JP2009187814A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2009187814A
JP2009187814A JP2008027342A JP2008027342A JP2009187814A JP 2009187814 A JP2009187814 A JP 2009187814A JP 2008027342 A JP2008027342 A JP 2008027342A JP 2008027342 A JP2008027342 A JP 2008027342A JP 2009187814 A JP2009187814 A JP 2009187814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
negative electrode
nonaqueous electrolyte
output
energy efficiency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008027342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5433953B2 (ja
Inventor
Shigeki Yamate
山手  茂樹
Kazusa Okubo
和紗 大久保
Koji Sukino
功治 鋤納
Taro Yamafuku
太郎 山福
Taku Kozono
卓 小園
Atsushi Funabiki
厚志 船引
Sadahiro Katayama
禎弘 片山
Toshiyuki Onda
敏之 温田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GS Yuasa Corp
Original Assignee
GS Yuasa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GS Yuasa Corp filed Critical GS Yuasa Corp
Priority to JP2008027342A priority Critical patent/JP5433953B2/ja
Publication of JP2009187814A publication Critical patent/JP2009187814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5433953B2 publication Critical patent/JP5433953B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】ハイブリッド自動車などが実稼動している場合に必要とされる低入出力域においてエネルギー効率が高い非水電解質二次電池を提供する。
【解決手段】正極、負極、及び非水電解質を備えた非水電解質二次電池において、負極はリチウムチタン複合酸化物を含み、非水電解質の溶媒が、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル及びプロピオン酸メチルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本願発明は、負極にリチウムチタン複合酸化物を備え、電解質の溶媒に、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル及びプロピオン酸メチルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む非水電解質二次電池に関する。
近年、地球温暖化を防止するため、化石燃料などの使用量を削減することが強く求められている。そのためには、エネルギーを効率的に使用することが必要である。たとえば、ハイブリッド自動車(HEV)においては、自動車に搭載された二次電池によって、内燃機関のエネルギー効率が低いとされる発車時のモーター駆動をさせたり、制動時の運動エネルギーの回生をさせたりしており、これらによって、エネルギーを効率的に使用しようとしている。
HEVに搭載された二次電池は、充電及び放電を繰り返すことによって、エネルギーを貯蔵及び放出している。その二次電池には、高エネルギー密度が必要とされるのは勿論であるが、前述のとおり、高いエネルギー効率を示すことが必要とされる。とくに、二次電池の性能が低下する低温において、これらの性能が高いことが望ましい。さらに、坂道や急制動の場合など自動車のおかれる状況によって、二次電池への入出力の大きさが大きく変動するので、貯蔵・放出される電力の大きさによらず、広い入出力範囲で高いエネルギー効率を示す電池であることが望ましい。
このような要求のなか、HEV用途の二次電池として、リチウムイオン二次電池が有望視されている。リチウムイオン二次電池は、一般的に、正極にリチウム遷移金属複合酸化物が、負極に炭素材料が、非水電解質にリチウム塩を含んだカーボネート等が使用されるものであるところ、その作動電圧は高く、エネルギー密度が高いことを特徴としているからである。
しかし、現在、上記リチウムイオン二次電池は、低温における充放電性能が室温におけるそれより著しく劣ること、負極上における電解液の還元分解によって寿命性能が低下することなどが課題となっており、いまだ本格的な実用化には至っていない。
一方で、近年、負極にチタン酸リチウムを用いた非水電解質二次電池の研究が盛んとなっている。負極に炭素材料を用いたリチウムイオン二次電池に比べて、寿命性能に優れた電池となる可能性があるからである。ところが、その電池電圧は低く、また出力性能も低いため、自動車などのバックアップに必要な電力を確保するためには多量に電池を搭載する必要があり、結果として電池を小形化することが困難であり、実用化には至っていない。
特許文献1には、金属リチウム負極を用いた場合に、非水電解質の溶媒として、主なカーボネートよりも低粘度で低融点の溶媒である酢酸エステル及び炭酸エステルの1種のジメチルカーボネートを含むものを用いることで、大電流の充放電を可能にする技術が報告されている。
特許文献2には、炭素負極を用いた場合に、非水電解質の溶媒として、環状カーボネート、鎖状カーボネート及び鎖状カルボン酸エステルを含むものを用いることで、電池の低温出力性能を向上させる技術が示されている。
また、特許文献3には、スズ系負極を用いた場合に、非水電解質の溶媒として、エチレンカーボネート及び鎖状カルボン酸エステルを含むものを用いることで、電池の低温連続放電性能を向上させる技術が示されている。
これらの文献では、直鎖カルボン酸エステルを溶媒に添加することでチタン酸リチウム以外の負極を用いた場合に低温放電性能を向上させることは記載されているが、低温における入出力電力の範囲を変更したときのエネルギー効率といった観点での記述はない。
特開平9−245838号公報 特開2006−164860号公報 特開2005−259708号公報
リチウムイオン二次電池がHEVに適用される場合、電池の最大入出力に着目してシステムが設計されている。しかし、HEVの実稼動時は、リチウムイオン二次電池が常に最大入出力値に近い領域で充放電をおこなっているわけではなく、むしろ、低入出力域(たとえば、30%出力時)で充放電することの方が多い。したがって、低入出力域でのエネルギー効率が高いことが重要である。
本願発明者らが、そのような低入出力域でのエネルギー効率を検討したところ、リチウムイオン二次電池の低入出力域での効率は必ずしも高くないという課題が存在することがわかった。つまり、実稼動を考慮した場合のエネルギー効率が低いという課題が存在した。また、電池の分極の影響を受けるため、これらの課題は低温下において顕著となる。
一方、リチウムチタン複合酸化物が負極に用いられた非水電解質二次電池の場合においても、低入出力域での電池の分極が大きいため、実稼動時には、エネルギー効率が低いという上記同様の課題があった。
そこで、本願発明の目的は、低温下における低入出力域(たとえば、30%出力時)での効率が高いリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。すなわち、本願発明は、リチウムイオン二次電池を構成する既知の材料からの選択をおこなうことに関する発明であって、この選択により、従来は当業者にそれほど大きく着目されていなかった特性である「低入出力域のエネルギー効率」が高いという効果を顕著に発揮するリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
本願発明は、正極、負極及び非水電解質を備えた非水電解質二次電池において、負極はリチウムチタン複合酸化物を含み、非水電解質の溶媒が、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル及びプロピオン酸メチルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする。
本願発明によれば、低温下における低入出力域(30%出力時)でのエネルギー効率が高いリチウムイオン二次電池を提供することができる。すなわち、本願発明は、リチウムイオン二次電池を構成する既知の材料から所定の選択をすることに関する発明であって、これにより、顕著に、低入出力域のエネルギー効率が高いという効果を発揮するリチウムイオン二次電池を得ることができる。
(1)本願発明は、正極、負極及び非水電解質を備えた非水電解質二次電池において、負極はリチウムチタン複合酸化物を含み、非水電解質の溶媒が、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル及びプロピオン酸メチルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする。
(2)本願発明に係る非水電解質二次電池の負極活物質には、リチウムチタン複合酸化物が用いられる。これは、後述の実施例で説明するように、非水電解質の溶媒として、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル及びプロピオン酸メチルからなる群から選ばれる少なくとも1種が含められるようにさらに選択された場合、特異的に効果を発揮するからである。
その効果とは、30%出力時のエネルギー効率が優れるというものである。ここで、平坦な路面で自動車が加速するときに、二次電池が最大の出力を発揮することはまれである。どの程度の出力が求められるかは、その設計によっても異なるが、30%程度の出力を求められることが多い。したがって、30%出力時のエネルギー効率が優れる非水電解質二次電池は、実質的に、その非水電解質二次電池を搭載した自動車が平坦な路面で加速をおこなった場合のエネルギー効率が優れることを意味する。
なお、エネルギー効率が向上すると、頻繁に繰り返される自動車の加減速に伴うエネルギーロスを大幅に低減できる。したがって、エネルギー効率がたとえ1%でも向上するということは、本願発明の属する技術の分野においては極めて優れた技術の進歩であるといえる。
リチウムチタン複合酸化物には、一般的に、低温における負極の抵抗が小さく、且つ、寿命性能が特に良好であるという特性を有している。これは、この化合物の充放電時の負極電位が0.8Vvs.Li/Liよりも著しく貴であるために、負極の充電に伴う電解液の還元分解がほとんど生じないからである。したがって、このようなリチウムチタン複合酸化物が本来備える長所をも、本願発明に係る非水電解質二次電池は兼ね備えることになる。
このようなリチウムチタン複合酸化物としては、たとえば、一般式LiTi5/3−bで表される化合物がある。a及びbの範囲としては、それぞれ、4/3≦a≦7/3、b≦5/6が好ましい。
4/3≦a≦7/3が好ましい理由は、この負極活物質に電気化学的にLiイオンを吸蔵放出させる場合、4/3≦a≦7/3の範囲内ではその結晶格子体積がほとんど変化しないため、良好なサイクル寿命性能が期待できるからである。また、b≦5/6が好ましい理由は、b>5/6となる場合、安定したスピネル構造が得られなくなるために、結晶格子体積の変化が大きくなり、良好なサイクル寿命性能が期待できなくなるからである。
ここで、一般式中のMとしては、金属元素であれば何でも良いが、サイクル寿命性能及び可逆容量の観点から、好ましくは、Al、Mn、Fe、Ni、Co、Zr、Nb、Mo、La、Wなどが挙げられる。
ところで、本願発明に係る非水電解質二次電池の負極として、従来から用いられている炭素材料や合金系材料を用いた場合、本願発明が開示する選択をなしたものではないから、後述の実施例のとおり、特異的な効果は得られない。しかも、これらの負極材料では、0.8Vvs.Li/Liよりも卑な電位で充放電反応が生じるので、特に高温においては電解液の分解反応が著しくなり、電池抵抗の増大や電解液の枯渇が生じる可能性がある。また、電位的にリチウム金属を析出する副反応を生じやすく、交流の印加により電池の不安全化が生じる可能性もある。
(3)負極に用いられる結着剤としては、特に制限はなく、種々の材料が適宜使用されうる。例えば、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、PVdF、カルボキシ変成ポリフッ化ビニリデン、PTFE、HFP、フッ化ビニリデン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート、ニトロセルロース、ポリエチレン、ポリプロピレン及びこれらの誘導体などからなる群から選択される少なくとも1種が使用されうる。
(4)本願発明に係る非水電解質二次電池の電解液の溶媒は、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル及びプロピオン酸メチルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む。
酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル又はプロピオン酸メチルは、それぞれ、直鎖カルボン酸エステルの一種である。
溶媒としての直鎖カルボン酸エステルは、溶媒全体に対して、1体積%〜80体積%であることが好ましく、5体積%〜40体積%であることがさらに好ましい。
直鎖カルボン酸エステルを40体積%以下とすることが好ましい理由は、電池外から混入した水分などによって、直鎖カルボン酸エステルの加水分解が進行し、カルボン酸が生成して電池の劣化を生じることがあるためである。また、直鎖カルボン酸エステルを5体積%以上とすることが好ましい理由は、それより小さい場合には、低温における出力性能の向上の効果が小さいためである。
非水電解質二次電池に用いる電解液において、直鎖カルボン酸エステル以外の溶媒としては、種々の溶媒が適宜使用されうる。例えば、エーテル類、ケトン類、ラクトン類、ニトリル類、アミン類、アミド類、硫黄化合物、ハロゲン化炭化水素類、カーボネート類、ニトロ化合物、リン酸エステル系化合物、スルホラン系炭化水素類などを用いることができるが、これらのうちでもエーテル類、ケトン類、ラクトン類、ハロゲン化炭化水素類、カーボネート類、スルホラン系炭化水素類が好ましい。
これらの具体例としては、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、アニソール、モノグライム、4−メチル−2−ペンタノン、1,2−ジクロロエタン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、メチルフォルメイト、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルチオホルムアミド、スルホラン、3−メチル−スルホラン、リン酸トリメチル、リン酸トリエチル及びホスファゼン誘導体並びにこれらの混合溶媒などが挙げられる。
これらの中でも、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)及びジエチルカーボネート(DEC)を、単独で又は2種以上を混合して使用することが好ましい。さらに、PCを5体積%以上95体積%以下含むようにすることがさらに好ましい。
(5)本願発明に係る非水電解質二次電池において、電解液の溶質としては、特に制限はなく、種々の溶質が適宜使用されうる。例えば、LiPF、LiClO、LiBF、LiAsF、LiPF(CF、LiPF(CF、LiPF(CF、LiPF(CF、LiPF(CF)、LiPF(C、LiCFSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiN(CCO)、LiI、LiAlCl、LiBCなどを、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。これらの中でもイオン伝導性が良好なことから、LiPFを使用することが好ましい。さらに、これらのリチウム塩濃度は、0.5〜2.0mol/dmとするのが好ましい。
(6)また、電解質中に、ビニレンカーボネートやブチレンカーボネートなどのカーボネート類、ビフェニル、シクロヘキシルベンゼンなどのベンゼン類、プロパンスルトン、プロペンスルトンなどの硫黄類、エチレンサルファイド、フッ化水素、トリアゾール系環状化合物、フッ素含有エステル類、テトラエチルアンモニウムフルオライドのフッ化水素錯体及びこれらの誘導体、ホスファゼン及びその誘導体、アミド基含有化合物、イミノ基含有化合物並びに窒素含有化合物からなる群から選択される少なくとも1種を含有させて使用することもできる。また、CO、NO、CO、SOなどから選択される少なくとも1種を含有させて使用することもできる。負極の不動態皮膜をより強固にする観点から、とくにビニレンカーボネート及びプロパンスルトンを使用することが好ましい。
また、電解質には、固体又はゲル状のイオン伝導性電解質を組み合わせて使用することができる。組み合わせる場合、非水電解質二次電池の構成としては、正極、負極、セパレータ、有機又は無機の固体電解質及び上記非水電解液との組み合わせ、又は正極、負極、セパレータとしての有機又は無機の固体電解質膜及び上記非水電解液の組み合わせが挙げられる。また、イオン伝導性電解質には、有孔性高分子固体電解質膜も使用されうる。
イオン伝導性電解質としては、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリアクリロニトリル、ポリエチレングリコール若しくはこれらの誘導体、LiI、LiN、Li1+xTi2−x(PO(M=Al、Sc、Y、La)、Li0.5−3x0.5+xTiO(R=La、Pr、Nd、Sm)、又はLi4−xGe1−xに代表されるチオリシコンが使用されうる。さらに、LiI−LiO−B系、LiO−SiO系などの酸化物ガラス、又はLiI−LiS−B系、LiI−LiS−SiS系若しくはLiS−SiS−LiPO系などの硫化物ガラスが使用されうる。
(7)本願発明に係る非水電解質二次電池の正極活物質はどのようなものであっても良いが、一般式LiCoM’1−y(M’は1種以上の金属元素、0.2≦x≦1.1、0≦y≦0.8)で表される化合物が好ましい。この化合物は比較的高容量であり、高エネルギー密度の非水電解質二次電池を得るのに適している。
xが0.2未満では、結晶構造が不安定になることにより、高温保存時などの熱的ストレスにさらされた場合に結晶が崩れ、リチウムの吸蔵放出が正常に行われなくなる。一方、xが1.1を超える場合、電池反応に関与しない残存リチウム量が増加するので、充放電容量が減少する。また、yが0.8を超える場合、Co量が多いほどフロート充電後の容量維持率が著しく低下する。
M’の具体例としては、例えば、Mn、Co、Al、Fe、Ni、Cr、Ti及びZnからなる群から選択される少なくとも一種の元素、又は、P若しくはBなどの非金属元素がある。
正極に用いられる結着剤としては、特に制限はなく、種々の材料を適宜使用されうる。例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(HFP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素化ポリフッ化ビニリデン、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリアクリル酸及びこれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種が使用されうる。
正極に用いられる導電剤としては、特に制限はなく、種々の材料が適宜使用されうる。例えば、Ni、Ti、Al、Fe若しくはこれらの二種以上の合金、又は炭素材料が、挙げられる。なかでも、炭素材料を用いることが好ましい。炭素材料としては、天然黒鉛、人造黒鉛、気相成長炭素繊維、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ニードルコークスなどの無定形炭素が挙げられる。
(8)正極活物質又は負極活物質、結着剤及び導電剤を混合する時に用いられる溶媒としては、非水溶媒又は水溶液を用いることができる。非水溶媒には、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチルトリアミン、N−N−ジメチルアミノプロピルアミン、エチレンオキシド、テトラヒドロフランなどが挙げられる。また、これらに、分散剤や増粘剤などを加えてもよい。
(9)本願発明に係る電極の集電体基板としては、アルミニウム、銅、鉄、ニッケル、SUSを用いることができる。なかでも、熱伝導性及び電子伝導性が高いことから、アルミニウム又は銅が好ましい。また、その形状としては、シート、発泡体、焼結多孔体、エキスパンド格子などが挙げられる。さらに、その集電体に任意の形状で穴を開けたものが用いられうる。
(10)本願発明に係る非水電解質二次電池のセパレータとしては、リチウムイオン伝導性で電子不導体であればどのようなものであってもよいが、好ましい材料としては、ポリオレフィン、紙などが挙げられる。なかでも、ポリオレフィンが好ましく、具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリブテンなどが挙げられ、なかでもポリエチレン、ポリプロピレン又はこれらの共重合体が、膜強度などの面で好ましい。
セパレータの形態としては、たとえば、微多孔膜、織布又は不織布などが挙げられる。なかでも、シャットダウン性能を持つために安全性に優れるので、ポリオレフィン微多孔膜が好ましい。また、材料、重量平均分子量及び空孔率の異なる複数の微多孔膜が積層されてなるものや、これらの微多孔膜に各種の可塑剤、酸化防止剤、難燃剤などの添加剤が適量含有されているものが使用されうる。
(11)本願発明に係る非水電解質二次電池の形状は特に限定されるものではなく、本願発明は、角形、長円形、円筒形、コイン形、ボタン形、シート形電池などの様々な形状の非水電解質二次電池に適用可能である。
本願発明の実施例について説明する。しかし、本願発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その趣旨が変わらない範囲において適宜変更できる。
[実施例1]
85質量%のLi4/3Ti5/3、5質量%のアセチレンブラック及び10質量%のPVdFをNMP中で分散させることによりペーストを製作した。このペーストを厚さ10μmの銅箔上に塗布し、つぎに、150℃で乾燥することによりNMPを蒸発させた。以上の操作を銅箔の両面におこない、さらに、両面をロールプレスで圧縮成型した。このようにして、両面に負極合剤層を備えた負極を製作した。
つぎに、90質量%のLiNi1/3Mn1/3Co1/3、5質量%のアセチレンブラック、及び5質量%のPVdFをNMP中で分散させることによりペーストを製作した。このペーストを厚さ20μmのアルミニウム箔上に塗布し、つぎに、150℃で乾燥することにより、NMPを蒸発させた。以上の操作をアルミニウム箔の両面におこない、さらに、両面をロールプレスで圧縮成型した。このようにして、両面に正極合剤層を備えた正極を製作した。
厚さ25μmの連通多孔体であるセパレータ(透気度:90秒/100cc)を正極及び負極の間に位置するようにした状態にしてこれらを巻回した。その後、これを高さ48mm、幅30mm、厚さ5.2mmの容器中に挿入した。
つぎに、プロピレンカーボネート(PC)及び酢酸エチル(EA)を1:3の体積比で混合したものに1mol/dmに相当するLiPFを溶解した。この電解液を前記容器に注液したのちにレーザ溶接封口した。つづいて、電流80mA・充電上限電圧2.5V・充電時間10時間の定電流定電圧充電、及び電流80mA・放電終止電圧1.0Vの定電流放電からなる充放電サイクルを、3サイクル繰り返した。このようにして、定格容量が400mAhの実施例1の電池(A1)を得た。
[比較例1]
プロピレンカーボネート(PC)及びジエチルカーボネート(DEC)の体積比1:3の混合溶媒に1mol/dmに相当するLiPFを溶解し、これに1wt%のビニレンカーボネート(VC)を添加したものを電解液として用いたこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の電池(R1)を得た。
[比較例2]
負極の製作に用いるペーストとして85質量%のハードカーボン、5質量%のアセチレンブラック、及び10質量%のPVdFをNMP中で分散させたものを用いたこと、並びに充電上限電圧を4.0V、放電終止電圧を2.5Vとしたこと以外は実施例1と同様にして比較例2の電池(R2)を得た。
[比較例3]
負極の製作に用いるペーストとして85質量%のハードカーボン、5質量%のアセチレンブラック、及び10質量%のPVdFをNMP中で分散させたものを用いたこと、並びに充電上限電圧を4.0V、放電終止電圧を2.5Vとしたこと以外は比較例1と同様にして比較例3の電池(R3)を得た。
[比較例4]
ジエチルカーボネート(DEC)のかわりにジメチルカーボネート(DMC)を用いたこと以外は比較例1と同様にして、比較例4の電池(R4)を得た。
[比較例5]
ジエチルカーボネート(DEC)のかわりにエチルメチルカーボネート(EMC)を用いたこと以外は比較例1と同様にして、比較例5の電池(R5)を得た。
(低温出力性能の測定)
電池(A1)、(R1)、(R2)、(R3)、(R4)及び(R5)を用いて、つぎの要領で−30℃における出力の値を得た。
室温で電流400mA、充電上限電圧2.5Vまで充電した後に、−30℃の恒温槽に導入して、5時間以上放置し、電池温度を−30℃とした。電流値を400mAとし、1.0Vの放電終止電圧まで放電した。さらに、25℃での450mAの定電流で1.0Vまで残放電した後に、電流値を800mA、1200mA、1600mA又は2000mAに変更したこと以外は先と同様の方法で、室温での充電及び30℃での放電を繰り返した。
(測定の結果)
それぞれの放電電流における30秒後の電圧Vと、そのときの放電電流値IとをプロットしてV−I特性を描画した。そのV−I特性において、最小自乗法で直線近似をおこなった後、その直線と放電終止電圧との交点から最大出力時の電流値Iを算出し、さらに、この電流値に放電終止電圧を乗算することによって最大出力Pを算出した。
算出の結果、(A1)のPの値は、8.8Wであった。また、(R1)、(R2)、(R3)、及び(R5)のPの値は、それぞれ、4.1W、14.2W、8.7W、及び5.1Wであった。なお、(R4)の電池では、放電が不可能であったため、Pの値は算出できなかった。
さらに、そのV−I特性において、つぎの式から、最大出力に対する出力の比率P(%)、及び電池のエネルギー効率ηを算出し、η−P特性を描画した。そのη−P特性を図1に示す。また、低出力時のエネルギー効率の代表として、30%出力時のエネルギー効率を表1に示した。
P(%) = I × V / P × 100
η(%) = V / (充電上限電圧) × 100
表1の結果から、負極活物質がハードカーボンである場合には、非水電解質の溶媒としてDECからEAに変更しても、1.3%(=88.8−87.5)しかエネルギー効率が向上しないのに対し、負極活物質がチタン酸リチウムである場合には、非水電解質の溶媒としてDECからEAに変更したとき、2.2%(=91.6−89.4)もエネルギー効率が向上した。
すなわち、本願発明の実施形態の一つである実施例1(負極にチタン酸リチウムを含み、非水電解質の溶媒が酢酸エチルであることが選択された非水電解質二次電池)の場合には、特異的に、30%出力時エネルギー効率ηが高くなることがわかった。具体的には、30%出力時のエネルギー効率が90%を大きく超えることがわかった。なお、前述の通り、エネルギー効率として算出した値の差については、その差が1%程度であっても極めて大きな意義を有する。
また、本願発明に係る選択を行う場合以外の場合には、いずれも、30%出力時のエネルギー効率が90%を超えることはなかった。
最後に、30%出力時のエネルギー効率と出力性能との間に、明確な相関が無いこと、すなわち、従来から知られる出力性能を向上させる手法を用いた場合でも30%出力時のエネルギー効率が向上しないことを、以下に示す。
従来技術として、低温における出力性能を向上させる手法として、低粘度の溶媒を添加することが知られている。しかしながら、従来の手法に従って、低温での出力性能を向上した場合でも、必ずしも30%出力時のエネルギー効率が向上するわけではない。したがって、本願発明は、溶媒を低粘度化するといった公知の技術から容易に想到することができるものではない。
まず、比較例1と比較例5とを比較すると、添加する直鎖カーボネートをDEC(粘度:0.75cP)からEMC(粘度:0.68cP)に変更することで、出力Pが24%増の値となった。これは、既に知られた内容であって、電解液の粘度が低下し、Liイオン伝導度が向上したことに起因する。一方、30%出力時のエネルギー効率ηは0.6%減少した。
これに対して、比較例1と実施例1とを比較すると、DEC(粘度:0.75cP)からEA(粘度:0.44cP)に変更することで出力Pは約2倍となった。驚くべきことに、30%出力時のエネルギー効率ηが2.2%向上した。この結果は、EAと同じ低粘度溶媒であるEMC(粘度0.68cP)を用いた場合とは逆の結果である。したがって、溶媒の粘度と30%出力時のエネルギー効率との間には相関がないことは明白である。
なお、EAをはじめとする直鎖カルボン酸エステルがどのような作用で30%出力時エネルギー効率を向上させるのかについては、現段階では明確ではない。
また、EMCよりさらに低粘度であるDMC(粘度:0.63cP)を用いた実施例4の電池(R4)では、−30℃で電池を放電することができなかった。これは、電解液が凝固したためと思われる。
(その他の実施形態)
本実施例では具体的に明示しなかったが、EAのかわりに酢酸メチル(MA)、酢酸ブチル(BA)、プロピオン酸エチル(EPR)又はプロピオン酸メチル(MPR)を用いた場合にも、上記と同様の傾向が現れた。
PCのかわりにECなどの環状カーボネート類を用いた場合にも、同様の傾向が現れた。
負極活物質として、Li4/3Ti5/3のうちのTiをAl、Mn、又はFeでそれぞれ一部置換した場合においても、同様の傾向が現れた。
最大出力に対する出力の比率Pとエネルギー効率ηとの相関を示す。

Claims (1)

  1. 正極、負極及び非水電解質を備えた非水電解質二次電池において、
    前記負極は、リチウムチタン複合酸化物を含み、
    前記非水電解質の溶媒が、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル及びプロピオン酸メチルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする非水電解質二次電池。
JP2008027342A 2008-02-07 2008-02-07 非水電解質二次電池 Active JP5433953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008027342A JP5433953B2 (ja) 2008-02-07 2008-02-07 非水電解質二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008027342A JP5433953B2 (ja) 2008-02-07 2008-02-07 非水電解質二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009187814A true JP2009187814A (ja) 2009-08-20
JP5433953B2 JP5433953B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=41070849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008027342A Active JP5433953B2 (ja) 2008-02-07 2008-02-07 非水電解質二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5433953B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230897A (ja) * 2011-04-13 2012-11-22 Mitsubishi Chemicals Corp フルオロスルホン酸リチウム、非水系電解液、及び非水系電解液二次電池
CN110366793A (zh) * 2017-03-23 2019-10-22 株式会社东芝 非水电解质电池、电池包及电池系统
JP2019215959A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 株式会社村田製作所 電解液およびその製造方法、ならびに二次電池およびその製造方法
US10530008B2 (en) 2011-04-11 2020-01-07 Mitsubishi Chemical Corporation Method for producing lithium fluorosulfonate, lithium fluorosulfonate, nonaqueous electrolytic solution, and nonaqueous electrolytic solution secondary battery
CN113161155A (zh) * 2016-03-10 2021-07-23 Zapgo有限公司 高电压超级电容器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3703175A4 (en) 2017-10-26 2021-06-23 Kabushiki Kaisha Toshiba NON-AQUEOUS ELECTROLYTE BATTERY AND BATTERY PACK

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0992329A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Sony Corp 非水電解液二次電池
JPH1021964A (ja) * 1996-07-05 1998-01-23 Fuji Photo Film Co Ltd 非水二次電池とその製造方法
JPH11297328A (ja) * 1998-04-03 1999-10-29 Nippon Zeon Co Ltd リチウムイオン二次電池用電極および二次電池
JP2002050328A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Seiko Instruments Inc 非水電解質二次電池
JP2003238156A (ja) * 2002-02-21 2003-08-27 Toho Titanium Co Ltd チタン酸リチウムの製造方法およびリチウムイオン電池ならびにその電極
JP2003323893A (ja) * 2002-03-01 2003-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 正極活物質、その製造方法および非水電解質二次電池
JP2004014351A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池
JP2004087229A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Sanyo Electric Co Ltd リチウム二次電池
JP2005142047A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池
JP2007273405A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池
JP2007305549A (ja) * 2006-04-12 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 正極活物質、その製造方法および非水電解質二次電池
JP2007305447A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Gs Yuasa Corporation:Kk 非水電解質二次電池

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0992329A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Sony Corp 非水電解液二次電池
JPH1021964A (ja) * 1996-07-05 1998-01-23 Fuji Photo Film Co Ltd 非水二次電池とその製造方法
JPH11297328A (ja) * 1998-04-03 1999-10-29 Nippon Zeon Co Ltd リチウムイオン二次電池用電極および二次電池
JP2002050328A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Seiko Instruments Inc 非水電解質二次電池
JP2003238156A (ja) * 2002-02-21 2003-08-27 Toho Titanium Co Ltd チタン酸リチウムの製造方法およびリチウムイオン電池ならびにその電極
JP2003323893A (ja) * 2002-03-01 2003-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 正極活物質、その製造方法および非水電解質二次電池
JP2004014351A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池
JP2004087229A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Sanyo Electric Co Ltd リチウム二次電池
JP2005142047A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池
JP2007273405A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池
JP2007305549A (ja) * 2006-04-12 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 正極活物質、その製造方法および非水電解質二次電池
JP2007305447A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Gs Yuasa Corporation:Kk 非水電解質二次電池

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10530008B2 (en) 2011-04-11 2020-01-07 Mitsubishi Chemical Corporation Method for producing lithium fluorosulfonate, lithium fluorosulfonate, nonaqueous electrolytic solution, and nonaqueous electrolytic solution secondary battery
US11387484B2 (en) 2011-04-11 2022-07-12 Mitsubishi Chemical Corporation Method for producing lithium fluorosulfonate, lithium fluorosulfonate, nonaqueous electrolytic solution, and nonaqueous electrolytic solution secondary battery
JP2012230897A (ja) * 2011-04-13 2012-11-22 Mitsubishi Chemicals Corp フルオロスルホン酸リチウム、非水系電解液、及び非水系電解液二次電池
CN113161155A (zh) * 2016-03-10 2021-07-23 Zapgo有限公司 高电压超级电容器
CN113161155B (zh) * 2016-03-10 2023-07-25 Zapgo有限公司 高电压超级电容器
CN110366793A (zh) * 2017-03-23 2019-10-22 株式会社东芝 非水电解质电池、电池包及电池系统
CN110366793B (zh) * 2017-03-23 2022-08-02 株式会社东芝 非水电解质电池、电池包及电池系统
JP2019215959A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 株式会社村田製作所 電解液およびその製造方法、ならびに二次電池およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5433953B2 (ja) 2014-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017038041A1 (ja) 非水電解質二次電池
CN105576279B (zh) 锂二次电池
WO2010131401A1 (ja) リチウムイオン二次電池用電極及びリチウムイオン二次電池
JP2009224307A (ja) 非水電解質二次電池及びその製造方法
KR20090027574A (ko) 비수 전해액 리튬 이차전지
JP2010080105A (ja) 非水電解質二次電池の製造方法
US10249874B2 (en) Composite negative active material, negative electrode including composite negative active material, and lithium secondary battery including negative electrode
JP2009245808A (ja) リチウムイオン二次電池及び電気自動車用電源
JP2008198620A (ja) リチウム二次電池
JP5066831B2 (ja) 非水電解質二次電池
KR102112207B1 (ko) 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
KR20160069996A (ko) 리튬 이차 전지
JP2019053984A (ja) 非水電解液用添加剤、非水電解液、及び非水電解液電池
JP2018190582A (ja) リチウムイオン二次電池の製造方法
JP5433953B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP6565899B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP2012089352A (ja) 非水電解質組成物及び非水電解質二次電池
JP2014013704A (ja) リチウム二次電池用非水電解液及びこれを備えたリチウム二次電池
JP5217281B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP5851801B2 (ja) リチウム二次電池
JP2019537210A (ja) 電力機器を始動するためのバッテリーモジュール
JP2005243431A (ja) 非水電解質二次電池
JP2010198858A (ja) リチウムイオン二次電池
JP2015176804A (ja) リチウムイオン二次電池
JP2015050035A (ja) 非水電解質二次電池用正極、および非水電解質二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100507

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5433953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150