JP2009132643A - 卵白加水分解物およびその製造方法、ならびに化粧料 - Google Patents

卵白加水分解物およびその製造方法、ならびに化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】高濃度に水溶液とした場合であっても、保存中に沈殿物や濁りを発生しない、卵白加水分解物およびその製造方法、ならびに化粧料を提供する。
【解決手段】蛋白質の分解度が10〜30であって、かつ、分子量2万〜4万の蛋白質を1〜5%含有することを特徴とする、卵白加水分解物およびその製造方法、ならびに化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、卵白加水分解物の高濃度水溶液を製した場合にも、卵白加水分解物由来の沈殿や濁りがなく、長期間安定して透明な溶解状態を保ち、しかも化粧料に配合したときにしっとり感に優れた卵白加水分解物およびその製造方法、ならびに化粧料に関する。
卵白は、他の蛋白質と比較して含硫アミノ酸が多いという特徴を有しており、卵白加水分解物は化粧品用途として広く使用されている。一方、卵白加水分解物以外の化粧品用途の蛋白加水分解物は、蛋白加水分解物を高濃度に含有する液体の状態でも沈殿物が発生し難く安定であることから、化粧料に配合し易い当該液体の状態で原料として市販されているものも多い。
上記のような化粧品用途の卵白加水分解物としては、特開2003−238330号公報(特許文献1)や、特開2003−231617号公報(特許文献2)のように、毛髪や皮膚に使用される化粧料への配合が知られており、従来の動物由来のコラーゲンやケラチン加水分解物を配合した化粧料のような、動物臭をほとんど感じないと記載されている。また、卵白加水分解物を得る方法としては、酸、アルカリ、酵素等により蛋白質を分解する方法が記載されている。そこで、発明者が従来知られた製造方法で、卵白加水分解物を高濃度に含有する水溶液を調製したところ、数日のうちに沈殿物が発生し、化粧品の原料として流通するためには適当なものとは言い難かった。また、上記特許文献においては、卵白加水分解物の水溶液を安定に保存させるための検討は一切なされていない。さらに、従来の卵白加水分解物を化粧料に配合したところ、ややしっとり感に欠けるという問題があった。
特開2003−238330号公報 特開2003−231617号公報
そこで、本発明の目的は、卵白加水分解物を高濃度に含有する水溶液を製した場合にも、保存中に卵白加水分解物由来の沈殿や濁りを発生せず、しかも化粧料に配合したときに肌や髪等のしっとり感に優れ化粧品原料として適した、卵白加水分解物およびその製造方法、ならびに化粧料を提供するものである。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、卵白加水分解物を特定の酵素を使用して製造することにより、意外にも、高濃度の水溶液を製した場合にも沈殿や濁りのない、卵白加水分解物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)蛋白質の分解度が10〜30であって、かつ、分子量2万〜4万の蛋白質を1〜5%含有する、卵白加水分解物、
(2)(1)の卵白加水分解物の製造方法であって、バチルス属菌起源の中性プロテアーゼ、およびアスペルギルス属菌起源の中性プロテアーゼ、および植物由来プロテアーゼの3種類のプロテアーゼで少なくとも卵白を処理する、卵白加水分解物の製造方法、
(3)(1)の卵白加水分解物を配合する化粧料、
である。
本発明によれば、高濃度水溶液としたときにも沈殿や濁りが発生せず、しかも化粧料に配合したとき肌や髪等のしっとり感に優れ、化粧品原料として適した卵白加水分解物が得られることから、卵白の有効利用、並びに卵白加水分解物含有化粧品の新たな需要の拡大が期待される。
以下、本発明の一実施形態に係る、卵白加水分解物およびその製造方法、ならびにこれを用いた化粧料について説明する。なお、本実施形態において、「%」は「質量%」を、「部」は「質量部」を意味する。
本発明の卵白加水分解物は、高濃度の水溶液にした場合にも、保存中に沈殿物や濁りを発生せず、透明状態を維持することができる。具体的には、卵白加水分解物を、固形物換算で10%以上含有する水溶液にした場合であっても、保存中(例えば、常温、6ヵ月間保存後)に沈殿物や濁りを発生しない。
本発明の卵白加水分解物の分解度は、10以上であることが好ましく、15以上であることがより好ましい。分解度が10未満であると、得られた卵白加水分解物を水溶液にした際、沈殿物や濁りが発生しやすくなるばかりでなく、後述の比較例1に示すように、卵白加水分解物の調製中に可溶物の回収がし難いため、好ましくない。一方、卵白加水分解物の分解度が高いと、後述の試験例に示すように、化粧料に配合した際の感触にべたつき感を生じるため、分解度の上限を30とする。
本発明の卵白加水分解物の分解度は、以下の方法で算出できる。
まず、卵白加水分解物をセミミクロケルダール法にて分析し、卵白加水分解物中の全窒素含量を求める。さらに、卵白加水分解物をホルモル滴定にて分析し、卵白加水分解物中のアミノ態窒素含量を求める。これらの値から、アミノ態窒素含量を全窒素含量で除することにより、分解度(%)を算出する。
本発明の卵白加水分解物は、分子量2万〜4万の蛋白質を1〜5%含有することを特徴とする。通常、卵白を分解度10〜30となるまで加水分解すると、平均分子量は数千となるため、分子量2万〜4万の蛋白質は検出されない。しかしながら、いかなる理由によるものであるかは必ずしも明らかではないが、本発明の3種類のプロテアーゼにより加水分解された卵白加水分解物は、分子量2万〜4万の蛋白質を1〜5%含有する。後述の比較例2、3に示すように、分子量2万〜4万の蛋白質を含有しない卵白加水分解物においては、水溶液として保存した場合に沈殿物や濁りを発生するため、好ましくない。
本発明における卵白加水分解物の分子量分布は、ゲル濾過カラムを用いて卵白加水分解物を液体クロマトグラフィー分析することにより得られる。具体的には、HPLC分析装置(商品名:「アライアンスPDAシステム」、日本ウォーターズ(株))にゲル濾過カラム(商品名:「Diol−120」、(株)ワイエムシイ)を接続して、卵白加水分解物の0.1%(w/v)水溶液を分析サンプルとして、この分析サンプルを液体クロマトグラフィー分析することにより測定することができる。
液体クロマトグラフィー分析の条件は以下の通りとする。下記条件にて、分子量既知のタンパク質の分析を行い、卵白加水分解物のピークとの溶出時間を比較することにより、ピーク面積から分子量2万〜4万の成分量を算出することができる。本発明に係るゲル濾過カラムを用いた液体クロマトグラフィーでは、保持時間が長いものほど低分子であり、例えば、オボムコイド(分子量約28,000)の保持時間は8.8分、リゾチーム(分子量約14,300)の保持時間は11.7分である。
カラム温度:25℃
流速:1mL/分
卵白加水分解物の0.1%(w/v)水溶液の注入量:10μL
移動相:0.1mol/L リン酸バッファー(0.2mol/L NaCl含有、pH7.0)
紫外線検出器:λ=280nmで測定
本発明の卵白加水分解物のpHは、当該高濃度(10%以上)の水溶液において、pH7以上であることが好ましい。pHが7未満であると、高濃度の水溶液とした場合、保存中に沈殿物や濁りが発生する場合がある。また、本発明の卵白加水分解物は化粧料の原料として、pHが9以下であることが好ましい。
本発明の、蛋白質の分解度が10〜30であって、かつ、分子量2万〜4万の蛋白質を1〜5%含有する卵白加水分解物は、特定のプロテアーゼを用いて卵白を加水分解することにより得ることができ、具体的には、例えば、プロテアーゼとして、バチルス属菌起源の中性プロテアーゼ、およびアスペルギルス属菌起源の中性プロテアーゼ、および植物由来プロテアーゼの3種類を少なくとも使用することを特徴とする。また、本発明は、前記特定の分解度と特定分子量の蛋白質を特定量含有したものが得られる範囲で、前記3種類以外のプロテアーゼと組み合わせて使用してもよい。
バチルス(Bacillus)属菌起源の中性プロテアーゼとしては、市販のものを使用することができ、例えば、商品名:プロテアーゼS「アマノ」(起源:Bacillus stearothermophilus、天野エンザイム(株))、商品名:プロテアーゼN「アマノ」(起源:Bacillus subtilis、天野エンザイム(株))、商品名:ニュートラーゼ(起源:Bacillus subtilis、ノボザイムズジャパン(株))、商品名:オリエンターゼ10NL(起源:Bacillus subtilis、エイチビィアイ(株))などが挙げられる。
アスペルギルス(Aspergillus)属菌起源の中性プロテアーゼとしては、市販のものを使用することができ、例えば、商品名:プロテアーゼP「アマノ」3G(起源:Aspergillus oryzae,天野エンザイム(株))、商品名:スミチームFP(起源:Aspergillus melleus,新日本化学工業(株))、商品名:デナチームAP(起源:Aspergillus oryzae,ナガセケムテックス(株))などが挙げられる。
植物由来プロテアーゼとしては、市販のものを使用することができ、例えば、パパイン、ブロメライン、フィシンが挙げられる。なかでもパパインを使用することが好ましい。パパインは、パパイヤ(Carica Papaya L)の乳汁から抽出されるプロテアーゼである。パパインとしては、市販のものを使用することができ、例えば、商品名:食品用精製パパイン(ナガセケムテックス(株))、商品名:パパインW−40(天野エンザイム(株))、商品名:パパインF((株)樋口商会)、商品名:Papain(Solvay社)などが挙げられる。
本発明において、卵白加水分解物を製造する際に使用される卵白としては、例えば、生卵白、冷凍卵白、乾燥卵白を水戻ししたもの、特定の卵白蛋白質(例えばリゾチームなど)を除去した卵白等が挙げられ、特に、プロテアーゼ処理時の蛋白質の濃度調整のしやすさから、乾燥卵白を水戻ししたものが好ましい。いずれも工業的に製する際、若干の卵黄等の混入は許容される。ここで、生卵白とは、鶏卵等を割卵し、卵黄を分離して得られるものをいう。また、卵白は例えば、酵母、細菌や酵素により脱糖処理を施されたものであってもよい。
ここで、バチルス属菌起源の中性プロテアーゼ、アスペルギルス属菌起源の中性プロテアーゼおよび植物起源のプロテアーゼを卵白に添加する順序は特に限定されず、同時に添加してもよいし、段階的に添加してもよい。また、プロテアーゼを段階的に添加する際には、各酵素による加水分解反応終了後に、酵素の失活工程を含んでいてもよい。
本発明の卵白加水分解物は、卵白をプロテアーゼ処理した後に得られる卵白加水分解液そのものであってもよく、乾燥させたものであってもよい。卵白加水分解物を乾燥させる方法としては、例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥などが挙げられる。
本発明の卵白加水分解物を配合する化粧料としては、例えば、皮膚に使用する洗浄料、化粧水(例えば、美白化粧水)、クリーム(例えば、バニシングクリーム、コールドクリーム)、乳液、美容液、パック、ファンデーション、口紅、リップクリーム、リップグロス、リップライナー、頬紅、ネイルトリートメント、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、クレンジング、洗顔料、シャンプー、リンス、リンス一体型シャンプー、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー、ヘアスタイリング、ヘアパック、マスカラクレンジング、ヘアトニック、原液タイプヘアトリートメント、ヘアクリーム、ヘアワックス、ヘアジェル、ヘアフォーム(ヘアムース)、ヘアローション、ヘアスプレー、ヘアオイル、養毛剤、シェービングローション、アフターシェーブローション、アフターサンローション、デオドラントローション、ボディローション(ハンドケアローション、フットケアローションを含む)、ボディオイル、パーマネント液、カラーリング液、ヘアカラー前処理液、石鹸、ボディ洗浄料、入浴剤等を挙げることができる。また、本発明の卵白加水分解物の配合量は、他の蛋白質原料と同程度配合すればよく、具体的には、蛋白質換算で0.001〜5%配合すればよい。
本発明の化粧料には、上記卵白加水分解物以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常毛髪化粧料に使用される成分を適宜配合することができる。前記成分としては、例えば、水、低級アルコール(例えば、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等)、高級アルコール(例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、バチルアルコール等)、多価アルコール(例えば、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ペンチレングリコール等)、アニオン界面活性剤(例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキンアルキル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、オレフィンスルホン酸塩、脂肪酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩等)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体等)、陽イオン界面活性剤(例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等)、両性界面活性剤(例えば、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、イミダゾリニウムベタイン、卵黄レシチン、大豆レシチン等)、油分(例えば、シリコーン、シリコーン誘導体、流動パラフィン、スクワラン、ミツロウ、カルナバロウ、オリーブ油、アボガド油、ツバキ油、ホホバ油等)、油溶性ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK群のビタミン、ジカプリル酸ピリドキシン、ジパルミチン酸ピリドキシン、ジパルミチン酸アスコルビル、モノパルミチン酸アスコルビル、モノステアリン酸アスコルビル等のビタミン誘導体等)、油溶性ホルモン類(エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストロン、ジエチルスチルペストロール等)、保湿剤(例えば、ヒアルロン酸および/またはその塩、フィトグリコーゲン、加水分解卵殻膜、トレハロース、グリセリン、アテロコラーゲン、ソルビトール、マルチトール、キシリトール等)、美白剤(例えば、アスコルビン酸類、アルブチン、プラセンタエキス、コウジ酸、米糠抽出物、ルシノール、クジンエキス等)、高級脂肪酸(例えば、ラウリン酸、ベヘニン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等)、増粘剤(例えば、セルロースエーテル、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム等)、両性高分子樹脂化合物(例えば、ベタイン化ジアルキルアミノアルキルアクリレート共重合体等)、カチオン性高分子樹脂化合物(例えば、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体カチオン化物、ポリジメチルジアリルアンモニウムハライド型カチオン性ポリマー等)、カチオン化多糖類(例えば、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化澱粉、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化デキストラン、カチオン化ヒアルロン酸等)、防腐剤(例えば、メチルパラベン、フェノキシエタノール等)、酸化防止剤(例えば、トコフェロール、BHT等)、金属封鎖剤(例えば、エデト酸塩等)、紫外線吸収剤(例えば、ベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、メトキシ桂皮酸誘導体等)、紫外線反射剤(例えば、酸化チタン、酸化亜鉛等)、タンパク質加水分解物(例えば、ケラチンペプチド、コラーゲンペプチド、大豆ペプチド、コムギペプチド、ミルクペプチド、シルクペプチド等)、アミノ酸(例えば、アルギニン、グルタミン酸、グリシン、アラニン、ヒドロキシプロリン、システイン等)、リン脂質ポリマー、香料、色素が挙げられる。
以下、本発明の卵白加水分解物およびこれを配合した化粧料について、実施例等に基づき具体的に説明する。なお、本発明は、これらに限定するものではない。
〔実施例1〕
乾燥卵白1kgに清水を2.5L加え、溶解し、pHを7.0に調整した。そこへバチルス属菌起源の中性プロテアーゼ(商品名:プロテアーゼN「アマノ」、天野エンザイム(株))10g、アスペルギルス属菌起源の中性プロテアーゼ(商品名:プロテアーゼP「アマノ」、天野エンザイム(株))20g、植物由来プロテアーゼ(商品名:パパインW−40、天野エンザイム(株))10gを同時に添加し、50℃で14時間酵素反応を行った後、95℃、10分間加熱して酵素を失活させた。この液にケイソウ土150gを加え、攪拌後ろ過を行って不溶物を除去し、水酸化ナトリウム水溶液でpHを8.0に調整し、卵白加水分解液1800gを得た。この卵白加水分解物の分解度は24であり、分子量2万〜4万の蛋白質の含量は2.5%であった。この卵白加水分解液(蛋白質含量:15%)にフェノキシエタノール(商品名:フェノキシエタノール、四日市合成(株))を1%となるように添加したものを25℃で保存試験を行ったところ、6ヵ月後にも沈殿物や濁りは発生しなかった。
〔実施例2〕
実施例1の製造方法において、バチルス属菌起源の中性プロテアーゼ(商品名:プロテアーゼN「アマノ」、天野エンザイム(株))5g、アスペルギルス属菌起源の中性プロテアーゼ(商品名:プロテアーゼP「アマノ」、天野エンザイム(株))10g、植物由来プロテアーゼ(商品名:パパインW−40、天野エンザイム(株))5gを使用する以外は、実施例1と同様の方法にて実施例2の卵白加水分解液1900gを得た。この卵白加水分解物の分解度は17であり、分子量2万〜4万の蛋白質の含量は1.7%であった。この卵白加水分解液(蛋白質含量:14%)にフェノキシエタノール(商品名:フェノキシエタノール、四日市合成(株))を1%となるように添加したものを25℃で保存試験を行ったところ、6ヵ月後にも沈殿物や濁りは発生しなかった。
〔比較例1〕
実施例1の製造方法において、植物由来プロテアーゼ(商品名:パパインW−40、天野エンザイム(株))を使用しない以外は、実施例1と同様の方法にて調製を行ったが、分解後のろ過性が非常に悪く、可溶部の回収を行うことができなかった。
〔比較例2〕
実施例1の製造方法において、バチルス属菌起源の中性プロテアーゼ(商品名:プロテアーゼN「アマノ」、天野エンザイム(株))を使用しない以外は、実施例1と同様の方法にて比較例2の卵白加水分解液1500gを得た。この卵白加水分解物の分解度は25であり、分子量2万〜4万の蛋白質の含量は0%であった。この卵白加水分解液(蛋白質含量:12%)にフェノキシエタノール(商品名:フェノキシエタノール、四日市合成(株))を1%となるように添加したものを25℃で保存試験を行ったところ、1ヵ月後に沈殿物が発生した。
〔比較例3〕
実施例1の製造方法において、バチルス属菌起源の中性プロテアーゼ(商品名:プロテアーゼN「アマノ」、天野エンザイム(株))の代わりに、バチルス属菌起源のアルカリ性プロテアーゼ(商品名:エスペラーゼ、ノボザイムズジャパン(株))を使用する以外は、実施例1と同様の方法にて比較例3の卵白加水分解液1400gを得た。この卵白加水分解物の分解度は20であり、分子量2万〜4万の蛋白質の含量は0%であった。この卵白加水分解液(蛋白質含量:13%)にフェノキシエタノール(商品名:フェノキシエタノール、四日市合成(株))を1%となるように添加したものを25℃で保存試験を行ったところ、1ヵ月後に沈殿物が発生した。
〔比較例4〕
実施例1の製造方法において、バチルス属菌起源の中性プロテアーゼ(商品名:プロテアーゼN「アマノ」、天野エンザイム(株))15g、アスペルギルス属菌起源の中性プロテアーゼ(商品名:プロテアーゼP「アマノ」、天野エンザイム(株))30g、植物由来プロテアーゼ(商品名:パパインW−40、天野エンザイム(株))15gを使用する以外は、実施例1と同様の方法にて比較例4の卵白加水分解液1900gを得た。この卵白加水分解物の分解度は35であり、分子量2万〜4万の蛋白質の含量は1.3%であった。この卵白加水分解液(蛋白質含量:14%)にフェノキシエタノール(商品名:フェノキシエタノール、四日市合成(株))を1%となるように添加したものを25℃で保存試験を行ったところ、6ヵ月後にも沈殿物や濁りは発生しなかった。
〔試験例1〕
実施例1、比較例4で得られた卵白加水分解物を使用した洗顔料を、下記配合にて調製した。7名の成人男性および5名の成人女性により、前記洗顔料のモニター試験を行った。試験方法は、対照(卵白加水分解物無添加)の洗顔料および卵白加水分解物を使用した洗顔料を、通常の洗顔方法と同様に使用して顔の半分ずつを洗顔し、洗顔後の肌の感触について評価を行った。評価は5段階で行い、「非常に良い」を5点、「非常に悪い」を1点とした。12名の平均値を表1に示す。
<配合割合>
卵白加水分解物(全量に対し蛋白質含量が0.15%となるように配合)
ステアリン酸 10%
パルミチン酸 10%
ミリスチン酸 12%
ラウリン酸 4%
ヤシ油 2%
水酸化カリウム 6%
PEG1500 10%
グリセリン 15%
グリセリン脂肪酸エステル 2%
POE(20)ソルビタンモノステアリン酸 2%
防腐剤 適量
キレート剤 適量
香料 適量
色素 適量
水 残量
―――――――――――――――――――――――――――
100%
アンケート結果より、実施例1の卵白加水分解物を含有する洗顔料は、べたつき感、つっぱり感は対照品と同等であった一方、しっとり感を有意(危険率5%)に感じることがわかった。一方、比較例4の卵白加水分解物を含有する洗顔料は、しっとり感が対照品と比較して若干向上する反面、べたつき感が出ていることがわかった。したがって、本発明の卵白加水分解物を含有することにより、化粧料にべたつき感が少なく、しっとり感の高い使用感を付与することができることが示唆された。
〔実施例3〕
実施例1の卵白加水分解物を使用して、下記の配合のシャンプーを製した。本実施例によれば、実施例1の卵白加水分解物を配合することにより、使用後にしっとり感の高いシャンプーを得ることができた。
<配合割合>
実施例1の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 1.0%
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 1.0%
ヤシ油脂肪酸アミドプロプルベタイン 4.0%
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 2.0%
エデト酸ナトリウム 0.1%
安息香酸ナトリウム 0.2%
香料、色素、防腐剤 適量
精製水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
〔実施例4〕
実施例2の卵白加水分解物を使用して、下記の配合のリンスを製した。本実施例によれば、実施例2の卵白加水分解物を配合することにより、使用後にしっとり感の高いリンスを得ることができた。
<配合割合>
実施例2の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 1.0%
セトステアリルアルコール 2.0%
POE(5)セチルエーテル 1.0%
グリセリン 3.0%
1,3−ブチレングリコール 5.0%
シリコーン油 3.0%
ヒドロキシステアリン酸 0.5%
2−エチルヘキサン酸セチル 1.0%
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.2%
ベヘン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5%
香料、色素、防腐剤 適量
精製水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
〔実施例5〕
実施例1の卵白加水分解物を使用して、下記の配合のリンス一体型シャンプーを製した。本実施例によれば、実施例1の卵白加水分解物を配合することにより、使用後にしっとり感の高いリンス一体型シャンプーを得ることができた。
<配合割合>
実施例1の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 0.5%
イミダゾリウムベタイン型両面界面活性剤 16.0%
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0%
N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 1.0%
シリコーン誘導体 1.0%
ポリオキシエチレンアルキルポリアミン 1.0%
香料、色素、pH調整剤 適量
精製水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
〔実施例6〕
実施例2の卵白加水分解物を使用して、下記の配合のヘアコンディショナーを製した。本実施例によれば、実施例2の卵白加水分解物を配合することにより、使用後にしっとり感の高いヘアコンディショナーを得ることができた。
<配合割合>
実施例2の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 3.0%
ステアリルアルコール 4.0%
セタノール 1.5%
ヒドロキシエチルウレア 1.0%
ジメチコン 2.0%
1,3−ブチレングリコール 1.0%
グリセリン 3.0%
2−エチルヘキサン酸セチル 2.0%
ミリスチン酸イソセチル 0.4%
L−アルギニン 0.1%
ポリオキシエチレン(4)ステアリルエーテル 1.0%
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.5%
安息香酸ナトリウム 0.3%
香料、色素、防腐剤 適量
精製水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
〔実施例7〕
実施例1の卵白加水分解物を使用して、下記の配合のヘアカラー前処理液を製した。本実施例によれば、実施例1の卵白加水分解物を配合することにより、使用後にしっとり感の高いヘアカラー前処理液を得ることができた。
<配合割合>
実施例1の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 3.0%
イミダゾリニウムベタイン 1.0%
グリシン 0.5%
POEラウリルエーテル 0.5%
精製水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
〔実施例8〕
実施例2の卵白加水分解物を使用して、下記の配合のカラーリング剤を製した。本実施例によれば、実施例2の卵白加水分解物を配合することにより、使用後にしっとり感の高いカラーリング剤を得ることができた。
<配合割合>
実施例2の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 1.0%
ベンジルアルコール 8.0%
クエン酸 1.0%
エタノール 15.0%
黒色401号 0.05%
褐色201号 0.05%
水酸化ナトリウム 適量
精製水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
〔実施例9〕
実施例1の卵白加水分解物を使用して、下記の配合のパーマ液第2液を製した。本実施例によれば、実施例1の卵白加水分解物を配合することにより、使用後にしっとり感の高いパーマ液第2液を得ることができた。
<配合割合>
実施例1の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 2.5%
臭素酸ナトリウム 5.0%
シリコーンエマルション 1.0%
クエン酸 0.1%
クエン酸ナトリウム 0.5%
精製水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
〔実施例10〕
実施例2で得られた卵白加水分解物を使用して、下記の配合のボディソープを製した。本実施例によれば、実施例2の卵白加水分解物を含有させることにより、使用後にしっとり感の高いボディソープを得ることができた。
<配合割合>
実施例2の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 1.0%
N−ラウリル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン 20.0%
(30%水溶液)
N−ラウリルメチルタウリンナトリウム 10.0%
ラウリン酸トリエタノールアミン 10.0%
ミリスチン酸トリエタノールアミン 10.0%
ラウリルイミダゾリニウムベタイン 5.0%
ラウロイルジエタノールアミド 5.0%
プロピレングリコール 7.0%
香料 適量
染料 適量
防腐剤 適量
水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
〔実施例11〕
実施例1で得られた卵白加水分解物を使用して、下記の配合の水性ジェルを製した。本実施例によれば、実施例1の卵白加水分解物を含有させることにより、使用後にしっとり感の高い水性ジェルを得ることができた。
<配合割合>
実施例1の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 2.0%
カルボキシビニルポリマー 0.5%
水酸化ナトリウム(10重量%水溶液) 0.5%
エタノール 10.0%
パラオキシ安息香酸メチル 0.1%
香料 0.1%
ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.1%
水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
〔実施例12〕
実施例2で得られた卵白加水分解物を使用して、下記の配合のエモリエントクリームを製した。本実施例によれば、実施例2の卵白加水分解物を含有させることにより、使用後にしっとり感の高いエモリエントクリームを得ることができた。
<配合割合>
実施例2の卵白加水分解物(蛋白質含量15%) 2.0%
流動パラフィン 30.0%
マイクロクリスタリンワックス 2.0%
ワセリン 5.0%
ジグリセロールジオレイン酸エステル 5.0%
L−グルタミン酸ナトリウム 1.6%
L−セリン 0.4%
プロピレングリコール 3.0%
水 残量
――――――――――――――――――――――――――――――――
100%
図1は、実施例1で得られた卵白加水分解物のクロマトグラムを示す。

Claims (3)

  1. 蛋白質の分解度が10〜30であって、かつ、分子量2万〜4万の蛋白質を1〜5%含有する、卵白加水分解物。
  2. 請求項1記載の卵白加水分解物であって、バチルス属菌起源の中性プロテアーゼ、およびアスペルギルス属菌起源の中性プロテアーゼ、および植物由来プロテアーゼの3種類のプロテアーゼで少なくとも卵白を処理する、卵白加水分解物の製造方法。
  3. 請求項1記載の卵白加水分解物を配合する化粧料。


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