JP2004183538A - 小型車両におけるエンジンへの燃料供給構造 - Google Patents

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    • F02M61/145Arrangements of injectors with respect to engines; Mounting of injectors the injection nozzle opening into the air intake conduit

Abstract

【課題】エンジンのシリンダヘッドに、該シリンダヘッドの吸気ポートに連なる吸気管が接続され、吸気管またはシリンダヘッドに、吸気ポートに向けて燃料を噴射する燃料噴射弁が取付けられる小型車両において、単気筒エンジンに燃料を供給する場合や、多気筒エンジンの各気筒に独立して燃料を供給する場合に、燃料噴射弁および燃料ホースの取付け信頼性を向上させる。
【解決手段】燃料噴射弁32に燃料を導く燃料ホース79が接続される接続管部33aを有する燃料ジョイント33が、接続管部33aに対する燃料噴射弁32の周方向位置を一定に定めて燃料噴射弁32の頭部に液密に嵌合されるとともに、燃料噴射弁32を吸気ポート31に対する位置を一定に定めつつ吸気管29との間に挟持するようにして吸気管29に締結される。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体フレームに搭載されるエンジンのシリンダヘッドに、該シリンダヘッドの吸気ポートに連なる吸気管が接続され、吸気管またはシリンダヘッドに、前記吸気ポートに向けて燃料を噴射する燃料噴射弁が取付けられる小型車両に関し、特に、エンジンへの燃料供給構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
多気筒エンジンが搭載される自動二輪車等の小型車両において、各気筒毎の燃料噴射弁の頭部が燃料レールに共通に接続されるものが既に知られている(たとえば特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特公昭60−45751号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、エンジンが単気筒である場合や、多気筒エンジンで各気筒毎に独立して燃料を供給する場合に、上記従来の燃料供給構造をそのまま用いると、燃料噴射弁および燃料ホースの取付け信頼性を確保することが困難である。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、単気筒エンジンに燃料を供給する場合や、多気筒エンジンの各気筒に独立して燃料を供給する場合に、燃料噴射弁および燃料ホースの取付け信頼性を向上させるようにした小型車両におけるエンジンへの燃料供給構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車体フレームに搭載されるエンジンのシリンダヘッドに、該シリンダヘッドの吸気ポートに連なる吸気管が接続され、吸気管またはシリンダヘッドに、前記吸気ポートに向けて燃料を噴射する燃料噴射弁が取付けられる小型車両において、前記燃料噴射弁に燃料を導く燃料ホースが接続される接続管部を有する燃料ジョイントが、前記接続管部に対する前記燃料噴射弁の周方向位置を一定に定めて前記燃料噴射弁の頭部に液密に嵌合されるとともに、前記吸気ポートに対する位置を一定に定めつつ前記燃料噴射弁を前記吸気管またはシリンダヘッドとの間に挟持するようにして前記吸気管またはシリンダヘッドに締結されることを特徴とする。
【0007】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、燃料噴射弁の頭部に液密に嵌合した燃料ジョイントを、シリンダヘッドまたは吸気管との間に燃料噴射弁を挟持するようにして、シリンダヘッドまたは吸気管に締結することにより、吸気ポートに対する燃料噴射弁の相対位置、ならびに燃料噴射弁に対する燃料ホースの位置を一定に定めて、吸気管またはシリンダヘッドに燃料噴射弁を取りつけることができ、単気筒エンジンに燃料を供給する場合や、多気筒エンジンの各気筒に独立して燃料を供給する場合の燃料噴射弁および燃料ホースの取付け信頼性が向上する。
【0008】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記接続管部に接続される前記燃料ホースに沿って延びる燃料ホースステーの一端部が、複数のボルトによる前記燃料ジョイントとの共締めにより前記吸気管またはシリンダヘッドに締結され、該燃料ホースステーの他端部に前記燃料ホースが支持されることを特徴とし、かかる構成によれば、部品点数の増加を回避しつつ、燃料ホースの振動を低減することができる。
【0009】
さらに請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記エンジンと、該エンジンの出力を変速して後輪に伝達するための変速機とで構成されて前記後輪が後部に軸支されるパワーユニットの前部が、上下揺動可能にして車体フレームに支承され、該車体フレームに搭載される燃料タンクに前記燃料ホースが接続されることを特徴とし、かかる構成によれば、パワーユニットとともに燃料ホースを揺動させることができるので、エンジンが揺動するようにして車体フレームに搭載される小型車両への燃料噴射弁の取付けが容易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1はスクータ型自動二輪車の側面図、図2は車体カバーを省略した状態での図1の2矢視図、図3は図2の3矢視図、図4は図2の要部拡大図、図5はスロットルボディ装置を図4の5矢視方向から見た側面図、図6はスロットルボディ装置の横断平面図、図7は燃料ホースの一部切欠き側面図、図8は燃料噴射弁の吸気管への取付け部を拡大して示す縦断側面図、図9は図8の9矢視図である。
【0012】
先ず図1および図2において、小型車両であるスクータ型自動二輪車の車体フレーム11は、前輪WFを軸支したフロントフォーク12を操向可能に支承するヘッドパイプ13から後ろ下がりに延びるダウンチューブ14と、該ダウンチューブ14の上部から該ダウンチューブ14よりも緩やかな傾斜角度で後ろ下がりに延びるアッパチューブ15と、アッパチューブ15の後端部に前端部が連設されて後ろ上がりに延びるとともに後端が相互に連結される左右一対のリヤチューブ16,16と、前記ダウンチューブ14の下端部に前端部が連結されるとともに後端が前記両リヤチューブ16,16の中間部に連設される左右一対のロアチューブ17,17とを備え、両ロアチューブ17,17は、側面視では上方に開いた略U字状に屈曲されている。
【0013】
前記車体フレーム11の前後方向中間部には、シリンダ軸線を前上がりに傾斜させて後輪WRの前方に配置される単気筒のエンジンEと、該エンジンEの出力を無段変速して後輪WRに伝達するための無段変速機Mとで構成されるパワーユニットPの前部が上下揺動可能に支承されており、前記後輪WRはパワーユニットPの後部に軸支され、車体フレーム11の後端部および前記パワーユニットP間にリヤクッションユニット20が設けられる。
【0014】
図3を併せて参照して、前記両リヤチューブ16,16および前記ロアチューブ17,17の連設部には上部ブラケット21…がそれぞれ固着される。一方、エンジンEにおけるクランクケース22の上部には左右一対の下部ブラケット23…が固着されており、上部ブラケット21…に両端部が連結されるエンジンハンガ24の揺動支持点SPで前記両下部ブラケット23…が揺動可能に支承される。すなわちパワーユニットPの前部であるエンジンEにおけるクランクケース22の上部が車体フレーム11に揺動可能に支承されることになる。
【0015】
図4を併せて参照して、後輪WRの左側で無段変速機Mの上方には、該無段変速機Mで支持されるエアクリーナ25が配置されており、このエアクリーナ25で浄化された空気は接続管26を介してスロットルボディ装置27に接続され、該スロットルボディ装置27は、略U字状に彎曲した吸気管29の上流端にゴム製の弾性連結筒28を介して接続され、吸気管29の下流端は、エンジンEの左右方向に沿う略中心位置でシリンダヘッド30に設けられた吸気ポート31に通じるようにして該シリンダヘッド30に接続される。
【0016】
しかも吸気管29の上部には吸気ポート31に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁32の下部が嵌合されており、燃料噴射弁32に通じるようにして前記吸気管29に締結される燃料ジョイント33と、前記吸気管29との間に燃料噴射弁32が挟持される。
【0017】
図5および図6において、スロットルボディ装置27は、前記エンジンEにおけるシリンダヘッド30の吸気ポート31に連なる吸気道35を有するボディ36と、略水平な軸線を有して前記吸気道35を横切るようにして前記ボディ36に回動可能に支承される弁軸37と、吸気道35を流通する吸気量を調節するようにして吸気道35内で弁軸37に固着されるバタフライ型のスロットル弁38と、前記ボディ36の外方で弁軸37の一端部に固着されるスロットルドラム39とを備える。
【0018】
スロットルドラム39は、自動二輪車の進行方向前方を向いた状態でボディ36の右側方に配置されるものであり、このスロットルドラム39およびボディ36間には、前記スロットル弁38を閉じ側に付勢する戻しばね40が設けられ、スロットルドラム39に巻き掛け、連結されるスロットルケーブル41を、自動二輪車のライダーが前記戻しばね40のばね力に抗して牽引操作することにより、スロットル弁38が開き側に回動駆動される。
【0019】
前記ボディ36において前記スロットルドラム39とは反対側すなわち左側には、燃料噴射弁32の燃料噴射量および点火時期等のエンジンEの運転制御を行なうための制御ユニット42を収容する制御ボックス43が取付けられる。
【0020】
制御ボックス43は、ボックス本体44と、該ボックス本体44の開口部を密閉するようにしてボックス本体44とともに共締めによりボディ36に締結されるカバー45とから成り、前記制御ユニット42は、制御ボックス43内に収容、固定される回路基板46上に図示しない電子回路が構成されて成る。
【0021】
前記回路基板46には、スロットル弁38の開度を検出するようにして弁軸37の一端に連結されるスロットルセンサ47が接続されるとともに、スロットル弁38よりも上流側で吸気道35内の吸気温を検出する吸気温センサ48が接続され、さらに図示はしないが、スロットル弁38よりも下流側での吸気道35内の負圧を吸気圧として検出する吸気圧センサも前記回路基板46に接続されている。
【0022】
前記制御ボックス43のうちボックス本体44の上部には、ボディ36の上部を跨いでスロットルドラム39側に臨むカプラ部49が一体に設けられており、前記制御ユニット42に接続されるべき複数の導線51…に連なる外部カプラ50が、スロットルドラム39側からの着脱を可能として前記カプラ部49に取付けられる。而して各導線51…はハーネス52として纏められ、このハーネス52は、図4で示すように、カプラ部49に取付けられた外部カプラ50から前方側に延出され、さらに右側に略U字状に反転する。
【0023】
前記ボディ36には、外部カプラ50に連なる導線51…およびスロットルドラム39間に介在する仕切り板部53aを有するガード部材53が取付けられる。前記仕切り板部53aは、前記カプラ部49に対する外部カプラ50の取付け方向に沿って板状に延びるように形成され、この仕切り板部53aには、スロットルドラム39へのスロットルケーブル41の巻き掛け状況を上方から視認するための覗き窓54が設けられる。
【0024】
ところで、スロットルケーブル41は、アウターケーブル55と、該アウターケーブル55内に移動可能に挿通されるインナーケーブル56とから成り、アウターケーブル55の一端から引き出されたインナーケーブル56の一端部がスロットルドラム39に巻き掛け、連結されるものであり、アウターケーブル55の一端部を位置決め支持するためのケーブル支持部53bが、前記ガード部材53に一体に形成される。
【0025】
前記ケーブル支持部53bには切欠き64が設けられており、外周に雄ねじ57を有する支持筒58が切欠き64に挿通され、ケーブル支持部53bの両側から前記雄ねじ57に螺合する一対のナット59,60を締めつけることで支持筒58がケーブル支持部53bに固定される。この支持筒58の外端部にアウターケーブル55の一端部が支持され、アウターケーブル55の一端から引き出されて支持筒58を移動自在に貫通したインナーケーブル56の一端部がスロットルドラム39側に延出される。
【0026】
このようなスロットルケーブル41は、前記ケーブル支持部53bから前上がりとして前方に延出されるものであり、スロットルボディ装置27に対応する部分では、スロットルケーブル41と、前記制御ユニット42に接続される導線51…とが相互に逆向きに延びるように配置されることになる。
【0027】
前記ガード部材53は、位置決めピン61によってスロットルボディ装置27のボディ36に位置決めされるとともに、単一のねじ部材62によって前記ボディ36に締結される。しかもねじ部材62は、スロットルケーブル41のうちケーブル支持部53bおよびスロットルドラム39間に配置される部分に関して前記仕切り板部53aとは反対側でガード部材53をボディ36に締結する位置に配置され、位置決めピン61は、ねじ部材62およびスロットルドラム39間でボディ36およびガード部材53間に設けられる。
【0028】
このような位置決めピン61およびねじ部材62の配置によれば、外部カプラ50のカプラ部49への着脱操作の際に仕切り板部53aに作用する外力、ならびにスロットルケーブル41のアウターケーブル55からケーブル支持部53bに作用する反力によってガード部材53に及ぶ力の向きは、ねじ部材62の軸線まわりに図4の時計方向すなわちねじ部材62の締めつけ方向となる。したがって位置決めピン61とボディ36またはガード部材53との間に多少のがたがあったとしても、ねじ部材62が緩むことはなく、最少個数である単一のねじ部材62で緩みを防止しつつガード部材53をボディ36に締結することができる。
【0029】
上述のように構成されたスロットルボディ装置27は、パワーユニットPのエンジンEにおけるクランクケース22の上部を車体フレーム11に揺動支持する揺動支持点SPよりも前方に配置される。またクランクケース22の上部には、前記揺動支持点SPよりも後方側に位置するようにしてセルモータ63(図3参照)が配設される。さらにスロットルボディ装置27における制御ボックス43の底部43aは、エンジンEに上方から対向するようにしてほぼ平坦に形成される。
【0030】
ところで、車体フレーム11の前部において、ダウンチューブ14、アッパチューブ15および両ロアチューブ17,17で囲まれる部分には燃料タンク68が搭載される。前記車体フレーム11、パワーユニットPの一部および燃料タンク68は、合成樹脂製の車体カバー69で覆われるものであり、該車体カバー69は、車体フレーム11の前部を覆うフロントカバー70と、該フロントカバー70の両側に連設される左右一対のレッグシールド71…と、レッグシールド71…の下端にそれぞれ連なる左右一対のステップフロア72…と、両ステップフロア72…間で上方に隆起して燃料タンク68を覆うフロアトンネル部73と、前記両ステップフロア72…の外側縁から下方に垂下されるスカート部74…と、スカート部74…、ステップフロア72…およびフロアトンネル部73に連なって車体フレーム11の後部を覆うリヤカバー75とから成る。
【0031】
リヤカバー75上には、前記両リヤチューブ16,16で支持されるようにしてタンデム型のシート76が配置される。
【0032】
燃料タンク68には、ストレーナ77と、該ストレーナ77を介して燃料タンク68内の燃料を吸い上げる燃料ポンプ78とが内蔵されており、この燃料ポンプ78に一端が接続される燃料ホース79の他端が、前記燃料ジョイント33を介して前記燃料噴射弁32に接続される。
【0033】
このように燃料ポンプ78が、エンジンEから離隔した位置で車体フレーム11の前部に搭載される燃料タンク68に内蔵され、パワーユニットPに燃料ポンプ78が取付けられることはない構造とすることで、パワーユニットPの小型化およびパワーユニットPの組付け性向上を図ることができる。
【0034】
車体フレーム11には、燃料ホース79の中間部を把持する第1クランパ80が固定されるものであり、この実施例では、左右一対のリヤチューブ16,16のうち自動二輪車の進行方向前方を向いた状態で左側に位置するリヤチューブ16の前部に設けられた支持板81に第1クランパ80が締結される。しかも燃料噴射弁32および第1クランパ80間で燃料ホース79は車体フレーム11の右側に彎曲して配置されるものであり、燃料ホース79のエンジンE寄りの部分を把持する第2クランパ82が燃料ホースステー83に締結されることでエンジンE側に固定される。
【0035】
このように燃料ホース79の中間部を把持する第1クランパ80が車体フレーム11に固定され、エンジンEに付設される燃料噴射弁32および第1クランパ80間で燃料ホース79が車体フレーム11の右側に彎曲して配置されることにより、パワーユニットPが上下に揺動するのに応じて、燃料ホース79のうち第1クランパ80およびエンジンE間の部分が捩じられることになり、パワーユニットPの上下揺動によって燃料ホース79に屈曲変形が生じることを避けることができ、捩じりに対する燃料ホース79の強度は、屈曲に対する強度よりも高いので、屈曲変形するものに比べて燃料ホース79の耐久性を向上することができる。
【0036】
しかも燃料ホース79のエンジンE寄りの部分を把持する第2クランパ82がエンジンE側に固定されており、第1および第2クランパ80,82間で燃料ホース79が車体フレーム11の右側に彎曲して配置されるので、第2クランパ82によって、車体フレーム11の右側への燃料ホース79の彎曲配置の精度を高めることができるとともに、燃料噴射弁32への燃料ホース79の接続部で該燃料ホース79に屈曲変形が生じることを防止することができる。
【0037】
図7において、前記燃料ホース79は、たとえばフッ素系ゴムから成る内層部79aと、ニトリルゴムより成形されて前記内層部79aを覆う中層部79bと、ポリエステルから成るとともに前記中層部79bを覆うメッシュ部79cと、ヒドリンゴムから成る最外層の外層部79dとから成る多層高圧型のものである。この燃料ホース79の一端は燃料ポンプ78に接続されるコネクタ84に接合され、コネクタ84への燃料ホース79の接合は第1クリップ85によって維持される。また燃料ホース79の他端は燃料噴射弁32に接続される燃料ジョイント33に接合され、燃料ジョイント33への燃料ホース79の接合は第2クリップ86によって維持される。
【0038】
このように燃料ホース79が多層高圧型に構成されることで、燃料ホース79の強度を増大し、高圧燃料を導く燃料ホース79の耐久性向上に寄与することができる。
【0039】
ところで、燃料ホース79は、たとえばエチレンプロピレンゴムから成るプロテクタホース87で覆われるものであり、燃料ジョイント33に第2クリップ86で接続された状態の燃料ホース79がその一端側からプロテクタホース87に挿通され、プロテクタホース87から突出した燃料ホース79の一端が第1クリップ85でコネクタ84に接続される。
【0040】
第1クランパ80は、円筒部88に取付け板部89が一体に連設されて成るものであり、円筒部88には、該円筒部88の両端に当接するフランジ90a,90aを両端に有する円筒状の緩衝ゴム90が該円筒部88を貫通するようにして装着される。而して、燃料ホース79を被覆したプロテクタホース87が前記緩衝ゴム90に挿通されることで、燃料ホース79が第1クランパ80で把持されることになり、前記取付け板部89に設けられた挿通孔91に、第1クランパ80を車体フレーム11に締結するためのボルト92が挿通される。
【0041】
第2クランパ82は、上記第1クランパ80と同一の構成を有するものであり、緩衝ゴム90およびプロテクタホース87を介して燃料ホース79が第2クランパ82で把持され、ボルト93により第2クランパ82が燃料ホースステー83に締結される。
【0042】
しかも第1および第2クランパ80,82は前後方向に延びる車体中心線BCの左右両側に振り分けて配置されており、第1および第2クランパ80,82間の燃料ホース79およびプロテクタホース87は、いずれのクランパ80,82からも車体フレーム11の左右方向同一側、この実施例では自動二輪車の進行方向前方を向いた状態で右側に延びるように配置される。すなわち第1および第2クランパ80,82間の燃料ホース79は、車体フレーム11の右側に膨らむように彎曲して配置されることになる。したがって燃料ホース79において第1および第2クランパ80,82間の長さを比較的長く設定することが可能となり、これにより、燃料ホース79に屈曲負荷がかかることをより確実に抑制し、燃料ホース79の耐久性をより向上することができる。
【0043】
またエンジンEは、その左右方向の略中心位置すなわち燃料噴射弁32の配置位置が前記車体中心線BCから第1クランパ80と同一側すなわち左側にオフセットするようにして、車体フレーム11に支承されており、このような配置にすると、燃料ホース79の揺動長さ確保に有利となる。
【0044】
図8において、吸気管29は、スロットルボディ装置27と、該スロットルボディ装置27の下方にあるシリンダヘッド30とを結ぶようにして略C字状に彎曲するように形成されており、前記スロットルボディ装置27におけるボディ36に設けられた下流側接続管部36aに上流端を緊密に嵌合した弾性連結筒28の下流端が前記吸気管29の上流端に緊密に嵌合され、弾性連結筒28の前記ボディ36および吸気管29への接続状態が弾性連結筒28を囲繞する第3クランパ94の締めつけにより維持される。すなわちスロットルボディ装置27におけるボディ36は、弾性連結筒28および吸気管29を介してシリンダヘッド30に接続される。
【0045】
図9を併せて参照して、吸気管29には、シリンダヘッド30の吸気ポート31に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁32が取付けられ、該燃料噴射弁32の開閉作動は、前記スロットルボディ装置27のボディ36に取付けられた制御ボックス43内に収納、固定される制御ユニット42によって制御される。而して制御ユニット42に接続された導線51…を束ねたハーネス52から分岐したハーネス52aに連なる外部カプラ95が燃料噴射弁32に設けられるカプラ部32aに取付けられる。
【0046】
吸気管29にはシリンダヘッド30側に向けて開口した取付孔96が設けられており、先端を吸気管29内に臨ませるようにして燃料噴射弁32の先端部が取付孔96に気密に嵌合される。また燃料噴射弁32の頭部には、燃料ホース79が接続される接続管部33aを一体に備えるとともに該接続管部33aを前記燃料噴射弁32内に通じさせるようにして合成樹脂により形成される燃料ジョイント33が液密に嵌合される。
【0047】
しかも燃料ジョイント33には、前記燃料噴射弁32に設けられた係合突部32bを係合させる係止凹部97が設けられており、係合突部32bを係止凹部97に係合して燃料ジョイント33を燃料噴射弁32の頭部に嵌合することで、接続管部33aに対する燃料噴射弁32の周方向位置が一定に定められる。
【0048】
前記燃料ホースステー83は、燃料ジョイント33の接続管部33aに接続される燃料ホース79に沿って延びるように形成されており、該燃料ホースステー83の一端部は、複数たとえば一対のボルト98,98による共締めで燃料ジョイント33とともに吸気管29に締結される。すなわち取付孔96に先端部を嵌合した燃料噴射弁32と平行に延びるようにして吸気管29に一体に突設されるボス部29aと、前記燃料ホースステー83の一端部との間に介在するようにして前記燃料ジョイント33には支持部33bが一体に設けられており、その支持部33に一対の金属製のカラー99,99がモールド結合される。而して燃料ホースステー83の一端部および前記両カラー99,99に挿通されるボルト98,98が前記ボス部29aに螺合されるのであるが、前記支持部33bおよびボス部29a間には、燃料噴射弁32の外周に設けられた係合溝100に係合して燃料噴射弁32の軸方向位置を定めるクリップ101が挟まれる。
【0049】
ところで、前記支持部33bは、接続管部33aとは周方向にずれた位置であって燃料噴射弁32のカプラ部32とは反対側に延びるようにして燃料ジョイント33に一体に設けられるものであり、燃料ジョイント33の吸気管29への締結位置をそのように定めることにより、燃料噴射弁32への導線接続部および燃料ホース79の接続部の配置上の自由度を増大することができる。
【0050】
上述のように燃料ジョイント33および燃料ホースステー83の一端部が吸気管29に共締めにより締結されることにより、燃料ジョイント33の接続管部33aに対する燃料噴射弁32の周方向位置を一定に定めるとともに前記シリンダヘッド30の吸気ポート31に対する燃料噴射弁32の位置を一定に定めるようにして、燃料噴射弁32が燃料ジョイント33および吸気管29間に挟持されることになる。
【0051】
燃料ホースステー83の両側部のうち燃料噴射弁32とは反対側の側部には、スロットルボディ装置27の制御ユニット42に連なるハーネス52とエンジンEとの間に介在することで、前記ハーネス52にエンジンEからの放射熱による悪影響が及ぶことを防止するための熱遮蔽壁83aが略直角にかつ一体に連設される。
【0052】
燃料ホースステー83の他端部には、燃料ホース79を支持する第2クランパ82がボルト83で締結されており、燃料ホース79が燃料ホースステー83の他端部に支持される。
【0053】
次にこの実施例の作用について説明すると、燃料噴射弁32に燃料を導く燃料ホース79が接続される接続管部33aを有する燃料ジョイン33トが、接続管部33aに対する燃料噴射弁32の周方向位置を一定に定めて燃料噴射弁32の頭部に液密に嵌合され、吸気ポート31に対する位置を一定に定めつつ燃料噴射弁32を吸気管29との間に挟持するようにして燃料ジョイント33が吸気管29に締結されるので、燃料ジョイント33の吸気管29への締結により、吸気ポート31に対する燃料噴射弁の相対位置、ならびに燃料噴射弁32に対する燃料ホース79の位置を一定に定めて、吸気管29に燃料噴射弁32を取りつけることができ、単気筒のエンジンEに燃料を供給する場合の燃料噴射弁32および燃料ホース79の取付け信頼性が向上する。
【0054】
また燃料ホースステー83の一端部が、一対のボルト98,98による燃料ジョイント33との共締めにより吸気管29に締結され、燃料ホースステー83の他端部に燃料ホース79が支持されるので、部品点数の増加を回避しつつ、燃料ホース79の振動を低減することができる。しかも燃料ホースステー83は、燃料ジョイント33の接続管部33aに接続される燃料ホース79に沿って延びるように形成されており、燃料噴射弁32のカプラ部32aに燃料ホース79が干渉しないように燃料ホース79を保持することができ、前記カプラ部32aの配置上の自由度を増大することができる。
【0055】
さらにエンジンEを含むパワーユニットPの前部が上下揺動可能にして車体フレーム11に支承されるのであるが、車体フレーム11に搭載される燃料タンク68に燃料ポンプ78を介して燃料ホース79が接続されるので、パワーユニットPとともに燃料ホース79を揺動させることができ、エンジンEが揺動するようにして車体フレーム11に搭載されるスクータ型自動二輪車への燃料噴射弁32の取付けが容易となる。
【0056】
またスロットルボディ装置27には、その弁軸37の一端部にスロットルドラム39が固着されるのであるが、スロットルドラム39とは反対側でボディ36に取付けられる制御ボックス43に、該制御ボックス43に収容される制御ユニット42に接続されるべき導線51…が、スロットルドラム39側から接続されており、導線51…およびスロットルドラム39間に介在させる仕切り板部53aを有するガード部材53がボディ36に取付けられている。
【0057】
したがって制御ボックス43に接続される導線51…がスロットルドラム39と干渉することを確実に防止しつつ該導線51…をボディ36側に極力近接させて配線することができ、ボディ36の近傍に配線スペースを容易に確保して、ボディ36近傍の導線51…を含むスロットルボディ装置27全体をコンパクトに纏めることができる。
【0058】
またスロットルケーブル41におけるアウターケーブル55の一端部を位置決め支持するケーブル支持部53bがガード部材53に一体に形成されているので、スロットルケーブル41専用の支持部材を特別に設けることを不要として部品点数を低減することができる。
【0059】
さらに制御ボックス43には、導線51…に連なる外部カプラ50を着脱可能に取付け得るカプラ部49がスロットルドラム39側に臨んで一体に設けられ、ガード部材53の仕切り板部53aが、カプラ部49に対する外部カプラ50の取付け方向に沿って板状に延びるように形成されるので、カプラ部49に対する外部カプラ50の着脱操作時に仕切り板部53aで外部カプラ50をガイドすることが可能であり、外部カプラ50の着脱操作が容易となり、メンテナンス性を良好とすることができる。
【0060】
さらにパワーユニットPにおける無段変速機Mに支持されるエアクリーナ25が、スロットルボディ装置27および吸気管29を介してエンジンEのシリンダヘッド30に接続されるのであるが、スロットルボディ装置27のボディ36は、シリンダヘッド30に接続された吸気管29に弾性連結筒28を介して接続されており、前記ボディ36にエンジンEの運転制御用の制御ユニット42が組付けられるスロットルボディ装置27が、パワーユニットPのエンジンEにおけるクランクケース22の上部の車体フレーム11への揺動支持点SPより前方に配置されている。
【0061】
したがってエンジンEからスロットルボディ装置27に作用する振動を弾性連結筒28で吸収することにより、スロットルボディ装置27に組付けられた制御ユニット42に及ぶ振動を低減することができ、しかも揺動支持点SPの前方にスロットルボディ装置27が配置されるので、シリンダヘッド30およびスロットルボディ装置27間を極力短くし、スロットルボディ装置27およびシリンダヘッド30間に介在する弾性連結筒28に作用する負荷を軽減することができる。
【0062】
またスロットルボディ装置27において軸線を略水平にした弁軸37の端部に対応してボディ36の外方に制御ユニット42が配置され、該制御ユニット42を収容してボディ36に取付けられる制御ボックス43の底部43aがエンジンEに上方から対向するようにして平坦に形成されているので、制御ボックス43の容積を極力大きく設定することが可能となり、しかも制御ボックス43の底部43aを平坦とすることで使い勝手が向上する。
【0063】
また前記揺動支持点SPよりも後方でクランクケース22の上部にセルモータ63が配設されるので、制御ユニット42およびセルモータ63をスクータ型自動二輪車の接地路面から極力遠ざけて、路面からの水の跳ね返りによる悪影響が制御ユニット42およびセルモータ63に極力及ばないようにすることができるとともに、制御ユニット42およびセルモータ63を揺動支持点SPの前後両側に配置することでセルモータ63からのノイズが制御ユニット42に極力及ばないようにすることができる。
【0064】
さらに制御ユニット42とは反対側で弁軸37に固着されるスロットルドラム39に巻き掛け、連結されるスロットルケーブル41と、制御ユニット42に接続される導線51…とが、スロットルボディ装置27に対応する部分では相互に逆向きに延びるように配置されているので、スロットルケーブル41および導線51…のいずれか一方のメンテナンス時に、スロットルケーブル41および導線51…の他方に影響が及ばないようにして、スロットルケーブル41および導線53…のメンテナンス性を良好とすることができる。
【0065】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0066】
たとえば上記実施例では燃料噴射弁32を吸気管29に取りつける場合について説明したが、燃料噴射弁32をシリンダヘッド30に取りつける場合にも本発明を適用することができる。また多気筒エンジンの各気筒毎に独立して燃料供給を行なう場合にも本発明を適用可能である。
【0067】
さらに本発明は、スクータ型自動二輪車以外の自動二輪車や、自動三輪車にも適用可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、燃料ジョイントをシリンダヘッドまたは吸気管に締結することにより、吸気ポートに対する燃料噴射弁の相対位置ならびに燃料噴射弁に対する燃料ホースの位置を一定に定めて、吸気管またはシリンダヘッドに燃料噴射弁を取りつけることができ、単気筒エンジンに燃料を供給する場合や、多気筒エンジンの各気筒に独立して燃料を供給する場合の燃料噴射弁および燃料ホースの取付け信頼性が向上する。
【0069】
また請求項2記載の発明によれば、部品点数の増加を回避しつつ、燃料ホースの振動を低減することができる。
【0070】
さらに請求項3記載の発明によれば、パワーユニットとともに燃料ホースを揺動させることができるので、エンジンが揺動するようにして車体フレームに搭載される小型車両への燃料噴射弁の取付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型自動二輪車の側面図である。
【図2】車体カバーを省略した状態での図1の2矢視図である。
【図3】図2の3矢視図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】スロットルボディ装置を図4の5矢視方向から見た側面図である。
【図6】スロットルボディ装置の横断平面図である。
【図7】燃料ホースの一部切欠き側面図である。
【図8】燃料噴射弁の吸気管への取付け部を拡大して示す縦断側面図である。
【図9】図8の9矢視図である。
【符号の説明】
11・・・車体フレーム
29・・・吸気管
30・・・シリンダヘッド
31・・・吸気ポート
32・・・燃料噴射弁
33・・・燃料ジョイント
33a・・・接続管部
68・・・燃料タンク
79・・・燃料ホース
83・・・燃料ホースステー
98・・・ボルト
E・・・エンジン
M・・・変速機
P・・・パワーユニット
WR・・・後輪

Claims (3)

  1. 車体フレーム(11)に搭載されるエンジン(E)のシリンダヘッド(30)に、該シリンダヘッド(30)の吸気ポート(31)に連なる吸気管(29)が接続され、吸気管(29)またはシリンダヘッド(30)に、前記吸気ポート(31)に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁(32)が取付けられる小型車両において、前記燃料噴射弁(32)に燃料を導く燃料ホース(79)が接続される接続管部(33a)を有する燃料ジョイント(33)が、前記接続管部(33a)に対する前記燃料噴射弁(32)の周方向位置を一定に定めて前記燃料噴射弁(32)の頭部に液密に嵌合されるとともに、前記吸気ポート(31)に対する位置を一定に定めつつ前記燃料噴射弁(32)を前記吸気管(29)またはシリンダヘッド(30)との間に挟持するようにして前記吸気管(29)またはシリンダヘッド(30)に締結されることを特徴とする小型車両におけるエンジンへの燃料供給構造。
  2. 前記接続管部(33a)に接続される前記燃料ホース(79)に沿って延びる燃料ホースステー(83)の一端部が、複数のボルト(98)による前記燃料ジョイント(33)との共締めにより前記吸気管(29)または前記シリンダヘッド(30)に締結され、該燃料ホースステー(83)の他端部に前記燃料ホース(79)が支持されることを特徴とする請求項1記載の小型車両におけるエンジンへの燃料供給構造。
  3. 前記エンジン(E)と、該エンジン(E)の出力を変速して後輪(WR)に伝達するための変速機(M)とで構成されて前記後輪(WR)が後部に軸支されるパワーユニット(P)の前部が、上下揺動可能にして車体フレーム(11)に支承され、該車体フレームに(11)搭載される燃料タンク(68)に前記燃料ホース(79)が接続されることを特徴とする請求項1または2記載の小型車両におけるエンジンへの燃料供給構造。
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