線方向へのガイド機構により、メタルベローズ22が曲がることを抑制できる。このためメタルベローズ22の耐久性が向上する。また、気体ばね気体室23を形成するメタルベローズ22がショックアブソーバ20のロッド31の突出部位31a等を保護する外筒を兼ねるため、メタルベローズ22とは別に外筒を設けるものと比較して、気体ばね装置20Aを小形に構成することができ、部品数も少なくてすむ。
この気体ばね装置20Aでは、気体ばね気体室23の圧力を高めるときに、タンク気体室50に蓄えられたガスを気体ばね気体室23に供給する。気体ばね気体室23の圧力を下げるときには、気体ばね気体室23内のガスをタンク気体室50に回収する。このため、気体ばね気体室23の圧力を高めるときに大気を吸入する必要がなく、また、気体ばね気体室23の圧力を下げるときに気体ばね気体室23内のガスを大気中に放出する必要がない。
このため、大気中の水分やダストが気体ばね装置10Aに悪影響を及ぼすおそれがなく、寒冷地においても問題無く使用することができる。また、気体ばね気体室23とタンク気体室50に蓄えられたガスを大気中に放出することなく再利用できるので、蓄圧のためのエネルギーが無駄にならず、省エネルギー化を図ることができる。
なお、コンプレッサ41とチェック弁機構42のガスの流れる方向を前記実施形態とは逆にすることにより、気体ばね気体室23内のガスをタンク気体室50に供給できるようにし、気体ばね気体室23とタンク気体室50とが連通した状態において、気体ばねユニット11の使用最大圧力となるようにガスを封入してもよい。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る気体ばね装置10Bを示している。この気体ばね装置10Bは、気体ばねユニット11とタンクユニット90を備えている。気体ばねユニット11は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と共通の符号を付して説明を省略し、以下にタンクユニット90について説明する。
タンクユニット90は、タンク91と、図2において下側に位置する注入機構92と、図2において上側に位置する排出機構93とを含んでいる。注入機構92は、本発明で言う注入手段に相当する。排出機構93は、本発明で言う排出手段に相当する。
タンク91は、密閉されたタンク気体室95を備えている。タンク気体室95には、気体ばね気体室23と同様の乾燥した不活性ガスが予め封入されている。このガスは、ガス供給口96からタンク気体室95に供給される。ガス供給口96は、ガスが供給された後に栓97によって封止される。
注入機構92は、タンク91のボデー98に組付けられた注入コンプレッサ100と、低圧側チェック弁101および高圧側チェック弁102と、注入開閉弁103などによって構成されている。注入コンプレッサ100と、チェック弁101,102と、注入開閉弁103は、本発明で言う注入手段に相当する。
注入コンプレッサ100は、メタルベローズ110と、作動軸111と、作動軸111を駆動するためのソレノイド112と、リターンばね113などを備えている。メタルベローズ110の一端は、ベローズキャップ115に気密に固定されている。メタルベローズ110の他端は、ボデー98の一部である支持壁116に気密に固定されている。
メタルベローズ110は、ソレノイド112によって駆動される作動軸111によって、軸線方向に伸縮する。ソレノイド112が励磁されたときに、作動軸111が図2において上方に移動する。ソレノイド112が非励磁のときに、作動軸111はリターンばね113によって、図2において下方に移動する。
メタルベローズ110の外面と、ベローズキャップ115の外面と、ボデー98の内面とによって、昇圧室120が形成されている。この昇圧室120は、低圧側チェック弁101と高圧側チェック弁102に連通している。低圧側チェック弁101は、注入開閉弁103の弁室121に連通している。高圧側チェック弁102は、気密流路125を介して、気体ばね気体室23に連通している。
低圧側チェック弁101は、昇圧室120の圧力が注入開閉弁103の弁室121の圧力よりも低くなったときに開弁する。低圧側チェック弁101が開弁すると、昇圧室120と注入開閉弁103の弁室121が互いに連通する。高圧側チェック弁102は、昇圧室120の圧力が気密流路125の圧力よりも高くなったときに開弁する。高圧側チェック弁102が開弁すると、昇圧室120が気密流路125に連通する。
注入開閉弁103は、メタルベローズ130と、弁体131と、作動軸132と、ソレノイド133と、リターンばね134を含んでいる。弁体131は、弁座135に対して接離可能であり、リターンばね134によって、弁座135に接する方向(閉弁方向)に付勢されている。ソレノイド133を励磁すると、弁体131が弁座135から離れる方向(開弁方向)に移動する。弁体131が開弁すると、弁室121が注入口136を介してタンク気体室95に連通する。
排出機構93は、タンク91のボデー98に組付けられた排出コンプレッサ150と、低圧側チェック弁151と、高圧側チェック弁152と、排出開閉弁153などによって構成されている。排出コンプレッサ150と、チェック弁151,152と、排出開閉弁153は、本発明で言う排出手段に相当する。
排出コンプレッサ150は、メタルベローズ160と、作動軸161と、作動軸161を駆動するためのソレノイド162と、リターンばね163などを備えている。メタルベローズ160の一端は、ベローズキャップ165に気密に固定されている。メタルベローズ160の他端は、ボデー98の一部である支持壁166に気密に固定されている。
メタルベローズ160は、ソレノイド162によって駆動される作動軸161によって、軸線方向に伸縮する。ソレノイド162が励磁されたときに、作動軸161が図2において下方に移動する。ソレノイド162が非励磁のときに、作動軸161はリターンばね163によって、図2において上方に移動する。
メタルベローズ160の外面と、ベローズキャップ165の外面と、ボデー98の内面とによって、昇圧室170が形成されている。この昇圧室170は、低圧側チェック弁151と高圧側チェック弁152に連通している。低圧側チェック弁151は、排出開閉弁153の弁室171に連通している。高圧側チェック弁152は、タンク気体室95に連通している。
低圧側チェック弁151は、昇圧室170の圧力が排出開閉弁153の弁室171の圧力よりも低くなったときに開弁する。低圧側チェック弁151が開弁すると、昇圧室170と排出開閉弁153の弁室171が互いに連通する。高圧側チェック弁152は、昇圧室170の圧力がタンク気体室95の圧力よりも高くなったときに開弁する。高圧側チェック弁152が開弁すると、昇圧室170が排出口175を介してタンク気体室95に連通する。
排出開閉弁153は、メタルベローズ180と、弁体181と、作動軸182と、ソレノイド183と、リターンばね184を含んでいる。弁体181は、弁座185に対して接離可能であり、リターンばね184によって、弁座185に接する方向(閉弁方向)に付勢されている。ソレノイド183を励磁すると、弁体181が弁座185から離れる方向(開弁方向)に移動する。弁体181が開弁すると、弁室171が気密流路125を介して気体ばね気体室23に連通する。
以下に、前記構成の気体ばね装置10Bの作用について説明する。
タンクユニット90のタンク気体室95には、第1の実施形態と同様に、気体ばね気体室23が気体ばねとして機能するのに必要な量のガスが予め封入されている。
気体ばね気体室23の圧力を高めるには、注入開閉弁103のソレノイド133を励磁して弁体131を開弁させ、かつ、注入コンプレッサ100を駆動する。注入コンプレッサ100を駆動することにより、タンク気体室95内のガスが、チェック弁101,102と気密流路125を経て、気体ばね気体室23に供給される。これにより、気体ばね気体室23の圧力が上昇し、シリンダ30に対するロッド31の突出量が大きくなる。すなわち車高が高くなる。
気体ばね気体室23の圧力を下げるには、排出開閉弁153のソレノイド183を励磁して弁体181を開弁させ、かつ、排出コンプレッサ150を駆動する。排出コンプレッサ150を駆動することにより、気体ばね気体室23内のガスが、チェック弁151,152を経てタンク気体室95に供給される。これにより、気体ばね気体室23の圧力が下がり、シリンダ30に対するロッド31の突出量が小さくなる。すなわち車高が下がる。
このように構成された第2の実施形態の気体ばね装置10Bによれば、気体ばね気体室23とタンク気体室95との間で封入ガスを双方向に供給可能である。このため、封入ガス圧を前記第1の実施形態の気体ばね装置10Aよりも常用圧力に近付けることができ、気体ばね気体室23の圧力制御の頻度が少なくてすみ、さらなる省エネルギー化が可能である。
また前記気体ばね装置10Bによれば、何らかの故障により制御不能になったときに、気体ばね気体室23とタンク気体室95とを互いに連通させても車高変化が小さいため、通常走行が可能である。
図3は、本発明の第3の実施形態に係る気体ばね装置10Cを示している。この気体ばね装置10Cは、気体ばねユニット200とタンクユニット12を備えている。タンクユニット12は第1の実施形態と同様に構成されている。本実施形態の気体ばね装置10Cにおいて、第1の実施形態の気体ばね装置10Aと共通の個所には両者に共通の符号を付して説明を省略する。
この実施形態の気体ばねユニット200は、ショックアブソーバ20と、圧縮コイルばね21と、メタルベローズ22と、メタルベローズ22の内側に形成された気体ばね気体室23と、ばね座として機能する第1の封止部材24および第2の封止部材25などを有している。メタルベローズ22の外面が弾性樹脂発泡体からなるカバー層201によって覆われている。
カバー層201を構成する弾性樹脂発泡体の一例は、ウレタンフォームである。この明細書で言う弾性樹脂発泡体は、メタルベローズ22が軸線方向に伸縮する際に、メタルベローズ22の伸縮運動に追従して破損することなく弾性変形することが可能な弾性を有している発泡体を意味する。弾性樹脂発泡体はウレタン以外のエラストマー樹脂を用いてもよい。カバー層201を構成する弾性樹脂発泡体は、各気泡が独立している独立気泡の発泡体が望ましい。
ショックアブソーバ20は、シリンダ30と、シリンダ30に挿入されたロッド31を有している。シリンダ30の内部に、図示しない減衰力発生機構が収容されている。圧縮コイルばね21は、ロッド31がシリンダ30から突き出る方向に付勢している。
メタルベローズ22は軸線方向に伸縮可能であり、その下端35が、第1の封止部材24によって、ショックアブソーバ20のシリンダ30に気密に固定されている。メタルベローズ22の上端36は、第2の封止部材25によって、ロッド31に気密に固定されている。
メタルベローズ22の内側に形成された気体ばね気体室23に、乾燥したガス(例えば窒素等の不活性ガス)が大気圧よりも高い圧力で封入され、気体ばねとして機能するようになっている。メタルベローズ22は、ロッド31がシリンダ30から突出する部位31aを覆うための外筒を兼ねている。
本実施形態では、メタルベローズ22の外面が独立気泡の弾性樹脂発泡体からなるカバー層201によって保護されるため、メタルベローズ22の外面が雨水等の水分によって腐食したり、寒冷地で結露したりすることを抑制できる。また、腐食性ガス、小石やダスト等の固形異物等にさらされる環境のもとで使用されても、メタルベローズ22が損傷することを抑制できる。
また、メタルベローズ22の山部22a間に弾性樹脂発泡体からなるカバー層201が存在するため、メタルベローズ22の内面と外面の圧力差による変形に対し、メタルベローズ22をバックアップすることができる。このため、圧力差によってメタルベローズ22が変形することを抑制でき、前記圧力差を大きくとることが可能となる。また、圧力差を大きくしない場合にはメタルベローズ22の耐久性を高めることが可能となる。
ウレタンフォーム等の弾性樹脂発泡体からなるカバー層201は、メタルベローズ22が軸線方向に伸縮する際に減衰作用を有するため、メタルベローズ22が伸縮する際の共振振動が抑制される。このため、メタルベローズ22が有する固有振動数の振動入力があっても、メタルベローズ22が破損するような共振振動に至ることがなく、メタルベローズ22の耐久性を高めることができる。
図4は、本発明の第4の実施形態に係る気体ばね装置10Dを示している。この気体ばね装置10Dは、気体ばねユニット210とタンクユニット12を備えている。タンクユニット12は第1の実施形態と同様に構成されている。本実施形態の気体ばね装置10Dにおいて、第1および第3の実施形態の気体ばね装置10A,10Cと共通の個所には共通の符号を付して説明を省略する。
この実施形態の気体ばねユニット210は、圧縮コイルばね21と、メタルベローズ22と、第1および第2の封止部材24,25と、メタルベローズ22の外面を覆うカバー層201を備えている。カバー層201は、ウレタン樹脂等のなどの独立気泡の弾性樹脂発泡体からなる。封止部材24,25は、メタルベローズ22の軸線方向における両端部をそれぞれ気密に塞いでいる。メタルベローズ22の内面と封止部材24,25によって囲まれる空間(気体ばね気体室23)に、例えば窒素等の乾燥した不活性ガスが、大気圧よりも高い圧力で封入されている。
圧縮コイルばね21は、封止部材24,25間に圧縮した状態で配置されている。圧縮コイルばね21は、円筒形以外に、たる形、つづみ形、円錐形などでもかまわない。この圧縮コイルばね21の反発弾性により、メタルベローズ22が伸びる方向に付勢されている。
気体ばね気体室23の圧力を高めるときには、タンクユニット12のコンプレッサ41を駆動することにより、タンク気体室50内のガスを気体ばね気体室23に供給する。気体ばねの気体室23の圧力を下げるときには、タンクユニット12の開閉弁機構43の弁体73を開弁させることにより、気体ばね気体室23内のガスをタンク気体室50に回収する。
このように構成された本実施形態の気体ばね装置10Dは、例えばシートサスペンション等の緩衝装置に用いることができる。この気体ばね装置10Dを車両用懸架装置に用いる場合には、気体ばねユニット210とは別に構成されたショックアブソーバを併用するとよい。
図5は、本発明の第5の実施形態に係る気体ばね装置10Eを示している。この気体ばね装置10Eは、気体ばねユニット220とタンクユニット90を備えている。タンクユニット90は第2の実施形態(図2)と同様に構成されている。本実施形態の気体ばね装置10Eにおいて、第2の実施形態の気体ばね装置10Bと共通の個所には共通の符号を付して説明を省略する。
この実施形態の気体ばねユニット220は、ショックアブソーバ20と、圧縮コイルばね21と、メタルベローズ22と、メタルベローズ22の内面に被着されたカバー層221と、外筒222などを備えている。カバー層221は、例えばウレタン樹脂等の独立気泡の弾性樹脂発泡体からなる。
ショックアブソーバ20は、シリンダ30とロッド31を有している。シリンダ30の内部に減衰力発生機構(図示せず)が収容されている。シリンダ30の端部に、ばね座を兼ねる封止部材223が設けられている。メタルベローズ22と、外筒222と、封止部材223は、本発明で言う気体室構成部材として機能する。
シリンダ30は、例えばアウタチューブとインナチューブとの間にエアリザーバ室を備えた周知のツインチューブ式ショックアブソーバであってもよい。あるいは、単一のチューブの内部がフリーピストンによって気室と液室とに仕切られた周知のモノチューブ式ショックアブソーバであってもよい。
圧縮コイルばね21は、ばね座を兼ねる封止部材223と外筒222の端部224との間に、圧縮した状態で配置されている。圧縮コイルばね21は、ロッド31をシリンダ30から突出させる方向に付勢している。外筒222は、ロッド31がシリンダ30から突出する部位31aを覆い、かつ、圧縮コイルばね21とメタルベローズ22の外面側を覆っている。
メタルベローズ22は、外筒222の内側に配置されている。すなわちこのメタルベローズ22は、外筒222の内面とシリンダ30の外面との間に、外筒222およびシリンダ30と同軸に配置されている。メタルベローズ22は、ショックアブソーバ20の軸線方向に伸縮可能である。
メタルベローズ33の軸線方向の下端35が、外筒222の下端部225に気密に固定されている。メタルベローズ22の軸線方向の上端36は、シリンダ30の上端部に封止部材223を介して気密に固定されている。外筒222の内面とメタルベローズ22の外面とによって囲まれる気体ばね気体室23に、大気圧よりも高圧の乾燥したガス(例えば窒素等の不活性ガス)が封入されている。気体ばね気体室23に封入されたガスは、気体ばねとして機能する。
このように構成された気体ばねユニット220は、第1の実施形態の気体ばねユニット11(図1に示す)と同様に、圧縮コイルばね21と、気体ばね気体室23に封入されたガスの圧力とが協働することにより、ロッド31がシリンダ30から突き出る方向に付勢される。タンクユニット90は、第2の実施形態で説明したものと同様に、必要に応じてタンク気体室95内のガスを気体ばね気体室23に供給したり、気体ばね気体室23内のガスを気体ばね気体室23に戻したりすることができる。
本実施形態の気体ばね装置10Eは、メタルベローズ22が外筒222によって覆われているため、車両走行中の石跳ねや、路面からの泥水の跳ね上げ、ダストなどに対して、メタルベローズ22をさらに有効に保護することができる。また、気体ばねユニット220の外部の大気側から、水分や腐食性の物質がメタルベローズ22に付着することを、カバー層221によって防止することができる。
また本実施形態の気体ばねユニット220のメタルベローズ22は、気体ばね気体室23内の封入ガスの圧力をメタルベローズ22の山部22aの外面側から受けるため、メタルベローズ22が座屈しにくく、気体ばね気体室23内のガスの圧力に対する耐圧性を向上させることができる。
図6は、本発明の第6の実施形態に係る気体ばね装置10Fを示している。この気体ばね装置10Fは、気体ばねユニット250とタンクユニット90を備えている。タンクユニット90は第2の実施形態(図2)および第5の実施形態(図5)と同様であるため、各実施形態に共通の個所に共通の符号を付して説明を省略し、以下に気体ばねユニット250について説明する。
この気体ばねユニット250のショックアブソーバ20は、シリンダ30の内部に収容されたリザーバ用ベローズ251を備えている。リザーバ用ベローズ251は金属製(メタルベローズ)であり、その一端252はシリンダ30のボトムベース部材253に気密に固定されている。リザーバ用ベローズ251の他端254は、ベローズキャップ255によって気密に封止されている。このリザーバ用ベローズ251は、シリンダ30の軸線方向に伸縮可能である。
リザーバ用ベローズ251の内側に、高圧気室260として機能する密閉空間が形成されている。高圧気室260に、例えば窒素等の乾燥した不活性ガスが、気体ばね気体室23よりも高い圧力で封入されている。
ショックアブソーバ20のシリンダ30に挿入されたロッド31の端部に、減衰バルブやオリフィス等を備えた減衰力発生機構261が設けられている。この減衰力発生機構261によって、シリンダ30の内部が第1液室262と第2液室263に仕切られている。これらの液室262,263に液が満たされている。ロッド31は、シリンダ30の蓋部材264に対し、シール材を備えたロッド摺動部265において、軸線方向に摺動自在に貫通している。
このように構成された気体ばね装置10Fによれば、第5の実施形態の気体ばね装置10E(図5に示す)と同様の効果に加えて、シリンダ30の内部に収容されたリザーバ用ベローズ251によって、以下に述べるような効果を奏することができる。
従来のツインチューブ式ショックアブソーバやモノチューブ式ショックアブソーバにおいて、ショックアブソーバのロッドシール部がチューブ内に封入された気体に接していると、封入された気体がロッドシール部からショックアブソーバの内部に侵入し、ショックアブソーバの減衰特性に悪影響を与えるという問題があった。
これに対し本実施形態の気体ばね装置10Fは、ショックアブソーバ20の内部にリザーバ用ベローズ251が収容され、リザーバ用ベローズ251の内側の高圧気室260に、気体ばね気体室23よりも高い圧力のガスが封入されている。このためシリンダ30の液室262,263に作用する圧力は、気体ばね気体室23の圧力よりも大きくなる。このため気体ばね気体室23に封入されたガスが、ショックアブソーバ20のロッド摺動部265を通って液室262,263に侵入することを防止できる。
しかも液室263と高圧気室260が、メタルベローズからなるリザーバ用ベローズ251によって完全に仕切られているため、高圧気室260内のガスが液室263に溶け込むことを防止できる。また従来のモノチューブ式ショックアブソーバのように、フリーピストンによって液室と気室が仕切られているものと比較して、ショックアブソーバ20が伸縮する際の摩擦抵抗を小さくすることができる。このためフリーピストンを用いる従来装置と比較して、減衰特性の変化が少なく、車両の乗り心地を良くすることができる。
図7は、本発明の第7の実施形態に係る気体ばね装置10Gを示している。この気体ばね装置10Gは、気体ばねユニット250とタンクユニット280を備えている。気体ばねユニット250は第6の実施形態(図6)と同様に構成されている。本実施形態の気体ばね装置10Gにおいて、第6の実施形態の気体ばね装置10Fと共通の個所には両者に共通の符号を付して説明を省略する。
以下にタンクユニット280について説明する。
タンクユニット280は、タンク281と、コンプレッサ282と、低圧側チェック弁283と、高圧側チェック弁284と、排出用開閉弁285と、注入用開閉弁286などを含んでいる。
タンク281は、低圧タンク気体室290と高圧タンク気体室291とを含んでいる。低圧タンク気体室290と高圧タンク気体室291は隔壁292によって互いに隔離されている。これらの気体室290,291には、乾燥した不活性ガスが大気よりも高い圧力で封入されている。このガスは、ガス供給口295から高圧タンク気体室291に供給される。ガス供給口295は、ガスが供給された後に栓296によって封止される。
コンプレッサ282は、メタルベローズ300と、作動軸301と、作動軸301を駆動するためのソレノイド302と、リターンばね303などを備えている。メタルベローズ300の一端は、ベローズキャップ304に気密に固定されている。メタルベローズ300の他端は、タンク281のボデー305の一部である支持壁306に気密に固定されている。
メタルベローズ300は、ソレノイド302によって駆動される作動軸301によって軸線方向に伸縮する。ソレノイド302が励磁されたとき、作動軸301が図7において右側に移動する。ソレノイド302が非励磁のとき、作動軸301はリターンばね303によって、図7において左側に移動する。
メタルベローズ300の外面と、ベローズキャップ304の外面と、ボデー305の内面とによって、昇圧室310が形成されている。この昇圧室310は、低圧側チェック弁283と高圧側チェック弁284に連通している。低圧側チェック弁283は、吸入口311を介して低圧タンク気体室290に連通している。高圧側チェック弁284は、排出口312を介して高圧タンク気体室291に連通している。
低圧側チェック弁283は、昇圧室310の圧力が低圧タンク気体室290の圧力よりも低くなったときに開弁する。低圧側チェック弁283が開弁すると、昇圧室310と低圧タンク気体室290が互いに連通する。高圧側チェック弁284は、昇圧室310の圧力が高圧タンク気体室291の圧力よりも高くなったときに開弁する。高圧側チェック弁284が開弁すると、昇圧室310と高圧タンク気体室291が互いに連通する。
すなわち低圧側チェック弁283と高圧側チェック弁284は、チェック弁機構として機能し、低圧タンク気体室290内のガスを高圧タンク気体室291に供給する方向に開弁するようになっている。
気体ばね気体室23に気密流路315が接続されている。気密流路315と低圧タンク気体室290との間に排出用開閉弁285が配置されている。気密流路315と高圧タンク気体室291との間に注入用開閉弁286が配置されている。
排出用開閉弁285は、メタルベローズ320と、弁体321と、作動軸322と、ソレノイド323と、リターンばね324を含んでいる。弁体321は、弁座325に対して接離可能であり、リターンばね324によって、弁座325に接する方向(閉弁方向)に付勢されている。ソレノイド323を励磁すると、弁体321が弁座325から離れる方向(開弁方向)に移動する。弁体321が開弁すると、低圧タンク気体室290の気体吐出口326が、気密流路315を介して気体ばね気体室23に連通する。
注入用開閉弁286は、メタルベローズ330と、弁体331と、作動軸332と、ソレノイド333と、リターンばね334を含んでいる。弁体331は、弁座335に対して接離可能であり、リターンばね334によって、弁座335に接する方向(閉弁方向)に付勢されている。ソレノイド333を励磁すると、弁体331が弁座335から離れる方向(開弁方向)に移動する。弁体331が開弁すると、高圧タンク気体室291の気体取入口336が、気密流路315を介して気体ばね気体室23に連通する。
以下に、本実施形態(図7)の気体ばね装置10Gの作用について説明する。
低圧タンク気体室290と高圧タンク気体室291には、気体ばね気体室23が気体ばねとして機能するのに必要な量のガスが予め封入されている。コンプレッサ282のソレノイド302を駆動し、作動軸301を軸線方向に往復運動させると、メタルベローズ300が伸縮する。メタルベローズ300が伸縮すると、低圧タンク気体室290内のガスが低圧側チェック弁283を経て昇圧室310に入る。昇圧室310内で圧縮されたガスは、高圧側チェック弁284を経て高圧タンク気体室291に供給される。この繰返しにより、低圧タンク気体室290内のガスが圧縮されて高圧タンク気体室291に蓄えられる。
気体ばね気体室23の圧力を高めるには、注入用開閉弁286のソレノイド333を励磁し、弁体331を開弁させる。弁体331が開弁すると、高圧タンク気体室291内のガスが、気体取入口336から気密流路315を経て、気体ばね気体室23に供給される。これにより、気体ばね気体室23の圧力が上がり、シリンダ30に対するロッド31の突出量が大きくなる。すなわち車高が上がる。
気体ばね気体室23の圧力を下げるには、排出用開閉弁285のソレノイド323を励磁し、弁体321を開弁させる。弁体321が開弁すると、気体ばね気体室23内のガスが、気密流路315から排出用開閉弁285と気体吐出口326を経て、低圧タンク気体室290に回収される。これにより、気体ばね気体室23の圧力が下がり、シリンダ30に対するロッド31の突出量が小さくなる。すなわち車高が下がる。
この気体ばね装置10Gでは、気体ばね気体室23の圧力を高めるときに、予め高圧タンク気体室291に蓄えられていたガスが、気体ばね気体室23に供給される。気体ばね気体室23の圧力を下げるときには、気体ばね気体室23内のガスが低圧タンク気体室290に回収される。このため、気体ばね気体室23の圧力を高めるときに大気を吸入する必要がなく、また、気体ばね気体室23の圧力を下げるときに気体ばね気体室23内のガスを大気中に放出する必要がない。
このため、大気中の水分やダストが気体ばね装置10Gに悪影響を及ぼすおそれがなく、寒冷地においても問題無く使用することができる。また、気体ばね気体室23とタンク気体室290,291に蓄えたガスを大気中に放出することなく再利用できるので、蓄圧のためのエネルギーが無駄にならず、省エネルギー化を図ることができる。
本実施形態の気体ばね装置10Gにおいても、車体の高さが車高センサ(図示せず)によって検出される。検出された車高値は、車載コンピュータを用いたコントローラ(図示せず)に入力され、所望の車高となるように、該コントローラによって、コンプレッサ282と開閉弁285,286が制御される。あるいは、マニュアルスイッチによってコンプレッサ282と開閉弁285,286を制御することにより、車高を調節してもよい。
また、1台の車両の前輪と後輪の左右の車輪ごとに車高センサを設け、急発進、急停止、カーブ走行時などのように、走行状況に応じて車体の前後あるいは左右で車高が異なる状況が生じた場合に、車体の姿勢を安定化させるように、各車輪の気体ばねユニット250をそれぞれ独立して制御するようにしてもよい。
前記気体ばね装置10Gによれば、コンプレッサ282によって、常に低圧タンク気体室290と高圧タンク気体室291に圧力差をもたせておくことができ、走行状況に応じて車高制御を迅速に行うことができる。また、旋回走行時に車体のローリングを抑制したり、急発進・急停止時における車体の姿勢安定化のための制御なども迅速に行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る気体ばね装置の軸線方向に沿う断面図。 本発明の第2の実施形態に係る気体ばね装置の軸線方向に沿う断面図。 本発明の第3の実施形態に係る気体ばね装置の軸線方向に沿う断面図。 本発明の第4の実施形態に係る気体ばね装置の軸線方向に沿う断面図。 本発明の第5の実施形態に係る気体ばね装置の軸線方向に沿う断面図。 本発明の第6の実施形態に係る気体ばね装置の軸線方向に沿う断面図。 本発明の第7の実施形態に係る気体ばね装置の軸線方向に沿う断面図。
符号の説明
10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G…気体ばね装置
11…気体ばねユニット
12…タンクユニット
20…ショックアブソーバ
21…圧縮コイルばね
22…メタルベローズ
23…気体ばね気体室
40…タンク
41…コンプレッサ
43…開閉弁機構
50…タンク気体室
67…気密流路
90…タンクユニット
91…タンク
92…注入機構
93…排出機構
95…タンク気体室
100…注入コンプレッサ
103…注入開閉弁
125…気密流路
150…排出コンプレッサ
153…排出開閉弁
200,210,220,250…気体ばねユニット
280…タンクユニット
281…タンク
282…コンプレッサ
285…排出用開閉弁
286…注入用開閉弁
290…低圧タンク気体室
291…高圧タンク気体室
315…気密流路

Claims (18)

  1. 軸線方向に伸縮可能なメタルベローズを含む気体室構成部材と、
    前記気体室構成部材の内側に形成された気体ばね気体室と、
    タンク気体室を有するタンクユニットと、
    前記気体ばね気体室と前記タンク気体室に封入されたガスと、
    前記気体ばね気体室と前記タンク気体室とを互いに連通させる気密流路と、
    前記タンク気体室内の前記ガスを前記気密流路を介して前記気体ばね気体室に供給する注入手段と、
    前記気体ばね気体室内の前記ガスを前記気密流路を介して前記タンク気体室に戻す排出手段と、
    を具備したことを特徴とする気体ばね装置。
  2. 前記気体ばね気体室と前記タンク気体室に、それぞれ、大気圧よりも高い圧力の不活性ガスが封入されていることを特徴とする請求項1に記載の気体ばね装置。
  3. 前記気体ばね気体室に、圧縮コイルばねが前記メタルベローズの軸線方向に圧縮された状態で配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の気体ばね装置。
  4. 前記圧縮コイルばねは、表面硬度がHRC54以上の高硬度ばねであることを特徴とする請求項3に記載の気体ばね装置。
  5. 前記メタルベローズの外面が弾性樹脂発泡体からなるカバー層によって覆われていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の気体ばね装置。
  6. 前記メタルベローズの軸線方向の往復運動を減衰させるためのショックアブソーバをさらに備えていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の気体ばね装置。
  7. 前記気体室構成部材は、前記メタルベローズを覆う外筒を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の気体ばね装置。
  8. 前記ショックアブソーバのシリンダの内部に、液が収容された液室と、前記シリンダの軸線方向に伸縮可能で密閉された高圧気室を有するリザーバ用ベローズと、前記高圧気室に前記気体ばね気体室よりも高い圧力で封入されたガスと、を具備したことを特徴とする請求項6に記載の懸架装置。
  9. 前記メタルベローズを覆う外筒を有することを特徴とする請求項8に記載の気体ばね装置。
  10. 前記注入手段は、前記タンクユニットに設けられ前記タンク気体室内のガスを圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサによって圧縮された前記ガスを前記気体ばね気体室に供給する方向に開弁するチェック弁機構を含み、
    前記排出手段は、前記タンクユニットに設けられ前記気体ばね気体室内のガスを前記タンク気体室に戻す際に開弁する開閉弁機構を含むことを特徴とする請求項1に記載の気体ばね装置。
  11. 前記コンプレッサは、該コンプレッサの昇圧室のシール部材としてメタルベローズを備えていることを特徴とする請求項10に記載の気体ばね装置。
  12. 前記注入手段は、前記タンクユニットに設けられ前記タンク気体室内のガスを圧縮する注入コンプレッサと、該注入コンプレッサによって圧縮された前記ガスを前記気体ばね気体室に供給する際に開弁する注入開閉弁とを含み、
    前記排出手段は、前記タンクユニットに設けられ前記気体ばね気体室内のガスを圧縮する排出コンプレッサと、該排出コンプレッサによって圧縮された前記ガスを前記タンク気体室に供給する際に開弁する排出開閉弁とを含むことを特徴とする請求項1に記載の気体ばね装置。
  13. 前記注入コンプレッサと前記排出コンプレッサは、それぞれの昇圧室のシール部材としてメタルベローズを備えていることを特徴とする請求項12に記載の気体ばね装置。
  14. 軸線方向に伸縮可能なメタルベローズを含む気体室構成部材と、
    前記気体室構成部材の内側に形成された気体ばね気体室と、
    低圧タンク気体室と高圧タンク気体室とを有するタンクユニットと、
    前記気体ばね気体室と前記低圧および高圧タンク気体室に封入されたガスと、
    前記気体ばね気体室と前記低圧および高圧タンク気体室とを互いに連通させる気密流路と、
    前記タンクユニットに設けられ前記低圧タンク気体室内のガスを圧縮して前記高圧タンク気体室に供給するコンプレッサと、
    前記高圧タンク気体室と前記気体ばね気体室との間に設けられ前記高圧タンク気体室内のガスを前記気体ばね気体室に供給する際に開弁する注入用開閉弁と、
    前記低圧タンク気体室と前記気体ばね気体室との間に設けられ前記気体ばね気体室内のガスを前記低圧タンク気体室に戻す際に開弁する排出用開閉弁と、
    を具備したことを特徴とする気体ばね装置。
  15. 前記気体ばね気体室と、前記高圧タンク気体室に、それぞれ、大気圧よりも高い圧力の不活性ガスが封入されていることを特徴とする請求項14に記載の気体ばね装置。
  16. 前記コンプレッサは、該コンプレッサの昇圧室のシール部材としてメタルベローズを備えていることを特徴とする請求項14に記載の気体ばね装置。
  17. 前記メタルベローズの軸線方向の往復運動を減衰させるためのショックアブソーバをさらに備えていることを特徴とする請求項14に記載の気体ばね装置。
  18. 前記ショックアブソーバの前記シリンダの内部に、液が収容された液室と、前記シリンダの軸線方向に伸縮可能で密閉された高圧気室を有するリザーバ用ベローズと、前記高圧気室に前記気体ばね気体室よりも高い圧力で封入されたガスと、を具備したことを特徴とする請求項17に記載の懸架装置。
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