JP2009145765A - ベルト装置及び画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G2215/00156Meandering prevention by controlling drive mechanism

Abstract

【課題】ベルト部材を張架する複数のローラ部材の平行度が充分ではない状態で装置に組み付けられた場合等であっても、比較的簡易な構成で、ベルト部材の蛇行補正を確実におこなうことができる、ベルト装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】検知手段80の検知結果に基づいてローラ部材13の回転軸の傾きを可変してベルト部材8の蛇行を補正するためにローラ部材13の一端側13aを固定端として他端側13bを正逆方向に移動させる補正手段31〜33と、ローラ部材13の固定端13aの位置を調整する調整手段60と、を備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、そこに設置されるベルト装置と、に関し、特に、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、感光体ベルト等のベルト部材の蛇行を補正するベルト装置及び画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルト(ベルト装置)を備えたタンデム型のカラー画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
詳しくは、4つの感光体ドラム(像担持体)が中間転写ベルト(ベルト部材)に対向するように並設されている。これらの4つの感光体ドラムでは、それぞれ、ブラック(黒色)、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が形成される。そして、各感光体ドラムで形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト上に重ねて転写される。さらに、中間転写ベルト上に担持された複数色のトナー像は、カラー画像として記録媒体上に転写される。
このような画像形成装置では、中間転写ベルトの幅方向の変位を検知して、その検知結果に基づいて中間転写ベルトの蛇行(幅方向の変位)を補正する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
具体的に、特許文献1等では、中間転写ベルト(無端ベルト)の幅方向端部に当接してその変位に追従して揺動する接触子の変位量を、変位センサで検知している。そして、変位センサの検知結果に基づいて、蛇行補正ローラによって、中間転写ベルトの変位(蛇行)を補正している。詳しくは、中間転写ベルトを張架する蛇行補正ローラに連結された連結部材(揺動アーム)を偏心カムの動作によって揺動させることで、蛇行補正ローラの回転軸の傾きを可変して中間転写ベルトの蛇行を補正している。
一方、特許文献3等には、転写搬送ベルト(転写材搬送ベルト)を備えたベルト装置であって、転写搬送ベルトを張架する張力付与ロールに連結された連結部材(支持アーム)をカムの動作によって揺動させることで、張力付与ロールの回転軸の傾きを可変して転写搬送ベルトの蛇行を補正する技術が開示されている。
また、特許文献4等には、無端ベルトの蛇行を補正するローラ部材(ステアリングロール)のアライメントを手動で調整する技術が開示されている。
特開2006−343629号公報 特開2001−83840号公報 特許第3082452号公報 特開平10−152242号公報
上述した特許文献1等の画像形成装置は、中間転写ベルトの蛇行を所定時間内に補正できずに制御上異常が生じたものと判断されて装置の稼動が停止してしまったり、蛇行補正ローラの移動範囲が正逆方向のいずれかで不足してしまい中間転写ベルトの蛇行を充分に補正できなかったりする不具合が発生する場合があった。このような不具合は、中間転写ベルトを張架・支持する複数のローラ部材の平行度が充分ではない状態でベルト装置に組み付けられてしまったり、複数のローラ部材を回転自在に支持するフレームが歪んでしまったり、複数のローラ部材の真直度が充分でなかったりすること等により、蛇行補正ローラ(補正ローラ)のデフォルト位置が移動範囲の中心位置から正逆方向のいずれかに大きくはずれてしまうことによって生じていた。
このような不具合を解決するために、ベルト装置における複数のローラ部材やフレーム等の構成部品の組み付け精度や部品精度を向上させる方策も考えられるが、コスト上、加工上の限界がある。
また、このような問題は、ローラ部材の回転軸方向の長さが大きくなる大型の装置では特に無視できないものになる。
なお、このような問題は、ベルト部材として中間転写ベルトを用いたベルト装置に限定されることなく、ベルト部材の蛇行補正をおこなうベルト装置であれば、ベルト部材として転写搬送ベルトを用いたベルト装置や、ベルト部材として感光体ベルトを用いたベルト装置でも共通するものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ベルト部材を張架する複数のローラ部材の平行度が充分ではない状態で装置に組み付けられたり、ベルト部材を張架する複数のローラ部材を回転自在に支持するフレームが歪んでしまったり、ベルト部材を張架する複数のローラ部材の真直度が充分でなかったりした場合等であっても、比較的簡易な構成で、ベルト部材の蛇行補正を確実におこなうことができる、ベルト装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるベルト装置は、複数のローラ部材に張架されるとともに、所定の走行方向に走行するベルト部材と、前記ベルト部材の幅方向の変位を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材の回転軸の傾きを可変して前記ベルト部材の蛇行を補正するために前記1つのローラ部材の一端側を固定端として他端側を正逆方向に移動させる補正手段と、を備え、前記1つのローラ部材の前記固定端の位置を調整する調整手段をさらに備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記調整手段は、手動によって前記1つのローラ部材の前記固定端の位置を調整するものである。
また、請求項3記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記調整手段は、装置の着脱操作をおこなう操作側に配設されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記調整手段は、前記1つのローラ部材の前記一端側の軸部に挿設されるとともに、回動動作に連動して前記軸部を偏心回転させる円形カムと、前記円形カムとともに回動する把持部と、前記円形カムの回動方向の姿勢を保持する保持部と、を備えたものである。
また、請求項5記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項4に記載の発明において、前記把持部は、その周端がノコ歯状に形成されたものである。
また、請求項6記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記調整手段は、前記固定端の位置を前記正逆方向に移動させて調整するものである。
また、請求項7記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項6に記載の発明において、前記調整手段は、前記1つのローラ部材の回転軸に直交する断面でみたときに前記補正手段によって移動される前記他端側の軌跡の全部又は一部と同じ軌跡上を移動させるように前記固定端の位置を調整するものである。
また、請求項8記載の発明にかかるベルト装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記補正手段は、前記1つのローラ部材の前記他端側の軸部に連結されるとともに、支軸を中心にして回動可能に支持された連結部材と、前記連結部材に当接して当該連結部材を回動させるカムと、を備えたものである。
また、この発明の請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のベルト装置を備えたものである。
本発明は、蛇行補正用のローラ部材の固定端の位置を調整できるように構成しているために、ベルト部材を張架する複数のローラ部材の平行度が充分ではない状態で装置に組み付けられたり、ベルト部材を張架する複数のローラ部材を回転自在に支持するフレームが歪んでしまったり、ベルト部材を張架する複数のローラ部材の真直度が充分でなかったりした場合等であっても、比較的簡易な構成で、ベルト部材の蛇行補正を確実におこなうことができる、ベルト装置及び画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8(ベルト部材)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム21の周囲に配設された帯電部4Y、現像部5Y、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像部5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8(ベルト部材)及び転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング部2Y内に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム1M、1C、1K上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)は、図3を参照して、中間転写ベルト8、4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ12B、テンションローラ12C、補正ローラ13、可動ローラ11、規制ローラ14、検知部80、フォトセンサ90、中間転写クリーニング部10、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材11、12A〜12C、13によって張架・支持されるとともに、1つのローラ部材(駆動ローラ)12Aの回転駆動によって図3中の矢印方向に無端移動される。
4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K との間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写電圧(転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ12Bが、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが除去される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。なお、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15の構成・動作については、後で図3〜図9を用いてさらに詳しく説明する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26(又は、側方に配設された給紙部)から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対(不図示である。)によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像部の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像部5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤収容部に開口を介して連通するトナー補給経路43Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
このように構成された現像部5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。
その後、現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部の上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3〜図9にて、本実施の形態における中間転写ベルト装置15(ベルト装置)について詳述する。
図3は、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15を示す構成図である。図4(A)は中間転写ベルト装置15の一部を幅方向にみた概略上面図であって、図4(B)は中間転写ベルト装置15の一部を幅方向にみた概略側面図である。図5は、中間転写ベルト装置15における検知部80の近傍を示す斜視図である。図6は、中間転写ベルト装置15における補正ローラ13の近傍(補正手段)を奥側からみた斜視図である。図7は、連結部材31の動作を示す模式図である。図8は、補正ローラ13の近傍(調整手段)を手前側からみた斜視図である。図9は、調整部材の動作を示す模式図である。
図3及び図4を参照して、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)は、ベルト部材としての中間転写ベルト8、4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ12B、テンションローラ12C、補正手段としての補正ローラ13、可動ローラ11、規制ローラ14、検知手段としての検知部80、フォトセンサ90、中間転写クリーニング部10、異常検知センサ88、等で構成される。
ベルト部材としての中間転写ベルト8は、各色のトナー像をそれぞれ担持する4つの像担持体としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向するように配設されている。中間転写ベルト8は、主として5つのローラ部材(駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ12B、テンションローラ12C、可動ローラ11、補正ローラ13である。)によって張架・支持されている。
本実施の形態において、中間転写ベルト8は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、等を単層又は複数層に構成して、カーボンブラック等の導電性材料を分散させたものである。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が107〜1012Ωcm、ベルト裏面側の表面抵抗率が108〜1012Ωcmの範囲となるように調整されている。また、中間転写ベルト8は、厚さが80〜100μmの範囲となるように設定されている。本実施の形態では、中間転写ベルト8の厚さが90μmに設定されている。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
また、中間転写ベルト8の製造方法としては、注型法、遠心成形法、等があり、必要に応じてその表面を研磨する工程がおこなわれる。
転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を介して対応する感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向している。詳しくは、イエロー用の転写ローラ9Yは中間転写ベルト8を介してイエロー用の感光体ドラム1Yに対向し、マゼンタ用の転写ローラ9Mは中間転写ベルト8を介してマゼンタ用の感光体ドラム1Mに対向し、シアン用の転写ローラ9Cは中間転写ベルト8を介してシアン用の感光体ドラム1Cに対向し、ブラック用(黒色用)の転写ローラ9Kは中間転写ベルト8を介してブラック用(黒色用)の感光体ドラム1Kに対向している。
可動ローラ11は、4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9Kとともに保持部材(不図示である。)に保持されていて、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから離間させるように構成されている。
具体的に、可動ローラ11が4つの転写ローラ9Y、9M、9C、9Kとともに図3の下方に移動することで、中間転写ベルト8が感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから離間する(破線位置への移動である。)。このような中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから離間させる動作は、中間転写ベルト8の磨耗劣化を軽減するためにおこなわれるものであって、非画像形成時等におこなわれる。また、図示は省略するが、モノクロ画像を形成するときには、可動ローラ11がカラー用の3つの転写ローラ9Y、9M、9Cとともに下方に移動することで、中間転写ベルト8をブラックの感光体ドラム1Kのみに当接させる。
駆動ローラ12Aは、不図示の駆動モータによって回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は所定の走行方向(図3の時計方向である。)に走行することになる。
2次転写対向ローラ12Bは、中間転写ベルト8を介して2次転写ローラ19に当接している。もう1つのテンションローラ12Cは、中間転写ベルト8の外周面に当接している。2次転写対向ローラ12Bとテンションローラ12Cとの間に、中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
ここで、本実施の形態における中間転写ベルト装置15には、中間転写ベルト8の幅方向(図3の紙面垂直方向である。)の変位を検知する検知手段としての検知部80が設置されている。
詳しくは、図5を参照して、検知部80は、中間転写ベルト8の幅方向端部に当接する揺動部材82、揺動部材82の変位量を検知する測距センサ81(センサ主部)、揺動部材82を中間転写ベルト8に当接させる方向に付勢するスプリング83、等で構成されている。
揺動部材82は、第1アーム部82a、回転支軸82b、第2アーム部82c等で構成されている。第1アーム部82aは、一端が中間転写ベルト8の幅方向端部に当接して、他端が回転支軸82bに固設されている。回転支軸82bは、中間転写ベルト装置15の筐体(不図示である。)に回転自在に支持されている。第2アーム部82cは、一端が回転支軸82bに固設されている。第2アーム部82cの中央には、スプリング83の一端が接続されている。スプリング83の他端は筐体に接続されている。
このような構成により、揺動部材82は、中間転写ベルト8の幅方向の変位(図5中の破線両矢印方向のベルト寄りである。)に追従して揺動することになる(図5中の実線両矢印方向の揺動である。)。なお、本実施の形態では、中間転写ベルト8は、走行方向(図5の矢印方向である。)に400mm/秒で走行するように設定されている。
そして、揺動部材82の第2アーム部82cの他端の上方には、測距センサ81が設置されている(筐体に固設されている。)。測距センサ81(センサ主部)は、主として、水平方向に離間して並設された発光素子(赤外発光ダイオード)と位置検出素子(PSD)とで構成されている。発光素子から射出された赤外光は、第2アーム部82c表面にて反射して、反射光となって位置検出素子に入射する。このとき、測距センサ81と第2アーム部82c表面との距離によって、位置検出素子に入射する反射光の入射位置が変化して、それに比例して受光素子(測距センサ81)の出力値が変化する。これにより、中間転写ベルト8の幅方向の変位量(第2アーム部82c表面との距離)を検知することができる。具体的に、測距センサ81で検知された距離が所定値よりも小さい場合には中間転写ベルト8は狙いの位置に対して図5の右側に変位していることになり、測距センサ81で検知された距離が所定値よりも大きい場合には中間転写ベルト8は狙いの位置に対して図5の左側に変位していることになる。
ここで、検知部80の近傍には、中間転写ベルト8の幅方向及び走行方向とは異なる方向の変位を規制する規制ローラ14が設置されている。具体的に、規制ローラ14は、揺動部材82(第1アーム部82a)と中間転写ベルト8との当接位置に近接されている(当接位置に対して中間転写ベルト8の走行方向上流側である。)。
このような構成により、検知部80(揺動部材82と中間転写ベルト8との当接位置)における、中間転写ベルト8の幅方向に直交する方向(図4の紙面垂直方向である。)の変位(振れ)が軽減される。すなわち、中間転写ベルト8は、規制ローラ14によってベルト張力が高められるために、検知部80の位置の直交方向の変位が規制される。したがって、検知部80によって、本来的に検知されるべき検知成分(幅方向の検知成分である。)の他に、幅方向及び走行方向とは異なる方向の変位成分も検知されてしまう不具合が軽減される。すなわち、検知部80による、中間転写ベルト8のベルト寄りに対する検知精度が向上する。
そして、検知部80によって中間転写ベルト8の変位(変位量)が検知されると、その検知結果に基いて補正ローラ13(補正手段)によって中間転写ベルト8の幅方向の変位が補正される。なお、中間転写ベルト8の蛇行が所定時間内に補正できなかった場合(検知部80の検知結果が所定範囲内に変化しなかった場合)には、制御上、蛇行補正に異常が生じたものと判断して、装置の稼動を停止する。
ここで、補正手段としての補正ローラ13は、図3を参照して、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対して中間転写ベルト8の走行方向上流側であって、中間転写ベルト8の内周面に接するように配設されている。そして、補正ローラ13は、図4及び図6を参照して、カム32の回動により揺動アーム31が揺動することにより、揺動中心W(調整部材60を介してフレーム70に固定支持されている。)を中心にしてX1、X2方向(上下方向である。)に揺動するように構成されている。
このような構成により、図4(A)において中間転写ベルト8が右側に変位(ベルト寄り)したときには、その検知結果に基いて、補正ローラ13がX1方向に揺動されて中間転写ベルト8の変位補正(蛇行補正)がおこなわれる。これに対して、図4(A)において中間転写ベルト8が左側に変位したときには、その検知結果に基いて、補正ローラ13がX2方向に揺動されて中間転写ベルト8の変位補正(蛇行補正)がおこなわれる。これにより、中間転写ベルト8が蛇行走行する不具合や、中間転写ベルト8が幅方向に大きく変位(ベルト寄り)して他の部材に接触して中間転写ベルト8が破損する不具合、等が抑止される。
なお、上述した補正手段(蛇行補正機構)の構成・動作については、後で図6及び図7を用いて詳述する。
ここで、本実施の形態では、検知部80と規制ローラ14とは、補正ローラ13から離れた位置に配設されている。具体的には、補正ローラ13が中間転写ベルト8と感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの対向領域に対して中間転写ベルト8の走行方向上流側に配設されているのに対して、検知部80及び規制ローラ14は中間転写ベルト8と感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの対向領域に対して中間転写ベルト8の走行方向下流側に配設されている。
このように、検知部80及び規制ローラ14を補正ローラ13から離れた位置に配設することで、補正ローラ13による揺動(補正動作)をおこなっても規制ローラ14による中間転写ベルト8に対する規制力(直交方向変位の拘束力)が低下することなく検知部80の検知精度が向上する。
なお、本実施の形態における中間転写ベルト装置15は、図4を参照して、中間転写ベルト8の幅方向両端から所定距離(5mm程度である。)離れた位置に、異常検知センサ88が設置されている。
図示は省略するが、異常検知センサ88は、大きくベルト寄りした中間転写ベルト8に接触するアーム部材、中間転写ベルト8の接触によるアーム部材の回転支軸を中心にした移動を光学的に検知する光学センサ、等で構成されている。
そして、中間転写ベルト8が補正ローラ13によって補正可能な範囲を超えてベルト寄りした状態を、異常検知センサ88で検知する。そして、異常検知センサ88によって異常検知がされたときに、中間転写ベルト8(駆動ローラ12A)の駆動を強制的に停止して、装置本体100の表示部にサービスマン・コールの表示(サービスマンによる修理を要する旨の表示である。)をおこなう。
また、本実施の形態における中間転写ベルト装置15は、図3及び図4を参照して、フォトセンサ90が規制ローラ14に近接されている。ここで、フォトセンサ90は、中間転写ベルト8上に担持されるトナー像(パッチパターン)の位置や濃度を検知するものであって、作像条件を最適化するためのものである。具体的に、上述した作像プロセスを経て中間転写ベルト8上に形成した各色のトナー像(パッチパターン)の位置ズレをフォトセンサ90のよって光学的に検知して、その検知結果に基いて露光部7による各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kへの露光タイミングを調整する。さらには、上述した作像プロセスを経て中間転写ベルト8上に形成したトナー像(パッチパターン)の濃度(トナー濃度)をフォトセンサ90のよって光学的に検知して、その検知結果に基いて現像部5内に収容された現像剤のトナー濃度を調整する。
このように規制ローラ14の近傍にフォトセンサ90を設置することで、フォトセンサ90によって検知される中間転写ベルト8表面の振れが軽減される。したがって、フォトセンサ90によって検知されるトナー像との距離が安定して、トナー像の位置や濃度に対するフォトセンサ90の検知精度が向上する。
以下、中間転写ベルト装置15における補正手段(蛇行補正機構)の構成・動作について詳述する。
補正手段(蛇行補正機構)は、補正ローラ13の一端側(図4の右側であって、装置の手前側(操作側)である。)を固定端として他端側(図4の左側であって、装置の奥側である。)を正逆方向(上下方向)に移動させることで、補正ローラ13の回転軸の傾きを可変して中間転写ベルト8の蛇行を補正する。図4及び図6を参照して、蛇行補正機構は、補正ローラ14(中間転写ベルト8を張架する複数のローラ部材のうちの1つである。)、連結部材としての揺動アーム31、カム32、引張スプリング35、駆動モータ33、位置検知センサ38、等で構成されている。
連結部材としての揺動アーム31は、補正ローラ13の軸部13b(他端側の軸部である。)に連結された金属板である。詳しくは、図6を参照して、揺動アーム31は、一端側が補正ローラ13の軸部13bにベアリング34を介して連結されている。また、揺動アーム31の他端側には、コの字状の当接部31aが形成されていて、カム32(当接部材)を正逆方向M1、M2に挟んでいる。さらに、揺動アーム31の中央部(当接部31a側であることが好ましい。)は、装置の側板(不図示である。)に回動自在に支持されていて、揺動アーム31の揺動中心31bとなっている。
また、本実施の形態では、当接部31aと揺動中心31bとの間に、付勢部材としての引張スプリング35の一端が接続されている。引張スプリング35の他端は装置の筐体に接続されている。引張スプリング35を設置することで、揺動アーム31(当接部31a)がカム32に確実に当接するように付勢される。
カム32は、走行方向に対する補正ローラ13の回転軸の傾きを可変して中間転写ベルト8の蛇行を補正するために、揺動アーム31(当接部31a)に当接して揺動アーム31を正逆方向(図6のX1、X2方向、又は、M1、M2方向である。)に移動させる。
具体的に、カム32は、揺動アーム31(当接部31a)に当接する円形状の外周面を具備していて、偏心回転することで揺動アーム31を正逆方向に移動させる。詳しくは、カム32の軸部32aは、偏心位置に配設されていて、ステッピングモータ33に接続されている。そして、ステッピングモータ33による回転駆動によって、カム32は軸部32aを中心に偏心回転することになる。
なお、本実施の形態では、カム32の外周面がベアリング32bで形成されている。具体的に、カム32は、金属で形成されたカム主部上にベアリング32b(ボールベアリング)が圧入されたものである。このような構成により、揺動アーム31(当接部31a)とカム32との当接による摩擦力が低下するために、双方の部材31、32の磨耗劣化が低減される。
以上のように構成された補正手段(蛇行補正機構)は、図7に示すように動作する。
図7(A)に示すように、カム32が回転して軸部32aの位置がカム32の中心よりも下方にあるとき、揺動アーム31の当接部31aの上端にカム32が当接して当接部31aがM2方向(正方向)に押し上げられる。これにより、補正ローラ13は、揺動中心Wを中心にして図6のX2方向に移動する。
これに対して、図7(B)に示すように、カム32が回転して軸部32aの位置がカム32の中心よりも上方にあるとき、引張スプリング35の付勢力によって揺動アーム31の当接部31aの上端にカム32が当接した状態で当接部31aがM1方向(逆方向)に押し下げられる。これにより、補正ローラ13は、揺動中心Wを中心にして図6のX1方向に移動する。
ここで、図7(A)及び図7(B)を参照して、当接部31aとカム32との間には、微小ギャップδが設けられている。これにより、当接部31aにてカム32がかんだ状態になる不具合を抑止することができる。
また、図4(A)を参照して、カム32の外周面の一部には被検知板32cが設置されていて、装置15には位置検知センサ38が設置されている。そして、位置検知センサ38が被検知板32cの位置を光学的に検知することで、カム32の回転方向の姿勢を判断して、補正ローラ13のX1、X2方向の移動量を制御する。
さらに、本実施の形態では、引張スプリング35の付勢力にかかわらず揺動アーム31がかんだ状態になっても、カム32が回転して軸部32aの位置がカム32の中心よりも上方にあるとき、揺動アーム31の当接部31aの下端にカム32が当接した状態で当接部31aがM1方向(逆方向)に押し下げられる。これにより、補正ローラ13は、揺動中心Wを中心にして図6のX1方向に移動することになる。
以下、図8及び図9にて、本実施の形態における中間転写ベルト装置15において特徴的な、調整手段の構成・動作について詳述する。
図8を参照して、補正ローラ13の一端側(手前側)の軸部13aには、固定端の位置を調整する調整手段としての調整部材60が設置されている。詳しくは、補正ローラ13の軸部13a(固定端)は、調整部材60を介して装置15のフレーム70に回転自在に支持されている。調整部材60(調整手段)には、円形カム60a、把持部60b、長穴60c等が設けられている。
円形カム60aは、軸部13aに挿設されるとともに、図8のR1、R2方向の回動動作に連動して軸部13aを偏心回転させるように構成されている。詳しくは、円形カム60aの外径部は円形であって、フレーム70の穴部に係合している。円形カム60aの穴部(軸部13aが挿入される。)は、円形カム60aの中心位置に対して偏心した位置に形成されている。このような構成により、円形カム60aが回動すると、軸部13a(固定端)が正逆方向(上下方向)に移動することになる。
把持部60bは、円形カム60aと一体的に形成されていて、円形カム60aとともに回動する。そして、作業者は、把持部60bを操作して、円形カム60aを回動させることで、補正ローラ13の軸部13a(固定端)の位置を調整する。ここで、把持部60bの周端はノコ歯状に形成されているために、把持部60bに触れる作業者の手が滑りにくくなる。
長穴60cは、円形カム60aの回転中心を中心とした円弧状の長穴であって、円形カム60aの回動方向の姿勢を保持する保持部として機能する。すなわち、長穴60cを介してフレーム70の雌ネジ部にネジ65を螺合させることで、円形カム60a(調整部材60)が回動することなく、フレーム70に対する軸部13a(固定端)の位置が定まることになる。
このように構成された調整部材60は、中間転写ベルト8を張架・支持する複数のローラ部材11、12A〜12C、13の平行度が充分ではない状態で中間転写ベルト装置15に組み付けられてしまったり、複数のローラ部材11、12A〜12C、13を回転自在に支持するフレーム70が歪んでしまったり、複数のローラ部材11、12A〜12C、13の真直度が充分でなかったりすること等により、補正ローラ13のデフォルト位置が移動範囲の中心位置から正逆方向のいずれかに大きくはずれてしまった場合に、デフォルト位置が移動範囲の中心位置になるように手動によって操作される。主には、製造工場において中間転写ベルト装置15の組立工程の最終段階に、補正ローラ13のデフォルト位置が移動範囲の中心位置になるように作業者によって調整部材60が操作される。また、市場において、事後的にフレームに歪みが生じる等して、補正ローラ13のデフォルト位置が移動範囲の中心位置から大きくはずれてしまった場合には、サービスマンによって調整部材60が操作される。
これにより、中間転写ベルト8の蛇行を所定時間内に補正できずに制御上異常が生じたものと判断されて装置15の稼動が停止してしまったり、補正ローラ13の移動範囲が正逆方向のいずれかで不足してしまい中間転写ベルト8の蛇行を充分に補正できなかったりする不具合の発生が抑止される。
具体的に、図9(A)に示す状態から、補正ローラ13の軸部13a(固定端)の位置を上方に移動させたいときには、ネジ65を緩めた状態で把持部60bを矢印R2方向に回転させることになる(図9(B)の状態である。)。これに対して、補正ローラ13の軸部13a(固定端)の位置を下方に移動させたいときには、ネジ65を緩めた状態で把持部60bを矢印R1方向に回転させることになる(図9(C)の状態である。)。そして、軸部13a(固定端)の位置が定まった状態で、ネジ65を締結して調整部材60の回動方向の姿勢を固定する。なお、実際の調整作業の手順としては、調整部材60を操作して固定端側の軸部13aの位置を仮決めした後に(ネジ65を仮締めした後に)、他端側のカム32の姿勢を移動範囲の中心位置に合わせて(揺動アーム31がほぼ水平状態になるように調整して)、最終的に調整部材60を操作して固定端側の軸部13aの位置を定める(ネジ65を本締めする。)。
ここで、本実施の形態では、調整部材60が、操作側(中間転写ベルト装置15の着脱操作をおこなう手前側であって、装置本体100の開閉カバーが設置された側である。)に配設されている。これにより、手動によっておこなわれる調整部材60の操作性が向上することになる。
また、本実施の形態における調整部材60は、比較的コンパクトであって、中間転写ベルト8の交換作業時に中間転写ベルト8に干渉しないように設定されている。他方、調整部材60のコンパクト化を達成するために、調整部材60によって固定端側の軸部13aが描く円弧状の軌跡は、蛇行補正機構によって他端側の軸部13bが描く円弧状の軌跡と一致しないものの(前述の円弧の方が後述の円弧よりも小径になる。)、それらの移動方向はどちらも上下方向で一致していて調整部材60の機能を充分に満足することになる。
ここで、補正ローラ13の回転軸に直交する断面でみたときに、補正手段によって移動される他端側軸部13bの軌跡(X1、X2方向の軌跡である。)の全部(又は一部)と同じ軌跡上を移動させるように、固定端軸部13aの位置を調整する調整手段を構成することもできる。
具体的に、図10に示すように、フレーム70には、固定端側軸部13aが係合する長穴70aが形成されている。固定端側軸部13aが長穴70a上を移動することによって描かれる円弧状軌跡(Q1、Q2方向の軌跡である。)は、補正ローラ13の回転軸に直交する断面でみたときに、揺動アーム31によって他端側軸部13bが描く円弧状軌跡(X1、X2方向の軌跡である。)と重なる。これにより、補正ローラ13の他端側軸部13bが移動範囲(X1、X2方向の移動である。)の中心位置から正逆方向のいずれかに大きくはずれてしまっても、同じ円弧状軌跡を描く調整手段によって効率的かつ確実に補正ローラ13のデフォルト位置の調整をおこなうことができる。
なお、保持部材67とともに固定端側軸部13aのQ1、Q2方向の移動が終了した後は、保持部材67に形成された円弧状長穴67aを介してフレーム70の雌ネジ部にネジ68を螺合させて、固定端側軸部13aの回動方向の位置を固定する。
以上説明したように、本実施の形態における中間転写ベルト装置15では、蛇行補正用の補正ローラ13(ローラ部材)の固定端の位置を調整できるように構成しているために、中間転写ベルト8(ベルト部材)を張架する複数のローラ部材11、12A〜12C、13の平行度が充分ではない状態で装置15に組み付けられたり、中間転写ベルト8を張架する複数のローラ部材11、12A〜12C、13を回転自在に支持するフレームが歪んでしまったり、中間転写ベルト8を張架する複数のローラ部材11、12A〜12C、13の真直度が充分でなかったりした場合等であっても、比較的簡易な構成で、中間転写ベルト8の蛇行補正を確実におこなうことができる。
なお、本実施の形態では、ベルト部材として中間転写ベルト8を用いたベルト装置(中間転写ベルト装置15)に対して本発明を適用した。これに対して、ベルト部材として転写搬送ベルトを用いたベルト装置(ベルト部材上で記録媒体を搬送しながら記録媒体上に複数色のトナー像を転写するベルト装置である。)に対しても本発明を適用することができる。さらに、ベルト部材として感光体ベルト(本実施の形態における感光体ドラムと同等に機能するものであって、無端ベルト形状の感光体である。)を用いたベルト装置に対しても本発明を適用することができる。これらの場合にも、蛇行補正用のローラ部材の固定端の位置を調整できるように構成することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、調整部材60を手動で操作するように構成したが、調整部材60を自動で操作するように構成することもできる。例えば、調整部材60の把持部60bの周端にギア部を形成して、このギア部に噛合するギアをステッピングモータで正逆方向に回転駆動するように構成することもできる。
また、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す断面図である。 図1の画像形成装置に設置されるベルト装置を示す構成図である。 ベルト装置の一部を幅方向にみた概略図である。 検知部の近傍を示す斜視図である。 補正ローラの近傍を奥側からみた斜視図である。 連結部材の動作を示す模式図である。 補正ローラの近傍を手前側からみた斜視図である。 調整部材の動作を示す模式図である。 別形態の補正ローラの近傍を手前側からみた斜視図である。
符号の説明
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム(像担持体)、
8 中間転写ベルト(ベルト部材)、
12A〜12C ローラ部材、
13 補正ローラ(ローラ部材)、
13a、13b 軸部、
15 中間転写ベルト装置(ベルト装置)、
31 揺動アーム(連結部材)、
60 調整部材(調整手段)、
60a 円形カム、 60b 把持部、 60c 長穴(保持部)、
70 フレーム、
100 画像形成装置本体(装置本体)。

Claims (9)

  1. 複数のローラ部材に張架されるとともに、所定の走行方向に走行するベルト部材と、
    前記ベルト部材の幅方向の変位を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材の回転軸の傾きを可変して前記ベルト部材の蛇行を補正するために前記1つのローラ部材の一端側を固定端として他端側を正逆方向に移動させる補正手段と、
    を備え、
    前記1つのローラ部材の前記固定端の位置を調整する調整手段をさらに備えたことを特徴とするベルト装置。
  2. 前記調整手段は、手動によって前記1つのローラ部材の前記固定端の位置を調整することを特徴とする請求項1に記載のベルト装置。
  3. 前記調整手段は、装置の着脱操作をおこなう操作側に配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト装置。
  4. 前記調整手段は、
    前記1つのローラ部材の前記一端側の軸部に挿設されるとともに、回動動作に連動して前記軸部を偏心回転させる円形カムと、
    前記円形カムとともに回動する把持部と、
    前記円形カムの回動方向の姿勢を保持する保持部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のベルト装置。
  5. 前記把持部は、その周端がノコ歯状に形成されたことを特徴とする請求項4に記載のベルト装置。
  6. 前記調整手段は、前記固定端の位置を前記正逆方向に移動させて調整することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のベルト装置。
  7. 前記調整手段は、前記1つのローラ部材の回転軸に直交する断面でみたときに前記補正手段によって移動される前記他端側の軌跡の全部又は一部と同じ軌跡上を移動させるように前記固定端の位置を調整することを特徴とする請求項6に記載のベルト装置。
  8. 前記補正手段は、
    前記1つのローラ部材の前記他端側の軸部に連結されるとともに、支軸を中心にして回動可能に支持された連結部材と、
    前記連結部材に当接して当該連結部材を回動させるカムと、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のベルト装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のベルト装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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