JP2505198B2 - バイオ乳化剤含有身体手入れ製品 - Google Patents

バイオ乳化剤含有身体手入れ製品

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Description

【発明の詳細な説明】 1.発明の分野 本発明は、ヒトの皮膚に有益な効果を付与するのに適
した皮膚のケア製品に関する。さらに詳細には、本発明
は、有効成分としてα−エマルザンを含む局所適用され
るクリーム、ローションまたは泥マスク配合物に関す
る。
2.発明の背景 2.1.消費者製品における生物学的材料 生物学的材料は、数多くの目的で多くの消費者製品に
配合されてきた。例えば、多糖類、タンパク質および核
酸のような生体高分子が、塗料、食品、スキンクリーム
および洗浄剤のような多岐にわたる製品に添加され、増
粘剤、懸濁剤、湿潤剤およびコンディショナーとして種
々の機能を与えてきた。ある特定の生物学的材料が、ヒ
トに使用する皮膚および毛髪のケア製品に配合されてい
る。
例えば、化学的に修飾された糖脂質、特にヒドロキシ
プロピルエーテル化ソホロ脂質エステルは皮膚および毛
髪ケアのための化粧品組成物中で使用されている。出発
原料として使用されるソホロ脂質は、酵母菌トルロプシ
ス・ボンビコーラ(Torulopsis bombicola)の生産物で
ある。化学的に修飾されたソホロ脂質は、ヘアセットロ
ーションおよびヘアスプレーのセット能力を改善し、シ
ャンプーの起泡特性に影響する。ソホロ脂質含有シャン
プーで洗った毛髪は湿潤仕上げ触感を保持する。これら
の種々の効果は、米国特許第4,297,340号および第4,31
8,901号に記載されている。同じ化学的に修飾されたソ
ホロ脂質は、スキンクリームおよびローションで(米国
特許第4,297,340号;第4,305,961号および4,309,447
号)、リップスティックおよびアイシャドーのようなス
ティック型の化粧品で(米国特許第4,305,929号)およ
び加圧粉末化粧品で(米国特許第4,305,931号)、湿潤
剤、コンディショニング剤および保護剤として使用でき
る。
バチルス・ポリミキサ(Bacillus polymyxa)により
産生される微生物生体高分子は、ある種の化粧品および
シャンプーの有用な成分として提唱されてきた(米国特
許第4,329,448号;第4,357,423号および第4,393,089
号)。この生体高分子は、グルコース、ガラクトース、
マンノース、グルクロン酸およびフコースから成るヘテ
ロ多糖である。前述の特許で、このような生体高分子
は、ふけ防止シャンプーではふけ防止成分の懸濁剤とし
て、他のシャンプーおよびシャワー用洗浄剤ではゲル化
剤として、ハンドクリームではエマルジョン安定化剤と
して使用できると示唆されている。
タンパク質と多糖の混合物を含むビール濃縮液は、シ
ャンプーの成分として使用されてきた。ビール濃縮液は
コンディショナーとして働き、米国特許第3,998,761号
に開示されている配合物でシャンプーした毛髪にボディ
ーを付与する。シャンプー中での単糖、二糖および多糖
の使用が、米国特許第4,364,837号に記載されている。
シャンプー中の糖類の存在により、シャンプーが安定化
され、起泡性が高まると報告されている。糖類はシャン
プーの粘度を増し、シャンプー中のグルーミング成分の
懸濁剤として作用する。好ましい糖類は、グルコースお
よび、グルコースの二糖および多糖を含むコーンおよび
ポテトシロップであると報告されている。
2.2.微生物界面活性化合物 多くの微生物は、成長とエネルギー生成の唯一の炭素
源として炭化水素を利用できる。炭化水素基質は直鎖
状、分枝状、環状または芳香族でありうる。このような
水に不溶性の基質を速やかに同化するために、微生物は
それ自身と油との間に大きな接触面積を必要とする。こ
れは、取り囲んでいる水性媒体中に油を乳化することで
達成できる。炭化水素分解微生物は、このような乳化を
促進する界面活性剤をしばしば合成および分泌する。文
献に報告されている微生物表面活性剤および界面活性剤
を第1表に示す。
Gutnickらはアシネトバクター・カルコアセティカス(A
cinetbacter calcoaceticus)ATCC31012(メリーランド
州、ロックヴィルのアメリカン・タイプ・カルチャー・
コレクション(American Type Culture Collection)に
寄託されRAG−1として文献上知られている)が、エマ
ルザン(emulsan)と称される界面活性細胞外タンパク
質‐会合リポ多糖生体高分子を産生することを発見し
た。エマルザンはポリアニオン物質である。アシネトバ
クター・カルコアセティカスATCC31012は、エタノール
または脂肪酸塩で増殖させたときは、α−エマルザンを
(米国特許第4,230,801号;第4,234,689号および第4,39
5,354号)、そして原油またはヘキサデカンで増殖させ
たときはβ‐エマルザンを(米国特許第3,941,692号)
産生する。α‐エマルザンとβ‐エマルザンは、それぞ
れの脂質含有量が異なっているが、プサイ−エマルザン
(psi-emulsan)と称される0-脱アシル化型に誘導体化
することができる(米国特許第4,380,504号)。α‐エ
マルザン、β‐エマルザンおよびプサイ−エマルザンか
らタンパク質を除くと、それぞれアポ‐α‐エマルザ
ン、アポ‐β‐エマルザンおよびアポ‐プサイ‐エマル
ザンが得られる(それぞれ米国特許第4,311,830号;第
4,311,829号および第4,311,831号)。エマルザンは、特
に、脂肪族成分と環状または芳香族成分の両方を含む炭
化水素基質に対して例外的なバイオ乳化剤活性を示す。
バイオ乳化剤としての作用とは別に、エマルザンは、
微生物がある表面に付着するのを妨げることができる。
最近、Rosenbergら(Infect.Immun.39(3):1024-28
(1983))は、アシネトバクター・カルコアセティカス
ATCC31012とアシネトバクター・カルコアセティカスBD4
13(Taylor and Juni,J.Bacteriol.81:688-93(196
1))および化膿レンサ球菌(Streptococcus pyogene
s)M−5がヒトの頬の上皮細胞またはオクタンに付着
するのをエマルザンが著しく阻害できることを示してい
る。付着の阻害程度は、エマルザンを結合防止のために
使用しようと、あるいは既に結合している細菌を脱着さ
せるために後で添加しても同じであった。
Gutnickらは、アシネトバクター・カルコアセティカ
スATCC31012のファージ耐性突然変異体がエマルザンの
高度に粘性で不活性の(すなわち非−バイオ乳化性)誘
導体を産生するが、エマルザンに対する抗体とそれでも
なお交差反応性であると報告している(“Emulsan Prod
uction in Acinetobacter RAG-1,"in:Advances in Biot
echnology,Vol.III,Proceedings of the Sixth Interna
tional Fermentation Symposium,London,Canada(198
0),M.Moo-Young(ed.),pp.455-459). 3.発明の概要 本発明の目的は、望ましい洗浄性、保湿性、感触およ
び/または消毒特性を有しかつヒトの皮膚にある種の有
益な効果を付与する身体手入れ製品を提供することであ
る。
更に、本発明の目的は、使用後になめらかでクリーミ
ーな感触を皮膚に残すクリーム、ローションまたはマス
ク類を提供することである。本発明のもう1つの目的
は、アクネ、油性肌、湿疹、乾癬およびかみそりまけの
ような、一般的な皮膚病上の問題を軽減および/または
除去するクリーム、ローションまたはマスク類を提供す
ることである。
本発明のさらに別の目的は、ヒトの皮膚への保湿剤と
しての使用に関して改良された感触特性を有し、また、
アクネ防止用の外用製品としても使用しうるクリームお
よびローションを提供することである。
上記の目的は、クリーム、ローション、マスク、アク
ネ防止製品、保湿製品などの標準的な配合物に、微生物
のバイオ乳化剤、好ましくはアシネトバクター属のある
もにより産生されたリポ多糖類を有効量添加することに
より達成できる。好ましい実施態様では、アシネトバク
ター・カルコアセティカスATCC31012により産生された
エマルザンを、身体手入れ製品中に、約0.04〜0.2重量
%の範囲の濃度で添加する。
本発明は、また、ハンドクリーナー、軟膏、粉剤(ベ
ビーパウダー、タルカムパウダー、化粧用パウダーおよ
び水虫用パウダーを含む)、ベビーローションおよび他
のおむつかぶれ治療剤、外傷ケア製品、制汗剤、シェー
ビングクリーム、アフターシェーブローション、歯磨
剤、練り歯磨、ゲル剤、口内洗浄剤、ならびに他の同様
の身体手入れ製品といった消費製品へのエマルザンの配
合をも意図するものである。
4.命名法 「バイオ乳化剤(bioemulsifier)」という用語は、
制限するものではないが、高分子量、重合体の性質、高
度に特異的な三次元構造、疎水性および親水性部分およ
び炭化水素中での乏しい溶解度を含む特性のいずれかの
組み合わせのおかげで、炭化水素/水界面に強力に結合
し、本質的に、水中炭化水素エマルジョン中の個々の炭
化水素液滴の表面を覆い、効果的にばらばらの液滴を保
持し、凝集を防ぎ、それにより水中炭化水素エマルジョ
ンに実質的な安定性を付与する、あらゆる生物学的誘導
物質と定義される。バイオ乳化剤の一例はα‐エマルザ
ンである。
「バイオ界面活性剤(biosurfactant)」という用語
は、水と炭化水素との間の界面張力を減少させ、その結
果、別の界面領域を作るためのエネルギー要求(混合エ
ネルギー)を減少させるあらゆる生物学的誘導物質と定
義される。バイオ界面活性剤の一例は糖脂質である。
「エマルザン(emulsan)」という用語は、これらの
化合物の多糖構造とこれらの物質の例外的なバイオ乳化
剤活性を表していて、アシネトバクター・カルコアセテ
ィカスATCC 31012およびその誘導体または突然変異体に
より産生される細胞外微生物タンパク質会合ポリアニオ
ンリポヘテロ多糖と総称的に同一視され、α−エマルザ
ンとβ−エマルザンに大別できる。振とうフラスコ条件
下で調べたとき、α−エマルザンは、炭素源としてエタ
ノールまたは脂肪酸塩のいずれかで生育させた場合のア
シネトバクター・カルコアセティカスATCC31012の産生
物であり、β−エマルザンは、微生物を原油またはヘキ
サデカンで生育させた場合の産生物である。
「ビスコエマルザン(viscoemulsan)」という用語は
アシネトバクター属の細菌から誘導され、アシネトバク
ター誘導バイオ乳化剤に対する抗体と免疫学的に交差反
応するあらゆるリポヘテロ多糖であると定義され、有意
なバイオ乳化剤活性は示さないが、しかし、制限するも
のではないが、高分子量、重合体の性質および高度に特
異的な三次元構造を含む特性の組み合わせにより、粘度
を増大させるか、あるいは、溶解または懸濁しているそ
れぞれの溶液または分散液のレオロジーを変化させる能
力を示す。ビスコエマルザンの例は、アシネトバクター
・カルコアセティカスATCC31926により産生されるエマ
ルザン交差反応性物質である。
「アクネ(acne)」という用語は病気の臨床的形態な
らびに丘疹(pimple)、斑点(blemish)、その他の同
様の傷などの比較的軽症の形態を含むがこれらに限らな
いものとして定義される。
5.発明の詳細な記載 5.1.微生物バイオ乳化剤 本発明の身体手入れ製品において用いられる水溶性微
生物界面活性剤は、バイオ乳化剤として機能するあらゆ
る微生物物質であり、すなわち高分子量、重合体の性
質、高度に特異的な三次元構造、疎水性および親水性、
油中での乏しい溶解度のような特性のおかげで、効果的
に油/水界面を覆い、水中油エマルジョンのばらばらの
個々の油滴を保持し、それにより実質的にエマルジョン
を凝集から安定化する物質である。好ましいバイオ乳化
剤では、アシネトバクター属およびアルトロバクー属の
バクテリアから産生されるリポヘテロ多糖生体重合体で
あり、特に、アシネトバクター・カルコアセティカス株
により産生されるものである。このようなアシネトバク
ターリポヘテロ多糖生体重合体は、制限するものではな
いが、アシネトバクター・カルコアセティカスATCC3101
2により産生される、ポリアニオンリポヘテロ多糖生体
重合体、α−エマルザン、β−エマルザン、プサイ−エ
マルザン、アポ−α−エマルザン、アポ−β−エマルザ
ンおよびアポ−プサイ−エマルザンを含み、米国特許第
4,395,353号;第4,395,354号;第3,941,692号;第4,38
0,504号;第4,311,830号;第4,311,829号;および第4,3
11,831号に、それぞれ記載されている(参照によりここ
に組み入れる)。このようなアシネトバクター生体重合
体は、アシネトバクター・カルコアセティカスBD4〔Tay
lor and Juni,J.Bacteriol.81:688-693(1961)、参照
によりここに組み入れる〕、およびアシネトバクター・
カルコアセティカスNRRL−15616により産生される生体
重合体、並びにアシネトバクター・カルコアセティカス
の株であるNS−1(NRRL B−15847)、NS−4(NRRL B
−15848)、NS−5(NRRL B−15849)、NS−6(NRRL B
−15860)およびNS−7(NRRL B−15850)により産生さ
れるものも含む。前述の「NS」株は、イリノイ州ペオリ
アのノーザン・リージョナル・リサーチ・センター(No
rthern Regional Research Center)に寄託され、前述
のNRRLの受託番号が付されている。アシネトバクター・
カルコアセティカスの「NS」株は、Sar and Rosenberg,
Current Microbiol.,9(6):309-14(1983)に記載さ
れており、その記載内容は参照によりここに組み入れる
ものとする。エマルザンのような、今日までに試験され
た「NS」株の生産物は表面から微生物を脱着させる能力
を示す。
特に好ましいアシネトバクターリポヘテロ多糖生体重
合体はα‐エマルザンで、その製法は、さらに米国特許
第4,230,801号および第4,234,689号に記載されている
(参照によりここに組み入れる)。α‐エマルザンは、
約200単位/mg以上の比乳化活性で特徴付けられ、比乳化
活性の1単位/mgは、0.1mlの1:1(v/v)ヘキサデカン/2
−メチルナフタレンおよび7.5mlのトリス−マグネシウ
ム緩衝液から成る標準炭化水素混合物を使用して100ク
レット(Klett)の吸収単位を生じるバイオ乳化剤1ミ
リグラムあたりの乳化活性量と定義される。他の特に好
ましいアシネトバクターリポヘテロ多糖生体重合体とし
ては、アポ−α−エマルザン、プサイ−エマルザンおよ
びアポ−プサイ−エマルザンを挙げることができる。
バイオ乳化剤として作用するアシネトバクター生産物
の他に、他のアシネトバクター由来物質が本発明の身体
手入れ製品での使用に適する。アシネトバクター・カル
コアセティカスのある株は、示すとしても少しのバイオ
乳化剤活性しか示さないが、アシネトバクター・カルコ
アセティカス乳化剤に特異的な抗体と交差反応する物質
を産生できる。このような物質は、増粘剤として使用で
き、ビスコエマルザンと称される。アシネトバクター・
カルコアセティカスATCC31926は、アシネトバクター・
カルコアセティカスATCC31012により産生されるエマル
ザンに対する抗体と交差反応するビスコエマルザンを産
生する。溶液では、このビスコエマルザンは粘度を増加
させ、さらに、表面から微生物を脱着させる。それ故、
これは液体石鹸およびシャンプー、クレンジングクリー
ムおよびローション、保湿用クリームおよびローション
などの製品に配合され得る。
5.2.エマルザンの特性 エマルジョンを安定化させるエマルザン、特にα−エ
マルザンはそれらの能力により、ヒトの皮膚および毛髪
から皮脂を含む脂汚れと油を除去する洗浄剤の理想的な
成分となる。エマルジョン安定化を制御する基本要素
は、静電効果と立体効果である。エマルザンの特性は、
これらの機構の最適な利用に向いている。その高い分子
量および高度に特異的な三次元構造は、油/水界面の有
効な被覆をもたらす。それ故、水中油エマルジョン中の
油滴は、実質的にエマルザン分子で「被覆」される。こ
れにより、隣接する液滴間で衝突が生じた場合、油と油
の接触を防ぐ。同時に、エマルザンのポリアニオン性質
はエマルジョンの液滴の表面を負に帯電させ、反発力を
生じさせ、有意に炭化水素液滴間の衝突頻度を減少させ
る。さらに、水相中に多分子エマルザンミセルが存在し
ないことと、炭化水素相中のエマルザン溶解度が乏しい
ことにより、エマルザン分子を油/水界面に有効に移動
させ、付着させる。全体的結果として油滴の凝集が非常
に顕著に阻止される。これは、結果的に、皮膚または毛
髪から除去されるべきあらゆる脂または油が乳化状態と
なり、水で容易に洗い落とすことができることを意味す
る。
5.3.身体手入れ製品組成物 バイオ乳化剤を有利に添加できる石鹸組成物は、例え
ば、獣脂、ラード、ココナッツ油、ヤシ油および/また
は他の食用油のような原料からの脂肪酸のアルカリ金属
塩から成る、通常のまたは脂肪分過剰の標準化粧石鹸基
剤である。他の成分、例えば、香料または薬剤も添加す
ることができる。バイオ乳化剤は比較的低濃度で石鹸基
剤に添加でき、しかも望ましい結果が達成される。アシ
ネトバクター・カルコアセティカスATCC31012の生産物
である工業級のα−アマルザンでは、約0.02〜0.5重量
%の濃度範囲が好ましい。工業級のα−エマルザンのさ
らに高い用量では、洗浄後に皮膚に乾燥感を残す。
バイオ乳化剤を有利に添加できるシャンプー組成物
は、合成洗剤を含む標準シャンプー基剤である。既成の
ベビーシャンプーは適切なシャンプー組成物として利用
されてきた。種々の組み合わせで標準シャンプー基剤中
に存在しうる代表的な成分は、脂肪酸ポリグリコールエ
ステル(例えばグリコールジステアレート)、脂肪酸ジ
エタノールアミド(例えばコカミドDEA)、アルキルエ
ーテルスルフェートの中性塩(例えばナトリウムラウリ
ルエーテルスルフェート)、ココアンフォカルボキシグ
リシネート、砂糖類、界面活性剤(例えばナトリウムラ
ウロイルサルコシネートのような脂肪酸サルコシド)、
塩類(例えば塩化ナトリウム)、緩衝剤および保存剤
(例えばクエン酸)、殺生物剤(例えばメチルクロロ−
およびメチルイソチアゾリノン)、脂肪酸/アミン縮合
生成物(例えばポリグリコール−ポリアミン縮合生成
物)、ポリペプチドの塩(例えば加水分解動物タンパク
質の塩)および水である。香料およびグルーミング剤の
ような他の成分も存在できる。バイオ乳化剤はシャンプ
ー基剤に少量添加できる。工業級α−エマルザンでは、
約0.02〜0.5重量%の濃度範囲が使用できる。好ましい
濃度範囲は、約0.05〜0.20重量%である。使用するバイ
オ乳化剤の等級により、シャンプーに他の成分を添加す
ることが望ましい。例えば、工業級α−エマルザンは、
分散し得るとはいえ、すべてのシャンプー原材料に完全
には溶解しない。それ故、不透明のパール性シャンプー
を作るためには、パール化剤を使用することが望まし
い。シャンプー原材料に自由に溶解でき、半透明シャン
プーに使用できる等級のバイオ乳化剤を製造できること
が理解されよう。
バイオ乳化剤を有利に添加できるクレンジングクリー
ムおよびローションは、当業界において公知の標準的化
粧クリームおよびローションである〔例えば、Kirk-Oth
mer Encyclopedia of Chemical Technology,Vol.7,pp.1
46-150(第3版,John Wiley & Sons,Inc.,1979を参照
のこと〕。このようなクリームおよびローションは、好
ましくは水ですすぐことができるか、または水で除去す
ることができる水中油エマルジョンからなる水ベース相
と油ベース相のエマルジョンである。代表的な成分は、
鉱物油のような油類、蜜蝋のようなワックス類、脂肪
酸、アルコール、乳化剤、香料、薬剤および防腐剤であ
る。ローション中で用いる成分、特に油類とワックス類
はクリーム中で用いるものと同一でありうるが、異なる
濃度で存在する。
改善された感触を有する保湿剤またはアクネ抑制剤を
調製するためにバイオ乳化剤を添加し得るクリームおよ
びローションも、当業界において公知の標準的化粧クリ
ームおよびローションである。これらは水中油または油
中水のいずれのエマルジョンであってもよいが、水中油
エマルジョンが好ましい。保湿クリームおよびローショ
ンは一般に油類、ワックス類、脂肪酸、アルコール、乳
化剤、香料および防腐剤を成分として含み、さらにアロ
エ抽出物、ムコ多糖類、コラーゲンおよび他の認定され
た保湿剤のような追加成分を含んでいてもよい。
アシネトバクター・カルコアセティカスATCC31012の
生産物である工業級のα−アマルザンを用いる場合は、
約0.1〜0.2重量%の濃度範囲が好ましい。
5.4.バイオ乳化剤含有身体手入れ製品の有益な効果 本発明の身体手入れ製品は、ヒトの皮膚および毛髪に
望ましい特性および有益な効果を付与するために使用で
きる。バイオ乳化剤、特にα−エマルザンを含有する石
鹸、クレンジングクリームまたはクレンジングローショ
ンで洗浄すると、皮膚を滑らかでクリーミーな感触にす
ることができる。このことは、バイオ乳化剤、特にα−
エマルザンを含有する保湿クリームおよびローションの
場合でもそうである。こうしたクリームおよびローショ
ンは、適用後に、気持ちのよい感触だけでなく、皮膚に
滑らかでクリーミーな感触を残す。バイオ乳化剤を含有
するシャンプーで洗うと、毛髪のコンディショニングが
可能で、光沢のある髪にして、静電気の発生をなくすこ
とができる。脂を除去するその優れた洗浄特性により、
バイオ乳化剤含有シャンプーは、毛髪の間隔を長引かせ
ることができる。スプレー、ラッカー、クリーム等の毛
髪固定剤も、バイオ乳化剤含有シャンプーで容易に除去
できる。
皮膚および毛髪に、美的に満足な特性を付与すること
の他に、本発明のバイオ乳化剤含有身体手入れ製品は、
定期的に使用した場合は、ある衛生的および医学的に有
益な効果をもたらす。エマルザンを含む石鹸、クレンジ
ングクリーム、クレンジングローションおよびシャンプ
ーは、アクネ、油性肌、皮膚炎、ふけ、乾癬、湿疹およ
びかみそりまけのような一般の皮膚および頭皮の状態に
対して明らかに有益な効果を有し、それ故、これらおよ
び他の皮膚科学的症状の治療および/または予防のため
の医薬品として使用し得る。これらの有益な効果がもた
らされる作用機構はいまだ不明である。
皮脂腺による皮脂の過剰生産および皮脂に成育する微
生物、例えばコリネバクテリウム・アクネス(Coryneba
cterium acnes)の増殖をしばしば伴うアクネ(これ
は、この症状の特徴である管閉塞、吹き出物、膿疱およ
び一般的炎症を起こす)のような症状では、エマルザン
は皮膚からの脂の除去の改善を引き起こし、それによ
り、疾病の原因ではなくても、徴候であるバクテリアの
増殖を阻止することが推察される。
これとは別に、いくつかの例で、エマルザンは上皮か
らバクテリアを脱着する能力を有することが実証されて
いるので、石鹸、クレンジングクリーム、クレンジング
ローション、マスク、シャンプーおよび口腔手入れ製品
が、疾病の原因となるかまたは疾病に関与する微生物を
皮膚から脱着する結果として、その有益な効果を有する
ことも推察できる。脱着効果により、エマルザンを創傷
治療組成物および他の製品(例えば創傷包帯、制汗剤お
よび薬用(例えば抗真菌)粉剤)に使用し、微生物が傷
に感染したり、体臭を生じさせたり、または水虫のよう
な皮膚障害を引き起こしたりするのを防止あるいは阻止
することが意図される。
脱脂およびバクテリアの脱着以外の他の作用機構によ
り、バイオ乳化剤含有身体手入れ製品の有益な効果を説
明することもできる。これらの二つの作用機構の提唱
は、バイオ乳化剤が身体手入れ製品に有利に配合される
ためにもたねばならない性質に対する制限を意図するも
のではない。
本発明の身体手入れ製品は、石鹸、クレンジングクリ
ームおよびローション、保湿クリームおよびローショ
ン、外用アクネ抑制剤、マスクおよびシャンプーの形で
数多くの被験者によって試された。身体手入れ製品のこ
れら全ての回収サンプルのうち約90〜95%のものが規則
的な使用後に好ましい応答を報告している。
6.実施例 6.1.工業級のエマルザンの調製 エタノール上での醗酵中にアシネトバクター・カルコ
アセティカス(Acinetobacter calcoaceticus)ATCC310
12から産生されるα‐エマルザン類は、米国特許第4,39
5,354号に記載されている既知のバイオ乳化剤である。
後述する身体手入れ製品組成物中に使用されるα‐エマ
ルザン類は、二つの方法のいずれかにより調製された工
業級の物質である。両調製法は、酵素処理および乾燥を
含むが、これらの段階を行う順序が異なっている。
一つの方法では、エタノール培地でのアシネトバクタ
ー・カルコアセティカスATCC31012の発酵により得られ
るα‐エマルザン類を含有する遠心分離された(約90%
の細胞不含)醗酵ブロスをドラム乾燥し、得られた物質
を使用前につぎの方法により処理した。この物質、いわ
ゆる工業級のα−エマルザンの10重量%懸濁液を脱イオ
ン水で調製し、連続攪拌下に50〜60℃に加熱する。懸濁
液のpHを、50重量%の水酸化ナトリウム(必要により希
釈)を加えてpH8.5に調節した。プロテアーゼ酵素〔NOV
O Industries、1.5Mアルカラーゼ(Alcalase)〕を500
部の固体α‐エマルザンに対し1部のプロテアーゼの割
合で添加した。この混合物を攪拌しながら約3時間50〜
60℃に保った。反応は、反応混合物の遠心分離後の可視
沈降α‐エマルザン類の不在により判定して完結させ
た。酵素処理終了後、反応混合物を約70℃に昇温してプ
ロテアーゼを変性させ、その活性を停止させた。この溶
液を室温にまで冷却し、保存剤であるコーサン(Cosa
n)PMA−30(Cosan Corporation)を500部のα‐エマル
ザン溶液当り1部の割合で添加した。
他の方法では、α‐エマルザン類の酵素処理は、以下
の手順にしたがってドラム乾燥をする前に行なった。エ
タノール培地中でのアシネトバクター・カルコアセティ
カスATCC31012の醗酵により得られたα‐エマルザン類
を含有する醗酵ブロスを遠心分離に供して約90%のバク
テリア細胞を除いた。プロテアーゼ(前記のとおり)
を、500単位/mgの比乳化活性〔1単位/mgの比乳化活性
は0.1mlの1:1(v/v)ヘキサデカン/2-メチルナフタリン
および7.5mlのトリス−マグネシウム緩衝液よりなる標
準炭化水素混合物を使用して100クレットの吸収単位を
生じるバイオ乳化剤のmg当りの乳化活性の量として定義
される〕当り1gのプロテアーゼの比率で遠心分離ブロス
に添加した。このプロテアーゼ反応は、前記のとおり完
結させた。プロテアーゼ処理した遠心分離ブロスはつい
でα‐エマルザンの10%(w/v)スラリーへ蒸発させ
た。このスラリーを噴霧乾燥し、生成した物質を工業級
のα‐エマルザンと呼んだ。
前記の各方法で調製したα‐エマルザン類を用いて固
形石鹸を処方した。α‐エマルザン類の調製方法は、品
質評価基準、すなわち手に対する感触により実験室で評
価して、最終の固形石鹸において明らかな差異が認めら
れなかった。前記の第2の方法で調製されたα‐エマル
ザン類は、個人の皮膚および毛髪手入れ製品として、ま
たはアクネ、乾癬、湿疹、ふけ等のような皮膚症状に対
する有益な薬剤として評価するために各人に配布される
身体手入れ製品中で使用された。
6.2.石鹸およびシャンプーに使用するためのエマルザン
処方例 第6.1.項に記載した方法で調製されたα‐エマルザン
類は、直接配合できるとはいえ、第6.3.1.項に記載する
石鹸基剤に直接には添加しなかった。その代わり、α‐
エマルザン類を初めに非イオン界面活性剤および水を含
む組成物へ配合した。この組成物の処方は、つぎのとお
りであった。30%のトリトン(Triton)X−114(ペン
シルバニア州フィラデルフィアのRohm & Haas社より入
手できるエトキシル化アルキルフェノール)、10%のタ
ージトール(Tergitol)TMN−6(コネティカット州ダ
ンベリーのUnion Carbide社から入手できるエトキシル
化アルコール)、3%のα‐エマルザンおよび57%の水
であった(%は重量基準)。また、この処方物は第6.5.
1.項の第2表および第3表に記載するシャンプー基剤に
も添加した。この処方物を含むシャンプーは、第6.5.2.
項に報告されているシャンプー試験に使用された。しか
しながら、第6.6.項、第6.7.項および第6.8.項の被験者
は、α‐エマルザンを直接添加したシャンプーを使用し
た。
6.3.化粧石鹸中のエマルザン 6.3.1.固形石鹸組成物 標準化粧石鹸基剤(Steinfels,スイス国)は、約10%
のココナッツ脂、40%の牛脂および50%の豚脂を含有し
ているものが使用された。脂肪分過多の石鹸基剤も使用
された。第6.2.項に記載された処方物は、3本ローラー
ミル上で激しく混合し、最終的に実験室用石鹸プロッダ
ーにより押出して着色剤および香料(Firmenich S.A.,
スイス国)とともに容易に配合された。固形石鹸中のα
‐エマルザンの最終濃度は、重量基準で0.05〜0.3%で
あった。これらの低濃度ではα‐エマルザンの検知し得
る臭いはなかった。0.3%を越える濃度でα‐エマルザ
ンを使用すると、洗浄後に皮膚に乾燥感が残る石鹸とな
る。この乾燥効果は、石鹸基剤に添加される処方物中の
合成洗剤の存在によるものと思われる(前記第6.2.項参
照)。
6.3.2.固形石鹸試験 10人のパネラーのグループに、成分としてα‐エマル
ザンを含んだ又は含まない固形石鹸を与えた。バイオ乳
化剤を含有する固形石鹸中のα‐エマルザンの濃度は0.
15重量%であった。各パネラーは、日毎に固形石鹸を変
え、1日目にはα‐エマルザン含有固形石鹸を使用し、
翌日にはα‐エマルザンを含まない比較用石鹸を使用し
た。このパネラーに種々の品質的、主観的基準に基づい
て手での泡の形成、泡のコンシステンシー、湿潤皮膚の
感触および乾燥皮膚の感触も含めて評価および比較を求
めた。パネラーの手には特別な汚れを施さなかった。
パネラーはα‐エマルザン含有固形石鹸がよりクリー
ミーな感覚の泡を生じるとはいえ、固形石鹸の起泡性に
有意な差異はないと報告した。また10人のパネラーのう
ち7人はα‐エマルザン含有固形石鹸で洗浄したのちに
その皮膚がより良好でなめらかな感覚であったことを明
らかにした。
6.4.皮膚症状に対するエマルザン含有固形石鹸の効果 6.4.1.アクネに対するエマルザン含有固形石鹸の効果 アクネおよびアクネ様の症状を有する数人の被験者は
様々な期間にわたりα‐エマルザン含有固形石鹸で患部
を洗い、かつこのような使用の結果としてある有益な効
果を経験した。各症例は、つぎのようにして行なわれ
た。
一人の被験者は、背中に適度にひどいアクネ様症状を
有する10代の女子であった。その症状は医学的に診断さ
れておらず、したがって、「アクネ様」の症状という。
この症状はその被験者が背中に種々の洗浄剤を使用して
いる約1年の間ずっと存在していた。入浴時にα‐エマ
ルザン含有固形石鹸(0.15%w/vの工業級α‐エマルザ
ン)を毎日使用すると、被験者のアクネ様症状は速やか
に改善されていった。1週間未満でアクネ様症状は消失
した。α‐エマルザン含有石鹸の供給が止ると、症状は
元に戻った。被験者には、α‐エマルザン含有固形石鹸
(0.05%w/vの工業級のα‐エマルザン)を別に供給し
たところ、この石鹸の毎日の使用によりアクネ様症状は
再び消失した。被験者は、石鹸がその皮膚になめらかな
感じを残したことに気がついた。
他の被験者は、顔と背中に医学的に診断して重症のア
クネのある10代の男子である。このアクネは顔や背中に
種々の洗浄剤を使用していた約1〜2年の間存在してい
た。α‐エマルザン含有固形石鹸(0.15%w/vの工業級
α‐エマルザン)を入浴時に毎日使用したところ、この
被験者の顔および背中のアクネの速やかな改善がみられ
た。約1週間以内に、その症状は重症から軽症へと変化
した。この改善は医者により確認された。
他の被験者は顔に中程度にひどいアクネ様症状(医学
的には診断されていない)を有する10代の女子である。
この症状は、顔に種々の洗浄剤を使用していた数か月間
存在していた。入浴時に毎日α‐エマルザン含有固形石
鹸(0.05%w/vの工業級のα‐エマルザン)を使用する
ことにより、アクネ様症状が著しく改善された。1週間
未満でアクネ様症状が中程度から軽症に変化した。被験
者は、さらに石鹸が皮膚になめらかな感じを残したこと
に気づいた。
他の被験者は顔や胸に中程度にひどいアクネ(医学的
には診断されていない)を有する20代前半の男子であ
る。この症状は、数年間続いていた。α‐エマルザン含
有固形石鹸(0.18%w/vの工業級α‐エマルザン)で患
部を毎日洗浄することにより、被験者はつぎのような結
果を体験した。胸のアクネは3日で著しく改善され、か
つ2週間の使用で完全にきれいになった。顔のアクネに
関しては、最初の1週間の使用によりひどくなった。ま
た洗浄の際に刺すような感じも経験した。その後、この
石鹸を使用しづづけたところ、被験者の顔のアクネは7
日以内に完全に消失した。
他の被験者は顔に中程度の慢性の斑点(blemishes)
を有する10代の女子であった。各種治療がなされてきた
が、ほとんど成功せず、問題は残されたままであった。
そこで、この被験者はα‐エマルザン含有固形石鹸(0.
18%w/vの工業級α‐エマルザン)を毎日使用し始め
た。7日目に症状の改善に気がついた。被験者の顔は2
週間の終わりまでにきれいになり、この石鹸を使用する
限りきれいな状態が維持された。固形石鹸の使用を止め
た後では、斑点が再び徐々に出始めた。
別の被験者は顔下部、顎および首上部に軽度ないし中
程度のアクネを有する21才の男性であった。この被験者
は顔をα‐エマルザン含有固形石鹸(0.18%w/vの工業
級α‐エマルザン)で毎日洗った。使用してから3〜4
週間後にはっきりとした症状の改善に気がついた。α‐
エマルザン含有固形石鹸を使い果たした後(約8〜10週
間後)に症状は元に戻った。
6.4.2.かみそりまけに対するエマルザン含有固形石鹸の
効果 被験者は、首にひどいかみそりまけ(razor burn)を
有する2人の成人男子である。かみそり使用直後にα‐
エマルザン含有固形石鹸(0.05%w/vの工業級α‐エマ
ルザン)を用いてシャワーを浴びたところ、かみそりま
けの発生が著しく減少した。結果はこの固形石鹸使用後
に直ちに観察された。経験されたかみそりまけはすべて
極めて軽症であった。
6.5.シャンプー中のエマルザン 6.5.1.シャンプー基剤組成物 エマルザンシャンプー類は、第6.1.項に記載されてい
る工業級のα‐エマルザンと共に使用するために開発さ
れた二つのシャンプー基剤組成物に0.1〜0.20%のα‐
エマルザンを添加することにより処方された。DAM82/25
およびDAM83/12と称する二つのシャンプー基剤の処方
は、第2表および第3表にそれぞれ表示してある。PFC
124105と称する3番目の完全なシャンプー組成物(すな
わち、α‐エマルザンを含む)の処方を第4表に示す。
商品名および市販品の製造会社名も同様に示してある。
DAM82/25はつぎの方法により調製した。グリコールジ
ステアレート、コカミドジエタノールアミドおよびナト
リウムラウレススルフェートを約65〜70℃に加熱し、均
一になるまで攪拌した。この混合物をA部とする。香料
以外の残りの成分を合わせて混合物を作り、これをB部
とする。B部を徐々にA部に加え完全に均一になるまで
混合した。最後に、香料を加えた。DAM83/12は、第3表
に表示した成分を、表示してある成分の順序にしたがっ
て逐次混合することにより調製した。
PFC 124105はつぎの方法により製造された。ナトリウ
ムラウリルエーテル(POE 2)スルフェート、エチレン
グリコールジステアレートおよびココナッツジエタノー
ルアミドを約60℃に加熱し、均質になるまで攪拌した。
この混合物をA部とする。別の混合物として水にα‐エ
マルザンを溶かし、これにクエン酸と塩化ナトリウムを
加え、溶解するまで攪拌した。次いで、第4表の残りの
成分をα‐エマルザン、クエン酸および塩化ナトリウム
の溶液に加えた。この混合物を均質になるまで攪拌し、
これをB部とした。混合物Bを混合物Aに連続的に攪拌
しながら加えた。最後に合わせた混合物のpHを調べ、必
要であればクエン酸または水酸化ナトリウムのいずれか
でpH6〜7に調整した。
6.5.2.シャンプー試験 工業級α‐エマルザンを約0.1〜0.15%の濃度範囲で
含有するシャンプー(DAM82/25)は最良の結果を生じ
た。この物質のより高い濃度は毛髪をだらりとさせ、不
快なタッチにする。
α‐エマルザンシャンプーを、ラッカー類、クリーム
類、ヘアスプレー類等のような固形剤からの多量の残渣
を含む毛髪を洗浄するのに使用した。このような残渣の
ある毛髪を洗髪することは通常困難である。他のシャン
プー類は、洗髪後に髪をとかした際にくしに付着する細
かな白い残渣を残す。0.15%の工業級α‐エマルザンを
第6.5.1.項に記載したDAM82/25の組成物に添加すると、
前記残渣に対する良好な洗浄力を有するシャンプーが得
られた。さらに、α‐エマルザンシャンプーで洗髪した
髪にくしを当てたのち、くしに白色の残渣は観察されな
かった。
α‐エマルザンシャンプーで洗髪した毛髪は、脱脂に
関して、すなわち洗髪が再び必要とされる前の時間間隔
の長さに関して評価された。一部の試験員にとっては、
洗髪間の間隔は通常の場合より30%長くなり、その他の
人にとっては洗髪間の間隔は通常の2倍の長さとなっ
た。
α‐エマルザンシャンプーは、さらに様々の太さの毛
髪について評価した。このシャンプーは細い毛髪には僅
かな固定効果を与えることが観察された。一方、このシ
ャンプーは太い毛髪には約0.2%を越えるα‐エマルザ
ン濃度でざらざらした不快なタッチを与える傾向が観察
された。
6.6.頭皮症状に対するエマルザン含有シャンプーの効果 6.6.1.ふけに対するエマルザン含有シャンプーの効果 被験者は、数年間にわたって中程度にひどいふけのあ
る成人男子であり、このふけについて医者には相談しな
かったが、その毛髪および頭皮に市販の薬用シャンプー
を使用していた。この被験者が0.15%の工業級α‐エマ
ルザンを含有するDAM82/25シャンプーを使用してから約
1週間で症状の改善が観察された。さらに使用するとふ
けが消失した。シャンプーの使用を中止すると、ふけの
症状は使用前の状態に戻った。α‐エマルザンシャンプ
ーの使用を再び始めると、その症状が改善された。被験
者はさらに、α‐エマルザンシャンプーを使用後に毛髪
のコンディショニング状態が良好になることを観察し
た。
6.6.2.頭皮の湿疹/乾癬に対するエマルザン含有シャン
プーの効果 被験者は頭皮に中程度の湿疹/乾癬様症状を有する成
人女子である。その症状は医学的に診断されたものであ
った。数年間にわたって存在しかつ皮膚科医により処方
された例えば薬用シャンプーによる治療でわずかに軽減
されたこの皮膚症状は、α‐エマルザンシャンプー(DA
M82/25)の使用により著しく改善されることが観察され
た。結果は、0.18%の工業級α‐エマルザンを含有する
シャンプーにより約1週間で観察された。シヤンプーの
使用を中止すると、皮膚の状態は元に戻った。本人の知
らないうちに被験者はα‐エマルザンを全然含まないプ
ラシーボシャンプーを使用した。2,3日以内に被験者
は、自発的に最初の使用により生じた効果と同じ有益な
効果がもはや観察されないと報告した。ついで、この被
験者は、0.175%の工業級α‐エマルザンを添加した市
販のベビーシャンプーを使用した。このシャンプーの使
用によりその症状は大幅に改善された。この被験者はま
たエマルザン含有シャンプー類が毛髪に良好なコンディ
ショニング感触を与えたことを観察した。
6.7.エマルザン含有シャンプーのコンディショニング効
果 6.7.1.静電気発生の減少 被験者は、従来のシャンプーで洗ったのちにブロー乾
燥したときにその毛髪に静電気の発生を経験したことの
ある成人男子である。被験者は、α‐エマルザンシャン
プー(0.15%の工業級α‐エマルザン含有のDAM82/25)
を初めて使用したとき、ブロー乾燥時に毛髪における静
電気の著しい消失を観察した。静電気はα‐エマルザン
を含有しないシャンプーを使用したときに元に戻った。
α‐エマルザンシャンプーの再使用により静電気の発生
が再び減少した。
6.7.2.改善された光沢 被験者は、従来のシャンプーで洗髪したのちにも通常
光沢のない頭髪を有する成人女子である。しかしなが
ら、α‐エマルザンシャンプー(0.15%の工業級α‐エ
マルザンをDAM82/25中に含有)を使用する毎に光沢にお
いて極めて著しい改善が観察された。このα‐エマルザ
ンシャンプーは約9か月間以上使用され、その間いつも
改善された光沢が観察された。
6.8.カビに対するエマルザン含有シャンプーの効果 α‐エマルザンシャンプー(0.15%の工業級α‐エマ
ルザンをDAM82/25中に含有)の使用期間中は、シャワー
カーテンにカビが増加しなかった。このシャンプーの使
用を中止したところ、カビはカーテンに再び付着し始め
た。エマルザン含有シャンプーを再び使用したところ、
ひどいカビが徐々に減少した。
6.9.クレンジングクリームおよびローション中のエマル
ザン 6.9.1.クレンジングクリームおよびローション組成物 エマルザンを含有するクレンジングクリームおよびロ
ーションは、2つの異なる処方物に0.2%の工業級α‐
エマルザン(第6.1.項に記載したもの)を加えることに
より調製した。コスフォーム11およびコスフォーム30と
呼ばれるこれらの組成物はそれぞれ第5表および第6表
に示される。
コスフォーム11は次の方法で調製した。工業級α‐エ
マルザンを水に溶かし、これにプロピレングリコールを
攪拌しながら加えた。この混合物をC部とする。C部を
約75℃に加熱した。PEG400モノステアレート、鉱物油、
グリセロールモノステアレート、プロピルパラベンおよ
びメチルパラベンを一緒にし、この混合物をA部とし
た。このA部を約70℃に加熱した。加熱したC部を、攪
拌しながら、加熱したA部に加えた。A部とC部の組合
せを十分に混合し、冷却した。このA部とC部の組合せ
が約40℃に達したとき香料(B部)を加え、十分に混合
した。最終組成物は所望により容器に詰めることができ
る。
コスフォーム30は次の方法で調製した。工業級α‐エ
マルザンを水に溶かし、これにムコ多糖を加えて溶解し
た。この溶液にプロピレングリコールを加え、溶解し
た。この混合物をB部とする。残りの成分、PEG400モノ
ステアレート、アロエエキス、グリセロールモノステア
レート、プロピルパラベンおよびメチルパラベンを一緒
にし、この混合物をA部とした。A部とB部の両方を約
75℃に加熱した。加熱した混合物を攪拌しながら合わせ
た。合わせた最終組成物を冷却しながら攪拌しつづけ
た。この組成物を約40℃で容器に入れた。
6.9.2.アクネおよび油性肌に及ぼすエマルザン含有クレ
ンジングクリームおよびローションの効果 アクネおよびアクネ様症状を有する数人の被験者は、
彼らの身体の患部を第6.9.1.項に記載したα‐エマルザ
ンを含有するコスフォーム11およびコスフォーム30の処
方物で様々な時間にわたって洗浄したところ、こうした
使用の結果として有益な効果を経験した。大抵、処方物
は清浄剤として適用され、すなわち洗浄の際に洗い落と
された。処方物は、また、洗い落とすことなく皮膚に適
用される外用剤としても使用することができる。個々の
症例を以下に示す。
一人の被験者は顔に斑点(blemishes)を有する23才
の男性であった。清浄剤としてコスフォーム11を20日間
にわたって1日に2回、1日おきに使用した。初めは毎
日の使用を試みたが、こうした使用は皮膚に過剰な乾燥
を残す傾向があった。それゆえ、1日おきの使用に変え
た。被験者は使用1日で好ましい結果を認めた。使用期
間の終了時に、被験者は、コスフォーム11が、彼が以前
使用していた市販品のOxy−10、クレアラシル(Clearas
il)およびストリデックス(Stridex)よりも斑点に対
して効果的であることを見いだした。
他の被験者は顔と背中にアクネを有する16才の男子で
あった。コスフォーム11を清浄剤として患部に1日に2
回、数日間使用した。被験者は使用1日で快方に向かっ
た。この被験者は以前に市販品のデ・スクアマン(De-S
quaman)Xを使っていたが、コスフォーム11の方が彼の
アクネにはより効果的であることを認めた。
別の被験者は油性肌でいくらかの斑点を有する23才の
女性であった。清浄剤としてコスフォーム30を3週間に
わたり使用した。コスフォーム30を毎朝皮膚に適用し
て、温水で洗い落とした。2,3日で結果が得られた。被
験者は、肌がコスフォーム30の使用前ほど油性ではなく
なり、斑点が明らかにきれいになっていることに気づい
た。
別の被験者は油性肌で時々斑点が出る19才の男性であ
った。清浄剤としてコスフォーム30を1か月間にわたり
1日に2回使用した。この被験者はコスフォーム30を顔
に塗って、数分間そのままにしておき、その後洗い落と
した。被験者は3週間で結果に気づいたことを報告し
た。彼の肌はもはや油性ではなくなり、なめらかで、斑
点が消失していた。試験期間中、消毒用のアルコールも
使用された。
他の被験者は、α‐エマルザン含有石鹸の使用前まで
は顔に中程度のアクネをもっていた10代の女子であっ
た。この石鹸の使用を中止したら、アクネが元の状態に
戻った。彼女がコスフォーム11とその後にコスフォーム
30を1日2回使用したら、アクネが7〜10日後に消失し
た。
彼女がコスフォーム30を使用している間に、この女性
に知らせずにコスフォーム30のプラシーボ(α‐エマル
ザンを含まないことを除いて活性コスフォーム30と同
一)を与えた。約1週間後、彼女はプラシーボがアクネ
防止に実質的に効果がないことを報告した。彼女にコス
フォーム30の活性サンプルを供与したところ、2,3日で
アクネを再び防止できるようになった。
顔にある重症のアクネを治療するためにテトラサイク
リンを使用している10代の男性被験者にコスフォーム30
を供与した。テトラサイクリンだけでは、彼の症状を抑
制するのにほんのわずかしか効果がなかった。テトラサ
イクリンとコスフォーム30を併用すると、約1週間後に
テトラサイクリン単独よりも有意に良好な結果が得られ
た。コスフォーム30の使用を続ける一方でテトラサイク
リンによる治療を中断すると、軽度のアクネが再び現れ
たが、テトラサイクリンによる治療を再開すると約10日
で再び消失した。
6.9.3.普通肌に及ぼすエマルザン含有クレンジングクリ
ームおよびローションの効果 普通肌の男性と女性の数人の被験者は清浄剤としてコ
スフォーム11かコスフォーム30のどちらかを使用した。
つまり、それを1日に1回または2回、1〜2週間の試
験期間にわたり顔の皮膚に適用し、水で洗い落とした。
各人は、4日以内に、それらが皮膚にやわらかでなめら
かな感触を残すことで効果的な製品であることが分かっ
たと報告した。
6.10.保湿クリームおよびローション中のエマルザン 6.10.1.保湿剤の組成 α‐エマルザン含有処方物のコスフォーム30は清浄剤
としてばかりでなく保湿剤としても使用することができ
る。コスフォーム30のほかに、保湿成分および感触改良
成分として工業級α‐エマルザンを含有する3種類の他
の保湿剤処方物が工夫された。コスフォーム25、コスフ
ォーム18bおよびコスフォーム27と呼ばれるこれら保湿
剤の組成をそれぞれ第7表、第8表および第9表に示し
てある。
コスフォーム11は次の方法で調製した。工業級α‐エ
マルザンを水に溶かし、この溶液にグリセロール、ムコ
多糖およびトリエタノールアミンを加えて溶解させた。
得られた混合物をB部とする。アロエオイル、ステアリ
ン酸、合成鯨蝋、セチルアルコールおよびイソプロピル
ミリステートを合わせて混合物となし、これをA部とし
た。A部を約70℃に加熱した。B部も約70℃に加熱し
た。加熱したA部とB部を混ぜ合わせ、この混合物を冷
却しつつ連続的に攪拌した。A部とB部の混合物の温度
が約40℃に達したら、カトン(Kathon)CGを十分に混合
しながら加えた。最終混合物はまだ温かい内に容器に入
れることができる。
コスフォーム18bは次の方法で調製した。工業級α‐
エマルザンを水で溶かし、この溶液にグリセロールおよ
びトリエタノールアミンを加えて溶解させた。この混合
物をB部とする。アロエオイル、ステアリン酸、合成鯨
蝋、セチルアルコールおよびイソプロピルミリステート
を合わせて混合物となし、これをA部とした。B部を約
70℃に加熱し、均質になるまで攪拌した。A部も約70℃
に加熱した。加熱したB部を加熱したA部に加えて、激
しく混合した。得られた混合物は冷やしながら連続的に
攪拌した。この混合物の温度が約40℃に達したら、カト
ン(Kathon)CGを十分に混合しながら加えた。最終組成
物を40℃で容器に充填した。
コスフォーム27は次の方法で調製した。アロエオイ
ル、ステアリン酸、合成鯨蝋、セチルアルコールおよび
イソプロピルミリステートを合わせ、約70℃に加熱し
た。この混合物をA部とする。工業級α‐エマルザンを
水に溶かし、この溶液にグリセロール、トリエタノール
アミン、エフラプラントカモミール(eflaplant chamom
ile)、エフラプラントヘイフラワー(eflaplant hayfl
ower)およびムコ多糖を加えて溶解させた。B部と称す
るこの混合物を攪拌しながら約70℃に加熱した。加熱し
たA部とB部を一緒にし、激しく混合した。冷却しつつ
混合し続けた。A部とB部の混合物が約40℃に冷却され
たとき、この混合物にレックスガード(Lexgard)Mお
よびレックスガードPを加えた。最終組成物を十分に混
合して、まだ約40℃を保っている間に容器に詰めた。
6.10.2.皮膚に及ぼすエマルザン含有保湿剤の効果 第6.9.1項に記載したコスフォーム30組成物は、コス
フォーム30の3種類の変更した形態と共に、12人の被験
者のパネルにより保湿剤としての効果を試験された。正
規のコスフォーム30処方物はα‐エマルザンとムコ多糖
の両方を含む。3種類の変更した形態のコスフォーム3
0、つまり、エマルザンを含まないがムコ多糖を含むも
の、エマルザンを含むがムコ多糖を含まないもの、およ
びエマルザンもムコ多糖も含まないものを調製した。
12人の各被験者は、2種類の処方物(被験者と試験監
督には未知の組成のもの)を手の甲に塗り付け(手あた
り1サンプル)、水で洗い落とし、乾かすことにより比
較した。被験者には乾燥後の彼らの好み(一般には、な
めらかで油っぽくない感触を基準とする)を尋ねた。結
果を第10表に示してあるが、ここで“X"はどの製品が比
較されたかを示し、“X*”は好みのものを示す。
この試験の結果は、エマルザン含有サンプルが7:2で
エマルザン不含サンプルよりも好まれることを示す。さ
らに、好みを表現した場合で、エマルザン含有サンプル
をエマルザン不含サンプルと直接比較した場合には、被
験者はエマルザン含有サンプルの方を好んだ(被験者番
号3、4、7、9および10)。
数人の被験者は保湿剤としてのコスフォーム25および
コスフォーム18bの効果を評価した。個々の事例は次の
ように表される。
一人の被験者は45才の女性であって、2ヵ月間にわた
ってコスフォーム25を使用したが、最初の4週間はこれ
とコスフォーム18bとを交互に使用した。製品は毎日、
清浄剤として朝晩、また下地メーキャップ保湿剤として
朝に使用した。この被験者は結果が直ちに得られたと報
告した。両方の製品とも顔の皮膚に非常にソフトで滑ら
かな感触を残した。
別の被験者は約1ヵ月半にわたってコスフォーム18b
を毎日使用した25才の女性であった。コスフォーム18b
は顔用の清浄剤および保湿剤として用いられた。この被
験者は、あたかも肌に水分が加わるかのように感じて、
ソフトでなめらかな感触が残ったと報告した。
もう一人の被験者はコスフォーム25を1ヵ月間使用し
た39才の女性であった。彼女は夜に顔を洗った後で保湿
剤としてコスフォーム25を使用した。被験者は1ヵ月が
経過した時点で顔のしわが目立たなくなったと報告し
た。
他の被験者はコスフォーム25を1ヵ月間使用した29才
の女性であった。この製品を清浄剤として毎日用いた。
被験者は結果が4〜5日以内に観察されたと報告した。
彼女の皮膚はなめらかで、きれいに洗浄されていた。
もう一人の被験者は顔に若干の丘疹(pimples)があ
る14才の女子であった。彼女はコスフォーム18bを5週
間にわたって1日2回使用した。彼女は普通の石鹸で顔
を洗った後にコスフォーム18bを塗布した。被験者によ
ると、結果は3日以内に観察された。吹出物が少なくな
り、皮膚はなめらかでソフトであった。
6.11.泥マスク中のエマルザン 泥マスク処方物であるコスフォーム16を調製し、これ
を二人の被験者が使用して、優れた性能を与えるという
判定を下した。この処方物を第11表に示す。
コスフォーム16は次のように調製した。アコフロック
(Accofloc)350、セライトおよび工業級α‐エマルザ
ンを激しく十分に混合しながら水に分解させ、A部と称
する混合物を得た。B部(第11表参照)を沸騰するまで
加熱し、混合しながらゼラチンに加えた。得られたB部
混合物を固まるまで冷やした。B部をA部に加えてよく
混合した。C部の水をアエロシル(Aerosil)200に加え
てよく混合した。グリセロールモノステアレートを加温
エタノール中に溶解し、その後残りのD部(第11表参
照)の成分をC、BおよびA部とともに加えた。最終混
合物を温めて十分にかき混ぜ、ホモジナイズした。コス
フォーム16をまだ温かいうちに容器に詰めた。
以上述べたように、本発明の修正および変更は本発明
の精神および範囲から逸脱しない限り行なうことができ
る。記載されている特定の実施態様は、実施例を示すに
すぎず、特許請求の範囲の記載によってのみ本発明は限
定されるものである。ここに説明されかつ請求されてい
る本発明は、寄託されている細菌細胞系に限定されるも
のではない。何故ならば寄託されている実施態様は、本
発明の一面を説明するためのものであり、機能的に等し
い物質を産生する均等の細胞系も本発明の範囲内にある
からである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/48 A61K 7/48 C11D 3/386 C11D 3/386 C12P 19/04 7432−4 C12P 19/04 C

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アシネトバクター・カルコアセティカス
    (Acinetobacter calcoaceticus)から産生されたα−
    エマルザンを約0.02〜0.5重量%含有する、皮膚炎を改
    善または除去するための局所適用されるクリーム、ロー
    ションまたは泥マスク配合物。
  2. 【請求項2】アシネトバクター・カルコアセティカスか
    ら産生されたα−エマルザンを約0.02〜0.5重量%含有
    する、アクネを改善または除去するための局所適用され
    るクリーム、ローションまたは泥マスク配合物。
  3. 【請求項3】アシネトバクター・カルコアセティカスか
    ら産生されたα−エマルザンを約0.02〜0.5重量%含有
    する、乾癬を改善または除去するための局所適用される
    クリーム、ローションまたは泥マスク配合物。
  4. 【請求項4】アシネトバクター・カルコアセティカスか
    ら産生されたα−エマルザンを約0.02〜0.5重量%含有
    する、湿疹を改善または除去するための局所適用される
    クリーム、ローションまたは泥マスク配合物。
  5. 【請求項5】アシネトバクター・カルコアセティカスか
    ら産生されたα−エマルザンを約0.02〜0.5重量%含有
    する、かみそりまけを改善または除去するための局所適
    用されるクリーム、ローションまたは泥マスク配合物。
  6. 【請求項6】α−エマルザンがアシネトバクター・カル
    コアセティカスATCC31012から産生されるものである、
    請求項1に記載の局所適用されるクリーム、ローション
    または泥マスク配合物。
  7. 【請求項7】α−エマルザンがアシネトバクター・カル
    コアセティカスATCC31012から産生されるものである、
    請求項2に記載の局所適用されるクリーム、ローション
    または泥マスク配合物。
  8. 【請求項8】α−エマルザンがアシネトバクター・カル
    コアセティカスATCC31012から産生されるものである、
    請求項3に記載の局所適用されるクリーム、ローション
    または泥マスク配合物。
  9. 【請求項9】α−エマルザンがアシネトバクター・カル
    コアセティカスATCC31012から産生されるものである、
    請求項4に記載の局所適用されるクリーム、ローション
    または泥マスク配合物。
  10. 【請求項10】α−エマルザンがアシネトバクター・カ
    ルコアセティカスATCC31012から産生されるものであ
    る、請求項5に記載の局所適用されるクリーム、ローシ
    ョンまたは泥マスク配合物。
  11. 【請求項11】α−エマルザンがクリーム、ローション
    または泥マスク配合物の約0.04〜0.3重量%の量で存在
    している、請求項1に記載の局所適用されるクリーム、
    ローションまたは泥マスク配合物。
  12. 【請求項12】α−エマルザンがクリーム、ローション
    または泥マスク配合物の約0.04〜0.3重量%の量で存在
    している、請求項2に記載の局所適用されるクリーム、
    ローションまたは泥マスク配合物。
  13. 【請求項13】α−エマルザンがクリーム、ローション
    または泥マスク配合物の約0.04〜0.3重量%の量で存在
    している、請求項3に記載の局所適用されるクリーム、
    ローションまたは泥マスク配合物。
  14. 【請求項14】α−エマルザンがクリーム、ローション
    または泥マスク配合物の約0.04〜0.3重量%の量で存在
    している、請求項4に記載の局所適用されるクリーム、
    ローションまたは泥マスク配合物。
  15. 【請求項15】α−エマルザンがクリーム、ローション
    または泥マスク配合物の約0.04〜0.3重量%の量で存在
    している、請求項5に記載の局所適用されるクリーム、
    ローションまたは泥マスク配合物。
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