JPH0696489B2 - 皮膚および毛髪用組成物 - Google Patents
皮膚および毛髪用組成物Info
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- JPH0696489B2 JPH0696489B2 JP11402987A JP11402987A JPH0696489B2 JP H0696489 B2 JPH0696489 B2 JP H0696489B2 JP 11402987 A JP11402987 A JP 11402987A JP 11402987 A JP11402987 A JP 11402987A JP H0696489 B2 JPH0696489 B2 JP H0696489B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、処方中に水溶性キチン誘導体の一種または二
種以上と下記一般式で表されるアルキロイルアルキルタ
ウリン塩型陰イオン界面活性剤の一種または二種以上を
配合することにより、使用感、安定性に優れたことを特
徴とする皮膚および毛髪用組成物に関するものである。
種以上と下記一般式で表されるアルキロイルアルキルタ
ウリン塩型陰イオン界面活性剤の一種または二種以上を
配合することにより、使用感、安定性に優れたことを特
徴とする皮膚および毛髪用組成物に関するものである。
(式中R1は平均炭素原子数7ないし19のアルキル基また
は、アルケニル基、R2は平均炭素原子数1ないし3の低
級アルキル基、Mはアルカリ金属、有機アミン類、塩基
性アミン酸類を表す。) [従来の技術] カニ、エビなどの甲殻類の殻や昆虫などの外骨格、ある
いは菌、藻類の細胞壁などに存在するキチンおよびその
誘導体は保湿作用、皮膚および毛髪保護作用に優れ天然
由来の高分子物質として皮膚および毛髪用組成物用原料
として着目されているが、通常の原料との相溶性が悪く
皮膚および毛髪用組成物中で均一溶解させることが困難
であった。そのためキチンおよびその水溶性誘導体は皮
膚および毛髪用組成物に配合した場合、優れた保湿作
用、皮膚および毛髪保護作用が期待されつつも現実の利
用は、難しいものであった。
は、アルケニル基、R2は平均炭素原子数1ないし3の低
級アルキル基、Mはアルカリ金属、有機アミン類、塩基
性アミン酸類を表す。) [従来の技術] カニ、エビなどの甲殻類の殻や昆虫などの外骨格、ある
いは菌、藻類の細胞壁などに存在するキチンおよびその
誘導体は保湿作用、皮膚および毛髪保護作用に優れ天然
由来の高分子物質として皮膚および毛髪用組成物用原料
として着目されているが、通常の原料との相溶性が悪く
皮膚および毛髪用組成物中で均一溶解させることが困難
であった。そのためキチンおよびその水溶性誘導体は皮
膚および毛髪用組成物に配合した場合、優れた保湿作
用、皮膚および毛髪保護作用が期待されつつも現実の利
用は、難しいものであった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは係る事情に鑑み鋭意研究の結果、処方中に 一般式 (式中R1は平均炭素原子数7ないし19のアルキル基また
は、アルケニル基、R2は平均炭素原子数1ないし3の低
級アルキル基、Mはアルカリ金属、有機アミン類、塩基
性アミノ酸類を表す。)で表されるアルキロイルアルキ
ルタウリン塩型陰イオン界面活性剤の一種または二種以
上とともに水溶性キチン誘導体の一種または二種以上を
配合すれば、使用感、安定性に優れた皮膚および毛髪用
組成物が得られることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
は、アルケニル基、R2は平均炭素原子数1ないし3の低
級アルキル基、Mはアルカリ金属、有機アミン類、塩基
性アミノ酸類を表す。)で表されるアルキロイルアルキ
ルタウリン塩型陰イオン界面活性剤の一種または二種以
上とともに水溶性キチン誘導体の一種または二種以上を
配合すれば、使用感、安定性に優れた皮膚および毛髪用
組成物が得られることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
[問題点を解決するための手段および作用] すなわち本発明は、処方中に水溶性キチン誘導体の一種
または二種以上とアルキロイルアキルルタウリン塩型陰
イオン界面活性剤の一種または二種以上を配合したこと
を特徴とする使用感、安定性に優れた皮膚および毛髪用
組成物を提供するものである。
または二種以上とアルキロイルアキルルタウリン塩型陰
イオン界面活性剤の一種または二種以上を配合したこと
を特徴とする使用感、安定性に優れた皮膚および毛髪用
組成物を提供するものである。
以下、本発明の構成について詳述する。なお以下の説明
において皮膚および毛髪用組成物を単に組成物と記述す
る。
において皮膚および毛髪用組成物を単に組成物と記述す
る。
本発明で用いられる水溶性キチン誘導体は、カニ、エビ
などの甲殻類の殻や昆虫などの外骨格、あるいは菌、藻
類の細胞壁などに存在するキチンを原料として誘導され
るもので、その代表的なものとしてはまずキチンの脱ア
セチル化物であるキトサンが例示される。
などの甲殻類の殻や昆虫などの外骨格、あるいは菌、藻
類の細胞壁などに存在するキチンを原料として誘導され
るもので、その代表的なものとしてはまずキチンの脱ア
セチル化物であるキトサンが例示される。
キトサンを得る具体的な例としては、カニ、エビの甲殻
を希塩酸で処理して脱炭酸カルシウム処理し、ついで希
水酸化ナトリウム溶液で処理して脱タンパクする。得ら
れた粗キチンを水洗し、必要に応じて精製処理し、つづ
いて濃水酸化ナトリウム溶液で脱アセチル化処理する。
得られた粗キトサンを水洗し、必要に応じて精製しキト
サンとする。
を希塩酸で処理して脱炭酸カルシウム処理し、ついで希
水酸化ナトリウム溶液で処理して脱タンパクする。得ら
れた粗キチンを水洗し、必要に応じて精製処理し、つづ
いて濃水酸化ナトリウム溶液で脱アセチル化処理する。
得られた粗キトサンを水洗し、必要に応じて精製しキト
サンとする。
キチンそのものは一般に水に不溶であるが、ある種の方
法によって処理されたキチンは水溶性である。すなわち
特開昭53-47479に例示される脱アセチル化度40〜60%の
水溶性部分脱アセチル化キチンである。この水溶性部分
脱アセチル化キチンも本発明に用いることができる。
法によって処理されたキチンは水溶性である。すなわち
特開昭53-47479に例示される脱アセチル化度40〜60%の
水溶性部分脱アセチル化キチンである。この水溶性部分
脱アセチル化キチンも本発明に用いることができる。
またキチンに置換基を導入して水溶性としたもの、たと
えばカルボキシメチル基を導入したカルボキシメチルキ
チン、グライコール化キチン、キチンサルフェート、な
ども本発明に応用できる。
えばカルボキシメチル基を導入したカルボキシメチルキ
チン、グライコール化キチン、キチンサルフェート、な
ども本発明に応用できる。
キチンは通常分子量100万以上の高分子であるが、その
誘導体は処理過程において分子量の低下がおこり数十万
程度のものもめずらしくない。本発明に用いられる水溶
性キチン誘導体の分子量は天然に近い100万以上のもの
から低分子化した数万のものまで利用することができ
る。
誘導体は処理過程において分子量の低下がおこり数十万
程度のものもめずらしくない。本発明に用いられる水溶
性キチン誘導体の分子量は天然に近い100万以上のもの
から低分子化した数万のものまで利用することができ
る。
本発明において水溶性キチン誘導体を配合する量として
は0.001〜10重量%(以下単に%と記す。)であり、0.0
01%以下の水準では本発明にかかる効果を発揮しにく
く、10%を越える場合には水溶性キチン誘導体の溶解度
を上回り組成物を調製することが困難になる。
は0.001〜10重量%(以下単に%と記す。)であり、0.0
01%以下の水準では本発明にかかる効果を発揮しにく
く、10%を越える場合には水溶性キチン誘導体の溶解度
を上回り組成物を調製することが困難になる。
本発明の効果を発揮するために配合される量としては好
ましくは0.01〜1%である。
ましくは0.01〜1%である。
また本発明にかかる水溶性キチン誘導体を溶解する目的
で水溶性キチン誘導体とともに少量の酸性物質を添加し
ても本発明の効果を阻害するものではない。
で水溶性キチン誘導体とともに少量の酸性物質を添加し
ても本発明の効果を阻害するものではない。
たとえばキトサンを溶解する目的において、キトサン重
量に対して当量の塩酸を併用しても本発明にかかる効果
は不変である。
量に対して当量の塩酸を併用しても本発明にかかる効果
は不変である。
一方本発明で用いられるアルキロイルアルキルタウリン
塩型陰イオン界面活性剤としては 一般式 (式中R1は平均炭素原子数7ないし19のアルキル基また
は、アルケニル基、R2は平均炭素原子数1ないし3の低
級アルキル基、Mはアルカリ金属、有機アミン類、塩基
性アミノ酸類を表す。)で表されるものである。
塩型陰イオン界面活性剤としては 一般式 (式中R1は平均炭素原子数7ないし19のアルキル基また
は、アルケニル基、R2は平均炭素原子数1ないし3の低
級アルキル基、Mはアルカリ金属、有機アミン類、塩基
性アミノ酸類を表す。)で表されるものである。
アルキロイルアルキルタウリン塩型陰イオン界面活性剤
としては、ニッコールCMT-30(ココイルメチルタウリン
ナトリウム)、ニッコールSMT(ステアロイルメチルタ
ウリンナトリウム)、ニッコールPMT(パルミトイルメ
チルタウリンナトリウム)、ニッコールMMT(ミリスト
イルメチルタウリンナトリウム)、ニッコールLMT(ラ
ウロイルメチルタウリンナトリウム)などの商品名で市
販されているものや、ダイヤポン−L(ラウロイルメチ
ルタウリンナトリウム)、ST−1、ST-SF(ココイルメ
チルタウリンナトリウム)、ホスタポンCTペースト(コ
コイルメチルタウリンナトリウム)などの商品名で市販
されているものが有名である。
としては、ニッコールCMT-30(ココイルメチルタウリン
ナトリウム)、ニッコールSMT(ステアロイルメチルタ
ウリンナトリウム)、ニッコールPMT(パルミトイルメ
チルタウリンナトリウム)、ニッコールMMT(ミリスト
イルメチルタウリンナトリウム)、ニッコールLMT(ラ
ウロイルメチルタウリンナトリウム)などの商品名で市
販されているものや、ダイヤポン−L(ラウロイルメチ
ルタウリンナトリウム)、ST−1、ST-SF(ココイルメ
チルタウリンナトリウム)、ホスタポンCTペースト(コ
コイルメチルタウリンナトリウム)などの商品名で市販
されているものが有名である。
本発明に従って水溶性キチン誘導体とともに組成物に配
合されるアルキロイルアルキルタウリン塩型陰イオン界
面活性剤の量としては0.01〜50%であり、好ましくは0.
1〜30%である。
合されるアルキロイルアルキルタウリン塩型陰イオン界
面活性剤の量としては0.01〜50%であり、好ましくは0.
1〜30%である。
本発明にしたがって水溶性キチン誘導体およびアルキロ
イルアルキルタウリン塩型陰イオン界面活性剤を配合す
る組成物基剤としては通常の液状、クリーム状、乳液
状、ペースト状等の形態の組成物基剤が利用できる。ま
た本発明にかかる技術は、保湿クリーム、乳化エッセン
ス、シャンプー、ヘアトリートメント、ボディクレンザ
ー、洗顔用ペースト、洗顔用ローションなどに応用でき
る。
イルアルキルタウリン塩型陰イオン界面活性剤を配合す
る組成物基剤としては通常の液状、クリーム状、乳液
状、ペースト状等の形態の組成物基剤が利用できる。ま
た本発明にかかる技術は、保湿クリーム、乳化エッセン
ス、シャンプー、ヘアトリートメント、ボディクレンザ
ー、洗顔用ペースト、洗顔用ローションなどに応用でき
る。
それらの組成物基剤には精製水の他に必要に応じて保湿
剤も配合できる。
剤も配合できる。
例えばグリセリン、1.3−ブチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトー
ル、マルチトール、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸
塩、ポリエチレングリコールなどが例示される。
レングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトー
ル、マルチトール、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸
塩、ポリエチレングリコールなどが例示される。
油分としては流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、
固形パラフィン等の炭化水素、オリーブ油、ホホバ油、
月見草油、ヤシ油、牛脂などの天然油、イソプロピルミ
リステート、ペンタエリスリトール−テトラ−2−エチ
ルヘキサノエート、セチルイソオクタノエートなどのエ
ステル油、メチルシリコン、メチルフェニルシリコンな
どのシリコン油、セチルアルコール、オレイルアルコー
ル、ベヘニルアルコール等の高級アルコール、ステアリ
ン酸、ベヘニン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウ
リン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、等の脂肪酸、
等も併用できる。
固形パラフィン等の炭化水素、オリーブ油、ホホバ油、
月見草油、ヤシ油、牛脂などの天然油、イソプロピルミ
リステート、ペンタエリスリトール−テトラ−2−エチ
ルヘキサノエート、セチルイソオクタノエートなどのエ
ステル油、メチルシリコン、メチルフェニルシリコンな
どのシリコン油、セチルアルコール、オレイルアルコー
ル、ベヘニルアルコール等の高級アルコール、ステアリ
ン酸、ベヘニン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウ
リン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、等の脂肪酸、
等も併用できる。
界面活性剤としては、通常組成物に配合できるものが応
用できる。
用できる。
非イオン性のものとしては、POEアルキルエーテル、POE
分岐アルキルエーテル、POEソルビタンエステル、POEグ
リセリン脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、ソルビタ
ンエステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸エスエル、等が一般的である。
分岐アルキルエーテル、POEソルビタンエステル、POEグ
リセリン脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、ソルビタ
ンエステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸エスエル、等が一般的である。
陰イオン性としては、脂肪酸、アシルグルタミン酸、ア
ルキル硫酸、アルキルリン酸、アルキルスルフォン酸の
カリウム、ナトリウム、トリエタノールアミンおよび塩
基性アミノ酸塩、POEアルキル硫酸などが一般的であ
る。
ルキル硫酸、アルキルリン酸、アルキルスルフォン酸の
カリウム、ナトリウム、トリエタノールアミンおよび塩
基性アミノ酸塩、POEアルキル硫酸などが一般的であ
る。
さらに薬剤としてビタミン類、消炎剤、殺菌剤、賦活
剤、紫外線吸収剤、さらに、組成物を安定化させるキレ
ート剤、緩衝剤、防腐剤などを配合しても本発明にかか
る効果を阻害するものではない。
剤、紫外線吸収剤、さらに、組成物を安定化させるキレ
ート剤、緩衝剤、防腐剤などを配合しても本発明にかか
る効果を阻害するものではない。
色素、香料など、通常、組成物を修飾する成分が併用で
きることは言うまでもない。
きることは言うまでもない。
次に実施例および比較例により本発明と本発明の効果に
ついて詳述するが、本発明はこれにより限定されるもの
ではない。
ついて詳述するが、本発明はこれにより限定されるもの
ではない。
〈実施例1〉美容エッセンス ミリストイルメチルタウリンナトリウム 0.1wt% キトサン(分子量120万) 0.5 塩酸 0.05 グリセリン 10 スクワラン 5 防腐剤 適量 精製水 全体を100とする量 〈比較例1〉美容エッセンス ミリストイルグルタミン酸ナトリウム 0.1wt% キトサン(分子量120万) 0.5 塩酸 0.05 グリセリン 10 スクワラン 5 防腐剤 適量 精製水 全体を100とする量 〈比較例2〉美容エッセンス ミリストイルメチルタウリンナトリウム 0.1wt% グリセリン 10 スクワラン 5 防腐剤 適量 精製水 全体を100とする量 実施例1は本発明に従ってアルキロイルアルキルタウリ
ン塩型陰イオン界面活性剤とともに水溶性キチン誘導体
を配合した例であり、保存安定性、使用性に優れている
が、これは本発明にかかる効果である。
ン塩型陰イオン界面活性剤とともに水溶性キチン誘導体
を配合した例であり、保存安定性、使用性に優れている
が、これは本発明にかかる効果である。
一方比較例1、2、はそれぞれ水溶性キチン誘導体とと
もに他の界面活性剤を配合した場合、および水溶性キチ
ン誘導体を配合しない例である。
もに他の界面活性剤を配合した場合、および水溶性キチ
ン誘導体を配合しない例である。
比較例1は、本発明にかかる以外の界面活性剤を水溶性
キチン誘導体とともに配合したために、経時での安定性
に劣り、実施例1の試料とともに室温下で保存した場合
析出物がある。実施例1と比較例1の保存安定性におけ
る顕著な差は本発明にかかる効果である。
キチン誘導体とともに配合したために、経時での安定性
に劣り、実施例1の試料とともに室温下で保存した場合
析出物がある。実施例1と比較例1の保存安定性におけ
る顕著な差は本発明にかかる効果である。
一方使用性においては20名の美容技術者に実施例1と比
較例2の試料をそれぞれ使用させ使用後のしなやかさに
ついて問診し、しなやかさに優れた試料を選ばせたとこ
ろ、実施例1の試料が優れると答えた者の人数の方が圧
倒的に多かった。比較例2は実施例1に比較して使用性
的に劣るがこれは本発明にかかる技術を応用していない
ためであり、本発明による実施例1は使用性的にも優れ
たものである。なお比較例2の方が優れると答えた者に
ついてさらに問診したところ、肌あれが激しい状態であ
り、使用性の感覚が若干麻痺している状態であったと訴
えた。
較例2の試料をそれぞれ使用させ使用後のしなやかさに
ついて問診し、しなやかさに優れた試料を選ばせたとこ
ろ、実施例1の試料が優れると答えた者の人数の方が圧
倒的に多かった。比較例2は実施例1に比較して使用性
的に劣るがこれは本発明にかかる技術を応用していない
ためであり、本発明による実施例1は使用性的にも優れ
たものである。なお比較例2の方が優れると答えた者に
ついてさらに問診したところ、肌あれが激しい状態であ
り、使用性の感覚が若干麻痺している状態であったと訴
えた。
〈実施例2〉毛髪洗浄料 カルボキシメチルキチン 0.5wt% (分子量1000000以上) キトサン 0.1 (分子量1000000以上) 乳酸 0.1 ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 30 プロピレングリコール 3 ヤシ油ジエタノールアミド 2 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 全体を100とする量 〈比較例3〉毛髪洗浄料 カルボキシメチルキチン 0.5wt% (分子量1000000以上) キトサン 0.1 (分子量1000000以上) 乳酸 0.1 ドデシル硫酸ナトリウム 30 プロピレングリコール 3 ヤシ油ジエタノールアミド 1 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 全体を100とする量 比較例3の試料を精製すべく各成分を70℃に加熱下で混
合したところ均一溶解せず二相に分離し、使用に耐え得
る毛髪洗浄料は得られなかった。これは本発明にかかる
以外の界面活性剤を利用したためである。
合したところ均一溶解せず二相に分離し、使用に耐え得
る毛髪洗浄料は得られなかった。これは本発明にかかる
以外の界面活性剤を利用したためである。
これに対し実施例1では各成分を70℃で混合すると半透
明の均一な毛髪洗浄料が得られ、撹拌冷却、室温下2ケ
月の保存後も調製直後と同様の性状を示した。これは本
発明にしたがって水溶性キチン誘導体とともにアルキロ
イルアルキルタウリン塩型陰イオン界面活性剤配合した
効果である。
明の均一な毛髪洗浄料が得られ、撹拌冷却、室温下2ケ
月の保存後も調製直後と同様の性状を示した。これは本
発明にしたがって水溶性キチン誘導体とともにアルキロ
イルアルキルタウリン塩型陰イオン界面活性剤配合した
効果である。
〈比較例4〉毛髪洗浄料 ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 30wt% プロピレングリコール 3 ヤシ油ジエタノールアミド 2 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 全体を100とする量 また実施例2の試料により水溶性キチン誘導体を抜去し
た試料すなわち比較例4を調製し、実施例2の試料と使
用性の比較を行った。
た試料すなわち比較例4を調製し、実施例2の試料と使
用性の比較を行った。
使用性の評価は15名の美容技術者がそれぞれの試料にて
洗髪し、乾燥前の毛髪の濡れた状態での櫛通りで判定し
た。その結果15名全員が櫛通りにおいて実施例2の試料
の方が優れると答えた。これは本発明にかかる効果であ
る。
洗髪し、乾燥前の毛髪の濡れた状態での櫛通りで判定し
た。その結果15名全員が櫛通りにおいて実施例2の試料
の方が優れると答えた。これは本発明にかかる効果であ
る。
〈実施例3〉保湿クリーム 水溶性部分脱アセチルキチン 0.01wt% キトサン(分子量220万) 0.01 乳酸 0.01 セチルアルコール 3 ワセリン 3 スクワラン 5 グリセリルモノステアレート 2 POE(60)グリセリルモノイソステアレート 0.1 ステアロイルメチルタウリントリエタノールアミン塩0.
5 パルミトイルメチルタウリントリエタノールアミン塩0.
5 グリセリン 3 プロピレングリコール 3 ビタミンEアセテート 0.5 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 全体を100とする量 〈比較例3〉保湿クリーム 水溶性部分脱アセチルキチン 0.01wt% キトサン(分子量220万) 0.01 乳酸 0.01 セチルアルコール 3 ワセリン 3 スクワラン 5 グリセリルモノステアレート 2 POE(60)グリセリルモノイソステアレート 0.1 グリセリン 3 プロピレングリコール 3 ビタミンEアセテート 0.5 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 全体を100とする量 実施例3および比較例5の試料を調製後、室温下と40℃
それぞれの条件で6ケ月保存したのち、性状判定をおこ
なったところ、比較例5の試料においては室温下では軟
化、40℃では分離したのに対して、実施例3の試料にお
いては調製直後品との間に性状の変化は観察されなかっ
た。すなわち実施例3の試料は経時安定性に優れるもの
であるが、これは本発明にかかる効果である。
5 パルミトイルメチルタウリントリエタノールアミン塩0.
5 グリセリン 3 プロピレングリコール 3 ビタミンEアセテート 0.5 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 全体を100とする量 〈比較例3〉保湿クリーム 水溶性部分脱アセチルキチン 0.01wt% キトサン(分子量220万) 0.01 乳酸 0.01 セチルアルコール 3 ワセリン 3 スクワラン 5 グリセリルモノステアレート 2 POE(60)グリセリルモノイソステアレート 0.1 グリセリン 3 プロピレングリコール 3 ビタミンEアセテート 0.5 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 全体を100とする量 実施例3および比較例5の試料を調製後、室温下と40℃
それぞれの条件で6ケ月保存したのち、性状判定をおこ
なったところ、比較例5の試料においては室温下では軟
化、40℃では分離したのに対して、実施例3の試料にお
いては調製直後品との間に性状の変化は観察されなかっ
た。すなわち実施例3の試料は経時安定性に優れるもの
であるが、これは本発明にかかる効果である。
〈実施例5〉ボディクレンザー ラウロイルメチルタウリンナトリウム 10wt% POE(60)硬化ヒマシ油 1 ヤシ油ジエタノールアミド 2 キチンサルフェート 10 (分子量200000) グリセリン 5 プロピレングリコール 2 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 全体を100とする量 〈比較例6〉ボディクレンザー ラウロイルメチルタウリンナトリウム 10wt% POE(60)硬化ヒマシ油 1 ヤシ油ジエタノールアミド 2 グリセリン 5 プロピレングリコール 2 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 全体を100とする量 実施例4と比較例6の試料を20名の美容技術者に使用さ
せ、使用後の肌のなめらかさ、かさつきについて10点法
で評価させたところ、平均値は下表の通りであった。
せ、使用後の肌のなめらかさ、かさつきについて10点法
で評価させたところ、平均値は下表の通りであった。
なめらかである 10点 なめらかでない 1点 かさつかない 10点 かさつく 1点 この評点の差はあきらかに本発明にかかる効果である。
〈実施例5〉洗顔ローション ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.05wt% 水溶性部分脱アセチルキチン 0.01 (分子量150万以上) 酢酸 0.01 95%エタノール 15 グリセリン 5 防腐剤 適量 精製水 全体を100とする量 実施例5の洗顔ローションは使用性、安定性に優れるも
のであった。
のであった。
〈実施例6〉水溶性ポマード 水溶性部分脱アセチルキチン 1.0wt% (分子量180万以上) 乳酸 0.5 ミリストイルメチルタウリンカリウム 1.0 低粘度シリコン油(6cs) 5 ジプロピレングリコール 5 グリセリン 25 ポリビニルピロリドン 0.3 防腐剤 適量 精製水 全体を100とする量 実施例6の試料は使用性、安定性に優れるものであっ
た。
た。
〈実施例7〉マッサージクリーム カルボキシメチルキチン 0.2wt% (分子量600000〜800000) グライコールキチン 0.2 (分子量120000〜300000) ヤシ油脂肪酸メチルタウリントリエタノールアミン0.5
流動パラフィン 5 低粘度シリコン(6cs) 5 揮発性環状シリコン 5 ホホバ油 5 ソルビトール液 10 グリセリン 10 メチルセルロース 0.5 防腐剤 適量 精製水 全体を100とする量 実施例7の試料は使用性、安定性に優れるものであっ
た。
流動パラフィン 5 低粘度シリコン(6cs) 5 揮発性環状シリコン 5 ホホバ油 5 ソルビトール液 10 グリセリン 10 メチルセルロース 0.5 防腐剤 適量 精製水 全体を100とする量 実施例7の試料は使用性、安定性に優れるものであっ
た。
〈実施例8〉クレンジングペースト 低分子化キトサン 5wt% (平均分子量10000) ラウロイルメチルタウリンナトリウム 20 ミリストイルメチルタウリンナトリウム 10 ステアロイルタウリンナトリウム 5 ポリエチレングリコール400 10 香料 適量 防腐剤 適量 精製水 全体を100とする量 実施例8の試料は使用性、安定性に優れるものであっ
た。
た。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 (式中R1は平均炭素原子数7ないし19のアルキル基また
は、アルケニル基、R2は平均炭素原子数1ないし3の低
級アルキル基、Mはアルカリ金属、有機アミン類、塩基
性アミノ酸類を表す。)で表されるアルキロイルアルキ
ルタウリン塩型陰イオン界面活性剤の一種または二種以
上と、水溶性キチン誘導体の一種または二種以上を配合
したことを特徴とする皮膚および毛髪用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11402987A JPH0696489B2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 皮膚および毛髪用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11402987A JPH0696489B2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 皮膚および毛髪用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63277608A JPS63277608A (ja) | 1988-11-15 |
JPH0696489B2 true JPH0696489B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=14627255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11402987A Expired - Lifetime JPH0696489B2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 皮膚および毛髪用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696489B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2708276B1 (fr) * | 1993-07-28 | 1995-09-22 | Oreal | Composition de lavage des fibres kératiniques à base de polymères dérivés du chitosane. |
DE19605360C2 (de) * | 1996-02-14 | 1998-07-23 | Henkel Kgaa | Kosmetische und/oder pharmazeutische Emulsionen |
SE9604610D0 (sv) * | 1996-12-16 | 1996-12-16 | Noviscens Ab | Medical composition |
WO2006029453A1 (en) * | 2004-09-14 | 2006-03-23 | Ip Organisers | Acylated saccharides and process for production thereof |
JP2019043853A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 旭化成株式会社 | 経皮吸収促進剤、経皮吸収促進助剤、及び経皮製剤 |
-
1987
- 1987-05-11 JP JP11402987A patent/JPH0696489B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63277608A (ja) | 1988-11-15 |
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