JP2009181927A - 高圧放電ランプシステム、およびそれを用いたプロジェクタ - Google Patents

高圧放電ランプシステム、およびそれを用いたプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】放射性物質を使用することなく安価で低い始動電圧でも始動可能とする。
【解決手段】高圧水銀ランプ4とこれを始動、点灯維持させる点灯回路3とを備えている。高圧水銀ランプ4は、内部に第1および第2の電極10,11が配置された発光部6とこの発光部6に連接された第1および第2の封止部7,8とを有する容囲器と、第2の電極11と電気的に接続されており、かつ一部が少なくとも第1の封止部7のうち、第1の電極10に接続された第1の金属箔16が位置する部分の外面に接触または近接した導体20とをそれぞれ有している。特に、導体20は第1の封止部7の外面の所定の領域において実質的に一点のみで接触または近接している。点灯回路3は、第1の電極10と第2の電極11との間に周波数が10[kHz]以上10[MHz]以下の範囲内から選択される高周波電圧を印加して高圧水銀ランプ4を始動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、高圧放電ランプシステム、およびそれを用いたプロジェクタに関するものである。
近時、会議等でのプレゼンテーションや一般家庭におけるホームシアターにおいてプロジェクタが利用されている。
このようなプロジェクタは、画像情報に応じて動作する素子(例えば透過型液晶表示素子やデジタルマイクロミラーデバイス等)に光源からの出射光を投射し、その光学像を拡大投射するものであって、その光源として点光源により近く、高輝度で高演色な例えば高圧水銀ランプが使用されている。高圧水銀ランプは、内部に発光物質として水銀が例えば200[mg/cm3]以上封入され、かつタングステン製の一対の電極が配置された発光管を備えている。
一般に、この高圧水銀ランプを始動させるためには前記一対の電極間に高圧パルスで20[kV]以上を印加する必要がある。しかし、このような高圧パルスを発生させるためには、点灯回路に大型のトランスや高耐圧の電子部品等を用いる必要があり、その点灯回路を含む高圧放電ランプシステム全体の小型化や低価格化の弊害となってしまう。
そこで、従来から始動電圧を下げるべく、近接導体やトリガ線と呼ばれる金属線からなる導体を発光管に取り付けることが実用化されている。そして、始動電圧を下げるために、導体の取り付け方に種々の工夫が提案されている。
例えばトリガ線の先端を発光管の外側に配置することにより、始動時、その先端と発光管内の電極との間に著しく不平等な電界を形成し、一対の電極間の絶縁破壊を発生させやすくし、高圧パルスで4〜8[kV]まで始動電圧を低減できるものが提案されている(例えば特許文献1等)。
また、近接導体の一部を発光管における封止部の所定の領域に限定し、閉ループを形成しないように巻き付けたもので、高圧パルスで8[kV]以下まで始動電圧を低減できるものが提案されている(例えば特許文献2等)。
ところが、上記したとおり高圧放電ランプシステム全体の小型化や低価格化等の要請を満足させた設計にすると、その点灯回路が発生可能な高圧パルスの上限値は4.0[kV]程度になる。そうすると、実使用上、高圧水銀ランプの始動電圧としてはマージンを考慮して3.0[kV]〜3.5[kV]以下が求められる。この要求に対しては上記したようにトリガ線(近接導体)を採用し、さらにはその取り付け方を工夫しただけでは実現することはできない。そのために、トリガ線を採用した上で、例えば発光管内にクリプトン85(85Kr)のような放射性物質を封入することによって対応していた。
特開2003−317663号公報 国際公開第2004/090934号パンフレット
しかしながら、クリプトン85のような放射性物質は高価であり、結果的に高圧放電ランプシステム全体の低価格化の要請に十分に応えられない。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、放射性物質を使用することなく安価で低い始動電圧でも始動可能な高圧放電ランプシステム、およびそれを用いたプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る高圧放電ランプシステムは、高圧放電ランプと前記高圧放電ランプを始動、点灯維持させる点灯回路とを備え、前記高圧放電ランプは、内部に放電空間が形成された発光部とこの発光部に連接された第1および第2の封止部とを有するガラス製の容囲器と、一端部が前記発光部内に位置し、かつ他端部が前記第1の封止部に封止された第1の金属箔に接続された第1の電極と、一端部が前記発光部内に位置し、かつ他端部が前記第2の封止部に封止された第2の金属箔に接続された第2の電極と、前記第2の電極と電気的に接続されており、かつ一部が少なくとも前記第1の封止部のうち、前記第1の金属箔が位置する部分の外面に接触または近接した導体とをそれぞれ有し、前記第1の封止部の外面のうち、前記第1の金属箔が位置する部分であって、かつ前記第1の封止部を前記第1の金属箔の一方の主面を含む面で切った場合における前記一方の主面側の領域において、前記導体は前記第1の封止部の外面に実質的に一点のみで接触または近接し、前記点灯回路は、前記第1の電極と前記第2の電極との間に周波数が10[kHz]以上10[MHz]以下の範囲内から選択される高周波電圧を印加して前記高圧放電ランプを始動させる構成からなる。
かかる構成によれば、第1の電極と第2の電極との間に周波数が10[kHz]以上10[MHz]以下の範囲内から選択される高周波電圧が印加されると、(1)まず第一に第2の電極と電気的に接続されている導体の一部と第1の金属箔との間に存在するガラスが誘電分極し、しかも第1の金属箔が第1の封止部においてガラスと密着しているために、つまり導体と第1の金属箔との間において誘電分極を低下させる要因となる空間が無いために強い誘電分極が得られ、(2)第二に第1の封止部の外面の所定領域において導体が第1の封止部の外面に実質的に一点でのみ接触または近接しているために、導体の一部と第1の封止部の外面(ガラス面)との間で極めて著しい不平等電界が発生して電界集中を起こさせることができるとともに、(3)第三に導体に高周波電圧が印加されているために、導体からの電子放出を早くすることができる。その結果、これらの相乗効果として導体と第1の金属箔との間に印加される電圧が非常に低い電圧、例えば1.5[kV]〜2.0[kV](上限値および下限値を含む)であっても導体からの電子放出が起こり、その放出電子によって導体と第1の封止部の外面(ガラス面)との間における空気中の主に窒素が電離し、沿面放電またはコロナ放電を引き起こす。そして、窒素が電離する際、波長が100[nm]〜400[nm](上限値および下限値を含む)の紫外線を放射するために、それが第1の封止部のガラスを通って放電空間内の金属物質、通常封入されている発光物質や電極に照射され、光電効果によって放電空間内の光電子を増大させることができる。よって、この光電子によって第1の電極および第2の電極間での絶縁破壊を補助し、従来のような放射性物質を使用しなくとも極めて低い始動電圧(例えば3.0[kV]以下)での始動が可能となる。
ここで、導体の一部が第1の封止部の外面に「接触」するとは、まさに導体が第1の封止部の外面に接している、つまり導体と第1の封止部の外面との間の最短距離が0[mm]を示す。一方、導体の一部が第1の封止部の外面に「近接」するとは、導体が第1の封止部の外面に接していないものの、限りなく近づいている状態を示し、具体的には導体と第1の封止部の外面との間の最短距離が0.3[mm]以下を示す。この範囲内で「近接」していれば「接触」の場合とほぼ同様の作用が得られることを実験によって確認している。
また、金属箔の「主面」とは最大面積を有する面を示す。
さらに、「前記第1の封止部の外面のうち、前記第1の金属箔が位置する部分であって、かつ前記第1の封止部を前記第1の金属箔の一方の主面を含む面で切った場合における前記一方の主面側の領域」という所定領域において、導体は第1の封止部の外面に実質的に一点でのみ接触または近接しているとは、導体が当該所定領域に限って第1の封止部の外面に実質的に一点でのみ接触または近接しているに止まり、当該所定領域以外については導体が第1の封止部の外面に接触または近接していてもよいし、していなくてもよく、また接触または近接している場合、点状に接触または近接していてもよいし、線状や面状に接触または近接していてもよい。
かかる場合において、前記導体は、金属線からなり、かつその一端が前記第1の封止部のうち、前記第1の金属箔が位置する部分の外面上に位置し、前記第1の封止部の外面のうち、前記第1の金属箔が位置する部分であって、かつ前記第1の封止部を前記第1の金属箔の一方の主面を含む面で切った場合における前記一方の主面側の領域において、前記導体の一端が前記第1の封止部の外面に一点で接触または近接していることが好ましい。または、前記導体は、一部が略U字状または略くの字状に曲げられた金属線からなり、かつ当該略U字状または略くの字状に曲げられた部分が前記第1の封止部のうち、前記第1の金属箔が位置する部分の外面上に位置し、前記第1の封止部の外面のうち、前記第1の金属箔が位置する部分であって、かつ前記第1の封止部を前記第1の金属箔の一方の主面を含む面で切った場合における前記一方の主面側の領域において、前記導体の略U字状または略くの字状に曲げられた部分の頂点が前記第1の封止部の外面に一点で接触または近接していることが好ましい。
また、前記導体は前記第1の封止部を周回する巻回部を有し、前記導体のうち、前記第1の封止部の外面と実質的に一点で接触している部分は前記巻回部の復元力によって前記第1の封止部の外面に圧接されていることが好ましい。
さらに、前記高周波電圧の周波数は200[kHz]以上であることが好ましい。
本発明の請求項6に係るプロジェクタは、前記高圧放電ランプシステムを備えた構成からなる。
かかる構成によれば、安価なプロジェクタを実現することができる。
本発明は、放射性物質を使用することなく安価で低い始動電圧でも始動可能な高圧放電ランプシステム、およびそれを用いたプロジェクタを実現することができる。
〈第1の実施の形態〉
図1は、本発明の第1の実施形態である高圧放電ランプシステム1のブロック図を示す。
図1に示すように、高圧放電ランプシステム1は、外部の交流電源(AC100[V])に接続される電源ユニット2から点灯回路3(電子安定器)を介して高圧放電ランプ、例えば高圧水銀ランプ4に接続された構成からなる。
(高圧水銀ランプ4について)
以下、まず高圧水銀ランプ4の構成について説明する。図2には、その一例として定格電力165[W]の高圧水銀ランプ4の発光管5を示す。
図2に示すように、発光管5は、その容囲器の構成材料が例えば石英ガラスからなり、管中央部の略回転楕円体形状の発光部6と、この両側からそれぞれ外方向に延在するように連接された略円柱体形状の第1の封止部7および第2の封止部8とを有する。
発光部6の内部(放電空間9)には、発光物質である水銀(Hg)と、始動補助用の希ガスとして例えばアルゴンガス(Ar)、クリプトンガス(Kr)、あるいはキセノンガス(Xe)またはそれら2種以上の混合ガスと、ハロゲンサイクル作用のためのヨウ素(I)あるいは臭素(Br)、またはそれらの混合物とがそれぞれ所定量封入されている。一例として、水銀の封入量は150[mg/cm3]以上650[mg/cm3]の範囲内で、アルゴンガスの封入量(25℃)は0.01[MPa]以上1[MPa]以下の範囲内で、臭素の封入量は1×10-10[mol/cm3]以上1×10-4[mol/cm3]以下の範囲内で、好ましくは1×10-9[mol/cm3]以上1×10-5[mol/cm3]以下の範囲内でそれぞれ設定される。
また、発光部6内には、一対をなすタングステン(W)製の第1の電極10および第2の電極11のそれぞれ一端部側が互いに略対向するように配置されている。つまり、第1の電極10の長手方向の中心軸(発光管5の長手方向の中心軸に略一致)と第2の電極11の長手方向の中心軸とは互いに略一致している。一例として、これら電極10,11間の距離L(図2参照)は、0.5[mm]以上2.0[mm]以下の範囲内で設定される。
第1の電極10および第2の電極11は、図3に示すように、電極棒12,13とその一端部に取り付けられた電極コイル14,15とからなる。特にいずれの電極10,11の先端部10a,11a(一端部)も、電極棒12,13の一部と電極コイル14,15の一部とがそれぞれ一体的に溶融されて例えば略半球状、略球状または略円錐状等の形状に加工されている。また、これら電極10,11の先端部10a,11aには、点灯中のハロゲンサイクル作用によって、すなわち点灯中、電極10,11の構成材料であるタングステンが蒸発した後、ハロゲンによって再び電極10,11、特にその先端部10a,11aの頂点部に戻って堆積し、その堆積物からなる突起部10b,11bが自然発生的に形成されている。ここで示す突起部10b,11bは製造工程のエージング中に発生したもので、製品完成時には既に形成された状態にある。前記電極10,11間の距離Lは、具体的にはこれら突起部10b,11b間の距離を示す。
なお、第1の電極10および第2の電極11のそれぞれ先端部10a,11aを例えば略半球状、略球状または略円錐状等の形状に形成するに当たり、電極棒12,13の一部と電極コイル14,15の一部とをそれぞれ溶融させて形成する以外に、予め略半球状、略球状または略円錐状に削り出したもの、またはそのような形状で焼結したものを電極棒12,13の先端部に取り付けてもよい。
図2に戻り、第1の電極10の他端部は、第1の封止部7に気密に封着されたモリブデン製の第1の金属箔16を介して第1の外部リード線17の一端部に接続されている。第1の外部リード線17の他端部は第1の封止部7の端面から外部に突出し、図示していない電力供給線または口金等に接続される。また、同様に第2の電極11の他端部は、第2の封止部8に気密に封着されたモリブデン製の第2の金属箔18を介して第2の外部リード線19の一端部に接続されている。第2の外部リード線19の他端部は第2の封止部8の端面から外部に突出し、図示していない電力供給線または口金等に接続される。
また、発光管5には、高圧水銀ランプ4の始動時にその始動補助として機能する例えば線径が0.1[mm]以上2.0[mm]以下の範囲内、例えば0.3[mm]の鉄とクロムの合金からなる導体20が取り付けられている。具体的に導体20は、一端部が第1の封止部7のうち、第1の金属箔16が位置する部分(図2中、領域Aで示す)の外面上に位置し、かつ発光部6および第2の封止部8を跨って第2の外部リード線19へ向かって延在し、その他端部が第2の外部リード線19に電気的に接続されることによって第2の電極11と電気的に接続される。
なお、「領域A」は、換言すれば、第1の封止部7において、第1の金属箔16の長手方向における一端を含み、かつ第1の封止部7の長手方向の中心軸(発光管5の長手方向の中心軸Xに一致)に垂直な面A1(図2参照)と、第1の金属箔16の長手方向における他端を含み、かつ第1の封止部7の長手方向の中心軸に垂直な面A2(図2参照)との二つの面で挟まれた領域を示す。
そして、このとき導体20の一端部におけるその一端(図2中、Bで示す)は、図2および図4に示すように、第1の封止部7の外面のうち、第1の金属箔16が位置する部分(領域A)であって、かつ第1の封止部7を第1の金属箔16の一方の主面D(図4参照)を含む面E(図4参照)で切った場合における一方の主面D側の領域(図4中、Fで示す)において、実質的に一点のみで接触している。換言すれば、第1の封止部7を領域Aのみ切り出し、それを第1の金属箔16の一方の主面Dを含む面Eで切る、つまり略半割りしたものにおいて、導体20の一端Bがその曲面(第1の封止部7の外面部分)に実質的に一点のみで接触していることを言う。ただし、第1の金属箔16の主面とは、最大面積を有する面であり、図2の正面図において見えている面およびその裏面が相当する。
もちろん、このとき導体20の一端Bが第1の封止部7の外面の所定の領域において実質的に一点のみで「接触」している場合に限らず、図5に示すように、導体20の一端Bが第1の封止部7の外面の所定の領域において実質的に一点のみで「近接」、つまり導体20の一端Bと第1の封止部7の外面との間の最短距離d(図5参照)が0.3[mm]以下の場合であってもよい。この範囲での「近接」であれば後述する作用効果が得られることを実験によって確認しているからである。
上述した中で特徴的なのは、図2に示す例において導体20はその一端部が第1の封止部7に螺旋状に約2.5ターン巻き付けられるように周回して取り付けられているが、導体20は第1の封止部7の外面のうち、領域Aであって、かつ領域F(以下、「接触制限領域」という)に限って一点のみで接触または近接しており、その他の部分が接触制限領域において接触または近接していないことである。もちろん、導体20は、第1の封止部7の外面のうち、接触制限領域以外の領域において点状、線状、あるいは面状のどのような形態で接触または近接していてもよいし、していなくてもよく、また第1の封止部7以外の発光部6や第2の封止部8の外面において点状、線状、あるいは面状のどのような形態で接触または近接していてもよいし、していなくてもよい。もちろん、接触制限領域以外の領域において、導体20は発光管5に対して巻き付けられるように周回して取り付けられてもよいし、単に線状に沿わすように取り付けてもよい。つまり、導体20の発光管5に対する取り付け方は接触制限領域以外の領域において特に問わない。
ここで、図2に示す例のように、導体20には第1の封止部7を例えば約2.5ターン周回する巻回部21が形成され、しかもこの巻回部21をもともと第1の封止部7の径よりも小さく巻いておき、第1の封止部7に取り付ける際、その巻回部21の内径が拡径するように取り付けられることが好ましい。これにより、導体20のうち、第1の封止部7の外面と実質的に一点で接触している部分は巻回部21の縮径する方向への復元力によって第1の封止部7の外面に圧接させることができ、第1の封止部7の外面に対する位置ずれを防止することができる。
なお、上記した例では、導体20として例えば鉄とクロムの合金を用いた場合について説明したが、鉄とクロムの合金以外にもモリブデン等の金属線を用いることができる。また、導体20は、全体的に金属線からなる必要はなく、少なくとも第1の封止部7に実質的に一点のみで接触または近接する部分が線状になっていればよく、その他の部分が例えば帯状になっていてもよい。
(ランプユニット23について)
そして、このような高圧水銀ランプ4は、図6に示すように、反射鏡22内に組み込まれてランプユニット23を構成し、高圧放電ランプシステム1における光源として使用される。
図6に示すように、ランプユニット23は、上記した高圧水銀ランプ4と、内面が凹面の反射面24を有する基体がガラスからなる反射鏡22とを備えており、この反射鏡22内に高圧水銀ランプ4が発光管5の長手方向の中心軸Xと反射鏡22の光軸Yとが略一致するように組み込まれ、高圧水銀ランプ4からの射出光が反射面24により反射されるように構成されている。
高圧水銀ランプ4には、発光管5の第1の封止部7に、電源接続用端子25が付設された円筒形の口金26が装着されている。第1の封止部7から外部に導出した第1の外部リード線(図示せず)が電源接続用端子25に接続されている。第2の外部リード線19には電力供給線27が接続されている。
そして、この高圧水銀ランプ4は、口金26が反射鏡22のネック部28内に挿入され、かつ接着剤29を介して固着されている。このとき、電力供給線27は、反射鏡22に設けられた貫通孔30に挿通される。
なお、反射面24は、例えば回転楕円体面や回転放物体面からなり、多層干渉膜等が蒸着されている。
(点灯回路3について)
点灯回路3は、高圧水銀ランプ4を始動、点灯維持させるものであり、図1に示すように主にDC/DCコンバータ31、DC/ACインバータ32、高電圧供給部33、ランプ電流検出部34、ランプ電圧検出部35、および制御部36から構成されている。
DC/DCコンバータ31は、制御部36からのPWM(Pulse Width Modulation)制御信号を受けて所定の大きさの直流電流をDC/ACインバータ32に供給する。すなわち、安定点灯時(定常点灯時)において高圧水銀ランプ4からの光出力を一定に保つべくランプ電力を一定にする制御を行う必要があるが、制御部36はそのためにランプ電流検出部34で検出したランプ電流、およびランプ電圧検出部35で検出したランプ電圧にそれぞれ基づいてランプ電力を演算し、それを一定にするようなPWM制御信号をDC/DCコンバータ31に送る。DC/DCコンバータ31は、それを受けて電源ユニット2からの直流電圧を所定の大きさの直流電流に変換する。ただし、制御部36は、始動時から前記一定のランプ電力を得る(所定のランプ電圧に達する)までの間、一定のランプ電流で制御するようにPWM制御信号をDC/DCコンバータ31に送る。
DC/ACインバータ32は、例えば、一対のスイッチング素子(FET)37を二組有しており、各組を交互にオン、オフすることによってDC/DCコンバータ31から供給された直流電流に対して制御部36からの制御信号に基づいて所定の周波数の矩形波電流を生成する。
高電圧供給部33は、例えば、コイル38とコンデンサ39を有する共振回路を利用して、周波数が10[kHz]以上10[MHz]以下の範囲内から選択される高周波電圧を発生させて第1の電極10と第2の電極11との間に印加し、第1の電極10と第2の電極11との間での絶縁破壊を促し、高圧水銀ランプ4を始動させる。
次に、この点灯回路3の動作について図7のフローチャート用いて説明する。
まず、電源ユニット2のスイッチ(図示せず)がオンされると(ステップS1:YES)、制御部36によるDC/DCコンバータ31およびDC/ACインバータ32の制御によって周波数が10[kHz]以上10[MHz]以下の範囲内から選択される例えば300[kHz]の高周波電圧を発生させ、高圧水銀ランプ4の第1の電極10と第2の電極11との間に印加する(ステップS2)。
そして、高圧水銀ランプ4が始動したか否かを判断する(ステップS3)。高圧水銀ランプ4の第1の電極10と第2の電極11との間で絶縁破壊が起こると、第1の電極10と第2の電極11との間にアーク放電電流が流れ出し、これをランプ電流検出部34によって検知することにより、高圧水銀ランプ4が始動したか否かを判断することができる。
もし、高圧水銀ランプ4が始動していなければ(S3:NO)、ステップS10に移行し、スイッチオン後に例えば2[s]を経過したか否かを判断し、経過していなければ再びステップ2に戻り、ステップ3に至って高圧水銀ランプ4が始動したと判断された場合は高周波電圧の印加を停止し、高周波の定電流制御に移行する(S4)。この高周波定電流制御は、第1の電極10および第2の電極11のウォームアップをダメージ無く行うために設けられており、ある一定時間、例えば2秒間印加した後に(S5:YES)、定格周波数の定電流制御に移行する(S6)。この定格周波数の定電流制御は、発光部6の内部(放電空間9)の水銀蒸発を促進させるために設けられており、電流検出部34の検出信号に基づき制御部36によってDC/DCコンバータ31を制御して、ランプ電流の値を一定(3[A])にする制御である。
その後、ランプ電圧が例えば55[V]以上か否かを判断する(S7)。ランプ電圧が55[V]未満であれば(ステップS7:NO)、ステップ6の定格周波数の定電流制御を維持する。
ランプ電圧が55[V]以上になると(ステップS7:YES)、ステップS8の定格周波数の定電力制御に移行する。この定格周波数の定電力制御は、ランプ電流検出部34およびランプ電圧検出部35のそれぞれ検出信号に基づき制御部36によってDC/DCコンバータ31を制御して、ランプ電力の値が一定(165[W])になるようにDC/DCコンバータ31からの出力電流の値を適宜制御するものである。ステップS7〜ステップS9は、ランプ点灯中(ステップS9:NO)常時繰り返されており、スイッチがオフにされると(ステップS9:YES)その処理を終了する。
なお、ステップ10において、スイッチがオンされた後、2[s]を経過したと判断された場合は、高圧水銀ランプ4に何らかの異常があると判断され、ステップ11に移行して点灯回路3からの出力を停止し、点灯制御を終了する。ただし、ステップS10におけるスイッチオン後の経過時間の設定を2[s]としたが、これに限らずそれぞれ適宜設定することができる。
また、ステップS7におけるランプ電圧の判断基準値を55[V]としているが、これはステップS6の定格周波数の定電流制御の電流値を3[A]としているためであり、定格周波数の定電流制御の電流値をどのように設定するかによって、また高圧水銀ランプ4の定格電力によっても変わるものである。
ところで、上記した定格周波数の定電流制御および定格周波数の定電力制御時、高圧水銀ランプ4に供給される交流電流(ランプ電流)の周波数は例えば170[Hz]の固定値である。もっとも、当該交流電流の定格周波数は、ランプ電圧の変化に応じてその値を切り替える制御を行ってもよいし、ランプ電圧に変化に依存することなく複数の異なる周波数を常時切り替える変調制御を行ってもよい。
以上のとおりの本発明の第1の実施形態にかかる高圧放電ランプシステム1の構成によれば、第1の電極10と第2の電極11との間に周波数が10[kHz]以上10[MHz]以下の範囲内から選択される高周波電圧が印加されると、(1)まず第一に第1の電極10と電気的に接続されている導体20の一部と第1の金属箔16との間に存在するガラスが誘電分極し、しかも第1の金属箔16が第1の封止部7においてガラスと密着しているために、つまり導体20と第1の金属箔16との間において誘電分極を低下させる要因となる空間が無いために強い誘電分極が得られ、(2)第二に第1の封止部7の外面の接触制限領域において導体20が第1の封止部7の外面に実質的に一点でのみ接触または近接しているために、導体20の一部と第1の封止部7の外面(ガラス面)との間で極めて著しい不平等電界が発生して電界集中を起こさせることができるとともに、(3)第三に導体20に高周波電圧が印加されているために、導体20からの電子放出を早くさせることができる。その結果、これらの相乗効果として導体20の一端部と第1の金属箔16との間に印加される電圧が非常に低い電圧、例えば1.5[kV]〜2.0[kV](上限値および下限値を含む)であっても導体20の一端部から電子放出が起こり、その放出電子によって導体20の一端部と第1の封止部7の外面(ガラス面)との間における空気中の主に窒素が電離し、沿面放電またはコロナ放電を引き起こす。そして、窒素が電離する際、波長が100[nm]〜400[nm](上限値および下限値を含む)の紫外線を放射するために、それが第1の封止部7のガラスを通って放電空間9内の金属物質、すなわち発光物質の水銀や第1の電極10、第2の電極11に照射され、光電効果によって放電空間9内の光電子を増大させることができる。したがって、この光電子によって第1の電極10および第2の電極11間での絶縁破壊を補助し、従来のような放射性物質を使用しなくとも、また高周波電圧に重畳させて高圧パルスを印加しなくとも極めて低い始動電圧(例えば3.0[kV]以下)での始動が可能となる。よって、安価で低い始動電圧でも始動可能な高圧放電ランプシステム1を実現することができる。
なお、導体20が第1の封止部7の外面のうち、第1の金属箔16以外の金属部材、例えば電極棒12に位置する部分に配置されていたとしても、導体20と電極棒12との間に存在するガラスは誘電分極するものの、電極棒12の周囲にはそのガラスとの間に空泡が発生するために、前記誘電分極に比して弱いものとなる。
特に、その高周波電圧の周波数は200[kHz]以上であることが好ましい。これにより、高周波電圧を印加した際の導体20からの電子放出を一層早めることができる。
そして実際に、本発明の第1の実施形態にかかる高圧放電ランプシステム1(以下、「本発明品」という)を10本試作し、それらの始動電圧を確認したところ、いずれも2.2[kV]〜2.5[kV](上限値および下限値を含む)の範囲内であった。
ただし、高周波電圧の周波数は300[kHz]とした。また、本発明品においてクリプトン85のような放射性物質は封入しておらず、始動に際して高周波電圧のみで始動させており、従来のもののように8[kV]の高圧パルス電圧は印加していない。
比較のために、第1の封止部7における領域Aにおいて導体20の一端部を、螺旋状に約2.5ターン分、第1の封止部7の外面に接触させて取り付けた点を除いて本発明の第1の実施形態にかかる高圧放電ランプシステム1と同じ構成を有している高圧放電ランプシステム(以下、「比較品」という)を10本試作し、本発明品と同じ条件でそれらの始動電圧を確認したところ、いずれも4.0[kV]〜6.5[kV](上限値および下限値を含む)の範囲内であった。
ただし、こちらも高周波電圧の周波数は300[kHz]とした。また、比較品においてクリプトン85のような放射性物質は封入しておらず、始動に際して高周波電圧のみで始動させており、高圧パルス電圧は印加していない。
〈第2の実施の形態〉
次に、本発明の第2の実施形態である高圧放電ランプシステムは、図8に示すように、高圧水銀ランプ40において発光管5に取り付けられている導体41の形状が異なる点を除いては上記した本発明の第1の実施形態である高圧放電ランプシステム1と同じ構成を有している。したがって、主にその導体41およびその取り付け方について詳細に説明し、その他の構成については説明を省略する。
図8に示すように、発光管5には、高圧水銀ランプ40の始動時にその始動補助として機能する例えば線径が0.1[mm]以上2.0[mm]以下の範囲内、例えば0.3[mm]の鉄とクロムの合金からなる導体41が取り付けられている。具体的に導体41は、一端部が第1の封止部7のうち、第1の金属箔16が位置する部分(図8中、領域Aで示す)の外面上に位置し、かつ発光部6および第2の封止部8を跨って第2の外部リード線19へ向かって延在し、その他端部が第2の外部リード線19に電気的に接続されることによって第2の電極11と電気的に接続される。「領域A」は、上記した実施形態と同様に第1の封止部7において、第1の金属箔16の長手方向における一端を含み、かつ第1の封止部7の長手方向の中心軸(発光管5の長手方向の中心軸Xに一致)に垂直な面A1(図8参照)と、第1の金属箔16の長手方向における他端を含み、かつ第1の封止部7の長手方向の中心軸に垂直な面A2(図8参照)との二つの面で挟まれた領域を示す。
そして、このとき導体41の一端部の一部は、図9に示すように、略U字状に曲げられており、第1の封止部7の外面のうち、第1の金属箔16が位置する部分であって、かつ第1の封止部7を第1の金属箔16の一方の主面D(図9参照)を含む面E(図9参照)で切った場合における一方の主面D側の領域(図9中、Fで示す)において、当該略U字状に曲げられた部分の頂点(図9中、Bで示す)が実質的に一点のみで接触している。換言すれば、第1の封止部7を領域Aのみ切り出し、それを第1の金属箔16の一方の主面Dを含む面Eで切る、つまり略半割りしたものにおいて、導体41の頂点Bがその曲面(第1の封止部7の外面部分)、すなわち上記した接触制限領域に実質的に一点のみで接触していることを言う。ただし、第1の金属箔16の主面とは、最大面積を有する面であり、図8の正面図において見えている面およびその裏面が相当する。
もちろん、このとき導体41の頂点Bが第1の封止部7の外面の接触制限領域において実質的に一点のみで「接触」している場合に限らず、導体41の頂点Bが第1の封止部7の外面の接触制限領域において実質的に一点のみで「近接」、つまり導体41の頂点Bと第1の封止部7の外面との間の最短距離(図5の最短距離dと同じ)が0.3[mm]以下の場合であってもよい。
図8に示す例において導体41はその一端部が第1の封止部7に螺旋状に約2.5ターン巻き付けられるように周回して取り付けられているが、導体41は第1の封止部7の外面のうち、接触制限領域に限っては一点のみで接触または近接しており、その他の部分が接触制限領域において接触または近接していない。もちろん、導体41は、第1の封止部7の外面のうち、接触制限領域以外の領域において点状、線状、あるいは面状のどのような形態で接触または近接していてもよいし、していなくてもよく、また第1の封止部7以外の発光部6や第2の封止部8の外面において点状、線状、あるいは面状のどのような形態で接触または近接していてもよいし、していなくてもよい。もちろん、接触制限領域以外の領域において、導体41は発光管5に対して巻き付けられるように周回して取り付けられてもよいし、単に線状に沿わすように取り付けてもよい。つまり、導体41の発光管5に対する取り付け方は接触制限領域以外の領域において特に問わない。
もっとも、図8に示す例でも、導体41には第1の封止部7を例えば約2.5ターン周回する巻回部42が形成され、しかもこの巻回部42をもともと第1の封止部7の径よりも小さく巻いておき、第1の封止部7に取り付ける際、その巻回部42の内径が拡径するように取り付けられることが好ましい。これにより、導体41のうち、第1の封止部7の外面と実質的に一点で接触している部分は巻回部42の縮径する方向への復元力によって第1の封止部7の外面に圧接させることができ、第1の封止部7の外面に対する位置ずれを防止することができる。
なお、上記した例でも、導体41として例えば鉄とクロムの合金を用いた場合について説明したが、鉄とクロムの合金以外にもモリブデン等の金属線を用いることができる。また、導体41においてその曲げを「略U字状」に代えて「略くの字状」にし、その略くの字状に曲げた部分の頂点を第1の封止部7の外面の接触制限領域において一点で接触または近接させてもよい。さらに、導体41において略U字状または略くの字状に曲げられた部分が線状になっていればよく、その他の部分が例えば帯状になっていてもよい。
以上のとおりの本発明の第2の実施形態にかかる高圧放電ランプシステムの構成によれば、本発明の第1の実施形態にかかる高圧放電ランプシステム1と同様に、第1の電極10と第2の電極11との間に周波数が10[kHz]以上10[MHz]以下の範囲内から選択される高周波電圧が印加されると、(1)まず第一に第1の電極10と電気的に接続されている導体41の一部と第1の金属箔16との間に存在するガラスが誘電分極し、しかも第1の金属箔16が第1の封止部7においてガラスと密着しているために、つまり導体41と第1の金属箔16との間において誘電分極を低下させる要因となる空間が無いために強い誘電分極が得られ、(2)第二に第1の封止部7の外面の接触制限領域において導体41が第1の封止部7の外面に実質的に一点でのみ接触または近接しているために、導体41の一部と第1の封止部7の外面(ガラス面)との間で極めて著しい不平等電界が発生して電界集中を起こさせることができるとともに、(3)第三に導体41に高周波電圧が印加されているために、導体41からの電子放出を早くさせることができる。その結果、これらの相乗効果として導体41の略U字状または略くの字状の部分と第1の金属箔16との間に印加される電圧が非常に低い電圧、例えば1.5[kV]〜2.0[kV](上限値および下限値を含む)であっても導体41の略U字状または略くの字状の部分から電子放出が起こり、その放出電子によって導体41の略U字状または略くの字状の部分と第1の封止部7の外面(ガラス面)との間における空気中の主に窒素が電離し、沿面放電またはコロナ放電を引き起こす。そして、窒素が電離する際、波長が100[nm]〜400[nm](上限値および下限値を含む)の紫外線を放射するために、それが第1の封止部7のガラスを通って放電空間9内の金属物質、すなわち発光物質の水銀や第1の電極10、第2の電極11に照射され、光電効果によって放電空間9内の光電子を増大させることができる。したがって、この光電子によって第1の電極10および第2の電極11間での絶縁破壊を補助し、従来のような放射性物質を使用しなくとも、また高周波電圧に重畳させて高圧パルスを印加しなくとも極めて低い始動電圧(例えば3.0[kV]以下)で始動が可能となる。よって、安価で低い始動電圧でも始動可能な高圧放電ランプシステム1を実現することができる。
なお、導体41が第1の封止部7の外面のうち、第1の金属箔16以外の金属部材、例えば電極棒12に位置する部分に配置されていたとしても、導体41と電極棒12との間に存在するガラスは誘電分極するものの、電極棒12の周囲にはそのガラスとの間に空泡が発生するために、前記誘電分極に比して弱いものとなる。
特に、その高周波電圧の周波数は200[kHz]以上であることが好ましい。これにより、高周波電圧を印加した際の導体41からの電子放出を一層早めることができる。
〈第3の実施の形態〉
次に、本発明の第3の実施形態であるプロジェクタについて、図10および図11を参照して説明する。
図10は、第1の実施形態である高圧放電ランプシステム1が用いられたプロジェクタの一例として、フロントプロジェクタ43の概略構成を示す。フロントプロジェクタ43は、その前方に設置したスクリーン(図示せず)に向けて画像を投影するタイプのプロジェクタである。
なお、図10は、後述する筐体44の天板を取り除いた状態を示している。
フロントプロジェクタ43は、筐体44に収納された、光源であるランプユニット23、光学ユニット45、制御ユニット46、投射レンズ47、冷却ファンユニット48、および電源ユニット49等から構成されている。光学ユニット45は、画像形成ユニットからの出射光を合成する光合成ユニット、入射光を偏光させて画像を形成する画像形成ユニット、およびランプユニット23からの照明光をその画像形成ユニットに照射する照明ユニット(いずれも図示せず)を有している。照明ユニットは、3色のカラーフィルタ等(図示せず)を有し、照明光を3原色に分解して画像形成ユニットに照射する。3原色に分解された光を光合成ユニットで合成することにより、フルカラーの画像を得られる。制御ユニット46は、画像形成ユニット等を駆動制御する。投射レンズ47は、光合成ユニットにより合成された光学像を拡大投射する。電源ユニット49は、上記した点灯回路3を含み、商用電源から供給される電力を、制御ユニット46やランプユニット23に適した電力に変換してそれぞれ供給する。
また、第1の実施形態である高圧放電ランプシステム1は、図11に示すプロジェクタの一例であるリアプロジェクタ50の光源としても用いることができる。リアプロジェクタ50は、ランプユニット23、光学ユニット、投射レンズ、ミラーおよび高圧放電ランプ点灯装置(いずれも図示せず)等が筐体51内に収納された構成を有している。投射レンズから投射されミラーで反射された画像が、透過式スクリーン52の裏側から投影されて画像表示される。
以上のような本発明の第3の実施形態であるプロジェクタにかかる構成によれば、安価なプロジェクタを実現することができる。
なお、上記第3の実施形態では、高圧放電ランプシステムとして第1の実施形態の高圧放電ランプ1を用いた場合について説明したが、もちろん第2の実施形態の高圧放電ランプシステム1を用いた場合でも上記と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記各実施形態では、高圧水銀ランプとして定格電力165[W]の高圧水銀ランプ4を用いた場合について説明したが、これに限らず定格電力が例えば100[W]以上400[W]以下の範囲内の高圧水銀ランプを用いた場合でも上記と同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、放射性物質を使用することなく低い始動電圧でも始動可能を必要とされる用途にも適用することができる。
本発明の第1の実施形態である高圧放電ランプシステムの構成を示すブロック図 同じく高圧放電ランプシステムに含まれる高圧水銀ランプの発光管を示す正面図 同じく高圧放電ランプシステムに含まれる高圧水銀ランプの電極の概略構成を示す正面図 図2のC−C線の断面図(ただし、導体が第1の封止部に接触している場合) 図2のC−C線の断面図(ただし、導体が第1の封止部に近接している場合) 同じく高圧放電ランプシステムに含まれるランプユニットを示す一部切欠斜視図 同じく高圧放電ランプシステムに含まれる点灯回路の動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態である高圧放電ランプシステムに含まれる高圧水銀ランプの発光管を示す正面図 図8のC−C線の断面図 本発明の第3の実施形態である投射型画像表示装置として、フロントプロジェクタの構成を示す一部切欠斜視図 同じく投射型画像表示装置として、リアプロジェクタの構成を示す斜視図
符号の説明
1 高圧放電ランプシステム
2 電源ユニット
3 点灯回路
4,40 高圧水銀ランプ
5 発光管
6 発光部
7 第1の封止部
8 第2の封止部
9 放電空間
10 第1の電極
11 第2の電極
10a,11a 電極の先端部
10b,11b 突起部
12,13 電極棒
14,15 電極コイル
16 第1の金属箔
17 第1の外部リード線
18 第2の金属箔
19 第2の外部リード線
20,41 導体
21,42 巻回部
22 反射鏡
23 ランプユニット
24 反射面
25 電源接続用端子
26 口金
27 電力供給線
28 ネック部
29 接着剤
30 貫通孔
31 DC/DCコンバータ
32 DC/ACインバータ
33 高電圧供給部
34 ランプ電流検出部
35 ランプ電圧検出部
36 制御部
37 スイッチング素子
38 コイル
39 コンデンサ
43 フロントプロジェクタ
44,51 筐体
45 光学ユニット
46 制御ユニット
47 投射レンズ
48 冷却ファンユニット
49 電源ユニット
50 リアプロジェクタ
52 透過式スクリーン

Claims (6)

  1. 高圧放電ランプと前記高圧放電ランプを始動、点灯維持させる点灯回路とを備え、
    前記高圧放電ランプは、内部に放電空間が形成された発光部とこの発光部に連接された第1および第2の封止部とを有するガラス製の容囲器と、
    一端部が前記発光部内に位置し、かつ他端部が前記第1の封止部に封止された第1の金属箔に接続された第1の電極と、
    一端部が前記発光部内に位置し、かつ他端部が前記第2の封止部に封止された第2の金属箔に接続された第2の電極と、
    前記第2の電極と電気的に接続されており、かつ一部が少なくとも前記第1の封止部のうち、前記第1の金属箔が位置する部分の外面に接触または近接した導体とをそれぞれ有し、
    前記第1の封止部の外面のうち、前記第1の金属箔が位置する部分であって、かつ前記第1の封止部を前記第1の金属箔の一方の主面を含む面で切った場合における前記一方の主面側の領域において、前記導体は前記第1の封止部の外面に実質的に一点のみで接触または近接し、
    前記点灯回路は、前記第1の電極と前記第2の電極との間に周波数が10[kHz]以上10[MHz]以下の範囲内から選択される高周波電圧を印加して前記高圧放電ランプを始動させることを特徴とする高圧放電ランプシステム。
  2. 前記導体は、金属線からなり、かつその一端が前記第1の封止部のうち、前記第1の金属箔が位置する部分の外面上に位置し、
    前記第1の封止部の外面のうち、前記第1の金属箔が位置する部分であって、かつ前記第1の封止部を前記第1の金属箔の一方の主面を含む面で切った場合における前記一方の主面側の領域において、前記導体の一端が前記第1の封止部の外面に一点で接触または近接していることを特徴とする請求項1記載の高圧放電ランプシステム。
  3. 前記導体は、一部が略U字状または略くの字状に曲げられた金属線からなり、かつ当該略U字状または略くの字状に曲げられた部分が前記第1の封止部のうち、前記第1の金属箔が位置する部分の外面上に位置し、
    前記第1の封止部の外面のうち、前記第1の金属箔が位置する部分であって、かつ前記第1の封止部を前記第1の金属箔の一方の主面を含む面で切った場合における前記一方の主面側の領域において、前記導体の略U字状または略くの字状に曲げられた部分の頂点が前記第1の封止部の外面に一点で接触または近接していることを特徴とする請求項1記載の高圧放電ランプシステム。
  4. 前記導体は前記第1の封止部を周回する巻回部を有し、
    前記導体のうち、前記第1の封止部の外面と実質的に一点で接触している部分は前記巻回部の復元力によって前記第1の封止部の外面に圧接されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の高圧放電ランプシステム。
  5. 前記高周波電圧の周波数は200[kHz]以上であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の高圧放電ランプシステム。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載された高圧放電ランプシステムを備えたことを特徴とするプロジェクタ。
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