JP4518856B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
従来、生理用ナプキンとして、着用時に、着用者の背中寄りに配される長手方向後方部の両側部それぞれに、ショーツ等の着衣の内面(肌対向面)上に配される後部フラップを備えたものが知られている。斯かる後部フラップは、着用中に経血等の液が、液排泄部よりも背中側に移動して漏れ出す、いわゆる後ろ漏れの発生を防止するものである。このような後部フラップを有する生理用ナプキンの左右両側に、耐水性のシート材を配して防漏用の障壁を形成することも知られている。
例えば、特許文献1には、防漏側壁形成用のシート材により防漏側壁を形成すると共に、後方部における主吸収体の両側縁部から前記シート材及び裏面シートを延出させて後部フラップを形成した生理用ナプキンが記載されている。同文献1には、後部フラップに副吸収体を配することが記載されている。
また、特許文献2には、後部フラップの少なくとも肌面側表面に液止用の凹部を形成した生理用ナプキンが記載されている。
更に、特許文献3には、後部フラップではないが、ナプキンの長手方向中央部に設けたフラップ(ウイング部)に、本体部分の吸収性芯とは別のフラップ吸収性芯を配し、フラップの肌面側表面から吸液可能にした生理用ナプキンが記載されている。
特開2002−219144号公報 特開2003−290277号公報 実開平7−3622号公報
しかし、特許文献1記載の生理用ナプキンにおいては、防漏側壁形成用のシート材により後部フラップの表面が形成されているため、主吸収体が吸収した液が、防漏側壁形成用のシート材と裏面シートとの間を通って、後部フラップの副吸収体に移行することはあるが、防漏側壁を乗り越えて後部フラップ上に達した液を、後部フラップあるいは副吸収体に吸収保持させることができない。同文献1には、防漏側壁形成用のシート材として、開孔不織布や親水性の不織布を用いることもできる旨が記載されているが、その場合には、防漏側壁による防漏効果が著しく損なわれてしまう。
また、特許文献2記載の生理用ナプキンにおいては、液止用の凹部によって後部フラップ上の液の拡散をある程度低減させることができるが、後部フラップに液保持性の吸収層が配されていないため、着用者の動きが激しい場合や長時間着用する場合等には漏れを生じる恐れがある。
また、特許文献3記載の生理用ナプキンにおいては、本体部分の吸収性芯の上面全域が、液透過性の表面シートにより被覆され、吸収性芯の側部上面も耐水性の材料で被覆されていないため、表面シートを伝って液が移動しやすく、漏れを生じやすい。
従って、本発明の目的は、後部フラップ上への液の移動及び後部フラップからの液の漏れ出しを効果的に防止でき、優れた防漏性を得ることのできる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面層、裏面層及びこれら両層間に配置された本体吸収層を有し、着用者の背中寄りに配される長手方向後方部の両側部それぞれに後部フラップを有する吸収性物品であって、後部フラップには、フラップ部吸収層が配されており、フラップ部吸収層の上面が、本体吸収層の上面上に一部を有するシート材の延出部分によって覆われており、前記シート材は、撥水性不織布からなり、本体吸収層の上面上に位置する部分が撥水性を有すると共に、フラップ部吸収層を覆う部分に、該フラップ部吸収層と共に圧搾されて凹状に形成され該フラップ部吸収層と結合したエンボス部を有する吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、後部フラップ上への液の移動及び後部フラップからの液の漏れ出しを効果的に防止でき、優れた防漏性が得られる。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基いて説明する。
本発明の一実施形態としての生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図1〜図3に示すように、表面層として液透過性の表面シート2、裏面層として液不透過性の裏面シート3及びこれら両層間に介在された本体吸収層として液保持性の本体吸収体4を具備し、実質的に縦長に形成されている。
ナプキン1は、長手方向の一端部から他端部に向かって順に、着用時に着用者の腹側寄りに配される前方部A、着用者の液排液部に対向配置される排泄部対向部B及び着用者の背中寄りに配される後方部Cを有している。
表面シート2としては、不織布や開孔フィルム等の液透過性のものが用いられる。裏面シート3としては、樹脂フィルム、微細孔を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の防漏性のものが用いられる。本体吸収体としては、パルプや親水性繊維を用いた繊維集合体、不織布、紙、またこれらに高吸収性ポリマーを配合した液保持性のものが用いられる。
本体吸収体4並びにその両面(肌対向面及び非肌対向面)を被覆する表面シート2及び裏面シート3は、図2に示すように積層されて、ナプキン1の幅方向中央部に、ナプキン1の長手方向に亘って延びる本体部分10を形成している。
ナプキン1は、後方部Cの両側部に、本体吸収体4の長手方向の両側縁41それぞれから延出し、着用時にショーツ等の着衣の内面(肌対向面)上に粘着固定される後部フラップ5を備えている。尚、ナプキン1は、左右対称であるので、図2には、図1の左側半分のみを示してある。
後方部Cにおける裏面シート3は、図2に示すように、本体吸収体4の長手方向の側縁41より幅方向外方に大きく延出しており、その延出部分31が、後部フラップ5の非肌対向面を形成している。後部フラップ5の非肌対向面には、ショーツ等の内面(肌対向面)上に固定するためのフラップ部粘着層51が設けられている。
後部フラップ5には、フラップ部吸収層としてのフラップ部吸収体4Sが配されており、該フラップ部吸収体4Sの上面(肌対向面)は、本体吸収体4の上面上に一部6aを有するシート材6の延出部分(後部フラップに延出した部分)6bによって覆われている。
シート材6は、図1に示すように、ナプキン1の長手方向の両側部それぞれに配されており、各シート材6は、ナプキン1の長手方向と略平行に延びる内側縁61と、ナプキン1の側縁に達する外側縁62とを有している。各シート材6は、公知の接合手段(ヒートシール、超音波シール、高周波シール、接着剤による接着等)により、外側縁62近傍が裏面シート3に接合され、長手方向の前後端部63,64が裏面シート3又は表面シート2に接合されている。
シート材6は、撥水性不織布からなり、少なくとも本体吸収体4の上面上に位置する部分においては撥水性を有している。これにより、シート材6を乗り越えての液の移動が起こりにくく、また、本体吸収体4に吸収された液がシート材6に滲み出して漏れることが防止できる。
本体吸収体4(本体吸収層)の上面上に位置するという表現には、シート材6が本体吸収体4(本体吸収層)に上面に接触ないし隣接している場合に限定されず、本実施形態のナプキン1のように、シート材6と本体吸収体4の上面との間に、表面シート2等の他のシートが介在していても良い。本体吸収体4(フラップ部吸収体4Sも同様)の上面とは、着用時に、着用者の肌側に向けられる面(肌対向面)である。
ナプキン1におけるシート材6は、図2に示すように、内側縁61から所定幅離間した部位(例えば、3〜20mm離間した部位)において、表面シート2と接合されており、シート材6における、その接合部65と内側縁61との間は、表面シート2から離間可能である。内側縁61側に表面シート2から離間可能な部分を設けることで、シート材6を乗り越えての液の移動が一層生じにくくなる。
ナプキン1においては、本体吸収体4と各フラップ部吸収体4Sとがナプキン1の幅方向に離間しており、シート材6が、本体吸収体4と各フラップ部吸収体4Sとの間において、裏面シート3に接合されている。このようにして、本体吸収体4に吸収された液が、シート材6と裏面シート3との間を通ってフラップ部吸収体4Sに移動しないようにすることで、漏れ防止性を一層向上させることができる。シート材6と裏面シート3との接合には公知の接合手段(ヒートシール、超音波シール、高周波シール、接着剤による接着等)を用いることができる。この接合による接合部66は、ナプキン1の長手方向におけるフラップ部吸収体4S部が存在する部分の全域に亘っていることが好ましい。
シート材6は、フラップ部吸収体4Sを覆う部分6cに、フラップ部吸収体4Sと共に圧搾されて凹状に形成されたエンボス部67を有している。シート材6は、エンボス部67においてフラップ部吸収体4Sと結合している。
このようなエンボス部67を有することにより、シート材6として撥水性不織布を用いるにもかかわらず、該シート材6の、フラップ部吸収体4Sを覆う部分6cが、通液性を発現してフラップ部吸収体4Sに液を吸収させることができる。エンボス部67により通液性を発現する理由は、エンボス加工による圧搾により、フラップ部吸収体4S(フラップ部吸収層)と撥水性不織布とが密着することによる効果であり、吸収層の密度が高くなることによる毛管力の増加により、エンボス部の周縁部ないし周面部67bにおいて通液性がより向上すると考えられる。通液性は、着用中に後部フラップ5に加わる圧力により、一層向上する。
本ナプキン1によれば、シート材6の撥水性を有する部分が、本体吸収体4の上面から側部にかけての部分を覆っているため、本体部分10上に排出され、あるいは本体吸収体4が吸収した液が、後部フラップ5上へ移動することを防止でき、しかも、本体部分10から後部フラップ5に移動した液、或いは装着位置のズレ等により後部フラップ5上に排泄された液を、エンボス部67に生じる通液性により、後部フラップ5の肌対向面側から、フラップ部吸収体4Sに通液して吸収保持させることができる。このため、優れた漏れ防止性能が得られると共に、後部フラップ5に吸液された液のべたつきが低減され、さらっとした快適な装着感が得られる。
また、シート材6を、その一部が撥水性を維持した状態、他の一部が加圧下で通液性を発現する状態として利用しているため、後部フラット5上に液が流れる、または排泄されない状況下においても装着中にムレ感が少なく、使用者が快適に過ごすことができる。
各後部フラップ5には、複数個のエンボス部67が形成されている。各エンボス部67は、図4に示すように、肌対向面側が大きく凹んでおり、凹部の底部67a及び周面部67bにおいて、フラップ部吸収体4Sに密着している。
フラップ部吸収体4Sを覆う部分6cが、通液性を発現するようにする観点から、エンボス部67の底部67aにおいては、シート材6を構成する繊維が、フィルム化されておらず繊維間隙を残した状態、もしくは、フィルム化されていても通液部分(元の繊維間隙)を残している状態となっていることが好ましく、エンボス部67の周面部67aにおいては、シート材6を構成する繊維が、上記繊維間隙もしくは通液部分を残した状態であることが好ましい。更に、エンボスの押し込みによって周面部67bを構成するシート材6の繊維間距離が広げられた状態であることがより好ましい。なお、底部67aにおいても繊維感距離が広げられると通液性がさらによくなることから、このような状態とされていることが、より好ましい。
シート材6における、フラップ部吸収層4Sを覆う部分6cは、エンボス部67の存在により、通液性(フラップ部吸収体に対する通液性)が、該エンボス部がない場合に比べて向上しており、加圧下における通液性は一層向上している。 ここでいう加圧下とは、ナプキンの着用中に後部フラップに加わる圧力として想定される加圧力を加えた状態を意味する。エンボス部の有無による通液性の大小は、例えば、以下のようにして判断することができる。
即ち、後部フラップ5上に、注入口が設けてあるプレートを乗せ、傾斜した状態でプレート注入口から液を注入した時に、フラップ部表面に液が流れるか、吸収して流れないか、また流れる場合、流れる距離によって判断でき、流れる距離が短いほど通液性が良いといえる。
尚、シート材6の、フラップ部吸収体4Sを覆う部分6cは、無荷重下に通液性を発現することが好ましい。
本実施形態のナプキン1におけるエンボス部67は、非連続に複数形成されており、個々のエンボス部の形状は円状である。各後部フラップ5におけるエンボス部67は、複数個(図示例では5個)が並んで、排泄部対向部Bの幅方向中央部(本ナプキン1においては、ナプキン幅方向において本体吸収体が位置する部分)に向かって凹の平面視円弧状をなしている。
複数個(例えば4〜20個)のエンボス部からなるエンボス部群をこのように配置することで、後部フラップ5における液の拡散防止性が向上し、それにより、着用中における通液性も向上させることができる。円弧状をなすエンボス部群の個々のエンボス部間には、各エンボス部よりも深さの浅い谷部が形成されており、液の拡散防止性及び着用中における通液性が一層向上している。また、エンボス部群が円弧状に配されることで、フラップが湾曲性を有し、使用者とのフィット性が向上されより防漏性が良くなる。
細長い形状のエンボス部を、単独で、同様の凹の円弧状をなすように配置することによっても同様の効果が奏される。
シート材6としては、各種公知の撥水性不織布を用いることができる。但し、本体吸収体4の上面上に配される部分については、撥水性のまま利用する一方、フラップ部吸収体4Sを覆う部分6cには、エンボス部67を形成して、少なくとも着用中においては通液性が発現されるようにする。
シート材6として、撥水性不織布を用いることにより、部分的な圧縮や繊維間の融着、後述する親水化油剤の併用等により、撥水性や親水性の程度を部分的に異ならせる等のコントロールが容易であるという利点もある。
シート材6として用いる撥水性不織布としては、ヒートロール不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド不織布(S)とメルトブローン不織布(M)とを組み合わせた不織布(SM、SMS、SMMSなど)、エアスルー不織布、スパンレース不織布などを用いることができる。
撥水性不織布の構成繊維としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、プロピレン−エチレンランダム共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、ナイロンなどのポリアミド系樹脂などの疎水性の合成樹脂から構成されているものを用いることができる。また、2種の樹脂の組み合わせからなる複合繊維(芯鞘型複合繊維やサイド・バイ・サイド型複合繊維)を用いることもできる。また、各種成分からなる繊維は、一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることもできる。
シート材6として用いる撥水性不織布は、本体吸収体4上において撥水性を発現させる一方、フラップ部吸収体4S上で良好な通液性を発現させる観点から、上述した各種製法の不織布の中でも、スパンボンド、SMS(SMMS)不織布であることが好ましく、その構成繊維は、ポリオレフィン、中でもポリプロピレンであることが好ましい。
同様の観点から、エンボス部67の深さD(図3参照)は、例えば1.0〜5.0mmとすることができ、好ましくは1.2〜3.0mmである。
また、同様の観点から、撥水性不織布は、その坪量が7〜30g/m2であることが好ましく、より好ましくは10〜20g/m2である。
フラップ部吸収体4Sとしては、従来、生理用ナプキン等の吸収性物品の吸収体として用いられていたものを用いることができるが、エンボス加工によりシート材6が適度な通液性を発現するようにする観点から、その坪量が10〜100g/m2であることが好ましく、より好ましくは10〜50g/m2であり、さらに好ましくは12〜20g/m2である。
フラップ部吸収体4Sの形成材料としては、親水性繊維(合成繊維を親水化したものも含む)からなる繊維集合体、又はそれに高吸水性ポリマーを保持させたもの等を用いることができ、具体的にはパルプを積繊した繊維集合体や湿式工程で造られた紙や乾式工程で造られたパルプシートが好ましい。繊維集合体やそれに吸水性ポリマーを保持させたものは、ティッシュペーパーや液透過性の不織布で被覆されていても良い。
フラップ部吸収体4Sを覆う部分6cに通液性を付与するため、個々のエンボス部67の底部面積は、0.2〜2.5mm2、特に0.5〜1.2mm2であることが好ましく、各後部フラップ5の前記部分6cに設けるエンボス部67の合計面積は、該部分6cの面積の1〜50%、特に5〜30%であることが好ましい。個々のエンボス部67の平面視形状は、平面視円形の他、楕円形、矩形、三角形、星形、円弧状等、任意の形状とすることができる。また、エンボス部67の配置は、適宜に決定でき、例えば、図1に示すように、円弧状に配することでエンボス面積率を低くしても良いし、また図4に示すように、フラップ部吸収体4を覆う部分に万遍なく分散させても良い。
本ナプキン1においては、裏面シート3が、排泄部対向部Bにおいても、本体吸収体4の長手方向の両側縁41,41から大きく延出しており、その延出部分にもシート材6が積層されて、ナプキン1の排泄部対向部Bの両側部にウイング部7が形成されている。ウイング部7は、その片面に粘着剤が塗布されてウイング部粘着層(図示せず)が形成されており、ナプキンを装着する際には、該ウイング部7を折り曲げ、ウイング部粘着層を、ショーツ等の衣類或いはショーツ内面に設けられた装着部の外表面側に固定する。ナプキン1は、その長手方向において、後部フラップ5とウイング部7との境界部付近が細幅に括れている。表面シート2、裏面シート3、本体吸収体4の形成材料としては、それぞれ、生理用ナプキン等の吸収性物品に従来用いられている各種の材料を特に制限なく用いることができる。
上述したナプキン1は、例えば、シート材6と表面シート2とを接合して複合シートとし、その複合シートを、吸収体4及びフラップ部吸収体4Sと積層して得た積層体を、エンボス部形成用の凸部を周面に備えたエンボスロール及び該エンボスロールに対向配置されたバックアップロールを備えたエンボス装置の両ロール間に、複合シート側をエンボスロール側にして挿通してエンボス部を形成し、次いで、裏面シート3の積層、周縁部のシール及び個々のナプキンへの切断を行うことで得られる。
エンボス装置は、熱エンボス、超音波エンボス、高周波エンボス、加圧のみのエンボス等の何れでも良いが、凹形状を形成させる点から、シート材の破断による強度低下が起こらない程度の圧力を加えてエンボス加工を行うことが好ましく、また吸収体に密着させる点から熱エンボスが好ましい。
本発明の吸収性物品は、上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、ナプキン1のウイング部7についても、後部フラップ5と同様の構成として液保持性とすることもできる。
本発明の吸収性物品は、ウイング部7を有しないものであっても良い。本発明の吸収性物品としては、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ等が挙げられる。
図1は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。 図2は、図1のI−I線断面図である。 図3は、エンボス部近傍を拡大して示す図2の部分拡大図である。 図4は、本発明の他の実施形態の生理用ナプキンの後部フラップ部分を示す部分平面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート(表面層)
3 裏面シート(裏面層)
4 本体吸収体(本体吸収層)
4S フラップ部吸収体(フラップ部吸収層)
5 後部フラップ
6 撥水性不織布からなるシート材
6a 本体吸収体の上面上に位置する部分
6b 後部フラップに延出した部分
6c フラップ部吸収体を覆う部分
7 ウイング部
8 フラップ部粘着層
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部

Claims (2)

  1. 表面層、裏面層及びこれら両層間に配置された本体吸収層を有し、着用者の背中寄りに配される長手方向後方部の両側部それぞれに後部フラップを有する吸収性物品であって、
    後部フラップには、フラップ部吸収層が配されており、
    フラップ部吸収層の上面が、本体吸収層の上面上に一部を有するシート材の延出部分によって覆われており、
    前記シート材は、撥水性のスパンボンド不織布、撥水性のメルトブローン不織布、及びスパンボンド不織布とメルトブローン不織布とを組み合わせた撥水性不織布の何れかからなり、本体吸収層の上面上に位置する部分が撥水性を有すると共に、フラップ部吸収層を覆う部分に、該フラップ部吸収層と共に圧搾されて凹状に形成され該フラップ部吸収層と結合した複数個のエンボス部を有しており、
    各前記エンボス部は、肌対向面側が凹んでおり、凹部の底部及び周面部において、前記フラップ部吸収層に密着しており、
    前記凹部の前記底部及び前記周面部においては、前記シート材を構成する繊維が、フィルム化されておらず繊維間隙を残している状態となっており、
    前記本体吸収層と前記各フラップ部吸収層とが吸収性物品の幅方向に離間しており、
    前記本体吸収層と前記フラップ部吸収層との間において、前記シート材が前記裏面層に接合部にて接合されており、
    前記接合部は、前記吸収性物品の長手方向における前記フラップ部吸収層が存在する部分の全域に亘って配されており、該フラップ部吸収層が存在する部分においては、前記シート材の撥水性を有する部分が、前記本体吸収層の上面から側部にかけての部分を覆っている吸収性物品。
  2. 前記エンボス部は、複数個が並んで、排泄部対向部の幅方向略中央部に向かって凹の平面視円弧状をなしている請求項1記載の吸収性物品。
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