JP2009131417A - 吸収性物品及びこの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い液保持力を有し、液戻りを抑制し、内部での液体の拡散性が制御された吸収体を備えた吸収性物品を提供する。さらに、吸収体の疎密と厚さとを所望のものとし、必要に応じ吸収体密度及び坪量の高い部分とこれらの低い部分とで均一な厚さにした吸収体を備えた吸収性物品を提供する。さらにまた、上記の優れた機能を有する吸収体を効率的に立体成形することができる吸収性物品の製造方法を提供する。
【解決手段】吸収体1を備えた吸収性物品10であって、前記吸収体1が、その一部において密度及び坪量が高められた領域1aを有し、かつ、該密度及び坪量が高められた領域1a中に局部的に更に吸収体の密度が高められた部分を有し、該部分は対応する凹部5を有する吸収性物品10。
【選択図】図1

Description

本発明は吸収体を有する吸収性物品及びこの製造方法に関する。
使い捨ておむつ、生理用ナプキン、尿とりシート等の吸収性物品は通常液体を吸収保持する吸収体を備えている。このような吸収性物品において、例えば着用者に対するフィット性等を考慮し、吸収体材料を賦形する方法が提案されている(特許文献1、2参照)。具体的には、原料となる繊維を飛散状態で供給し吸引孔を設けた集積用凹部に吸引堆積させ、原料の堆積物を凹部から離型して吸収体等を成形する方法である。
一方、液体の拡散をうながし、いわゆるベトツキを解消する等のために、吸収体にエンボスを設けた生理用ナプキンが提案されている(特許文献3、4参照)。あるいは、液体の縁漏れ性の抑制を考慮して、材料シートの中央部のみを厚くし、この全体を圧縮して中央部の繊維密度を高めたものが提案されている(特許文献5参照)。
特開昭62−206071号公報 特開2000−234355号公報 特開昭57−69856号公報 特開昭61−191359号公報 特表2002−517280号公報
本発明は、高い液保持力を有し、液戻りを抑制し、内部での液体の拡散性が制御された吸収体を備えた吸収性物品の提供を目的とする。さらに、吸収体の疎密と厚さとを所望のものとし、必要に応じ吸収体密度及び坪量の高い部分とこれらの低い部分とで均一な厚さにした吸収体を備えた吸収性物品の提供を目的とする。さらにまた、上記の優れた機能を有する吸収体を効率的に立体成形することができる吸収性物品の製造方法の提供を目的とする。
上記の目的は、吸収体を備えた吸収性物品であって、前記吸収体が、その一部において密度及び坪量が高められた領域を有し、かつ、該密度及び坪量が高められた領域中に局部的に更に吸収体の密度が高められた部分を有し、該部分は対応する凹部を有する吸収性物品。
また、上記吸収性物品の好ましい製造方法として、所定の部分をこれ以外の部分より高坪量にした体前駆体を圧縮して吸収体を形成するに当たり、前記前駆体を前記高坪量にした部分にエンボスを設けると同時に、少なくとも該高坪量にした部分を圧縮して吸収体を形成し、該吸収体を配設してなす吸収性物品の製造方法を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、その吸収体が、高い液保持力を有し、液戻りを抑制し、内部での液体の拡散性を制御して漏れを防止しうるという優れた効果を奏する。さらに、本発明の吸収性物品は吸収体の疎密と厚さとを所望のものとすることができ、必要に応じ吸収体密度及び坪量の高い部分とこれらの低い部分とを均一な厚さにして、上記の優れた機能を維持しながら、型崩れ等を防止して良好なフィット性を実現しうる。さらにまた、本発明の製造方法によれば、上記の優れた機能を有する吸収体を効率的にかつ精度良く成形することができ、安定した品質の吸収体を備えた吸収性物品の高速多量生産に好適に対応しうる。
以下、本発明について詳細に説明する。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態(本実施形態1)としての生理用ナプキンを模式的に示す平面図である。図2は図1におけるII−II線断面を示す断面図である。
本実施形態の生理用ナプキン10は、表面シート2と、吸収体1と、裏面シート3とを有する(図1、図2参照)。表面シート2には通常液透過性の材料が用いられ、吸収体1には液吸収保持性の材料が用いられる。そして、排泄された経血等の液体が表面シート2を透過して内部の吸収体1に吸収される。裏面シート3には通常液不透過性の材料が用いられ、これにより吸収した液体を着用者の衣類の方に漏洩させず、清潔に排泄液等を吸収保持して処理することができる。さらに、本実施形態の生理用ナプキン10は、両側に張り出したサイドウイング部が設けられている。そして、表面シート2と裏面シート3とがサイドシール9(図2)で接合され、内部に吸収体1を保持するようにして構成されている。このとき、吸収体1は表面シート2及び裏面シート3に固定されていても、固定されていなくてもよいが、使用中に吸収体1がずれてしまわないよう固定されていることが好ましい。
本実施形態の生理用ナプキン10において、吸収体1は板状ないしシート状にされている。この吸収体の面方向(図1において方向X及び方向Yで示された面方向)における略中央部の密度及び坪量が高められた高密度高坪量領域1aが設けられ、その周辺には高密度高坪量領域1aに比して密度及び坪量が低い低密度低坪量領域1bが設けられている。本発明において吸収体の密度とは、特に断らない限り、吸収体の所定領域における繊維密度(単位体積当たりの繊維の質量)をいう。ただし、所定領域に後述するエンボス(凹部)5や加熱エンボス加工等により繊維が溶融固化(例えばフィルム化)した部位を含む場合には、その領域の坪量をその領域の全体厚みで除したみかけ密度をいう。
吸収体の厚みは以下のように測定することができる。
加圧力0.5cN/cm2以下となるプレートをまず、測定台の上に乗せ、その高さAをレーザー変位計で測定する。次に、吸収体を測定台に乗せ、更にその上に前述のプレートを置いてプレート上面の高さBを測る。この時のB−Aを吸収体の厚みとする。なお、本発明においては特に断らない限り、吸収体の厚みは上記のプレート上で測定した厚みをいうが、プレートを置いての測定が困難な個所等の場合は、断面を顕微鏡観察して、厚みを測定することができる。
このとき吸収体の密度が高められた領域1aは、領域1bである周辺領域よりも毛細管力が高くなり、液が領域1aに留まり易くなる。これにより中央部を高密度とし、その周辺を低密度とすることで、例えば中央で吸収した液体が周囲に拡散して広がってしまうことを抑制しうる。生理用ナプキンにおいて液体の排泄が物品中央に集中したときにも、本実施形態のように中央部に高密度高坪量領域1aを配置することで、吸収性物品の漏れ防止性が高まるため好ましい。
高密度高坪量領域1aの形状や大きさ、数は特に限定されないが、例えば1つの高密度高坪量領域を吸収体の中央部に設けるとき、吸収体の幅w1に対して領域1aの幅w2の比(w2/w1)を1/4〜2/3程度とすることが好ましい(図1参照)。また、吸収体の長さL1に対して領域1aの長さl2の比(l2/l1)を1/3〜1/1程度とすることが好ましい。吸収体の長さは通常この種の物品における長さであればよく、生理用ナプキンでいえば、100〜450mm程度である。
本実施形態の生理用ナプキン10においては、吸収体1の高密度高坪量領域1aにエンボス(凹部)5が設けられている。このように吸収体の高密度高坪量部分内にエンボス(凹部)を設けることで、エンボス(凹部)の下部において、高密度高坪量領域1a中で更に吸収体の密度が高められた部分(凹部下部)6が形成されている。そしてこの更に密度が高められた部分(凹部下部)6における毛細管力が著しく高められている(図1においては1か所のみにおいて密度が更に高められた部分6を示しているが、エンボス(凹部)5の下部はいずれも吸収体の密度が更に高められている。このことは、後述する別の実施形態についても同様である。)。なお、エンボス(凹部)5は吸収体の裏面に設けられていてもよく、この場合は密度の更に高められている部分6がエンボス(凹部)5の上側に配される。これにより、エンボスを設けた領域では、液がエンボスに導かれやすく、直接周辺の低密度部分に液が進まないようにできることにより、周囲に拡散して広がってしまうことを抑制しうる。また、複数のエンボスを所定の形状・間隔で近接して設けることで、高密度高坪量領域1aを安定させることができるとともに、この領域においてエンボスによる液の拡散抑制効果を有する。
ここで、吸収体1の全体についてみると先に述べたように中央に高密度高坪量領域1aが配され、吸収体の面方向に疎密が形成されている。これにより先に述べたとおり、毛細管力により液を中央に留め、周辺部分への液拡散を抑制している。さらに高密度高坪量領域1aに局部的に更に密度を高めて形成したエンボス5を所定の形態で配すことにより、エンボス5への液体の導液性により拡散抑制力が一層高められる。すなわち、単にエンボスを付したものや、単に密度勾配を設けたのではなしえない、両者の相互作用による液戻り抑制性、液体拡散制御性を実現しうる。なお、エンボス面は吸収体の表面、裏面のどちらか片方あるいは両面でも良い。
上記相互作用についてさらに具体的に以下に説明する。まず高密度高坪量領域1aの作用についていうと、本実施形態における吸収体中央の高密度高坪量領域1aは周辺領域1bより坪量及び密度が高く、高い繊維間の毛細管力により、より強く液体を引き寄せる。そして、液体は密度が低い領域から高い領域へと移動するため、逆に高い方から低い領域には広がりにくい。このため例えば中央部に高密度高坪量領域を設けることで液保持性に優れ、漏れの抑制力が発揮される。さらに、本実施形態のように吸収体の高密度高坪量領域1aを前後方向(Y方向)に長く配設することにより、液体の吸収領域としては通常利用しにくい吸収体前後端の部分にまで液体を行き亘らせて保持させることができる。このようにして、吸収体全体の液体保持量を増大させることができ、一方で漏れの防止性を高めるという作用を実現しうる。
ところで、吸収体の密度を高くしていくと液の保持力と移動速度すなわち拡散速度は速まるが、体積当たりの液の吸収量が著しく少なくなるため、吸収速度が遅くなる。したがって、単に疎密さをつけるために高密部の密度を高めても吸収速度が遅くなり、吸収が間に合わない液が周囲に広がる結果となる。すなわち、液体吸収速度と拡散速度とは通常相反し、吸収体の疎密の調節だけではこれらの両立は難しい。そのため、上述のような横漏れ防止作用と前後方向の拡散保持作用とを高いレベルで両立することは難しい。
これに対し、本実施形態においては、上記高密度高坪量領域の作用と局部的に密度を高めてなした凹部(エンボス)の作用とを組み合わせることにより、液拡散方向性を与えることができるため、横漏れ防止作用と前後方向の拡散保持作用を示し、しかも大きな吸収量を実現することが可能となる。さらに、凹部によって、液の拡散が早く行われるようになるため、拡散速度も向上させることができる。なお、この機能は表面側(着用者側)に凹部がある方が直接吸収された液体に働くため高くなり好ましいが、非吸収面側(着用者の反対側)であっても吸収体を通って溢れた液で同様の作用を奏する。
詳しくは、エンボス部分の吸収体の密度が極めて高く、これを間欠的に多数設けることで、その領域に極めて高い拡散力を持たせた部分を配列することができるとともに、エンボス以外の比較的高密度の部分で素早い液体吸収を行う。そして、エンボスの形状や間隔等を適宜調整することにより、所望の方向に液体をエンボス列に沿って選択的に伝え、拡散させることができる。これにより、高密度高坪量領域1aの液体拡散保持量及び所定方向への液体吸収速度の両方を高めることができる。さらに、上記エンボスパターンを吸収体の前後方向(Y方向)に液体が移行する形態とし、幅方向(X方向)へは拡散しにくい形態とすることで、上述した横漏れ防止作用と前後方向の拡散保持作用とを同時に高めることができる。このような機能的なエンボスパターンとして後述する長手方向基調のパターンが挙げられる。
このようにして、吸収体の領域的な疎密の配分(高密度高坪量領域1a及び低密度低坪量領域1bの面積比、配置等)と、エンボスの配設形態(エンボスの深さ、形状、数、間隔、大きさ等)とを多様に組み合わせることで、要求される使用状況や排泄液の量、性質等に応じた機能的な吸収体を構成することができる。
さらに高密度高坪量領域1aにエンボス5を設けることで、吸収体(特に高密度領域1a)の形状安定性を高め、吸収体を所望の形状のものとすることができる。例えば、後述するように、厚さが部分的に異なる吸収体前駆体を複数の刃を設けたプレスで圧縮加工して、上記の高密度高坪量領域1aにエンボスを設けた吸収体を成形することができる。
このとき、先に述べた特許文献5のように、厚さが部分的に異なるシート材料を単に平プレスにより圧縮賦形すると、圧縮されてより密になった部分は、特に薄くなりすぎたり、逆に厚くなりすぎたりすることがある。この形状変化は圧縮直後に生じていることもあれば、時間をおいて徐々に変形していくこともある。このように所望の形状にすることが困難な場合でも、吸収体全体を極めて強く圧縮すれば上記形状のバラツキを抑えることはできる。しかし、これでは全体が圧縮されすぎてしまい前述のとおり良好な液体の吸収拡散速度が得られないことがある。あるいは、吸収体が硬くなりすぎることがある。
本実施形態1によれば、高密度高坪量領域1aとエンボス5との組み合わせ作用により上述のような形状の不安定性を解消することができ、例えば高密度高坪量領域1aと低密度低坪量領域1bとを実質的に同じ厚さにして作製し、経時的にもその形状が変化しにくいものとすることができる本発明において実質的に同じ厚さとは、吸収体の全体において厚さが均一であることを意味するが、物品のフィット性や液体吸収性等において機能的に影響しない範囲で厚さのばらつきがあってもよい。具体的には、吸収体の部分的な厚さの差が2mm以内であることが好ましい。
このように吸収体を所望の安定な形状にしたことにより、吸収性物品の型崩れを防ぎ、特に吸収体と他の部材との形態的な相互作用を維持して実現することができる。具体的には密着性がよく、表面シートから吸収体への液体等のスムースな移行が可能となる。また、本実施形態の吸収体のように均一な厚さが維持されているため、違和感なく着用することができる。
吸収体に設ける凹部(エンボス)の深さは特に限定されないが、吸収体の厚さt(図2)の20〜80%の深さとすることが実際的である。吸収体1の厚さtは特に限定されないが、生理用ナプキンにおいて例えば2〜8mmとすることが好ましい。
本実施形態1の生理用ナプキン10においては、エンボス5を中央の高密度高坪量領域1aにのみ配設する形態としたが、エンボス5を低密度低坪量領域1bに併せて設けてもよい。例えば、領域1bで液体の幅方向への拡散を抑制する機能を付与したエンボスパターンを設けることができ、これによりさらに横漏れ防止性を高めることができる。
本実施形態1における吸収体1には上述のとおり高密度高坪量領域1aが設けられており、この密度は特に限定されないが、生理用ナプキンとすることを考慮し、例えば0.02〜0.2g/cmとすることが好ましく、0.04〜0.16g/cmとすることがより好ましい。一方、低密度低坪量領域1bの密度は、例えば0.01〜0.1g/cmとすることが好ましく、0.02〜0.08g/cmとすることがより好ましい。高密度高坪量領域1aと低密度低坪量領域1bとの密度の差は例えば0.01〜0.1g/cmとすることが好ましく、0.02〜0.08g/cmとすることがより好ましい。
本実施形態1においては、吸収体1の高密度高坪量領域1aの坪量は低密度低坪量領域1bの坪量より高いものとされている。高密領域1aの具体的な坪量は特に限定されないが、生理用ナプキンとすることを考慮し、例えば200〜800g/mとすることが好ましく、250〜450g/mとすることがより好ましい。低密度低坪量領域1bの坪量は、例えば100〜400g/mとすることが好ましく、150〜250g/mとすることがより好ましい。高密度高坪量領域1aと低密度低坪量領域1bとの坪量の差は例えば100〜400g/mとすることが好ましく、150〜250g/mとすることがより好ましい。
通常、吸収体の密度を単に高めたのでは、その分吸収体の液体吸収量が低下してしまう。これに対し、本実施形態1の吸収性物品においては、その吸収体の領域1aの密度と併せて坪量を高めたため、単に密度を高めたものと異なり、吸収体全体の液体吸収量を低下させず高吸収量を維持しうる。しかも、高密度高坪量領域1aの厚みも薄くなることなく、低密度低坪量領域1bと同程度にできるため、体とのフィット性が維持できる。
図3は図2に示した吸収性物品の好ましい製造方法における製造工程の一部(吸収体前駆体セット工程)を模式的に示す断面図である。本実施態様の製造方法においては一対のロールにより吸収体を形成するが、特に図3に示した製造工程においては、厚さが部分的に異なる吸収体前駆体(厚い部分35aと薄い部分35bとを有する。)が下側ロール32の上面に乗せられた状態(吸収体前駆体が圧縮される前の状態)を示している。吸収体前駆体35の上面uは厚部35aが高く(高さt)、薄部35bが低い(高さt)断面形状にされている。そして吸収体前駆体35を、その上方から上側ロール31が押圧するように、この上側ロールが配されている(ただし、図3では上側ロール31の形状を吸収体前駆体35と区別して示すため実際よりかなり上方にずらして示している。このロールが回転しながら吸収体前駆体を押圧するときには、同図の補助線36a(上側ロールの断面下端にあたる線)が補助線36bの位置の付近になるように設定される。)。上側ロール31には複数の歯(凸部)33が設けられており、これにより、吸収体前駆体を全体的に圧縮するとともに凹部(エンボス)が形成される。
圧縮後に形成された吸収体1(図2参照)の厚さはtにされている。このとき、通常、吸収体の厚さtは前駆体の厚さtとほぼ同等か、tの方がやや薄くなる。上側ロールと下側ロールとにより吸収体前駆体を圧縮するときの両ロールの間隔は特に限定されず、圧縮後の吸収体全体の密度や厚さ等を考慮して定めればよく、両ロールによる押圧をうけ吸収体前駆体35の厚部35a(図3参照)が吸収体の高密度高坪量領域1a(図2参照)となる。
このように吸収体前駆体の少なくとも厚部を圧縮すると同時に、凹部を設けることにより、それぞれを別々に行う煩雑さがなく効率的である。ここで、単に吸収体に高密度高坪量領域1aと低密度低坪量領域1bを設け両者の厚みをそろえるのであれば疎部のプレス加工とエンボス加工とを別々に行ない調整しうることもある。しかし、特に密部の形状が複雑になる場合にはエンボスの位置や位相の合わせが困難になることがある。このような場合でも、本実施態様の製造方法のようにプレス加工と同時にエンボス加工を行うことにより、エンボスの位置や位相によらず安定した成形加工をすることができる。そのため、例えば起伏を有する肌部分に追従してクッション性を付与するような複雑な形状を有する吸収体を形成するようなときにも、好適に対応することができ、安定した品質で吸収体及びこれを有する吸収性物品を製造することができる。
本実施態様の製造方法においては、吸収体前駆体は立体的に賦形されており、上述のように厚部35aと薄部35bを有する。このように部材を所望の形状に立体成形する方法としては、上述した立体積繊技術(例えば、前記特許文献1、2参照)を用いることができる。
吸収性物品の各材料についてさらに詳しくいうと、表面シート2は、液透過性であり肌への当りのソフトな材料からなることが好ましい。例えばコットン等の天然繊維を材料とする不織布や、各種合成繊維に親水化処理を施したものを材料とする不織布、プラスチックフィルムに開孔を施したシートを用いることができる。表面シート2の坪量は、15〜60g/mであることが好ましく、20〜40g/m程度であることがより好ましい。表面シートに用いる不織布の製造方法は、用いる繊維の組成や特性に応じて適宜選択することができる。例えばスパンレース法、サーマルボンディング法、エアスルー法、スパンボンド法などにより製造することが好ましい。表面シートは1枚であっても、複数のシートを組み合わせたものであってもよい。
裏面シート3は液不透過性のシート材からなることが好ましい。裏面シートの坪量は、15〜60g/mであることが好ましく、20〜45g/m程度であることがより好ましい。裏面シートは必要に応じて水蒸気透過性のものであってもよい。具体的には、十分な水蒸気透過性を得るために、炭酸カルシウム等のフィラーからなる微粉を分散させたポリエチレン等の合成樹脂製のフィルムを延伸し、微細な孔をあけた多孔質フィルムを用いることが好ましい。裏面シートは、上述のとおり1枚であっても複数のシートや不織布を組み合わせたものであってもよい。
吸収体1の形成材料としては、通常吸収性物品に用いられるものを用いることができる。具体的には例えば、繊維集合体又はこれと高分子吸水ポリマーとを併用させたもの等を用いることができる。繊維集合体を構成する繊維としては、パルプ繊維等の親水性天然繊維や、レーヨン等のセルロース系合成繊維、その他合成繊維(好ましくは親水化処理を施したもの)等を用いることができる。
図4は、本発明の吸収性物品の別の実施形態としての生理用ナプキンを模式的に示す平面図である。同図に示した吸収体41においては3つの領域においてその密度及び坪量が異なるものとされている。具体的に、高密度高坪量領域41a、中密度中坪量領域41c、低密度低坪量領域41bに区分され、この順に密度及び坪量が低くなるようにされている。このようにすることで高密度高坪量領域41aから低密度低坪量領域41bにかけての密度及び坪量の変化を中密度中坪量領域を介し緩やかにすることができ、例えば着用者に違和感を与えないという利点がある。
本実施形態2の生理用ナプキン20においては、高密度高坪量領域41a及び中密度中坪量領域41cにエンボス5が多数設けられており、このエンボス5が奏する作用は本実施形態1で述べたのと同様である。
図5は、本発明の吸収性物品のさらに別の実施形態(本実施形態3)としての生理用ナプキン30を模式的に示す平面図である。本実施形態3における吸収体61には低密度低坪量領域61bに囲まれるようにして、2つの島状の高密度高坪量領域62a及び63aを設けている。領域62a及び63aの密度及び坪量は略同等であり、いずれも領域61bの密度及び坪量より高いものとされている。そして本実施形態3においては、図示したもののように、生理用ナプキンの略中央部から前部に延びる広い高密度高坪量領域62aが配され、後部には狭い高密度高坪量領域63aが配されている。このとき高密度高坪量領域62a及び63aのいずれにもエンボス5が設けられている。このような形態で吸収体面内に複数の高密度高坪量領域を設けることにより、必要な箇所での液体の保持能力を強化し、後ろ漏れや斜め後ろ漏れ防止を図る。また、剛性の違いにより前後に曲がり易くなりフィット性が向上する。なお、高密度高坪量領域をさらに3つ以上島状領域に区分してもよく、求められる機能に応じて適宜に配設すればよい。
図6は、本発明の吸収性物品のさらにまた別の実施形態(本実施形態4)としての生理用ナプキン40を模式的に示す断面図である。本実施形態4における吸収体71には低密度低坪量領域71bと高密度高坪量領域71aとが幅方向(X方向)に交互に配されている。そして平面方向でいうと(平面図は図示せず。)、線状の高密度高坪量領域71aが線状の低密度低坪量領域71bを挟んで幅方向に交互に略平行に配された形態とされている。このような形態とすることで、より一層、幅方向への液体の拡散を抑制し、前後の吸収体を有効に使うことができる。
図7は、本発明の吸収性物品のさらに別の実施形態(本実施形態5)としての生理用ナプキン50を模式的に示す断面図である。本実施形態5における吸収体81は、板状ないしシート状の吸収性部材83及び82の複合体として形成されている。吸収性部材83は高密度高坪量領域83aを有し、この周囲に低密度低坪量領域83bを有する。そして、この高密度高坪量領域83aの表面シート側にエンボス5を有する(この吸収性部材83は本実施形態1の吸収体1に相当し、寸法や密度等の好ましい範囲、製造方法等は本実施形態1と同様である。)。そして、この吸収性部材83の表面シート側に、更に吸収性部材82が積層されている。吸収性部材82の密度及び坪量は吸収性部材83の低密度低坪量領域83bと略同等であるか、あるいはより低密度かつ低坪量である。すなわち、高密度高坪量領域83aを吸収体81の厚さ方向(Z方向)でみると疎密が設けられた形態にされている。このような形態にすることで、吸収性部材82で、使用時の排泄部への密着を高めて、液体の吸収を確実なものとするとともに、そこで吸収した液体を順次、高密度高坪量部83aが吸収、保持する。こうして、十分な吸収量を有すると共に、排泄部との密着部付近は比較的ドライに保たれる。
図8は、エンボスパターンの好ましい実施形態を模式的に示す拡大平面図である。エンボスは上述のとおり吸収体の疎密に応じて機能的に調節した形態で設けることが好ましい。このとき、例えば、図示したもののように吸収体の長手方向基調(図8に示したY方向は、図1の物品長手方向(Y方向)に相当する。)にしたエンボスパターンであることが好ましい。ここで、長手方向基調のエンボスパターンとは、物品幅方向に対し長手方向に向けて液体をより優先的に拡散しうるエンボスパターンをいう。具体的には、図示したもののように、エンボスパターンを構成する要素を取り出したとき、その形状が長手方向(Y方向)に長く延びていることが好ましい。例えば、図8(a)でいうと十字形状のエンボス要素であり、この十字を構成する長手方向(Y方向)に向けた線状エンボスが、幅方向(X方向)に向けた線状エンボスより長くされており好ましい。また、図8(d)でいうと、中心で分割されたX字形状のエンボス要素から構成されており、このX字形状の要素の長手方向(Y方向)の長さが幅方向(X方向)より長くされている。図8(e)では菱形要素の長手方向がより長くされている。
本発明の吸収性物品は、上述した生理用ナプキンの具体的な構成に限られるものではなく、例えばさらに他の機能性の部材や構造を適用してもよく、そのほか吸収体以外の部材に適宜にエンボス等を設けてもよい。また本発明において吸収性物品とは特に限定されず液体等の吸収性を有する物品を含むが、生理用ナプキン、軽失禁パッド、又はおむつであることが好ましい。
本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキンを模式的に示す平面図である。 図1におけるII−II線断面を示す断面図である。 図2に示した吸収性物品の好ましい製造方法における製造工程の一部を模式的に示す断面図である。 本発明の吸収性物品の別の実施形態としての生理用ナプキンを模式的に示す平面図である。 本発明の吸収性物品のさらに別の実施形態としての生理用ナプキンを模式的に示す平面図である。 本発明の吸収性物品のさらにまた別の実施形態としての生理用ナプキンを模式的に示す断面図である。 本発明の吸収性物品のさらに別の実施形態としての生理用ナプキンを模式的に示す断面図である。 エンボスパターンの好ましい実施形態を模式的に示す拡大平面図である。
符号の説明
1、41、61、71、81 吸収体
2 表面シート
3 裏面シート
5 エンボス(凹部)
6 密度がさらに高められた部分(凹部下部)
9 サイドシール部
10、20、30、40 生理用ナプキン
31 上側ロール
32 下側ロール
33 歯
35 吸収体前駆体
36a、36b 上側ロール断面下端を示す補助線

Claims (6)

  1. 吸収体を備えた吸収性物品であって、前記吸収体が、その一部において密度及び坪量が高められた領域を有し、かつ、該密度及び坪量が高められた領域中に局部的に更に吸収体の密度が高められた部分を有し、該部分は対応する凹部を有する吸収性物品。
  2. 前記吸収体において、前記密度及び坪量が高められた領域が、密度及び坪量が高められていない領域と実質的に同じ厚みである請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記密度及び坪量が高められた領域の坪量が、密度及び坪量が高められていない領域の坪量に対して、1.5倍〜2.5倍である請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記凹部が吸収性物品の幅方向に延びる線状エンボスと前後方向に延びる線状エンボスとからなり、前記幅方向に延びる線状エンボスが前記前後方向に延びる線状エンボスより短いものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体を下部吸収性部材とし、その密度及び坪量が高められた領域の上側に、該密度及び坪量が高められた領域の密度より低い密度の上部吸収性部材を配置した請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 所定の部分をこれ以外の部分より高坪量にした吸収体前駆体を圧縮して吸収体を形成するに当たり、前記前駆体の少なくとも前記高坪量にした部分にエンボスを設けると同時に、少なくとも該高坪量にした部分を圧縮して吸収体を形成し、該吸収体を配設してなす吸収性物品の製造方法。
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