JP2003238330A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2003238330A
JP2003238330A JP2002040990A JP2002040990A JP2003238330A JP 2003238330 A JP2003238330 A JP 2003238330A JP 2002040990 A JP2002040990 A JP 2002040990A JP 2002040990 A JP2002040990 A JP 2002040990A JP 2003238330 A JP2003238330 A JP 2003238330A
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JP2002040990A
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Masato Yoshioka
正人 吉岡
Takashi Adachi
敬 安達
Keiichi Uehara
計一 植原
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Seiwa Kasei Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の牛や豚の皮や骨由来の加水分解コラー
ゲンまたは羽毛由来の加水分解ケラチンあるいはそれら
の誘導体を配合した皮膚化粧料と同様に、皮膚に対して
優れた潤い感、なめらかな感触を付与し、しかも従来の
動物由来の加水分解コラーゲンや加水分解ケラチンのよ
うな動物臭がほとんどしない蛋白質加水分解物および/
またはその誘導体を含有する皮膚化粧料を提供する。 【解決手段】 加水分解卵白および/またはその誘導体
から選ばれる1種以上と多価アルコールを含有させて皮
膚化粧料を構成する。皮膚化粧料中の含有量は、加水分
解卵白および/またはその誘導体から選ばれる1種以上
が0.05〜30質量%、多価アルコールが0.1〜2
0質量%であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローション、乳
液、クリーム、化粧水、パック剤、ボディーシャンプ
ー、洗顔料などの皮膚化粧料に関し、さらに詳しくは、
皮膚への親和性が良好で、皮膚に対して潤い感、なめら
かさを付与し、しかも動物臭の少ない皮膚化粧料に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コラーゲン、ケラチン、絹、
ミルク、大豆、小麦などの天然物由来の蛋白質を加水分
解することによって得られる加水分解ペプチドやその誘
導体を化粧品に配合することが行われてきている。これ
は、それらの加水分解ペプチドやその誘導体が皮膚や毛
髪への収着性がよく、皮膚や毛髪に保湿性、なめらかさ
を付与する作用を有し、しかも、その加水分解ペプチド
やその誘導体が天然蛋白質由来であって、皮膚や毛髪に
対する刺激が少なく、安全性が高いという理由によるも
のである。
【0003】しかしながら、従来用いられていた加水分
解コラーゲンは、牛や豚の皮や骨を原料としたものであ
り、加水分解ケラチンは主に羊毛を原料としたもので、
動物由来蛋白質加水分解物には特有の動物臭があり、加
水分解ペプチドが有する効果を充分に発揮させる量を化
粧品に配合しにくいという問題があった。また、動物愛
護の風潮や牛伝達性海綿状脳症の発生から、消費者動向
は哺乳動物由来原料を忌避する傾向にあり、従来の哺乳
動物由来の蛋白質加水分解物に代わる蛋白質加水分解物
が求められている。
【0004】化粧品用基材として用いられる天然物由来
の蛋白源としては、上記の他にも、動物由来としては卵
黄・卵白蛋白質、植物由来のトウモロコシやジャガイモ
蛋白質、微生物由来の酵母蛋白質などの利用が提案され
ているが、品質が一定の原料を確保することが難しい、
製造が容易でない、加水分解ペプチドのにおいが強い、
化粧品に配合しても顕著な効果が現れないなどの理由
で、利用されていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、上記
のような従来技術における問題点を解決すると共に、皮
膚に対する親和性に優れ、皮膚に潤い感、なめらかさを
付与し、しかも従来の動物蛋白由来のコラーゲン加水分
解物やケラチン加水分解物を配合した皮膚化粧料のよう
な動物臭がほとんどない皮膚化粧料を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため研究を重ねた結果、加水分解卵白および
/またはその誘導体と多価アルコールを配合した皮膚化
粧料は、皮膚に対して優れた潤い感、なめらかさを付与
し、しかも従来の動物蛋白由来加水分解コラーゲンや加
水分解ケラチンを配合した皮膚化粧料のような動物臭を
ほとんど感じることがないことを見出し、本発明を完成
するにいたった。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の皮膚化粧料に含有する加
水分解卵白およびその誘導体の原料となる卵白は、鳥類
の卵から得られるもので、鳥類の卵であればいずれも使
用できるが、入手の容易さから鶏卵の卵白を使用するの
が好ましい。卵白の使用にあたっては、卵から卵黄を分
離して使用することになるが、食品用に乾燥した卵白蛋
白質が各社より市販されているので、これらを使用する
と有利である〔例えば、キューピー(株)製卵白プロテ
インUH−A(商品名)、乾燥卵白Kタイプ(商品
名)、オルガノ(株)販売のオルランA(商品名)な
ど〕。
【0008】本発明の皮膚化粧料に含有する加水分解卵
白およびその誘導体としては、卵白蛋白質を部分的に加
水分解して得られる加水分解卵白、加水分解卵白のN−
第4級アンモニウム誘導体、加水分解卵白のN−アシル
化誘導体またはその塩、加水分解卵白のN−シリル化誘
導体、加水分解卵白のエステルなどが挙げられる。な
お、卵白加水分解物と加水分解卵白は同じことを意味す
るが、コラーゲンやケラチンの加水分解物を一般に加水
分解コラーゲン、加水分解ケラチンと言い表すので、本
明細書中でも卵白加水分解物を加水分解卵白と表現す
る。
【0009】加水分解卵白は、卵白蛋白質を酸、アルカ
リ、酵素またはそれらの併用により加水分解したもの
で、加水分解の方法は、動植物由来の蛋白質加水分解物
を得る方法がそのまま適用できる。加水分解時の酸、ア
ルカリ、酵素の量や加熱温度、分解時間などを変化させ
ることにより、生成する加水分解卵白の分子量をコント
ロールすることができるが、本発明の皮膚化粧料に含有
する加水分解卵白としては、数平均分子量が約200〜
約5,000のものが好ましく、約250〜約3,00
0のものがより好ましい。
【0010】これは、加水分解卵白の数平均分子量が上
記範囲以下では皮膚への収着性が低くなる上、加水分解
卵白の有する造膜作用、艶、なめらかさの付与作用が充
分に発揮できないばかりでなく皮膚に対する刺激が生じ
るおそれがあり、加水分解卵白の数平均分子量が上記範
囲以上になると、皮膚につっぱり感を生じたり、高湿度
下ではべたついたりするおそれがあるからである。
【0011】上記加水分解卵白のN−第4級アンモニウ
ム誘導体としては、例えば、下記の一般式(I)
【0012】
【化1】
【0013】〔式中、R1 、R2 、R3 は炭素数1〜2
2のアルキル基および/または炭素数3〜22のアルケ
ニル基、あるいはR1 〜R3 のうち1個または2個が炭
素数4〜22のアルキル基および/または炭素数4〜2
2のアルケニル基で、残りが炭素数1〜3のアルキル
基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基またはベンジ
ル基である。Aは炭素数2〜3のアルキレン基または炭
素数2〜3のヒドロキシアルキレン基で、R4 は卵白由
来のペプチドのアミノ酸側鎖を示し、aは2〜50であ
る〕で表されるものが挙げられ、加水分解卵白のN−第
4級アンモニウム塩は、アルカリ条件下で加水分解卵白
と第4級アンモニウム化合物を反応させることによって
得られる。
【0014】第4級アンモニウム化合物の具体例として
は、例えば、グリシジルステアリルジメチルアンモニウ
ムクロリド、グリシジルヤシ油アルキルジメチルアンモ
ニウムクロリド、グリシジルラウリルジメチルアンモニ
ウムクロリド、グリシジルトリメチルアンモニウムクロ
リドなどのグリシジルアンモニウム塩、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルステアリルジメチルアンモニウム
クロリド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルヤシ油
アルキルジメチルアンモニウムクロリド、3−クロロ−
2−ヒドロキシプロピルラウリルジメチルアンモニウム
クロリド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルエチル
ジメチルアンモニウムクロリド、3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドなどの
3−ハロ−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム塩、2
−クロロエチルトリメチルアンモニウムクロリドなどの
2−ハロゲンエチルアンモニウム塩、3−クロロプロピ
ルトリメチルアンモニウムクロリドなどの3−ハロゲン
プロピルアンモニウム塩などが挙げられる。
【0015】そして、この加水分解卵白のN−第4級ア
ンモニウム誘導体でも、そのペプチド部分の数平均分子
量が、上記加水分解卵白と同様の理由で、約200〜約
5,000であることが好ましく、約250〜約3,0
00のものがより好ましい。
【0016】上記加水分解卵白のN−アシル化誘導体ま
たはその塩としては、例えば、加水分解卵白のN末端ア
ミノ基および/または塩基性アミノ酸の側鎖のアミノ基
に、炭素数8〜32の直鎖または分岐鎖の飽和または不
飽和の脂肪酸や樹脂酸などを縮合させたN−アシル化加
水分解卵白またはその塩が挙げられる。
【0017】このようなN−アシル化加水分解卵白また
はその塩としては、例えば、加水分解卵白のラウリン酸
縮合物、ミリスチン酸縮合物、ヤシ油脂肪酸縮合物、イ
ソステアリン酸縮合物、ウンデシレン酸縮合物、ラノリ
ン脂肪酸縮合物、樹脂酸縮合物、水素添加樹脂酸縮合物
などや、それら酸縮合物のカリウム塩、ナトリウム塩、
トリエタノールアミン塩、2−アミノ−2−メチル−
1,3−プロパンジオール塩などが挙げられる。
【0018】そして、この加水分解卵白のN−アシル化
誘導体またはその塩でも、そのペプチド部分の数平均分
子量が、上記加水分解卵白と同様の理由で、約200〜
約5,000であることが好ましく、約250〜約3,
000のものがより好ましい。
【0019】上記加水分解卵白のシリル化誘導体として
は、例えば、下記一般式(II)
【0020】
【化2】
【0021】〔式中、R5 、R6 、R7 のうち少なくと
も一つは水酸基を示し、残りは炭素数1〜3のアルキル
基を示す。R8 は側鎖の末端にアミノ基を有する卵白由
来の塩基性アミノ酸の末端アミノ基を除く残基を示し、
9 はR8 以外の卵白由来のアミノ酸側鎖を示す。Bは
結合手で、メチレン、プロピレン、−CH2 OCH2
H(OH)CH2 −または−(CH23 OCH2 CH
(OH)CH2 −で示される基であり、bは0〜20、
cは1〜50、b+cは2〜50である(ただし、bお
よびcはアミノ酸の数を示すのみで、アミノ酸配列の順
序を示すものではない)〕で表される加水分解卵白のア
ミノ酸側鎖のアミノ基を含むアミノ基にケイ素原子をた
だ一つ含む官能基が結合したシリル化加水分解卵白が挙
げられ、このようなシリル化加水分解卵白は、例えば、
特開平8−59424号公報、特開平8−607608
号公報、特開平7−228505号公報などに記載の方
法によって製造できる。
【0022】そして、この加水分解卵白のシリル化誘導
体でも、そのペプチド部分の数平均分子量が、上記加水
分解卵白と同様の理由で、約200〜約5,000であ
ることが好ましく、約250〜約3,000のものがよ
り好ましい。
【0023】上記加水分解卵白のエステルとしては、上
記加水分解卵白のカルボキシル基における炭素数1〜2
2のアルコール類とのエステル、例えば、メチルエステ
ル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピル
エステル、ラウリルエステル、セチルエステル、2−エ
チルヘキシルエステル、2−ヘキシルデシルエステル、
ステアリルエステル、イソステアリルエステル、オレイ
ルエステルなどが挙げられる。
【0024】加水分解卵白およびその誘導体からなる群
から選ばれる少なくとも1種の皮膚化粧料中での含有量
(皮膚化粧料中への配合量)としては、皮膚化粧料の種
類によって含有量は変化するが、皮膚化粧料中0.05
〜30質量%が好ましく、0.5〜20質量%にするの
がより好ましい。これは、加水分解卵白およびその誘導
体からなる群から選ばれる少なくとも1種の皮膚化粧料
中での含有量が上記範囲より少ない場合は、皮膚に優れ
た潤い感、なめらかさを付与する効果が充分に発揮され
ないおそれがあり、また逆に、加水分解卵白およびその
誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種の皮膚化
粧料中での含有量が上記範囲より多くなると、皮膚につ
っぱり感やべたつき感を与えるおそれがあるためであ
る。
【0025】本発明の皮膚化粧料に加水分解卵白および
/またはその誘導体を2種以上含有させる場合には、異
なった種類の誘導体を2種以上含有させてもよいし、ペ
プチド分子量が異なる同一の加水分解卵白または誘導体
を2種以上含有させてもよい。
【0026】本発明の皮膚化粧料に用いる第二の成分で
ある多価アルコールとしては、水溶性で水酸基を2個以
上有すれば特に限定はない。水酸基が2個以上のアルコ
ールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコールなどのグリコール類、グリセリン、ジグリセ
リン、トリグリセリン、ポリグリセリンなどのグリセリ
ン縮合物類、マルトース、マルチトール、ショ糖、フラ
クトース、キシリトール、ソルビトール、マルトトリオ
ース、トレハロース、エリスリトール、グルコースなど
の糖類が挙げられる。
【0027】そして、多価アルコールの皮膚化粧料中で
の含有量(皮膚化粧料中への配合量)としては、皮膚化
粧料の種類によって含有量は変化するが、皮膚化粧料中
0.1〜20質量%が好ましく、1〜15質量%にする
のがより好ましい(多価アルコールを2種以上含有させ
るときはその合計量)。すなわち、多価アルコールの皮
膚化粧料中での含有量が上記範囲より少ない場合は、皮
膚に優れた潤い感やなめらかさを付与する効果が充分に
発揮されないおそれがあり、また逆に、多価アルコール
の皮膚化粧料中での含有量が上記範囲より多くなると、
皮膚にべたつきを与えるおそれがあるためである。
【0028】本発明の皮膚化粧料は、加水分解卵白およ
びその誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種と
多価アルコールを各種の皮膚化粧料に含有させることに
よって構成されるが、対象となる皮膚化粧料としては、
例えば、ハンドクリーム、栄養クリーム、モイスチャー
クリーム、クレンジングクリームなどのクリーム類、フ
ェイスローション、アフターシェーブローションなどの
ローション類、化粧水、乳液、パック剤、メーキャップ
化粧品、日焼け止め化粧品、ボディーシャンプー、洗顔
料、各種石鹸などが挙げられる。
【0029】そして、本発明の皮膚化粧料中に、加水分
解卵白およびその誘導体からなる群から選ばれる少なく
とも1種および多価アルコールと併用して配合できる成
分としては、例えば、アニオン性界面活性剤、ノニオン
性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、アニオン性ポ
リマーなどの合成ポリマー、半合成ポリマー類、動植物
油、炭化水素類、エステル油、高級アルコール類、シリ
コーン油などの油剤、天然多糖類、保湿剤、低級アルコ
ール類、アミノ酸類、増粘剤、動植物抽出物、卵白以外
の動植物および微生物由来の蛋白質を加水分解した加水
分解ペプチドおよびそれらのペプチドエステル誘導体、
第4級アンモニウム誘導体、シリル化誘導体、アシル化
誘導体およびその塩、シリコーン類、防腐剤、香料など
が挙げられるが、これら以外にも本発明の皮膚化粧料の
特性を損なわない範囲で適宜他の成分を添加することが
できる。
【0030】
【発明の効果】本発明の皮膚化粧料は、加水分解卵白お
よびその誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種
と多価アルコールを含有し、皮膚に優れた潤い感やなめ
らかさを付与することができ、しかも従来の牛や豚の皮
や骨由来の加水分解コラーゲンや羊毛由来の加水分解ケ
ラチン配合皮膚化粧料のような動物臭をほとんど感じる
ことががない。
【0031】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例、比較例な
どにおいて、溶液や分散液などの濃度を示す%はいずれ
も質量%である。
【0032】実施例1および比較例1〜2 表1に示す組成の3種類のハンドクリームを調製し、そ
れぞれのハンドクリームを皮膚に塗布し、塗布後の皮膚
の潤い感、なめらかさおよび残臭の少なさを評価した。
なお、表1中の各成分の配合量はいずれも重量部による
ものであり、配合量が固形分量でないものについては、
成分名のあとに括弧書きで固形分濃度を示している。こ
れらは、以降の組成を示す表3、表5、表7、表9、表
11、表13などにおいても同様である。また、比較例
で使用する牛や豚の皮を原料源とする加水分解コラーゲ
ンおよびその誘導体や羊毛を原料とする加水分解ケラチ
ンおよびその誘導体については、加水分解コラーゲン、
加水分解ケラチンなどとの表記の後ろに括弧書きで牛皮
由来、豚皮由来、羊毛由来などと記してそれらの由来を
記す。
【0033】実施例1では数平均分子量約500の加水
分解卵白と1,3−ブチレングリコールを用い、比較例
1では加水分解卵白に代えて数平均分子量約500の加
水分解コラーゲン(牛皮由来)と1,3−ブチレングリ
コールを用い、比較例2は加水分解ペプチドなどを用い
ていないブランク品(対照品)である。
【0034】
【表1】
【0035】上記実施例1および比較例1〜2のハンド
クリームの評価は下記のように行った。すなわち、10
人のパネラー(女性6人、男性4人)にそれぞれのハン
ドクリームを各1gずつ手の甲に塗布させ、乾燥後の皮
膚の潤い感およびなめらかさについて、最も良いものを
2点とし、2番目に良いものを1点とし、悪いものを0
点として評価させた。
【0036】また、処理後の皮膚の残臭の少なさを比較
例2(ブランク品)と比較評価させた。評価基準は下記
の通りであり、評価値0(ゼロ)はブランク品と同程度
のにおいを意味し、マイナスの数値が大きくなるほど残
臭が強い(においが悪い)ことを表す。
【0037】残臭の少なさの評価基準 ブランク品とほぼ同じ ; 0 ブランク品と比べてやや多い ;−1 ブランク品と比べて多い ;−2 ブランク品と比べて非常に多い;−3
【0038】これらの評価試験の結果を表2に10人の
平均値で示す。
【0039】
【表2】
【0040】表2に示すように、加水分解卵白と1,3
−ブチレングリコールを含有する実施例1のハンドクリ
ームで処理した場合と、加水分解コラーゲン(牛皮由
来)と1,3−ブチレングリコールを含有する比較例1
のハンドクリームで処理した場合とを比べると、実施例
1では処理後の皮膚の潤い感は比較例1と同程度で、な
めらかさにに関しては評価値がやや高く、加水分解卵白
は加水分解コラーゲン(牛皮由来)と同程度かやや優れ
た皮膚に対する潤い感やなめらかさの付与作用を有して
いることが明らかであった。
【0041】また、残臭の少なさについては、加水分解
卵白を含有する実施例1のハンドクリームで処理した皮
膚は、加水分解コラーゲン(牛皮由来)を含有する比較
例1のハンドクリームで処理した皮膚に比べて評価値が
高く(すなわち、実施例1は比較例1よりマイナスの数
値が小さく)、ハンドクリームに使用した時には、加水
分解卵白は加水分解コラーゲン(牛皮由来)より皮膚へ
の残臭が少ないことが明らかであった。
【0042】実施例2および比較例3〜4 表3に示す組成の3種類の乳液を調製し、それぞれの乳
液を使用して皮膚を処理し、使用後の皮膚の潤い感、な
めらかさおよび処理後の皮膚の残臭の少なさを評価し
た。
【0043】実施例2ではペプチド部分の数平均分子量
が約2000の加水分解卵白のN−トリメチルアンモニ
ウム誘導体〔塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメ
チルアンモニオ)プロピル]加水分解卵白〕と平均分子
量400のポリエチレングリコールを用い、比較例3で
は加水分解卵白のN−トリメチルアンモニウム誘導体に
代えてペプチド部分の数平均分子量約2000の加水分
解コラーゲン(豚皮由来)のN−トリメチルアンモニウ
ム誘導体〔塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチ
ルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲン〕と平均
分子量400のポリエチレングリコールを用い、比較例
4は加水分解ペプチドのN−第4級アンモニウム誘導体
は用いていないブランク品である。
【0044】
【表3】
【0045】上記実施例2および比較例3〜4の乳液の
評価は下記のように行った。すなわち、10人のパネラ
ー(女性6人、男性4人)にそれぞれの乳液を各1ml
ずつ手の甲に塗布させ、乾燥後の皮膚の潤い感、なめら
かさおよび残臭の少なさについて実施例1と同様の評価
基準で評価させた。その結果を表4に10人の平均値で
示す。
【0046】
【表4】
【0047】表4に示すように、加水分解卵白のN−ト
リメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体と
ポリエチレングリコールを含有する実施例2の乳液で皮
膚を処理すると、加水分解コラーゲン(豚皮由来)のN
−トリメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導
体とポリエチレングリコールを含有する比較例3の乳液
で処理した場合に比べて、皮膚になめらかさや潤い感を
付与する効果については、比較例3よりやや高い評価値
であり、加水分解卵白のN−トリメチルアンモニオ−2
−ヒドロキシプロピル誘導体は加水分解コラーゲン(豚
皮由来)のN−トリメチルアンモニオ−2−ヒドロキシ
プロピル誘導体以上の効果を皮膚に付与することが明ら
かであった。
【0048】また、処理後の残臭の少なさについては、
実施例2の乳液で処理した場合は比較例3の乳液で処理
した場合に比べ評価値が高く(すなわち、実施例2は比
較例3よりマイナスの数値が小さく)、パネラーの大多
数が、実施例2の乳液で処理した皮膚は、比較例3の乳
液で処理した皮膚に比べて動物臭が少ないと答えてい
た。
【0049】実施例3および比較例5〜6 表5に示す組成の3種類のエモリエントローションを調
製し、それぞれのエモリエントローションで皮膚を処理
し、処理後の皮膚の潤い感、なめらかさおよび残臭の少
なさを評価した。
【0050】実施例3はペプチド部分の数平均分子量が
約1000加水分解卵白のN−ヤシ油アルキルジメチル
アンモニウム誘導体〔塩化−[2−ヒドロキシ−3−
(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水
分解卵白〕とグリセリンを用い、比較例5では加水分解
卵白のN−ヤシ油アルキルジメチルアンモニウム誘導体
に代えてペプチド部分の数平均分子量が約1000の加
水分解ケラチン(羊毛由来)のN−ヤシ油アルキルジメ
チルアンモニウム誘導体〔塩化−[2−ヒドロキシ−3
−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加
水分解ケラチン〕とグリセリンを用い、比較例6は加水
分解ペプチドのN−第4級アンモニウム誘導体などを用
いていないブランク品である。
【0051】
【表5】
【0052】上記エモリエントローションによる処理は
下記のように行った。すなわち、10人のパネラー(女
性6人、男性4人)にそれぞれの乳液を各2mlずつ前
腕部に塗布させ、乾燥後の皮膚の潤い感、なめらかさお
よび残臭の少なさについて実施例1と同じ評価基準で評
価させた。その結果を表6に10人の平均値で示す。
【0053】
【表6】
【0054】表6に示すように、加水分解卵白のN−ヤ
シ油アルキルジメチルアンモニウム誘導体とグリセリン
を含有する実施例3のエモリエントローションで処理し
た場合は、加水分解ケラチン(羊毛由来)のN−ヤシ油
アルキルジメチルアンモニウム誘導体とグリセリンを含
有する比較例5のエモリエントローションで処理した場
合に比べて、皮膚のなめらかさおよび潤い感についての
評価値が高く、加水分解卵白のN−ヤシ油アルキルジメ
チルアンモニウム誘導体は、加水分解ケラチン(羊毛由
来)のN−ヤシ油アルキルジメチルアンモニウム誘導体
より皮膚になめらかさと潤い感を付与する効果が高いこ
とが明らかであった。
【0055】また、残臭の少なさについては、実施例3
のエモリエントローションで処理した場合は、比較例5
のエモリエントローションで処理した場合に比べて評価
値が高く(すなわち、実施例3は比較例5よりマイナス
の数値が小さく)、加水分解卵白のN−ヤシ油アルキル
ジメチルアンモニウム誘導体は、加水分解ケラチン(羊
毛由来)のN−ヤシ油アルキルジメチルアンモニウム誘
導体よりにおいが少ないことが明らかであった。
【0056】実施例4および比較例7 表7に示す組成の2種類のボディーシャンプーを調製
し、皮膚に使用後の皮膚の潤い感、なめらかさおよび残
臭について評価した。
【0057】実施例4ではペプチド部分の数平均分子量
が約400の加水分解卵白のN−ヤシ油脂肪酸誘導体の
カリウム塩〔ヤシ油脂肪酸加水分解卵白カリウム〕とジ
プロピレングリコールを用い、比較例7では加水分解卵
白のN−ヤシ油脂肪酸誘導体のカリウム塩に代えてペプ
チド部分の数平均分子量が約400の加水分解コラーゲ
ン(牛皮由来)のN−ヤシ油脂肪酸誘導体のカリウム塩
〔ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム〕とジプロ
ピレングリコールを用いている。
【0058】
【表7】
【0059】上記2種類のボディーシャンプーについ
て、10人のパネラー(男性5人、女性5人)に、毎日
一回、最初の5日間は比較例7のボディーシャンプーで
身体を洗浄させ、次の5日間は実施例4のボディーシャ
ンプーで身体を洗浄させた。
【0060】10日間の使用期間後(すなわち、実施例
4のボディーシャンプーの5日間使用後)、肌の潤い
感、なめらかさ、洗浄後の残臭について、比較例7のボ
ディーシャンプーを使用していた時より良くなったか、
悪くなったか、あるいは変わらなかったかを回答させ
た。その結果を表8に、良くなったと答えた人数、悪く
なったと答えた人数、変わらないと答えた人数で示す。
【0061】
【表8】
【0062】表8に示す結果から明らかなように、加水
分解卵白のN−ヤシ油脂肪酸誘導体のカリウム塩とジプ
ロピレングリコールを含有する実施例4のボディーシャ
ンプーの使用後は、その使用前に比べて、皮膚の潤い感
およびなめらかさについては、良くなったと答えた人数
と変わらないと答えた人数がほぼ同じで、加水分解卵白
のN−ヤシ油脂肪酸誘導体のカリウム塩は加水分解コラ
ーゲンのN−ヤシ油脂肪酸誘導体のカリウム塩とほぼ同
等の皮膚に潤い感やなめらかさを付与する効果を有して
いることが明らかであった。
【0063】また、残臭については、パネラー全員が
「残臭は少なくなった」と答えていて、加水分解卵白の
N−ヤシ油脂肪酸誘導体のカリウム塩は加水分解コラー
ゲン(牛皮由来)のN−ヤシ油脂肪酸誘導体のカリウム
塩より残臭の少ないボディーシャンプーを調製できるこ
とが明らかであった。
【0064】実施例5および比較例8 表9に示す組成の2種類のモイスチャージェルを調製
し、皮膚に適用したときの皮膚の潤い感、なめらかさお
よび残臭の少なさについて評価した。
【0065】実施例5ではペプチド部分の数平均分子量
が約1000の加水分解卵白のN−シリル化誘導体〔N
−[2−ヒドロキシ−3−(3’−トリヒドロキシシリ
ル)プロポキシ]プロピル加水分解卵白〕とプロピレン
グリコールを用い、比較例8では加水分解卵白のシリル
化誘導体に代えてペプチド部分の数平均分子量が約10
00の加水分解ケラチン(羊毛由来)のN−シリル化誘
導体〔N−[2−ヒドロキシ−3−(3’−トリヒドロ
キシシリル)プロポキシ]プロピル加水分解ケラチン〕
とプロピレングリコールを用いている。なお、実施例5
および比較例8で使用したシリル化誘導体の物質名は上
記括弧内に記した通り、N−[2−ヒドロキシ−3−
(3’−トリヒドロキシシリル)プロポキシ]プロピル
加水分解卵白およびN−[2−ヒドロキシ−3−(3’
−トリヒドロキシシリル)プロポキシ]プロピル加水分
解ケラチンであるが、下記の表9およびそれ以降の説明
では簡略して、加水分解卵白のN−シリル化誘導体およ
び加水分解ケラチン(羊毛由来)のN−シリル化誘導体
と記す。
【0066】
【表9】
【0067】上記2種類のモイスチャージェルについ
て、10人の女性パネラーに、毎日一回以上5日間にわ
たって、左右の手にそれぞれのモイスチャージェルを1
〜2g(塗布量はパネラーにより異なる)手の甲に取
り、手で擦り込むように塗布させた。
【0068】5日間の使用期間後、手の甲の肌の潤い
感、なめらかさおよび残臭について実施例5のモイスチ
ャージェルと比較例8のモイスチャージェルのどちらが
優れているかを評価させた。その結果を表10に、実施
例5が優れていると答えた人数、比較例8が優れている
と答えた人数、両者に差はないと答えた人数で示す。
【0069】
【表10】
【0070】表10に示すように、加水分解卵白のN−
シリル化誘導体とプロピレングリコールを含有した実施
例5のモイスチャージェルは、加水分解ケラチン(羊毛
由来)のN−シリル化誘導体とプロピレングリコールを
含有する比較例8のモイスチャージェルに比べて、手の
皮膚の潤い感、なめらかさの評価項目において、パネラ
ーの大多数が「優れている」あるいは「両者に差はな
い」と答えていて、加水分解卵白のN−シリル化誘導体
は加水分解ケラチンのN−シリル化誘導体と同程度かそ
れ以上の効果を皮膚に付与することが明らかであった。
【0071】また、残臭に関しては、パネラー全員が実
施例5のモイスチャージェルが「残臭が少なく優れてい
る」と答えていて、加水分解卵白のN−シリル化誘導体
は加水分解ケラチンのN−シリル化誘導体より残臭の少
ないモイスチャージェルを調製できることが明らかであ
った。
【0072】実施例6および比較例9〜10 表11に示す組成の3種類の化粧水を調製し、皮膚に適
用したときの皮膚の潤い感、なめらかさおよび残臭の少
なさについて評価した。
【0073】実施例6ではペプチドの数平均分子量約1
000の加水分解卵白とプロピレングリコールとグリセ
リンを用い、比較例9では加水分解卵白に代えて数平均
分子量が約1000加水分解コラーゲン(豚皮由来)と
プロピレングリコールとグリセリンを用い、比較例10
は加水分解ペプチドなどを用いていないブランク品であ
る。
【0074】
【表11】
【0075】上記実施例6および比較例9〜10の化粧
水の評価は下記のように行った。すなわち、10人の女
性パネラーにそれぞれの化粧水を手の甲に塗布させ、乾
燥後の皮膚の潤い感、なめらかさおよび残臭の少なさに
ついて実施例1と同様の評価基準で評価させた。その結
果を表12に10人の平均値で示す。
【0076】
【表12】
【0077】表12に示すように、加水分解卵白とプロ
ピレングリコールとグリセリンを含有する実施例6の化
粧水で処理した場合は、加水分解コラーゲン(豚皮由
来)とプロピレングリコールとグリセリンを含有する比
較例9の化粧水で処理した場合と比較して、処理後の皮
膚の潤い感、なめらかさについていずれも評価値がやや
高く、加水分解卵白は加水分解コラーゲン(豚皮由来)
と同程度かやや優れた皮膚に対する潤い感やなめらかさ
を付与する効果を有していることが明らかであった。
【0078】また、残臭についても、加水分解卵白を含
有する実施例6の化粧水で処理した場合は、加水分解コ
ラーゲン(豚皮由来)を含有する比較例9の化粧水で処
理した場合に比べて評価値が高く(すなわち、実施例6
は比較例9よりマイナスの数値が小さく)、化粧水に使
用した時には、加水分解卵白は加水分解コラーゲン(豚
皮由来)より皮膚上での残臭が少ないことが明らかであ
った。
【0079】実施例7および比較例11 表13に示す組成の2種類クレンジングオイルを調製
し、皮膚に適用したときの皮膚の潤い感およびなめらか
さについて評価した。
【0080】実施例7ではペプチドの数平均分子量約4
50の加水分解卵白のエチルエステル(エタノール溶
液)と平均分子量200のポリエチレングリコールを用
い、比較例11では加水分解卵白のエチルエステルに代
えてペプチドの数平均分子量が約450のコラーゲン加
水分解物(牛皮由来)のエチルエステル(エタノール溶
液)と平均分子量200のポリエチレングリコールを用
いている。
【0081】
【表13】
【0082】上記2種類のクレンジングオイルの評価は
下記のように行った。すなわち、10人の女性パネラー
に、毎日一回以上5日間にわたって、左右の頬にそれぞ
れのクレンジングオイルを1〜2g(塗布量はパネラー
により異なる)手で擦り込むように塗布させ、ふき取り
用紙または布で拭き取った後、市販の化粧石鹸で洗顔さ
せた。
【0083】5日間の使用期間後、肌の潤い感およびな
めらかさについて実施例7のクレンジングオイルと比較
例11のクレンジングオイルのどちらが優れているかを
評価させた。その結果を表14に、実施例7が優れてい
ると答えた人数、比較例11が優れていると答えた人
数、両者に差はないと答えた人数で示す。
【0084】
【表14】
【0085】表14に示すように、加水分解卵白のエチ
ルエステルとポリエチレングリコールを含有した実施例
7のクレンジングオイルは、加水分解コラーゲン(牛皮
由来)のエチルエステルとポリエチレングリコールを含
有する比較例11のクレンジングオイルに比べて、皮膚
の潤い感およびなめらかさの評価項目において、パネラ
ーの大多数が「優れている」あるいは「両者に差はな
い」と答えていて、加水分解卵白のエチルエステルは加
水分解コラーゲン(牛皮由来)のエチルエステルと同等
あるいはそれ以上の皮膚に潤い感やなめらかさを付与す
る効果を有していることが明らかであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/48 A61K 7/48 7/50 7/50 Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AC022 AC072 AC102 AC111 AC122 AC182 AC342 AC402 AC422 AC442 AC532 AC642 AC782 AC792 AD042 AD132 AD162 AD411 AD412 AD422 CC04 CC05 CC23 DD27 DD30 DD31 DD41 EE06 EE07 EE12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加水分解卵白およびその誘導体からなる
    群から選ばれる少なくとも1種と多価アルコールを含有
    することを特徴とする皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】 加水分解卵白およびその誘導体からなる
    群から選ばれる少なくとも1種の含有量が0.05〜3
    0質量%である請求項1に記載の皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】 加水分解卵白およびその誘導体からなる
    群が、加水分解卵白、加水分解卵白のN−第4級アンモ
    ニウム誘導体、加水分解卵白のN−アシル化誘導体また
    はその塩、加水分解卵白のN−シリル化誘導体、加水分
    解卵白のエステルからなる請求項1または2に記載の皮
    膚化粧料。
  4. 【請求項4】 多価アルコールの含有量が0.1〜20
    質量%である請求項1、2または3に記載の皮膚化粧
    料。
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