JP2009168809A - ミクロトームによる組織切片の作成方法及び装置 - Google Patents

ミクロトームによる組織切片の作成方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】組織切片が丸まらずかつ改善された更なる処理が可能な、ミクロトームによって組織切片を作成する方法及び組織切片に支持材料を載着する装置。
【解決手段】ミクロトームによって組織試料(4)を有するブロック(3)から所定の厚さを有する組織切片(34)が作成され、組織切片(34)の作成の前に、支持材料(2)が載着機構(6)によってブロック(3)に載着される、ミクロトームによる組織切片の作成方法において、支持材料(2)は、ブロック(3)に載着される前に、ブロック(3)の横断面(7)に実質的に適合する寸法及び/又は形状に切断されること、及び
切断された支持材料(35)が、ブロック(3)に載着されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本願は2008年1月10日ドイツ特許出願第102008000036.1号の優先権主張に基づくものであり、該出願の全記載内容は引用をもって本書に繰込記載されるものとする。
本発明は、ミクロトームによる組織切片の作成方法に関する。より詳しくは、ミクロトームによって組織試料を有するブロックから所定の(予め設定可能な)厚さを有する組織切片が作成される。更に、組織切片の作成の前に、支持材料が載着機構によってブロックに載着(付着ないし貼着)される。本発明は、更に、ミクロトームによって作成されるべき組織切片に支持材料を載着するための装置に関する。
本発明における意味での「支持材料」(ないし担持材料)とは、とりわけ平坦に構成されたフレキシブルな材料であって、その表面に組織切片が付着ないし接着されるが再び分離可能にされるのに適した(そのような性質を有する)材料と理解されるべきである。そのような支持材料としては、テープと称されることもある。支持材料は、例えば接着(粘着)テープの形態で構成され得る。少なくとも支持材料の(一方の)表面には、組織切片が一方では支持材料に接着可能であるが、他方では支持材料から再び分離可能にされるのに適した(そのような性質を有する)特殊な接着(粘着)物質を配することも可能である。尤も、支持材料は、接着(粘着)物質なしでも形成することができるが、この場合は、組織切片は、その粘着力に基づいて支持材料に付着する。
ミクロトームによってブロックから所定の厚さを有する組織切片を作成する方法及び装置について記載した文献がある(単なる一例としてのUS5,746,855(後掲特許文献1)参照)。この方法及び装置では、組織切片を作成する直前に、エンドレステープ(ベルト)の形態に形成された支持材料がブロックに当接される。そして、エンドレステープの支持材料に載着された組織切片が作成される。このエンドレステープは、該エンドレステープの他の部分がブロックの新たな(新たに生じた)表面(切断面)に当接され、更なる組織切片が作成可能となるように、更に移動される。このため、特許文献1に記載された方法によって作成された複数の組織切片は、すべて、支持材料のエンドレステープ上に存在する。この場合、組織切片(複数)は、巻き上がらない(丸まらない)こと或いは通常は波立ち(波状しわ:Wellen)ないし折り目(ひだ)(Falten)がつかないという点では有利である。
米国特許公報第5,746,855号
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、エンドレステープを用いた更なる処理、とりわけ組織切片を試料支持部材(スライドガラス等)に載着(もたらして付着ないし貼着)する処理に困難があるという欠点がある。
それゆえ、本発明の課題は、(作成された)組織切片が巻き上がらず(丸まらず)かつ改善された更なる処理が可能な(更なる処理に容易に適用可能な)、ミクロトームによって組織切片を作成する方法及び組織切片に支持材料を載着する装置を提供し、更に改善することである。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の視点により、ミクロトームによって組織試料を有するブロックから所定の(予め設定可能な)厚さを有する組織切片が作成され、組織切片の作成の前に、支持材料が載着機構によってブロックに載着(付着ないし貼着)される、ミクロトームによる組織切片の作成方法が提供される。この作成方法において、
支持材料は、(ブロックに)載着(付着ないし貼着)される前に、ブロックの横断面に実質的に適合する寸法及び/又は形状に切断(裁断)される(切抜かれる)こと、及び
切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)が、ブロックに載着(付着ないし貼着:aufbringen)されることを特徴とする(形態1・第1基本構成)。
更に、上記の課題を解決するために、本発明の第2の視点により、ミクロトームによって組織試料を有するブロックから所定の(予め設定可能な)厚さを有する組織切片が作成可能に構成され、組織切片の作成の前に、支持材料が載着機構によってブロックに載着(付着ないし貼着)可能に構成された、とりわけ本発明の作成方法を実行するための、ミクロトームによって作成されるべき組織切片に支持材料を載着(付着ないし貼着)するための装置が提供される。この載着装置において、
支持材料が、(ブロックに)載着(付着ないし貼着)される前に、ブロックの横断面に実質的に適合する寸法及び/又は形状に切断(切抜き)可能であること、及び
切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)が、ブロックに載着(付着ないし貼着)可能であることを特徴とする(形態8・第2基本構成)。
本発明の方法に係る独立請求項1及び装置に係る独立請求項8により、上記課題に対応した効果が夫々達成される。即ち、本発明の方法は、該方法により作成された組織切片の巻き上がり(丸まり)の回避及び更なる処理への適用の容易化を可能にする。また、本発明の装置は、作成された組織切片の巻き上がり(丸まり)の回避及び更なる処理への適用の容易化が可能となるよう、組織切片に支持材料を載着(付着ないし貼着)することができる。
更に、各従属請求項に係る発明により、付加的な効果が夫々達成される。
未切断の支持材料の一例が配された本発明の載着装置の一実施例の斜視図。 図1の載着装置において、支持材料から複数の支持材料切断片が作成された後の様子を示す斜視図。 (a)図1の載着装置において、支持材料切断片の載着工程の1つの作動状態を一部断面で示した平面図。この作動状態では、切断部材14の環状端部37はハウジング13内に位置している。 (b)(a)を縮小して示した側面図。 (a)図1の載着装置において、支持材料切断片の載着工程の図3(a)から更に進んだ作動状態を一部断面で示した平面図。この作動状態では、切断部材14の環状端部37は対向部材31のプレート状部分にほぼ(支持部材を介して)接触している。 (b)(a)を縮小して示した側面図。 (a)図1の載着装置において、支持材料切断片の載着工程の図4(a)から更に進んだ作動状態を一部断面で示した平面図。この作動状態では、切断部材14の環状端部37は対向部材31の開口部32を貫通通過し、支持材料切断片が作成されている。 (b)(a)を縮小して示した側面図。 (a)図1の載着装置において、支持材料切断片の載着工程の図5(a)から更に進んだ作動状態を一部断面で示した平面図。この作動状態では、支持材料切断片はブロック3に押圧されている(その結果、ブロック3に載着される)。 (b)(a)を縮小して示した側面図。 (a)支持材料切断片の一例が載着された組織切片の一例が試料支持部材の一例に載着(付着ないし貼着)されている様子を断面で示した側面図。 (b)(a)の試料支持部材、組織切片及び支持材料切断片の平面図。
以下に本発明の好ましい実施の形態を示すが、形態2〜7及び形態9〜21は従属請求項の対象でもある。
(形態1) 上記第1基本構成参照。
(形態2) 上記の作成方法において、支持材料の切断(切抜き)は、前記載着機構によって行われることが好ましい。
(形態3) 上記の作成方法において、支持材料の切断(切抜き)は、組織切片の切断工程の直前に行われることが好ましい。
(形態4) 上記の作成方法において、切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)の横断面は、ブロックの横断面より幾分大きいこと、有利には、ブロックの横断面より10%以下だけ、とりわけ凡そ5%だけより大きいことが好ましい。
(形態5) 上記の作成方法において、作成された組織切片は、載着(付着ないし接着)された支持材料(切断片)と共に、(ミクロトームの)切断刃ホルダから試料支持部材に移され及び/又は更なる処理に供給されることが好ましい。
(形態6) 上記の作成方法において、載着(付着ないし接着)された支持材料(切断片)は、とりわけ熱エネルギー又は電磁エネルギー等の、エネルギーの作用によって及び/又は液性流動体(液体)の印加によって、組織切片から分離されることが好ましい。
(形態7) 上記の作成方法において、切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)は、作成されるべき組織切片が試料支持部材に載着されるべき場合及び/又は更なる処理に供給されるべき場合にのみ、ブロックに載着(付着ないし貼着)されることが好ましい。
(形態8) 上記第2基本構成参照。
(形態9) 上記の載着装置において、未切断の支持材料から、ブロックに載着(付着ないし接着)可能な切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)を作成可能な切断(切抜き)装置を有することが好ましい。
(形態10) 上記の載着装置において、未切断の支持材料を前記切断装置に供給可能に構成された供給装置を有すること、及び/又は、切断されかつブロックに載着(付着ないし貼着)されていない支持材料を回収(収容)可能な回収(収容)装置を有することが好ましい。
(形態11) 上記の載着装置において、前記切断(切抜き)装置は、支持材料を切断する(切抜く)ための切断(切抜き)部材が運動可能に配されたハウジングを有することが好ましい。
(形態12) 上記の載着装置において、切断されるべき(切抜かれるべき)支持材料が前記切断(切抜き)装置の前記ハウジングと対向部材との間で走行可能に構成されていることが好ましい。
(形態13) 上記の載着装置において、前記切断(切抜き)部材が前記対向部材の方向に、とりわけ前記切断(切抜き)部材が前記対向部材に接触するまで又はとりわけ前記切断(切抜き)部材が前記対向部材の一部分(のきわ)を(とりわけ接触ないし接触すれすれの状態で)通過するまで、運動可能であることによって、支持材料が切断(切抜き)可能に構成されていることが好ましい。
(形態14) 上記の載着装置において、前記切断(切抜き)装置は、切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)をブロックに載着(付着ないし貼着)可能に構成された、とりわけ予め設定可能な(所定の)圧力で押圧可能に構成された押圧部材を有することが好ましい。
(形態15) 上記の載着装置において、前記切断(切抜き)装置、前記供給装置、前記回収(収容)装置及び前記切断(切抜き)部材の少なくとも1つは、とりわけ例えばステッピングモータ又は直流モータ等の少なくとも1つの駆動モータによって、電動的(モータ駆動的)に運動可能であることが好ましい。
(形態16) 上記の載着装置において、ブロックから離隔する位置から、ブロックに近接する位置まで、載着装置(全体)を移動可能にする運動(駆動)装置を有することが好ましい。
(形態17) 上記の載着装置において、組織試料が包埋剤に包埋されることによりブロックが形成されること、及び
ブロックの横断面は、矩形に又は丸型とりわけ円型に形成されることが好ましい。
(形態18) 上記の載着装置において、ブロックに載着(付着ないし貼着)されるべき支持材料(切断片)の横断面は、矩形に又は丸型とりわけ円型に形成されることが好ましい。
(形態19) 上記の載着装置において、支持材料は、テープ状(帯状、ベルト状、リボン状)に形成されていることが好ましい。
(形態20) 上記の載着装置において、(ミクロトームの)切断刃ホルダには、試料支持部材を受容(収容)するための陥凹部(ないし開口部:Aussparung)が形成されていること、
陥凹部(ないし開口部)に受容(収容)された試料支持部材の表面(試料載置面)は、少なくとも切断刃を指向する側において、切断刃ホルダの表面と実質的に面一にされていること、及び
作成された組織切片は、切断工程の際に、陥凹部(ないし開口部)に受容された試料支持部材上に少なくとも部分的に運動可能であることが好ましい。
(形態21) 組織切片作成用ミクロトームは、上記形態8〜20の何れかの載着装置を有するよう構成することが可能である。
本発明に関し第1に認識されていることは、組織切片の作成の際に、切断された(切抜かれた)支持材料がブロックの横断面に相応するような寸法及び/又は形状に従って支持材料が切断される(切抜かれる)場合、支持材料に関連する利点が利用可能であること、及び、そのような場合、とりわけ支持材料がエンドレステープの形態に形成された場合に上記特許文献1に記載された方法に関連する欠点が回避可能であることである。本発明により、切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)(の表面ないし端面)に接着されたないし切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)(の表面ないし端面)に付着された組織切片が得られる。切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)は、(その表面ないし端面に)載着(付着ないし貼着)された組織切片と共に、場合により、自動的に(モータ駆動により)又は手動で更なる処理(工程)に供給(適用)されることができ、また、ミクロトームの利用者は、場合により、支持材料切断片及び(その表面ないし端面に)載着(付着ないし貼着)された組織切片を(一緒に)例えばピンセットによって摘み上げ、試料支持部材(スライドガラス等)に載着(付着ないし貼着)することができる。この場合、組織切片は、支持材料(切断片)に対し反対側にある当該組織切片の表面(切断(端)面)を以って、試料支持部材に載着(付着ないし貼着)される。これにより、組織切片は、支持材料と試料支持部材の間に存在する。この限りにおいて、エンドレステープが必然的にその表面に載着された複数の組織切片と共に取り扱われること、及びその際場合により個々の組織切片が(悉く)損傷されることは、不可避ではない(回避される)。これに応じて、本発明の方法により作成された組織切片は丸まることはなく、更に、支持材料としてのエンドレステープによる場合と比べて、更なる処理への供給(ないし適用)の改善が可能である。
本発明の好ましい一実施形態では、支持材料の切断は、載着機構によっておこなわれる。これに応じて、載着機構は、支持材料をブロックに載着する前に切断するのに適するよう構成される。これは、例えば、載着機構が切断装置を有することによって達成することができる。従って、この実施形態では、支持材料の切断機能及び載着機能は載着機構に統合されている。この実施形態については、以下に詳細に説明する。
本発明のとりわけ好ましい一実施形態では、支持材料の切断は、組織切片の切断工程の直前に実行される。この実施形態は、とりわけ支持材料が載着機構によって切断可能である場合に好適である。このため、支持材料は、実際に必要とされる場合にのみ切断され、適切な(所望の)寸法及び/又は形状に作成される。このため、例えば、ブロックに載着されるべき支持材料が、例えば利用者の指紋によって、汚染されることを少なくとも大幅に阻止することができる。
切断された支持材料(支持材料切断片)の横断面は、とりわけ好ましくは、ブロックの横断面よりも幾分より大きい。支持材料切断片の横断面は、有利には、ブロックの横断面より10%以下だけ、とりわけ有利には、凡そ5%だけより大きい寸法形状にされる。これは、ブロックの所与の輪郭形状(ないし寸法形状)に応じて切断部材(切断工具)(の寸法形状)を構成(調整ないし選択)することによって達成することができる。このようにして、支持材料切断片の横断面がブロックの横断面従って作成されるべき組織切片の横断面より幾分より大きく形成されることにより、支持材料(切断片)には組織切片が延在しない縁部(外縁)領域が形成される。理想的には、この実施形態では、支持材料(切断片)がブロックに載着された結果、組織切片が支持材料(切断片)に対し中心ないし中央に配置されている場合、組織切片の全周に亘って縁部領域が延在する(形成される)。
本発明の方法の更に好ましい一実施形態では、作成された組織切片は、載着された支持材料(切断片)と共に、切断刃ホルダから試料支持部材(スライドガラス等)に移送され及び/又は更なる処理(工程)に供給される。これは、例えば、ミクロトームの利用者が、支持材料(切断片)を該支持材料(切断片)が配された組織切片と共に、ピンセットを用いて剥し取り(回収し)、試料支持部材に載着し又はそれ以外の更なる処理に供給することによって実行することができる。代替的に、支持材料切断片を該支持材料切断片に固定された組織切片と共に、例えばミクロトームの切断刃ホルダに配されかつコンベアベルトとして構成された移送装置によって、試料支持部材に自動的に移送することも可能である。
本発明の好ましい一実施形態では、組織切片が支持材料切断片と共に試料支持部材に載着され又は更なる処理に供給された後、支持材料(支持材料切断片)が組織切片から除去ないし分離される。これは、例えばエネルギーの作用(印加)によって実行することができる。組織切片から支持材料(切断片)を分離するために、とりわけ、例えば放熱器(Waermestrahler)又は赤外線ランプの熱エネルギーを使用することができる。その都度使用される支持材料に応じて、好適な光源の電磁エネルギー(例えばUV光)を用いて組織切片から支持材料(切断片)を分離することもできる。代替的に又は付加的に(その代わりに又はそれに加えて)、液性流動体(液体:Fluessigkeitsloesung)の印加によって、組織切片を支持材料切断片から分離ないし除去することができる。更には、支持材料切断片は、特別のかつ当該支持材料の性質の観点から適合された方法ステップによって、組織切片から除去することも可能である。
本発明のとりわけ好ましい一実施形態では、支持材料切断片は、作成されるべき組織切片が試料支持部材に載着(付着ないし貼着)されるべき場合(載着されることが予定されている場合)にのみ及び/又は更なる処理に供給されるべき場合(供給されることが予定されている場合)にのみ、ブロックに載着される。このため、試料支持部材に載着されることが予定されていない(見込まれていない)ないし更なる処理に供給されることが予定されていない(見込まれていない)組織切片には、支持材料切断片は載着されない。そのような組織切片としては、例えば、切断屑或いはトリミング切片がある。トリミング切片とは、少なからぬ厚みを有し、かつ、ミクロトームに新規にセット(締め付け固定)されたブロックから最初に作成されるべき切片であるが、これにより形成されるブロックの切断面は、目的の組織試料(のきわ)に到達している。
ミクロトームによって作成されるべき組織切片に支持材料を載着(付着ないし貼着)するための本発明の装置については、上記の課題は、上記形態8(第2基本構成)の特徴を有する載着装置によって解決される。これによれば、ミクロトームによって組織試料を有するブロックから所定の(予め設定可能な)厚さを有する組織切片が作成されることができる。組織切片の作成の前に、支持材料が載着機構によってブロックに載着(付着ないし貼着)されることができる。本発明に応じ、支持材料は、(ブロックに)載着(付着ないし貼着)される前に、ブロックの横断面(端面)に実質的に適合する寸法及び/又は形状に切断される(切抜かれる)ことができ、及び
切断された(切抜かれた)支持材料(支持材料切断片)が、ブロックに載着(付着ないし貼着)されることができる。
本発明の載着装置は、とりわけ上記形態1〜7の何れかの方法を実施するために適合化されているため、関連する方法的特徴に関し繰り返し記載することを回避するため、ここでは詳述しないが、必要があれば、本書の上記関連部分が参照されるべきである。しかしながら、記載されたないし必要な方法ステップに関連する装置の特徴は、当業者であれば、本書の上記関連部分の開示内容の知見に基づき理解可能である。
載着装置ないし載着機構が、未切断の支持材料から、ブロックに載着可能な支持材料の切断片を作成可能に構成された切断装置を有するととりわけ好ましい。このため、切断装置によって、未切断の支持材料から、所定の(予め設定可能な)寸法及び/又は形状を有する切断片が、ブロックに載着される前に、切断ないし切り出される。
更に、未切断の支持材料を切断装置に供給可能に構成された供給装置(送り装置)を備えることも可能である。代替的に又は付加的に、切断されかつブロックに載着されていない支持材料(支持材料の切断残余部分)を回収(収容)可能に構成された回収(収容)装置(ないし巻取り装置)を備えることも可能である。供給装置及び/又は回収装置を備える実施形態は、支持材料がテープないしベルトの形態(これは例えば上掲特許文献1に記載されたようなテープ状の支持材料に比肩し得る)に形成されている場合とりわけ好都合である。供給装置は、テープ状支持材料が巻設され、該支持材料を供給し尽くした場合交換可能に構成されたロール(円筒状部材)を備えることが可能である。同様の態様で、回収装置は、切断されかつブロックに載着されていない支持材料(支持材料の切断残余部分)を巻き取り可能に構成されたロールを備えることが可能である。
より具体的な実施形態では、切断装置は、支持材料を切断するための切断部材(切断工具)が運動可能に配設されたハウジングを有することができる。ミクロトームによって寸法及び/又は形状が夫々異なる複数のブロックが処理されるべき場合、切断装置は、有利には、夫々寸法が異なる複数の切断部材を有することが可能である。この場合、その都度処理(載着)されるべきブロックに応じて、支持材料の切断のために好適な切断部材が使用される。
本発明の好ましい一実施形態では、切断されるべき支持材料は、切断装置のハウジングと対向部材との間で走行可能に構成されている。このため、例えば支持材料を所定の方向に案内する複数の案内ローラ等の適切な案内手段を備えることができる。対向部材は、例えば、プレート又は支持材料が切断されるとき切断部材が挿通ないし嵌り込む(協働する)プレート状部材として(プレート状部分を含んで)構成されることができる。プレート状部材は、(支持材料)切断片の寸法及び/又は形状にほぼ相当する開口部を有することができ、そのため、切断された支持材料は、切断片が形成された後、対向部材を貫通して移送されてブロックに載着されることができる。
より具体的な実施形態では、支持材料は、切断部材が対向部材の方向に運動可能であることによって切断可能にされ得る。これは、とりわけ、切断部材が対向部材と接触(係合)可能になるまで運動されることによって行うことができる。対向部材が開口部を有する場合、切断部材は、対向部材の方向にかつ対向部材の一部分(開口部)(のきわ)を(とりわけ接触ないし接触すれすれの状態で)通過するよう運動されることができる。この場合、切断部材の切断のために設けられた部分の形状は、切断部材が部分的に(その一部ないし先端部分が)対向部材の開口部を貫通して運動されることによって、支持材料が切断されることができるように、対向部材の開口部(の形状)に実質的に相補的に構成され得る。なお、載着されるべきブロックの種々の寸法及び/又は形状に適合するよう、切断装置が夫々寸法及び/又は形状が異なる複数の交換可能な切断部材を有する場合、切断装置の寸法及び/又は形状が可変的に構成される場合等においては、載着装置は、使用される切断部材に適合するために、夫々寸法及び/又は形状が異なる開口部を有する複数の交換可能な対向部材を有すること、対向部材の開口部の寸法及び/又は形状が可変的に構成されることが可能である。
本発明の好ましい一実施形態では、切断装置は、支持材料切断片をブロックに向って運動可能にないしブロックに載着可能にする押圧部材を有する。押圧部材は所定の(予め設定可能な)圧力を以ってブロックを押圧可能に構成されることにより、支持材料切断片が当該所定の圧力を以ってブロックに押圧され、かくして、支持材料切断片がブロックに実質的に一様に載着されること及び/又は支持材料切断片と組織切片との間の確実な当接(載着)が保証されることがとりわけ可能である。
載着工程の自動化を可能にするために、切断装置、供給装置、回収装置及び切断部材の少なくとも1つは、電動的に(モータ駆動により)駆動可能ないし運動可能に構成されることが好ましい。このため、例えばステッピングモータ又は直流モータ等として構成された少なくとも1つの駆動モータを備えることが可能である。支持材料が手動で供給及び/又は排出され、切断装置の切断部材のみが電動的に(モータ駆動的に)構成される場合、駆動モータないし電動機は1つだけでも十分である。付加的に支持材料が電動的に(モータ駆動的に)供給及び/又は排出される場合は、更なる駆動モータを回収装置に配することができるが、この更なる駆動モータは、支持材料を供給装置から、切断装置のきわを通過させて、回収装置に運動させないし回収装置に牽引する(引き込む)ことができる。
ミクロトームとしては、例えば、回転式ミクロトーム、滑走式ミクロトーム又は(回転)ディスク式ミクロトーム(Scheibenmikrotom)が利用できる。本発明の載着装置は、回転式ミクロトームに対して有利に利用することができるが、他の種類のミクロトームにも利用可能である。回転式ミクロトームを用いる場合、少なくとも1つの組織試料を含むブロックは、該ブロックに割り当てられたカセット固定される。カセットはミクロトームの試料ホルダにセット(締め付け固定)される。カセットはブロックと共に試料ホルダによってほぼ鉛直方向において上下に運動され、その際、ほぼ水平方向に所定の(予め設定可能な)距離だけ定置的に配置された切断刃に向って運動される(送られる)ため、その結果、試料ホルダの水平方向の送り運動の上記所定の距離に対応する所定の厚みを有する(1又は2以上の)組織切片が得られる。回転式ミクロトームを用いる場合、本発明の載着装置は、例えば、ミクロトームの利用者とブロックの切断されるべき表面(端面)との間に配置される。尤も、この場合、ミクロトームの試料ホルダ及び/又は切断刃及びそれらの操作要素へのアクセスが困難になり得る。このため、本発明の好ましい一実施形態では、ブロックから離隔する位置からブロックに近接する位置まで載着装置(全体)を移動可能にする運動装置が設けられる。このため、運動装置によって、載着装置(全体)を僅かな距離(例えば数センチメートル)だけブロックの方向に移動させ又はブロックから離隔させることができる。尤も、運動装置によって、載着装置を、支持材料切断片がブロックに載着されることが可能な位置から、切断刃ホルダ及び/又は試料ホルダの操作領域への利用者のアクセス範囲から載着装置が大幅に例えば側方、上方又は下方に移動可能な位置に移動させることも可能である。この場合には、載着装置の実行されるべき運動は多少複雑になるかもしれない。
回転式ミクロトームを用いる場合、組織切片を作成するために、ブロックは、鉛直方向において上側位置から下側位置に移動される。その際、ブロックの表面(端面)が切断刃のきわを通過する。かくして、組織切片が作成される。従って、支持材料をブロックに載着するため本発明の載着装置は、ブロックの上記鉛直方向上側位置においてブロックの表面(端面)にほぼ対向する位置に載着機構が配置されるように、ミクロトームに対して配置されることができると好都合である。これに応じて、組織切片が作成される前に尚上記上側位置にブロックが位置しているときに、支持材料切断片は、載着機構によって、ブロックに載着されることができる。
組織学的試料ないし組織試料は包埋剤に包埋されていると有利である。これによってブロックが作成される。ブロックの横断面は、丸型に(rund)、とりわけ円形に形成される。換言すれば、ブロックは、円形横断面を有するために、シリンダ状又は円錐台状に形成されることが好ましい。これに応じて、そのようなブロックから得られる組織切片の横断面ないし形状は丸型又は円形になる。従って、順次作成されるそのような複数の組織切片は、切片ストリップ(Schnittband:複数の切片が帯状に一列に並べられたもの)を形成する場合、各切片の横断面は丸型ないし円形であるため、(ストリップの)連結部(複数)においてのみ互いに結合するが、この連結部は、組織切片が矩形横断面を有する場合(この場合2つの組織切片間の連結部は隣り合う側面(側端面ないし側端部)全体に亘って延在する)に比べてより小さい範囲に亘って延在する(例えば理想的な場合2つの円弧間の接点においてのみ延在する)。このため、夫々丸型ないし円形横断面を有する複数の組織切片からなる切片ストリップは、(連結部において)より容易に分離ないし分解することができる。このことは、各組織切片に夫々1つの支持材料切断片が配されている場合にも同様に当てはまる。
ブロックの横断面が矩形又は丸型の場合、ブロックに載着されるべき支持材料(切断片)の横断面も矩形又は丸型、とりわけ円形に形成されるのが好ましい。尤も、ブロックの横断面が矩形に形成される場合、丸型又は円形の横断面を有する支持材料をその都度1つ切断し、当該ブロックに載着することも可能である。この場合、支持材料切断片の寸法は、作成されるべき組織切片の(切断により形成される表面ないし端面)全体が支持材料によって覆われるような大きさに調整されることが好ましい。換言すれば、支持材料切断片の円形横断面の直径は、ブロックの矩形横断面の辺(長辺)(ないし対角線)の長さよりも長いことが好ましい。尤も、その反対の場合も同様に可能である。この場合、切断されるべき支持材料の横断面は、矩形又は方形に、好ましくは組織切片の(切断により形成される表面ないし端面)全体が支持材料によって覆われるような大きさに、形成されることができる。
支持材料は、テープ状(帯状、ベルト状ないしリボン状)に形成されることが好ましい。これによって、供給装置及び回収装置に関連して既に簡単に言及(ないし示唆)したように、支持材料の取り扱いを容易化することができる。
組織切片をそれ自身に付着された支持材料切断片と共に簡単に試料支持部材(スライドガラス等)に載着(付着ないし貼着)することができるように、本発明の好ましい一実施形態では、切断刃ホルダ(の付近)に、好ましくは切断刃から遠く離れていない部位に、試料支持部材を受容(収容)するための陥凹部(Aussparung)が設けられる。陥凹部に受容(収容)された試料支持部材の表面(試料載置面)は、少なくとも切断刃を指向する側において、切断刃ホルダの表面とほぼ面一になることが好ましい。作成された組織切片は、切断工程の際に、陥凹部に受容(収容)された試料支持部材上に少なくとも部分的に移動可能である。この措置(構成)により、支持材料切断片が載着されている作成された組織切片は、いわば切断工程によって自発的に(自動的に)試料支持部材上に載着ないし摺動されることができる。場合によっては、試料支持部材は、適切なコーティングを備えることができるため、組織切片は可及的に摩擦なく試料支持部材上を摺動することができる。
とりわけ好ましくは、上記各種形態の(とりわけ請求項8〜20の特徴を有する)本発明の載着装置は、組織切片を作成するためのミクロトームに適用される(と組み合わせる)ことができる。
本発明の教示を有利な態様で構成及び発展させる種々の可能性がある。このため、一方では、請求項1又は8に従属する各従属請求項を、他方では、以下に図面を用いて説明する本発明の好ましい実施例を参照することができる。図面を用いて以下に説明する本発明の好ましい実施例に関連して、本発明の教示の一般的に好ましい実施形態及び発展形態もまた説明される。従って、特許請求の範囲に付した図面参照符号は専ら発明の理解を助けるためのものと解すべきであり、本発明を図示の態様に限定して解釈すべきではない。
各図において、同一又は類似の構成要素には同じ図面参照符号が付されている。図1〜図6には、ミクロトームによって作成されるべき組織切片に支持材料2を載着するための本発明の載着装置1が記載されている。ミクロトームは図示されていない。組織切片は、包埋剤に組織学的試料ないし組織試料4が包埋されてなるブロック3(例えば図3参照)から作成される。ブロック3の横断面は、丸型、とりわけ円形に形成される。ブロック3が円錐台状に形成されている様子は、例えば、図3(b)から見出すことができる。ブロック3はカセット5に固定され、カセット5はミクロトームの試料ホルダにセット(締め付け固定)される。載着装置1は、組織切片が作成される前に支持材料2をブロック3に載着可能に構成された載着機構6を有する。本発明の1つの方法では、支持材料2は、ブロック3に載着される前に、ブロック3の横断面にほぼ相当する寸法及び形状を有するよう切断されることができる。切断された支持材料(支持材料切断片)のみがブロック3に載着される。
図示の載着装置1は、回転式ミクロトームに適合化されている。この載着装置1は、回転式ミクロトームによって組織切片が作成される際のブロックの鉛直方向上下運動の上側(終端)位置においてブロック3の表面(端面)7にほぼ対向する位置に載着機構6が配置されるようにミクロトームに対して配置される。この状態は、図1及び図2ないし図3(b)〜図6(b)に示されている。これに応じて、組織切片が作成される前に尚上記上側(終端)位置にブロック3が位置しているときに、支持材料切断片は、載着機構6によって、ブロック3の表面(端面)7に載着されることができる。ブロック3ないしカセット5は、回転式ミクロトームによって、二重矢印16の方向に沿って鉛直方向で上下運動される。
支持材料2は、テープ(帯、ベルトないしリボン)の形態で形成されている。載着装置1は、未切断の支持材料2ないし8のために(を繰り出すために)、図面参照符号9によって(輪郭だけ)暗示的(象徴的)に示された供給装置を有する。供給装置9は、未切断の支持材料8が巻設されているロール(不図示)を有する。載着装置1は、切断されかつブロックに載着されていない支持材料(支持材料切断残部分)2ないし10のために、図面参照符号11によって(輪郭だけ)暗示的(象徴的)に示された回収装置を有する。回収装置11も、同様に、支持材料切断残部分10を巻き取って回収可能に構成されたロール(不図示)を有する。これは図2に示されている。これに対し、図1は、未だ1つの支持材料切断片も作成されておらず従ってブロック3にも載着されていない状態にある載着されるべき支持材料がセットされた載着装置1を示している。載着装置1は、例えば、新たに支持材料2がセットされたとき、図1に示された状態になる。かくして、支持材料2は、載着装置1の全体を包囲するように供給装置9から回収装置11に案内される。なお、その際必要とされる案内要素は何れも図示されていない。
載着機構6は、未切断の支持材料2、8から、ブロック3に載着可能な支持材料2の切断片を作成可能に構成された切断装置12を含む。これに応じて、支持材料8の切断は、組織切片の切断工程の直前に、載着機構6によって行われる。切断装置12については、図3(a)〜図6(a)には断面図が示されている。切断装置12は、支持材料2の切断のための切断部材14が運動可能に(その内部に)配設されたハウジング13を含む。切断部材14ないし打ち抜き部材は、シリンダ状ないしピストン状に構成され、かつ、ハウジング13の内部において二重矢印15で示された運動方向に沿って運動することができる。切断部材14には、その切断部材14から離隔する側の端部がハウジング13の陥凹部18に案内されている案内ピン17が固定されている。このため、一方では、切断部材14のための終端部停止機構ないし手段(Endanschlag)が形成され(図6(a)参照)、他方では、ハウジング13内における切断部材14のその縦軸周りでの(不所望の)回転を阻止することができる。ハウジング13内における切断部材14の実際の位置は、センサ19によって求めることができる。切断部材14は袋(有底)穴(Sackloch)の形態の内孔20を有し、該内孔20内ではスプリング21によって押圧部材22が付勢される。押圧部材22は係合ピン24が(内孔20に対し横方向に)貫通して延在するための開口ないし長孔23を有し、係合ピン24は長孔23を介して(内孔20に対し横方向に)押圧部材22を貫通する方向に当該係合ピン24のために切断部材14に形成された横孔(複数)に配される。係合ピン24によって、内孔20からの押圧部材22の逸出(脱落)を阻止することができる(例えば図3(a)参照)。なお、押圧部材22は、(押圧部材22の長手方向における係合ピン24の運動を可能にする)長孔23を有するため、スプリング21の弾性力に抗して切断部材14の中に押し込められることができる(図6(a)参照)。
ハウジング13内における切断部材14の運動は、直流モータとして構成された駆動モータ25によって駆動される。駆動モータ25は、その出力軸26によって、第1ホイール27を回転させる。第1ホイール27には、その偏心位置に頚軸28が配される。頚軸28(上)には、第2ホイール29が回転可能に支承される。第2ホイール29は、切断部材14に形成された陥凹部30内で(図面の)紙面に対して垂直な方向に運動することができる。第1ホイール27の回転運動及びそれに基づく第2ホイール29の偏心運動によって、切断部材は、駆動モータ25によって駆動されて、二重矢印15の方向に、とりわけ図3(a)に示した位置から図4(a)及び図5(a)に夫々示した位置を介して図6(a)に示した位置に(及びその逆の順序で)、運動される。
切断されるべき支持材料8は、切断装置12のハウジング13と対向部材31の間を走行(案内)可能にされている。対向部材31は実質的にプレート状に構成され、円形の開口部32を有する。対向部材31のプレート状に構成された部分は、ハウジング13からの距離dを有する(ハウジング13から距離dだけ離隔した位置に配置される)。開口部32の直径は、ハウジング13の縦孔33(この縦孔33内で切断部材14が案内ないし運動される)の直径に相応する。このため、切断部材14は、図5(a)及び図6(a)に示されているように、ブロック3を指向するその端部(の領域)が対向部材31の開口部32を貫通するように、運動されることができる。
支持材料8は、切断部材14が対向部材31の方向に運動可能であることによって、切断される(切り抜かれる)ことができる。このため、まず、切断部材14が、対向部材31のプレート状に構成された部分に(支持材料を介して)接触(係合)される(図4(a)参照)。次いで、切断部材14の環状に構成された端部37(の外周部)が、対向部材31のプレート状に構成された部分(の開口部32の内周部)のきわを(とりわけ接触ないし接触すれすれの状態で)通過する(図5(a)及び図6(a)参照)。このようにして、一方では、支持材料8から円形の切断片が作成され、他方では、ブロック3の方向における切断部材14の運動によって、(作成された)支持材料切断片がブロック3の表面(対向端面)に載着される。載着工程は、平坦に構成されかつブロック3に指向される円形の表面(端面)を有する押圧部材22によって支援される。この円形平坦面に載着された支持材料の円形の切断片がブロック3に向って運動される。支持材料切断片のブロック3への載着は、スプリング21のバネ付勢力によって行われることができる(図6(a)参照)。スプリング21のバネ定数は、これらの処置に適合する大きさに選択される。
回収装置11のローラは、同様に、自動的に(モータ駆動により)運動されることができるため、それによって、未切断の支持材料8は供給装置9から切断装置12に搬送されることができる。なお、この操作に必要な駆動モータは図示していない。
図3(b)〜図6(b)は、それぞれ対応する図3(a)〜図6(a)の実施例の側面図を縮小して示しているが、図3(b)〜図6(b)には、夫々、切断部材14の位置、とりわけ切断部材14の環状端部37の位置が明確に示されている。
ミクロトームによって組織切片を作成するための本発明の方法は、各図に記載された本発明の載着装置1によって実施することができる。図7(a)及び図7(b)には、作成された組織切片34がそれ自身に載着された支持材料切断片35と共に試料支持部材36に載着(載着)されている様子及びかくして更なる処理に供給可能にされている様子が模式的にのみ示されている。組織切片34は試料支持部材36と支持材料切断片35の間に配されている。尤も、支持材料切断片35は、作成されるべき組織切片34が試料支持部材36に載着されるべき(載着されることが予定されている)場合にのみブロック3に載着される。支持材料切断片35の横断面は、ブロック3の横断面、従って、該ブロック3から形成される組織切片34の横断面より幾分より大きい。より具体的な実施例では、支持材料切断片35の直径は、対向部材31の開口部32の直径ないし切断部材14の直径(外径)に相応する。支持材料切断片35の直径は組織切片34の直径よりも大きいため、支持材料切断片35の外縁領域を例えばピンセットで摘むことができ、その際、組織切片34はピンセットによって損傷されることはない。
なお、上述の実施例は、専ら(特許請求の範囲に規定された)本発明の教示を説明するためのものに過ぎず、本発明を実施例に限定して解釈すべきではない。
1 支持材料を組織切片に載着(Aufbringen)するための載着装置
2 支持(ないし担持)材料(Traegermaterial)
3 ブロック
4 組織試料
5 カセット
6 載着機構
7 ブロック3の表面(端面)
8 未切断の支持材料
9 供給装置
10 支持材料切断片
11 回収装置
12 切断装置
13 切断装置12のハウジング
14 切断部材
15 切断部材14の運動方向
16 ブロック3ないしカセット5の運動方向
17 案内ピン
18 案内ピン17のためのハウジング13の陥凹部
19 センサ
20 内孔
21 スプリング
22 押圧部材
23 押圧部材22の長孔
24 係合ピン
25 駆動モータ
26 駆動モータ25の出力軸
27 第1ホイール
28 頚軸
29 頚軸28に回転可能に支承された第2ホイール
30 切断部材14の陥凹部(第2ホイール29は該陥凹部内で運動可能である)
31 対向部材
32 対向部材31の開口部
33 切断部材14が案内されるハウジング13の縦孔
34 組織切片
35 組織切片34に載着された支持材料切断片
36 試料支持部材
37 切断部材14の環状端部
d 対向部材31のプレート状部分とハウジング13との距離

Claims (21)

  1. ミクロトームによって組織試料(4)を有するブロック(3)から所定の厚さを有する組織切片(34)が作成され、組織切片(34)の作成の前に、支持材料(2)が載着機構(6)によってブロック(3)に載着される、ミクロトームによる組織切片の作成方法において、
    支持材料(2)は、載着される前に、ブロック(3)の横断面(7)に実質的に適合する寸法及び/又は形状に切断されること、及び
    切断された支持材料(35)が、ブロック(3)に載着されること
    を特徴とする作成方法。
  2. 支持材料(2)の切断は、前記載着機構(6)によって行われること
    を特徴とする請求項1に記載の作成方法。
  3. 支持材料(2)の切断は、組織切片(34)の切断工程の直前に行われること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の作成方法。
  4. 切断された支持材料(35)の横断面は、ブロック(3)の横断面(7)より幾分大きいこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の作成方法。
  5. 作成された組織切片(34)は、載着された支持材料(35)と共に、切断刃ホルダから試料支持部材(36)に移され及び/又は更なる処理に供給されること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の作成方法。
  6. 載着された支持材料(35)は、エネルギーの作用によって及び/又は液性流動体(液体)の印加によって、組織切片(34)から分離されること
    を特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の作成方法。
  7. 切断された支持材料(35)は、作成されるべき組織切片が試料支持部材(36)に載着されるべき場合及び/又は更なる処理に供給されるべき場合にのみ、ブロック(3)に載着されること
    を特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の作成方法。
  8. ミクロトームによって組織試料(4)を有するブロック(3)から所定の厚さを有する組織切片(34)が作成可能に構成され、組織切片(34)の作成の前に、支持材料(2)が載着機構(6)によってブロック(3)に載着可能に構成された、ミクロトームによって作成されるべき組織切片に支持材料(2)を載着するための装置において、
    支持材料(2)が、載着される前に、ブロック(3)の横断面(7)に実質的に適合する寸法及び/又は形状に切断可能であること、及び
    切断された支持材料(支持材料切断片)(35)が、ブロック(3)に載着可能であること
    を特徴とする装置。
  9. 未切断の支持材料(2、8)から、ブロック(3)に載着可能な支持材料切断片(35)を作成可能な切断装置(12)を有すること
    を特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 未切断の支持材料(2、8)を前記切断装置(12)に供給可能に構成された供給装置(9)を有すること、及び/又は、切断されかつブロック(3)に載着されていない支持材料(2、10)を回収可能な回収装置(11)を有すること
    を特徴とする請求項8又は9に記載の装置。
  11. 前記切断装置(12)は、支持材料(2、8)を切断するための切断部材(14)が運動可能に配されたハウジング(13)を有すること
    を特徴とする請求項9〜10の何れか1項に記載の装置。
  12. 切断されるべき支持材料(2、8)が前記切断装置(12)の前記ハウジング(13)と対向部材(31)との間で走行可能に構成されていること
    を特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記切断部材(14)が前記対向部材(31)の方向に運動可能であることによって、支持材料(2、8)が切断可能に構成されていること
    を特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記切断装置(12)は、切断された支持材料(35)をブロック(3)に載着可能に構成された、押圧可能に構成された押圧部材(22)を有すること
    を特徴とする請求項9〜13の何れか1項に記載の装置。
  15. 前記切断装置(12)、前記供給装置(9)、前記回収装置(11)及び前記切断部材(14)の少なくとも1つは、電動的に運動可能であること
    を特徴とする請求項9〜14の何れか1項に記載の装置。
  16. ブロック(3)から離隔する位置からブロック(3)に近接する位置まで載着装置(1)を移動可能にする運動装置を有すること
    を特徴とする請求項8〜14の何れか1項に記載の装置。
  17. 組織試料(4)が包埋剤に包埋されることによりブロック(3)が形成されること、及び
    ブロック(3)の横断面(7)は、矩形に又は丸型に形成されること
    を特徴とする請求項8〜16の何れか1項に記載の装置。
  18. ブロック(3)に載着されるべき支持材料切断片(35)の横断面は、矩形に又は丸型に形成されること
    を特徴とする請求項8〜17の何れか1項に記載の装置。
  19. 支持材料(2)は、テープ状に形成されていること
    を特徴とする請求項8〜18の何れか1項に記載の装置。
  20. 切断刃ホルダには、試料支持部材(36)を受容するための陥凹部が形成されていること、
    陥凹部に受容された試料支持部材(36)の表面は、少なくとも切断刃を指向する側において、切断刃ホルダの表面と実質的に面一にされていること、及び
    作成された組織切片は、切断工程の際に、陥凹部に受容された試料支持部材(36)上に少なくとも部分的に運動可能であること
    を特徴とする請求項8〜19の何れか1項に記載の装置。
  21. 請求項8〜20の何れか1項に記載の装置(1)を有することを特徴とする組織切片作成用ミクロトーム。
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