JP2563748Y2 - パイプの切断装置 - Google Patents

パイプの切断装置

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JP2563748Y2 JP1990054507U JP5450790U JP2563748Y2 JP 2563748 Y2 JP2563748 Y2 JP 2563748Y2 JP 1990054507 U JP1990054507 U JP 1990054507U JP 5450790 U JP5450790 U JP 5450790U JP 2563748 Y2 JP2563748 Y2 JP 2563748Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、蛇腹状に形成されたフレキシブル管等のパ
イプを容易に切断するための切断装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、フレキシブル管等のパイプを切断するための装
置としては例えば実公昭63-10954号公報に示されるよう
なものが知られている。この装置は、垂直部および水平
部を有する本体と、この本体の水平部上でスライド可
能、すなわち進退可能に取付けられた可動顎とを備え、
これら本体および可動顎に設けられたローラ群でパイプ
を挟持し、かつこのパイプにカッタを当てながら同パイ
プと装置とを相対回転させることにより、上記パイプが
切断されるようになっている。
また、この装置では、上記可動顎を進退させるための
機構として、可動顎に連結された進退操作螺杆(以下、
ねじ部材と称す)が水平部の最後端部に回転可能に軸支
されるとともに、上記ねじ部材に螺合可能な揺片が揺動
可能に取付けられている。この構造によれば、上記揺片
がねじ部材に螺合した状態でねじ部材を回転させること
によりねじ部材が進退し、このねじ部材によって可動顎
が牽引あるいは押出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記装置では、本体の水平部に可動顎を進退可能に取
付け、さらに、この水平部の最後端部にねじ部材を軸支
してこのねじ部材により上記可動顎を後方から牽引ある
いは押出すようにしているので、可動顎のストロークを
確保するためには本体の水平部を非常に長くしなければ
ならず、しかも、この本体の最後端部のさらに方向に長
いねじ部材が突出する状態となる。従って、この装置で
は可動顎の進退方向に大きな寸法が必要であり、装置の
小型化は困難である。
また、この装置では、ねじ部材において本体に軸支さ
れている部分以外の部分は装置外部に露出した状態にあ
り、このねじにゴミ等が付着したり、他物があたってね
じが破損したりすることにより、進退機能を損うおそれ
がある。しかも、このねじ部材は本体に対して上記進退
方向に移動するものであるので、このねじ部材をその進
退位置に拘らず常時覆うようなカバーを設けることは困
難である。
本考案は、このような事情に鑑み、ねじ部材を用いた
コンパクトな構造でスムーズにパイプを切断することが
でき、しかも上記ねじ部材をその位置に拘らず常に保護
することができる装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、第1の受けローラを支持する第1の本体
と、この第1の本体に移動可能に取付けられ、上記第1
の受けローラと対向しかつ接離する位置に第2の受けロ
ーラおよびカッタを支持する第2の本体とを備え、上記
第1の受けローラと第2の受けローラとでパイプを挟
み、かつ上記カッタがパイプに接触する状態でパイプに
対して相対回転することにより上記カッタでパイプを切
断するように構成されたパイプの切断装置において、上
記第1の本体に、上記第2の本体の移動方向と同方向に
延びる案内空間をもつ案内部と、この案内部からその長
手方向と直交する方向に起立するローラ支持部とを設
け、上記第2の本体に、上記案内空間と同方向に延び、
この案内空間内にその長手方向に移動可能に嵌入される
被案内部と、この被案内部から上記ローラ支持部の起立
方向と同方向に起立するカッタ支持部とを設け、上記ロ
ーラ支持部に第1の受けローラを回転可能に取付け、上
記カッタ支持部において上記第1の受けローラと対向す
る位置に第2の受けローラおよびカッタを取付けるとと
もに、上記被案内部にその長手方向に延びて上記カッタ
支持部と反対の方向にのみ開口するねじ収納室を形成
し、このねじ収納室内に、上記案内部の長手方向と同方
向に延び、表面にねじを有するねじ部材を回転可能に収
容し、このねじ部材の上記被案内部の外部に突出させて
操作部を形成し、上記ねじ部材のねじと嵌合可能な係止
部を有する係止部材をその係止部が上記ねじ収納室の開
口を通じて案内空間内のねじ部材のねじと嵌合する位置
と嵌合しない位置との間で移動可能となるように案内部
側に取付け、さらに、この係止部材をその係止部が上記
ねじ部材のねじに螺合する位置に保持する保持手段を備
えたものである(請求項1)。
さらに、上記第1の受けローラが、その回転軸と同方
向に相接触あるいは相隣接する状態で並設され、かつ個
別に回転可能な2つのローラからなり、両ローラ同士の
境界線が上記カッタによる切断位置に対応する位置にあ
れば、より効果的である(請求項2)。
〔作用〕
まず、請求項1記載の構成によれば、係止部材をねじ
部材から離した状態で第2の本体を第1の本体に対して
自由に進退させることができ、また、係止部をねじ部材
に螺合した状態でねじ部材を回転させることにより、こ
のねじ部材と一体に第2の本体を第1の本体の案内溝に
沿って進退させることができる。しかも、ねじ部材はこ
のねじ部材とともに進退する第2の本体の被案内部内に
軸支されているので、第1の本体においてねじ部材を軸
支するための部分は不要となっており、また、ねじ部材
はその位置に拘らず常時第2の本体の被案内部によって
大部分が覆われることになる。
さらに、請求項2記載の装置によれば、並設された第
1の受けローラは、個別に回転可能であり、かつカッタ
による切断位置を境としてフレキシブル管の互いに異な
る部分に接触するので、上記切断によって両部分の回転
速度に差が生じる場合でも各部分の回転に追従してロー
ラが回る。しかも、両第1の受けローラの境界線の位置
はカッタによる切断位置に対応しているので、上記境界
線は切断作業の際の目印になる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図に示されるフレキシブル管切断装置
は、第1の本体10と第2の本体12とを備え、第1の本体
10に対して第2の本体12が進退可能、すなわち第1図の
左右方向にスライド可能に構成されている。
第1の本体10は、上記スライド方向に延びる案内部16
と、この案内部16から第1図の上方向に起立するローラ
支持部18とを有し、案内部12は、第2図および第5図に
示されるように案内部16と同方向に延びる案内溝(案内
空間)20を有している。
ローラ支持部18には、その起立方向と案内部12の長手
方向の双方に直交する方向(第1図の紙面に垂直な方
向)に延びる2本の軸22が固定され、各軸22に2個の第
1の受けローラ24が回転可能に支持されている。これら
の第1の受けローラ24は、第6図に示されるように互い
に相接触または相隣接する状態で上記軸22の軸方向に並
設され、かつ個別に回転可能となっており、しかも、左
右の第1の受けローラ24の境界線26は、装置の中央位
置、換言すれば後述のカッタ50によるパイプ裁断位置に
対応する位置に合致している。
これに対し、第2の本体12は、上記案内溝20と同方向
に延びる被案内部30と、この被案内部30の後半部(第1
図では右半部)上面から連結部31を介して第1図の上方
向に起立するカッタ支持部32を有している。
被案内部30は、上記案内溝20の内面形状と合致する外
面形状を有し、この案内溝20内にすっぽり嵌入されてい
る。また、案内部16の後半部上面には、上記案内溝20に
通ずる貫通溝33が形成され、この貫通溝33が上記連結部
31の通路となることにより、第2の本体12が案内溝20に
沿ってスライド可能となっている。
この被案内部30には、その長手方向と同方向に延びる
ねじ収納室34が形成されており、このねじ収納室34は、
第7図にも示されるように、上記長手方向と直交する方
向(この実施例では図の下方向)に開口している。
そして、このねじ収納室34内に、その長手方向と同方
向に延びるねじ軸(ねじ部材)36が設けられている。こ
のねじ軸36は、その両端が被案内部30本体によって回転
可能に軸支されており、ねじ収納室34内に位置する部分
の表面には、ねじ37が形成されている。また、このねじ
軸36の後端部は被案内部30の後端面から後方に突出して
おり、この突出部分にボルト38によってグリップ(操作
部)40が固定されている。従って、このグリップ40を把
持することにより、ねじ軸36は装置外部から回転操作が
可能となっている。
上記カッタ支持部32は、第2の本体12の進退方向に延
びている。その前端部、すなわち上記第1の受けローラ
24と対向する端部には、上記軸22と同方向に延びる2本
の軸42が固定され、各軸回りに左右一対の第2の受けロ
ーラ44が回転可能に支持されている。これらの第2の受
けローラ44は、上記第1の受けローラ24と対向し、しか
も第2の本体12の進退によって両ローラ24,44が互いに
接離する位置に取付けられている。
このカッタ支持部32の中央には、その長手方向に断面
矩形状の貫通穴が貫設されており、この貫通穴内に第7
図に示されるような矩形状の断面をもつカッタ支持部材
46が嵌入されている。
このカッタ支持部材46の前端部(第1図では左端部)
には、ピン48を介して円盤状のカッタ50が直立状態で取
付けられており、後端部には、その長手方向に延びるね
じ穴52が設けられている。そして、このねじ穴52にねじ
部材54が螺合挿入されている。
このねじ部材54は、前方から順に、ねじ部55、鍔部5
6、およびグリップ取付部57を有し、上記ねじ部55には
上記ねじ穴52に螺合するねじが刻まれ、鍔部56はねじ部
55よりも大径とされている。これに対し、カッタ支持部
32の後端面には、上記矩形状の貫通穴よりも一回り大き
い凹部58が形成され、同カッタ支持部32の後端部外周面
におねじ60が形成されており、上記ねじ部材54のねじ部
55がねじ穴52内に螺合挿入され、鍔部56が凹部58内に嵌
入された状態で、カッタ支持部32のおねじ60にナット62
が螺合されることにより、ねじ部材54が回転可能とさ
れ、かつ軸方向の移動が規制されている。そして、この
ねじ部材54のグリップ取付部57に、ボルト64等を介して
グリップ66が固定されている。
従って、このグリップ66を自軸回りに回転させること
により、これと一体にねじ部材54が回転し、このねじ部
材54と螺合されているカッタ支持部材46およびカッタ50
が一体に進退する。
一方、前記案内部16において、その案内溝20の下方の
位置には取付板68が設けられ、この取付板68に同取付板
68を上下方向に貫通する貫通穴70が設けられており、こ
の貫通穴70に嵌まり込む位置にピン72によって係止部材
74が取付けられている。この係止部材74は、その上端に
上記ねじ軸36のねじ37と嵌合する係止部75を有し、上記
ピン72回りに回動することにより、上記係止部75がねじ
収納室34の開口を通じてねじ軸36のねじ37と嵌合する位
置(第1図および第2図の実線位置)と、上記係止部75
が上記ねじ軸36から離れる位置(同図の二点鎖線位置)
との間を移動する。
この係止部材74の端部には凹部76が設けられ、上記取
付板68の下面には取付用突起78が設けられており、両者
の間に圧縮ばね(保持手段)80が圧入されている。そし
て、この圧縮ばね80の弾発力により、係止部材74は第1
図および第2図の時計回り方向に付勢されており、他か
ら力を受けない状態で上記係止部75がねじ軸36のねじ37
に嵌合する位置に保持されている。
また、上記取付板68には、被案内部30の抜けを防ぐた
めのボルト82が上向きに固定されている。
次に、この装置によるパイプの切断要領を説明する。
ここでは、蛇腹状のフレキシブル管84の切断について説
明する。
まず、係止部材74を圧縮ばね80の弾発力に抗してピン
72を中心に第1図の反時計回りに回動させ、これによっ
て係止部材74の係止部75とねじ軸36との嵌合を外す。こ
れにより、被案内部30は案内溝20に沿って自由に進退可
能となる。この状態で、第1の本体12全体を第2図に示
されるように第1の本体10のローラ支持部18から離れた
位置まで後退させる。このとき、第2の本体12の被案内
部30の後半部が露出することになるが、ねじ軸36は相変
わらずねじ収納室34内に収納されており、外部にはほと
んど露出しない。その後、係止部材74を離すことによ
り、係止部材74は圧縮ばね80の弾発力に起因して第1図
の時計回り方向に回動し、その係止部75がねじ軸36のね
じ37に嵌合され、これによって第2の本体12の動きは規
制される。
一方、カッタ支持部32内においては、グリップ66を操
作してねじ軸54を所定方向に回すことによりカッタ支持
部材46を後退させ、その先端のカッタ50を第2の受けロ
ーラ44よりも奥へ没入させておく。
次に、第1の本体12側の第1の受けローラ24にフレキ
シブル管84をあてがう。このフレキシブル管84は、第6
図に示されるように山および谷をもつ蛇腹状となってい
るため、このフレキシブル管84を良好に切断するには谷
の部分を正確に切断位置に合わせる必要があるが、この
装置では左右の第1の受けローラ24同士の境界線26がカ
ッタ50による切断位置に対応する位置に合致しているの
で、この境界線26を目印として容易にフレキシブル管84
の位置合せを行うことができる。
次に、ねじ軸36と係止部材74とが嵌合されたまま第2
の本体12を押すと、その力で係止部材74は第1図の反時
計回り方向に逃げ、第2の本体12は前進する。そして、
この第2の本体12を止めることにより、係止部材74は圧
縮ばね80の弾発力によってその係止部75がねじ軸36のね
じ37に嵌合された状態となり、これによって第2の本体
12の動きは規制される。さらに、この状態からグリップ
40を把持してねじ軸36を所定方向に回すことにより、こ
のねじ軸36と一体に第2の本体12がゆっくりと前進す
る。このような微調整操作により、第2の本体12の位置
をその前端の第2の受けローラ44がフレキシブル管84の
周面に圧接する位置に合わせる。これにより、フレキシ
ブル管84は第1の受けローラ24と第2の受けローラ44と
で前後から挟まれた状態になる。
この状態から、グリップ66を把持してねじ部材54を所
定方向に回すことにより、カッタ支持部材46およびカッ
タ50を前進させ、このカッタ50をフレキシブル管84の谷
の部分に当てる。そして、フレキシブル管84を把持しな
がら、このフレキシブル管84に対して装置全体を第1図
の時計回りあるいは反時計回り方向に相対回転させるこ
とにより、上記フレキシブル管84を切断することができ
る。
従って、この装置によれば、次の効果を得ることがで
きる。
(a) この装置では、第1の本体10の案内溝20内に第
2の本体12の被案内部30自体を嵌入し、しかも、この被
案内部30内に進退用のねじ軸36を収納しているので、従
来のように本体(本実施例では第1の本体に対応)に設
けられた水平部上で可動顎(本実施例では第2の本体)
に対応)を移動させ、しかも、可動顎をその後方でねじ
軸により牽引あるいは押出すものに比べ、上記進退方向
の寸法は大幅に削減される。特に、第1図に示されるよ
うに第1の本体10と第2の本体12とを接近させた状態で
は、装置下部の寸法は案内部または被案内部30のいずれ
か一方の単独の寸法と等しくなり、極めてコンパクトな
状態となる。
(b) この装置では、ねじ軸36をこのねじ軸36ととも
に進退する第2の本体12のねじ収納室34内に収納してい
るので、ねじ軸36の位置に拘らず、常にこのねじ軸36を
第2の本体12によって保護することができる。従って、
ねじ軸36にゴミ等が付着したり、衝撃等でねじ山を破損
したりするおそれは極めて少なく、装置を長期に亘って
良好に使用することができる。
(c) 上記装置では、左右2つの第1の受けローラ24
が個別に回転可能となっているので、フレキシブル管84
の切断の際、その切断位置を境として左右の部分の回転
速度が異なる場合でも、これに追従して各受けローラ24
が単独で回転するので、フレキシブル管84の周面にねじ
りによるしわ等が発生しにくい。しかも、この2つの第
1の受けローラ24の境界線26を有効に利用して、カッタ
50による切断位置を表示するようにしているので、第2
図に示されるようにフレキシブル管84からカッタ50が大
きく離れている場合でも、フレキシブル管84を適正な位
置に容易にセットすることができる。
(d) この装置では、第2の本体12を後退させる際に
は、係止部材74の係止部75とねじ軸36との嵌合を外すこ
とにより、第2の本体12を即座に移動させることがで
き、逆に第2の本体12を前進させる際には、係止部材74
が第1図の二点鎖線位置に逃げることにより、係止部材
74を操作しなくても第2の本体12を押すだけで容易に前
進させることができる。しかも、前進を止めた後は、圧
縮ばね78の弾発力で係止部材74の係止部75とねじ軸36と
が嵌合されることにより、第2の本体12はその位置に固
定され、さらにこの状態からねじ軸36を回すことによ
り、第2の本体12の位置を微調整することができる。
なお、上記実施例では上下の第1の受けローラ24がと
もに相隣接あるいは相接触しているものを示したが、少
なくとも上下一方側の第1の受けローラ24同士の間に境
界線26が形成されていれば、これを目印にフレキシブル
管84をセットすることができるので、他方の第1の受け
ローラ24同士は大きく離して配設してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、第1の本体における案内部の
案内溝内に第2の本体における被案内部を嵌入し、この
被案内部内に進退用のねじ部材を回転可能に収納したも
のであるので、従来のように一方向に延びる本体側の水
平部上に可動顎をスライド可能に支持し、かつその後方
からねじ軸によって可動顎を牽引あるいは押出す装置に
比べ、進退方向の寸法を大幅に削減することができ、こ
れによって装置の小型化を図ることができる。しかも、
ねじ部材をこのねじ部材と一体に進退する第2の本体側
に収納するようにしているので、このねじ部材の位置に
拘らず、常にねじ部材を保護することができる効果があ
る。
さらに、第1の本体側に設けられる左右の第1の受け
ローラ同士を相接触または相隣接させ、両者の間に境界
線を形成してこの境界線の位置をパイプ切断位置に対応
する位置に合わせたものによれば、上記境界線をパイプ
のセットの際の目印として利用することにより、作業性
の向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるパイプ切断装置にお
いて第2の本体を前進させた状態を示す断面側面図、第
2図は同装置において第2の本体を後退させた状態を示
す断面側面図、第3図は同装置の平面図、第4図(a)
は同装置の正面図、同図(b)は同装置の側面図、第5
図は同装置の底面図、第6図は同装置における第1の受
けローラの平面図、第7図は上記第1図のVII-VII線断
面図である。 10……第1の本体、12……第2の本体、16……案内部、
18……ローラ支持部、20……案内溝(案内空間)、24…
…第1の受けローラ、26……ローラ同士の境界線、30…
…被案内部、32……カッタ支持部、44……第2の受けロ
ーラ、50……カッタ、74……係止部材、80……圧縮ばね
(保持手段)、84……フレキシブル管(パイプ)。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の受けローラを支持する第1の本体
    と、この第1の本体に移動可能に取付けられ、上記第1
    の受けローラと対向しかつ接離する位置に第2の受けロ
    ーラおよびカッタを支持する第2の本体とを備え、上記
    第1の受けローラと第2の受けローラとでパイプを挟
    み、かつ上記カッタがパイプに接触する状態でパイプに
    対して相対回転することにより上記カッタでパイプを切
    断するように構成されたパイプの切断装置において、上
    記第1の本体に、上記第2の本体の移動方向と同方向に
    延びる案内空間をもつ案内部と、この案内部からその長
    手方向と直交する方向に起立するローラ支持部とを設
    け、上記第2の本体に、上記案内空間と同方向に延び、
    この案内空間内にその長手方向に移動可能に嵌入される
    被案内部と、この被案内部から上記ローラ支持部の起立
    方向と同方向に起立するカッタ支持部とを設け、上記ロ
    ーラ支持部に第1の受けローラを回転可能に取付け、上
    記カッタ支持部において上記第1の受けローラと対向す
    る位置に第2の受けローラおよびカッタを取付けるとと
    もに、上記被案内部にその長手方向に延びて上記カッタ
    支持部と反対の方向にのみ開口するねじ収納室を形成
    し、このねじ収納室内に、上記案内部の長手方向と同方
    向に延び、表面にねじを有するねじ部材を回転可能に収
    容し、このねじ部材の端部を上記被案内部の外部に突出
    させて操作部を形成し、上記ねじ部材のねじと嵌合可能
    な係止部を有する係止部材をその係止部が上記ねじ収納
    室の開口を通じて案内空間内のねじ部材のねじと嵌合す
    る位置と嵌合しない位置との間で移動可能となるように
    案内部側に取付け、さらに、この係止部材をその係止部
    が上記ねじ部材のねじに螺合する位置に保持する保持手
    段を備えたことを特徴とするパイプの切断装置。
  2. 【請求項2】上記第1の受けローラは、その回転軸と同
    方向に相接触あるいは相隣接する状態で並設され、かつ
    個別に回転可能な2つのローラからなり、両ローラ同士
    の境界線が上記カッタによる切断位置に対応する位置に
    あることを特徴とする請求項1記載のパイプの切断装
    置。
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