JPS6026368B2 - 粉末圧縮型化粧料 - Google Patents

粉末圧縮型化粧料

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JPS6026368B2
JPS6026368B2 JP53120273A JP12027378A JPS6026368B2 JP S6026368 B2 JPS6026368 B2 JP S6026368B2 JP 53120273 A JP53120273 A JP 53120273A JP 12027378 A JP12027378 A JP 12027378A JP S6026368 B2 JPS6026368 B2 JP S6026368B2
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glucopyranosyl
powder
posl
compressed
acid
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純一 河野
利明 宇津木
恵雄 井上
静男 林
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Kao Soap Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な粉末圧縮型イQ辞料、更に詳細には次の
一般式(1)、(式中、RIはC比を示し、R2はC,
.〜C,5の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、Aは
を示し、R3はC.〜C沙の飽和 もしくは不飽和の炭化水素基又はのhHを示し、a,b
,c,d,−e,f,g,h‘まその総和が1〜60の
整数を示す)で表わされるヒドロキシプロピルェーテル
化グリコリピツドェステル(以下POSLと称する)を
含有する粉末圧縮型化粧料に関する。
従来提供されている粉末圧縮型イ劫弊料は、タルク、セ
IJサィト等を主成分とし、カルボキシメチルセルロー
ス等の糊料あるいはスクワラン、ラノリン等またはそれ
らの乳化剤を結合剤として添加し、加圧圧縮して成型調
製したものである。
然し乍ら使用し得る硬さに留まる様圧縮すれば、粉体間
の結合が不足し、乾燥時あるいは携帯時に謀って落下し
た場合ひびわれを生じ使用が不可能となる欠点があった
。斯る実状において、本発明者は上記欠点を解決せんと
鋭意研究を行った結果、その組成中に上記式(1)で表
わされるPOSLを配合すれば上記欠点のない優れた粉
末圧縮型化粧料が得られることを見出し、本発明を完成
した。
すなわち、本発明は(1)式で表わされるPOSLを含
有する乾燥時あるいは衝撃を加えた時にひびわれを生じ
ない優れた粉末圧縮型イり斑料を提供するものである。
本発明で使用されるPOSLは新規化合物であるが、例
えば次の一般式(0)、(式中、R4はC.〜C2oの
飽和もしくは不飽和の炭化水素基又は水素原子を示す)
で表わされるグリコリピツド又はグリコリピッドェステ
ルにアルカリ触媒の存在下プロピレンオキサイドを反応
させることにより製造される(特顕昭53−2430針
号参照)。
本発明で使用されるPOSLの代表的なものの性質を示
せば次のとおりである。
本発明において粉末圧縮型化粧料とは、タルク、力オリ
ン、セリサイト、シルク/ぐウダー、ナイロンパウダー
、金属石けん、でんぷん等の粉末成分をその主たる構成
成分とし、結合剤として糊料またはスクワラン、流動パ
ラフィン、ィソプロピルミリステート、オレイルアルコ
ール、ラノリン等の油あるいはェマルジョンを加え無機
顔料、有機顔料等を配合して圧縮し、コンパクト等に入
れて使用するイり鮭料であり、例えば所謂プレスドパウ
ダー型おしろい(固型おしるし、、固型ファンデーショ
ン)、ほほ紅、ハイライト、アイシヤドウ等を指称する
本発明の粉末圧縮型化粧料は、上記組成中にPOSLを
配合する以外は従来法と全く同様にして製造することが
でき、乾式法及び湿式法の何れの方法も採用できる。
POSLの配合量は、粉末圧縮型イけ妊料の組成物中に
0.1〜1の重量%(以下単に%と記載する)、特に3
〜7%配合するのが好ましい。次にPOSLを製造する
ための参考例及び本発明の実施例を挙げて説明する。
参考例 1 (il グルコース1500夕、酵母エキス75夕、尿
素15のこ全量15そとなるように水を加え、殺菌し醗
酵液とする。
この醗酵液に同一組成の培地で、30qo、4斑時間培
養したトルロプシス・ボンビコ−ラを接種し、温度2び
0、燈梓数30仇pm、通気量0.斑VVMで醗酵を開
始する。菌接種後24時間培養したのち牛脂150夕を
加え以後2岬時間間隔で同量の牛脂を合計900夕加え
、技後の添加後更に24時間醗酵をおこない、合計1$
時間隣を行った。磯終了隣磯槽の底部に総したソホロリ
ピッド相を額斜炉遇し、ソホロリピッド1300夕を得
た。このものは水分を約50%含有しており常温でペー
スト状である。(ii) このソホロリピッド100夕
を、平均分子量200のポリプロピレングリコール2.
5夕とともに200m‘客縄梓機つき丸底フラスコに取
り、リービツヒ冷却管を取りつけ、80℃油浴中縄梓下
、250凧日夕の減圧下で水を蟹去した。
約2時間で水の留去は終了し、このときの水分は1%以
下であった。(iiiー このように調整されたソホロ
リピツドのポリプロピレングリコール溶液にメタノール
150夕を加え、さらに硫酸を2.5夕加えたのち4び
○十2℃の温度で90分間反応させた。
反応はシリカゲル簿層クロマトグラフ〔展開液:クロロ
ホルムーメタノールー酢酸(75:20:5)〕で調べ
原料ソホロリピッドの多数のスポットがグリコリピッド
メチルェステルの一点に収れんした時点で完了する。反
応終了後所定量の水酸化カリウムで中和、炉過し、炉液
を再びリーピッヒ冷却管つき丸底フラスコに入れ、メタ
ノール及び酢酸メチルを留去すれば茶色ペースト状の〔
(2一○−8一D−グルコピラノシル−8一〇ーグルコ
ピラノシル)オキシ〕アルカン酸及びアルケン酸メチル
ェステルを拠%含有するポリプロピレングリコール共存
物質48夕が得られ、さらにシリカゲルカラムクロマト
グラフにより精製すれば純粋な〔(2一○一8一Dーグ
ルコピラノシルー8一○−グルコピラノシル)オキシ〕
アルカン酸及びアルケン酸メチルェステルを得る。
m(功‐1): 1740(>Cニ○エステル) 1総0〜3200(一OH糖) 900〜750(グルコピラーノース環)NMR〔6(
ピリジン)〕: 1.1〜1.6(一CH2一Cは一) 3.6(一〇−CH3) 3.5〜5.0(糖) 5.5(一CH=CH−不飽和脂肪酸) 油脂特数分析:酸価 0 水酸基価 615 ケン化価 磯 ヱステル価 87 本生成物を5規定塩酸−メタノール溶液中で分解し、ガ
スクロマトグラフイ一により分析すれば2モルのメチル
グリコキサイドと1モルのヒドロキシ脂肪酸メチルェス
テルを得る。
このヒドロキシ脂肪酸メチルェステルをトリメチルシリ
ル化剤(TMS−HT)で水酸基の水素を常法通りシリ
ル化したのち、ガスクロマトグラフィーーマススベクト
ル(GC−MS)で分析したところ、その組成は次の通
りであった(トリメチルシリル基及びメチル基を除いて
表示)。
の又はの‐1ヒドロキシC,4ヵルボン酸 微 量の
‐ 1 ヒトロキシC,6カルボン酸 10.6%■
〃 CI6 〃 10‐5※の ‐1
″ CI3FI″ 585※の ‐ 1 ヒ
トロキシCI8ヵルボン酸 5.9発の 〃
Ci8F2〃 5.4※の CI8
FI〃 9‐0※(FIは不飽和度1、F2は
不飽和度2を示す)M 上で得た〔(2一〇一8一Dー
グルコピラノシル−B−Dーグルコピラノシル)オキシ
〕アルカン酸及びアルケン酸メチルェステルとポリプロ
ピレングリコールの共存物100夕を水酸化カリウム0
.25夕をオートクレープに探り、付加モル数に対応す
るプロピレンオキサイドガスを吹き込みながら100〜
120℃で6時間反応させた。
反応後リン酸で中和し、加圧炉別し、茶色ペースト状の
粗生成物を得、さらにシリカゲルクロマトグラフにより
精製すれば淡黄色ペースト状のポリオキシプロビレン〔
(2一0−B−○ーグルコピラノシル−8一D−グルコ
ピラノシル)オキシ〕アルカン酸及びアルケン酸メチル
ェステルを得た。参考例 2 (i)参考例1の(i}の牛脂の代りにステアリン酸を
使用して同様に操作してソホロリピッド1030夕を得
た。
′これを参考例1の(ii}及び【iii}と同様に処
理して〔(2−○一B一Dーグルコピラノシルー8一〇
ーグルコビラノシル)オキシ〕ステアリン酸メチルェス
テルを得た。このものはRI=C比のものが80%、R
I=日のものが20%の混合物であるが、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフにより分離される。(ii)…で得
た〔(2−○−8−○ーグルコピラノシルー8−Dーグ
ルコピラノシル)オキシ〕ステアリン酸メチルェステル
を酢酸エチル溶媒中水酸化カリウム触媒の存在下対応す
るアルコ−ルとェステル交換反応を行った。
反応液を中和後酢酸エチルーメタノールで液液油出し、
酢酸エチル相をトツピングして、対応、するェステルを
得た。(iii)(i)で得た〔(2一○−8一Dーグ
ルコピラノシルーB−Dーグルコピラノシル)オキシ〕
ステアリン酸メチルェステルをポリプロピレングリコー
ルで希釈し、少量の硫酸水溶液を添加して加水分解する
ことにより、〔(2−○−8一○ーグルコピラノシルー
8一Dーグルコピラノシル)オキシ〕ステアリン酸を得
た。
『の(l}〜(iii)で得た〔(2一○−a−D−グ
ルコピラノシルー8一Dーグルコピラノシル)オキシ〕
ステアリン酸又はそのェステルを参考例1のMと同様に
操作してポリオキシプロピレン〔(2一○一8−D−グ
ルコピラノシルーB一D−グルコピラノシル)オキシ〕
ステアリン酸ェステルを得た。
尚【…こおいて、ステアリン酸の代りに対応する酸を使
用すれば種々のPOSLを得ることができる。
実施例 1 下記の如き組成および調製法に従って製した検体A〜D
と市販品である検体EおよびFを5び0にて12時間保
存した後、乾燥によるひびわれを目視により観察した。
その結果は表1のとおりであり、本発明品である検体C
およびDは異常が全く認められず安定であることが確認
された。(注) POSL−1:(1)式中RI=C
H3,R2ェC,5日28R3=CI2日25,a〜g
■総湊ロ=7POSL‐2:(1)式中RI=CH3,
R2=C,5日28R3=←A)hH,a〜hの総湊o
=15表1 実施例 2 実施例1で使用したのと同じ検体A〜Fをコンパクトに
入れ、1.5川の高さから10回自然落下させ、落下に
よるひびわれを自視により観察した。
その結果は表2のとおりであり、本発明品である検体C
およびDは異常が全く認められず安定で、使用感を損う
ことなく擬れていることが確認された。表2 実施例 3 実施例1で使用したのと同じ検体から抜粋したもの4種
(A〜D)及び新らたに調製した本発明品2種を3仇×
3伽に切りとり、水平に置き、水平方向から5k9/地
の力で5肋/分の速度でひび割れが生じるまで力を加え
、力点が動いた距離(柵×10)を測定した。
その結果は表3のとおりであり、本発明品はその距離が
大きく、変形に対する応力が大きく、安定な組成物が得
られることが確認された。表3 検体G、日の組成 POSL−3: (1)式中RI=CH3、R2=C,5&8R3=CH
3、a〜gの総和=3o POSL−4: (1)式中RI=CH3、R2=C,5比8R3=一A
ナhHa〜hの総和=5 実施例 4 ■ 酸化チタン 10.0%
■ コロイダルカオリン 25.0■
タルク 50‐0■ ペン
ガラ 0.8■ 黄酸化鉄
0.8■ 黒酸化鉄
0.1■ 流動パラフィン
7.01■ グリセリン
3〇■ POSL−5
3.0■ ブチルパラベン
0.2■ 香料POSL−5: (1)式中RI=C比、R2=C,5比。
R3=CH3、 a〜gの総和=12 ■〜■の顔料を混合し、粉砕機で粉砕する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はCH_3を示し、R^2はC_1_
    1〜C_1_5の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、
    Aは▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R^3はC_1〜C_2_0の飽和もしくは不
    飽和の炭化水素基又は(A)_hHを示し、a,b,c
    ,d,e,f,g,hはその総和が1〜60の整数を示
    す)で表わされるヒドロキシプロピルエーテル化グリコ
    リピツドエステルを含有することを特徴とする粉末圧縮
    型化粧料。 2 ヒドロキシプロピルエーテル化グリコリピツドエス
    テルを組成物中に0.1〜10重量%配合することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の粉末圧縮型化粧料
JP53120273A 1978-09-22 1978-09-29 粉末圧縮型化粧料 Expired JPS6026368B2 (ja)

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