JP4919779B2 - 生理用ナプキン - Google Patents

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本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品には、吸収層及び防漏層を備えた吸収性本体と、該吸収性本体の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップとを有するものがある。後方フラップとは、吸収性本体から延出した状態で折り返されることなくショーツ等の下着に装着されて用いられるもので、下着のクロッチ部の外面側に折り返されて用いられるウイング部とは異なるものである。
また、後方フラップを有する生理用ナプキンにおいて、後方フラップに吸収層(以下「フラップ吸収層」という)を設け、吸収性本体から溢れた体液を後方フラップにおいて吸収できるようにして、生理用ナプキン全体としての防漏性を向上させる技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2000−189459号公報
フラップ吸収層を備えた後方フラップを有する生理用ナプキンにおいては、フラップ吸収層の厚みが薄く、フラップ吸収層の液保持性が高く、フラップ吸収層における液戻り(一旦吸収した液が漏れ出すこと)が少ないことが望まれている。しかし、特許文献1記載の生理用ナプキンにおいては、これらの点を改善することについて十分に考慮されておらず、これらの点について更なる改善が望まれている。
従って、本発明の目的は、フラップ吸収層を備えた後方フラップを有する吸収性物品において、フラップ吸収層の厚みを薄くし、フラップ吸収層の液保持性を高くし、フラップ吸収層における液戻りを少なくすることができる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、本体吸収層及び本体防漏層を備えた実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップとを有する吸収性物品であって、前記後方フラップは、フラップ表面シート、フラップ裏面シート及びこれらの間に介在するフラップ吸収体を備えており、前記フラップ吸収体は、繊維集合体に吸収性ポリマーが配合されてなるポリマーシートを備え、該フラップ吸収体の上面側が液の一時保持層として機能するようになっている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、本体吸収層及び本体防漏層を備えた実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップとを有する吸収性物品であって、前記後方フラップは、フラップ表面シート、フラップ裏面シート及びこれらの間に介在するフラップ吸収体を備えており、前記フラップ表面シートは、前記フラップ吸収体に向けて突出する多数の突出開孔を有しており、該突出開孔によって、該フラップ表面シートにおける該突出開孔が設けられていない領域と該フラップ吸収体とが離間している吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明によれば、フラップ吸収層を備えた後方フラップを有する吸収性物品において、フラップ吸収層の厚みを薄くし、フラップ吸収層の液保持性を高くし、フラップ吸収層における液戻りを少なくすることができる。
以下、本発明の吸収性物品について、その好ましい一実施形態(第1実施形態)に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の吸収性物品は、生理用ナプキン1であり、図1〜図3に示すように、本体吸収層(21,23)及び本体防漏層22を備えた実質的に縦長の吸収性本体2と、吸収性本体2における少なくとも後方部Bの両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップ3,3と、吸収性本体2における前方部Aの両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対のウイング部4,4とを有している。
吸収性本体2において、「前方部A」とは、使用時において着用者の前方側に位置する部分を意味し、具体的には、吸収性本体2の長手方向中央部よりも前側に位置する部分である。また、「後方部B」とは、使用時において着用者の後方側に位置する部分を意味し、具体的には、吸収性本体2の長手方向中央部よりも後側に位置する部分である。「少なくとも後方部B」とは、後方フラップ3の一部が前方部Aから延出している形態を含む意味である。
また、特に明記のない限り、「長手方向」とは、吸収性物品(吸収性本体2)の長手方向に沿う方向であり、「幅方向」とは、吸収性物品(吸収性本体2)の幅方向に沿う方向である。また、「上面」及び「下面」とは、それぞれ展開状態における上面及び下面のことである。
吸収性本体2は、図2に示すように、本体吸収層(21,23)及び本体防漏層22を備えている。本体吸収層(21,23)は、液透過性の本体表面シート21及び液保持性の本体吸収体23からなる。本体吸収体23は、平面視で略長方形形状を有している。本体吸収体23は、上層本体吸収体23aと下層本体吸収体23bとの積層体からなる。本体表面シート21は、本体吸収体23の上面全域を被覆している。
本体防漏層22は、液不透過性又は撥水性の本体裏面シートからなる。本体裏面シート22は、本体吸収体23の下面全域を被覆している。
吸収性本体2の上面には、図1に示すように、本体表面シート21から本体吸収体23に向けて凹んだ圧搾溝Dが設けられている。圧搾溝Dは、例えばヒートエンボス加工により形成され、本体表面シート21と本体吸収体23とを一体化している。
このように、吸収性本体2は、本体表面シート21、本体吸収体23及び本体裏面シート22の順で積層した積層体からなる。
後方フラップ3は、図1に示すように、吸収性本体2から延出した状態で折り返されることなくショーツ等の下着に装着されて用いられるものである。ただし、後方フラップ3は、生理用ナプキンの個装形態等においてコンパクトにするために吸収性本体2の上面側又は下面側に折り返してもよい。
後方フラップ3を有する生理用ナプキン1の長さ(生理用ナプキンの長手方向に沿う長さ)は、26cm以上、好ましくは30cm以上である。後方フラップ3の(片側の)幅(生理用ナプキンの幅方向に沿う幅)は、1cm以上、好ましくは3cm以上である。後方フラップ3の幅は、個装形態から生理用ナプキンを取り出す際の取り扱い易さや生理用ナプキンの装着し易さの観点から、吸収性本体2の幅よりも短い方が好ましい。本実施形態における後方フラップ3は、後方部Bに配されており、前方部Aから後方部Bに向けて幅が拡がる形状を有している。
後方フラップ3は、図2に示すように、フラップ吸収層(31,33)及びフラップ防漏層32を備えている。フラップ吸収層(31,33)は、液透過性のフラップ表面シート31及び液保持性のフラップ吸収体33からなる。フラップ吸収体33は、平面視で、後方フラップ3を一回り小さくした形状を有している。フラップ表面シート31は、フラップ吸収体33の上面全域を被覆している。
フラップ防漏層32は、液不透過性又は撥水性のフラップ裏面シートからなる。フラップ裏面シート32は、フラップ吸収体33の下面全域を被覆している。
このように、後方フラップ3は、フラップ表面シート31、フラップ吸収体33及びフラップ裏面シート32の順で積層した積層体からなる。
ウイング部4は、下着のクロッチ部の外面側に折り返されて用いられるもので、その位置、平面視形状等が異なる以外は、後方フラップ3と同様の構成を有している。本実施形態におけるウイング部4は、図1に示すように、下底(上底よりも長い辺)が吸収性本体2の側部側に位置する略台形形状を有している。
具体的には、ウイング部4は、図3に示すように、液透過性のウイング表面シート41、液保持性のウイング吸収体43及び液不透過性又は撥水性のウイング裏面シート42の順で積層した積層体からなる。ウイング吸収体43は、平面視で、ウイング部4を一回り小さくした形状を有している。ウイング表面シート41は、ウイング吸収体43の上面全域を被覆している。ウイング裏面シート42は、ウイング吸収体43の下面全域を被覆している。
このように、ウイング部4は、ウイング表面シート41、ウイング吸収体43及びウイング裏面シート42の順で積層した積層体からなる。
吸収性本体2、後方フラップ3及びウイング部4を構成する前記各部材は、それぞれ別体で構成することもできるが、複数の部材を一体的に構成することもできる。
本実施形態においては、図2及び図3に示すように、本体表面シート21、一対のフラップ表面シート31,31及び一対のウイング表面シート41,41は、一つの一体表面シート11から形成されている。また、本体裏面シート22、一対のフラップ裏面シート32,32及び一対のウイング裏面シート42,42は、一つの一体裏面シート12から形成されている。
また、下層本体吸収体23b、一対のフラップ吸収体33,33及び一対のウイング吸収体43,43は、一つの一体吸収体13から形成され、一体化している(直接的な一体化)。一体吸収体13は、それぞれ別体の下層本体吸収体23b、フラップ吸収体33及びウイング吸収体43を、一部重ね合わせることにより形成することもできる(間接的な一体化)。
別の見方をすると、フラップ吸収体33及びウイング吸収体43は、吸収性本体2に亘って延在し、本体吸収体23の一部(下層本体吸収体23b)と直接的あるいは間接的に一体化している。
フラップ吸収体33が吸収性本体2に亘って延在し、本体吸収体23の一部と一体化していると好ましい理由は、次の通りである。フラップ吸収体33においては、体液は、本体吸収体23を介して間接的に又は直接的に、フラップ吸収体33における吸収性本体2近傍の領域に吸収される場合が多い。そのような場合においても、フラップ吸収体33と一体化している本体吸収体23の存在により、フラップ吸収体33における吸収性本体2近傍の領域に吸収された体液は、吸収ポイントから同心円状に徐々に拡散することができるため、後方フラップ3の周縁部から漏れ出しにくい。
なお、フラップ吸収体33と本体吸収体23とが一体化されておらず、それぞれ独立(分離)している場合には、吸収性本体2による液の拡散の影響を受け難い。
また、上層本体吸収体23aと一体吸収体13とは、別体となっている。
一体表面シート11は、上層本体吸収体23a及び一体吸収体13の集合体(23a,13)の上面全域を被覆している。一体表面シート11の周縁部は、集合体(23a,13)の周縁部から延出している。
また、一体裏面シート12は、一体吸収体13の下面全域を被覆している。一体裏面シート12の周縁部は、一体吸収体13の周縁部から延出している。
そして、集合体(23a,13)の周縁部から延出している、一体表面シート11の周縁部と一体裏面シート12の周縁部とは、ヒートシール、ホットメルト接着剤等により接合されている。別の見方をすると、フラップ表面シート31とフラップ裏面シート32とはフラップ吸収体33の周縁部の外方において接合されている。同様に、ウイング表面シート41とウイング裏面シート42とはウイング吸収体43の周縁部の外方において接合されている。
後方フラップ3において、フラップ表面シート31及びフラップ裏面シート(フラップ防漏層)32は何れもフラップ吸収体33に接合されている。この接合には、例えばホットメルト接着剤が用いられる。接着剤の塗工形状は、特に制限されず、例えば、面状(いわゆるべた塗り)、スパイラル状、長手方向又は幅方向に延びるストライプ状、Ω状、ドット状である。本実施形態においては、フラップ裏面シート32とフラップ吸収体33とは、フラップ裏面シート32に塗工された接着剤(図示せず)により非連続的に接合されている。
吸収性本体2において、本体裏面シート22は本体吸収体23に接合されている。この接合には、例えばホットメルト接着剤が用いられる。接着剤の塗工形状は、特に制限されず、例えば、面状(いわゆるべた塗り)、スパイラル状、長手方向又は幅方向に延びるストライプ状、Ω状、ドット状である。本実施形態においては、本体裏面シート22と本体吸収体23とは、本体裏面シート22に塗工された接着剤により非連続的に接合されている。
吸収性本体2、後方フラップ3及びウイング部4の下面には、即ち、一体裏面シート12の下面の所定位置には、ズレ止め材として、それぞれ本体粘着部、フラップ粘着部及びウイング粘着部(何れも図示せず)が設けられている。
生理用ナプキン1の各部の形成材料について説明する。
本体表面シート21及びウイング表面シート41並びに一体裏面シート12(本体裏面シート22、フラップ裏面シート32、ウイング裏面シート42)としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種材料を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シートとしては、各種製法による不織布、樹脂フィルムに開孔を形成したもの、これらの積層体等を用いることができる。裏面シートとしては、透湿性を有するか又は有さない熱可塑性樹脂のフィルム、撥水性の不織布、これらの積層体等を用いることができる。
上層本体吸収体23aは、吸収性物品における吸収体として従来から用いられているものを特に制限なく用いることができる。上層本体吸収体23aは、嵩高で、液保持能が高いものが好ましい。
第1実施形態におけるフラップ吸収体33は、図4に示すように、繊維集合体33cに吸収性ポリマー33dが配合されてなるポリマーシートからなり、フラップ吸収体33の上面側が液の一時保持層として機能するようになっている。
ポリマーシートにおいては、吸収性ポリマーの膨潤により液透過性や液拡散性が低下しないように、フラップ表面シート31側に吸収性ポリマーが存在しないようにするか、又は比較的膨潤しにくい繊維状の形態の吸収性ポリマー(以下「繊維状ポリマー」ともいう)を使用することが好ましい。本実施形態においては、繊維状ポリマーを使用している。繊維状ポリマーを使用した場合には、吸収後の繊維状ポリマーの膨潤によって、ポリマーシートの毛管径が小さくなるため、液が拡散しやすく(液保持性が低下した領域から液を移動させる力が働く)、フラップ吸収体33を有効に使用できる点から好ましい。また、吸収性ポリマーが繊維状であるため、その脱落も起こり難い。脱落防止の観点から、吸収性ポリマー33dは、繊維集合体33cの構成繊維と接合されていることが好ましい。
吸収性ポリマーの脱落防止の工夫がなされたポリマーシートとしては、例えば、特開平5−38350号公報や特開平8−232189号公報に記載のものが挙げられる。
尚、繊維状ポリマーと同様の効果が得られる吸収性ポリマーは、構成繊維上に吸収性ポリマーの原料を直接配し、重合を行うことにより得ることができる。
フラップ表面シート31側に吸収性ポリマーが存在しないポリマーシートとしては、二枚のシート間に吸収性ポリマーを配置し、粘着剤、ヒートシール、超音波シール等の接合方法により吸収性ポリマーを閉じ込めたものが好ましい。吸収性の高さ及び吸収性ポリマーの脱落し難さの点から、吸収性ポリマーの湿潤時の粘着力を利用する方法が特に好ましい。
フラップ吸収体33としては、着用者の身体の湾曲形状に対する適合性、着用者の身体の動きに対する追従性等を考慮すると、比較的薄いシート材料からなることが好ましく、着用者の肌への刺激性を低くするため(ドライ感を高めるため)、液保持性が高いことがより好ましい。
フラップ吸収体33の密度は、好ましくは0.05〜0.3g/mm3、更に好ましくは0.07〜0.2g/mm3である。
また、フラップ吸収体33の密度は、これに延在している本体吸収体(本実施形態においては、下層本体吸収体23b)の密度よりも高いことが好ましく、0.05〜0.2g/cm3程度高いことが更に好ましい。
フラップ吸収体33の密度をこれと一体化している本体吸収体の密度よりも高くする方法としては、例えば、後方フラップのみにロール間において熱および圧力を加える方法や、フラップ表面シート31とフラップ吸収体33とを熱エンボス加工等により接合する方法がある。
フラップ吸収体33の密度がこれと一体化している本体吸収体の密度よりも高くなっていると、フラップ吸収体33に吸収された体液が、これと一体化している本体吸収体に戻りにくい点で好ましい。
フラップ吸収体33の座屈強度は、ヨレ防止及び装着感向上の観点から、20〜500gであることが好ましく、50〜300gであることが更に好ましい。座屈強度を20g以上とすることにより、後方フラップ3がヨレにくくなり、一方、座屈強度を500g以下とすることにより、後方フラップ3の全体が固くなり過ぎることを防止して、装着時に違和感を感じないようにすることができる。
前記座屈強度は、下記のようにして測定される。
〔座屈強度の測定方法〕
測定は、20℃、65%RH下において、1日以上放置した吸収体を用いて、この温度及び湿度条件下にて行う。
詳細には、吸収体を縦150mm×横30mmに切り出し、これを試料とする。この試料の長手方向端部を、その重ね合わせ部分の幅が5mmとなるように重ね合わせ、輪状とする。その後、上下各1cmの部分を、ステープラーにより針の長さ方向が圧縮方向と直角の方向となるように2箇所固定し、リング状のサンプルを得る。得られたリング状のサンプルを、テンシロン試験機〔商品名「RTC―1210A」(株)オリエンテック製〕の試料台に、試料の長手方向を下面にして設置する。設置後、圧縮試験モードにて測定速度10mm/minで試料を圧縮し、座屈したときの最大強度を求める。別に作成した5つのサンプルについて同様に測定を行い、平均を求めて、座屈強度とする。
フラップ吸収体33及びウイング吸収体43は、本体吸収体23から溢れた体液を吸収する補足的なもので、液吸収時の拡散性が低いものが好ましい。具体的には、1gの生理食塩水を吸収体の約1cm上方から10mlビーカーで滴下した後、1分後の吸収面積が80cm2以下であるものが好ましく、50cm2以下であるものが更に好ましい。吸収面積を80cm2以下とすることにより、液の拡散を遅くすることができ、体液がフラップ吸収体33及びウイング吸収体43を過度に拡散して漏れることを防止できる。
フラップ吸収体33の厚さは、好ましい剛性及び拡散性を得るために、2.5g/m2荷重下において0.2〜3mmであることが好ましく、0.3〜2mmであることが更に好ましい。
前述のフラップ吸収体33の各種物性に関する説明は、ウイング吸収体43の各種物性にも適宜適用される。
次に、フラップ表面シート31について説明する。フラップ表面シート31としては、不織布や開孔フィルムのような従来から公知の材料を用いることができるが、フラップ吸収層(31,33)全体としての液の一時保持性を一層高めることができる点から、図4に示すように、液を一時的に保持することが可能な空間(以下「ストック空間」ともいう)34を形成し得るものが好ましい。
このようなフラップ表面シート31としては、具体的には、図4及び図5に示すように、フラップ吸収体33に向けて突出する多数の突出開孔31aを有しているものが挙げられる。このようなフラップ表面シート31によれば、図4(b)及び図5に示すように、突出開孔31aによって、フラップ表面シート31における突出開孔31aが設けられていない領域31bとフラップ吸収体33とが離間する。その結果、フラップ表面シート31のフラップ吸収体33側において、隣接する突出開孔31aの間の空間がストック空間34として機能することになる。
突出開孔31aを有するフラップ表面シート31全体の厚みは、0.5gf/cm2加重下において、好ましくは0.2〜1.0mm、更に好ましくは0.3〜0.7mmである。この厚みの測定は、KES−G5(カトーテック株式会社製)により行われる。
隣接する突出開孔31aの間の平面方向距離は、好ましくは0.5〜5mmである。隣接する3個の突出開孔31aによって囲まれる領域の面積は、ストック空間34に液を一時保持しやすい点から、0.1〜10mm2であることが好ましい。
同様の理由により、フラップ表面シート31の外面には、図5に示すように、長手方向に0〜30°傾斜して延びる波状構造が形成されていることが好ましい。波状構造におけるフラップ吸収体33側の底部に突出開孔31aが形成されていることが好ましい。フラップ表面シート31は、ストック空間34が安定して存在し易い点から、フィルム材料から形成されていることが好ましい。
このような波状構造が形成されたフラップ表面シート31について詳述する。フラップ表面シート31において、隣接する突出開孔31aの間は、頂部を有するように上面側に向けて凸状に湾曲している。また、フラップ表面シート31における該頂部に対応する下面側が、同じく上面側に向けて凸状に湾曲している。即ち、隣接する突出開孔31aの間がアーチ状となっている。そして、複数の頂部が略直線的に連なって畝部31eが多列に形成されている。隣接する畝部31eの間は畝間部31fとなり、畝部31eと畝間部31fとは平面部を有しないように交互に配列されている。畝間部31fには、所定間隔をあけて多数の突出開孔31aが形成されている。隣接する畝部31e間の距離(即ち、頂部間の距離)は、好ましくは0.5〜5mmであり、更に好ましくは0.8〜3mmである。隣接する畝間部31f間の距離も同様に、好ましくは0.5〜5mmであり、更に好ましくは0.8〜3mmである。
突出開孔31aは、その下端部全体がフラップ吸収体33に当接し得る形状(高さが一定の形状)を有していてもよいが、液をストック空間34に導き易くするために、図4(b)に示すように、フラップ吸収体33に当接する部位31cと、ストック空間34に向けて開いた部位31dとを有することが好ましい。突出開孔31aが、フラップ吸収体33に接する部位31cを有することによって、液がストック空間34に入り込み易くなると共に、ストック空間34に向けて開いた部位31dを有することによって液の移動量を多くすることができ、ドライ感を高めることができる。
フラップ吸収体33に全く当接しない突出開孔31aが、突出開孔31aの全数のうち、好ましくは50%以上、更に好ましくは70%以上、特に好ましくは90%以上存在していれば、前記開いた部位31dの有無に拘わらず、同様の効果が奏される。尚、この形態において、前記開いた部位31dを有していてもよい。
突出開孔31aの開孔形状に特に制限はなく、例えば楕円形、三角形、四角形の開孔でもよいが、フラップ表面シート31のソフト感を向上させ得る点から、円形が好ましい。
円形の突出開孔31aの開孔径は、突出開孔31aの安定維持性及び液の透過性の向上の点から、0.2〜1.5mmであることが好ましく、0.3〜1.0mmであることが更に好ましい。また、液の透過性を向上させる点から、フラップ表面シート31の開孔率は、3〜30%であることが好ましく、5〜20%であることが更に好ましい。開孔率は、画像解析装置(NEXUS製 NEW QUBE ver.4.20)を用い、フラップ表面シート31をその上面(外面)側から下面(内面)側に投影した場合における突出開孔31aの開孔面積を、フラップ表面シート31の面積で除すことによって求められる。
さらに、突出開孔31aからの吸液性を高め、前記ストック空間34に液を導き易くするために、開孔フィルムの表面を親水性処理(界面活性剤処理)しておくことも好ましい。
突出開孔31aを有するフラップ表面シート31は、例えば、突出開孔31aの形状に対応した形状を有する突起が所定の配置パターンで形成された雄型と、弾性受け板との間で、平坦なフィルムを加熱下に押圧することにより製造することができる。
また、突出開孔31aに対応した配置パターンの孔形状を有する吸引ネットを備えたロール又はコンベア上において、熱可塑性フィルムを加熱下に吸引することにより製造することができる。
吸引ネットが、ロール又はコンベアの進行方向と同じ方向に開孔列を有していると、熱可塑性フィルムを吸引ネットから引き剥がす際に、開孔列において加わる張力とそれ以外の部分において加わる張力との違いによって、熱可塑性フィルムに畝溝構造(波状構造)が作り出され易い。またこの作用によって、熱可塑性フィルムが吸引ネットから剥がれる際に、突出開孔31aの前方部側が引き伸ばされるような力が働くか、もしくは遅れて剥がれた突出開孔31aが吸引ネットに再度接触するため、突出開孔31aには、後方側に傾いた部位(前記開いた部位31d)が形成され易い。
その理由を別の観点から説明すると次の通りである。熱可塑性フィルムにおいては、突出開孔31aの列の部分以外の部分は、その厚みが、突出開孔31aの列の部分よりも厚く、また連続しているため、張力に応じて吸引ネットから剥がれるのに対し、突出開孔31aの列の部分は、吸引ネットの開孔に嵌っていること及び熱可塑性フィルムが薄くなっているため、突出開孔31aの列の部分以外の部分よりも時間差をあけて、吸引ネットから剥がれる。
本実施形態の生理用ナプキン1は、後方フラップ3を吸収性本体2から延出した状態で折り返することなくショーツ等の下着に装着し、ウイング部4を下着のクロッチ部の外面側に折り返して用いられる。
詳細には、本実施形態の生理用ナプキン1は、吸収性本体2をショーツのクロッチ部の内面に配設し、後方フラップ3をショーツの内面に配設し、ウイング部4をクロッチ部の外面側に折り返して、吸収性本体2、後方フラップ3及びウイング部4をそれぞれ本体粘着部、フラップ粘着部及びウイング粘着部によりショーツの内面又は外面に止着することにより、位置ズレを防止しながら装着することができる。
そして、本実施形態の生理用ナプキン1においては、吸収性本体2の後方部Bから滲出した液や、吸収されずに流れる液を、後方フラップ3で効果的に吸収できるため、後方部Bからの液漏れ防止性に優れる。
同様に、吸収性本体2の前方部Aから滲出した液や、吸収されずに流れる液を、ウイング部4で効果的に吸収できるため、前方部Aからの液漏れ防止性に優れる。
以上の構成を有する第1実施形態の生理用ナプキン1によれば、フラップ吸収体33が、繊維集合体33cに吸収性ポリマー33dが配合されてなるポリマーシートからなるため、剛性を確保しつつフラップ吸収体33を薄くすることができ、延いては、フラップ吸収層(31,33)の厚みを薄くすることができる。また、フラップ吸収体33の上面側が液の一時保持層として機能するため、フラップ吸収体33に吸収された液は一時保持された後に、吸収性ポリマー33dに吸収される。その結果、フラップ吸収層(31,33)の液保持性を高くし、フラップ吸収層(31,33)における液戻りを少なくすることができる。また、吸収性ポリマー33dは、繊維集合体33cの構成繊維と接合されており、繊維状の形態を有しているため、吸収性ポリマー33dが脱落し難い。
更に、フラップ表面シート31は、フラップ吸収体33に向けて突出する多数の突出開孔31aを有しており、突出開孔31aによって、フラップ表面シート31における突出開孔31aが設けられていない領域31bとフラップ吸収体33とが離間している。そのため、フラップ表面シート31にも液の一時保持空間となるストック空間34が形成され、フラップ吸収層(31,33)の液保持性が一層向上する。
次に、本発明の吸収性物品の他の実施形態について説明する。他の実施形態については、上述した第1実施形態と異なる点を主として説明し、同様の点は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
第2〜第4実施形態の吸収性物品1は、第1実施形態に比して、フラップ吸収体33が、上層フラップ吸収体33aと下層フラップ吸収体33bとからなる点が主として異なる。
第2実施形態におけるフラップ吸収体33においては、図6に示すように、上層フラップ吸収体33aは、第1実施形態におけるフラップ吸収体33と同様に、ポリマーシートからなる。一方、下層フラップ吸収体33bは、構成繊維間の空間が狭く、密度が高い高密度シートからなる。
高密度シートとしては、パルプ繊維を圧縮したものを用いることもできるが、高密度化した後の柔軟性の点から、レーヨン繊維のような半合成繊維を用いるか、ポリエチレン/ポリプロピレン/ポリエステル等の合成繊維を用いる方が好ましい。シートを高密度化する方法としては、不織布化した後に熱エンボス加工等の圧密化する方法もあるが、液の保持力を高める狭い繊維間を有する繊維構造体とすることができる点から、レーヨン繊維が主体の場合にはスパンレース法、各種合成繊維が主体の場合にはスパンボンド法やメルトブロー法を用いることが好ましい。また、水流等により繊維が分割し、0.1〜0.5dtex程度の繊維径を有する分割型の繊維を使用することも好ましい。高密度シートの密度は、液保持性と柔軟性の点から、0.1〜0.5g/cm3であることが好ましいが、密度が0.2〜0.5g/cm3であると、液保持性が一層高まるため更に好ましい。
第2実施形態の吸収性物品1によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される他、下層フラップ吸収体33bが拡散性に優れるシートであるため、上層フラップ吸収体33aでは拡散がおこりにくく、下層フラップ吸収体33bでは液が拡散する。このため、後方フラップ3の表面の拡散性が抑えられ、印象が良く、肌に優しい効果を有する。
第3実施形態の吸収性物品1は、図7に示すように、第2実施形態に比して、上層フラップ吸収体33aが液透過性及び/又は液一時保持性の嵩高シートからなり、下層フラップ吸収体33bが、第2実施形態における上層フラップ吸収体33aと同様に、ポリマーシートからなる点が主として異なる。
このような嵩高シートとしては、密度が0.01〜0.05g/cm3程度の材料を用いることが好ましく、エアレイド法により積繊され、不織布化されたシートや、熱風により嵩回復したヒートボンドタイプの不織布が好ましい。このような嵩高シートでは、液の一時保持機能、及び液拡散しにくいことによる遮蔽効果を有する。特にフラップ吸収体33においては、対象となる液が本体吸収体23と比較すると非常に少ないため、0.3〜0.5mm程度の厚みがあれば十分な機能発現が可能となっている。
また、上層フラップ吸収体33aとしては、例えば、パルプを積繊し、バインダーで固定した乾式パルプシート〔商品名「JS−50HB」ハビックス(株)製等〕や、湿式吸収紙にエンボス加工したエンボス吸収紙等を用いることができる。
前記エンボス吸収紙は、エンボス加工を施すことにより、吸収紙に厚みを出し、且つ液が1方向に拡散しないようにしたものである。そのエンボスパターンは特に限定されないが、1〜30個/cm2の密度でドット状にエンボス加工されていることが好ましい。
第3実施形態の吸収性物品によれば、第2実施形態と同様の効果が奏される他、上層フラップ吸収体33aがストック機能を有するため、上層フラップ吸収体33aでは拡散がおこりにくく、下層フラップ吸収体33bでは液が拡散保持される。このため、後方フラップ3の表面の拡散性が抑えられ、印象が良く、肌に優しい効果を有する。
第4実施形態の吸収性物品1は、図8に示すように、第3実施形態に比して、吸収性ポリマー33dが粒子状の形態を有していること、及び粒子状の吸収性ポリマー33dが上層フラップ吸収体33aから下層フラップ吸収体33bに亘って分散している点が主として異なる。その他の構成については、第3実施形態と同様である。
第4実施形態の吸収性物品によれば、第3実施形態と同様の効果が奏される他、ストック効果が奏され、液の素早い吸収が可能となるため、上層フラップ吸収体33aでは拡散がおこりにくく、後方フラップ3の表面の拡散性が抑えられ、印象が良く、肌に優しい効果を有する。
本発明においては、フラップ吸収体33が、繊維集合体33cに吸収性ポリマー33dが配合されてなるポリマーシートを備え、フラップ吸収体33の上面側が液の一時保持層として機能するようになっているものであれば、フラップ表面シート31として、突出していない開孔を有する開孔シートや、開孔を有していない無開孔シートを用いてもよい。
また、フラップ表面シート31が、突出開孔31aが設けられていない領域31bとフラップ吸収体33とを離間し得る突出開孔31aを有していなくても、不織布からなるフラップ表面シート31においては、その構成繊維による微細な凹凸形状によって、液の拡散を抑える効果を奏することができ、また、フィルム材料からなるフラップ表面シート31においても、突出開孔31aよりも小さな小孔や小突起を形成することによって同様の効果を奏することができる。
本発明の吸収性物品は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、下層本体吸収体23bは、図9に示すように、吸収性本体2の幅方向全域に亘っておらず、吸収性本体2の両側部近傍のみに分離して設けられていてもよい。本体吸収体23は、単層構造でも複数構造でもよい。
また、フラップ吸収体33は、図10に示すように、吸収性本体2に亘って延在しておらず、本体吸収体23と一体化していなくてもよい。
本体吸収層は、本体表面シート21と本体吸収体23との積層体に制限されず、両者の機能を併有する一体的な部材から構成することができる。
ウイング部4にはウイング吸収体が設けられていなくてもよい。また、ウイング部4自体がなくてもよい。
前記各実施形態の各構成は適宜組み合わせることができる。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンに制限されず、例えば、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッドにも適用することができる。本発明の吸収性物品が装着される下着は、ショーツに制限されない。
図1は、本発明の吸収性物品の第1実施形態としての生理用ナプキンを示す斜視図である。 図2は、図1に示すII−II断面図である。 図3は、図1に示すIII−III断面図である。 図4(a)は後方フラップの断面図で、図4(b)は図4(a)の部分拡大図である。 図5は、フラップ表面シートを示す斜視図である。 図6は、本発明の吸収性物品の第2実施形態における後方フラップを示す断面図〔図4(a)対応図〕である。 図7は、本発明の吸収性物品の第3実施形態における後方フラップを示す断面図〔図4(a)対応図〕である。 図8は、本発明の吸収性物品の第4実施形態における後方フラップを示す断面図〔図4(a)対応図〕である。 図9は、本発明の吸収性物品の第1の変形例を示す断面図(図2対応図)である。 図10は、本発明の吸収性物品の第2の変形例を示す断面図(図2対応図)である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 吸収性本体
21 本体表面シート
22 本体裏面シート(本体防漏層)
23 本体吸収体
23a 上層本体吸収体
23b 下層本体吸収体
3 後方フラップ
31 フラップ表面シート
31a 突出開孔
31b 突出開孔が設けられていない領域
31c フラップ吸収体に当接する部位
31d ストック空間に向けて開いた部位
31e 畝部
31f 畝間部
32 フラップ裏面シート(フラップ防漏層)
33 フラップ吸収体
33a 上層フラップ吸収体
33b 下層フラップ吸収体
33c 繊維集合体
33d 吸収性ポリマー
34 ストック空間
4 ウイング部
41 ウイング表面シート
42 ウイング裏面シート
43 ウイング吸収体
A 前方部
B 後方部

Claims (3)

  1. 本体吸収層及び本体防漏層を備えた実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップとを有する生理用ナプキンであって、
    前記後方フラップは、フラップ表面シート、フラップ裏面シート及びこれらの間に介在するフラップ吸収体を備えており、前記本体吸収層は本体吸収体を備えており、
    前記フラップ吸収体は、前記吸収性本体の幅方向全域に亘って延在し且つ前記本体吸収体の一部と直接的に一体化しているか、又は該フラップ吸収体とは別体の前記本体吸収体の一部と部分的に重ね合わされることによって該本体吸収体の一部と間接的に一体化しており、
    前記フラップ吸収体は、繊維集合体に吸収性ポリマーが配合されてなるポリマーシートを備え、該フラップ吸収体の上面側が液の一時保持層として機能するようになっており、
    前記フラップ吸収体の密度は、該フラップ吸収体と直接的又は間接的に一体化している前記本体吸収体の一部の密度よりも高く、
    前記フラップ表面シート及び前記フラップ裏面シートは、何れもホットメルト接着剤により前記フラップ吸収体に接合されており、該ホットメルト接着剤の塗工形状は、スパイラル状、前記吸収性本体の長手方向若しくは幅方向に延びるストライプ状、Ω状又はドット状であり、
    前記フラップ表面シートの外面に、前記吸収性本体の長手方向に延びる波状構造が形成され、該波状構造における前記フラップ吸収体側の底部に、該フラップ吸収体に向けて突出する多数の突出開孔が形成されており、該突出開孔によって、該フラップ表面シートにおける該突出開孔が設けられていない領域と該フラップ吸収体とが離間して、該領域と該フラップ吸収体との間に、液を一時的に保持することが可能なストック空間が形成されており、
    前記波状構造が形成された前記フラップ表面シートにおいて、隣接する前記突出開孔の間は、頂部を有するように上面側に向けて凸状に湾曲してアーチ状となっており、複数の該頂部が略直線的に連なって畝部が多列に形成されており、
    前記突出開孔の下端部は、前記フラップ吸収体に当接する部位と、前記ストック空間に向けて開いた部位とを有している生理用ナプキン
  2. 前記ポリマーシートにおいて、前記吸収性ポリマーは前記繊維集合体の構成繊維と接合されている請求項1記載の生理用ナプキン
  3. 前記吸収性ポリマーは繊維状の形態を有している請求項1又は2に記載の生理用ナプキン
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