JP2003290277A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】カバーフラップ部における体液拡散を抑制す
る。 【解決手段】少なくとも使用状態において肌面と接する
ように且つ本体部の周囲への体液の漏れを受けるように
延出され、本体部の外面に重なる方向に折り返されない
カバーフラップ部F2を有する生理用ナプキン1におい
て、カバーフラップ部F2の肌面側表面にエンボス加工
等による液止凹部ebを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙おむつや生理用ナ
プキンのような、体液吸収部を有する本体部とその周囲
に設けられたフラップ部とを有する吸収性物品に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の吸収性物品のフラップ部は、例
えば生理用ナプキンにおいて良く見られるようにショー
ツの外面に折り返すタイプ(以下、折返しフラップ部と
もいう)のものと、長時間用生理用ナプキンや紙おむつ
に良く見られるようにショーツの外側に折り返されず、
肌面と接するように且つ前記本体部の周囲への体液の漏
れを受けるように延出されて使用されるもの(以下、カ
バーフラップ部ともいう)とがある。両者は概念的かつ
機能的に明確に区別される。すなわち前者は、物品をシ
ョーツに固定することをその主要機能とするものであ
り、後者は本体部から漏れた体液がショーツ等の被服に
移るのを防止することを主要機能とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カバーフラップ部は、本体部から漏れた体液の拡散を防
止することができなかった。
【0004】そこで、本発明の主たる課題は、本体部か
ら漏れた体液の拡散を抑止しうるカバーフラップ部を備
えた吸収性物品を提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は、次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>体液吸収部を有する本体部とそ
の周囲に設けられたフラップ部とを有し、このフラップ
部が、少なくとも使用状態において肌面と接するように
且つ前記本体部の周囲への体液の漏れを受けるように延
出され、本体部の外面に重なる方向に折り返されないも
のである、吸収性物品であって、前記フラップ部の少な
くとも肌面側表面に液止凹部が形成されている、ことを
特徴とする吸収性物品。
【0006】(作用効果)このように本発明では肌面側
表面に液止凹部を設けることにより、仮に本体部側から
カバーフラップ部上に体液が漏れ出たとしても、その表
面に形成された液止凹部によって体液の拡散を抑制でき
る。
【0007】<請求項2記載の発明>前記フラップ部は
少なくとも製品外面をなす外装シート層と肌面側表面を
なす不織布シート層とを有するものであり、これら外装
シート層と不織布シート層とはフラップ部の自由端から
10mm未満の周縁部にて相互に直接または間接的に接
合され、かつ前記液止凹部は少なくとも前記周縁部より
も内側には形成されている、請求項1記載の吸収性物
品。
【0008】(作用効果)カバーフラップ部を、外装シ
ート層と肌面側表面をなす不織布シート層とを有する層
構成とする場合、これらを相互に接合する必要がある。
この場合、本請求項2記載の発明のように、両層の接合
はカバーフラップ部の自由端縁において行い、その内側
に液止凹部を設けることで体液の拡散抑制機能が良好に
発揮される。
【0009】<請求項3記載の発明>前記液止凹部は、
5mm以下の相互間隔をもって多数形成されている、請
求項1または2記載の吸収性物品。
【0010】(作用効果)液止凹部を隣接配置すること
により、凹部を多数設ける場合にその間からの体液拡散
が効果的に防止される。
【0011】<請求項4記載の発明>前記液止凹部は前
記フラップ部に対し、製品前後方向の50%の範囲にわ
たって形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に
記載の吸収性物品。
【0012】(作用効果)かかる範囲にわたり液止凹部
を設けることによって、カバーフラップ部における体液
拡散抑制機能が十分に発揮されるようになる。
【0013】<請求項5記載の発明>前記液止凹部の深
さが0.01mm以上とされている、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の吸収性物品。
【0014】(作用効果)液止凹部の深さが0.01m
m未満であると、液止作用がなく、体液拡散の抑制効果
は殆ど発揮されない。
【0015】<請求項6記載の発明>前記液止凹部の開
口幅が15mm以下とされている、請求項1〜5のいず
れか1項に記載の吸収性物品。
【0016】(作用効果)液止凹部の開口幅が上記範囲
を超えると、液止機能が実質的に無くなるため好ましく
ない。
【0017】<請求項7記載の発明>前記液止凹部は、
前記フラップ部の肌側表面をなすシートにエンボス加工
若しくは波加工を施すことにより、あるいは前記フラッ
プ部の肌側表面をなすシート上に、貫通孔または窪み穴
を有する液止凹部形成シートを張り合わせることにより
形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の
吸収性物品。
【0018】(作用効果)本発明の体液拡散抑制機能を
発揮させるための液止凹部は、フラップ部の肌側表面を
なすシートにエンボス加工若しくは波加工を施すことの
ほか、フラップ部の肌側表面をなすシート上に、貫通孔
または窪み穴を有する液止凹部形成シートを張り合わせ
ることでも形成できる。
【0019】<請求項8記載の発明>前記凹部は、製品
長手方向と又は巾方向に対して非平行な方向に沿って延
在する形状を有するか、前記非平行な方向に沿って配列
されるか、またはこれらの形状及び配列の両方を満足す
るように設けられている、請求項1〜7のいずれか1項
に記載の吸収性物品。
【0020】(作用効果)このように液止凹部を製品の
長手方向と又は巾方向に対して非平行な方向に沿って延
在、配列することによって、カバーフラップ部周縁へと
向う体液拡散経路を遮ることができ、より効果的に体液
拡散を抑制できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す生理用ナプ
キンへの応用例を参照しながら本発明の実施の形態につ
いて詳説する。なお、本発明はフラップ部を有する使い
捨て紙おむつ、尿漏れパッド等の各種体液吸収パッドな
どにも適用できるものであるが、当業者であればその適
用については容易に理解できることであるので説明は省
略する。図1は、本発明に係る生理用ナプキン1の展開
状態での体液吸収側面を示しており、図2はその反対面
すなわち外装面を示しており、図3は図1のIII-III断
面を示している。この生理用ナプキン1は、ポリエチレ
ンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性
裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過さ
せる透液性トップシート3とを有する。これら両シート
2,3間の幅方向中央には、綿状パルプまたは合成パル
プなどからなる吸収コア4と、この吸収コア4の形状保
持および拡散性向上のために前記吸収コア4を包むクレ
ープ紙5とを含む吸収体ABが介在されている。この吸
収機能を発揮する製品中央部分が本発明の本体部を構成
する。
【0022】本実施形態では、透液性トップシート3は
吸収体ABを若干スケールアップした形状を有し、吸収
体ABの表面全体を覆うように配置されている。不透液
性裏面シート2は製品の平面形状と同じ形状を有してお
り、その両側部は吸収体ABの両側縁よりも側方に延出
されており、この延出部分の表面側全体を覆うように不
織布からなるサイドシート6,6が積層接合されてい
る。この接合手法としては、ホットメルト接着剤による
接着、超音波シール、熱融着、熱圧着、またはこれらの
組み合わせを採用することができる。
【0023】特に図示形態のように、製品周縁部、具体
的には裏面シート2及びサイドシート6,6の積層部分
の自由端縁と、透液性トップシート3および不透液性裏
面シート2の前後端縁は、ヒートシールb1,b2によ
り強固に接合するのが好ましい。この接合縁の幅は少な
くとも2mm以上10mm未満程度確保するのが望まし
い。なお、図示形態では前者のヒートシールb1は、肌
面側に凹凸が現れないようになされている。
【0024】本実施形態では、かかる不透液性裏面シー
ト2とサイドシート6,6との積層部分のうち特に股間
部およびヒップ部が吸収体ABの側方に大きく延出さ
れ、これら各延出部分によって折返しフラップ部F1お
よびヒップカバーフラップ部F2がそれぞれ形成されて
いる。本発明ではカバーフラップ部を設ける限り、折返
しフラップ部を省略することもできる。なお、カバーフ
ラップ部は、少なくとも使用状態において肌面と接する
ように且つ前記本体部の周囲への体液の漏れを受けるよ
うに延出されている限り、その配設位置には限定され
ず、例えば図1に示す形態の折返しフラップ部F1を折
り返さないものとしたり、図6に示すように、折返しフ
ラップ部が通常形成される位置までカバーフラップ部F
3が延在された形態を採ることもできる。
【0025】他方、好適には、図2および図3に示すよ
うに、フラップ部F1,F2の裏面には裏面シート2上
に粘着剤層20が形成されており、これによってショー
ツに対する止着がなされる。フラップ部F1,F2は製
品提供段階では本体部裏面側に折り畳み、本体部裏面に
粘着固定しておくこともできるが、この場合カバーフラ
ップ部F2は少なくとも使用状態では前述のとおり肌面
と当接されるように戻される。
【0026】そして、本実施形態では、エンボス加工に
よる凹部ebが多数形成されたサイドシート6,6を、
エンボス加工等の凹凸形成処理を施していない裏面シー
ト2と接合している。したがって図1と図2との対比か
らも明らかなように、フラップ部F1,F2は肌面側表
面に凹部ebを有するものの、その反対面(裏面)には
凹凸を実質的に有しない。かくして粘着剤層20を裏面
シート2に密接させて確実に保持させることができるよ
うになり、これをショーツ外面に粘着させた後に取り外
しても粘着剤層20の一部がショーツ外面に残ってしま
うような事態が発生し難くなる。
【0027】しかも、カバーフラップ部F2の肌側表面
にはエンボス凹部ebが多数形成されることになるの
で、体液が本体部において吸収保持されずに脇に漏れた
場合であっても、その体液は当該カバーフラップ部F2
の凹部ebにより拡散が抑制される。なお、折返しフラ
ップ部F1の表面にも結果的に凹部ebが形成される
が、折返しフラップ部F1はショーツの外側に折り返さ
れるため、そこに体液が漏れ出てくることは殆どなく、
拡散抑制機能は実質的な意味をなさない。しかし製造手
法の都合等により、このように折返しフラップ部F1に
凹部ebが形成されていても良い。
【0028】特に本実施形態のようにサイドシート6,
6が不織布からなるものであると、本体部の脇に漏れ出
た体液はサイドシート不織布6,6内に浸透することに
より拡散されるが、この拡散についてもエンボス凹部e
bによる封止効果により抑制される。この機能は体液の
粘性に関わらず発揮される。しかもこのサイドシート不
織布6,6は、体液の拡散抑制機能のみならず、体液の
吸収保持機能も若干有する。
【0029】さらにこのようにフラップ部F1,F2の
肌側表面が不織布からなる場合、フラップ部F1,F2
の肌面側の肌触りが良くなるため、装着者においてフラ
ップ部F1,F2との擦れによって違和感をおぼえた
り、フラップ部F1,F2と擦れる部位にカブレが発生
したりし難くなる利点ももたらされる。
【0030】他方、さらに図示の生理用ナプキン1の構
造や素材などについてさらに詳述すると、フラップ部F
1,F2の肌側表面は、前述のとおり不織布により形成
するのが好ましいが、ポリエチレンシート等のように、
この種の分野で使用される他の材質の透液性または不透
液性シートにより形成することもできる。すなわち、図
示形態でいうならば、裏面シート2のみならずサイドシ
ート6,6についても不透液性シートにより形成した
り、サイドシート6,6を省略したりすることができ
る。
【0031】特にサイドシート6,6を不織布とする場
合、前述した理由から、エアスルー不織布のように嵩高
な不織布が望ましい。この不織布としては、重要視する
機能に応じてそれぞれ撥水処理不織布または親水処理不
織布を単独でまたは組み合わせて使用することができ
る。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止す
る、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するな
らば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミック
クロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織
布を用い、フラップ部における経血等の吸収性を重視す
るならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、
例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存
させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩
で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物
を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性
とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不
織布を用いるようにする。しかし、本発明では前述の観
点からサイドシート6に用いる不織布として親水処理不
織布を用いるのが望ましい。かかる不織布としては、天
然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適
宜の加工法によって形成されたものを使用することがで
きるが、好ましくは目付け量を抑えて通気性を持たせた
不織布を用いるのがよい。
【0032】フラップ部F1,F2の肌側表面に付与す
る液止凹部ebは、下記要件(A)〜(D)の条件の少
なくとも一つを満足するのが好ましいが、本発明では液
止作用による体液拡散抑制機能を発揮する限り任意であ
る。 (A)液止凹部ebの相互間隔は5mm以下、好適には
3mm以下とする。 (B)液止凹部ebはカバーフラップ部F2に対し、製
品前後方向の50%の範囲、好ましくは70%の範囲に
わたって形成する。 (C)液止凹部ebの深さは0.01mm以上、好まし
くは0.03mm以上とする。 (D)液止凹部ebの開口幅は15mm以下、好ましく
は10mm以下とする。
【0033】また、液止凹部パターンは図示形態のよう
に凹部を間欠的に多数配列するものであっても良いが、
線状に連続するようなものであっても良い。また、液止
凹部ebの周縁は、角を有しないような曲線とするのが
肌触りの面から好ましいが、角を有していても良い。図
示形態のように異なる形状の液止凹部ebを組み合わせ
たパターンを用いることもできるし、同一の形状の液止
凹部のみでパターンを形成しても良い。体液の拡散抑制
という観点からは、図示形態のように液止凹部ebが、
製品長手方向と又は巾方向に対して非平行な方向に沿っ
て延在する形状(溝状)を有するか、前記非平行な方向
に沿って配列されるか、またはこれらの形状及び配列の
両方を満足するように設けられるのが好ましい。特に図
示のように凹部の配列方向(凹部が溝状に延在する場合
には溝相互)が交差する形態が好ましい。
【0034】さらに、液止凹部ebは前述のようにエン
ボス加工により形成することができるほか、波加工によ
り連続線状に形成したり、あるいはカバーフラップ部F
2の肌側表面をなすシート上に、貫通孔または窪み穴を
有する液止凹部形成シートを張り合わせることにより形
成しても良い。
【0035】他方、前記不透液性裏面シート2は、ポリ
エチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート
などの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられる
が、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層した
ラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して
実質的に不透液性を確保した不織布シート(この場合に
は防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成
する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の
観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。
この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポ
リプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混
練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸
することにより得られる微多孔性シートがある。
【0036】前記透液性トップシート3としては、有孔
または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが
好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維として
は、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオ
レフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊
維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然
繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド
法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパ
ンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用い
ることができる。これらの加工法の内、スパンレース法
は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド
法は嵩高でソフトである点で優れている。特に好ましい
のは、多孔性プラスチックシートである。
【0037】透液性トップシート3に対しては図示しな
い表面エンボスを付与することができる。また図4に示
すように透液性トップシート3を本体部の側方に延出さ
せて、この延出部分によりフラップ部F1,F2の肌側
表面層を形成し、前述のサイドシート6を省略すること
もできる。この場合、透液性トップシート3の側方延出
部分に前述の液止凹部ebを形成する。もちろん、サイ
ドシート6を省略せずに、サイドシート6の上に若しく
はサイドシート6と裏面側シート3との間にトップシー
ト3を延出させたり、他のシート配置したりすることに
より、フラップ部F1,F2を3層構成とすることもで
きる(図示せず)。また、このことからも判るように、
本発明のカバーフラップ部F2は、その肌面側表面に液
止凹部ebを有する限り、これを構成する層数や層の素
材によって限定されるものではない。
【0038】不透液性裏面シート2と透液性トップシー
ト3との間に介在される吸収コア4は、たとえばフラッ
フ状パルプと吸水ポリマーとにより構成されている。前
記吸水性ポリマーは吸収コアを構成するパルプ中に例え
ば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、
木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロー
ス繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊
維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長
の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に
使用される。
【0039】また、透液性トップシート3と吸収コア4
(具体的にはクレープ紙5)との間に厚手の親水性不織
布からなる図示しない吸収促進シートを配設することも
できる。この吸収促進シート7は長手方向中央部に位置
し、前方側には長く延在し、前寄りに偏在させるのが望
ましい。かかる吸収促進シートを設けることで、経血や
おりもの等(以下、まとめて体液という。)が速やかに
吸収されることができるようになるとともに、肌と接触
する表面はドライタッチ性に優れたものとなる。
【0040】なお、図示形態のように、吸収コア4を囲
繞するクレープ紙5を設け、結果的に透液性トップシー
ト3と吸収コア4との間にクレープ紙5が介在するよう
にすれば、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体
液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻
りを防止するようになる。このようにクレープ紙5は、
体液を速やかに拡散させる機能を有するので、これを設
けるときには吸収促進シートを省略することもできる。
【0041】一方、図示形態では、透液性トップシート
3の上面における排血対応部位を跨ぐ両側部に、略長手
方向に沿うエンボスによるサイド条溝8,8がそれぞれ
形成されている。また、これらの前後端部間を繋ぐよう
に幅方向に延びる弧状のエンボスによる、フロント条溝
10F,バック条溝10Bがそれぞれ形成されている。
さらにフロント条溝10Fと長手方向中間部との間に
は、幅方向に延びる弧状のエンボスによる前漏れ防止条
溝11が形成され、この前漏れ防止条溝11の長手方向
位置と製品の長手方向中間部との間には、サイド条溝
8,8の外側にこのサイド条溝8,8に沿って延在する
エンボスによるサイド補助条溝9,9がそれぞれ形成さ
れている。これらの条溝8,9,10F,10B,11
は、当該部位の各層を重ねた状態で使用面側から加熱し
ながらエンボスすることにより、いわゆる熱融着エンボ
スとして形成できる。
【0042】これらの条溝8,9,10F,10B,1
1は、排血口当接部からの経血が外方に拡散するのを防
止するためのものである。これらの条溝8,9,10
F,10B,11は、少なくとも吸収コア4が圧縮され
る形態で圧搾されたものである限り、エンボスの形態に
限定はないが、条溝の長さ方向に高圧搾部(高密度部)
と低圧搾部(低密度部)とが交互に現れる形態とするこ
とができる。
【0043】他方、図示形態のように、吸収コアの両側
部において製品長手方向に延在する横漏れ防止バリヤー
30,30を設けるのも好ましい。図3に示す形態で
は、製品長手方向に延在するバリヤーシート31の幅方
向一端部が吸収コア4の側部に固定され、他端部が自由
端とされ、かつ自由端側部分に弾性伸縮部材は32,3
2が長手方向に沿って伸張下に固定されている。そして
このバリヤーシート31の製品の長手方向前後端部は折
り重ねられた状態で相互に接合され、中間部分では接合
されていない。かくして、使用状態においては、図3に
示すように、弾性伸縮部材32,32の収縮力によりバ
リヤーシート31,31の中間部分が起立し、経血の横
漏れ防止バリヤー30,30として機能する。
【0044】かかる横漏れ防止バリヤー30,30は、
図5に示すように、サイドシート6,6の内側部分を吸
収コア4の側縁より内方に延在させ、この延在部分6
e,6eを前記バリヤーシート31,31に替えて利用
することによっても形成できる。この場合からも判るよ
うに、製造方法の都合等により、横漏れ防止バリヤー3
0,30が液止凹部を有していても良い。
【0045】<実験例>サンプルについて:表1に示す
ように、凹部の配置間隔、深さ及び開口幅の異なるサン
プルを各種用意し、下記の液流れ試験を行った。各サン
プルはいずれも、目付け25g/m2のエアスルー不織
布を用いて形成し、形状は縦150mm×横100mm
の長方形とし、縦方向および横方向に沿って所定の間隔
で多数列の溝状凹部(碁盤目状の凹部パターン)をエン
ボス加工により形成した。
【0046】液流れ試験方法:図7に示すように、水平
面に対して10度傾斜した傾斜面x上にサンプルyを固
定し、サンプルy表面に対して10mm上方の位置よ
り、ビュレットzを用いて精製水wを0.5cc自然滴
下し、液が傾斜に沿って流れた距離を測定し、液流れ距
離とした。なお、傾斜面xに対する凹部の向きは全サン
プル共通とした。また、液流れ距離が35mm以下(液
流れ抑制率50%以上)のものを◎とし、液流れ距離が
35〜49mm(液流れ抑制率30〜50%)のものを
○とし、液流れ距離49mmを超える(液流れ抑制率3
0%未満)ものを△として評価した。試験結果を表1に
併記した。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、本体部か
ら漏れた体液の拡散を抑止しうるカバーフラップ部を備
えた吸収性物品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生理用ナプキンの展開状態におけ
る平面(体液吸収側面)図である。
【図2】本発明に係る生理用ナプキンの展開状態におけ
る底面(裏面若しくは外装面)図である。
【図3】図1のIII-III断面図である。
【図4】他の形態を示す断面図である。
【図5】別の形態を示す断面図である。
【図6】他の形態に係る生理用ナプキンの展開状態にお
ける平面(体液吸収側面)図である。
【図7】液流れ試験の説明図である。
【符号の説明】
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透
液性トップシート、4…吸収コア、5…クレープ紙、6
…サイドシート、F1…折返しフラップ部、F2…ヒッ
プカバーフラップ部、eb…エンボス凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 BD12 BD14 4C003 CA01 4C098 AA09 CC05 CC11 CC15 CC37 CE08 CE17 DD02 DD03 DD06 DD10 DD12 DD13 DD23 DD24 DD25 DD26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体液吸収部を有する本体部とその周囲に
    設けられたフラップ部とを有し、このフラップ部が、少
    なくとも使用状態において肌面と接するように且つ前記
    本体部の周囲への体液の漏れを受けるように延出され、
    本体部の外面に重なる方向に折り返されないものであ
    る、吸収性物品であって、 前記フラップ部の少なくとも肌面側表面に液止凹部が形
    成されている、 ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 【請求項2】前記フラップ部は少なくとも製品外面をな
    す外装シート層と肌面側表面をなす不織布シート層とを
    有するものであり、 これら外装シート層と不織布シート層とはフラップ部の
    自由端から10mm未満の周縁部にて相互に直接または
    間接的に接合され、かつ前記液止凹部は少なくとも前記
    周縁部よりも内側には形成されている、請求項1記載の
    吸収性物品。
  3. 【請求項3】前記液止凹部は、5mm以下の相互間隔を
    もって多数形成されている、請求項1または2記載の吸
    収性物品。
  4. 【請求項4】前記液止凹部は前記フラップ部に対し、製
    品前後方向の50%の範囲にわたって形成されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 【請求項5】前記液止凹部の深さが0.01mm以上
    (好ましくは0.03mm以上)とされている、請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 【請求項6】前記液止凹部の開口幅が15mm以下とさ
    れている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性
    物品。
  7. 【請求項7】前記液止凹部は、前記フラップ部の肌側表
    面をなすシートにエンボス加工若しくは波加工を施すこ
    とにより、あるいは前記フラップ部の肌側表面をなすシ
    ート上に、貫通孔または窪み穴を有する液止凹部形成シ
    ートを張り合わせることにより形成されている、請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 【請求項8】前記凹部は、製品長手方向と又は巾方向に
    対して非平行な方向に沿って延在する形状を有するか、
    前記非平行な方向に沿って配列されるか、またはこれら
    の形状及び配列の両方を満足するように設けられてい
    る、請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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