JP2009170873A - 積層コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】低ESLであり、かつESR制御を容易に行なうことができる、積層コンデンサを提供する。
【解決手段】コンデンサ本体8において、2個の第1のコンデンサ部によって1個の第2のコンデンサ部13が挟まれるように配置し、第1のコンデンサ部に設けられる第1および第2の内部電極の各々の引出し部の幅方向寸法に比べて、第2のコンデンサ部13に設けられる第3および第4の内部電極19および20の各々の引き出し部26および28の幅方向寸法L2をより短くしながら、第1および第2のコンデンサ部間での引出し部の幅の比率や内部電極の積層枚数の比率を変更することによって、ESRを制御し、他方、第1のコンデンサ部において、内部電極から外部端子電極までの電流経路をより分散させ、第1のコンデンサ部のESLを相対的に低くすることにより、低ESL化する。
【選択図】図4

Description

この発明は、積層コンデンサに関するもので、特に、積層コンデンサの等価直列抵抗(ESR)の制御を容易にするための改良に関するものである。
電源回路においては、電源ラインやグラウンドに存在するインピーダンスによって、電源ラインでの電圧変動が大きくなると、駆動する回路の動作が不安定になったり、電源回路を経由して回路間の干渉が起こったり、発振を起こしたりする。そこで、通常、電源ラインとグラウンドとの間には、デカップリングコンデンサが接続されている。デカップリングコンデンサは、電源ラインとグラウンドとの間のインピーダンスを低減し、電源電圧の変動や回路間の干渉を抑える役割を果たしている。
さて、近年、携帯電話などの通信機器やパーソナルコンピュータなどの情報処理機器では、大量の情報を処理するために信号の高速化が進んでおり、使用されるICのクロック周波数も高周波化が進んでいる。このため、高調波成分を多く含むノイズが発生しやすくなり、IC電源回路においては、より強力なデカップリングを施す必要がある。
デカップリング効果を高めるためには、インピーダンス周波数特性の優れたデカップリングコンデンサを用いることが有効であり、このようなデカップリングコンデンサとしては、積層セラミックコンデンサが挙げられる。積層セラミックコンデンサは、ESL(等価直列インダクタンス)が小さいため、電解コンデンサに比べて、広い周波数帯域にわたってノイズ吸収効果に優れている。
デカップリングコンデンサのもう1つの役割は、ICへの電荷供給である。通常、デカップリングコンデンサはICの近傍に配置され、電源ラインに電圧変動が生じた際、デカップリングコンデンサからICに迅速に電荷が供給され、ICの立ち上がりが遅れるのを防止する。
コンデンサに充放電が起こるときは、コンデンサには、式:dV=L・di/dtで示される逆起電力dVが生じ、dVが大きいと、ICへの電荷の供給が遅くなってしまう。ICのクロック周波数が高周波化する中で、単位時間あたりの電流変動量di/dtは大きくなる傾向にある。すなわち、dVを小さくするためには、インダクタンスLを小さくする必要がある。このため、コンデンサのESLをさらに低減することが望まれている。
ESLがさらに低減された低ESL型の積層セラミックコンデンサとしては、たとえばLW逆転型の積層セラミックコンデンサが知られている。通常の積層セラミックコンデンサでは、外部端子電極が形成されているコンデンサ本体の端面の長さ方向の寸法(W寸法)は、コンデンサ本体の上記端面に隣接する側面の長さ方向の寸法(L寸法)より小さいが、LW逆転型の積層セラミックコンデンサでは、外部端子電極が形成されている端面の長さ方向の寸法(W寸法)が、側面の長さ方向の寸法(L寸法)より大きくされている。このようなLW逆転型の積層セラミックコンデンサでは、コンデンサ本体内部の電流経路が広く短くなることにより、ESLが低減される。
しかしながら、低ESL型の積層セラミックコンデンサでは、上記のように、電流経路が広く短くされるため、その分、ESRが低減される。
また、積層セラミックコンデンサには大容量化の要求がある。積層セラミックコンデンサを大容量化するためには、セラミック層および内部電極の積層枚数を増やすことが考えられるが、この場合も、電流経路が増えることにより、ESRが低減される。つまり、低ESL化および大容量化の要求を受けて、積層セラミックコンデンサのESRはますます低下する傾向にある。
しかし、コンデンサのESRが低くなりすぎると、回路においてインピーダンスの不整合が生じ、信号波形の立ち上がりが歪む「リンギング」と呼ばれる減衰振動が生じやすくなることが知られている。リンギングが生じると、乱れた信号により、ICが誤動作を起こすおそれがある。
また、コンデンサのESRが低くなりすぎると、コンデンサのインピーダンス周波数特性が共振周波数近傍で急峻になりすぎる。これにより、付近に実装された別のコンデンサの共振周波数との間で生じる反共振点が大きくなってしまい、反共振点近傍の周波数帯域におけるノイズ吸収効果が低下するおそれがある。
上記のように回路設計上好ましくない現象を防止するためには、ラインに直列に抵抗素子を接続し、インピーダンス周波数特性の波形をあえて鈍らせることが有効である。そして、近年、コンデンサ自体に抵抗成分を持たせることが提案されており、コンデンサのESRを制御する手段が注目されている。
たとえば特許文献1および2では、内部電極と電気的に接続される外部端子電極に抵抗成分を含有させることにより、ESRを制御することが提案されている。特に、特許文献2では、ITOなどの抵抗材料を含有する抵抗ペーストにコンデンサ本体を浸漬することによってコンデンサ本体上に付与された抵抗ペーストを焼き付けることにより、抵抗成分を含有する外部端子電極が形成された積層セラミックコンデンサが記載されている。
特許文献1および2に記載のように、外部端子電極に抵抗成分を含有させる場合、コンデンサのESRを制御するためには、抵抗材料の比抵抗を調整する、もしくは抵抗ペーストの塗布厚を調整する、といった手段が考えられる。
しかし、抵抗材料の比抵抗を調整すべく、数種類の抵抗ペーストを準備するのは煩雑である。また、比抵抗を調整するために抵抗ペーストの組成を変えると、内部電極との反応性やコンデンサ本体への固着力など、その他の因子に影響が出るおそれがある。
また、抵抗ペーストの塗布厚を調整するためには、抵抗ペーストの粘度を調整する必要があり、この場合も、抵抗ペーストの組成を変える結果、その他の因子に影響が出るおそれがある。さらに、抵抗ペーストの厚付けには技術的に限界があるため、特にESRを高める方向での制御に制約が生じるという問題がある。
特開2004−47983号公報 国際公開第2006/022258号パンフレット
そこで、この発明の目的は、低ESLでありかつESR制御を容易に行なうことができる積層コンデンサを安価かつ簡便に提供しようとすることである。
この発明の第1の局面に係る積層コンデンサは、積層された複数の誘電体層をもって構成される積層構造を有し、誘電体層の面方向に延びかつ互いに対向する第1および第2の主面と互いに対向する第1および第2の側面と互いに対向する第1および第2の端面とを有する直方体形状をなし、かつ第1および第2の端面の各々の長手方向の寸法が第1および第2の側面の各々の長手方向の寸法よりも長い、コンデンサ本体を備えている。コンデンサ本体の第1および第2の端面上には、それぞれ、第1および第2の外部端子電極が形成される。
コンデンサ本体には、誘電体層の積層方向に沿って配置された、第1のコンデンサ部と第2のコンデンサ部とが構成される。第1のコンデンサ部には、静電容量を形成するように所定の誘電体層を介して互いに対向する第1および第2の内部電極が設けられ、第2のコンデンサ部には、静電容量を形成するように所定の誘電体層を介して互いに対向する第3および第4の内部電極が設けられる。
第1の内部電極は、第1の容量部と第1の容量部から第1の端面に引き出されかつ第1の外部端子電極と電気的に接続された第1の引出し部とを有し、第2の内部電極は、所定の誘電体層を介して第1の容量部と対向する第2の容量部と第2の容量部から第2の端面に引き出されかつ第2の外部端子電極と電気的に接続された第2の引出し部とを有している。
第3の内部電極は、第3の容量部と第3の容量部から第1の端面に引き出されかつ第1の外部端子電極と電気的に接続された第3の引出し部とを有し、第4の内部電極は、所定の誘電体層を介して第3の容量部と対向する第4の容量部と第4の容量部から第2の端面に引き出されかつ第2の外部端子電極と電気的に接続された第4の引出し部とを有している。
このような構成を有する第1の局面に係る積層コンデンサにおいて、この発明では、前述した技術的課題を解決するため、第3の引出し部が、第1の引出し部に比べて幅狭な部分を有することを特徴としている。
この第1の局面に係る積層コンデンサにおいて、第2の引出し部と第4の引出し部とについても、第4の引出し部が、第2の引出し部に比べて幅狭な部分を有していてもよい。
第2のコンデンサ部において、複数枚の第3の内部電極が積層方向に連続して配列されてもよい。
以上のような第1の局面に係る積層コンデンサは、コンデンサ本体において、2個の第1のコンデンサ部によって第2のコンデンサ部が挟まれるように配置され、第1または第2の主面を実装面側に向けて実装されることが好ましい。
この発明の第2の局面に係る積層コンデンサは、積層された複数の誘電体層をもって構成される積層構造を有し、互いに対向する第1および第2の主面と誘電体層の面方向に延びかつ互いに対向する第1および第2の側面と互いに対向する第1および第2の端面とを有する直方体形状をなす、コンデンサ本体を備えている。コンデンサ本体の少なくとも第2の主面上には、互いに電気的に絶縁された状態で、第1および第2の外部端子電極が形成される。
コンデンサ本体には、誘電体層の積層方向に沿って配置された、第1のコンデンサ部と第2のコンデンサ部とが構成される。第1のコンデンサ部には、静電容量を形成するように所定の誘電体層を介して互いに対向する第1および第2の内部電極が設けられ、第2のコンデンサ部には、静電容量を形成するように所定の誘電体層を介して互いに対向する第3および第4の内部電極が設けられる。
第1の内部電極は、第1の容量部と第1の容量部から第2の主面に引き出されかつ第1の外部端子電極と電気的に接続された第1の引出し部とを有し、第2の内部電極は、所定の誘電体層を介して第1の容量部と対向する第2の容量部と第2の容量部から第2の主面に引き出されかつ第2の外部端子電極と電気的に接続された第2の引出し部とを有している。
第3の内部電極は、第3の容量部と第3の容量部から引き出されかつ第1の外部端子電極と電気的に接続された第3の引出し部とを有し、第4の内部電極は、所定の誘電体層を介して第3の容量部と対向する第4の容量部と第4の容量部から引き出されかつ第2の外部端子電極と電気的に接続された第4の引出し部とを有している。
このような構成を有する第2の局面に係る積層コンデンサにおいて、この発明では、前述した技術的課題を解決するため、同じ方向で比較した場合において、第3の引出し部は、第1の引出し部に比べて幅狭な部分を有し、積層コンデンサは、第2の主面を実装面側に向けて実装されることを特徴としている。
この第2の局面に係る積層コンデンサにおいて、典型的には、第3の引出し部および第4の引出し部は、第2の主面に引き出されるが、第1の外部端子電極が、第2の主面上から少なくとも第1の端面上にまで回り込むように形成されるとき、第3の引出し部は、第1の外部端子電極と電気的に接続されるように第1の端面に引き出されてもよく、また、第2の外部端子電極が、第2の主面上から少なくとも第2の端面上にまで回り込むように形成されるとき、第4の引出し部は、第2の外部端子電極と電気的に接続されるように第2の端面に引き出されてもよい。
第2の局面に係る積層コンデンサにおいて、第1の外部端子電極は、第2の主面上から、第1の端面上、第1および第2の側面の各一部上ならびに第1の主面の一部上にまで回り込むように形成され、第2の外部端子電極は、第2の主面上から、第2の端面上、第1および第2の側面の各一部上ならびに第1の主面の一部上にまで回り込むように形成されることが好ましい。
また、第2の局面に係る積層コンデンサにおいて、第2の引出し部と第4の引出し部とについても、第4の引出し部が、第2の引出し部に比べて幅狭な部分を有していてもよい。
第2のコンデンサ部において、複数枚の第3の内部電極が積層方向に連続して配列されてもよい。
コンデンサ本体において、2個の第1のコンデンサ部によって第2のコンデンサ部が挟まれるように配置されていることが好ましい。
この発明によれば、第3の内部電極の第3の引出し部が、第1の内部電極の第1の引出し部に比べて幅狭な部分を有しているので、第2のコンデンサ部における1層あたりのESRは、第1のコンデンサ部における1層あたりのESRよりも高くなる。また、第1のコンデンサ部においては、第2のコンデンサ部における場合に比べて、内部電極から外部端子電極までの電流経路がより分散されるため、第1のコンデンサ部のESLが相対的に低くなり、共振周波数が相対的に高くなる。
これらのことから、この発明に係る積層コンデンサの特性は、第1のコンデンサ部の低ESL特性と第2のコンデンサ部の高ESR特性とが複合されたものとなり、この発明によれば、低ESLであるとともに高ESRである積層コンデンサを得ることができる。また、第1のコンデンサ部と第2のコンデンサ部との間での引出し部の幅の比率や内部電極の積層枚数の比率を変更することにより、共振点位置やESRを容易に制御することができる。
この発明において、第2の引出し部と第4の引出し部とについても、第4の引出し部が、第2の引出し部に比べて幅狭な部分を有するようにされると、コンデンサ本体内部における引出し部の配置のバランスを良好なものとすることができるため、コンデンサ本体の積層状態を安定なものとすることができる。
第2のコンデンサ部において、幅狭な部分を有する結果、露出した第3の引出し部の幅方向寸法が相対的に短くなる場合、第3の内部電極については、第1の外部端子電極との接触面積が相対的に小さくなるため、第1の外部端子電極との間で良好な接触状態が得られず、積層コンデンサ全体の容量が低下するおそれがある。このような場合には、第2のコンデンサ部において、複数枚の第3の内部電極が積層方向に連続して配置されていると、ある第3の内部電極が第1の外部端子電極との間で接触不良を起こした場合でも、残りの第3の内部電極がバックアップして容量を形成するため、設計容量からそれほど外れない容量を得ることができる。
この発明の第1の局面に係る積層コンデンサが、コンデンサ本体において、2個の第1のコンデンサ部によって第2のコンデンサ部が挟まれるように配置され、第1または第2の主面を実装面側に向けて実装されると、第1のコンデンサ部が第2のコンデンサ部よりも実装面に近づいて配置される。第1のコンデンサ部は、第2のコンデンサ部に比べて、内部電極から外部端子電極までの電流経路がより分散されているため、実装面と積層コンデンサとの間の電流ループがより分散され、ループインダクタンスが低下する。特に、高周波帯域においては、表皮効果により積層コンデンサの最下層1組の内部電極に流れる電流がESLに大きく影響するため、この発明による効果が一層顕著に現れる。
この発明の第2の局面において、第3の引出し部および第4の引出し部が第2の主面に引き出されると、第2のコンデンサ部を高ESR部として機能させながら、全体的に積層コンデンサのESLを下げたい場合に有効な構成とすることができる。
他方、第1の外部端子電極が、第2の主面上から少なくとも第1の端面上にまで回り込むように形成されながら、第3の引出し部が、第1の外部端子電極と電気的に接続されるように第1の端面に引き出され、かつ、第2の外部端子電極が、第2の主面上から少なくとも第2の端面上にまで回り込むように形成されながら、第4の引出し部が、第2の外部端子電極と電気的に接続されるように第2の端面に引き出されると、実装面から第2のコンデンサ部に至る経路を長くすることができる。したがって、このような構成は、第2のコンデンサ部のESRをより高めたい場合に有効である。
この発明の第2の局面において、第1の外部端子電極が、第2の主面上から、第1の端面上、第1および第2の側面の各一部上ならびに第1の主面の一部上にまで回り込むように形成され、第2の外部端子電極が、第2の主面上から、第2の端面上、第1および第2の側面の各一部上ならびに第1の主面の一部上にまで回り込むように形成されていると、第1および第2の外部端子電極の、コンデンサ本体に対する固着力を向上させることができる。
図1ないし図4を参照して、この発明の第1の実施形態について説明する。この第1の実施形態ならびに後述する第2ないし第9の実施形態は、この発明の第1の局面に属する。
まず、図1は、第1の実施形態による積層コンデンサ1の外観を示す斜視図である。積層コンデンサ1は、互いに対向する第1および第2の主面2および3と互いに対向する第1および第2の側面4および5と互いに対向する第1および第2の端面6および7とを有する直方体形状をなす、コンデンサ本体8を備えている。この積層コンデンサ1は、いわゆるLW逆転型であり、第1および第2の端面6および7の各々の長手方向の寸法Leは、第1および第2の側面6および7の各々の長手方向の寸法Lsよりも長い。
コンデンサ本体8の第1および第2の端面6および7上には、それぞれ、第1および第2の外部端子電極9および10が形成される。この実施形態では、第1および第2の外部端子電極9および10は、第1および第2の主面2および3ならびに第1および第2の側面4および5の各一部にまで延びるように形成されている。
コンデンサ本体8は、積層された複数の誘電体層11(図3および図4参照)をもって構成される積層構造を有している。前述した主面2および3は、誘電体層11の面方向に延びている。
図2は、コンデンサ本体8において構成される第1および第2のコンデンサ部12および13の配置状態を、実装基板14とともに、図1の線A−Aに沿う断面をもって示すブロック図である。図2に示すように、コンデンサ本体8には、2個の第1のコンデンサ12と1個の第2のコンデンサ13とが構成され、誘電体層11の積層方向に沿って、2個の第1のコンデンサ部12によって第2のコンデンサ部13が挟まれるように配置される。また、コンデンサ本体8の積層方向における両端部には、内部電極が形成されず、容量形成に寄与しない外層部15が設けられている。
図2に示すように、コンデンサ本体8の第2の主面3を、実装基板14の表面によって与えられる実装面16側に向けて積層コンデンサ1が実装される。第1のコンデンサ部12は、第2のコンデンサ部13に比べて、実装面16により近い位置に配置される。図示しないが、コンデンサ本体8の第1の主面2を実装面16側に向けて、積層コンデンサ1が実装される場合も同様である。
なお、2個の第1のコンデンサ部12によって第2のコンデンサ部13が挟まれるといった好ましい構成を実現するため、図2では、2個の第1のコンデンサ12によって1個の第2のコンデンサ部13が挟まれるように配置されたが、積層方向での両端部に第1のコンデンサ部12が配置される限り、積層方向での中間部では、第2のコンデンサ部13に加えて第1のコンデンサ部12が配置されても、2個以上の第2のコンデンサ部13が配置されてもよい。
第1のコンデンサ部12には、図3に示すように、第1および第2の内部電極17および18が設けられる。第1および第2の内部電極17および18は、静電容量を形成するように所定の誘電体層11を介して互いに対向している。第2のコンデンサ部13には、図4に示すように、第3および第4の内部電極19および20が設けられる。第3および第4の内部電極19および20は、積層方向に各々1枚ずつ交互に配列され、静電容量を形成するように所定の誘電体層11を介して互いに対向している。
図3(1)に示すように、第1の内部電極17は、第1の容量部21と第1の容量部21から第1の端面6に引き出されかつ第1の外部端子電極9と電気的に接続された第1の引出し部22とを有している。図3(2)に示すように、第2の内部電極18は、所定の誘電体層11を介して第1の容量部21と対向する第2の容量部23と第2の容量部23から第2の端面7に引き出されかつ第2の外部端子電極10と電気的に接続された第2の引出し部24とを有している。
図4(1)に示すように、第3の内部電極19は、第3の容量部25と第3の容量部25から第1の端面6に引き出されかつ第1の外部端子電極9と電気的に接続された第3の引出し部26とを有している。図4(2)に示すように、第4の内部電極20は、所定の誘電体層11を介して第3の容量部25と対向する第4の容量部27と第4の容量部27から第2の端面7に引き出されかつ第2の外部端子電極10と電気的に接続された第4の引出し部28とを有している。
第3および第4の引出し部26および28は、それぞれ、第1および第2の引出し部22および24に比べて幅狭な部分を有している。より具体的には、第3および第4の引出し部26および28は、それぞれ、第3および第4の容量部25および27より全体的に幅方向寸法が短くかつ一定の幅方向寸法を有していて、第3および第4の容量部25および27の各々の幅方向の中央部から引き出されている。
図3(1)および図4(1)をともに参照すればわかるように、第1の引出し部22と第3の引出し部26とは、コンデンサ本体8の積層方向に投影した際に一部において互いに重なるように配置されている。そして、第1の端面6に露出した第1の引出し部22の幅方向寸法L1は、同じく第1の端面6に露出した第3の引出し部26の幅方向寸法L2よりも長くなっている。
このように、第1の実施形態による積層コンデンサ1においては、第3および第4の引出し部26および28が、それぞれ、第1および第2の引出し部22および24より全体的に幅方向寸法が短く、その結果、第1の内部電極17と第1の外部端子電極9との接触面積が、第3の内部電極19と第2の外部端子電極10との接触面積よりも大きくなっているため、第2のコンデンサ部13における1層あたりのESRは、第1のコンデンサ部12における1層あたりのESRよりも高くなる。また、第1のコンデンサ部12における第1の内部電極17から第1の外部端子電極9までの電流経路が、第2のコンデンサ部13における第3の内部電極19から第1の外部端子電極9までの電流経路と比較して、より分散されるため、第1のコンデンサ部12のESLが相対的に低くなり、共振周波数が相対的に高くなる。
この結果、積層コンデンサ1の特性は、第1のコンデンサ部12の低ESL特性と第2のコンデンサ部13の高ESR特性とが複合されたものとなり、積層コンデンサ1を低ESLかつ高ESRのものとすることができる。
なお、ESRを高める観点からすると、第1のコンデンサ部12に比べて、第2のコンデンサ部13の方において、その容量が大きくされることが好ましい。そのため、たとえば、第1のコンデンサ部12における第1および第2の内部電極17および18の組数よりも、第2のコンデンサ部13における第3および第4の内部電極19および20の組数を多くすることが行なわれる。
また、上述のように、第1の内部電極17から第1の外部端子電極9までの電流経路がより分散された第1のコンデンサ12が、図2に示すように、第2のコンデンサ部13よりも実装面16に近づいて配置されるため、実装面16と積層コンデンサ1との間の電流ループが分散され、ループインダクタンスが低下する。特に、高周波帯域においては、表皮効果により、積層コンデンサ1の最下層1組の第1および第2の内部電極17および18に流れる電流がESLに大きく影響するため、上述した効果が一層顕著に現れる。
この実施形態のように、2個の第1のコンデンサ部12によって第2のコンデンサ部13が挟まれるといった好ましい構成を採用すると、図示しないが、コンデンサ本体8の第1の主面2を実装面16側に向けて、積層コンデンサ1を実装しても、第1のコンデンサ部12を、第2のコンデンサ部13に比べて、実装面16により近い位置に配置することができる。よって、実装に際して、第1の主面2と第2の主面3との間で区別する必要がないため、実装工程を能率的に進めることができる。
なお、上述のような利点を特に望まないならば、たとえば、1個の第1のコンデンサ部12と1個の第2のコンデンサ部13とから、コンデンサ本体8が構成されてもよい。この場合には、第1のコンデンサ部12が、第2のコンデンサ部13に比べて、実装面16により近い位置になるように実装されることが好ましい。
前述した「1層あたりESR」は、たとえば、次のように求めることができる。
まず、コンデンサのESRは、電極1層あたりの抵抗をR、積層数をNとしたとき、以下の式で表される。
コンデンサのESR=R(4N−2)/N
次に、第1のコンデンサ部12では、第1のコンデンサ部12全体のESRをコンデンサのESRとして逆算して、電極1層あたりの抵抗Rを算出し、このRの値を上記式に代入し、かつN=2(コンデンサ1層は内部電極2枚が対向して形成される。)を上記式に代入することにより、「1層あたりESR」を算出することができる。
この1層あたりのESRは、内部電極の材料の比抵抗を調整したり、内部電極の厚みを調整したりするなどの方法により、微調整することができる。
なお、この実施形態においては、第2および第4の引出し部24および28についても、上述した第1および第3の引出し部22および26の場合と同様の関係を有している。このように構成すれば、コンデンサ本体8の内部における引出し部22、24、26および28の配置のバランスが良好になるため、たとえば、コンデンサ本体8の積層状態が安定するといった効果が得られる。しかし、図示の実施形態のように、第2および第2の引出し部24および28について、第1および第3の引出し部22および26の場合と同様の関係を必ずしも有していなくてもよい。このことは、後述する他の実施形態についても言えることである。
次に、積層コンデンサ1に備える各要素の詳細について説明する。
誘電体層11は、たとえば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどを主成分とする誘電体セラミックから構成される。なお、これら主成分に、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分が添加されていてもよい。また、誘電体層11の厚みは、たとえば1〜10μmとされることが好ましい。
内部電極17〜20に含まれる導電成分としては、たとえば、Ni、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。なお、この導電成分となる金属は、内部電極17〜20の各々について互いに同じであることが好ましい。また、内部電極17〜20の各々の焼成後の厚みは0.5〜2.0μmであることが好ましい。
外部端子電極9および10に含まれる導電成分としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。外部端子電極9および10は、複数の層からなる構造を有していてもよい。内部電極17〜20の導電成分としてNiを用いる場合、内部電極17〜20と外部端子電極9および10との接合性を高めるため、外部端子電極9および10の第1層に含まれる導電成分として、Cu、Niなどの卑金属を用いることが好ましい。
外部端子電極9および10は、内部電極17〜20と同時焼成したコファイアによるものでもよく、導電性ペーストを塗布して焼き付けたポストファイアによるものでもよく、さらには、直接めっきにより形成されたものでもよい。外部端子電極9および10の最終的な厚みは、最も厚い部分で20〜100μmであることが好ましい。
外部端子電極9および10上にはめっき膜が形成されてもよい。めっき膜を構成する金属としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。めっき膜は複数層からなる構造を有していてもよく、めっき膜の厚みは、1層あたり1〜10μmであることが好ましい。また、外部端子電極9および10とめっき膜との間に、応力緩和用の樹脂層が形成されてもよい。
次に、上述した積層コンデンサ1の製造方法の一例について説明する。
まず、誘電体層11となるべきセラミックグリーンシート、内部電極17〜20のための導電性ペースト、ならびに外部端子電極9および10のための導電性ペーストがそれぞれ準備される。これらセラミックグリーンシートおよび各種導電性ペーストには、バインダおよび溶剤が含まれるが、これらバインダおよび溶剤としては、それぞれ、公知の有機バインダおよび有機溶剤を用いることができる。また、外部端子電極9および10のための導電性ペーストには、ガラス成分が含まれることが多い。
次に、セラミックグリーンシート上に、たとえばスクリーン印刷法などにより所定のパターンをもって導電性ペーストが印刷される。これによって、内部電極17〜20の各々となるべき導電性ペースト膜が形成されたセラミックグリーンシートが得られる。
次に、上述のように導電性ペースト膜が形成されたセラミックグリーンシートを所定の順序でかつ所定枚数積層し、その上下に導電性ペースト膜が形成されていない外層用セラミックグリーンシートを所定枚数積層することによって、生の状態のマザー積層体が得られる。生のマザー積層体は、必要に応じて、静水圧プレスなどの手段により積層方向に圧着される。
次に、生のマザー積層体は所定のサイズにカットされ、それによって、コンデンサ本体8の生の状態のものが切り出される。
次に、生のコンデンサ本体8が焼成される。焼成温度は、セラミックグリーンシートに含まれるセラミック材料や導電性ペースト膜に含まれる金属材料にもよるが、たとえば900〜1300℃の範囲に選ばれることが好ましい。
次に、焼結後のコンデンサ本体8の第1および第2の端面6および7上に導電性ペーストが塗布され、焼き付けられることにより、外部端子電極9および10が形成される。この焼付け温度は、700〜900℃の範囲であることが好ましく、また、第1層19の形成のための焼付け温度よりも低い温度であることが好ましい。焼付け時の雰囲気としては、導電性ペーストに含まれる金属の種類に応じて、大気、Nまたは水蒸気+Nなどの雰囲気が使い分けられる。
次に、必要に応じて、外部端子電極9および10の表面にめっきが施され、積層コンデンサ1が完成される。
以下に、この発明の第2ないし第9の実施形態について、それぞれ、図5ないし図12を参照して説明するが、これら第2ないし第9の実施形態による積層コンデンサは、その外観、ならびに第1および第2のコンデンサ部12および13の配置状態等については、前述した図1に示す第1の実施形態による積層コンデンサ1の場合と同様である。
図5ないし図7、図9、図11および図12は、図4に対応する図であるが、図5ないし図7、図9、図11および図12の各々において、図4に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。また、図8および図10は、図3に対応する図であるが、図8および図10の各々において、図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態では、図5(1)〜(4)に順次示すように、第3の内部電極19と第4の内部電極20とが各々2枚ずつ交互に配列されている。第3および第4の内部電極19および20は、それぞれ、第1および第2の外部端子電極9および10との接触面積が相対的に小さいため、これら外部端子電極9および10とのコンタクトがうまく取れず、積層コンデンサ全体の容量が低下するおそれがある。第2の実施形態によれば、第3および第4の内部電極19および20をそれぞれ2枚ずつ連続して積層することにより、2枚のうち1枚のものがコンタクト切れを起こした場合でも、もう1枚のものがバックアップして容量を形成するため、設計容量からそれほど外れない容量を得ることができる。
第3および第4の内部電極19および20は、それぞれ複数枚ずつ交互に配列されていればよく、たとえば、3枚以上ずつ交互に配列されていてもよい。
なお、第2の実施形態では、第3の内部電極19の第3の引出し部26だけでなく、第4の内部電極20の第4の引出し部28についても、その幅方向寸法が相対的に短くされたが、第4の内部電極20の第4の引出し部28の幅方向寸法が相対的に短くされない場合、たとえば第2の内部電極28と同様の形状とされる場合には、第4の内部電極20については、特に、複数枚積層方向に連続して配列されなくてもよい。
図6に示した第3の実施形態では、第3および第4の内部電極19および20において、それぞれ、第3および第4の引出し部26および28が、第3および第4の容量部25および27の中央部からではなく、端部から引き出されている。このように、引出し部26および28の位置を、たとえば、第3および第4の容量部25および27の中央部、端部、あるいはこれらの中間部というように変更することにより、実装面16(図2参照)上に形成されるランドから外部端子電極9および10を介して引出し部26および28に達する電流経路を変化させることができる。これによって、外部端子電極9および10自体の抵抗成分を利用して、ESRを微調整することができる。
図7に示した第4の実施形態では、第3および第4の内部電極19および20において、それぞれ、第3および第4の引出し部26および28が、第3および第4の容量部25および27から第1および第2の端面6および7に向かって先細状に延びている。このような構成が採用されることにより、第3および第4の引出し部26および28から第3および第4の容量部25および27までの電流経路がより分散されやすくなるため、ESLを低下させることができる。
図8に示した第5の実施形態では、第1のコンデンサ部12における第1および第2の内部電極17および18の各々の第1および第2の引出し部22および24が、それぞれ、切欠き22aおよび24aを隔てて2箇所に分割された状態で形成されている。この第1のコンデンサ部12がたとえば図4に示した第2のコンデンサ部13と組み合わされると、コンデンサ本体8(図1参照)の積層方向に投影した際に、第1の引出し部22と第3の引出し部26とが互いに重ならず、かつ第2の引出し部24と第4の引出し部28とが互いに重ならない状態となる。このような構成が採用されることにより、コンデンサ本体8において局所的に生じ得る厚みの差を低減することができ、よって、コンデンサ本体8おける構造欠陥の発生を抑制することができる。
第5の実施形態では、図3(1)に示した第1の引出し部22の幅方向寸法L1に相当する寸法は、図8(1)に示すように、第1の引出し部22の、切欠き22aによって分断された各部分の幅方向寸法L11およびL12の和である。
なお、図8に示した第5の実施形態に関連して、第1のコンデンサ部12と組み合わされる第2のコンデンサ部13における第3および第4の引出し部26および28の形成位置に応じて、第1および第2の引出し部22および24に形成される切欠き22aおよび24aの位置は変更され得る。
図9に示した第6の実施形態では、図9(1)に示すように、第2のコンデンサ部13における第3の内部電極19の第3の引出し部26が、その引出し方向での中間部において幅狭部26aを有している。この幅狭部26aの幅方向寸法は、当然のことながら、第1の引出し部22(図3参照)の幅方向寸法より短い。第3の引出し部26の、第1の端面6に露出した端縁の幅方向寸法は、第1の引出し部22の幅方向寸法L1と等しくされることが好ましい。他方、図9(2)に示すように、第4の内部電極20にあっては、図3(2)に示した第2の内部電極18の場合と同様、第4の容量部27と第4の引出し部28とが一様な幅方向寸法をもって形成されている。
第6の実施形態においては、第3の引出し部26に形成された幅狭部26aが、第2のコンデンサ部13における1層あたりのESRを高めるように作用する。
図10に示した第7の実施形態では、第1のコンデンサ部12において、ダミー電極74および75が形成されている。より詳細には、ダミー電極74は、図10(1)に示すように、第1の内部電極17と同一面上において第2の端面7に露出するように形成されている。他方、ダミー電極75は、図10(2)に示すように、第2の内部電極18と同一面上において第1の端面6に露出するように形成されている。ダミー電極74の幅方向寸法は、それと同一面上にある第1の内部電極17の第1の引出し部22の露出端縁の幅方向寸法と同じであり、ダミー電極75の幅方向寸法は、それと同一面上にある第2の内部電極18の第2の引出し部24の露出端縁の幅方向寸法と同じであることが好ましい。
第7の実施形態のように、ダミー電極74および75を形成することにより、外部端子電極9および10に対して、内部電極17および18だけでなく、ダミー電極74および75もが接合するので、接合箇所が増え、その結果、外部端子電極9および10の、コンデンサ本体8に対する固着力を向上させることができる。また、外部端子電極9および10を、コンデンサ本体8の表面に直接めっきにより形成する場合、めっき析出の核となる部分を増えるため、固着力が向上するとともに、めっき時間を短縮することもできる。
図11に示した第8の実施形態では、第2のコンデンサ部13において、ダミー電極76および77が形成されている。より詳細には、ダミー電極76は、図11(1)に示すように、第3の内部電極19と同一面上において第2の端面7に露出するように形成されている。他方、ダミー電極77は、図11(2)に示すように、第4の内部電極20と同一面上において第1の端面6に露出するように形成されている。ダミー電極76の幅方向寸法は、それと同一面上にある第3の内部電極19の第3の引出し部26の露出端縁の幅方向寸法と同じであり、ダミー電極77の幅方向寸法は、それと同一面上にある第4の内部電極20の第4の引出し部28の露出端縁の幅方向寸法と同じであることが好ましい。
第8の実施形態によれば、前述の第7の実施形態の場合と同様の効果が奏される。
図12に示した第9の実施形態では、第8の実施形態において形成されたダミー電極76および77に加えて、第2のコンデンサ部13において、ダミー電極78〜85が形成されている。より詳細には、ダミー電極78〜81は、図12(1)に示すように、ダミー電極76と同様、第3の内部電極19と同一面上に形成されている。ダミー電極78および79は、第1の端面6に露出し、ダミー電極80および81は、ダミー電極76と同様、第2の端面7に露出する。他方、ダミー電極82〜85は、図12(2)に示すように、ダミー電極77と同様、第4の内部電極20と同一面上に形成されている。ダミー電極82および83は、ダミー電極77と同様、第1の端面6に露出し、ダミー電極84および85は、第2の端面7に露出する。
第9の実施形態によれば、外部端子電極9および10の固着力の向上およびめっき時間の短縮に関して、前述の第8の実施形態の場合より高い効果が奏され得る。
図13ないし図16は、この発明の第10の実施形態を説明するためのものである。ここで、図13は、図1に対応するもので、第10の実施形態による積層コンデンサ31の外観を示す斜視図である。この第10の実施形態および後述する第11ないし第15の実施形態は、この発明の第2の局面に属する。
積層コンデンサ31は、互いに対向する第1および第2の主面32および33と互いに対向する第1および第2の側面34および35と互いに対向する第1および第2の端面36および37とを有する直方体形状をなす、コンデンサ本体38を備えている。この積層コンデンサ31も、前述した積層コンデンサ1の場合と同様、LW逆転型であり、第1および第2の端面36および37の各々の長手方向の寸法Leは、第1および第2の側面34および35の各々の長手方向の寸法Lsよりも長い。
積層コンデンサ31は、また、コンデンサ本体38の少なくとも第2の主面33上において互いに電気的に絶縁された状態で形成された、第1および第2の外部端子電極39および40を備えている。この実施形態では、第1の外部端子電極39は、第2の主面33上から第1の端面36上、第1および第2の側面34および35の各一部上ならびに第1の主面32の一部上にまで回り込むように形成され、第2の外部端子電極40は、第2の主面33上から、第2の端面37上、第1および第2の側面34および35の各一部上ならびに第1の主面32の一部上にまで回り込むように形成されている。
コンデンサ本体38は、積層された複数の誘電体層41(図15および図16参照)をもって構成された積層構造を有している。第10の実施形態では、第1および第2の側面34および35が誘電体層41の面方向に延びることを特徴としている。
図14は、前述した図2に対応するもので、コンデンサ本体38において構成される第1および第2のコンデンサ部42および43の配置状態を、実装基板44とともに、図13の線B−Bに沿う断面をもって示すブロック図である。図14に示すように、コンデンサ本体38には、誘電体層41の積層方向に沿って配置された第1のコンデンサ部42と第2のコンデンサ部43とが構成される。この実施形態では、2個の第1のコンデンサ部42によって1個の第2のコンデンサ部43が挟まれるように配置され、コンデンサ本体38の積層方向における両端部には、静電容量の形成に寄与しない外層部45が設けられる。なお、第10の実施形態では、第1および第2のコンデンサ部42および43の配置状態については、任意に変更することができる。
積層コンデンサ31は、コンデンサ本体38の第2の主面33を、実装基板44の表面によって与えられる実装面46側に向けて実装される。したがって、第1および第2の外部端子電極39および40は、前述したように、コンデンサ本体38の少なくとも第2の主面33上に形成されていればよいということになる。
第1のコンデンサ部42には、図15に示すように、第1および第2の内部電極47および48が設けられる。第1および第2の内部電極47および48は、静電容量を形成するように所定の誘電体層41を介して互いに対向している。第2のコンデンサ部43には、図16に示すように、第3および第4の内部電極49および50が設けられる。第3および第4の内部電極49および50は、静電容量を形成するように所定の誘電体層41を介して互いに対向している。
図15(1)に示すように、第1の内部電極47は、第1の容量部51と第1の容量部51から少なくとも第2の主面33に引き出されかつ第1の外部端子電極39と電気的に接続された第1の引出し部52とを有している。図15(2)に示すように、第2の内部電極48は、所定の誘電体層41を介して第1の容量部51と対向する第2の容量部53と第2の容量部53から少なくとも第2の主面33に引き出されかつ第2の外部端子電極40と電気的に接続された第2の引出し部54とを有している。
図16(1)に示すように、第3の内部電極49は、第3の容量部55と第3の容量部55から第2の主面33に引き出されかつ第1の外部端子電極39と電気的に接続された第3の引出し部56とを有している。図16(2)に示すように、第4の内部電極50は、所定の誘電体層41を介して第3の容量部55と対向する第4の容量部57と第4の容量部57から第2の主面33に引き出されかつ第2の外部端子電極40と電気的に接続された第4の引出し部58とを有している。
図15(1)および図16(1)をともに参照すればわかるように、この実施形態では、第1の引出し部52と第3の引出し部56とは、コンデンサ本体38の積層方向に投影した際に一部において互いに重なるように配置されている。そして、同じ方向、すなわち図15および図16における左右方向で比較した場合において、第3の引出し部56は、第1の引出し部52に比べて幅狭な部分を有している。より具体的には、第2の主面33に露出した第1の引出し部52の幅方向寸法L1は、第2の主面33に露出した第3の引出し部56の幅方向寸法L2よりも長くなっている。
このように、第10の実施形態による積層コンデンサ31においては、第3の引出し部56は、同じ方向で比較した場合において、第1の引出し部52に比べて幅狭な部分を有しており、しかも、第1の内部電極47と第1の外部端子電極39との接触面積が第3の内部電極49と第2の外部端子電極40との接触面積よりも大きくなっているため、第2のコンデンサ部43に向ける1層あたりのESRは、第1のコンデンサ部42における1層あたりのESRよりも高くなる。また、第1のコンデンサ部42においては、第1の内部電極47から第1の外部端子電極39までの電流経路がより分散されるため、第1のコンデンサ部42のESLが相対的に低くなり、共振周波数が相対的に高くなる。
この結果、積層コンデンサ31の特性は、前述した積層コンデンサ1の場合と同様、第1のコンデンサ部42の低ESL特性と第2のコンデンサ部43の高ESR特性とが複合されたものとなり、積層コンデンサ31を低ESLかつ高ESRのものとすることができる。
また、前述のように、第3の引出し部56および第4の引出し部58は第2の主面33に引き出されるので、実装面46(図14参照)から第2のコンデンサ部43に至る経路を短くすることができ、この点においても、全体的に積層コンデンサ31のESLを下げることができる。
この実施形態では、図15(1)に示すように、第1の引出し部52が、第2の主面33にだけでなく、第1の端面36および第1の主面32にも引き出されている。すなわち、第1の内部電極47がT字形状をなしている。第1の引出し部52の幅方向寸法L1と第3の引出し部56の幅方向寸法L2と比較する際、第1の端面36や第1の主面32に露出した第1の引出し部52の幅方向寸法分を考慮することも可能であるが、前述したとおり、特に高周波帯域においては、実装面46と積層コンデンサ31との間の電流ループが支配的になるため、単に第2の主面33に露出した第1の引出し部52の幅方向寸法L1のみを比較の対象とすれば十分である。
上述のように、第1の引出し部52が第1の端面36および第1の主面32にも引き出されていることは、むしろ機械的な側面で意義があり、すなわち、第1の内部電極47と第1の外部端子電極39との接合性を高めることができるため、コンデンサ本体38に対する第1の外部端子電極39の固着力を向上させることができる。
また、この実施形態においては、第2および第4の引出し部56および58についても、第1および第3の引出し部52および56の場合と同様の関係を有しているが、このような構成は必ずしも必須ではない。この実施形態のように、第2および第4の引出し部54および58についても、第1および第3の引出し部52および56の場合と同様の関係を有していると、コンデンサ本体38の内部における引出し部52、54、56および58の配置のバランスが取れるため、たとえば、コンデンサ本体38の積層状態が安定するといった効果が期待できる。
図17ないし図21は、それぞれ、この発明の第11ないし第15の実施形態を説明するためのものである。図17、図19および図20は、図16に対応する図であるが、図17、図19および図20の各々において、図16に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。図18は、図15に対応する図であるが、図18において、図15に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。図21は、図13に対応する図であるが、図21において、図13に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図17に示した第11の実施形態による積層コンデンサは、その外観、第1および第2のコンデンサ部42および43の配置状態、ならびに第1のコンデンサ部42での第1および第2の内部電極47および48の形態については、上述した第10の実施形態による積層コンデンサ31の場合と同様である。
第11の実施形態では、図17(1)〜(4)に順次示すように、第3の内部電極49と第4の内部電極50とが積層方向に各々2枚ずつ交互に配列されている。この第11の実施形態によれば、前述の図5に示した第2の実施形態の場合と同様の効果が奏される。
なお、第11の実施形態では、図17(3)および(4)に示すように、第4の引出し部58の幅方向寸法が、第2の引出し部54(図15(2)参照)の幅方向寸法より短くされたが、第4の内部電極50がたとえば第2の内部電極48と同じ形態とされ、第4の引出し部58の幅方向寸法が第2の引出し部54の幅方向寸法と等しくされる場合には、第3の内部電極49のみが積層方向に複数枚連続して配列されてもよい。
図18に示した第12の実施形態では、第1のコンデンサ部42において、ダミー電極86および87が形成されている。より詳細には、ダミー電極86は、図18(1)に示すように、第1の内部電極47と同一面上において第2の端面37ならびに第1および第2の主面32の各一部に露出するように形成されている。他方、ダミー電極87は、図18(2)に示すように、第2の内部電極48と同一面上において第1の端面36ならびに第1および第2の主面32の各一部に露出するように形成されている。
第12の実施形態のように、ダミー電極86および87を形成することにより、図10に示した第7の実施形態の場合と同様、外部端子電極39および40に対して、内部電極47および48だけでなく、ダミー電極86および87もが接合するので、接合箇所が増え、その結果、外部端子電極39および40の、コンデンサ本体38に対する固着力を向上させることができる。また、外部端子電極39および40を、コンデンサ本体38の表面に直接めっきにより形成する場合、めっき析出の核となる部分を増えるため、固着力が向上するとともに、めっき時間を短縮することもできる。
図19に示した第13の実施形態では、第2のコンデンサ部43において、ダミー電極88および89が形成されている。より詳細には、ダミー電極88は、図19(1)に示すように、第3の内部電極49と同一面上において第1の主面32に露出するように形成されている。他方、ダミー電極89は、図19(2)に示すように、第4の内部電極50と同一面上において第1の主面32に露出するように形成されている。ダミー電極88の幅方向寸法は、それと同一面上にある第3の内部電極49の第3の引出し部56の露出端縁の幅方向寸法と同じであり、ダミー電極89の幅方向寸法は、それと同一面上にある第4の内部電極50の第4の引出し部58の露出端縁の幅方向寸法と同じであることが好ましい。
第13の実施形態によれば、前述の第12の実施形態の場合と同様の効果が奏される。
図20に示した第14の実施形態では、第2のコンデンサ部43において、図20(1)に示すように、第3の内部電極49の第3の引出し部56が、第1の外部端子電極39と電気的に接続されるように第1の端面36に引き出され、他方、図20(2)に示すように、第4の内部電極50の第4の引出し部58が、第2の外部端子電極40と電気的に接続されるように第2の端面37に引き出されている。このような構成が採用されると、実装面46(図14参照)から第2のコンデンサ部43に至る経路を長くすることができ、その結果、第2のコンデンサ部43のESRを高めることができる。
図21に示した第15の実施形態による積層コンデンサ31aは、図13に示した第10の実施形態による積層コンデンサ31と比較して、いわゆるLW逆転型ではなく、コンデンサ本体38の第1および第2の端面36および37の各々の長手方向の寸法Leは、第1および第2の側面34および35の各々の長手方向の寸法Lsよりも短い。また、第1および第2の外部端子電極39および40の、第1および第2の主面32および33上で延びる面積が比較的広い。また、第1および第2の側面34および35には、外部端子電極39および40が形成されないようにされている。第15の実施形態は、コンデンサ本体38の形状に関して種々の変形例があり得ることを明示する意義を有している。
次に、この発明による効果を確認するために実施した実験例について説明する。
この実験例では、図1ないし図4を参照して説明した第1の実施形態、図5を参照して説明した第2の実施形態、図6を参照して説明した第3の実施形態および図7を参照して説明した第4の実施形態にそれぞれ基づいて、試料1、2、3および4に係る積層コンデンサを作製した。
また、比較例として、図22(1)および(2)にそれぞれ示した第1および第2の内部電極66および67をもって構成される1種類のコンデンサ部のみを備える試料5に係る積層コンデンサ61を作製した。積層コンデンサ61は、コンデンサ本体62を備え、コンデンサ本体62の第1および第2の端面上には、それぞれ、第1および第2の外部端子電極63および64が形成されている。コンデンサ本体62は、積層された複数の誘電体層65をもって構成される積層構造を有し、また、所定の誘電体層65を介して互いに対向する第1および第2の内部電極66および67が設けられる。第1の内部電極66は、第1の容量部68と第1の容量部68から引き出され第1の外部端子電極63と電気的に接続された第1の引出し部69を有し、第2の内部電極67は、所定の誘電体層65を介して、第1の容量部68と対向する第2の容量部70と第2の容量部70から引き出されて第2の外部端子電極64と電気的に接続された第2の引出し部71とを有している。
各試料に係る積層コンデンサについて、コンデンサ本体の寸法を1.6mm(端面の長手方向寸法Leに相当)×0.8mm(側面の長手方向の寸法Lsに相当)×0.5mm(厚み方向の寸法)とした。また、各試料に係る積層コンデンサの誘電体層の厚みおよび内部電極の厚み等の条件については共通とした。
第1および第2の引出し部の幅方向寸法L1については、試料1〜4において、1.24mmとし、第3および第4の引出し部の幅方向寸法L2については、試料1〜3において、0.18mmとし、試料4において、0.3mmとした。試料5では、引出し部の幅方向寸法を、試料1〜4における第1および第2の引出し部の幅方向寸法L1と同様、1.24mmとした。
第1のコンデンサ部での第1および第2の内部電極の積層数については、試料1〜4において、第1の内部電極を1枚、第2の内部電極を1枚、合計で2枚とした。第2のコンデンサ部での第3および第4の内部電極の積層数については、試料1、3および4において、第3の内部電極を16枚、第4の内部電極を16枚、合計で32枚とし、試料2において、第3の内部電極を32枚、第4の内部電極を32枚、合計で64枚とし、コンデンサとして対向しているのを16対とした。試料5では、第1の内部電極を17枚、第2の内部電極を17枚、合計で34枚とした。
各試料に係る積層コンデンサについて、全体の容量、合成ESRおよびインピーダンス周波数特性を求めた。全体の容量および合成ESRが以下の表1に示されている。
Figure 2009170873
インピーダンス周波数特性については、各試料を特性インピーダンス50Ωとなるコプレナ基板にシャント接続し、ネットワークアナライザ(アジレント社製)を用い、測定周波数300kHz〜3GHzにて、Sパラメータを測定し、得られたSパラメータから、L、CおよびRを算出して求めたものである。図23、図24、図25、図26および図27に、それぞれ、試料1、2、3、4および5についてのインピーダンス周波数特性が示されている。なお、図23〜図27において、周波数を示す横軸およびインピーダンスを示す縦軸は、ともに対数目盛に基づいており、横軸上での周波数の値および縦軸上でのインピーダンスの値は、図23〜図27間で共通している。
表1から、この発明の実施例となる試料1〜4によれば、比較例としての試料5に比べて、高いESRが得られていることがわかる。試料1〜4の間で比較すると、第3および第4の引出し部の幅方向寸法L2を変えたり、第3および第4の引出し部の位置を変えたりすることにより、ESRを制御できることがわかる。
また、図23〜図27を比較すれば、試料1〜4によるインピーダンス周波数特性の波形は、共振周波数近傍で、試料5のそれに比べて、より鈍くなっていることがわかる。
この発明の第1の実施形態による積層コンデンサ1の外観を示す斜視図である。 図1に示した積層コンデンサ1に備えるコンデンサ本体8において構成される第1および第2のコンデンサ部12および13の配置状態を、実装基板14とともに、図1の線A−Aに沿う断面をもって示すブロック図である。 図1に示した積層コンデンサ1に備えるコンデンサ本体8において構成される第1のコンデンサ部12を、第1および第2の内部電極17および18がそれぞれ通る断面をもって示す図である。 図1に示した積層コンデンサ1に備えるコンデンサ本体8において構成される第2のコンデンサ部13を、第3および第4の内部電極19および20がそれぞれ通る断面をもって示す図である。 この発明の第2の実施形態を説明するための図4に対応する図である。 この発明の第3の実施形態を説明するための図4に対応する図である。 この発明の第4の実施形態を説明するための図4に対応する図である。 この発明の第5の実施形態を説明するための図3に対応する図である。 この発明の第6の実施形態を説明するための図4に対応する図である。 この発明の第7の実施形態を説明するための図3に対応する図である。 この発明の第8の実施形態を説明するための図4に対応する図である。 この発明の第9の実施形態を説明するための図4に対応する図である。 この発明の第10の実施形態による積層コンデンサ31の外観を示す斜視図である。 図13に示した積層コンデンサ31に備えるコンデンサ本体38において構成される第1および第2のコンデンサ部42および43の配置状態を、実装基板44とともに、図13の線B−Bに沿う断面をもって示すブロック図である。 図13に示した積層コンデンサ31に備えるコンデンサ本体38において構成される第1のコンデンサ部42を、第1および第2の内部電極47および48がそれぞれ通る断面をもって示す図である。 図13に示した積層コンデンサ31に備えるコンデンサ本体38において構成される第2のコンデンサ部43を、第3および第4の内部電極49および50がそれぞれ通る断面をもって示す図である。 この発明の第11の実施形態を説明するための図16に対応する図である。 この発明の第12の実施形態を説明するための図15に対応する図である。 この発明の第13の実施形態を説明するための図16に対応する図である。 この発明の第14の実施形態を説明するための図16に対応する図である。 この発明の第15の実施形態を説明するための図13に対応する図である。 実験例において比較例として作製された試料5に係る積層コンデンサ61を、第1および第2の内部電極66および67がそれぞれ通る断面をもって示す図である。 上記実験例において作製した試料1についてのインピーダンス周波数特性を示す図である。 上記実験例において作製した試料2についてのインピーダンス周波数特性を示す図である。 上記実験例において作製した試料3についてのインピーダンス周波数特性を示す図である。 上記実験例において作製した試料4についてのインピーダンス周波数特性を示す図である。 上記実験例において作製した試料5についてのインピーダンス周波数特性を示す図である。
符号の説明
1,31,31a 積層コンデンサ
2,32 第1の主面
3,33 第2の主面
4,34 第1の側面
5,35 第2の側面
6,36 第1の端面
7,37 第2の端面
8,38 コンデンサ本体
9,39 第1の外部端子電極
10,40 第2の外部端子電極
11,41 誘電体層
12,42 第1のコンデンサ部
13,43 第2のコンデンサ部
16,46 実装面
17,47 第1の内部電極
18,48 第2の内部電極
19,49 第3の内部電極
20,50 第4の内部電極
21,51 第1の容量部
22,52 第1の引出し部
23,53 第2の容量部
24,54 第2の引出し部
25,55 第3の容量部
26,56 第3の引出し部
26a 幅狭部
27,57 第4の容量部
28,58 第4の引出し部
Le 端面の長手方向の寸法
Ls 側面の長手方向の寸法
L1,L11,L12 第1の引出し部の幅方向寸法
L2 第3の引出し部の幅方向寸法

Claims (11)

  1. 積層された複数の誘電体層をもって構成される積層構造を有し、前記誘電体層の面方向に延びかつ互いに対向する第1および第2の主面と互いに対向する第1および第2の側面と互いに対向する第1および第2の端面とを有する直方体形状をなし、かつ前記第1および第2の端面の各々の長手方向の寸法が前記第1および第2の側面の各々の長手方向の寸法よりも長い、コンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の前記第1および第2の端面上にそれぞれ形成された、第1および第2の外部端子電極と
    を備え、
    前記コンデンサ本体には、前記誘電体層の積層方向に沿って配置された、第1のコンデンサ部と第2のコンデンサ部とが構成され、
    前記第1のコンデンサ部には、静電容量を形成するように所定の前記誘電体層を介して互いに対向する第1および第2の内部電極が設けられ、
    前記第2のコンデンサ部には、静電容量を形成するように所定の前記誘電体層を介して互いに対向する第3および第4の内部電極が設けられ、
    前記第1の内部電極は、第1の容量部と前記第1の容量部から前記第1の端面に引き出されかつ前記第1の外部端子電極と電気的に接続された第1の引出し部とを有し、
    前記第2の内部電極は、所定の前記誘電体層を介して前記第1の容量部と対向する第2の容量部と前記第2の容量部から前記第2の端面に引き出されかつ前記第2の外部端子電極と電気的に接続された第2の引出し部とを有し、
    前記第3の内部電極は、第3の容量部と前記第3の容量部から前記第1の端面に引き出されかつ前記第1の外部端子電極と電気的に接続された第3の引出し部とを有し、
    前記第4の内部電極は、所定の前記誘電体層を介して前記第3の容量部と対向する第4の容量部と前記第4の容量部から前記第2の端面に引き出されかつ前記第2の外部端子電極と電気的に接続された第4の引出し部とを有し、
    前記第3の引出し部は、前記第1の引出し部に比べて幅狭な部分を有する、
    積層コンデンサ。
  2. 前記第4の引出し部は、前記第2の引出し部に比べて幅狭な部分を有する、請求項1に記載の積層コンデンサ。
  3. 前記第2のコンデンサ部において、複数枚の前記第3の内部電極が積層方向に連続して配列されている、請求項1または2に記載の積層コンデンサ。
  4. 前記コンデンサ本体において、2個の前記第1のコンデンサ部によって前記第2のコンデンサ部が挟まれるように配置され、前記第1または第2の主面を実装面側に向けて実装される、請求項1ないし3のいずれかに記載の積層コンデンサ。
  5. 積層された複数の誘電体層をもって構成される積層構造を有し、互いに対向する第1および第2の主面と前記誘電体層の面方向に延びかつ互いに対向する第1および第2の側面と互いに対向する第1および第2の端面とを有する直方体形状をなす、コンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の少なくとも第2の主面上において互いに電気的に絶縁された状態で形成された、第1および第2の外部端子電極と
    を備え、
    前記コンデンサ本体には、前記誘電体層の積層方向に沿って配置された、第1のコンデンサ部と第2のコンデンサ部とが構成され、
    前記第1のコンデンサ部には、静電容量を形成するように所定の前記誘電体層を介して互いに対向する第1および第2の内部電極が設けられ、
    前記第2のコンデンサ部には、静電容量を形成するように所定の前記誘電体層を介して互いに対向する第3および第4の内部電極が設けられ、
    前記第1の内部電極は、第1の容量部と前記第1の容量部から前記第2の主面に引き出されかつ前記第1の外部端子電極と電気的に接続された第1の引出し部とを有し、
    前記第2の内部電極は、所定の前記誘電体層を介して前記第1の容量部と対向する第2の容量部と前記第2の容量部から前記第2の主面に引き出されかつ前記第2の外部端子電極と電気的に接続された第2の引出し部とを有し、
    前記第3の内部電極は、第3の容量部と前記第3の容量部から引き出されかつ前記第1の外部端子電極と電気的に接続された第3の引出し部とを有し、
    前記第4の内部電極は、所定の前記誘電体層を介して前記第3の容量部と対向する第4の容量部と前記第4の容量部から引き出されかつ前記第2の外部端子電極と電気的に接続された第4の引出し部とを有し、
    同じ方向で比較した場合において、前記第3の引出し部は、前記第1の引出し部に比べて幅狭な部分を有し、
    前記第2の主面を実装面側に向けて実装される、
    積層コンデンサ。
  6. 前記第3の引出し部および前記第4の引出し部は、前記第2の主面に引き出される、請求項5に記載の積層コンデンサ。
  7. 前記第1の外部端子電極は、前記第2の主面上から少なくとも前記第1の端面上にまで回り込むように形成され、前記第3の引出し部は、前記第1の外部端子電極と電気的に接続されるように前記第1の端面に引き出され、前記第2の外部端子電極は、前記第2の主面上から少なくとも前記第2の端面上にまで回り込むように形成され、前記第4の引出し部は、前記第2の外部端子電極と電気的に接続されるように前記第2の端面に引き出される、請求項5に記載の積層コンデンサ。
  8. 前記第1の外部端子電極は、前記第2の主面上から、前記第1の端面上、前記第1および第2の側面の各一部上ならびに前記第1の主面の一部上にまで回り込むように形成され、前記第2の外部端子電極は、前記第2の主面上から、前記第2の端面上、前記第1および第2の側面の各一部上ならびに前記第1の主面の一部上にまで回り込むように形成される、請求項5ないし7のいずれかに記載の積層コンデンサ。
  9. 同じ方向で比較した場合において、前記第4の引出し部は、前記第2の引出し部に比べて幅狭な部分を有する、請求項5ないし8のいずれかに記載の積層コンデンサ。
  10. 前記第2のコンデンサ部において、複数枚の前記第3の内部電極が積層方向に連続して配列されている、請求項5ないし9のいずれかに記載の積層コンデンサ。
  11. 前記コンデンサ本体において、2個の前記第1のコンデンサ部によって前記第2のコンデンサ部が挟まれるように配置されている、請求項5ないし10のいずれかに記載の積層コンデンサ。
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