JP6214370B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
図1は、本発明における吸収性物品の好ましい一実施形態としての生理用ナプキンを肌当接面方向から示した一部切欠斜視図であり、図2は図1のII−II線断面である。図3は本実施形態の生理用ナプキンにおける表面シートの一部を拡大して一部断面により模式的に示す斜視図である。また、図5は本実施形態に係る吸収体のみを模式的に示す図であり、(A)は吸収体をその肌当接面側からみた平面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図であり、(C)は吸収体をその非肌当接面側からみた平面図である。なお、これらの図において煩雑さを避けるため吸収体のコアラップシートを省略して示す。
本実施形態のナプキン10は、図1に示すように、肌当接面側に配置される液透過性の表面シート1、非肌当接面側に配置される裏面シート2、及び該両シートの間に配置される吸収体3を備え、実質的に縦長の形状である。裏面シート2の肌当接面側に吸収体3が接着剤等で接合され配設されている。さらに裏面シート2の肌当接面側における前記吸収体3の長手方向左右両側の外方ではサイドシート4が裏面シート2に当接して接合されている。裏面シート2とサイドシート4とが当接した部分では表面シート1が裏面シート2とサイドシート4とで挟持され、さらにその幅方向(X方向)内方向に向け表面シート1が吸収体3よりも肌当接面側に位置されるように配されている。このように積層された前記の各シート部材が吸収体3の外方で吸収体3を介在させずにヒートシール等により接合され、ナプキン10の外周縁部6を形成している。サイドシート4の自由端41には外周縁部6へ向うポケット(図示せず)が形成され、液等の横モレを防ぐ効果を有する。なお、本実施形態におけるナプキン10の幅方向左右両側部には、サイドシート4を有してなるウイング部42がナプキン10の幅方向外方に向って延出し、この部分をショーツにおける股下部の非肌当接面側に巻き込んでナプキン10をショーツに固定する。
吸収体3の非肌当接面側には、吸収体3の幅方向Xに沿って延びる複数条の凹部31があり、前記吸収体3の凹部31がさらに吸収体3の長手方向Yに沿っても複数条形成されている。すなわち、前記吸収体3は凹部31によって囲われた領域が突出吸収部33として区画されて形成されている。本実施形態の突出吸収部33は、吸収体3の平面視において、自然状態にて相互間に所定の隙間s,r(図5(c)参照)を有するように縦横方向に配設されている。本実施形態において突出吸収部33は縦横に突出吸収部33を投影したときに隣合う突出吸収部33と位置が一致する市松配列である。つまり、多数の突出吸収部33を長手方向及び幅方向に投影したときにいずれの方向にもその投影像が重なる配置にされている。図5に示す突出吸収部33(高坪量領域)の配置や形状は一例であり、配置は、適宜用途や機能に応じて配列を選択することができ、特に限定されないが、例えば千鳥状配列(上記投影像が長手方向及び/又は幅方向にみて略半ピッチずれのある配置)であってもよい。また、図5に示す突出吸収部33は、平面視において長手方向に長い略長方形状であるが、本発明においてこの形状は特に限定されず任意の形状のものを採用可能である。本実施形態において突出吸収部33はパルプ繊維と超吸収性ポリマーとから構成されており、その輪郭は図示したもののように定形的なものではなくてもよく、全体として上述した立体形状のものとされていることが好ましい。また、突出吸収部33の縦横の配列も上記に限らず用途に合わせ適宜決められるのが好ましい。吸収体3を上述したように縦横の凹部31によって区画されることにより、その部分において可撓部位となり、ナプキン10が肌面の起伏にフィットする「身体適合性」、及び着用者の動きにも良好に追随して肌に対する部分的な隙間の発生を防止する「動作追随性」が極めて高くなる。
この効果をより発揮し易くするためには、突出部11の頂部11aから窪み部12へ、さらに開孔部13の端部へと繊維密度が高まる密度勾配があることが好ましい。
空間部Sの高さt2(図6参照)は、好ましくは0.1mm以上であり、更に好ましくは0.2mm以上であり、また、好ましくは4.9mm以下であり、更に好ましくは2.9mm以下であり、また、好ましくは0.1mm以上4.9mm以下であり、更に好ましくは0.2mm以上2.9mm以下である。
なお、図中に示した凹部吸収部34、及び突出吸収部33のそれぞれの領域は実際的には図示したように区画されている必要はなく、その範囲は使用する目的によって適宜決められることが好ましい。
また凹部吸収部34の坪量(w1)と突出吸収部33の坪量(w2)の測定方法は、FEATHER社製カミソリ(フェザー剃刃S片刃)を押し当てて、凹部吸収部34を切り出して重量計測して切り出した部分の面積で除すことで算出し、同様に上部33aを含む突出吸収部33を切り出して重量計測して切り出した部分の面積で除すことで坪量を算出した。
例えば、高密度部及び低密度部は、吸収体の長手方向の一部のみに形成されていても良い。例えば、吸収体の液排泄部対向部のみに形成されていても良く、前方部と液排泄部対向部のみに形成されていても良く、後方部と液排泄部対向部のみに形成されていても良い
1 表面シート
11 突出部
11a 頂部
12 窪み部
13 開孔部(低繊維密度領域)
2 裏面シート
3 吸収体
31 凹部
33 突出吸収部
34 凹部吸収部
4 サイドシート
5 防漏溝
S 空間部(内部空間)
Claims (4)
- 肌当接面側に配置される液透過性の表面シート、非肌当接面側に配置される裏面シート、及び該両シートの間に配置される吸収体を有する吸収性物品であって、
前記吸収体は、高坪量領域と、該高坪量領域より相対的に坪量が低い低坪量領域を有しており、
前記高坪量領域は、前記低坪量領域よりも相対的に厚みが大きくかつ相対的に高密度であるとともに、前記低坪量領域によって囲まれるようにして平面方向に複数配置されており、
前記表面シートは、肌当接面側に複数の窪み部と複数の突出部とが平面方向において交互に配置された構造を有しているとともに、前記窪み部には、周囲に位置する部分よりも繊維量の少ない低繊維密度領域が形成されており、前記突出部と前記吸収体との間に内部空間を有しており、
着用者の排泄部に対向する排泄部対向領域では、前記低坪量領域と前記低繊維密度領域が、平面視において重なっている吸収性物品。 - 前記表面シートにおける前記窪み部が、熱圧搾により前記吸収体に接合されている請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記表面シートにおける前記窪み部では、前記低繊維密度領域の周囲に位置する高繊維密度領域が前記突出部よりも高密度である請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記低繊維密度領域が開孔部である請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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