JP2009152107A - 端子自動挿入装置およびワイヤーハーネス製造方法 - Google Patents

端子自動挿入装置およびワイヤーハーネス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各端子付き電線の端部の端子を、一端部だけに限らず他端部をも効率よく自動挿入可能とした端子自動挿入装置を提供する。
【解決手段】ハウジング図板3がセットされる図板セット部5と、端子付き電線15の各端部が自動挿入される順序に従って一方側から他方側に向けて挿入順に並べて保持された電線端部保持ジグ6がセットされる保持ジグセット部7を備える。ハウジング図板3に配置された各コネクタに対し、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けて、端子の挿入順が設定されると共に、各コネクタの端子挿入部に対しては、下側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて挿入順が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて挿入順が設定される。電線端部保持ジグ6から、挿入順に従って電線15の端部を受け取り、対応するコネクタの端子挿入部に端子を自動挿入する端子挿入装置部8とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、両端に端子が接続された各端子付き電線における各端子を、複数配置された各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対して、効率よく自動挿入可能な端子自動挿入装置およびその装置を用いたワイヤーハーネス製造方法に関するものである。
従来、ワイヤーハーネスを製造するに際して、端部に端子が圧着された複数本の端子付き電線の各端部を、所定の配列順序に従って電線クリップ群に保持させる電線クランプ具があり、この電線クランプ具の各電線クリップに保持された電線の各端部の端子をコネクタの端子挿入部に、所定の指示に従って手作業により順次挿入していくことによって、ワイヤーハーネスを組み付けていく方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、各端子付き電線の端子が接続された一端部を整列させた状態で保持したカートリッジから、自動挿入機により順次、前記端子が接続された一端部を受け取り、コネクタホルダに保持されたコネクタの端子挿入部に自動挿入していき、各端子付き電線の他端部を手作業により組み付けてワイヤーハーネスを製造する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−223646号公報 特開平11−191329号公報
しかしながら、特許文献1に開示のように全くの手作業により各電線の端部の端子を、コネクタの各端子挿入部にそれぞれ挿入していく作業は、作業者の負担が大きく、生産効率も劣るという問題があった。
これに対し、特許文献2に開示のように各電線の一端部側の端子を自動挿入機により自動挿入していく方法によれば、作業者の負担も軽減できると共に、生産効率も向上できる利点がある。
しかしながら、端子付き電線において、一端部だけでなく、他端部に接続された端子も自動挿入することが可能であれば、自動挿入することが作業者の負担軽減や生産効率の向上の面からも好ましい。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、各端子付き電線の端部の端子を、一端部だけに限らず他端部をも効率よく自動挿入可能とした端子自動挿入装置を提供すると共に、その装置を用いたワイヤーハーネス製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための端子自動挿入装置の技術的手段は、端子挿入用ハウジングが複数配置されたハウジング図板が、セットされる図板セット部と、両端に端子が接続された複数本の端子付き電線の各端部が、前記各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対して自動挿入される順序に従って、一方側から他方側に向けて挿入順に並べて保持された電線端部保持ジグが、セットされる保持ジグセット部とを備え、前記端子の挿入順は、前記ハウジング図板に配置された前記各端子挿入用ハウジングに対し、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けて、端子が順次挿入される端子挿入用ハウジングの順序が設定されると共に、各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対しては、下側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定され、前記セットされた電線端部保持ジグから、前記挿入順に従って前記端部を受け取り、対応する端子挿入用ハウジングの端子挿入部に前記端子を順次自動挿入していく端子挿入装置部とを備えている点にある。
また、前記端子挿入装置部により前記端子付き電線の前記端子を前記端子挿入用ハウジングの前記端子挿入部に挿入する毎に、端子挿入用ハウジングの端子挿入面側を横切って前記他方側から前記一方側へ往復移動操作自在で、往路移動操作により、挿入された端子に接続された電線を一方側に寄せる電線寄せ杆と、前記電線寄せ杆により前記電線が寄せられる際には、寄せられた電線が載置状に支持される電線支持台上より退避され、電線寄せ杆による往路移動操作後、電線支持台上より上方に突出し、電線寄せ杆の復路移動操作により寄せられた前記電線を電線支持台上に保持する電線支持台上より上方に出退操作自在な電線保持杆とを備えた構造としてもよい。
さらに、前記ハウジング図板を保持する図板保持部が周方向に沿って複数備えられると共に、縦軸心回りの回動操作により、前記図板セット部と、該図板セット部に対応した位置の図板保持部との相互間で、ハウジング図板がスライド操作により移載自在とされた移載ユニットが備えられている構造としてもよい。
また、前記移載ユニットにおける各図板保持部に対応して、前記電線端部保持ジグが保持されるジグ保持部がそれぞれ備えられている構造としてもよい。
さらに、上記課題を解決するためのワイヤーハーネス製造方法の技術的手段は、ハウジング図板に配置された各端子挿入用ハウジングに対し、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けて、端子が自動挿入される端子挿入用ハウジングの順序が設定されると共に、各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対しては、下側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて自動挿入される順序が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて自動挿入される順序が設定されたハウジング図板における各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対して、両端に端子が接続された複数本の端子付き電線の各端部が自動挿入される順序に従って、一方側から他方側に向けて自動挿入順に並べて保持された電線端部保持ジグから、その挿入順に従って電線の端部を受け取り、対応する端子挿入用ハウジングの端子挿入部に端子を順次自動挿入してサブハーネスを得る端子自動挿入工程を備える点にある。
また、前記端子自動挿入工程後に、前記ハウジング図板と前記自動挿入されない非自動挿入用の端子が接続されている前記電線の端部が保持された状態で残されている前記電線端部保持ジグとを、手作業ステーションに移動するステーション移動工程と、手作業ステーションで手作業により前記非自動挿入用の端子を組み付ける手作業組み付け工程とをさらに備える方法であってもよい。
本発明の端子自動挿入装置によれば、端子挿入用ハウジングが複数配置されたハウジング図板が、セットされる図板セット部と、両端に端子が接続された複数本の端子付き電線の各端部が、各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対して自動挿入される順序に従って、一方側から他方側に向けて挿入順に並べて保持された電線端部保持ジグが、セットされる保持ジグセット部とを備え、端子の挿入順は、ハウジング図板に配置された各端子挿入用ハウジングに対し、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けて、端子が順次挿入される端子挿入用ハウジングの順序が設定されると共に、各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対しては、下側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定され、セットされた電線端部保持ジグから、挿入順に従って端部を受け取り、対応する端子挿入用ハウジングの端子挿入部に端子を順次自動挿入していく端子挿入装置部とを備えた構造とされており、端子挿入装置部により挿入順に従って電線端部の端子を端子挿入用ハウジングの端子挿入部に自動挿入するに際して、セットされた電線端部保持ジグには、各端子付き電線の一端部および他端部にかかわらず、自動挿入される挿入順に従って端子が接続された各端部が一方側から他方側に向けて保持されており、また、セットされたハウジング図板の各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対する挿入順は、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けて端子挿入用ハウジングの順序が設定されると共に、各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対しては、下側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定されているため、端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対して挿入した端子に接続された電線が、端子挿入装置部による次の端子挿入部に対する端子の挿入動作に際して、比較的干渉し難い順序で順次挿入していくことができ、さらには、各端子付き電線の一端部および他端部にかかわらず挿入順に従って順次自動挿入していくことができるため、効率のよい自動挿入が可能となり、生産性の向上が図れる利点がある。
また、端子挿入装置部により端子付き電線の端子を端子挿入用ハウジングの端子挿入部に挿入する毎に、端子挿入用ハウジングの端子挿入面側を横切って他方側から一方側へ往復移動操作自在で、往路移動操作により、挿入された端子に接続された電線を一方側に寄せる電線寄せ杆と、電線寄せ杆により電線が寄せられる際には、寄せられた電線が載置状に支持される電線支持台上より退避され、電線寄せ杆による往路移動操作後、電線支持台上より上方に突出し、電線寄せ杆の復路移動操作により寄せられた電線を電線支持台上に保持する電線支持台上より上方に出退操作自在な電線保持杆とを備えた構造とすれば、挿入順に従って端子挿入用ハウジングの端子挿入部に端子が挿入される毎に、挿入された端子に接続された電線が電線寄せ杆により電線支持台上で一方側へ寄せられて電線保持杆により保持されるため、端子挿入装置部による次の端子挿入部に対する端子の挿入に際して、すでに挿入された電線との干渉がより確実に防止できる利点がある。
そのため、端子の自動挿入作業対象の回路が多くなっても、何ら支障なく自動挿入を行うことができるため、自動挿入される回路数の多少にかかわらず対応可能となり、この点からも効率のよい自動挿入が可能となり、生産性の向上が図れる利点がある。
さらに、ハウジング図板を保持する図板保持部が周方向に沿って複数備えられると共に、縦軸心回りの回動操作により、図板セット部と、該図板セット部に対応した位置の図板保持部との相互間で、ハウジング図板がスライド操作により移載自在とされた移載ユニットが備えられている構造とすれば、移載ユニットにおける空きの図板保持部に、自動挿入後のハウジング図板をスライド操作により移載し、その後、移載ユニットを回動操作して、次のハウジング図板が保持された図板保持部を図板セット部に対応させ、スライド操作により図板保持部に保持されたハウジング図板を図板セット部に移載し、次の自動挿入作業を行い、移載ユニットの他の位置で、前記自動挿入後のハウジング図板から、端子が挿入された各端子挿入用ハウジングの取り外し作業を行うことができ、この点からも効率よく作業が行え、生産性の向上が図れる利点がある。
また、移載ユニットにおける各図板保持部に対応して、電線端部保持ジグが保持されるジグ保持部がそれぞれ備えられている構造とすれば、電線端部保持ジグに保持された電線の各端部における端子の全てが自動挿入でない場合に、自動挿入される各端子の自動挿入後、ハウジング図板を移載ユニットの図板保持部に移載して戻す際に、非挿入状態で端部が保持されて残されている電線端部保持ジグも対応するジグ保持部に保持させ、その後、移載ユニットを回動操作して、次のハウジング図板が保持された図板保持部を図板セット部に対応させ、スライド操作により図板保持部に保持されたハウジング図板を図板セット部に移載し、次の自動挿入作業を行えばよい。そして、移載ユニットの他の位置で、電線端部保持ジグに残されている端部を手作業により取り外して、チューブ挿入作業や撚線作業等の必要作業を施した後、目的とする端子挿入用ハウジングの端子挿入部に端子を挿入する等の自動挿入化が行い難い作業を効率よく実施することができ、この点からも生産性の向上が図れる利点がある。
さらに、本発明のワイヤーハーネス製造方法によれば、ハウジング図板に配置された各端子挿入用ハウジングに対し、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けて、端子が自動挿入される端子挿入用ハウジングの順序が設定されると共に、各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対しては、下側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて自動挿入される順序が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて自動挿入される順序が設定されたハウジング図板における各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対して、両端に端子が接続された複数本の端子付き電線の各端部が自動挿入される順序に従って、一方側から他方側に向けて自動挿入順に並べて保持された電線端部保持ジグから、その挿入順に従って電線の端部を受け取り、対応する端子挿入用ハウジングの端子挿入部に端子を順次自動挿入してサブハーネスを得る端子自動挿入工程を備える方法であり、挿入順に従って電線端部の端子を端子挿入用ハウジングの端子挿入部に自動挿入するに際して、電線端部保持ジグには、各端子付き電線の一端部および他端部にかかわらず、自動挿入される挿入順に従って端子が接続された各端部が一方側から他方側に向けて保持されており、また、ウジング図板の各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対する挿入順は、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けて端子挿入用ハウジングの順序が設定されると共に、各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対しては、下側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定されているため、端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対して挿入した端子に接続された電線が、次の端子挿入部に対する端子の挿入動作に際して、比較的干渉し難い順序で順次挿入していくことができ、さらには、各端子付き電線の一端部および他端部にかかわらず挿入順に従って順次自動挿入していくことができるため、効率のよい自動挿入が可能となり、生産性の向上が図れる利点がある。
また、端子自動挿入工程後に、ハウジング図板と自動挿入されない非自動挿入用の端子が接続されている電線の端部が保持された状態で残されている電線端部保持ジグとを、手作業ステーションに移動するステーション移動工程と、手作業ステーションで手作業により非自動挿入用の端子を組み付ける手作業組み付け工程とをさらに備える方法とすれば、端子自動挿入後に、手作業ステーションで、電線端部保持ジグに残されている端部を手作業により取り外して、チューブ挿入作業や撚線作業等の必要作業を施した後、目的とする端子挿入用ハウジングの端子挿入部に端子を挿入して組み付ける等の自動挿入化が行い難い作業を効率よく実施することができ、この点からも生産性の向上が図れる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は端子自動挿入装置1の概略平面図を示しており、支持台2の一側部には、ハウジング図板3が周囲に複数保持可能とされる移載ユニット4が縦軸心回りに回動操作自在に支持されている。
また、移載ユニット4に保持されたハウジング図板3を側方向にスライド操作することにより、ハウジング図板3が移載されてセットされる図板セット部5が、移載ユニット4の一側部に対応した支持台2上に配置されている。そして、図板セット部5は、セットされたハウジング図板3を側方向(図では左右方向)に移動制御可能に構成されている。
さらに、図板セット部5と対応した支持台2の手前側位置には、一方向に細長状に構成された電線端部保持ジグ6が、セットされる保持ジグセット部7が配置されており、そして、保持ジグセット部7は、図板セット部5と同様、セットされた電線端部保持ジグ6を側方向(図では左右方向)に移動制御可能に構成されている。
また、図板セット部5と保持ジグセット部7の移動操作方向の中途部には、図板セット部5と保持ジグセット部7との双方にまたがる端子挿入装置部8が備えられている。
さらに、図板セット部5や保持ジグセット部7の相互間には、電線支持台9が配置され、保持ジグセット部7の手前側には、電線受けカバー10や電線受け杆11が配置されている。
前記電線端部保持ジグ6は、図2(a)(b)に示されるように、扁平な細長状の所定形状に形成されたジグ本体部13を備え、このジグ本体部13には、ジグ本体部13の幅方向に沿って貫通状に形成されたクリップ保持孔部13aが、長さ方向に沿って所定間隔を有して多数設けられた構造とされている。
そして、この各クリップ保持孔部13aに、電線クリップ体14の基部がそれぞれ側方より嵌入されて保持され、多数の電線クリップ体14が電線端部保持ジグ6の長手方向に沿って所定間隔を有して並設された構造とされている。各電線クリップ体14は、互いに接離自在に弾接状とされた対のバネ片14aを有しており、この対のバネ片14a間に電線15を着脱自在に保持できるように構成されている。
また、各電線クリップ体14の両側に位置するジグ本体部13の両側面には、各クリップ保持孔部13aからの各電線クリップ体14の離脱を防止すると共に、対のバネ片14aによる電線15のクリップ位置14bを規制するクリップ位置規制カバー16が着脱自在に装着されている。
例えば、図2(b)における上方より対のバネ片14a間に電線15が押し込まれることにより、クリップ位置14bで電線15が対のバネ片14aの弾発力により挟持状に着脱自在に保持される構造とされ、対のバネ片14aの挟持力に抗して電線15を上方に引き出すことにより保持が解除される構造とされている。
そして、各電線クリップ体14には、両端に端子17が接続された端子17付き電線15の各端部15aが、それぞれ着脱自在に保持されている。この際、ワイヤーハーネスを構成するサブハーネスいわゆるサブアセンブリとして組み付けられる回路数に応じて、複数本の電線15の各端部15aが所定の自動挿入される順序に従って、一方側から他方側に向けて(図2では左側から右側に向けて)挿入順に並べて予め保持される構造とされている。
前記ハウジング図板3は、図3や図4に示されるように、矩形板状の基板19と、基板19の一側面に左右方向に適宜間隔を有して立設された複数の杆支持ブロック体20と、各杆支持ブロック体20にまたがって貫通状に支持されると共に左右方向にスライド自在に支持された操作杆21とを備えている。
また、左端の杆支持ブロック体20と操作杆21との相互間および右端の杆支持ブロック体20と操作杆21との相互間には、それぞれスライドガイド22が備えられている。さらに、右端の杆支持ブロック体20より突出する操作杆21には抜止めナット23が螺合され、左端の杆支持ブロック体20より突出する操作杆21には、圧縮状に配置された付勢バネ24を介してバネ受け部材25が装着され、操作杆21のさらにその延設端部にはリンク機構26を介して操作レバー27が装着されている。
そして、通常は付勢バネ24の付勢力により操作杆21は左方向に弾発付勢状態とされている。この際、バネ受け部材25はバネ受け部材25に対向して備えられた支持壁部28に当接されている。この状態で、操作レバー27を仮想線で示されるように、付勢バネ24の付勢力に抗して傾動操作すれば、リンク機構26を介して操作杆21が右方向にスライド操作される。また、その後、操作レバー27に対する操作力を解除すれば、付勢バネ24に蓄勢された付勢力により操作杆21が付勢されて左方向にスライド移動され、初期位置に戻されるように構成されている。
そして、本実施形態においては、これら各杆支持ブロック体20、操作杆21、付勢バネ24、リンク機構26、操作レバー27等が、基板19における上部と高さ方向中間部との上下2段にそれぞれ配置された構造とされている。
また、図3に示されるように、基板19における各操作杆21の下方位置に対応した領域には、端子挿入用ハウジングとしてのコネクタ29が嵌め込まれて着脱自在に収容保持されるコネクタ収容ブロック30が左右方向に離隔して複数配設されている。そして、各コネクタ収容ブロック30にそれぞれ収容された各コネクタ29は、その一方側端縁部、本実施形態では左側端縁部が係止爪部30aにより係止される構造とされている。
また、各コネクタ収容ブロック30にそれぞれ収容されたコネクタ29の他方側端縁部、即ち本実施形態では右側端縁部に対応して、係脱自在に係止する係止爪部31aを有する係止ブロック31がそれぞれ操作杆21に装着されている。ここに、各コネクタ収容ブロック30に嵌め込まれて収容された各コネクタ29は、両側端部に係止する係止爪部30a、31aにより抜止め状態で保持される構造とされている。
そして、操作レバー27を傾動操作して操作杆21を右方向にスライド操作すれば、各係止ブロック31が一体的に右方向に移動操作され、各コネクタ29に対する係止爪部31aの係止状態がそれぞれ解除され、ここに、各コネクタ収容ブロック30に収容保持されている各コネクタ29がコネクタ収容ブロック30から離脱可能となるように構成されている。
なお、各コネクタ収容ブロック30は、基板19に対してその取付位置が適宜手段により左右方向等に移動調整自在、着脱自在であり、また、収容保持されるコネクタ29の構造や形状等に応じて対応するコネクタ収容ブロック30に適宜、交換自在に構成されている。
また、各係止ブロック31も操作杆21に対してその長手方向に沿ってスライド調整・固定自在に構成されると共に着脱・交換自在に構成されている。さらに、各杆支持ブロック体20も基板19に対して左右方向等に移動調整自在、着脱自在に構成されている。また、ハウジング図板3には移載操作用グリップ部32が上方突出状に設けられている。
そして、図14や図15に示されるように、ハウジング図板3に配置された各コネクタ29の端子挿入部29aに対して端子17が自動挿入される順序が予め設定されており、先ず、ハウジング図板3に配置された各コネクタ29に対し、一方側(本実施形態では左側)から他方側(右側)に向けて、かつ下側から上側に向けて、端子17が順次挿入されるコネクタ29の順序が設定される。本実施形態の場合、上下2段にコネクタ29が配置されているため、左端の下側のコネクタ29が1番(A)となり、次にその上側のコネクタ29が2番(B)となる。その次はその右側下側のコネクタ29が3番(C)となり、その上側のコネクタ29が4番(D)となる。そして、順次、右端の上側のコネクタ29まで順序が設定される。
また、各コネクタ29における各端子挿入部29aに対しては、1番(A)目のコネクタ29における下側の列の端子挿入部29aにおける左端から右側に向けて順次自動挿入される順序が設定される。そして、右端の端子挿入部29aまで順序が設定されると、次にその上側の列の端子挿入部29aにおける左端から右側に向けて順次自動挿入される順序が設定される。そして、右端の端子挿入部29aまで順序が設定されると、次に、2番(B)目のコネクタ29における各端子挿入部29aに同様にして順序が設定され、順次、各コネクタ29の各端子挿入部29aに順序が設定される。
前記移載ユニット4は、図1や図5に示されるように、平面視正方形状の上下の基板33と、上下の基板33を所定間隔で連結するスペーサ杆34とを備えており、下側基板33の周囲を構成する各辺部には、ハウジング図板3における基板19の下縁をスライド自在に支持するスライドレール体33aがそれぞれ備えられている。
また、上側基板33の周囲を構成する各辺部には、スライドレール体33aに沿ってスライド操作される基板19の上縁をスライド案内するスライドガイド体33bがそれぞれ備えられている。
そして、スライドレール体33aやスライドガイド体33bに沿ってスライド案内される基板19が、接離自在に当接してその移動を規制するストッパ体33cが上下の基板33の所定位置にそれぞれ備えられている。本実施形態では、各辺部において、右側からスライドレール体33aやスライドガイド体33bに沿ってスライド案内されてきた基板19が、左側に配置された上下のストッパ体33cに当接した位置で、ハウジング図板3が移載ユニット4に保持されるように構成されており、ここに、移載ユニット4の周方向に沿った各辺部に、それぞれハウジング図板3を保持する図板保持部35を備えた構造としている。
また、下側基板33の下面側には、各辺部に対応して、即ち各図板保持部35に対応して、外側方突出状に上向きに開口するフック形態の左右一対のジグ保持部36がそれぞれ備えられた構造とされている。そして、図5の仮想線で示されるように、互いに離隔した左右対のジグ保持部36間にまたがって電線端部保持ジグ6を載置状に支持させることにより、電線端部保持ジグ6が保持される構造とされている。
なお、各ジグ保持部36は下側基板33の下面側に縦軸心回りに回動操作可能に設けられており、不使用時には、その回動操作により、下側基板33の下面下方領域内に収納可能に構成されている。
さらに、下側基板33の中心部は、支軸機構37を介して支持台2側に縦軸心回りに回動操作自在に支持されている。この際、ボールプランジャー等を用いて、移載ユニット4を回動操作する場合、所定角度毎(本実施形態では、90度毎)、間欠的に位置決め可能とされており、図1に示されるように、移載ユニット4を回動操作した際、移載ユニット4の各図板保持部35が、図板セット部5に対応する位置で容易に位置決めされるように構成されている。
また、上側基板33の上面側には、移載ユニット4を回動操作するための回動操作用グリップ部38が各辺部に対応してそれぞれ上方突出状に設けられている。
前記図板セット部5は、図1、図3、図4、図6、図8に示されるように、移載ユニット4の移載位置に配置された図板保持部35から、スライド操作されてくるハウジング図板3の基板19の上下および背面をスライド案内すべく、スライドレール体33aやスライドガイド体33bと略同様な構造の下部スライドレール体40や上部スライドガイド体41を備えると共に、基板19の背面をスライド案内する背面スライドガイド板42が備えられている。
また、背面スライドガイド板42には、移載ユニット4の図板保持部35からスライド操作されてくるハウジング図板3の移載位置を規制すべく、基板19に対向するストッパ体43が設けられている。従って、移載ユニット4の図板保持部35からスライド操作されてくるハウジング図板3は、下部スライドレール体40、上部スライドガイド体41、背面スライドガイド板42による案内下、図板セット部5側に移載されてくる。そして、ハウジング図板3の基板19におけるスライド操作方向前側の端縁が、ストッパ体43に接離自在に当接することによりスライド移動が規制され、ここに、図板セット部5の図板セット位置で移載されてくるハウジング図板3が停止される。
さらに、図板セット部5は、この図板セット位置に移載されたハウジング図板3における基板19の上面を下方に解除自在に押し付ける押し付け機構(図示省略)と、基板19をストッパ体43方向に解除自在に押し付ける押し付け機構(図示省略)とを備え、これら押し付け機構の押し付け作動により、ハウジング図板3は図板セット部5の図板セット位置に固定状態で保持されるように構成されている。
図板セット部5における下部スライドレール体40、上部スライドガイド体41、背面スライドガイド板42、ストッパ体43や各押し付け機構は、移動架台5aに支持されており、この移動架台5aを支持する駆動機構5bにより、移動架台5aが側方向(図1や図6では左右方向)に移動操作されて、移動位置が制御されるように構成されている。
前記電線端部保持ジグ6も保持ジグセット部7のジグセット位置にセットされると、適宜備えられた固定機構によりジグセット位置に固定状態で保持され、そのジグセット位置に固定された状態で駆動機構7aにより側方向(図1では左右方向)に移動操作されて、移動位置が制御されるように構成されている。
前記電線支持台9は、図6ないし図8等に示されるように、端子挿入装置部8による端子挿入ラインPを横切って配置された左右方向細長板状の電線支持ガイド片45と、該電線支持ガイド片45の左半部下面側に位置して配置されると共に保持ジグセット部7の上方位置まで延設状に配置された電線支持カバー体46と、該電線支持カバー体46上面よりさらに左方向延設状に配置されると共に平面視略U字状に屈曲されてなる電線支持ガイド杆47とを備えている。
また、図6ないし図8に示されるように、前記端子挿入ラインPを横切って右側(他方側)から左側(一方側)へ往復移動操作自在に電線寄せ杆49が立設状に配置されている。この電線寄せ杆49は、電線支持ガイド片45の高さ位置からハウジング図板3に配置された各コネクタ29に対する端子17の挿入位置よりも充分に高くなる高さ位置となる適宜長さを有しており、電線寄せ杆49を支持する支持ブラケット50が駆動機構51により左右方向に往復移動操作されるように制御されている。
さらに、電線寄せ杆49による往路移動操作により到着した位置に対応して、電線支持ガイド片45の上面より上方に出退操作自在とされる第1電線保持杆52と、電線支持カバー体46の右側方で、往復回動操作自在とされて、電線支持カバー体46の上面より上方に出退操作自在な第2電線保持杆53とが備えられている。例えば、第1電線保持杆52はエアシリンダ等の駆動制御により出退操作自在に制御され、第2電線保持杆53はサーボモータ等の駆動制御により出退操作自在に制御される構造とされている。
そして、電線寄せ杆49が、右端に位置する初期位置より往路に沿って移動操作される際には、第1電線保持杆52および第2電線保持杆53は、電線支持ガイド片45上面や電線支持カバー体46上面位置から突出しない退避位置に配置され、往路移動操作により左端位置に到着した際に、第1電線保持杆52や第2電線保持杆53が、電線支持ガイド片45上面や電線支持カバー体46上面位置から突出するように進出操作される。
その後、第1電線保持杆52および第2電線保持杆53の進出操作が終了すると、電線寄せ杆49は、復路に沿って移動操作され、初期位置に戻される。
その後、電線寄せ杆49が次に往路に沿って移動操作される際には、先に、各電線保持杆52,53は退避操作されて前記退避位置に戻されるように制御されている。そして、上記同様にして、電線寄せ杆49の往復移動制御や、第1電線保持杆52や第2電線保持杆53の出退移動制御がなされる。
前記端子挿入装置部8は、図10ないし図13に示されるように、所定位置に移動操作された電線端部保持ジグ6の電線クリップ体14から端子17付きの電線15の端部15aを受け取る電線受け取りクランプ55と、電線受け取りクランプ55でクランプされた電線15を受け取り、所定位置に搬送して位置決めする位置決めクランプ56と、前記所定位置に搬送された端子17の左右方向の姿勢ズレを矯正する左右傾き矯正クランプ57と、端子17の上下方向の姿勢ズレを矯正する上下傾き矯正クランプ58と、端子17の姿勢が矯正された電線15の端部15aを受け取り、コネクタ29の所定の端子挿入部29a(図14や図15参照)に挿入する端子挿入クランプ59が備えられている。
前記電線受け取りクランプ55は、所定位置に移動操作された電線端部保持ジグ6の電線クリップ体14に保持された端部15aの上方位置で、電線15の長さ方向の電線クリップ体14の両側に位置してそれぞれ配置されており、各電線受け取りクランプ55は開姿勢で下降操作され、電線15配置高さに対応する位置で閉操作されて、電線15を左右方向両側から挟持するように制御されている。そして、各電線受け取りクランプ55の閉操作後、上昇操作されることにより、電線端部保持ジグ6の電線クリップ体14から電線15を受け取る構成とされている。
電線15を受け取った各電線受け取りクランプ55は一側方、例えば図1の左方向に移動操作されて、開姿勢で待機する位置決めクランプ56の上方位置で停止される。なお、この位置決めクランプ56も電線15の長さ方向に離隔して一対備えられている。その後、各電線受け取りクランプ55が下降操作されて、所定位置に下降すると、各位置決めクランプ56が閉操作されて電線15を左右方向両側から挟持するように制御されている。そして、各位置決めクランプ56の閉操作後、各電線受け取りクランプ55は開操作されて開姿勢とされ、その後、初期位置に戻されるように制御されている。ここに、電線15が両位置決めクランプ56に受け渡される。
電線15を受け取った両位置決めクランプ56は、前後方向(図1における上下方向)に移動制御可能とされており、前進(図1における前方向)移動される。この際、上方にはCCD等からなる撮像機器60が配置され、画像処理により端子17の位置が検知され、端子17の位置が所定の位置に到達した状態で位置決めクランプ56は移動が停止される。
両位置決めクランプ56の移動が停止すると、開姿勢で待機していた左右傾き矯正クランプ57が端子17の左右方向両側より閉操作されて閉姿勢とされると、端子17が左右のクランプ片57aにより左右方向中央位置に寄せられた状態でクランプされ、ここに、端子17の左右方向の傾きが矯正され、左右方向の姿勢ズレが矯正される。
その後、開姿勢で待機していた上下傾き矯正クランプ58が端子17の上下方向両側より閉操作されて閉姿勢とされると、端子17が上下のクランプ片58aにより上下方向中央位置に寄せられた状態でクランプされ、ここに、端子17の上下方向の傾きが矯正され、上下方向の姿勢ズレが矯正される。
この端子17の姿勢が矯正された状態で、上方から開姿勢で一対の端子挿入クランプ59が下降してきて所定の高さ位置で閉操作されると、電線15が左右両側より両端子挿入クランプ59で挟持された状態が得られる。この状態で、両位置決めクランプ56、左右傾き矯正クランプ57および上下傾き矯正クランプ58が開操作され、両位置決めクランプ56は初期位置に戻され、左右傾き矯正クランプ57および上下傾き矯正クランプ58は初期の開姿勢に戻される。ここに、端子17の姿勢が所望姿勢に矯正された状態で電線15が両端子挿入クランプ59に受け渡される。
その後、両端子挿入クランプ59は電線15を保持した状態で所定位置に移動操作され、端子挿入ラインP位置で、対応するコネクタ29の端子挿入部29aに端子17を挿入する。この挿入方法としては特許文献2等に開示のように、従来と同様の方法を適宜採用すればよい。そして端子17の挿入後、両端子挿入クランプ59は開姿勢とされて初期位置に戻される。
本実施形態は、以上のように構成されており、この端子自動挿入装置1を用いて、ワイヤーハーネスを構成するサブアセンブリであるサブハーネスを製造する場合には、必要とされる数のコネクタ29が、移載ユニット4の図板保持部35に保持されているハウジング図板3にそれぞれ着脱自在に装着される。そして、この装着された各コネクタ29における各端子挿入部29aに、前述のようにして端子17が自動挿入される挿入順が設定される。
一方、他の端子自動圧着機において、製造された両端に端子17が接続された端子17付き電線15の端部15aが、自動装着装置により、電線端部保持ジグ6の各電線クリップ体14に一方側から他方側に向けて前記自動挿入される挿入順に並べてそれぞれ保持されている。
そして、図9の実線で示されるように、各電線15の端部15aが挿入順に並べてセットされた電線端部保持ジグ6を、保持ジグセット部7のジグセット位置にセットすると共に、図板セット部5の図板セット位置に対応する移載ユニット4の図板保持部35位置で保持されているハウジング図板3を、図板セット部5方向にスライド操作して図板セット部5の図板セット位置に移載し、セットする(セット工程)。
この状態で、端子自動挿入装置1の運転開始スイッチをオン操作すると、ハウジング図板3および電線端部保持ジグ6がそれぞれ右方向に移動操作されて所定位置で停止される。この際、ハウジング図板3にセットされた各コネクタ29における端子挿入部29aのうち、1番目に端子17が自動挿入される端子挿入部29aが端子挿入ラインP位置に位置される。また、電線端部保持ジグ6における左端の電線クリップ体14の位置が、電線受け取りクランプ55の下方位置に対応する位置で停止される。
その後、図10に示されるように、前述のようにして、両電線受け取りクランプ55が下降操作され、電線15配置高さに対応する位置で閉操作されて、電線15を左右方向両側から挟持する。各電線受け取りクランプ55の閉操作後、上昇操作されることにより、電線端部保持ジグ6の電線クリップ体14から1番目に自動挿入される電線15を受け取る。
次に、図11に示されるように、電線15を受け取った各電線受け取りクランプ55は一側方、即ち図1の左方向に移動操作されて、開姿勢で待機する各位置決めクランプ56の上方位置で停止される。その後、各電線受け取りクランプ55が下降操作されて、所定位置に下降すると、各位置決めクランプ56が閉操作されて電線15を左右方向両側から挟持する。各位置決めクランプ56の閉操作後、各電線受け取りクランプ55は開操作されて開姿勢とされ、その後、初期位置に戻され、電線15が両位置決めクランプ56に受け渡される。
電線15を受け取った両位置決めクランプ56は、図12に示されるように、撮像機器60による監視下、前進(図1における前方向)移動される。そして、端子17の位置が所定の位置に到達したことを検知すると、位置決めクランプ56は移動が停止される。
この状態で、左右傾き矯正クランプ57が閉操作されて、端子17の左右方向の姿勢ズレが矯正され、次に、上下傾き矯正クランプ58が閉操作されて、端子17の上下方向の姿勢ズレが矯正される。
この状態で、図13に示されるように、上方から一対の端子挿入クランプ59が下降してきて所定の高さ位置で閉操作されると、電線15が左右両側より両端子挿入クランプ59で挟持された状態が得られる。そして、両位置決めクランプ56、左右傾き矯正クランプ57および上下傾き矯正クランプ58が開操作され、両位置決めクランプ56は初期位置に戻され、左右傾き矯正クランプ57および上下傾き矯正クランプ58は初期の開姿勢に戻され、端子17の姿勢が所望姿勢に矯正された状態で電線15が両端子挿入クランプ59に受け渡される。
その後、図14に示されるように、両端子挿入クランプ59は電線15を保持した状態で所定位置に移動操作され、端子挿入ラインP位置で、対応するコネクタ29の1番目の端子挿入部29aに端子17を挿入する。挿入後、両端子挿入クランプ59は初期位置に戻される(端子自動挿入工程)。
この1番目の端子17挿入後、端子挿入ラインPの右側に位置する電線寄せ杆49が、前述のように、端子挿入ラインPを横切って左側に往路移動操作される。この電線寄せ杆49の往路移動操作により、端子挿入部29aに挿入された端子17に接続されている電線15が、電線支持台9上に沿って、電線寄せ杆49により押動されて一方側である左側に寄せられていく。
そして、電線寄せ杆49の往路移動操作による左側位置到着後、図15に示されるように、退避位置に待機している第1電線保持杆52や第2電線保持杆53が進出操作され、電線支持ガイド片45の上面や電線支持カバー体46の上面から突出する。この第1電線保持杆52や第2電線保持杆53の進出操作が終了すると、電線寄せ杆49は、復路に沿って移動操作され、初期位置に戻される。この時、電線寄せ杆49により左側に寄せられた電線15は突出状態の第1電線保持杆52や第2電線保持杆53により移動が規制され、ここに電線15は電線支持台9上に載置状に保持される(寄せ電線保持工程)。
その後、電線寄せ杆49が初期位置に到着すると、2番目の端子17の端子自動挿入工程が開始される。この際、ハウジング図板3および電線端部保持ジグ6がそれぞれ適宜方向に予め移動操作されて所定位置で停止されるように制御されている。そして、ハウジング図板3にセットされた各コネクタ29における端子挿入部29aのうち、2番目に端子17が自動挿入される端子挿入部29aが端子挿入ラインP位置に位置され、電線端部保持ジグ6における2番目に自動挿入される端子17が接続された電線15を保持する電線クリップ体14の位置が、電線受け取りクランプ55の下方位置に対応する位置で停止されている。
その後、上記同様にして、2番目の端子17が対応するコネクタ29の2番目の端子挿入部29aに自動挿入される(端子自動挿入工程)。そして、2番目の端子17の自動挿入後、第1電線保持杆52や第2電線保持杆53が電線支持ガイド片45の上面や電線支持カバー体46の上面から退避操作され、退避が完了すると、電線寄せ杆49が上記のように往路移動操作され、上記同様にして、各端子挿入部29aに挿入された端子17に接続された各電線15が左側に寄せられて保持される(寄せ電線保持工程)。
以下同様の制御が繰り返されて、電線端部保持ジグ6に保持された各電線15の端子17が挿入順に従って、各コネクタ29の端子挿入部29aに自動挿入されていく。そして、全ての端子17の自動挿入が終了すると、ハウジング図板3や電線端部保持ジグ6は図板セット位置やジグセット位置に戻される。
次に、図板セット位置に戻されたハウジング図板3を左側にスライド操作して、移載ユニット4の空きの図板保持部35に移載して戻す(図板戻し工程)。その後、移載ユニット4を右回りに90度回動操作して、次のハウジング図板3を図板セット部5に対応する位置に移動させ、同様にして、図板保持部35に保持されている次のハウジング図板3を、図板セット部5方向にスライド操作して図板セット部5の図板セット位置に移載し、セットする(セット工程)。
一方、各電線クリップ体14に保持された電線15がなくなった電線端部保持ジグ6は、ジグ回収部等に回収し、次の各電線15の端部15aが挿入順に並べてセットされた電線端部保持ジグ6を、保持ジグセット部7のジグセット位置にセットする(セット工程)。そして、上記同様にして、各端子17の自動挿入が実施される。
なお、次の各端子17の自動挿入が実施されている間に、自動挿入終了後のハウジング図板3から各コネクタ29を取り外し、新たな端子17挿入前のコネクタ29をそれぞれ装着すればよい。
本実施形態は以上のように構成されており、端子挿入装置部8により挿入順に従って電線15端部15aの端子17を、コネクタ29の端子挿入部29aに自動挿入するに際して、セットされた電線端部保持ジグ6には、各端子17付き電線15の一端部および他端部にかかわらず、自動挿入される挿入順に従って端子17が接続された各端部15aが一方側から他方側に向けて保持されており、また、セットされたハウジング図板3の各コネクタ29の端子挿入部29aに対する挿入順は、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けてコネクタ29の順序が設定されると共に、各コネクタ29の端子挿入部29aに対しては、下側の端子挿入部29aにおける一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部29aにおける一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定されているため、コネクタ29の端子挿入部29aに対して挿入した端子17に接続された電線15が、端子挿入装置部8による次の端子挿入部29aに対する端子17の挿入動作に際して、比較的干渉し難い順序で順次挿入していくことができ、さらには、各端子17付き電線15の一端部および他端部にかかわらず挿入順に従って順次自動挿入していくことができるため、効率のよい自動挿入が可能となり、生産性の向上が図れる利点がある。
また、挿入順に従ってコネクタ29の端子挿入部29aに端子17が挿入される毎に、挿入された端子17に接続された電線15が電線寄せ杆49により電線支持台9上で一方側へ寄せられて第1電線保持杆52や第2電線保持杆53により保持されるため、端子挿入装置部8による次の端子挿入部29aに対する端子17の挿入に際して、すでに挿入された電線15との絡み等の干渉がより確実に防止できる利点がある。
そのため、端子17の自動挿入作業対象の回路が多くなっても、何ら支障なく自動挿入を行うことができ、自動挿入される回路数の多少にかかわらず対応可能となり、この点からも効率のよい自動挿入が可能となり、生産性の向上が図れる利点がある。
即ち、従来においては、コネクタ29の各端子挿入部29aに端子17を自動挿入するに際して、端子17に接続されている電線15相互間の絡みや電線15くぐりが生じるおそれがあり、次の自動挿入動作に支障が生じるため、より少ない回路で自動挿入を行って、いわゆる小回路のサブアセンブリを構成し、次に、これら小回路のサブアセンブリを組み付けて中回路のサブアセンブリを構成し、さらに、このような中回路のサブアセンブリを組み付けて大回路のサブアセンブリを構成していくという方法が採用されていたが、本端子自動挿入装置1によれば、そのような後工程となる組み付け作業が不要となり、所望の回路数のサブアセンブリを直接組み立てることが可能となる。
また、ハウジング図板3を保持する図板保持部35が周方向に沿って複数備えられた移載ユニット4が備えられているため、移載ユニット4における空きの図板保持部35に、自動挿入後のハウジング図板3をスライド操作により移載し、その後、移載ユニット4を回動操作して、次のハウジング図板3が保持された図板保持部35を図板セット部5に対応させ、スライド操作により図板保持部35に保持されたハウジング図板3を図板セット部5の図板セット位置に移載し、次の自動挿入作業を行い、移載ユニット4の他の位置で、前記自動挿入後のハウジング図板3から、端子17が挿入された各コネクタ29の取り外し作業を行うことができ、この点からも効率よく作業が行え、生産性の向上が図れる利点がある。
上記実施形態においては、全ての端子17が自動挿入される場合に付き説明したが、次に、一部が自動挿入されない非自動挿入用の端子17が存在する場合に付き説明する。
即ち、電線端部保持ジグ6における各電線クリップ体14に対しては、前述同様、両端に端子17が接続された端子17付き電線15の各端部15aが、それぞれ着脱自在に保持されている。この際、ワイヤーハーネスのサブアセンブリとして組み付けられる回路数に応じて、複数本の電線15の各端部15aが所定の自動挿入される順序に従って、左側から右側に向けて挿入順に並べて予め保持される。そして、必要に応じて自動挿入される端子17間に位置して非自動挿入用の端子17に接続された電線15の端部15aが保持される構成であってもよく、さらには、自動挿入される最後の端子17の電線15が保持されている電線クリップ体14よりも右側の各電線クリップ体14に非自動挿入用の端子17が接続された電線15を順次保持させる構成であってもよい。
また、ハウジング図板3に配置された各コネクタ29の各端子挿入部29aに自動挿入される挿入順も前述同様にして設定される。この際、手作業により端子17が挿入される位置は飛ばして自動挿入される挿入順が設定される。
そして、上記と同様にして、端子自動挿入装置1にハウジング図板3や電線端部保持ジグ6がセットされ、端子17の自動挿入がなされる。自動挿入される各端子17の挿入順に従った自動挿入が全て終了すると、ハウジング図板3や電線端部保持ジグ6は図板セット位置やジグセット位置に戻される。
その後、非自動挿入用の端子17が接続された電線15のみが保持された状態で残されている電線端部保持ジグ6を、図5の仮想線で示されるように、空き状態で待機する側方の図板保持部35下方の両ジグ保持部36間にまたがって載置状に保持させる(ジグ移載工程)。また、図板セット位置に戻されたハウジング図板3は左側にスライド操作して、移載ユニット4の空きの図板保持部35に移載して戻す(図板戻し工程)。
次に、移載ユニット4を右回りに90度回動操作して(ステーション移動工程)、次のハウジング図板3を図板セット部5に対応する位置に移動させ、同様にして、図板保持部35に保持されている次のハウジング図板3を、図板セット部5方向にスライド操作して図板セット部5の図板セット位置に移載し、セットする(セット工程)。一方、保持ジグセット部7のジグセット位置にも次の電線端部保持ジグ6をセットする(セット工程)。そして、上記同様にして、各端子17の自動挿入が実施される。
そして、移載ユニット4に保持されたハウジング図板3や電線端部保持ジグ6は、例えば、図1に示される端子自動挿入装置1の一側方や反対側の手作業ステーションS位置に移動された際、作業者が手作業により、電線端部保持ジグ6から非自動挿入用の端子17が接続された電線15を取り外し、チューブ挿入作業や撚線作業等の必要作業を施した後、対応するコネクタ29の端子挿入部29aに端子17を挿入して組み付ければよい(手作業組み付け工程)。
このように電線端部保持ジグ6に保持された電線15の各端部15aにおける端子17の全てが自動挿入でない場合に、自動挿入される各端子17の自動挿入後、ハウジング図板3を移載ユニット4の図板保持部35に移載して戻す際に、非挿入状態で端部15aが保持されて残されている電線端部保持ジグ6も対応するジグ保持部36に保持させ、その後、移載ユニット4を回動操作して、次のハウジング図板3が保持された図板保持部35を図板セット部5に対応させ、スライド操作により図板保持部35に保持されたハウジング図板3を図板セット部5に移載し、次の自動挿入作業を行えばよい。そして、移載ユニット4の他の位置、即ち手作業ステーションSで、電線端部保持ジグ6に残されている端部15aを手作業により取り外して、チューブ挿入作業や撚線作業、端子後入れ作業等の必要作業を施した後、目的とするコネクタ29の端子挿入部29aに端子17を挿入する等の自動挿入化が行い難い作業を効率よく実施することができ、この点からも生産性の向上が図れる利点がある。
以上のように、本端子自動挿入装置1によれば、各種にわたる所望の回路数のサブアセンブリを直接組み立てることが可能となるため、全ての作業が完了したら、ハウジング図板3から各コネクタ29を取り外し、直接、組立ラインの図板に布線することが可能となる利点がある。
なお、本実施形態においては、各コネクタ29や電線端部保持ジグ6において、左側から右側に向けて挿入順を設定しているが、必要に応じて、右側から左側に向けて挿入順を設定する構造であってもよい。
また、移載ユニット4や、ハウジング図板3の大きさ形状等も何ら実施形態の形状構造に限定されない。
本発明の実施形態に係る端子自動挿入装置の概略平面図である。 電線端部保持ジグの平面図および側面図である。 ハウジング図板の側面図である。 同一部省略平面図である。 移載ユニットの側面図である。 図板セット部および電線支持台部分の概略平面図である。 電線支持台部分の正面図である。 電線支持台部分の概略側面図である。 作業動作説明図である。 作業動作説明図である。 作業動作説明図である。 作業動作説明図である。 作業動作説明図である。 作業動作説明図である。 作業動作説明図である。
符号の説明
1 端子自動挿入装置
3 ハウジング図板
4 移載ユニット
5 図板セット部
6 電線端部保持ジグ
7 保持ジグセット部
8 端子挿入装置部
9 電線支持台
15 電線
17 端子
35 図板保持部
36 ジグ保持部
49 電線寄せ杆
52 第1電線保持杆
53 第2電線保持杆

Claims (6)

  1. 端子挿入用ハウジングが複数配置されたハウジング図板が、セットされる図板セット部と、
    両端に端子が接続された複数本の端子付き電線の各端部が、前記各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対して自動挿入される順序に従って、一方側から他方側に向けて挿入順に並べて保持された電線端部保持ジグが、セットされる保持ジグセット部とを備え、
    前記端子の挿入順は、前記ハウジング図板に配置された前記各端子挿入用ハウジングに対し、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けて、端子が順次挿入される端子挿入用ハウジングの順序が設定されると共に、各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対しては、下側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて順次挿入される順序が設定され、
    前記セットされた電線端部保持ジグから、前記挿入順に従って前記端部を受け取り、対応する端子挿入用ハウジングの端子挿入部に前記端子を順次自動挿入していく端子挿入装置部とを備えていることを特徴とする端子自動挿入装置。
  2. 請求項1に記載の端子自動挿入装置において、
    前記端子挿入装置部により前記端子付き電線の前記端子を前記端子挿入用ハウジングの前記端子挿入部に挿入する毎に、端子挿入用ハウジングの端子挿入面側を横切って前記他方側から前記一方側へ往復移動操作自在で、往路移動操作により、挿入された端子に接続された電線を一方側に寄せる電線寄せ杆と、
    前記電線寄せ杆により前記電線が寄せられる際には、寄せられた電線が載置状に支持される電線支持台上より退避され、電線寄せ杆による往路移動操作後、電線支持台上より上方に突出し、電線寄せ杆の復路移動操作により寄せられた前記電線を電線支持台上に保持する電線支持台上より上方に出退操作自在な電線保持杆とを備えたことを特徴とする端子自動挿入装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の端子自動挿入装置において、
    前記ハウジング図板を保持する図板保持部が周方向に沿って複数備えられると共に、縦軸心回りの回動操作により、前記図板セット部と、該図板セット部に対応した位置の図板保持部との相互間で、ハウジング図板がスライド操作により移載自在とされた移載ユニットが備えられていることを特徴とする端子自動挿入装置。
  4. 請求項3に記載の端子自動挿入装置において、
    前記移載ユニットにおける各図板保持部に対応して、前記電線端部保持ジグが保持されるジグ保持部がそれぞれ備えられていることを特徴とする端子自動挿入装置。
  5. ハウジング図板に配置された各端子挿入用ハウジングに対し、一方側から他方側に向けてかつ下側から上側に向けて、端子が自動挿入される端子挿入用ハウジングの順序が設定されると共に、各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対しては、下側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて自動挿入される順序が設定されると共に、順次より上側の端子挿入部における一方側から他方側に向けて自動挿入される順序が設定されたハウジング図板における各端子挿入用ハウジングの端子挿入部に対して、両端に端子が接続された複数本の端子付き電線の各端部が自動挿入される順序に従って、一方側から他方側に向けて自動挿入順に並べて保持された電線端部保持ジグから、その挿入順に従って電線の端部を受け取り、対応する端子挿入用ハウジングの端子挿入部に端子を順次自動挿入してサブハーネスを得る端子自動挿入工程を備えることを特徴とするワイヤーハーネス製造方法。
  6. 請求項5に記載のワイヤーハーネス製造方法において、
    前記端子自動挿入工程後に、前記ハウジング図板と前記自動挿入されない非自動挿入用の端子が接続されている前記電線の端部が保持された状態で残されている前記電線端部保持ジグとを、手作業ステーションに移動するステーション移動工程と、
    手作業ステーションで手作業により前記非自動挿入用の端子を組み付ける手作業組み付け工程とをさらに備えることを特徴とするワイヤーハーネス製造方法。
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