JPH0650125Y2 - 電動式カッター - Google Patents

電動式カッター

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JPH0650125Y2
JPH0650125Y2 JP1989018095U JP1809589U JPH0650125Y2 JP H0650125 Y2 JPH0650125 Y2 JP H0650125Y2 JP 1989018095 U JP1989018095 U JP 1989018095U JP 1809589 U JP1809589 U JP 1809589U JP H0650125 Y2 JPH0650125 Y2 JP H0650125Y2
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JP
Japan
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rotary blade
cutter
pipe
slide frame
cut
Prior art date
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Application number
JP1989018095U
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JPH02110460U (ja
Inventor
美智雄 西田
充弘 高橋
Original Assignee
日本電通建設株式会社
双葉工具株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカッター本体の先端部側壁にディスク回転刃を
取りつけた電動式カッターに関し、さらに詳しくは、デ
ィスク回転刃の切断距離を被切断材の肉厚に応じて調整
可能にした前記の電動式カッターに関する。
〔従来の技術〕
従来、電話線などの多数の配線を内設したパイプなどを
切断するカッターとしては、第8図に示すように、カッ
ター本体1の先端部側壁にディスク回転刃2を取りつけ
た電動式カッターが用いられ、使用に際しては、カッタ
ー本体1を両手で持って、高速で回転するディスク回転
刃2をパイプ24に当接し、パイプ24内の配線23が切断さ
れないように、両手でカッター本体1を移動してパイプ
24の切り込み量を調整するか、あるいは半割管状の当て
板をパイプ24の開口部から挿入して、配線23を防御しな
がらパイプ24を切断している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この種の従来の電動式カッターでは、カッタ
ー本体1を両手で持って、パイプ24内の配線23が切断さ
れないように調整する場合、パイプ24内の配線23を切断
することなく、パイプ24のみを安全かつ確実に切断する
ことが極めて難しく、また、配線23を防御するため半割
管状の当て板をパイプ24の開口部から挿入する方法で
は、作業が繁雑で能率が極めて悪い上、当て板自身が切
断箇所から外れないように注意しなければならないとい
う難点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、かかる現状に鑑み種々検討を行った結果なさ
れたもので、従来の電動式カッターのカッター本体に、
ディスク回転刃の表裏に跨がってディスク回転刃を横断
する上下幅がディスク回転刃の直径より小さい門型のス
ライド枠を前後摺動調整自在に取りつけ、スライド枠の
ディスク回転刃を挟んで対向する先端上下幅方向両端部
に2対のロールを枢着して、ディスク回転刃で切断され
る被切断材の表面に2対のロールが接する接点とディス
ク回転刃の刃先との距離を調整自在にし、ディスク回転
刃の切断距離を被切断材の肉厚に応じて調整可能にする
ことによって、多数の配線を内設したパイプなどを切断
する際、内設した配線を切断することなく、パイプなど
の被切断材のみの安全かつ確実な切断が行えるようにし
たものである。
また、スライド枠を回動調整自在にし、さらにカッター
本体にハンドルを取りつけることによって、使用時の取
り扱いを一段と良好にし、さらに、スライド枠にディス
ク回転刃カバーを取りつけることによって、切断時の削
り粉などが飛散したりしないようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案電動式カッターの実施例を示す図面に基づ
いて説明する。
第1図ないし第5図において、1は内部に駆動モータお
よび適宜連動機構を内装したカッター本体であり、2は
このカッター本体1の先端部側壁に回転軸3を介して取
りつけられたディスク回転刃である。
4はカッター本体1の先端部側壁に取りつけられたスラ
イド枠で、ディスク回転刃2を横断する表裏一対の上下
幅がディスク回転刃2の直径より小さいガイド板5a,5b
の後端を連結体6に螺着固定して、ディスク回転刃2の
表裏に跨がる門型に構成され、カッター本体1に隣接す
るガイド板5bの中央部に設けた長孔7bを、カッター本体
1の先端部側壁に固定した筒体8に嵌挿し、筒体8の突
設端に周設した鍔縁9で外れないようにして、カッター
本体1の先端部側壁に回動自在かつ長孔7bの範囲内で前
後摺動自在に取りつけられている。また、ガイド板5a,5
bの先端部は二股状に分岐されて、分岐された先端にそ
れぞれロール10a,10a、10b,10bが対をなして枢着され、
ガイド板5aは、中央部に、ガイド板5bの中央部に設けた
長孔7bと対をなす同じ大きさの長孔7aが設けられてい
る。
11はガイド板5bとカッター本体1との間に所定の距離を
設けるため介在させた金属板、12は金属板11とガイド板
5b間に介在させた波ワッシャであり、この波ワッシャ12
によって、ガイド板5bに適度な押圧力が加えられ、ガイ
ド板5bの回動調整が行われると同時に任意の位置で固定
される。しかして、スライド枠4はディスク回転刃2と
平行方向に前後摺動自在かつ回動自在に取りつけられ
る。
13はディスク回動刃カバーで、ディスク回転刃2の後半
部を覆うカバー14を側壁15に連接して構成され、側壁15
に設けた透孔を、カッター本体1の先端部側壁に固定し
た筒体8の鍔縁9に嵌挿し、スライド枠4のガイド板5b
に隣接させて、回動自在かつ摺動不能に取りつけられて
いる。そして、ガイド板5bの後部に設けた長孔16にボル
ト17をワッシャ18を介して嵌挿し、ボルト17の先端をデ
ィスク回転刃カバー13の側壁15に固定したナット19に螺
着して、ガイド板5bをディスク回転刃カバー13の側壁15
に摺動可能に隣接させている。また、一対のガイド板5
a,5bの後端を連結した連結体6の中央部に螺条を設け
て、摺動調整螺子20を螺着し、この摺動調整螺子20の先
端をディスク回転刃カバー13のカバー14に回転可能に遊
嵌して、摺動調整螺子20の回動によりスライド枠4が前
後に摺動するようにしている。従って、摺動調整螺子20
を回動すると、連結体6が螺進退してガイド板5bが前後
に摺動し、スライド枠4前後に摺動する。
21はカッター本体1の上部に取りつけられたハンドルで
あり、使用に際しては、このハンドル21を手で把持して
操作される。22はカッター本体1に連結された電気コー
ドである。
〔作用〕
本考案電動式カッターAはこのようにして構成され、第
6図および第7図に示すように、多数の配線23を内設し
たパイプ24を切断するときは、まず、ディスク回転刃2
がパイプ24の肉厚分だけ切り込まれると、各ガイド板5
a,5bの先端隅部に枢着したロール10a,10a,10b,10bがパ
イプ23の外周面に接して、それ以上の切断が行えないよ
うに、目盛りのついた調整ゲージで、各ロール10a,10a,
10b,10bの突出度を測定し、切り込み量を規定して、摺
動調整螺子20でスライド枠4の位置を調整し、パイプ24
の肉厚に応じてディスク回転刃2が切り込まれるように
する。
しかる後、ハンドル21を片手で握り、電源スイッチを入
れて、ディスク回転刃2を高速で回転させながらパイプ
24の円周方向に当接して、パイプ24を切断すると、第6
図に示すように、パイプ24内に内設された多数の配線23
を切断することなく、パイプ24の円周方向の筒壁のみが
切断される。しかして、ディスク回転刃2をパイプ24の
周面に沿って円周方向に移動しながら当接するか、ある
いはディスク回転刃2を固定してパイプ24を回転すれ
ば、パイプ24の筒壁のみが円周方向に安全かつ確実に切
断される。
次いで、第7図に示すように、ディスク回転刃2をパイ
プ24の長さ方向に当接し、摺動調整螺子20でスライド枠
4の位置を調整した後、多数の配線23を内設したパイプ
24の長さ方向に沿って、ディスク回転刃2を高速で回転
させながら当接すると、パイプ24の長さ方向の筒壁のみ
が安全かつ確実に切断される。
しかして、パイプ24内に内設された多数の配線23を切断
することなく、パイプ24を円周方向および長さ方向に自
在に切断するこきができ、切断したパイプ24を取り除い
て、内設した配線の修理、接続などが容易に行える。
この際、スライド枠4は、波ワッシャ12の作用で適宜に
回動調整して固定できるため、必要な場合はスライド枠
4を適宜に回動してパイプ24を適切に切断することがで
き、さらに、ディスク回転刃カバー13が取りつけられて
いるため、ディスク回転刃2でパイプ24を切断する際、
切断屑が生じても後方に飛び散ることがない。
なお、本考案電動式カッターは、パイプの切断に限ら
ず、平板を切断する際も、被切断材の肉厚に応じてスラ
イド枠の位置を調整すれば、ディスク回転刃の切り込み
が被切断材の肉厚分だけ行われ、平板をその厚さに応じ
て正確かつ確実に切断することができる。また、ディス
ク回転刃の材質は特に限定されず、比較的柔らかい場合
は取り替えて使用すればよく、ダイヤモンド等の高い材
質で刃先が形成されている場合は、取り替えずに長時間
使用できる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案電動式カッターにあっては、従来
の電動式カッターのカッター本体に、ディスク回転刃の
表裏に跨がってディスク回転刃を横断する上下幅がディ
スク回転刃の直径より小さい門型のスライド枠を前後摺
動調整自在に取りつけ、スライド枠のディスク回転刃を
挟んで対向する先端上下幅方向両端部に2対のロールを
枢着して、ディスク回転刃で切断される被切断材の表面
に2対のロールが接する接点とディスク回転刃の刃先と
の距離を調整自在にし、ディスク回転刃の切断距離を被
切断材の肉厚に応じて調整可能にしているため、多数の
配線を内設したパイプなどを切断する際、内設した配線
を切断することなく、パイプのみを安全かつ確実に切断
することができる。また、カッター本体にハンドルを取
りつけているため、ハンドルを片手で持って切断操作を
行うことができ極めて便利である。さらに、スライド枠
を回動調整可能にすると、パイプ等の切断時にスライド
枠を適宜に回動調整してパイプなどの切断がより適切に
行える。また、ディスク回動刃カバーが取りつけられて
いると、ディスク回転刃でパイプなどを切断する際、切
断屑が後方に飛び散ることがない。さらに、ディスク回
転刃は随時取り替えることができ、構造も簡単であるた
め、製造が容易で、安価に生産することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電動式カッターの一実施例を示す斜視
図、第2図は同一部切欠断面平面図、第3図は同一部切
欠断面側面図、第4図は同正面図、第5図は同一部切欠
断面拡大正面図、第6図および第7図はパイプの切断状
態を示す要部拡大側面図、第8図は従来の電動式カッタ
ーの斜視図である。 1…カッター本体、2…ディスク回転刃、4…スライド
枠、5a,5b…ガイド板、6…連結体、10a,10b…ロール、
13…回転刃カバー、20…摺動調整螺子、21…ハンドル、
A…電動式カッター

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カッター本体の先端部側壁にディスク回転
    刃を取りつけた電動式カッターにおいて、カッター本体
    の上部にハンドルを取りつけるとともに、カッター本体
    の側壁にディスク回転刃の表裏に跨がってディスク回転
    刃を横断する上下幅がディスク回転刃の直径より小さい
    門型のスライド枠を前後摺動調整自在に取りつけ、スラ
    イド枠のディスク回転刃を挟んで対向する先端上下幅方
    向両端部に2対のロールを枢着して、ディスク回転刃で
    切断される被切断材の表面に2対のロールが接する接点
    とディスク回転刃の刃先との距離を調整自在にし、ディ
    スク回転刃の切断距離を被切断材の肉厚に応じて調整可
    能にしたことを特徴とする電動式カッター。
  2. 【請求項2】カッター本体に取りつけたスライド枠を、
    さらに回動調整自在にした請求項1記載の電動式カッタ
    ー。
  3. 【請求項3】スライド枠に、さらにディスク回転刃カバ
    ーを取りつけた請求項1または請求項2記載の電動式カ
    ッター。
JP1989018095U 1989-02-18 1989-02-18 電動式カッター Expired - Lifetime JPH0650125Y2 (ja)

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JP1989018095U JPH0650125Y2 (ja) 1989-02-18 1989-02-18 電動式カッター

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JPH02110460U JPH02110460U (ja) 1990-09-04
JPH0650125Y2 true JPH0650125Y2 (ja) 1994-12-21

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JPS6171415U (ja) * 1984-10-16 1986-05-15

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JPH02110460U (ja) 1990-09-04

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