JPH08162249A - 端子のコネクタハウジングへの挿入方法とその挿入誘導装置 - Google Patents

端子のコネクタハウジングへの挿入方法とその挿入誘導装置

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JPH08162249A
JPH08162249A JP6297494A JP29749494A JPH08162249A JP H08162249 A JPH08162249 A JP H08162249A JP 6297494 A JP6297494 A JP 6297494A JP 29749494 A JP29749494 A JP 29749494A JP H08162249 A JPH08162249 A JP H08162249A
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electric wire
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wire
terminal insertion
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Kazuyoshi Tomikawa
和芳 富川
Takayuki Tsuchiya
孝行 土屋
Ayahisa Morita
紋尚 森田
Takeshi Iwashina
豪 岩科
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネスの製造において、いわゆるケ
ース嵌めの際に端子の誤挿入を確実になくすようにす
る。 【構成】 コネクタハウジング17の複数の端子収容室
18に端子付電線2の端末の端子1を挿入する際に、コ
ネクタハウジングの端子挿入側の開口部を片隅に切欠部
20を設けた端子挿入誘導板19で覆い、この端子挿入
板を前記開口部に沿って順次ずらして前記切欠部により
端子挿入位置を指示し、指示された端子収容室に端子を
挿入するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスを構成
する多数の端子付電線について、その端末の端子をコネ
クタハウジングに挿入する方法およびその挿入誘導装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図14はワイヤハーネス(自動車用組電
線)の一般的な形態を示す。ワイヤハーネスWは幹線部
0 と複数の枝線部W1 ,W2 ,W3 …から成り、各枝
線部の端末にはコネクタC1 ,C2 ,C3 …が設けられ
ている。このワイヤハーネスWは一般に次の工程で製造
される。 〔前工程〕⇒〔サブアッセンブリ〕⇒〔配索〕⇒〔外装
品、仕上げ〕⇒〔導通検査〕⇒〔外観検査〕
【0003】〔前工程〕はさらに〔電線切断・圧着〕と
〔電線中間皮剥き〕の工程がある。〔電線切断・圧着〕
では、図15のように、絶縁被覆電線wを所定の長さに
切断し、その両端の絶縁被覆を除去(皮剥き)して、両
端または片端に端子11 ,1 2 を圧着して端子付電線2
を製作する。端子付電線2には電線の長さ、外被の色、
端子の大小、雌,雄の別といった多くの種類があり、数
十ないし数百本単位でロット生産する。作製した端子付
電線2,2′はロット毎に後述する電線供給棚に収納し
て、区分しておく。〔電線中間皮剥き〕は、所要の両端
子付電線2の中間を皮剥きして、そこに他の片端子付電
線2′をジョイント端子3により分岐接続を行って、ジ
ョイント電線4を作製する工程である。
【0004】〔サブアッセンブリ〕では、種々の端子付
電線2,2′またはジョイント電線4を前記電線収納棚
から1本ずつ取り出して、例えば上記コネクタC1 ,C
2 …単位で組み合わせ、電線端末の端子11 ,12 をコ
ネクタハウジングの端子収容室に挿着(以下、単に「ケ
ース嵌め」ともいう)して、上記枝線部W1 ,W2 …に
対応するプリハーネスを作製する。
【0005】〔配索〕では、図16に示すように、布線
板6の上で複数のフォーク状の係止ピン7によって上記
コネクタ単位で組み合わせて作製した複数のプリハーネ
ス5 1 、52 …を自動車における配線形態にほぼ添うよ
うに二次元的に配設する。
【0006】〔外装品、仕上げ〕では、必要に応じてワ
イヤハーネスを保護するプロテクタ9や防音防水用のグ
ロメット10といった外装部品を取付け、配索したプリ
ハーネス51 、52 …の適宜箇所をテープ11で結んで
仮止めし、その上から全体にわたってテープ(図示せ
ず)を巻き付け、集束する。〔導通検査〕では、上記コ
ネクタC1 ,C2 …を導通チェッカー(図示せず)に嵌
合接続して、断線や端子の圧着不良等を点検し、不良品
を選別する。〔外観検査〕では完成したワイヤハーネス
の全体観察を行って、前記コネクタC1 ,C2 …群やグ
ロメット10などに外部的欠陥がないかどうかを点検す
る。
【0007】図17は上記[サブアッセンブリ]工程ま
たは[ケース嵌め]で使用する端子挿入誘導装置を示
す。この端子挿入誘導装置13はハウジング受部14と
LED表示部15を組み合わせ、LED表示部15には
コネクタハウジング17の端子収容室18の配列に対応
するLED16が設けられている。装置13をケース嵌
め作業位置に設置して、端子1を挿入する端子収容室1
1 のLED161 を点灯して順次挿入位置を表示して
作業を誘導する。
【0008】しかし、上記のような装置13では、1)
LED16が点灯していない箇所でも挿入可能であり、
2)LED16の指示と実際の挿入位置の照合、確認を
必要とし、さらに3)作業者が慣れると装置を使用しな
くなる、という問題がある。挿入ミスが発生すると、検
査機能が付いている場合には、そこで発見されるが手直
し工数が必要になり、コネクタハウジングや端子に疵を
つける恐れがある。また、検査機能がついていないとき
は、不良品が次工程へ流出し、装置13を使用した意味
がなくなり、新しい作業者への教育または品番切換時の
初期確認用という価値しかなくなる。
【0009】一方、従来のワイヤハーネスの製造方法で
は、その回路検査は〔前工程〕〜〔外装品、仕上げ〕の
各工程がすべて終了した後に、検査工程を別に設けて行
っていた。従って、上記「ケース嵌め」で端子誤挿入の
ような不良品が発生しても、そのまま以降の〔配索〕、
〔外装品、仕上げ〕に流出することになる。そして、最
終工程近くで回路の不具合が発見されると、上記外装品
やテープを取外して手直しを余儀なくされ、多大の時間
と労力がかかるだけでなく、テープなどの部材または部
品のロスが生じる、という問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みてなされたものであり、ワイヤハーネスの製造に
おいて、ケース嵌め工程での端子の誤挿入とこれによる
不良品の発生を確実に防止し、以降の工程に悪影響を及
ぼさない端子のコネクタハウジングへの挿入方法とその
挿入誘導装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の端子のコネクタハウジングへの挿入方法
は、請求項1に記載のように、コネクタハウジングの複
数の端子収容室に端子付電線の端末の端子を挿入する際
に、コネクタハウジングの端子挿入側の開口部を片隅に
切欠部を設けた端子挿入誘導板で覆い、この端子挿入板
を前記開口部に沿って順次ずらして前記切欠部により端
子挿入位置を指示し、指示された端子収容室に端子を挿
入することを特徴とする。
【0012】また、端子の挿入誘導装置は、請求項2に
記載のように、片隅に切欠部を設けた端子挿入誘導板を
X,Y軸の二軸方向に移動自在に設け、この端子挿入誘
導板をコネクタハウジングの端子挿入側の開口部に沿っ
て移動させ、前記切欠部により順次挿入すべき端子収容
室を指示する構造としたことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、片隅に切欠部を有す
る端子挿入誘導板がコネクタハウジングの端子挿入側に
フタを被せた状態になるので、不用意に端子を挿入する
ことができない。また、端子挿入箇所は端子挿入誘導板
の移動により指示され、かつ端子挿入済の箇所には別の
端子を挿入する余地がないから、誤挿入を確実に防止す
ることができる。
【0014】請求項2の発明によれば、端子挿入誘導板
の移動はX,Y方向の二軸制御により正確かつ容易に行
うことができ、既存のケース嵌め装置部分に容易に組み
込むことができる。
【0015】
【実施例】図1(A),(B)は本発明による端子のコ
ネクタハウジングへの挿入方法である。即ち、端子挿入
誘導板19は左下隅に切欠部20を備えている。この誘
導板19でコネクタハウジング17の端子収容室18の
端子挿入側である背面の開口部を覆い、端子1を挿入す
べき箇所に誘導板19の切欠部20を移動させ、端子挿
入位置を順次作業者に直接指示する。挿入順序は、例え
ば図2の矢線Pで示すように、下段左方⇒右方、上段左
方⇒右方のように誘導板19を一定方向移動させて、端
子挿入および順序を誘導する。
【0016】図1,図2の方法によると、すでに端子1
が挿入された端子収容室18は電線2によって塞がれ、
他の箇所は誘導板19でフタがされ、端子誤挿入を確実
に防止できる。また、コネクタハウジング17は後述す
るように検査ピン33を備えたハウジング受け26(図
7参照)に予め装着しておくことにより、導通検査を行
うことができ、この検査でOKの信号がでたときに誘導
板19を次の位置に移動するように予めプログラミング
しておけばよい。
【0017】このように、端子挿入誘導板19の使用に
より端子の挿入ミスがなくなるから、手直し工数を要せ
ず、作業者の確認、判定というメンタルな部分がなく、
確実に作業を進めることができ、疲労感も少なく、作業
性が向上する。
【0018】図3は端子挿入誘導板19を備えた端子誘
導装置の正面図である。端子誘導装置21は、ガイドレ
ール22に対してヘッダー23をX軸方向に摺動可能に
取付けると共に、該ヘッダー23に誘導板19をシリン
ダ24によりY軸方向に移動可能に取付けて成る。コネ
クタハウジング17は図示しない基板上に固定したハウ
ジング受け26に着脱自在に装着される。
【0019】端子誘導装置21によれば、端子挿入誘導
板19はX,Yの二軸制御によりコネクタハウジング1
7に対して的確に移動させ、端子挿入をすべき箇所を順
次指示、誘導することができる。
【0020】図4は本発明方法を採用したワイヤハーネ
スの製造工程の説明図、図5,図6はそれぞれ図4のサ
ブアッセンブリと配索の説明図である。図4において、
〔前工程〕は従来例と同様であり、この工程で作製した
前記端子付電線2,2′やジョイント電線4は、〔電線
収納〕工程によりすべて電線供給棚29の電線ホルダ3
0に収納、区分されている。
【0021】次に、〔サブアッセンブリ〕工程では、前
記電線ホルダ30群から所定の端子付電線2(または
2′)を所定の順序で、即ちその蓋30aが開いたもの
から取り出し、その端子11 ,12 を前記端子挿入誘導
板19または端子誘導装置21を用いてコネクタハウジ
ング17の端子収容室18に順番に挿着する。
【0022】上記ケース嵌めに際して端子挿入の都度導
通検査を行って、断線や端子圧着の不良の有無をチェッ
クする。即ち、コネクタハウジング17はチェッカー3
1に予め接続されたハウジング受け26に装着される。
このチェッカー31は作業指示盤P(図6参照)に接続
されており、端子付電線2,2′等の取り出し順序、コ
ネクタハウジング17への挿入位置といった作業内容が
表示されるようになっている。
【0023】ハウジング受け26は、図7(A)〜
(C)に示すように、コネクタハウジング17の外周の
係止部17aと係合する開閉可能なロック腕32と各端
子収容室18に対応する検査ピン33を備えている。そ
こで(B)のように、コネクタハウジング17をハウジ
ング受け26に装着し、予め係止部17aとロック腕3
2との係合によりロックした状態とし、(C)のように
端子付電線2の端子1を挿着すると、検査ピン33と接
触する。この接触により導通の良否が前記チェッカー3
1のディスプレイ31aに表示される。不良の場合に
は、断線または端子圧着状態を検査し、不良品を交換す
る。
【0024】図8は上記〔サブアッセンブリ〕の作業内
容を示すフローチャートである。前記作業指示盤のスイ
ッチをオンしてスタートすると、ステップS1 で取る電
線を指示するから、指定の電線ホルダ30(図5参照)
から端子付電線2を1本取り出す。この電線取出しによ
り電線ホルダ30の蓋30aが閉じると、ステップS2
でその作業内容が指示される。ステップS3 でその指示
(例えばコネクタハウジング17における端子収容室1
8の端子挿入位置の指示)に従って端子を挿入する。次
のステップS4 で、前記チェッカー31により端子の圧
着不良や断線の有無を検出する導通検査が行われる。検
査結果がOKであれば、ステップS 5 で1本の端子付電
線2についての作業終了の表示がなされ、以下同様の手
順を繰り返し、全ての端子収容室18への端子挿入を行
い、終了(END)となる。
【0025】図4および図6に戻って説明すると、〔サ
ブアッセンブリ〕によりコネクタ単位に作製されたプリ
ハーネス51 ,52 …は〔配索)に移される。〔配索〕
では、従来例と同様に布線板6上の係止ピン7群により
複数のプリハーネス51 ,52 …の両端のコネクタ
1 ,C2 …の相互間の導通検査を行う。即ち、端末の
各コネクタC1 ,C2 …は図5と同様にハウジング受け
26に装着される。各コネクタC1 ,C2 …の端子収容
室18が全て端子挿入済であれば、直ちに両端のコネク
タ間の導通検査を行う。また、端子収容室18に空きが
あれば、そこに端子を挿着した後、導通検査を行う。
【0026】図9は上記〔配索〕を示すフローチャート
である。図8の場合と同様に、作業指示盤のスイッチオ
ンでスタートすると、ステップS1 ′で配索すべきプリ
ハーネス、例えばプリハーネス51 が指示される。ステ
ップS2 ′では、その作業指示内容に従って、即ちプリ
ハーネス51 をどの係止ピン7に係止するか、両端のコ
ネクタC1 とC2 をどのハウジング受け26に装着する
か、空き端子収容室18にどの端子付電線2を挿着する
か、等の作業内容に従ってステップS3 ′の作業を行
う。次のステップS4 ′で、前記チェッカー31による
プリハーネス51 の導通検査を行い、断線または端子圧
着の不良の有無を調べる。検査結果がOKであれば、ス
テップS5 ′でそのプリハーネス51についての作業終
了の表示がなされ、以下同様にして残りのプリハーネス
2 …について配索を行う。
【0027】全てのプリハーネス51 ,52 …の配索作
業が終了すると、ステップS6 ′で全プリハーネスの終
了表示がなされ、配索は終了(END)する。なお、ス
テップS6 ′に続いて別のワイヤハーネスの配索に入る
こともある。前記ステップS4 ′で検査結果がNGであ
れば、ステップS7 ′で警報がでるから、ステップ
8 ′でその部分の手直しを行い、ステップS4 ′に従
って再度検査する。
【0028】再び図4に戻って説明すると、〔サブアッ
センブリ〕および〔配索〕の各工程では、それぞれ端子
挿入、プリハーネスの配索の都度検査を行うから、不良
品の発生はない。そこで、〔外装品、仕上げ〕の後に導
通検査を行う必要はなく、そのまま外観検査にまわすこ
とができる。従って、従来例のように、外装品やテープ
の取外しといった煩わしい作業は皆無となり、生産性の
大巾な向上が期待される。
【0029】図10は電線クランプ竿を使用を使用した
別のワイヤハーネスの製造工程の説明図、図11は図1
0の作業工程の詳細説明図、図12(A)は図10の電
線セットの説明図、(B)は(A)のセット電線から作
製されるジョイント電線の説明図である。ここで、電線
クランプ竿34は、特公平61−190639号公報に
記載のように、支持竿35に対して複数の電線クリップ
36を連鎖状に並設したものであり、各電線クリップ3
6の一対の挟持子36a,36a間に電線端部を係止す
ることにより、ワイヤハーネス1セット分の電線を用意
することができる。
【0030】図10において、[前工程]と[電線収
納]は前述と同様であるが、[電線セット]工程におい
て、ロット毎に切断、端子圧着された電線をセットする
際に、各端子付電線を係止すべき箇所(電線クリップ)
に確かに係止されたかどうかをその都度検査する。すな
わち、[次工程]の作業を間違いなく出来るように準備
することにより、ジョイント位置違い、ジョイント本数
違い、端子圧着時の端子違い等の不良品発生を未然に防
止する。
【0031】ここで、[電線切断・圧着]と[電線中間
皮剥き]とは前述の[前工程]に対応するものである。
端子付電線および中間皮剥き電線を[電線収納]工程で
電線供給棚29(図5参照)に収納する。[電線セッ
ト]工程では、前記電線ホルダ30群から所定の順序で
端子付電線を取り出し、電線クランプ竿34の所定の電
線クリップ36に係止する。そして、この係止の都度、
導通検査をする。
【0032】本実施例では、図12(A)に示すよう
に、電線クランプ竿34の一側に各電線クリップ36に
対応して端子挾持用の電極37群が配置され、他側に電
線中間の皮剥き部分挾持用の電極38が配置され、各電
極37,38は検査装置39に接続されている。そこ
で、図示しない電線配列表の表示に従って、例えば片端
子付電線21 ′の一端の端子1と他端の皮剥き部分2a
を電極372 と374 にセットすると、検査装置39の
ディスプレイ(図示せず)にOKの表示がなされる。同
様に、両端子付電線21 の一端の端子1と中間の皮剥き
部分2a′を電極378 と電極38にセットすればOK
の表示がなされる。
【0033】両電線21 ′,21 の皮剥き部分2a,2
a′は隣り合っているので、図12(B)のように、ジ
ョイントすべき電線の所在,位置,ジョイント部位は一
見してわかる。そして、片端子付電線21 ′または両端
子付電線21 の電線クランプ竿34の係止位置または電
極37,38との接続位置に誤りがあれば、また、断線
や端子の圧着不良があれば、検査装置39にOKの表示
がなされず、または警報が発せられるので、不良品の発
生を未然に防止することができる。
【0034】[電線セット]工程の後、[ジョイント作
業]工程に入る。この工程では、図12(B)のよう
に、2つの電線21 ,21 ′からジョイント電線4′を
作製し、3つの端子1およびジョイント部分3を再び所
定の電極37,38にセットしてもう一度導通検査を行
い不良の有無を確認する。続いて、[ケース嵌め]工程
において、電線クランプ竿34にセットされた端子付電
線2,2′群についてのケース嵌めを行う。この工程で
は、前記と同様に端子挿入の都度導通検査を行う。これ
により、不良品のないサブアッセンブリ品(プリハーネ
ス)が得られるから、図4と同様に以降の[配索]工程
に移すことができる。
【0035】図13(A),(B)はジョイント電線と
被ジョイント電線の電極方向を示す説明図である。
(A)は、電極37と38が電線クランプ竿34を挾ん
で反対側にある場合である。これは、ジョイント電線2
1 ′の端子1が被ジョイント電線21 の両端の端子1,
1と反対側にある例を示す。(B)は被ジョイント電線
1 の中間皮剥き部分2a′に対する電極38′が電極
37と同じ側にある場合である。これは、ジョイント電
線21 ′の端子1が被ジョイント電線21 の一方の端子
1と同じ側にある例を示す。このように、電極38,3
8′の置き方で電極の方向が指示されるので、ジョイン
ト間違いを未然に防止できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワイヤハーネスの製造工程中、ケース嵌めにおいて、端
子挿入ミスがなくなるので、以降のアッセンブリ、配索
などの工程に不良品が流出することがなく、従って最終
工程近くでテープ巻きしたワイヤハーネスをときほぐす
などの手直しが大巾に減少し、ワイヤハーネスの生産性
向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)はそれぞれ本発明に係る端子挿
入誘導板を使用した端子挿入方法の説明図である。
【図2】図14における端子挿入順序の説明図である。
【図3】図14の端子挿入誘導板を備えた端子誘導装置
の説明図である。
【図4】本発明の一実施例を示す作業工程の説明図であ
る。
【図5】図1のサブアッセンブリの説明図である。
【図6】図1の配索の説明図である。
【図7】(A)〜(C)は、それぞれ端子挿入の際の導
通検査方法の説明図である。
【図8】図1の〔サブアッセンブリ〕の作業内容を示す
フローチャートである。
【図9】図1の〔配索〕の作業内容を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明の他の実施例を示す作業工程の説明図
である。
【図11】図7の詳細説明図である。
【図12】(A)は図10の電線セットの説明図、
(B)は(A)のセット電線から作製されるジョイント
電線の説明図である。
【図13】(A),(B)は、それぞれ図9(B)にお
けるジョイント電線と被ジョイント電線の電極方向を示
す説明図である。
【図14】従来のワイヤハーネスの一般的形状を示す説
明図である。
【図15】端子付電線およびジョイント電線の説明図で
ある。
【図16】従来のワイヤハーネスの〔配索〕の説明図で
ある。
【図17】従来の端子挿入誘導装置の説明図である。
【符号の説明】
W ワイヤハーネス 1,11 端子 2,2′ 端子付電線 51 ,52 プリハーネス 17 コネクタハウジング 18 端子収容室 19 端子挿入誘導板 20 切欠部 21 端子誘導装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩科 豪 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの複数の端子収容室
    に端子付電線の端末の端子を挿入する際に、コネクタハ
    ウジングの端子挿入側の開口部を片隅に切欠部を設けた
    端子挿入誘導板で覆い、この端子挿入板を前記開口部に
    沿って順次ずらして前記切欠部により端子挿入位置を指
    示し、指示された端子収容室に端子を挿入することを特
    徴とする端子のコネクタハウジングへの挿入方法。
  2. 【請求項2】 片隅に切欠部を設けた端子挿入誘導板を
    X,Y軸の二軸方向に移動自在に設け、この端子挿入誘
    導板をコネクタハウジングの端子挿入側の開口部に沿っ
    て移動させ、前記切欠部により順次挿入すべき端子収容
    室を指示する構造としたことを特徴とする端子のコネク
    タハウジングへの挿入誘導装置。
JP6297494A 1994-11-30 1994-11-30 端子のコネクタハウジングへの挿入方法とその挿入誘導装置 Withdrawn JPH08162249A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6993833B2 (en) 2003-01-14 2006-02-07 Yazaki Corporation Apparatus for manufacturing sub-harness
WO2009081604A1 (ja) * 2007-12-21 2009-07-02 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. 端子自動挿入装置およびワイヤーハーネス製造方法
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