JPH0382452A

JPH0382452A - Ｘ線撮影装置

Info

Publication number: JPH0382452A
Application number: JP1221343A
Authority: JP
Inventors: Michio Takagi; 高木　道雄
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-08-28
Filing date: 1989-08-28
Publication date: 1991-04-08
Also published as: US5103472A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は、診断用のＸ線撮影装置に関し、詳しくは撮影
位置用の位置決め手段を備えたＸ線撮影装置に関する。

（従来の技術）従来、Ｘ線撮影装置１としては第６図に示すように、撮
影手段２を床から支持する構造のものが知られている。

この撮影手段２は、Ｘ線管３及び検出手段４を有してい
る。

またこの装置ｌは、Ｘ線管３と検出手段４とを対向する
ように支持するＣ型アーム５と、このＣ型アーム５を円
弧方向Ａに移動可能に保持する保持部６と、この保持部
６をＢ方向に回動可能に支持する支柱部７と、この支柱
部７を回動中心り。

を中心にＣ方向に回動可能に支持するベース部８とを有
している。

この支柱部７の下端部７ａとベース部８とには、撮影手
段２が撮影位置、すなわちＸ線管３と検出手段４とが患
者Ｐを挟んだ位置にセットされていることを示すマーカ
７ｂ、８ａが設けられており、撮影を行う前に同図に示
すように、このマーカ７ｂ、８ａを一致させ図示しない
電磁ブレーキを操作して支柱部７を保持してＣ型アーム
５の位置決めを行う。このＣ型アーム５の位置決め後、
Ｘ線管３よりＸ線を曝射して撮影を行う。

そして、撮影が終了すると、保持部６をＣ方向に退避さ
せ患者Ｐを移動し易い状態とする。

（発明が解決しようとする課題）撮影位置の位置決めは、前述したようにマーカを見なが
らの操作者による目視に頼っていたため、位置決めが正
確でないという問題があった。

また、撮影手段は回転中心り。より偏芯して配置されて
いるため、撮影手段の回動方向の慣性モーメントが大き
い。従って位置決めを正確に行うことが難しくなる。例
えば、操作力が大きいと所定位置より行き過ぎてしまい
、一方、操作力が小さいと所定の位置まで回動させるこ
とができないということが生じる。このため、位置決め
に時間がかかるという問題があった。

更に単に機械的ストッパを設けただけの構造では撮影手
段等の慣性モーメントが大きいためストッパを大型にす
る必要があり、このような構造では装置が大型化し操作
性が悪くなるという問題があった。

そこで本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、
正確でしかも迅速に位置決めを行えるＸ線撮影装置を提
供することを目的としている。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために本発明は、撮影手段を退避位
置から撮影位置へ回動させ、位置決め手段により撮影手
段の位置を位置決め後、被検体の撮影を行うＸ線撮影装
置において、前記位置決め手段に、凹部面と凹部面から
突出する傾斜面とを有するカム面と、このカム面に押圧
手段により押圧されたロッドとを具備したことを特徴と
するものである。

（作　用）以下に上記構成の装置の作用を説明する。

この装置のロッドは、押圧手段によりカム面に押圧され
る。ロッドが傾斜面とは反対のカム面に押圧されている
状態から、撮影手段を回動させると、ロッドは凹部面に
係止する。撮影手段を比較的大きい回動力で回動させる
と、ロッドが傾斜面に乗り上がり撮影手段に回動停止力
が働く。

（実施例）以下に本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例装置１０の外観を示すもので
ある。

本装置１０は、Ｘ線管３及び検出手段４を有する撮影手
段２と、これらＸ線管３及び検出手段４を対向するよう
に支持するＣ型アーム５と、このＣ型アーム５を円弧方
向Ａに移動可能に保持する保持部６と、この保持部６を
Ｂ方向に回動可能に支持する支柱部１７と、この支柱部
１７を回動中心ＬＩＯを中心にＣ方向に回動可能に支持
するベース部１８と、支柱部１７のＣ方向の位置を位置
決めするための位置決め手段９とを有している。尚Ｔは
患者Ｐを載置する天板を示す。

第２図は第１図に示す矢印り方向から見た斜視図を示す
ものである。

前記位置決め手段９は、カム面１１を備えたカム板１９
と、このカム面１１に押圧手段としてのばね部材１２（
弾性部材）により押圧されたロッド１３とを有している
。また、このばね部材１２は、押圧方向Ｅからリンク機
構であるレバー１４により距離Ｆ偏芯させて配置されて
いる。ばね部材１２は、円筒状に形成されレバー１４を
介してロッド１３を押圧方向Ｅに押圧している。このば
ね部材１２を距離Ｆ偏芯させて配置することにより、支
柱１７の足元をコンパクトにしている。ロッド１３のカ
ム面１１に接触する側には回転体としてのローラ１５を
備えており、ローラエ５とカム面１１との摩擦力を小さ
くしている。また、ばね部材１２の移動方向に位置調整
可能なストッパ１２ｂが配置され、ローラ１５の押圧方
向Ｅへの移動を規制し、ローラ１５が支柱部１７の回動
の妨げとならないようにしている。

第３図は第２図で示すＣ方向から見た前記カム面１１の
詳細図を示すものである。

前記第１図、第２図及び以下説明する第３図は、撮影手
段２が撮影位置の状態を示すものである。

このカム面１１は、カム板１９に形成された傾斜面１１
　ａ、　　１　ｌ　ｂを有して全体として略山型形状を
成し、この略山型形状の頂上付近に設けられた凹部面ｌ
ｉｅと、この凹部面１１Ｃから突出する急傾斜面ｌｉｄ
とを有している。

また、カム板１９は、１字状部材１９ａに固定され、更
にこの１字状部材１９ａは、支柱１７の下端部ｉ７ａに
固定されている。従って、撮影手段２を退避させる方向
を１８００変更する場合：こ、第２図の１９′で示すよ
うにカム板１９を上下面逆に取り付けることにより達成
できるようにしている。

このカム板１９の凹部面ｉ−１，ｃの曲率は、前記ロー
ラ１５の曲率よりやや大きい適宜のものとすることによ
り、ローラ１５が凹部面ｌｉｅに係止し易すく、しかも
位置決め精度を向上させて０る。

次にローラ１５の支持構造を詳述すると、レノく−１４
は、ピン１４ａにより矢印Ｇ方向に回動可能に支持され
、更にレバー１４の先端にはロッド１３が固着されてい
る。モして口・ソド１３の周囲に回動可能にローラ１５
を装着し、ローラ１５は、ばね部材１２により押圧方向
Ｅに押圧されている。

このため、下端部１７ａが矢印Ｃ方向に回動すると、ロ
ーラ１５はカム面１１の形状にならってころがり、レバ
ー１４は矢印Ｇ方向に揺動する。

本実施例装置１０の作用を第４図（ａ）乃至（ｃ　）を
も参照して説明する。第４図（ａ）乃至（Ｃ）は、第１
図に示すＨ−Ｈ断面を示すものである。但し天板Ｔ及び
患者Ｐについては平面図として示す。

患者Ｐの頭部を撮影する場合について説明する。

同図（ａ）は、ローラ１５が凹部面ｌｉｅに係止してい
る撮影位置状態を示すものである。Ｘ線曝射軸線Ｘは、
撮影対象である患者Ｐの頭部に位置しており、この位置
で頭部撮影を行う。

次に撮影が終了すると、操作者は、同図（ｂ）に示すよ
うに手動により支柱部１７を矢印Ｃ１方向（退避位置Ｉ
）に回動させる。このときローラ１．５は、凹部面１１
ｃとの係止状態から外れて傾斜面１１ａをころがり、同
図（ｂ）に示す状態となる。この状態で、患者Ｐ１は起
き上がり天板Ｔから降りる。

操作者は、また次の患者Ｐ２を天板Ｔに載置する。そし
て、同図（Ｃ）に示すように矢印Ｃ２に回動させ撮影位
置とする。通常の操作力では、ローラ１５は第３図に示
す急傾斜面ｌｉｄを乗り越えることはない。しかし、か
なり大きい操作力で操作した場合は、ローラ１５は急傾
斜面ｌｉｄを乗り越え傾斜面１１ｂをころがり同図（Ｃ
）に示す状態となる。

このように、位置決め手段として、単に機械的ストッパ
を設けただけの構造ではなく、所定以上の操作力が加わ
った場合は、第４図（Ｃ）に示したように凹部面からロ
ーラが外れた状態となり位置決め手段の破損を防止でき
る。

また、目視によらず機械的に位置決めを行うことができ
るため位置決め精度が向上し、ラフに操作しても迅速に
位置決めを行うことができる。

以上、床の上に固定された撮影装置１０について説明し
たが、天井吊り構造の撮影装置２０についても同様に適
用できる。

第５図に示す装置２０は、Ｘ線管２３及び検出手段２４
を回動中心Ｌ２０から偏芯した所で支持する構造を有し
、これらＸ線管２３及び検出手段２４を矢印Ｃ２Ｑ方向
に回動可能に支持する支柱部２７に、第１図に示す位置
決め機構を適用配置することができる。

以上、各実施例について説明したが、本発明はこれに限
定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で種々
に変形実施が可能である。

例えば、カム面１１は下端部１７ａの一部に設けたが下
端部１７ａの全周に設けてもよく、凹部面を必要に応じ
て複数箇所に配置してもよい。

［発明の効果］以上詳述した本発明によれば、凹部面と凹部面から突出
する傾斜面とを有するカム面と、このカム面に押圧手段
により押圧されたロッドとを具備した位置決め手段によ
り位置決めするようにしているので、正確でしかも迅速
に位置決めを行えるＸ線撮影装置を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例装置の外観斜視図、第２図は
第１図に示す矢印り方向から見た斜視図、第３図は第２
図で示すＧ方向から見たカム面の詳細平面図、第４図（
ａ）乃至（Ｃ）は第１図に示すＨ−Ｈ断面図、第５図は
他の実施例を示す説明図、第６図は従来例装置の外観斜
視図である。２・・・撮影手段、　９・・・位置決め手段、１０．２
０・・・Ｘ線撮影装置、　１１・・・カム面、ｌｉｅ・
・・凹部面、　ｌｉｄ・・・傾斜面、１２・・・ばね部
材（弾性部材）、１３・・・ロッド、　　１５・・・ローラ（回転体）、
Ｐ・・・患者（被検体）。第図第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）撮影手段を退避位置から撮影位置へ回動させ、位
置決め手段により撮影手段の位置を位置決め後、被検体
の撮影を行うＸ線撮影装置において、前記位置決め手段
に、凹部面と凹部面から突出する傾斜面とを有するカム
面と、このカム面に押圧手段により押圧されたロッドと
を具備したことを特徴とするＸ線撮影装置。
（２）前記押圧手段は、押圧方向からリンク機構により
偏芯させて配置された弾性部材を有する請求項１記載の
Ｘ線撮影装置。
（３）前記ロッドとカム面との接触面に回転体を介在さ
せた請求項１又は２記載のＸ線撮影装置。