JP2017086578A - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の吸収性物品1をトップシート10側から見た平面図である。本発明の実施形態に係る吸収性物品1としては、図1に示すような軽失禁パッドが例示されるが、本発明はこれに限定されるものではなく、軽失禁ライナー、生理用ナプキン、その他の吸収性物品であってもよい。吸収性物品1は、身体接触側表面に配置された液透過性のトップシート10と、トップシート10に対向し、衣類接触側表面に配置された液不透過性のバックシート30と、トップシート10及びバックシート30の間に配置された吸収体20と、を備え、これにより、吸収体20は、トップシート10とバックシート30との間に挟まれた構造となっている。吸収性物品1は、着用者の前側に位置する前部1aと、着用者の股間に位置する股部1bと、着用者の後側に位置する後部1cとを有し、それぞれの領域に圧搾溝21が形成されている。
トップシート10は、吸収体20に向けて体液を速やかに通過させるものであり、吸収体20を挟んで、バックシート30と対向して配置されている。トップシート10は、肌と当接するシートとなることから、柔らかな感触で、肌に刺激を与えないような基材、例えば、エアスルー不織布を代表とするサーマルボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、又はこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。トップシート10は、単層であっても、複数層積層していてもよく、ドライタッチ性を付与するために多数の透孔が形成されていてもよい。
バックシート30は、吸収性物品1の外部に体液が漏れないよう、液不透過性を有し、遮水性を有するシート材が用いられるが、ムレ防止のために透湿性を有していてもよい。このような特性を有するバックシート30の材料としては、例えば、ポリエチレンシートやポリエチレンラミネート不織布等の厚みの薄いプラスチックシートを挙げることができる。バックシート30は、着用者の股部が位置づけられる長手方向中央に括れ部を有する砂時計形状、略矩形状等の形状を有していてもよく、吸収体20の側縁より若干外方に延在して設けられていてもよい。バックシート30の衣類接触側表面には、着用時に下着等に吸収性物品1を固着するための粘着剤層が設けられていてもよい。吸収性物品1が粘着剤層を有する場合、粘着剤層を保護するための剥離シートを有していてもよく、この剥離シートは、吸収性物品1の包装シートと一体となっていてもよい。トップシート10及びバックシート30は、長手方向端部等、端部の少なくとも一部において、吸収体20を挟まずに、ホットメルト接着剤やヒートシール等により固着されるフラップを形成していてもよい。
吸収体20は、基材としての吸収性繊維と、高吸水性ポリマー(以下、SAPとも称する)と、を含有する。吸収性繊維は、一般に生理用ナプキン、おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。斯かるフラッフパルプとしては、木材パルプ、合成繊維、ポリマー繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体20の吸収性繊維は、吸収性能及び肌触りを損なわないよう、100g/m2以上800g/m2以下の坪量とすることが好ましい。
図2は、本発明の吸収性物品1の前部1a及び股部1bの境界部における圧搾溝21の拡大平面図であり、図3は、本発明の吸収性物品1の、股部1b並びに前部1a及び後部1cにおける、着用時の変形の様子を示す図面である。本発明の吸収性物品1は、前部1a、股部1b及び後部1cのそれぞれに、トップシート10から吸収体20に亘る圧搾溝21を有しており、股部1bの圧搾溝21は、前部1a及び後部1cの圧搾溝21とそれぞれ連通している。換言すれば、本発明の吸収性物品1は、長手方向に沿って、前部1aから股部1bを通過して後部1cに至る圧搾溝21を有している。図2に示すように、本発明において、圧搾溝21は、吸収性物品1の幅方向中心線を軸として左右対称に1対設けられていることが好ましく、前部1a及び後部1cにおける左右一対の圧搾溝21は、吸収性物品1の長手方向両端部において連結し、弧を描く構成となっていることが好ましい。なお、圧搾溝21は、股部1bの幅方向中央部を避けて設けることが好ましいが、このような構成とすることにより、吸収性物品1の体液排出部付近における肌当たりを良好なものとすることができる。
吸収性物品1の身体接触側表面には、立体ギャザー50が設けられていてもよい。この立体ギャザー50は、トップシート10とともに体液の閉じ込め空間を形成し、体液の横漏れを防止できるようになっている。立体ギャザー50は、立体ギャザーシートと、立体ギャザーシートの自由端部に沿って配された伸縮性弾性部材と、を備えていることが好ましい。伸縮性弾性部材としては、天然ゴム、合成ゴム及びポリウレタン等からなる、糸状、紐状、平型形状のものを適宜使用することができる。
吸収性物品1の製造方法としては、特に限定はなく、従来公知の方法を採用することができ、例えば、必要に応じて、液拡散性シート及び立体ギャザー50をあらかじめトップシート10上に配置し、このトップシート10とバックシート30との間に吸収体20を挟持し、トップシート10から吸収体20に亘る圧搾溝21を形成させつつ、トップシート10とバックシート30とを一部又は全周に亘ってホットメルト接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を用いて固定することで製造することができる。そして、これを包装体に個別包装した後、長手方向に3つ折り等にして折り畳めばよい。
1a 前部
1b 股部
1c 後部
10 トップシート
20 吸収体
21 圧搾溝
30 バックシート
50 立体ギャザー
Claims (4)
- 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置される吸収体と、を有し、前部、股部及び後部を有する吸収性物品であって、
前記前部、前記股部及び前記後部には、それぞれ圧搾溝が設けられ、前記股部の圧搾溝は、前記前部及び前記後部の圧搾溝とそれぞれ連通し、
前記股部の圧搾溝の溝幅は、前記前部及び前記後部の圧搾溝の溝幅よりも広く、
前記前部及び前記後部の圧搾溝の深さは、前記股部の圧搾溝の深さよりも深い、吸収性物品。 - 前記前部の圧搾溝及び前記股部の圧搾溝の連結点、並びに前記後部の圧搾溝及び前記股部の圧搾溝の連結点において、前記前部の圧搾溝及び前記後部の圧搾溝が分岐している、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記股部の圧搾溝の溝幅が、2mm以上12mm以下であり、前記前部及び前記後部の圧搾溝の溝幅が、1mm以上6mm以下である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記股部の圧搾溝の深さが、前記吸収体の厚みに対して30%以上90%以下であり、前記前部及び前記後部の圧搾溝の深さが、前記吸収体の厚みに対して40%以上95%以下である、請求項1から3のいずれかに記載の吸収性物品。
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JP2015221927A JP2017086578A (ja) | 2015-11-12 | 2015-11-12 | 吸収性物品 |
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JP2015221927A JP2017086578A (ja) | 2015-11-12 | 2015-11-12 | 吸収性物品 |
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- 2015-11-12 JP JP2015221927A patent/JP2017086578A/ja active Pending
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