JP2009154662A - スクータ型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右リヤフレームが互いに非対称とされる車体フレームを有するスクータ型車両において、燃料噴射装置に対する作業性を向上させる。
【解決手段】車体フレーム2の左右リヤフレーム11,12が側面視で互いに異なる形状に取り回されるスクータ型車両において、エンジン31の吸気系に燃料噴射装置を備え、該燃料噴射装置におけるインジェクタ69が、側面視で前記左右リヤフレーム11,12の外側縁の幅内に配置される。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動二輪車等のスクータ型車両に関し、特に燃料噴射装置の燃料噴射弁の配置に関する。
従来、操舵輪を支持するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから斜め下後方に延びるメインフレームと、該メインフレームの後端近傍から斜め上後方に立ち上がる左右リヤフレームとを有する車体フレームを備えると共に、エンジン及び動力伝達機構を一体化して前記車体フレームに上下揺動可能に支持するスイング式動力ユニットを備え、前記左右リヤフレームを側面視で互いに非対称とし、エンジンと共に揺動する補機類との揺動時のクリアランスを確保したスクータ型車両が知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開平3−132492号公報 WO2004/071858号パンフレット
ところで、近年のスクータ型車両では、従来の気化器(キャブレター)に代えて電子制御式の燃料噴射装置を採用することが多い。
上記燃焼噴射装置を採用するにあたり、その燃料噴射弁や燃料ホース等の配置については、高圧化された燃料が供給されることから、これらに対する配管及び接続作業等を十分に考慮したものであることが望ましく、かつ左右リヤフレームが側面視で互いに非対称とされるようなスクータ型車両にも適した構成であることが望ましい。
そこでこの発明は、左右リヤフレームが互いに非対称とされる車体フレームを有するスクータ型車両において、燃料噴射装置に対する作業性を向上させることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、操舵輪(例えば実施例の前輪4)を支持するヘッドパイプ(例えば実施例のヘッドパイプ3)と、該ヘッドパイプから斜め下後方に延びるメインフレーム(例えば実施例のメインフレーム7)と、該メインフレームの後端近傍から斜め上後方に立ち上がる左右リヤフレーム(例えば実施例の左右リヤフレーム11,12)とを有する車体フレーム(例えば実施例の車体フレーム2)を備え、前記左右リヤフレームが側面視で互いに異なる形状に取り回されるスクータ型車両(例えば実施例の自動二輪車1)において、エンジン(例えば実施例のエンジン31)の吸気系に燃料噴射装置を備え、該燃料噴射装置における燃料噴射弁(例えば実施例のインジェクタ69)が、側面視で前記左右リヤフレームの外側縁の幅内に配置されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記車体フレームが前記左右リヤフレームの非対称部位(例えば実施例の左右立ち上がり部11a,12a)の間に渡るクロスメンバ(例えば実施例のフロントクロスメンバ17)を有し、該クロスメンバと側面視で重なるように前記燃料噴射弁が配置されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記クロスメンバが斜め上前方に凸の湾曲状に形成され、平面視で前記左右リヤフレームの非対称部位の間かつ前記クロスメンバの湾曲内周側に前記燃料噴射弁が配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記エンジンの燃料を貯留する燃料タンク(例えば実施例の燃料タンク15)と、該燃料タンクと前記燃料噴射弁とを繋ぐ燃料ホース(例えば実施例の燃料ホース61)とを備え、前記燃料タンクが前記左右リヤフレームの後部(例えば実施例の左右アッパフレーム部11b,12b)に支持されると共に、前記左右リヤフレームの前部(例えば実施例の左右立ち上がり部11a,12a)が側面視で互いに非対称とされ、該左右リヤフレームの前部間に前記燃料噴射弁が配置され、該左右リヤフレームの一方の前部(例えば実施例の左立ち上がり部11a)が他方の前部(例えば実施例の右立ち上がり部12a)よりも側面視で低くなるように形成されると共に、前記一方のリヤフレームに沿うように前記燃料ホースが配置されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記エンジン及び動力伝達機構(例えば実施例の動力伝達機構35)を一体化して前記車体フレームに上下揺動可能に支持するスイング式動力ユニット(例えば実施例のスイングユニット30)を備え、前記左右リヤフレームの前部間に前記エンジンのシリンダヘッド(例えば実施例のシリンダヘッド33b)が配置され、前記燃料ホースが前記エンジンのシリンダヘッドの前方を迂回して前記燃料噴射弁に接続されることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記左右リヤフレームの前部の上方に物品収納ボックス(例えば実施例の物品収納ボックス14)を備え、前記車体フレームが前記左右リヤフレームの前部間に渡るクロスメンバ(例えば実施例のフロントクロスメンバ17)を有し、該クロスメンバに前記物品収納ボックスが支持されると共に、該クロスメンバと側面視で重なるように前記燃料噴射弁が配置されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、側面視で互いに異なる形状に取り回される左右リヤフレームの外側縁の幅内に燃料噴射弁を配置することで、燃料噴射弁周り(特に燃料噴射弁の上下の部位)へのアクセスにおいて、車両の右又は左からのスペースを確保し易くなり、燃料噴射弁に対する作業スペースが有利な構造となる。したがって、燃料噴射弁のメンテナンスや燃料ホースの接続作業を容易に行うことができ、かつ燃料噴射弁に対する燃料ホースの接続方向の設定自由度を高めることができる。また、エンジンが車体フレームに対して上下揺動する場合、該揺動時に燃焼噴射弁が左右何れかのリヤフレームと側面視で重なるようにし易く、燃料噴射弁の保護にもなる上、静止状態では燃料噴射弁の確認も容易になる。
請求項2に記載した発明によれば、燃料噴射弁の側方への露出を抑えて側方からの外乱の影響を抑えることができる。
請求項3に記載した発明によれば、燃料噴射弁が左右リヤフレーム及びクロスメンバで囲まれた部位に配置されることとなり、燃料噴射弁への側方からの外乱の影響をより抑えることができ、かつ燃料噴射弁に対する作業スペースを広く確保できる。
請求項4に記載した発明によれば、左右リヤフレームの非対称部位の間(前部間)に位置する燃料噴射弁に対する燃料ホースの接続作業を、他方に対して非対称部位が低くされた一方のリヤフレームの側から行うことができ、該燃料ホースの接続作業を容易にできる。
請求項5に記載した発明によれば、エンジンの揺動時における燃料ホースの十分な撓み代を容易に確保できる。
請求項6に記載した発明によれば、物品収納ボックスを支持するクロスメンバを利用して、燃料噴射弁への側方からの外乱の影響を抑えると共に、物品収納ボックスによって燃料噴射弁の上方を保護することができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示し、線CSは車体左右中心面を示す。
図1に示すスクータ型の自動二輪車(スクータ型車両)1において、車体フレーム2の前端部に位置するヘッドパイプ3には、前輪4を軸支する左右フロントフォーク5がステアリングステム5aを介して操舵可能に枢支される。ステアリングステム5aの上部には、操舵用のバーハンドル6が取り付けられる。
車体フレーム2は複数種の鋼材を溶接等により一体に結合してなり、ヘッドパイプ3から斜め下後方に一本のメインフレーム7を延ばし、ヘッドパイプ3と乗員用のシート13との間を低部として跨り易さを向上させたアンダーボーン型とされる。前記低部には、シート13に着座した乗員(運転者)の足を載せるフロアステップ54が配設される。
図4,5を併せて参照し、メインフレーム7の後端部は、車体下部の前後中間部において左右に延在するクロスフレーム8の左右中間部に接合される。クロスフレーム8の左右端部には、スイングユニット30の前部を懸架リンク41を介して上下揺動可能に支持する左右ピボットプレート9が接合される。
また、クロスフレーム8の左右端部には、左右リヤフレーム11,12の前端部がそれぞれ接合される。左右リヤフレーム11,12は、クロスフレーム8から斜め上後方に延びる。左右リヤフレーム11,12の上方には、運転者用及び後部同乗者(パッセンジャー)用の座面を前後に有する前記シート13が配設される。シート13の前部下方には物品収納ボックス14が配設され、シート13の後部下方には燃料タンク15が配設される。
ここで、車体フレーム2は、その前端部に位置するヘッドパイプ3と、該ヘッドパイプ3から斜め下後方に延びた後にフロアステップ54近傍で湾曲して後方に延びる一本のメインフレーム7と、車体下部の前後中間部において左右に延在してその左右中間部にメインフレーム7の後端部を接合するクロスフレーム8と、該クロスフレーム8の左右端部から斜め上後方に延びる左右リヤフレーム11,12と、クロスフレーム8の左右端及び左右リヤフレーム11,12の前端部(下端部)外側に跨って接合される左右ピボットプレート9と、メインフレーム7の下部及び左右リヤフレーム11,12の前端部の左右外側においてこれらに跨って設けられる左右フロアフレーム16と、左右リヤフレーム11,12の前部間に渡るフロントクロスメンバ17と、左右リヤフレーム11,12の中間部間に渡るセンタクロスメンバ18と、左右リヤフレーム11,12の後端部間に渡るリヤクロスメンバ19とを主になる。
ヘッドパイプ3は円パイプ状をなし、その上側が後側に位置するように傾斜して設けられる。ヘッドパイプ3後側の上下中間部には、同じく円パイプ状のメインフレーム7の上端部(前端部)が接合される。なお、図中符号3aはヘッドパイプ3の下部後側とメインフレーム7の上端部前側(前端部下側)とに跨るガセットを示す。
メインフレーム7は、ヘッドパイプ3から斜め下後方に延びるダウンフレーム部7aと、該ダウンフレーム部7aの下端部から湾曲して後方に延びるロアフレーム部7bとを一体に有し、ロアフレーム部7bの後端部が円パイプ状のクロスフレーム8の左右中間部前側に接合される。なお、図中符号8aはメインフレーム7の後端部及びクロスフレーム8の左右中間部に跨る上下ガセットを示す。
左右リヤフレーム11,12は角パイプ状をなし、その前部がクロスフレーム8の両端部から比較的急傾斜をなして斜め上後方に立ち上がる左右立ち上がり部11a,12aとされ、後部が左右立ち上がり部11a,12aの上端部(後端部)から湾曲して比較的緩傾斜をなして斜め上後方に延びる左右アッパフレーム部11b,12bとされる。なお、左リヤフレーム11は、右リヤフレーム12に対してやや太い角パイプで構成される。
ここで、左右立ち上がり部11a,12aは、側面視で互いに非対称となるように設けられる。
詳細には、図1〜3に示すように、左立ち上がり部11aは、側面視で直線状をなしてクロスフレーム8から斜め上後方に延び、その上端部(後端部)が湾曲して左アッパフレーム部11bの前端部に連なる。一方、右立ち上がり部12aは、側面視で斜め上前方に凸となるように湾曲しつつクロスフレーム8から斜め上後方に延び、その上端部(後端部)が湾曲して右アッパフレーム部12bの前端部に連なる。
左右アッパフレーム部11b,12bは、側面視で概ね左右対称となる構成を有しており、したがって、前述の如く湾曲する右立ち上がり部12aは、直線状の左立ち上がり部11aに対して、側面視で斜め上前方に高くなるように設けられる。換言すれば、左立ち上がり部11aは、右立ち上がり部12aに対して、側面視で斜め下後方に低くなるように設けられる。
なお、左右リヤフレーム11,12は、上面視では互いに平行をなして前後に延びているが、左リヤフレーム11は右リヤフレーム12に対して若干左右外側に偏倚して設けられている。
左右立ち上がり部11a,12aの上部における左右外側の部位には、パッセンジャー用の左右ステップ21cを支持する左右ステップブラケット21がそれぞれ取り付けられる。
左右ステップブラケット21は、側面視で後下がりに傾斜するロアパイプ21aと、該ロアパイプ21aの下部から上方に延びるアッパパイプ21bとを有してなり、これら各パイプ21a,21bの上端部が左右立ち上がり部11a,12aの左右外側にボルト止めにより結合される。
図4,5を併せて参照し、左右ステップブラケット21は、その下部が左右外側に張り出すように設けられ、左右ステップブラケット21下部の左右内側に位置する後述の吸気ダクト71やラジエータ43とのクリアランスを確保する。
ロアパイプ21aの下端部に支持されるパッセンジャー用のステップ21cは、車幅方向外側に略水平に突出する使用状態と後上がりに傾斜した姿勢に折り畳まれる格納状態との間で回動可能である。
左右ピボットプレート9は左右方向と略直交する板状をなし、その前端部がクロスフレーム8の左右端にそれぞれ接合されると共に、上部が左右リヤフレーム11,12のそれぞれの下端部に沿って上方に延びる。すなわち、左右ピボットプレート9も互いに非対称の構成を有する。
左右リヤフレーム11,12の左右外側面はクロスフレーム8の左右端とほぼ同一の左右位置にあり、該左右リヤフレーム11,12の左右外側面と左右ピボットプレート9の上部延出部の前縁部とが接合される。この左右ピボットプレート9は、クロスフレーム8の左右端部と左右リヤフレーム11,12の下端部との結合部のガセットとしても機能する。左右ピボットプレート9の下部後側には、懸架リンク41を介してスイングユニット30の前部が支持される。
なお、左ピボットプレート9の左右外側には、車体を左側に傾けた起立状態で支持するサイドスタンド(不図示)が回動可能(格納可能)に支持される。
左右フロアフレーム16は円パイプ状をなし、側面視で前下がりに傾斜すると共に上面視では後側ほど左右外側に位置するように傾斜する。左右フロアフレーム16の前端部は左右内側に湾曲し、該前端部がメインフレーム7の下部前側に左右外側から接合される。一方、左右フロアフレーム16の後端部は、左右連結パイプ16aを介して左右リヤフレーム11,12の下端部近傍に左右外側から接合される。
左右フロアフレーム16はほぼ左右対称の構成を有し、該左右フロアフレーム16上に前記フロアステップ54が配設される。
フロントクロスメンバ17は円パイプ状をなし、斜め上前方に向けて凸となるように湾曲して設けられる。フロントクロスメンバ17の右端部は、右リヤフレーム12の右立ち上がり部12aにおける側面視での湾曲頂部近傍に左右内側から接合され、フロントクロスメンバ17の左端部は、右立ち上がり部12aよりも側面視で低位置にある左リヤフレーム11の左立ち上がり部11aの長手方向中間部に斜め前上方から接合される。このようなフロントクロスメンバ17は、側面視で互いに非対称をなす左右立ち上がり部11a,12aにおける互いに最も離間する部位の間に渡って、側面視で前上がりに傾斜するように設けられるといえる。
フロントクロスメンバ17の長手方向中間部の上側には、物品収納ボックス14の底部前側を支持する左右一対の支持ブラケット17aが設けられる。
センタクロスメンバ18は円パイプ状をなし、左右方向に沿って直線的に延び、その左右端部が左右リヤフレーム11,12の長手方向中間部に左右内側から接合される。センタクロスメンバ18の左右中間部には、燃料タンク15の前フランジを支持する左右一対の支持ブラケット18aが設けられる。
リヤクロスメンバ19は鋼板を適宜ボックス状に形成してなり、その両端部が左右リヤフレーム11,12の後端部に上方から接合される。リヤクロスメンバ19の左右中間部には、燃料タンク15の後フランジが支持されると共に、回動可能なシート13を閉状態(乗員が着座可能な状態)に保持するロック機構(不図示)が支持される。
図1〜3を参照し、スイングユニット30は、その前部のエンジン31と後部左側の動力伝達機構35とを一体化したスイング式動力ユニットであり、その前部が懸架リンク41を介して左右ピボットプレート9に上下揺動可能に支持され、かつ後部左側がリヤクッション42を介して左リヤフレーム11に近接離反可能に支持される。なお、図中符号11cは左リヤフレーム11の後部下側に設けられるクッション支持ブラケットを示す。
エンジン(内燃機関)31は、そのクランクシャフトの回転軸線(クランク軸線)C1を左右方向(車幅方向)に沿わせた水冷単気筒エンジンであり、そのクランクケース32の前端部からシリンダ33を前方に向けて略水平に(詳細にはやや前上がりに傾斜させて)突出させた基本構成を有する。なお、図中符号C2はシリンダ33の前記突出方向に沿う軸線(シリンダ軸線)を示す。
シリンダ33は、クランクケース32の前端部に直接取り付けられるシリンダ本体33aと、該シリンダ本体33aの前端部に取り付けられるシリンダヘッド33bと、該シリンダヘッド33bの前端部に取り付けられるヘッドカバー33cとを有してなる。シリンダ33は前記左右リヤフレーム11,12の立ち上がり部11a,12a間に入り込むように設けられ、右立ち上がり部12aに対して低位置にある左立ち上がり部11aとシリンダヘッド33bとが側面視で重なる。
シリンダ本体33a内にはピストンが往復動可能に嵌装され、該ピストンの往復動がコネクティングロッドを介してクランクシャフトの回転動に変換される(何れも不図示)。
クランクケース32の左側には、後方に延出する伝動ケース34の前部が一体的に設けられる。伝動ケース34内には、動力伝達機構35におけるベルト式無段変速機構36が収容される。伝動ケース34の後端部にはギヤケース34aが一体的に設けられ、該ギヤケース34a内には動力伝達機構35におけるギヤ式減速機構(不図示)が収容される。
エンジン31のクランクシャフトの回転動力は、ベルト式無段変速機構36を経てギヤ式減速機構に伝達され、ギヤケース34aから左右内側に突出する出力軸(後輪車軸)38aに出力され、該軸38aに取り付けられる後輪(駆動輪)38を駆動させて自動二輪車1を走行させる。なお、図中符号39は伝動ケース34の左右外側に配置されるキック式スタータのキックアームを示す。
スイングユニット30は、前記懸架リンク41周りを中心に後輪38と共に上下揺動可能であり、所謂ユニットスイング式のリヤサスペンションを構成する。そして、当該リヤサスペンションが左右非対称の構成を有すること、及びスイングユニット30の揺動時に後述のラジエータ43と右リヤフレーム12との間のクリアランスを確保することを主たる理由に、車体フレーム2の左右リヤフレーム11,12周りが左右非対称とされる。
クランクシャフトの左側にはベルト式無段変速機構36のドライブプーリ36aが同軸に設けられ、該ドライブプーリ36aの左右外側には伝動ケース34内への冷却風導入用のファン(不図示)が設けられる。なお、伝動ケース34の前端部の左右外側には前記冷却風の吸入口34bが、後部下側には前記冷却風の排出口34cがそれぞれ設けられる。
一方、クランクケース32の右側にはエンジン31冷却用のラジエータ43が配設される。このラジエータ43がスイングユニット30と共に上下揺動した際のクリアランスを確保するために、車体フレーム2の右リヤフレーム12の前部(右立ち上がり部12a)が側面視で斜め上前方に凸の湾曲状に設けられる。クランクシャフトの右側にはジェネレータが同軸に設けられ、該ジェネレータの左右外側にはラジエータ43への冷却風供給用のファンが設けられる(何れも不図示)。なお、右リヤフレーム12の長手方向中間部の左右外側にはラジエータ液を貯留するリザーバタンク43aが配設される。
スイングユニット30の前部下側(エンジン31のクランクケース32の下部)には、下方に張り出した後に前方に延出するリンク連結部32aが設けられる。リンク連結部32aには前記懸架リンク41の後端部が連結され、該懸架リンク41の前端部が左右ピボットプレート9に連結される。この懸架リンク41周りを中心に、スイングユニット30が上下揺動可能とされる。
なお、懸架リンク41の前後端部は車体フレーム2又はスイングユニット30にそれぞれ上下揺動可能に連結されるが、これらの内の少なくとも一方はゴムブッシュ等を介して弾性的かつ上下揺動可能に車体フレーム2又はスイングユニット30に支持される。また、リンク連結部32aの下方には、車体を直立状態に支持するメインスタンド32bが回動可能(格納可能)に支持される。
車体フレーム2は、主に合成樹脂からなるボディカバー50により覆われる。
ボディカバー50は、車体フレーム2の前部(ヘッドパイプ3及びメインフレーム7のダウンフレーム部7a周り)をその前方から覆うフロントカバー51と、車体フレーム2の前部を後方から覆うインナーカバー52と、フロントカバー51の下方に連続するように車体フレーム2の下部(メインフレーム7のロアフレーム部7b及び左右フロアフレーム16周り)を下方から覆うアンダーカバー53と、車体フレーム2の下部を上方から覆う前記フロアステップ54と、車体フレーム2の後部前側(左右リヤフレーム11,12の立ち上がり部11a,12a周り)を前方から覆うリヤセンタカバー55と、車体フレーム2の後部(左右リヤフレーム11,12周り)を側方から覆う左右リヤサイドカバー56とを主になる。
リヤセンタカバー55及び左右リヤサイドカバー56上には前記シート13が支持される。また、シート13の前端部はリヤセンタカバー55に回動可能に支持される。前記物品収納ボックス14及び燃料タンク15はリヤセンタカバー55及び左右リヤサイドカバー56に囲まれた位置にあり、シート13を着座可能な状態からその後部が上方にスイングするように回動させることで、該シート13下方の物品収納ボックス14及び燃料タンク15へのアクセスが可能となる。
物品収納ボックス14は上方に開口する箱型をなし、その上部はリヤセンタカバー55及び左右リヤサイドカバー56に適宜支持され、下部(底部)はフロントクロスメンバ17の左右支持ブラケット17aに支持される。
燃料タンク15は左右リヤフレーム11,12の後部間(左右アッパフレーム部11b,12b間)に配置され、その前フランジはセンタクロスメンバ18の左右支持ブラケット18aに弾性支持され、後フランジはリヤクロスメンバ19に弾性支持される。なお、図中符号15aは燃料タンク15の前部内に臨む燃料ポンプを、符号15bは燃料タンク15の後部上側に設けられる給油口をそれぞれ示す。
燃料タンク15(燃料ポンプ15a)には燃料ホース61が接続され、該燃料ホース61が左リヤフレーム11上をこれに沿うように延びてフロントクロスメンバ17の近傍まで取り回される。
ここで、左右リヤサイドカバー56の下縁部は、側面視で後輪38の外周に沿うように比較的大径の円弧状に形成されるが、該左右リヤサイドカバー56における前記ステップブラケット21と側面視で重なる部位には、該ステップブラケット21の下端部近傍まで延出してこれを左右外側から覆うカバー延出部56aが設けられる。
エンジン31のシリンダ本体33aの上方にはスロットルボディ62が配置され、該スロットルボディ62の前端側(下流側)がインシュレータ63を介してシリンダヘッド33b上側の吸気ポート(不図示)に接続される。スロットルボディ62の後端側(上流側)はその後方のエアクリーナ装置64に接続される。
一方、シリンダヘッド33b下側の排気ポート(不図示)には排気管44の基端側が連結され、該排気管44がシリンダ33下方で湾曲して後方へ延び、その先端側が後輪38右側のサイレンサ45に接続される。
エアクリーナ装置64は、ボックス状のエアクリーナケース65と、該エアクリーナケース65内に収容される板状のエアクリーナエレメント66と、エアクリーナケース65からの外気取り出し用の筒状のコネクティングチューブ67とを主になる。
図4,5を併せて参照し、エアクリーナケース65は例えば合成樹脂製とされ、伝動ケース34の上方に位置するケース本体65aと、該ケース本体65aから車幅方向内側に延びる内延出部65bとを有してなる。ケース本体65a内には、例えばウレタンフォーム材からなるエアクリーナエレメント66が概ね左右方向と直交する起立状態で支持される。エアクリーナケース65の内部空間は、エアクリーナエレメント66を境にその上流側(左右外側)のダーティサイドと下流側(左右内側)のクリーンサイドとに区画される。ケース本体65aの前端部には、エアクリーナケース65内の前記ダーティサイドへの外気導入口68が斜め下前方に向けて開口する。
コネクティングチューブ67は例えばゴム等の可撓性材料からなり、エアクリーナケース65の内延出部65bから前方に延出してスロットルボディ62の上流側端部に至る。
スロットルボディ62は例えばアルミニウム合金からなり、その筒状の本体の上流側端部がコネクティングチューブ67の先端部に嵌合装着されると共に、下流側端部が例えばゴム等の可撓性材料からなる筒状のインシュレータ63の上流側端部に嵌合装着される。スロットルボディ62内には、やや前下がりの吸気通路が形成されると共に、該吸気通路を開閉するバタフライ型のスロットルバルブが設けられる(何れも不図示)。
インシュレータ63は、スロットルボディ62からやや前下がりに延びる吸気通路を下方に湾曲させてエンジン31の吸気ポートに接続する。インシュレータ63の下流側端部は、シリンダヘッド33b上側にボルト止め等により固定される。インシュレータ63の湾曲外周側には、その内部の吸気通路に燃料を噴射するインジェクタ(燃料噴射弁)69が取り付けられる。
すなわち、自動二輪車1は、エンジン31の吸気系(燃料供給系)に電子制御式の燃料噴射装置を採用しており、スロットル開度、エンジン回転数及び車速等の各種車両情報に基づき、不図示の電子制御ユニットがインジェクタ69を作動させて燃料噴射量や噴射時期等を制御する。
インジェクタ69は棒状をなし、インシュレータ63の斜め前上方において前上がりに傾斜して配置され、その下部がインシュレータ63の外壁を貫通して下端噴射口を吸気通路内に臨ませる。
ここで、インジェクタ69は、前記フロントクロスメンバ17の左右内側に位置し、かつ該フロントクロスメンバ17と側面視で重なるように設けられる。換言すれば、インジェクタ69は、側面視で互いに非対称をなす左右リヤフレーム11,12(左右立ち上がり部11a,12a)における互いに最も離間する部位の間に位置し、かつ側面視で非対称をなす左右リヤフレーム11,12が形成する空間内(側面視で左リヤフレーム11(左立ち上がり部11a)の下縁と右リヤフレーム12(右立ち上がり部12a)の上縁とで挟まれる幅内)に位置する。
このような配置のインジェクタ69は、スイングユニット30の揺動時には左右リヤフレーム11,12の何れかと側面視で重なり、側方からの外乱の影響を受け難く、かつスイングユニット30の静止時には側方から作業し易い。
さらに、インジェクタ69は、側面視でフロントクロスメンバ17と同様に前上がりに傾斜する。ここで、フロントクロスメンバ17が前上がりに傾斜することで、スイングユニット30の揺動時にインジェクタ69と物品収納ボックス14との間に十分なクリアランスを確保し易い。また、インジェクタ69の上方は物品収納ボックス14により保護される。
また、前記燃料ポンプ15aから延びる燃料ホース61は、左リヤフレーム11上をフロントクロスメンバ17の近傍まで取り回された後、該フロントクロスメンバ17の左右内側に変位すると共に、ヘッドカバー33c近傍で右方に湾曲し、シリンダヘッド33bの前方を迂回するように後方に折り返した後、十分な余長をもった上でインジェクタ69上端のジョイントに斜め右前方から接続される。ここで、燃料ホース61は、角パイプで構成される左右リヤフレーム11,12のうち、やや太い左リヤフレーム11に沿って配置されるため、左リヤフレーム11における比較的幅広な平坦面上に燃料ホース61を配置することができ、燃料ホース61を安定支持し易い。
またここで、伝動ケース34の前端部の左右外側には、前記ベルト式無段変速機のドライブプーリ36aに設けたファンにより伝動ケース34内に外気(冷却風)を導入可能とする吸気ダクト71が取り付けられる。
吸気ダクト71は、伝動ケース34の前端部の左右外側に開口した吸入口34bの周囲に基端側を取り付け、該基端側から左右内側に変位しつつ上方に延出し、該延出部の左右内側に外気導入口72を開口させる。この外気導入口72は、側面視でエアクリーナ装置64の外気導入口68の前方に並ぶように近接配置される。なお、吸気ダクト71の外気導入口72は、左右方向で左リヤフレーム11よりも左右内側に入り込んだ位置にあるが、エアクリーナ装置64の外気導入口68は、左右方向で左リヤフレーム11と概ね重なる位置にある。
また、吸気ダクト71は、その外気導入口72周辺が側面視でスロットルボディ62の下部と重なるように設けられる。スロットルボディ62及び吸気ダクト71の外気導入口72周辺の左右外側には、前記ステップブラケット21及びカバー延出部56aが位置し、スロットルボディ62及び吸気ダクト71への外乱の影響を抑制する。
以上説明したように、上記実施例におけるスクータ型車両(自動二輪車1)は、操舵輪(前輪4)を支持するヘッドパイプ3と、該ヘッドパイプ3から斜め下後方に延びるメインフレーム7と、該メインフレーム7の後端近傍から斜め上後方に立ち上がる左右リヤフレーム11,12とを有する車体フレーム2を備え、前記左右リヤフレーム11,12が側面視で互いに非対称とされるものであって、エンジン31の吸気系に燃料噴射装置を備え、該燃料噴射装置におけるインジェクタ69が、側面視で前記左右リヤフレーム11,12が形成する空間内に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、側面視で互いに非対称とされる左右リヤフレーム11,12間に形成される空間内にインジェクタ69を配置することで、インジェクタ69周りのスペースを広く取ることができ、インジェクタ69に対する作業スペースを拡大することができる。したがって、インジェクタ69のメンテナンスや燃料ホース61の接続作業を容易に行うことができ、かつインジェクタ69に対する燃料ホース61の接続方向の設定自由度を高めることができる。
また、上記スクータ型車両は、前記車体フレーム2が前記左右リヤフレーム11,12の非対称部位の間に渡るフロントクロスメンバ17を有し、該フロントクロスメンバ17と側面視で重なるように前記インジェクタ69が配置されることで、インジェクタ69の側方への露出を抑えて外観性を向上させ、かつ側方からの外乱の影響を抑えることができる。
さらに、上記スクータ型車両は、前記フロントクロスメンバ17が斜め上前方に凸の湾曲状に形成され、前記左右リヤフレーム11,12の非対称部位(左右立ち上がり部11a,12a)の間かつ前記フロントクロスメンバ17の湾曲内周側に前記インジェクタ69が配置されることで、インジェクタ69が左右リヤフレーム11,12及びフロントクロスメンバ17で囲まれた部位に配置されることとなり、インジェクタ69をより目立たなくできると共に側方からの外乱の影響をより抑えることができ、かつインジェクタ69に対する作業スペースを広く確保できる。
さらにまた、上記スクータ型車両は、前記エンジン31の燃料を貯留する燃料タンク15と、該燃料タンク15と前記インジェクタ69とを繋ぐ燃料ホース61とを備え、前記燃料タンク15が前記左右リヤフレーム11,12の後部に支持されると共に、前記左右リヤフレーム11,12の前部が側面視で互いに非対称とされ、該左右リヤフレーム11,12の前部間に前記インジェクタ69が配置され、該左右リヤフレーム11,12の一方の前部(左リヤフレーム11の立ち上がり部11a)が他方の前部(右リヤフレーム12の立ち上がり部12a)よりも側面視で低くなるように形成されると共に、前記左リヤフレーム11に沿うように前記燃料ホース61が配置されることで、左右リヤフレーム11,12の非対称部位の間(前部間)に位置するインジェクタ69に対する燃料ホース61の接続作業を、他方(右リヤフレーム12)に対して非対称部位が低くされた一方のリヤフレーム(左リヤフレーム11)の側から行うことができ、該燃料ホース61の接続作業を容易にできる。
しかも、上記スクータ型車両は、前記エンジン31及び動力伝達機構35を一体化して前記車体フレーム2に上下揺動可能に支持するスイングユニット30を備え、前記左右リヤフレーム11,12の前部間に前記エンジン31のシリンダヘッド33bが配置され、前記燃料ホース61が前記エンジン31のシリンダヘッド33bの前方を迂回して前記インジェクタ69に接続されることで、エンジン31の揺動時における燃料ホース61の十分な撓み代を容易に確保できる。
そして、上記スクータ型車両は、前記左右リヤフレーム11,12の前部の上方に物品収納ボックス14を備え、前記車体フレーム2が前記左右リヤフレーム11,12の前部間に渡るフロントクロスメンバ17を有し、該フロントクロスメンバ17に前記物品収納ボックス14が支持されると共に、該フロントクロスメンバ17と側面視で重なるように前記インジェクタ69が配置されることで、物品収納ボックス14を支持するフロントクロスメンバ17を利用して、インジェクタ69の側方への露出を抑えて外観性を向上させ、かつ側方からの外乱の影響を抑えることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、メインフレーム7や左右リヤフレーム11,12がそれぞれ複数の部材からなるものであってもよい。
また、左右リヤフレーム11,12がラジエータ43以外の補機類(吸排気系部品や電装系部品等)を避けて互いに非対称となる構成であってもよい。
さらに、左右リヤフレーム11,12の関係を逆転し、左リヤフレーム11よりも右リヤフレーム12を低く、かつ該右リヤフレーム12に沿って燃料ホース61を取り回す構成としてもよい。
さらにまた、自動二輪車1は、エンジン31は車体フレーム2に固定的に支持し、動力伝達機構35及び後輪38のみ上下揺動可能とした構成であってもよい。
また、エンジン31のシリンダ33やクランクシャフトの配置は様々であり、かつ複数気筒エンジンであってもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、三輪又は四輪のスクータ型車両にも適用できることはもちろん、部品構成や構造、形状、大きさ、数及び配置等を含め、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体後部の左側面図である。 上記自動二輪車の車体後部の右側面図である。 上記自動二輪車の車体後部の上面図(平面図)である。 上記自動二輪車の車体後部の前面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(スクータ型車両)
2 車体フレーム
3 ヘッドパイプ
4 前輪(操舵輪)
7 メインフレーム
11,12 左右リヤフレーム
11a,12a 左右立ち上がり部(非対称部位、前部)
11b,12b 左右アッパフレーム部(後部)
14 物品収納ボックス
15 燃料タンク
17 フロントクロスメンバ(クロスメンバ)
30 スイングユニット(スイング式動力ユニット)
31 エンジン
33b シリンダヘッド
35 動力伝達機構
61 燃料ホース
69 インジェクタ(燃料噴射弁)

Claims (6)

  1. 操舵輪を支持するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから斜め下後方に延びるメインフレームと、該メインフレームの後端近傍から斜め上後方に立ち上がる左右リヤフレームとを有する車体フレームを備え、前記左右リヤフレームが側面視で互いに異なる形状に取り回されるスクータ型車両において、
    エンジンの吸気系に燃料噴射装置を備え、該燃料噴射装置における燃料噴射弁が、側面視で前記左右リヤフレームの外側縁の幅内に配置されることを特徴とするスクータ型車両。
  2. 前記車体フレームが前記左右リヤフレームの非対称部位の間に渡るクロスメンバを有し、該クロスメンバと側面視で重なるように前記燃料噴射弁が配置されることを特徴とする請求項1に記載のスクータ型車両。
  3. 前記クロスメンバが斜め上前方に凸の湾曲状に形成され、平面視で前記左右リヤフレームの非対称部位の間かつ前記クロスメンバの湾曲内周側に前記燃料噴射弁が配置されることを特徴とする請求項2に記載のスクータ型車両。
  4. 前記エンジンの燃料を貯留する燃料タンクと、該燃料タンクと前記燃料噴射弁とを繋ぐ燃料ホースとを備え、
    前記燃料タンクが前記左右リヤフレームの後部に支持されると共に、前記左右リヤフレームの前部が側面視で互いに非対称とされ、
    該左右リヤフレームの前部間に前記燃料噴射弁が配置され、
    該左右リヤフレームの一方の前部が他方の前部よりも側面視で低くなるように形成されると共に、前記一方のリヤフレームに沿うように前記燃料ホースが配置されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のスクータ型車両。
  5. 前記エンジン及び動力伝達機構を一体化して前記車体フレームに上下揺動可能に支持するスイング式動力ユニットを備え、
    前記左右リヤフレームの前部間に前記エンジンのシリンダヘッドが配置され、
    前記燃料ホースが前記エンジンのシリンダヘッドの前方を迂回して前記燃料噴射弁に接続されることを特徴とする請求項4に記載のスクータ型車両。
  6. 前記左右リヤフレームの前部の上方に物品収納ボックスを備え、
    前記車体フレームが前記左右リヤフレームの前部間に渡るクロスメンバを有し、
    該クロスメンバに前記物品収納ボックスが支持されると共に、該クロスメンバと側面視で重なるように前記燃料噴射弁が配置されることを特徴とする請求項4又は5に記載のスクータ型車両。
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