JP2002005117A - 流体圧シリンダ装置 - Google Patents
流体圧シリンダ装置Info
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Abstract
化および省エネルギー化を図ること。 【解決手段】油圧シリンダ11、油圧シリンダ11に対
して圧流体を供給するポンプユニット12、油圧シリン
ダ11のポートに対し、当該ポートに向かう方向に自由
流となるように接続されたパイロットチェック弁53,
54、ポートに接続されたアキュムレータ15,16を
有し、油圧シリンダ11、ポンプユニット12、パイロ
ットチェック弁53,54、およびアキュムレータ1
5,16が一体化されてなる。
Description
一体となった流体圧シリンダ装置に関し、特に、押し付
け動作または保持動作の可能な流体圧シリンダ装置に関
する。
るために、油圧シリンダと油圧ユニットとが一体となっ
た油圧シリンダ装置が提案されている。
油圧シリンダユニットのヘッドカバーに油圧ポンプユニ
ットを一体的に連結し、さらに電動機を油圧ポンプユニ
ットに連結してなる油圧シリンダ装置が開示されてい
る。
シリンダ装置によると、それによってワークを基台に押
し付けて一時的に固定したり、ワークを加圧したりする
場合に、電動機を回転させたままとし、これによって油
圧ポンプユニットを駆動した状態を維持する必要があ
る。
トの発熱によって温度が上昇するので、そのような発熱
を考慮して、各部の寸法、材質、および使用部品を選定
しておく必要があった。その結果、油圧シリンダ装置の
全体の小型化という点で必ずしも最良のものとは言えな
かった。
間中、実際には油圧シリンダ装置によって何も動かすの
ではないので、省エネルギーという観点からも問題であ
った。
ので、保持動作を行うことができ、しかも装置の小型化
および省エネルギー化を図ることのできる流体圧シリン
ダ装置を提供することを目的とする。
体圧シリンダと、前記流体圧シリンダに対して圧流体を
供給する圧流体供給装置と、前記流体圧シリンダのポー
トに対し、当該ポートに向かう方向に自由流となるよう
に接続されたパイロットチェック弁と、前記ポートに接
続されたアキュムレータとを有し、前記流体圧シリン
ダ、前記圧流体供給装置、前記パイロットチェック弁、
および前記アキュムレータが一体化されてなる。
ンダの内周面を摺動して前記シリンダの内周面に形成さ
れる蓄圧室の容積を可変する可変ピストンと、前記可変
ピストンを前記蓄圧室の方向に付勢する付勢手段と、前
記可変ピストンの位置を検知する位置センサとを有す
る。
装置1の正面図、図2は油圧シリンダ装置1の背面図、
図3は油圧シリンダ装置1の回路図、図4はアキュムレ
ータ15,16の断面図である。
は、油圧シリンダ11、油圧シリンダ11に対して油圧
を供給するポンプユニット12、ポンプユニット12内
に組み込まれたアキュムレータ15,16、およびバル
ブユニット17などからなる。
1、シリンダチューブ21の内周面を摺動するピストン
22、ピストン22に連結されたピストンロッド23、
ロッドカバー24、ヘッドカバー25、およびタイボル
ト27などからなる。
トローク位置を検知するために、ピストン22に装着さ
れた図示しない永久磁石の磁気を感知して動作する位置
センサ61,62が設けられている。
は、従来から公知のものと同様であり、図1に示す以外
の種々の構造または形式のものとすることができる。ポ
ンプユニット12は、ポンプ31、モータ32、タンク
33、およびマニホールド34などからなる。
ドポンプ、ベーンポンプ、ピストンポンプなど、種々の
形式のものを用いることが可能である。モータ32とし
て、例えば、誘導形モータ、直流モータなどが用いられ
る。
両ストローク端における排油量の相違による油の過不
足、アキュムレータ15による蓄圧分、漏れによるロス
分などを補う程度の小型のものでよい。
成されるように、公知の工作機械によって流路および取
り付け穴などが設けられたものである。なお、マニホー
ルド34と油圧シリンダ11のポートPT2との接続の
ために、配管部材63が別途設けられている。しかし、
このような配管部材63を設けることなく、それに代わ
る流路をマニホールド34または油圧シリンダ11の中
に組み込むことも可能である。
油圧シリンダ11のポートPT1,PT2に接続されて
いる。これらアキュムレータ15,16は同じ構造であ
るので、一方の構造についてのみ以下に説明する。
は、シリンダ41、シリンダ41の内周面を摺動してシ
リンダ41の内面に形成される蓄圧室42の容積を可変
する可変ピストン43、可変ピストン43を蓄圧室42
の方向に付勢する圧縮バネ44、およびカバー45,4
6からなる。蓄圧室42がポートPT1に連通するよう
に取り付けられる。
43に装着された永久磁石48の磁気を感知して作動
し、可変ピストン43の位置を検知する位置センサ47
が設けられている。
が高くなるにつれて図4の左方に移動するので、可変ピ
ストン43のストローク位置を検知することによって蓄
圧室42の圧力を検知することができる。図4および図
3に示すように、蓄圧室42は、油圧シリンダ11のポ
ートPT1に通じているので、位置センサ47によって
油圧シリンダ11に供給される圧力を検知することとな
る。
弁51、リリーフ弁52、およびパイロットチェック弁
53,54が設けられている。方向切り換え弁51は、
油圧シリンダ11への圧油の供給または停止、および、
供給の場合の油圧シリンダ11の動作の方向を切り換え
る。リリーフ弁52は回路の圧力を調整する。
ぞれ、油圧シリンダ11のポートPT1,PT2に対
し、ポートPT1,PT2に向かう方向に自由流となる
ように接続されている。一方のパイロット流路は、他方
のメイン流路の一次側に接続されている。
一方の回路に圧油が供給されると、それによって他方の
回路に接続されるパイロットチェック弁53,54が開
く。これによって、油圧シリンダ11への圧油の供給と
排出とが正常に行われ、油圧シリンダ11は伸長方向ま
たは収縮方向に駆動する。
って回路がタンク33に開放されると、パイロットチェ
ック弁53,54が閉じられるので、そのときに油圧シ
リンダ11に加えられていた圧油はタンク33に戻るこ
とができず、アキュムレータ15,16に蓄圧されるこ
ととなる。
ト12、アキュムレータ15,16、およびバルブユニ
ット17は、ボルトなどによって互いに連結され、油圧
シリンダ装置1の全体が1つのユニットとして一体に構
成されている。
装置1の作用について説明する。モータ32に電源を供
給して回転させることにより、ポンプ31が回転し、油
圧が発生する。その圧力の最大値は、リリーフ弁52に
より設定された圧力となる。リリーフ弁52および方向
切り換え弁51を介して戻ってくる圧油は、タンク33
に入る。
圧油はパイロットチェック弁53または54を介してポ
ートPT1またはPT2に供給される。このとき、パイ
ロットチェック弁53,54の一方は順方向であり、他
方はパイロット圧により開く。
T1またはPT2に圧油が供給されることにより、ピス
トンロッド23が伸長方向または収縮方向に駆動され
る。油圧シリンダ11の負荷の大きさに応じて、供給側
の圧力が上昇する。圧力が上昇すると、それに応じて圧
油がアキュムレータ15または16に流入する。
クを基台に押し付けたり加圧したりした場合、つまり保
持動作を行った場合には、リリーフ弁52の設定圧力に
見合った圧力の圧油がアキュムレータ15または16に
蓄圧される。
方向切り換え弁51を中立ポジションとしても、いずれ
のパイロットチェック弁53,54も閉じられるため、
アキュムレータ15,16および油圧シリンダ11内の
圧油はその状態で閉じ込められたままとなり、保持動作
が維持される。
供給を停止しても油圧シリンダ11による保持動作を維
持することができるので、発熱量が抑えられ、油圧シリ
ンダ装置1の全体を小型化することができる。
を無駄に消費しないので、省エネルギーという観点から
も優れている。また、保持動作時に位置センサ47が可
変ピストン43を検知するように設定しておくことによ
り、それによって油圧シリンダ11が保持動作になった
ことを検知することができ、検知したタイミングでモー
タ32を停止しまたは方向切り換え弁51のソレノイド
への給電を停止することができる。
トン43が移動し、位置センサ47が可変ピストン43
を検知しなくなると、それによって圧力の低下を検知す
ることができ、モータ32を再起動しまたは方向切り換
え弁51のソレノイドへ再給電すればよい。それに代え
て、またはそれとともに、油圧の低下の警報を発するよ
うにしてもよい。
と、保持動作の自動運転を容易に且つ確実に行うことが
可能である。さらに、油圧シリンダ装置1の全体が一体
化されているので、配管部分を短くすることができ、そ
れだけ配管の容量が低減し、保持力の維持に有効であ
り、パイロットチェック弁53,54の応答性も速い。
双方向形のポンプを用いることにより、方向切り換え弁
51を省略することができる。不必要であれば、アキュ
ムレータ15,16およびパイロットチェック弁53,
54のそれぞれの一方を省略してもよい。油圧シリンダ
11として、単動形のシリンダを用いることも可能であ
る。
にポンプユニット12を連結した併置形としたが、油圧
シリンダ11の端面にポンプユニット12を連結した一
直線形としてもよい。ヘッドカバー25内にポンプを形
成してもよい。油圧シリンダ11のシリンダチューブ2
1を二重構造として、そこにタンクを形成してもよい。
各部の構成、形状、寸法、および回路などは、本発明の
趣旨に沿って上述した以外の種々のものとすることがで
きる。
またはクランプ、インジェクションマシンのノズルの駆
動、材料供給ホッパの開閉など、種々の用途に適用する
ことができる。
でき、しかも装置の小型化および省エネルギー化を図る
ことができる。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】流体圧シリンダと、 前記流体圧シリンダに対して圧流体を供給する圧流体供
給装置と、 前記流体圧シリンダのポートに対し、当該ポートに向か
う方向に自由流となるように接続されたパイロットチェ
ック弁と、 前記ポートに接続されたアキュムレータとを有し、 前記流体圧シリンダ、前記圧流体供給装置、前記パイロ
ットチェック弁、および前記アキュムレータが一体化さ
れてなる、 ことを特徴とする流体圧シリンダ装置。 - 【請求項2】前記アキュムレータは、シリンダの内周面
を摺動して前記シリンダの内周面に形成される蓄圧室の
容積を可変する可変ピストンと、前記可変ピストンを前
記蓄圧室の方向に付勢する付勢手段と、前記可変ピスト
ンの位置を検知する位置センサとを有する、 請求項1記載の流体圧シリンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188958A JP2002005117A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 流体圧シリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188958A JP2002005117A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 流体圧シリンダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002005117A true JP2002005117A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18688663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000188958A Pending JP2002005117A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 流体圧シリンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002005117A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000188958A patent/JP2002005117A/ja active Pending
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