JPH08151598A - 未変性水溶性コラーゲンの可溶化剤 - Google Patents

未変性水溶性コラーゲンの可溶化剤

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JPH08151598A
JPH08151598A JP6296868A JP29686894A JPH08151598A JP H08151598 A JPH08151598 A JP H08151598A JP 6296868 A JP6296868 A JP 6296868A JP 29686894 A JP29686894 A JP 29686894A JP H08151598 A JPH08151598 A JP H08151598A
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JP
Japan
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collagen
surfactant
solubilizing agent
water
undenatured
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JP6296868A
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Kunio Suzuki
邦夫 鈴木
Hiromi Kunii
裕美 国井
Yumi Kadoi
由美 門井
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未変性の水溶性コラーゲンを中性付近で透明
に溶解できる可溶化剤を提供する。 【構成】 N−アシルサルコシン塩、N−アシル−N−
メチル−β−アラニン塩、N−アシルグルタミン酸塩、
アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、
α−オレフィンスルホン酸塩およびアルキルベンゼンス
ルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を
含有することを特徴とする未変性の水溶性コラーゲンの
可溶化剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、未変性の水溶性コラー
ゲンを安定に溶解する可溶化剤に関する。さらに詳しく
は通常透明に溶解しないpH領域、あるいは共存物の存
在下でも未変性のコラーゲンを安定に溶解できる可溶化
剤および均一性、安定性に優れた洗浄剤、化粧料などを
提供するものである。
【0002】
【従来の技術】コラーゲンは皮膚などの結合組織を構成
する主要タンパク質である。動物組織から酸によって抽
出されたいわゆる酸可溶性コラーゲンや、ペプシンなど
の酵素によってテロペプタイド部分を加水分解したアテ
ロコラーゲンなどのいわゆる未変性の水溶性コラーゲン
は皮膚に対して保湿作用を有し、皮膚や毛髪を健康に保
つ効果があることが古くから知られている。したがって
これら未変性水溶性コラーゲンを化粧品や人体用洗浄剤
に配合することは古くから試みられ実用化されている。
【0003】しかしながら未変性コラーゲンは高分子物
質であるため溶解性が悪く、特に、等電点が7〜9.5
にあるため通常の化粧品や洗剤のpHとして好ましい
5.5〜8.5程度では凝集沈殿を生ずるという欠点が
あるためその利用範囲はきわめて限定されたものであ
る。
【0004】従来の水溶性コラーゲンの用途としては、
pH5以下の希薄な化粧水などとして用いるか、凝集沈
殿を起こしても目立たないクリーム状などの非透明系な
どに限られていた。また、特開昭58−69806号公
報に開示されているように、特定の塩類、糖類などを加
えることによって溶解安定性を向上させる工夫がされて
いるがその用途はローションなどに限られ、界面活性剤
などを高濃度で配合して分離凝集を生じない中性の洗浄
剤を構成することは困難と考えられていた。
【0005】このような事情により、コラーゲンの用途
を拡大するために、コラーゲン分子に化学的または酵素
的修飾を加えて水溶性を増加させ、あるいは等電点を移
動させて透明に溶解するpH領域を中性付近に変更しよ
うとする試みがなされてきた。
【0006】例えば特開昭55−28947号公報には
サクシニル化コラーゲン、エチルエステル化コラーゲ
ン、メチルエステル化コラーゲンが開示されている。
【0007】また、コラーゲンを加水分解して低分子量
のポリペプタイドにしたり、ゼラチン化することによっ
て溶解性を高めようとする試みは、例えば特開平1−2
04998号公報や特開平2−129296号公報など
に開示されている。しかしながらこれらのうち修飾コラ
ーゲンについては水溶性は増すもののコラーゲン本来の
保湿性能はそこなわれていることが多く、また修飾とい
う工程を経ることによって価格が高くなる。また加水分
解コラーゲンについては、コラーゲンを原料としている
というだけであり、その構造も機能も、もはやコラーゲ
ンとは言い得ないものとなっている。しかしながら現実
にはコラーゲンを意識的に加水分解している場合のほ
か、製法上実質的に分解してしまって、3重螺旋構造を
有していないものまでがアテロコラーゲンとして市場に
出回っていることも事実である。
【0008】このようなものは水溶性に優れていること
は事実であるがコラーゲン本来の保湿機能という観点か
らみれば効果の損なわれたものである。
【0009】また、特開昭61−69714号公報、特
開昭61−268612号公報、特開昭61−2307
28号公報、特開平2−142712号公報などにはコ
ラーゲンまたはその加水分解物のアシル化物を洗浄剤や
化粧料に使用することが提案されている。これらアシル
化コラーゲンおよびアシル化分解コラーゲンは水溶性が
著しく増大する。しかしこれらのものは洗浄剤基剤ある
いは乳化剤としての界面活性剤として提案されているも
のであって、界面活性能を付与されたことによってコラ
ーゲンの有していた天然保湿剤としての機能はもはやほ
とんど失われている。
【0010】また、特開平6−220486号公報には
コラーゲン化合物とカルボン酸型界面活性剤を含む洗浄
剤組成物について提案されているがこの目的は使用感の
良好な洗浄剤組成物を提供するものであって、コラーゲ
ンの透明可溶化についてはなんら言及されておらず、実
施例についても透明液状の剤型のものはみられないこと
から透明可溶化効果については念頭にないことは明らか
である。
【0011】すなわち従来の技術では、コラーゲンを保
湿性能が最高に発揮される未変性未修飾の状態のまま、
pH5.5〜8.5の中性付近に於いて高濃度の界面活
性剤などとともに安定に溶解させることは困難とされて
いた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は未
修飾未変性の水溶性コラーゲンを中性付近のpH領域で
高濃度に透明安定に溶解することは困難と考えられてい
た。さらに、洗浄剤に必須である通常の界面活性剤を配
合すればコラーゲンは凝集沈殿することが普通であり、
この事実は、界面活性剤と複合物を作って凝集沈澱する
タンパク質の一般的性質と共通するものである。
【0013】本発明の目的は、コラーゲン本来の保湿性
能を十分に保持し価格も安価である未修飾未変性の水溶
性コラーゲンをpH5.5〜8.5において安定に必要
ならば透明に溶解する可溶化剤を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】しかしながら本発明者ら
は、特定の構造を持つ界面活性剤を特定範囲の濃度で配
合すると、pH5.5〜8.5で凝集白濁しているコラ
ーゲン繊維が可溶化され、透明に溶解することを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0015】すなわち本発明は、N−アシルサルコシン
塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−ア
シルグルタミン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩およ
びアルキルベンゼンスルホン酸塩から選ばれる少なくと
も1種の界面活性剤を含有することを特徴とする未変性
の水溶性コラーゲンの可溶化剤に関するものである。
【0016】本発明における未変性の水溶性コラーゲン
とは、動物の組織から酸によって抽出された酸可溶性コ
ラーゲン、酵素によってテロペプタイドを分解したアテ
ロコラーゲン、アテロコラーゲンを処理してアミノ基を
脱落させたデスアミドコラーゲンなどを指し、いずれも
コラーゲン特有の3重螺旋構造を有するものであり、化
学的酵素的修飾を受けていないものを指す。
【0017】本発明において未変性の水溶性コラーゲン
の可溶化剤として用いられる界面活性剤とは、N−アシ
ルサルコシン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニ
ン塩、N−アシルグルタミン酸塩、アルキル硫酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキル硫酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩およびアルキルベンゼンスルホン酸塩から選ば
れる少なくとも1種をさす。これらの界面活性剤はナト
リウム塩、カリウム塩などでも効果があるがトリエタノ
ールアミン塩であればコラーゲンを可溶化する濃度範囲
が一層広くなり、洗浄剤として通常用いられる10〜2
0%程度以上の濃度であってもコラーゲンは再白濁する
ことなく透明に溶解する。
【0018】本発明の界面活性剤が未変性の水溶性コラ
ーゲンを可溶化できる濃度範囲は、表1に示す通りであ
る。また、pH5.5からpH8.5の領域における、
可溶化の濃度範囲の一例を、N−ラウロイルサルコシン
ナトリウムとラウリル硫酸トリエタノールアミンについ
て表2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】未変性コラーゲンの濃度は通常の保湿、手
荒れ防止、指すべり改良などの目的で使用する場合は
0.02〜0.5%程度の配合で十分であるがこの濃度
範囲では可溶化効果は濃度に関係なく発揮される。
【0022】本発明以外の他の界面活性剤、たとえばラ
ウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエレン硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエ−ト
などのノニオン性界面活性剤、2−アルキル−N−カル
ボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム
ベタイン、ラウリルベタインなどの両性界面活性剤、な
どはほとんどのものがこのような可溶化効果を持たな
い。したがってこれらの界面活性剤を主剤として用いて
pH5.5〜8.5の透明洗浄剤を構成することはほと
んど不可能であるが、泡の質や感触を改良したり脱脂力
を調整するなどの目的で、本願可溶化剤を主剤とする洗
浄剤に低濃度で配合することは可能である。しかし配合
濃度は1〜5%が限界でありそれ以上配合すると本願可
溶化剤の透明化能力を阻害して白濁させることになる。
さらに、凝集沈殿を生じさせない範囲において、オリー
ブ油、ホホバ油、ラノリンなどの油分、流動パラフィ
ン、スクワランなどの炭化水素類、エタノール、セタノ
ール、ラノリンアルコールなどのアルコール類、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類
などや通常化粧品、洗浄剤に使用する適当な色素、顔
料、香料、薬剤、防腐剤、抗菌剤などを適宜配合するこ
とも任意である。本発明の可溶化剤と未変性の水溶性コ
ラーゲンは、各種の洗浄剤や化粧料に適用することがで
きる。
【0023】洗浄剤の種類としては、人体に使用する毛
髪用シャンプー、ボデイーシャンプー、ベビー用シャン
プー、沐浴剤、ペット用シャンプー、あるいは食器野菜
洗い用の台所洗剤など、人間の手や肌に直接触れる使い
方をするものであればいかなるものでも有効である。
【0024】化粧料の種類としては、化粧料、ローショ
ン、乳液、クリーム、クレンジングクリーム、クレンジ
ングジェル、ヘアーコンディショナー等が挙げられる。
【0025】洗浄剤や化粧料の形態としては、本発明の
効果を十分に発揮するためには透明液状が好ましいが、
必要や好みによっては不透明な、ローション状、クリー
ム状のものや乳濁したもの、パール光沢を有するものな
どであっても良い。この発明の目的はpH5.5〜8.
5においてコラーゲンを透明均一に溶解することにあ
る。不透明の洗浄剤においてこれがいかなる意義を持つ
かと言うと、従来の技術では、コラーゲンを中性付近の
pHにおいて透明に溶解することが困難であったため、
本来白濁したり澱が生じるような処方を不透明にするこ
とによって、コラーゲンが析出していることを目だたな
くしようとするものであった。しかしながら、このよう
な技術では、たとえ外観的には均一に見えても、本来は
均一に溶解しているわけではないから長時間の間には分
離へと進んだり、コラーゲン自体が変性して、分子状に
毛髪や肌に吸着して保湿効果を発揮することを期待でき
ない可能性もある。したがってたとえ他に積極的な目的
があって不透明な形態とする場合であっても、界面活性
剤の選択は本発明の技術によってコラーゲンを透明に溶
解することが出来るようなものであることが必要である
と言える。
【0026】一例としてアテロコラーゲンを0.5%含
有しているpH7.0の溶液を透明化する本願可溶化剤
の濃度範囲は可溶化剤の種類によって異なり概ね表1に
示すとおりである。この濃度はコラーゲンの濃度、pH
によって多少の差が見られるが大きなものではない。一
例を表2に示す。表2に示すように、pHによる差異は
僅かであり、配合の自由度に影響するほどではない。
【0027】
【作用】特定範囲を越えた濃度の界面活性剤を添加する
と配合系は再び白濁し、もはや透明化することはない。
タンパク質の一般的性質として、アニオン界面活性剤と
共存すると等電点以上のpHでは沈殿を生じないとされ
ているがコラーゲンの挙動はこのような既存の研究成果
によっては必ずしも予測、説明のつかない部分が多く、
実験によって透明溶解する領域を見いだし実用化するこ
とが一番早道といえる。過剰の界面活性剤によって白濁
する現象は一般に知られているような、タンパク質と界
面活性剤が複合物を作って沈殿するためと思われ、この
ような状態では少なくとも外観的にはコラーゲンを配合
した洗浄剤として大衆の使用に供することは出来ない。
しかしながら特定範囲の濃度の界面活性剤と共存して透
明状態を保っている場合は、上記のような複合物の生成
−沈殿とはまったく逆の現象であり、たとえコラーゲン
と界面活性剤が緩やかな結合を生じてそれによって可溶
化されているのであっても、外観的にはなんら問題はな
く、機能的にもコラーゲン本来の保湿性能が十分に期待
できるのである。現に、モニターテストによって、保湿
性能や肌荒れ防止効果が認められている。
【0028】
【実施例】次に実施例により、本発明をさらに詳しく説
明する。なお、例中の濃度は重量に基づくものである。
【0029】 実施例1 透明液状シャンプー 純分濃度 1 ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 3.0% 2 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 12.0 3 N−ラウロイルサルコシンナトリウム 3.0 4 N−ラウロイルグルタミン酸モノトリエタノールアミン 2.5 5 ラウリン酸ジエタノールアミド 1.5 6 ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.8 7 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 8 アテロコラーゲン 0.2 9 クエン酸 (pH6.5とする) 適量 10 色素 適量 11 香料 適量 12 精製水 to 100.0 1〜7を12の一部にくわえ70〜80℃で溶解し、3
0℃以下になってから8の水溶液と、10、11と12
の残りを加えた。9によってpH6.5に調製した。ア
テロコラーゲンは可溶化し、得られたシャンプーの外観
は、透明液状であった。この処方で、1と3の合計を1
5%以上としたり5や6を5%以上とすると、白濁し
た。またアテロコラーゲンは0.5%程度まではさしつ
かえないがそれ以上配合すると粘度が高くなり好ましく
ない。
【0030】 実施例2 透明ボディシャンプー 純分濃度 1 N−ラウロイルグルタミン酸モノトリエタノールアミン 8.0% 2 N−ラウロイルサルコシントリエタノールアミン 4.5 3 ラウリル硫酸ナトリウム 3.2 4 ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 5 ポリオキシエチレン(50)ソルビタンモノパルミテート 1.2 6 グリセリン 3.5 7 アテロコラーゲン 0.3 8 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 9 クエン酸 (pH6.5とする) 適量 10 色素 適量 11 香料 適量 12 精製水 to 100.0 1〜6および8を12の一部に加え70〜80℃に加熱
し溶解させた。30℃以下に下がってから7の水溶液、
10、11と12の残りを加え9によってpH6.5と
した。アテロコラーゲンは可溶化し、得られたボディー
シャンプーの外観は、透明液状であった。
【0031】4や5をこれ以上配合すると経時的に白濁
した。
【0032】 実施例3 台所洗剤 純分濃度 1 アルキルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 5.0% 2 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 7.5 3 N−ココイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 3.5 4 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1.5 5 プロピレングリコール 2.0 6 エチルアルコール 3.0 7 アテロコラーゲン 0.15 8 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 9 クエン酸 (pH7.0とする) 適量 10 色素 適量 11 香料 適量 12 精製水 to 100.0 1〜5を12の一部に加え70〜80℃で加熱溶解さ
せ、30℃以下に冷却後7の水溶液、10、11を加え
た。8を6に溶解して加え、9を加えてpH7.0とし
た。アテロコラーゲンは可溶化し、得られた台所洗剤の
外観は、透明液状であった。4をこれ以上加えると経時
的に濁りを生じる。
【0033】実施例4 次にモニターテストによる保湿効果の確認について記
す。
【0034】社内の女性モニター11名に下記A,B処
方のボディーシャンプーを渡し、各々で体の左右半分ず
つを洗ってもらい、洗った後の肌のしっとり感を比較し
てもらった。約1ヵ月後に集計した。
【0035】 処方A; 1 N−ラウロイルグルタミン酸モノトリエタノールアミン 8.0% 2 N−ラウロイルサルコシントリエタノールアミン 4.5 3 ラウリル硫酸ナトリウム 3.2 4 ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 5 ポリオキシエチレン(50)ソルビタンモノパルミテート 1.2 6 アテロコラーゲン 0.3 7 クエン酸 (pH6.5とする) 適量 8 精製水 to 100.0 処方B; 1 N−ラウロイルグルタミン酸モノトリエタノールアミン 8.0% 2 N−ラウロイルサルコシントリエタノールアミン 4.5 3 ラウリル硫酸ナトリウム 3.2 4 ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 5 ポリオキシエチレン(50)ソルビタンモノパルミテ−ト 1.2 6 クエン酸 (pH6.5とする) 適量 7 精製水 to 100.0
【0036】
【表3】
【0037】次に手荒れ防止効果の確認実験について記
す。
【0038】社内外のモニター18名に下記C,D処方
の食器洗い洗剤を渡し数日毎に交互に使用してもらい、
使用後の手の荒れ具合を比較してもらった。
【0039】 処方C; 1 アルキルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 10.0% 2 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 7.5 3 アテロコラーゲン 0.1 4 クエン酸 (pH7.0とする) 適量 5 精製水 to 100.0 処方D; 1 アルキルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 10.0% 2 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 7.5 3 クエン酸 (pH7.0とする) 適量 4 精製水 to 100.0
【0040】
【表4】
【0041】これらの結果から、本願可溶化剤を用いて
透明化した洗浄剤であっても未変性コラーゲン本来の保
湿効果、手荒れ防止効果が保持されていることがわか
る。
【0042】
【発明の効果】本発明の可溶化剤は、未変性の水溶性コ
ラーゲンをpH5.5からpH8.5までの中性付近に
おいて安定に可溶化して透明とすることができるうえ、
未変性の水溶性コラーゲンが本来有している保湿効果お
よび手荒れ防止効果を損なうことがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01F 17/00 17/02 17/12 17/16 17/28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N−アシルサルコシン塩、N−アシル−
    N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグルタミン酸
    塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸
    塩、α−オレフィンスルホン酸塩およびアルキルベンゼ
    ンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種の界面活性
    剤を含有することを特徴とする未変性の水溶性コラーゲ
    ンの可溶化剤。
  2. 【請求項2】 界面活性剤がトリエタノールアミン塩で
    ある請求項1記載の可溶化剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の可溶化剤
    と未変性コラーゲンを含有することを特徴とする洗浄
    剤。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の可溶化剤
    と未変性コラーゲンを含有することを特徴とする化粧
    料。
JP6296868A 1994-11-30 1994-11-30 未変性水溶性コラーゲンの可溶化剤 Pending JPH08151598A (ja)

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Cited By (6)

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