JP2003183119A - なめらかさを付与する化粧料 - Google Patents

なめらかさを付与する化粧料

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JP2003183119A
JP2003183119A JP2001389083A JP2001389083A JP2003183119A JP 2003183119 A JP2003183119 A JP 2003183119A JP 2001389083 A JP2001389083 A JP 2001389083A JP 2001389083 A JP2001389083 A JP 2001389083A JP 2003183119 A JP2003183119 A JP 2003183119A
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真美 中村
Yasuhiro Obara
康弘 小原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ほ乳類偶蹄目の動物を起源とするコラーゲ
ン、加水分解コラーゲンの代替手段を提供する。 【解決手段】 1)魚類由来或いはシルクなどのほ乳類
偶蹄目の動物以外を起源とする加水分解ペプチドと2)
ジメチコン、シクロメチコン、フェメチコン、アモジメ
チコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン
とを頭髪用化粧料などの化粧料に含有させる。シリコー
ンとしては、1)メチルポリシロキサン、架橋型メチル
ポリシロキサン又はトリメチルシロキシケイ酸の構造で
あって、高粘度液体乃至は固体のもの或いは2)アモジ
メチコン乃至はポリエーテル変性シリコーンが特に好ま
しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関し、更
に詳細には、なめらかさを毛髪などに付与するのに好適
な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料においてなめらかさの付与は、毛
髪用の化粧料に於いても、皮膚用の化粧料に於いても重
要な課題であり、従来に於いては、プラセンターエキ
ス、ヘパリン類似物質、コラーゲンやヒアルロン酸ナト
リウムなどの動物由来の保湿性高分子とラノリンや牛脂
と言った動物性の固形脂の組み合わせによって、この様
ななめらかさの付与が為されてきた。しかしながら、異
常プリオンに起因する疾病である狂牛病問題の発生によ
って、前述の従来の成分の化粧料への配合は難しくな
り、なめらかさ付与のため、これらの代替の保湿維持手
段の開発が望まれるようになってきている。特に、ウシ
や羊、豚などの偶蹄目の動物を起源とするコラーゲンや
加水分解コラーゲンに於いてはなめらかさ、艶、しっと
り感の付与効果が著しく、他の動植物を起源とするタン
パク、タンパク加水分解物での単純な代替は不可能であ
った。又、同じ偶蹄目の羊に於いてもスクレーピーなど
のプリオン病が存在し、偶蹄目の動物を起源とする原料
について、化粧料では使用しにくくなっているのが現状
であった。即ち、ウシや羊などの偶蹄目の動物を起源と
するコラーゲン或いは加水分解コラーゲンについて、同
等のなめらかさ、艶、しっとり感を付与する代替手段の
開発が望まれていた。
【0003】一方、1)ほ乳類偶蹄目の動物以外を起源
とする加水分解ペプチドと2)シリコーンとを組み合わ
せて化粧料に含有させる技術は全く知られていないし、
かかる組み合わせにより、ほ乳類偶蹄目の動物を起源と
するコラーゲン、加水分解コラーゲンの代替が行えるこ
とも全く知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、ほ乳類偶蹄目の動物を起源と
するコラーゲン、加水分解コラーゲンの代替手段を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、ほ乳類偶蹄目の動物を起源とするコラーゲン、加水
分解コラーゲンの代替手段を求めて、鋭意研究努力を重
ねた結果、 1)ほ乳類偶蹄目の動物以外を起源とする加水分解ペプ
チドと2)シリコーンとを含有させることにより、かか
る代替が可能であることを見出し、発明を完成させるに
至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するもの
である。 (1)1)ほ乳類偶蹄目の動物以外を起源とする加水分
解ペプチドと2)シリコーンとを含有することを特徴と
する、化粧料。 (2)加水分解ペプチドの起源において、ほ乳類偶蹄目
動物以外の起源が、魚類、穀物又は絹乃至は繭であるこ
とを特徴とする、(1)に記載の化粧料。 (3)シリコーンが、ジメチコン、シクロメチコン、フ
ェメチコン、アモジメチコン、トリメチルシロキシ珪
酸、架橋型メチルポリシロキサン、メチルシロキサン網
状重合体及びポリエーテル変性シリコーンから選択され
る1種乃至は2種以上である、(1)又は(2)に記載
の化粧料。 (4)シリコーンが高重合度のメチルポリシロキサンで
あることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記
載の化粧料。 (5)更に、カチオン性高分子を含有することを特徴と
する、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。 (6)カチオン性高分子がカチオン化セルロース及び/
又はカチオン化グァーガムであることを特徴とする、
(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。 (7)毛髪用の化粧料であることを特徴とする、(1)
〜(6)何れか1項に記載の化粧料。 (8)なめらかさ、艶又はしっとり感を付与する化粧料
であることを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に
記載の化粧料。 以下に、本発明について更に詳細に説明を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)本発明の化粧料の必須成分
であるほ乳類偶蹄目の動物以外を起源とする加水分解ペ
プチド 本発明の化粧料は、ほ乳類偶蹄目の動物以外を起源とす
る加水分解ペプチドを必須成分として含有する。ほ乳類
偶蹄目の動物以外の起源としては、動物としては、鯖、
鰯、鰹、マグロなどの魚類、大豆、小麦、大麦、エン
麦、米或いはトウモロコシなどの穀物類、絹、繭などの
昆虫産生繊維類等が好ましく例示できる。本発明の化粧
料の必須成分である加水分解コラーゲンは、前記起源動
植物よりコラーゲンを抽出し、これをプロテアーゼなど
酵素や苛性ソーダなどのアルカリで処理し、加水分解し
たり、或いは。動植物のタンパク質をアルカリで直接処
理したりして抽出した後、ゲル濾過或いは限外濾過した
りして精製し、濃縮することにより得ることができる。
得られた加水分解コラーゲンはそのまま使用することも
できるし、ジヒドロキシメチルプロポキシシロキサンな
どのアルキルアルコキシジヒドロキシシロキサンのよう
なシリル化剤でシリル化した後使用することもできる。
かかるシリル化物も本発明で言う加水分解コラーゲンに
分類される。又、この様な加水分解コラーゲンについて
は、既に市販されているものがあり、かかる市販品を購
入して使用することもできる。市販品としては成和化成
工業株式会社より市販されているプロモイスW−32
M、W−42M、W−52M(魚由来加水分解コラーゲ
ン)、片倉チッカリン株式会社より市販されているマリ
ンコラーゲン(魚由来加水分解コラーゲン)、ルウ研究
所より市販されているスカールコラーゲン(魚由来加水
分解コラーゲン)成和化成株式会社より市販されている
プロモイスシルク−1000(絹由来加水分解コラーゲ
ン)、プロモイスシルクW−52SIG及びプロモイス
S−700SIG(絹由来加水分解コラーゲンのジヒド
ロキシメチルプロポキシシロキサンによるシリル化
物)、プロモイスWS−HSIG(大豆由来加水分解コ
ラーゲンジヒドロキシメチルプロポキシシロキサンシリ
ル化物)、プロモイスWS(大豆由来加水分解コラーゲ
ン)、プロモイスWG(小麦由来加水分解コラーゲン)
等が好ましく例示できる。これらの加水分解コラーゲン
の好ましい分子量は、平均分子量で500以上1000
000以下であることが好ましく、更に好ましくは10
00以上100000以下である。これは、分子量が少
なすぎるとなめらかさなどの効果発現が無くなる場合が
あり、大きすぎると水溶性が損なわれる場合があるから
である。本発明の化粧料に於いて、かかる加水分解コラ
ーゲンは唯一種を含有させることもできるし、二種以上
を組み合わせて含有させることもできる。本発明の化粧
料に於ける前記加水分解コラーゲンの好ましい含有量
は、総量で化粧料全量に対して0.01〜5重量%であ
り、更に好ましくは0.05〜1重量%である。これは
少なすぎるとなめらかさの付与などの効果が得られない
場合があり、多すぎるとべたつくなどの欠点が現れる場
合があるからである。
【0007】(2)本発明の必須成分であるシリコーン 本発明の化粧料はシリコーンを必須成分として含有す
る。かかるシリコーンとしては、メチル基等のアルキル
基と珪素−酸素−珪素結合とを有するものであれば、特
段の限定はなく、例えば、アルキルポリシロキサン、架
橋型アルキルポリシロキサン、トリアルキルシロキシ珪
酸、アルキルポリシロキサン網状重合体、アモジメチコ
ン、ポリエーテル変性シリコーンなどが好ましく例示で
き、性状としては固形乃至は高粘度のものがより好まし
い。ここで、高粘度としては1気圧25℃で3000m
Pascal/sec以上のものを言う。特に好ましい
ものは、1)メチルポリシロキサン、架橋型メチルポリ
シロキサン又はトリメチルシロキシケイ酸の構造であっ
て、高粘度液体乃至は固体のもの或いは2)アモジメチ
コン乃至はポリエーテル変性シリコーンが更に好まし
く、1)の高粘度液体としては粘度30000mPas
cal/sec以上のものが例示でき、更に好ましく
は、35000mPascal/sec〜50000m
Pascal/secのものが例示できる。固形のもの
としては、所謂シリコーンエラストマーと呼ばれる弾性
を有する固体が好ましく例示できる。これらの高粘度乃
至は固体のシリコーンは唯一種を含有させることもでき
るし、二種以上を組み合わせて含有させることもでき
る。本発明の化粧料において、なめらかさの付与効果な
どの皮膚の形態的な改善作用も付与する作用を充分に発
揮する為には、これらのシリコーンを化粧料全量に対し
て、総量で0.05〜10重量%が好ましく、0.1〜
5重量%が更に好ましい。これは少なすぎると効果を発
揮しない場合があり、多すぎると使用感を損なう場合が
あるからである。
【0008】(3)本発明の化粧料 本発明の化粧料は上記必須成分を含み、優れたなめらか
さ付与効果を有する。この為、本発明の化粧料に於いて
は、従来牛などの動物性原料に依存してきたこの効果
を、動物性原料を使用することなく発揮することができ
る。従って、本発明の化粧料に於いては、ウシコラーゲ
ン、牛脂、ラノリン、プラセンターエキス等の陸上動物
由来の原料を含有しない形態が特に好ましく例示でき
る。本発明の化粧料はなめらかさを皮膚や毛髪に与える
効果に優れるため、乳液、クリーム等の基礎化粧料、ア
ンダーメークアップ化粧料、ファンデーションなどのメ
ークアップ化粧料、ヘアクリーム、ヘアローション、整
髪料、リンス、シャンプーなどの毛髪用の化粧料、ボデ
ィーシャンプー、洗顔料などの洗浄用の化粧料などが例
示でき、これらの内、毛髪用の化粧料に適用することが
特に好ましい。これは、本発明の化粧料が、通常の化粧
料がなめらかさ付与効果を発揮しない毛髪に於いても優
れたなめらかさ付与作用を発揮するからである。本発明
の化粧料に於いては、上記必須成分以外に、通常化粧料
で使用される任意成分を含有することができる。この様
な任意成分としては、例えば、ワセリンやマイクロクリ
スタリンワックス等のような炭化水素類、ホホバ油やセ
チルイソオクタネート等のエステル類、オリーブ油等の
トリグリセライド類、オクタデシルアルコールやオレイ
ルアルコール等の高級アルコール類、グリセリンや1,
3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、イソ
プレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価ア
ルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノー
ル、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、
抗酸化剤類、カチオン化セルロースやカチオン化グァー
ガムなどのカチオン化ポリマー類等が好ましく例示でき
る。これらの内で特に好ましいものは、1,3−ブタン
ジオール、1,2−ペンタンジオール、イソプレングリ
コール等の比較的長い二価アルコール類、ノンパラベン
系の防腐剤であるフェノキシエタノール、カチオン化ポ
リマー類である。二価のアルコール類は、対微生物性を
高めつつもなめらかさ付与効果の増強効果を有してお
り、この様な効果を得るためには総量で、化粧料全量に
対して5〜25重量%含有させることが好ましい。フェ
ノキシエタノールはパラベン類がまれに引き起こす肌荒
れや毛髪のあれを防ぐことができ、含有量としては、化
粧料全量に対して0.1〜1重量%が好ましい。カチオ
ン化ポリマー類は付与したなめらかさを持続させる作用
に優れ、化粧料全量に対し0.01〜1重量%含有させ
ることが好ましい。本発明の化粧料はこれらの必須成分
と任意の成分とを常法に従って処理することにより製造
することができる。かくして得られた本発明の化粧料は
皮膚や毛髪になめらかさを与える作用に優れる。
【0009】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明が、これら実施例にの
み限定されないことは言うまでもない。
【0010】<実施例1>以下に示す処方に従って、本
発明の皮膚外用剤である、ボディー用のジェル(化粧
料)を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分をそれぞれ7
0℃に加熱し、イの成分に徐々にロの成分を加え乳化
し、ホモジナイザーで粒子を均質化し、ハを加えて中
和、増粘させ、攪拌冷却して本発明の化粧料1を得た。 イ ジメチコン(10mPascal/sec) 3 重量部 メチルシロキサンクロスポリマー 0.6重量部 トリメチルシロキシケイ酸(固体) 0.3重量部 シクロメチコン 5.4重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 コレステロール(カプリル酸/カプリン酸)エステル2 重量部 トリ酢酸パントテニル 0.1重量部 POE(25)ステアレート 0.6重量部 グリセリルモノステアレート 0.4重量部 トリメチルグリシン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 2 重量部 グリセリン 8 重量部 プロモイスシルク1000(平均分子量1000) 0.5重量部 ケルトロール 0.2重量部 カーボポール1382 0.5重量部 メチルパラベン 0.2重量部 水 50 重量部 ハ 10%水酸化カリウム 2.5重量部 水 24.6重量部
【0011】<実施例2>実施例1の化粧料1のなめら
かさ付与効果を専門パネラーの官能評価により確かめ
た。即ち、被験者に上腕部がややあれている人を選び、
化粧料1を右上腕内側部に塗布し、塗布後10分に専門
パネラーが塗布部を指先で軽く擦過し、指先に感じる抵
抗感より、スコア1:明確に引っかかりを感じる、スコ
ア2:やや引っかかりを感じる、スコア3:抵抗感がな
い、スコア4:少しなめらかさを感じる、スコア5:な
めらかさを感じるの基準で判定を行った。同時に、化粧
料1のジメチコン、メチルシロキサンクロスポリマー、
トリメチルシロキシケイ酸、シクロメチコンをスクワラ
ンに置換した比較例1、プロモイスシルク1000をヒ
アルロン酸ナトリウムに置換した比較例2、プロモイス
シルク1000をウシコラーゲンに置換した比較例3、
化粧料1のジメチコン、メチルシロキサンクロスポリマ
ー、トリメチルシロキシケイ酸、シクロメチコンをスク
ワランに置換し、且つ、プロモイスシルク1000をヒ
アルロン酸ナトリウムに置換した対照例1を作成し、同
様に評価した。結果を表1に示す。これより本発明の化
粧料は皮膚に対して優れたなめらかさ付与効果を発揮す
ることが判る。
【0012】
【表1】
【0013】<実施例3〜10>実施例1の化粧料の加
水分解コラーゲンの種類を変えて、実施例1と同様に本
発明のボディー用の化粧料を作成し、実施例2の手技に
従って、実施例1の化粧料と比較例3の化粧料を対象に
用いて評価した。基準は、スコア5:実施例1よりなめ
らか、スコア4:実施例1と同程度なめらか、スコア
3:実施例1より劣るが比較例3よりなめらか、スコア
2:比較例3と同程度、スコア1:比較例3よりなめら
かさが劣るを用いた。結果を表2に示す。これより何れ
の本発明の化粧料も優れたなめらかさ付与効果を有し、
これらの加水分解コラーゲンは何れも使用可能であるこ
とが判る。 イ ジメチコン(10mPascal/sec) 3 重量部 メチルシロキサンクロスポリマー 0.6重量部 トリメチルシロキシケイ酸(固体) 0.3重量部 シクロメチコン 5.4重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 コレステロール(カプリル酸/カプリン酸)エステル2 重量部 トリ酢酸パントテニル 0.1重量部 POE(25)ステアレート 0.6重量部 グリセリルモノステアレート 0.4重量部 トリメチルグリシン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 2 重量部 グリセリン 8 重量部 加水分解コラーゲン* 0.5重量部 ケルトロール 0.2重量部 カーボポール1382 0.5重量部 メチルパラベン 0.2重量部 水 50 重量部 ハ 10%水酸化カリウム 2.5重量部 水 24.6重量部 *表2に詳細を示す。
【0014】
【表2】
【0015】<実施例11>以下に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用剤である、毛髪用のリンス料(化粧
料)を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ70℃
に加熱し、イの成分に徐々にロの成分を加え乳化し、ホ
モジナイザーで粒子を均質化し、攪拌冷却して本発明の
化粧料10を得た。 イ セタノール 3 重量部 ネオペンチルグリコールジイソオクタネート 2 重量部 「ノムコートLAH」*1) 0.5重量部 「エルデュPS−203」*2) 1 重量部 ワセリン 1 重量部 ジメチコン(20mPascal/sec) 1 重量部 アモジメチコン*3) 2 重量部 ひまし油 1 重量部 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 3.5重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 3 重量部 1,2−ペンタンジオール 3 重量部 ジグリセリン 2 重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 プロモイスシルク1000 0.1重量部 カチオン性セルロース*4) 0.5重量部 水 77.1重量部 *1):グリセリン脂肪酸エステル・アジピン酸縮合物 *2):N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチル ドデシル) *3):アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体 エマルション *4)ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム クロリド
【0016】<実施例12>化粧料10のリンス処理に
於けるなめらかさ付与効果を毛髪束を用いて評価した。
即ち、毛髪100gを化粧料1gで処理し、5分間約3
5℃の温水で漱いだ後、40℃で30分送風乾燥させた
後、専門パネラーを使用し、手触りでのなめらかさを次
の基準に従って評価した。スコア5:無処理に比べて極
めてなめらか、スコア4:無処理に比べてなめらか、ス
コア3:無処理と比較してややなめらか、スコア2:無
処理と同等、スコア1:無処理の方がなめらかの基準で
ある。同時に、化粧料10のジメチコンとアモジメチコ
ンをワセリンに置換した比較例4、プロモイスシルク1
000を水に置換した比較例5、ジメチコンとアモジメ
チコンをワセリンに置換し、プロモイスシルク1000
をコラーゲンに置換した比較例6、ジメチコンとアモジ
メチコンをワセリンに置換し、プロモイスシルク100
0を水に置換した対照例2も作成し同様に評価した。結
果を表3に示す。これより本発明の化粧料はシリコーン
とアミノ酸残基を有するポリマーの相乗作用により優れ
たなめらかさ付与効果を有していることが判る。
【0017】
【表3】
【0018】<実施例13〜20>化粧料11のプロモ
イスシルク1000(加水分解コラーゲン)を他の加水
分解コラーゲンに変えて、化粧料を作成し、実施例12
の手技に従って評価した。基準は、スコア5:実施例1
1よりなめらか、スコア4:実施例11と同程度なめら
か、スコア3:実施例11より劣るが比較例6よりなめ
らか、スコア2:比較例6と同程度、スコア1:比較例
6よりなめらかさが劣るを用いた。結果を表4に示す。
これより、何れの本発明の化粧料も優れた毛髪へのなめ
らかさ付与効果を有することが判る。従って、本発明に
於いては、例示したアミノ酸残基を有するポリマーの何
れもが使用可能であることが判る。 イ セタノール 3 重量部 ネオペンチルグリコールジイソオクタネート 2 重量部 「ノムコートLAH」 1 重量部 「エルデュPS−203」 1 重量部 ワセリン 1 重量部 ジメチコン 1 重量部 アモジメチコン 2 重量部 ひまし油 1 重量部 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 3.5重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 3 重量部 1,2−ペンタンジオール 3 重量部 ジグリセリン 2 重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 加水分解コラーゲン** 0.1重量部 カチオン性セルロース 0.5重量部 水 76.6重量部 **詳細は表4に示す。
【0019】
【表4】
【0020】<実施例21>化粧料11のアモジメチコ
ンを他のシリコーンに置換して、化粧料を作成し、実施
例12の手技に従って、実施例13〜20の基準を用い
て、同様に評価した。結果を表5に示す。これより何れ
の化粧料も優れたなめらかさ付与作用を有することが判
る。従って、これら例示したシリコーンの何れもが使用
可能であることが判る。又、かかるシリコーンの性状と
しては高粘度乃至は固形のものが好ましいことが判る。 イ セタノール 3 重量部 ネオペンチルグリコールジイソオクタネート 2 重量部 「ノムコートLAH」 1 重量部 「エルデュPS−203」 1 重量部 ワセリン 1 重量部 ジメチコン 1 重量部 シリコーン*** 2 重量部 ひまし油 1 重量部 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 3.5重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 3 重量部 1,2−ペンタンジオール 3 重量部 ジグリセリン 2 重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 プロモイスシルク1000 0.1重量部 カチオン性セルロース 0.5重量部 水 76.6重量部 ***詳細は表5に示す。
【0021】
【表5】
【0022】<実施例27>次に示す処方に従ってシャ
ンプー(化粧料)を作成した。即ち、処方成分を75℃
で加熱攪拌可溶化し、攪拌冷却してシャンプーを得た。
このものは洗いあがり後、毛髪になめらかさを与える作
用に優れていた。 1,3−ブタンジオール 1 重量部 ヒドロキシエタンホスホン酸 0.5重量部 カチオン化グァーガム 0.5重量部 ラウリルスルホ酢酸ナトリウム 1 重量部 マリンコラーゲン 0.1重量部 ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 35 重量部 椰子油脂肪酸アミドベタイン 2 重量部 ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 1 重量部 水 58.9重量部
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ほ乳類偶蹄目の動物を
起源とするコラーゲン、加水分解コラーゲンの代替手段
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA122 AB032 AC012 AC072 AC112 AC122 AC172 AC392 AC402 AC422 AC482 AC582 AC642 AC692 AC712 AC782 AC792 AC892 AD092 AD112 AD131 AD132 AD151 AD152 AD161 AD162 AD171 AD172 AD352 AD411 AD432 AD452 AD492 BB34 CC01 CC02 CC31 CC38 CC39 DD31 DD41 EE06 EE07 EE11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)ほ乳類偶蹄目の動物以外を起源とす
    る加水分解ペプチドと2)シリコーンとを含有すること
    を特徴とする、化粧料。
  2. 【請求項2】 加水分解ペプチドの起源において、ほ乳
    類偶蹄目動物以外の起源が、魚類、穀物又は絹乃至は繭
    であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 シリコーンが、ジメチコン、シクロメチ
    コン、フェメチコン、アモジメチコン、トリメチルシロ
    キシ珪酸、架橋型メチルポリシロキサン、メチルシロキ
    サン網状重合体及びポリエーテル変性シリコーンから選
    択される1種乃至は2種以上である、請求項1又は2に
    記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 シリコーンが高重合度のメチルポリシロ
    キサンであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1
    項に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 更に、カチオン性高分子を含有すること
    を特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧
    料。
  6. 【請求項6】 カチオン性高分子がカチオン化セルロー
    ス及び/又はカチオン化グァーガムであることを特徴と
    する、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。
  7. 【請求項7】 毛髪用の化粧料であることを特徴とす
    る、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
  8. 【請求項8】 なめらかさ、艶又はしっとり感を付与す
    る化粧料であることを特徴とする、請求項1〜7何れか
    1項に記載の化粧料。
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