JP2000225138A - 吸収性物品 - Google Patents
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- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/53—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium
- A61F13/531—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium having a homogeneous composition through the thickness of the pad
- A61F13/532—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium having a homogeneous composition through the thickness of the pad inhomogeneous in the plane of the pad
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- A61F2013/15284—Properties of the article, e.g. stiffness or absorbency characterized by quantifiable properties
- A61F2013/15292—Resistance, i.e. modulus or strength
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パンツなどの内側に装着される吸収性物品
は、装着時または装着中に縒れたりたくれやすい。また
装着時にパンツなどと位置合わせするのが難しい。 【解決手段】 吸収性物品１は、トップシート２、吸収
コア４、バックシート３との積層体１Ａからなり、この
積層体１Ａの横方向の中央領域では幅Ｗの範囲で剛軟度
の高い領域（ｉ）が形成され、その両側領域は剛軟度の
低い領域（ｉｉ）である。剛軟度の高い領域（ｉ）を有
しているため、装着時または装着中に平坦度を維持で
き、縒れやたくれが生じにくい。また中央領域の折曲部
２１の部分から二つ折りできる。
は、装着時または装着中に縒れたりたくれやすい。また
装着時にパンツなどと位置合わせするのが難しい。 【解決手段】 吸収性物品１は、トップシート２、吸収
コア４、バックシート３との積層体１Ａからなり、この
積層体１Ａの横方向の中央領域では幅Ｗの範囲で剛軟度
の高い領域（ｉ）が形成され、その両側領域は剛軟度の
低い領域（ｉｉ）である。剛軟度の高い領域（ｉ）を有
しているため、装着時または装着中に平坦度を維持で
き、縒れやたくれが生じにくい。また中央領域の折曲部
２１の部分から二つ折りできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、失禁患者や老人用
などに使用される尿取りパッド、失禁パッドまたは生理
用ナプキンなどの吸収性物品に係り、特にパンツ、おむ
つなどの外部装着体の内側に重ねて使用する際に、縒れ
やたくれが生じることなく安定して装着できる吸収性物
品に関する。
などに使用される尿取りパッド、失禁パッドまたは生理
用ナプキンなどの吸収性物品に係り、特にパンツ、おむ
つなどの外部装着体の内側に重ねて使用する際に、縒れ
やたくれが生じることなく安定して装着できる吸収性物
品に関する。
【０００２】
【従来の技術】尿取りパッド、失禁パッドまたは生理用
ナプキンなどの吸収性物品は、パンツやおむつなどの外
部装着体の内側に重ねて使用するのが一般的である。
ナプキンなどの吸収性物品は、パンツやおむつなどの外
部装着体の内側に重ねて使用するのが一般的である。
【０００３】また、この種の吸収性物品は、液透過性の
トップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収
コアが介装されている構造であるが、さらに横方向の両
側部に、ゴムなどの弾性体を配したレッグギャザーや、
装着者の肌方向に立ち上がる立体ギャザーが形成されて
いるものがある。
トップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収
コアが介装されている構造であるが、さらに横方向の両
側部に、ゴムなどの弾性体を配したレッグギャザーや、
装着者の肌方向に立ち上がる立体ギャザーが形成されて
いるものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の吸収性物品は、
装着者の肌に対する装着感を考慮して、製品そのものを
できる限る柔軟にしている。しかし、パンツやおむつな
どの外部装着体の内側に重ねて使用する際に重要である
装着しやすさや、縒れやたくれを防止することについて
はほとんど考慮されていなかった。
装着者の肌に対する装着感を考慮して、製品そのものを
できる限る柔軟にしている。しかし、パンツやおむつな
どの外部装着体の内側に重ねて使用する際に重要である
装着しやすさや、縒れやたくれを防止することについて
はほとんど考慮されていなかった。
【０００５】特に、前記レッグギャザーや立体ギャザー
が形成されたものでは、ギャザーを形成するための弾性
部材が、横方向の両側部において縦方向に延びるように
取り付けられているため、外部装着体に重ねるときに吸
収性物品が変形しやすい。その結果、 （１）吸収性物品をパンツやおむつなどの外部装着体の
内側にフラットな状態で装着することが難しい。
が形成されたものでは、ギャザーを形成するための弾性
部材が、横方向の両側部において縦方向に延びるように
取り付けられているため、外部装着体に重ねるときに吸
収性物品が変形しやすい。その結果、 （１）吸収性物品をパンツやおむつなどの外部装着体の
内側にフラットな状態で装着することが難しい。
【０００６】（２）外部装着体の内側に吸収性物品を当
てるときに縒れやたくれが生じやすく、さらに装着状態
での体の動きにより前記縒れやたくれが発生し、または
縒れやたくれが増大し、その結果体液の横漏れが生じや
すくなる。
てるときに縒れやたくれが生じやすく、さらに装着状態
での体の動きにより前記縒れやたくれが発生し、または
縒れやたくれが増大し、その結果体液の横漏れが生じや
すくなる。
【０００７】（３）吸収性物品を、外部装着体の最下部
に正確に当てることが難しい。特にパンツの内側に装着
するときには、吸収性物品をパンツのウエスト開口部か
ら内部に挿入し、そのままパンツ内に脚部を挿入して装
着することになるため、パンツが身体に完全に装着され
るまでの間に、パンツ内での吸収性物品の位置ずれや、
縒れまたはたくれが発生しやすい。
に正確に当てることが難しい。特にパンツの内側に装着
するときには、吸収性物品をパンツのウエスト開口部か
ら内部に挿入し、そのままパンツ内に脚部を挿入して装
着することになるため、パンツが身体に完全に装着され
るまでの間に、パンツ内での吸収性物品の位置ずれや、
縒れまたはたくれが発生しやすい。
【０００８】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、外部装着体の内側に重ねたときに縒れやたくれが
発生しにくく、身体に確実にフィットできるようにした
吸収性物品を提供することを目的としている。
あり、外部装着体の内側に重ねたときに縒れやたくれが
発生しにくく、身体に確実にフィットできるようにした
吸収性物品を提供することを目的としている。
【０００９】また本発明は、パンツなどの外部装着体の
最下部の中央部に確実に位置決めして装着できるように
した吸収性物品を提供することを目的としている。
最下部の中央部に確実に位置決めして装着できるように
した吸収性物品を提供することを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性のト
ップシートと、バックシートと、前記トップシートとバ
ックシートの間に設けられた吸収コアとを有する積層体
で構成された吸収性物品において、装着者の下腹部から
尻部に向って延びる方向を縦方向、これと直交する方向
を横方向としたときに、前記積層体の横方向の中央領域
の剛軟度が、横方向の両側領域で且つ吸収コアが存在し
ている領域の剛軟度よりも高いことを特徴とするもので
ある。
ップシートと、バックシートと、前記トップシートとバ
ックシートの間に設けられた吸収コアとを有する積層体
で構成された吸収性物品において、装着者の下腹部から
尻部に向って延びる方向を縦方向、これと直交する方向
を横方向としたときに、前記積層体の横方向の中央領域
の剛軟度が、横方向の両側領域で且つ吸収コアが存在し
ている領域の剛軟度よりも高いことを特徴とするもので
ある。
【００１１】この吸収性物品は、尿取りパッド、失禁パ
ッドまたは生理用ナプキンなどのように、パンツやおむ
つなどの外部装着体の内側に重ねて使用するものにおい
て有効である。吸収性物品を構成する積層体に、縦方向
に延びる剛軟度の高い領域を設けておくことにより、外
部装着体の内側に装着された状態の吸収性物品に、縒れ
やたくれを生じにくくなり、フラットな状態で装着され
やすくなる。
ッドまたは生理用ナプキンなどのように、パンツやおむ
つなどの外部装着体の内側に重ねて使用するものにおい
て有効である。吸収性物品を構成する積層体に、縦方向
に延びる剛軟度の高い領域を設けておくことにより、外
部装着体の内側に装着された状態の吸収性物品に、縒れ
やたくれを生じにくくなり、フラットな状態で装着され
やすくなる。
【００１２】そのためには、前記縦方向の中央領域にお
いて、剛軟度の高い領域の横方向の幅寸法が１０ｍｍ以
上で６０ｍｍ以下であることが好ましい。
いて、剛軟度の高い領域の横方向の幅寸法が１０ｍｍ以
上で６０ｍｍ以下であることが好ましい。
【００１３】また、前記中央領域に剛軟度強化手段を有
し、液を吸収しない未使用時において、この剛軟度強化
手段が設けられた領域における積層体のＪＩＳ・Ｐ８１
２５テーパースティフネステストで測定した縦方向の剛
軟度が、前記剛軟度強化手段を有していない部分で且つ
吸収コアが存在している領域における積層体の前記縦方
向の剛軟度の２倍以上であることが好ましい。
し、液を吸収しない未使用時において、この剛軟度強化
手段が設けられた領域における積層体のＪＩＳ・Ｐ８１
２５テーパースティフネステストで測定した縦方向の剛
軟度が、前記剛軟度強化手段を有していない部分で且つ
吸収コアが存在している領域における積層体の前記縦方
向の剛軟度の２倍以上であることが好ましい。
【００１４】また、前記中央領域に剛軟度強化手段を有
し、液を吸収した状態における、前記剛軟度強化手段が
設けられている領域の前記積層体の前記縦方向の剛軟度
が、前記剛軟度強化手段を有していない部分で且つ吸収
コアが存在している領域における積層体の前記縦方向の
剛軟度よりも高いことが好ましい。
し、液を吸収した状態における、前記剛軟度強化手段が
設けられている領域の前記積層体の前記縦方向の剛軟度
が、前記剛軟度強化手段を有していない部分で且つ吸収
コアが存在している領域における積層体の前記縦方向の
剛軟度よりも高いことが好ましい。
【００１５】なお、前記剛軟度の低い領域で且つ吸収コ
アが存在している領域における積層体のＪＩＳ・Ｐ８１
２５テーパースティフネステストで測定した縦方向の剛
軟度が、液を吸収しない未使用時において１９ｍＮ・ｃ
ｍ以上で４００ｍＮ・ｃｍ以下であることが好ましい。
アが存在している領域における積層体のＪＩＳ・Ｐ８１
２５テーパースティフネステストで測定した縦方向の剛
軟度が、液を吸収しない未使用時において１９ｍＮ・ｃ
ｍ以上で４００ｍＮ・ｃｍ以下であることが好ましい。
【００１６】この範囲とすることにより、剛軟度の低い
領域の吸収コアの肌への接触が優しくなる。
領域の吸収コアの肌への接触が優しくなる。
【００１７】前記積層体には、少なくとも２層の吸収コ
アが設けられており、下層の前記吸収コアの中央領域が
前記剛軟度強化手段により剛軟度が強化されていること
が好ましい。この場合、上層の吸収コアは、前記下層の
吸収コアの前記中央領域に重なる部分で、剛軟度が前記
下層の前記剛軟度強化手段を有している前記中央領域の
剛軟度よりも低くされていることが好ましい。
アが設けられており、下層の前記吸収コアの中央領域が
前記剛軟度強化手段により剛軟度が強化されていること
が好ましい。この場合、上層の吸収コアは、前記下層の
吸収コアの前記中央領域に重なる部分で、剛軟度が前記
下層の前記剛軟度強化手段を有している前記中央領域の
剛軟度よりも低くされていることが好ましい。
【００１８】また、前記上層の吸収コアには、前記下層
の吸収コアの前記中央領域と前記両側領域との境界部と
重なる部分において、縦方向に延びる溝が形成されてい
ることができる。この場合、前記下層の吸収コアには、
前記上層の吸収コアの溝と同じ位置に溝が形成されてい
ることが好ましい。
の吸収コアの前記中央領域と前記両側領域との境界部と
重なる部分において、縦方向に延びる溝が形成されてい
ることができる。この場合、前記下層の吸収コアには、
前記上層の吸収コアの溝と同じ位置に溝が形成されてい
ることが好ましい。
【００１９】なお、前記中央領域における吸収コアその
ものの剛軟度を、前記両側領域での吸収コアの剛軟度よ
りも高くし、前記の剛軟度を高くした吸収コアそのもの
が剛軟度強化手段とされていてもよい。例えば、前記中
央領域では、吸収コアが部分的にまたは全面的に加圧さ
れることにより剛軟度が高くされていることができる。
さらには、前記中央領域では、縦方向に延びる複数のエ
ンボス線が加圧形成される。
ものの剛軟度を、前記両側領域での吸収コアの剛軟度よ
りも高くし、前記の剛軟度を高くした吸収コアそのもの
が剛軟度強化手段とされていてもよい。例えば、前記中
央領域では、吸収コアが部分的にまたは全面的に加圧さ
れることにより剛軟度が高くされていることができる。
さらには、前記中央領域では、縦方向に延びる複数のエ
ンボス線が加圧形成される。
【００２０】あるいは前記中央領域において吸収コア内
または吸収コアの外部に補強部材が設けられ、この補強
部材が剛軟度強化手段とされてもよい。
または吸収コアの外部に補強部材が設けられ、この補強
部材が剛軟度強化手段とされてもよい。
【００２１】さらに、前記剛軟度の高い領域の縦方向の
長さが、前記吸収コアの縦方向の長さの１／２以上であ
ることが好ましい。
長さが、前記吸収コアの縦方向の長さの１／２以上であ
ることが好ましい。
【００２２】また、前記剛軟度の高い領域と剛軟度の低
い領域との境界部において、前記吸収コアに溝が形成さ
れていることが好ましい。
い領域との境界部において、前記吸収コアに溝が形成さ
れていることが好ましい。
【００２３】また、少なくとも前記剛軟度の高い領域
に、横方向に延びる軟質化された折曲部を設け、この折
曲部を介して縦方向に重なる状態に折り曲げ可能とする
こともできる。なおこの折曲部は、剛軟度の高い領域の
みではなく、剛軟度の低い領域まで延び、吸収コアを横
方向に横断していてもよい。
に、横方向に延びる軟質化された折曲部を設け、この折
曲部を介して縦方向に重なる状態に折り曲げ可能とする
こともできる。なおこの折曲部は、剛軟度の高い領域の
みではなく、剛軟度の低い領域まで延び、吸収コアを横
方向に横断していてもよい。
【００２４】
【発明の実施の形態】図１は本発明の吸収性物品の一例
として大人用の尿取りパッド（または失禁パッド）を示
す斜視図、図２はその展開状態を示す平面図、図３は図
２のＩＩＩ−ＩＩＩ線の断面図、図４（Ａ）（Ｂ）
（Ｃ）は剛軟度強化手段の構造を実施の形態別に示す断
面図、図５は外部装着体であるパンツの内側に本発明の
吸収性物品が装着された状態を示す斜視図である。
として大人用の尿取りパッド（または失禁パッド）を示
す斜視図、図２はその展開状態を示す平面図、図３は図
２のＩＩＩ−ＩＩＩ線の断面図、図４（Ａ）（Ｂ）
（Ｃ）は剛軟度強化手段の構造を実施の形態別に示す断
面図、図５は外部装着体であるパンツの内側に本発明の
吸収性物品が装着された状態を示す斜視図である。
【００２５】この吸収性物品１は、図３の断面図に示す
ように、装着者の肌に向けられる液透過性のトップシー
ト２と、パンツやおむつなどの外部装着体に向けられる
バックシート３と、トップシート２とバックシート３と
の間に設けられる吸収コア４とを有する積層体１Ａによ
り構成されている。前記バックシート３は液不透過性シ
ートである。ただし外部装着体としてパンツ型やオープ
ン型のおむつが使用され、このおむつの内側に設置され
るものである場合に、前記バックシート３の一部の領域
または全領域が液透過性であって、吸収性物品１の吸収
コア４で吸収しきれない尿がおむつの吸収体へ伝わるよ
うにしてもよい。
ように、装着者の肌に向けられる液透過性のトップシー
ト２と、パンツやおむつなどの外部装着体に向けられる
バックシート３と、トップシート２とバックシート３と
の間に設けられる吸収コア４とを有する積層体１Ａによ
り構成されている。前記バックシート３は液不透過性シ
ートである。ただし外部装着体としてパンツ型やオープ
ン型のおむつが使用され、このおむつの内側に設置され
るものである場合に、前記バックシート３の一部の領域
または全領域が液透過性であって、吸収性物品１の吸収
コア４で吸収しきれない尿がおむつの吸収体へ伝わるよ
うにしてもよい。
【００２６】トップシート２は、疎水性繊維に親水処理
したものまたは親水性繊維などで形成されたものであ
り、例えばポイントボンド、エアースルー、スパンボン
ド、スパンレースなどの不織布である。またバックシー
ト３はオレフィン系の樹脂シート、不織布、樹脂シート
と不織布とを重ねたものなどにより形成されている。吸
収コア４は、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸水性
ポリマーなどの混合物により形成され、粉砕パルプ、あ
るいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物がティ
ッシュなどの吸収性シートで包まれている。
したものまたは親水性繊維などで形成されたものであ
り、例えばポイントボンド、エアースルー、スパンボン
ド、スパンレースなどの不織布である。またバックシー
ト３はオレフィン系の樹脂シート、不織布、樹脂シート
と不織布とを重ねたものなどにより形成されている。吸
収コア４は、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸水性
ポリマーなどの混合物により形成され、粉砕パルプ、あ
るいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物がティ
ッシュなどの吸収性シートで包まれている。
【００２７】吸収コア４が、トップシート２とバックシ
ート３とで挟まれた状態で、図１や図２に示すように、
トップシート２とバックシート３は、吸収性物品１の縦
方向両端の縁部５，５、横方向両側の縁部６，６におい
て互いに重ねられ、ホットメルト型接着剤などにより両
シート２と３とが接合されている。
ート３とで挟まれた状態で、図１や図２に示すように、
トップシート２とバックシート３は、吸収性物品１の縦
方向両端の縁部５，５、横方向両側の縁部６，６におい
て互いに重ねられ、ホットメルト型接着剤などにより両
シート２と３とが接合されている。
【００２８】装着者の下腹部から尻部に向けられる方向
が縦方向（Ｙ方向）、これに直交する方向（Ｘ方向）を
横方向としたとき、図１と図２に示す吸収性物品１は、
縦方向が長手方向となる全体がいわゆる砂時計形状であ
る。すなわちトップシート２、バックシート３、吸収コ
ア４が全て砂時計形状である。ただし吸収コア４のみが
長方形であってもよいし、吸収性物品１全体が長方形で
あってもよい。
が縦方向（Ｙ方向）、これに直交する方向（Ｘ方向）を
横方向としたとき、図１と図２に示す吸収性物品１は、
縦方向が長手方向となる全体がいわゆる砂時計形状であ
る。すなわちトップシート２、バックシート３、吸収コ
ア４が全て砂時計形状である。ただし吸収コア４のみが
長方形であってもよいし、吸収性物品１全体が長方形で
あってもよい。
【００２９】また吸収性物品１の内面には、横方向の両
側部において縦方向に延びる疎水性シート１５，１５の
基端部が接合され、その自由端部には縦方向に延びる弾
性部材（例えばゴムバンド）１６，１６が伸長させた状
態で取り付けられている。その結果、図１に示すよう
に、吸収性物品１の両側部に、装着者の肌に向う立体ギ
ャザーが形成されている。
側部において縦方向に延びる疎水性シート１５，１５の
基端部が接合され、その自由端部には縦方向に延びる弾
性部材（例えばゴムバンド）１６，１６が伸長させた状
態で取り付けられている。その結果、図１に示すよう
に、吸収性物品１の両側部に、装着者の肌に向う立体ギ
ャザーが形成されている。
【００３０】この吸収性物品１を構成する積層体１Ａ
は、横方向（Ｘ方向）の中心部の所定幅寸法Ｗの部分
が、剛軟度の高い領域（ｉ）である。また前記領域
（ｉ）の横方向の両側部で且つ吸収コア４が存在してい
る部分が剛軟度の低い領域（ｉｉ）である。
は、横方向（Ｘ方向）の中心部の所定幅寸法Ｗの部分
が、剛軟度の高い領域（ｉ）である。また前記領域
（ｉ）の横方向の両側部で且つ吸収コア４が存在してい
る部分が剛軟度の低い領域（ｉｉ）である。
【００３１】この剛軟度の差は、積層体１Ａの前記中央
領域に剛軟度強化手段を設けることにより構成できる。
領域に剛軟度強化手段を設けることにより構成できる。
【００３２】まず、図４（Ａ）に示すものでは、吸収コ
ア４の前記幅寸法Ｗの範囲内の中央領域４ａの剛軟度
が、吸収コア４の両側領域４ｂ，４ｂの剛軟度よりも高
くされ、剛軟度を高くした吸収コア４の中央領域４ａが
剛軟度強化手段１１を構成している。
ア４の前記幅寸法Ｗの範囲内の中央領域４ａの剛軟度
が、吸収コア４の両側領域４ｂ，４ｂの剛軟度よりも高
くされ、剛軟度を高くした吸収コア４の中央領域４ａが
剛軟度強化手段１１を構成している。
【００３３】吸収コア４の中央領域４ａの剛軟度を、吸
収コア４の両側領域４ｂ，４ｂの剛軟度よりも高くする
には、中央領域４ａの繊維密度を両側領域４ｂ，４ｂの
繊維密度よりも高くすることにより達成できる。例え
ば、吸収コア４を形成する際に、中央領域４ａと両側領
域４ｂ，４ｂを一定の厚みの繊維層で形成し、さらに中
央領域４ａのみに他の繊維層を重ね、中央領域４ａのみ
をあるいは中央領域４ａと両側領域４ｂ，４ｂの双方を
加圧または加熱加圧して、吸収コア４全体を同じ厚さと
する。または、吸収コア４を形成する過程で、中央領域
４ａにおいて繊維層の嵩が多く（目付けが多く）、両側
領域４ｂ，４ｂにおいて嵩の少ない（目付けの少ない）
繊維ウエッブを形成し、これを加圧または加熱加圧し
て、全体を同じ厚さとする。これにより中央領域４ａの
剛軟度を両側領域４ｂ，４ｂの剛軟度よりも高くでき
る。
収コア４の両側領域４ｂ，４ｂの剛軟度よりも高くする
には、中央領域４ａの繊維密度を両側領域４ｂ，４ｂの
繊維密度よりも高くすることにより達成できる。例え
ば、吸収コア４を形成する際に、中央領域４ａと両側領
域４ｂ，４ｂを一定の厚みの繊維層で形成し、さらに中
央領域４ａのみに他の繊維層を重ね、中央領域４ａのみ
をあるいは中央領域４ａと両側領域４ｂ，４ｂの双方を
加圧または加熱加圧して、吸収コア４全体を同じ厚さと
する。または、吸収コア４を形成する過程で、中央領域
４ａにおいて繊維層の嵩が多く（目付けが多く）、両側
領域４ｂ，４ｂにおいて嵩の少ない（目付けの少ない）
繊維ウエッブを形成し、これを加圧または加熱加圧し
て、全体を同じ厚さとする。これにより中央領域４ａの
剛軟度を両側領域４ｂ，４ｂの剛軟度よりも高くでき
る。
【００３４】または、吸収コア４の中央領域４ａに、親
水処理した熱可塑性繊維を、両側領域４ｂ，４ｂよりも
多く含ませ、中央領域４ａまたは吸収コア４全体に熱風
を与え、中央領域４ａにおいて比較的多くの熱可塑性繊
維どうしを熱融着させ、これにより中央領域４ａの剛軟
度を両側領域４ｂ，４ｂの剛軟度よりも高くしてもよ
い。これにより、吸収コア４の中央領域４ａそのもの
を、剛軟度強化手段１１にできる。
水処理した熱可塑性繊維を、両側領域４ｂ，４ｂよりも
多く含ませ、中央領域４ａまたは吸収コア４全体に熱風
を与え、中央領域４ａにおいて比較的多くの熱可塑性繊
維どうしを熱融着させ、これにより中央領域４ａの剛軟
度を両側領域４ｂ，４ｂの剛軟度よりも高くしてもよ
い。これにより、吸収コア４の中央領域４ａそのもの
を、剛軟度強化手段１１にできる。
【００３５】あるいは、吸収コア４が、粉砕パルプなど
の吸水性繊維および／または親水性繊維（親水処理した
疎水性繊維を含む）と、高吸収性ポリマーとの混合体で
ある場合に、中央領域４ａに含まれる高吸収性ポリマー
の量を両側領域４ｂ，４ｂでの高吸収性ポリマーの量よ
りも多くし、あるいは中央領域４ａのみに高吸収性ポリ
マーを含ませる。そして、少量の水分を与えることによ
り高吸収性ポリマーを介して繊維どうしを密着させ、こ
れにより中央領域４ａでの剛軟度を高くしてもよい。
の吸水性繊維および／または親水性繊維（親水処理した
疎水性繊維を含む）と、高吸収性ポリマーとの混合体で
ある場合に、中央領域４ａに含まれる高吸収性ポリマー
の量を両側領域４ｂ，４ｂでの高吸収性ポリマーの量よ
りも多くし、あるいは中央領域４ａのみに高吸収性ポリ
マーを含ませる。そして、少量の水分を与えることによ
り高吸収性ポリマーを介して繊維どうしを密着させ、こ
れにより中央領域４ａでの剛軟度を高くしてもよい。
【００３６】図４（Ｂ）では、吸収コア４の中央領域の
幅寸法Ｗの領域内に補強部材７が埋設されており、この
補強部材７が剛軟度強化手段１２となっている。
幅寸法Ｗの領域内に補強部材７が埋設されており、この
補強部材７が剛軟度強化手段１２となっている。
【００３７】補強部材７が設けられていない部分の吸収
コア４は、主に吸水性繊維、または吸水性繊維と高吸収
性ポリマーとの混合体で形成されているが、前記補強部
材７は、親水処理した熱可塑性繊維を熱融着させた剛性
の高いエアースルー不織布などである。この幅寸法Ｗの
範囲内での吸収コア４の吸水能力および保水能力を低下
させないためには、前記幅寸法Ｗ内において吸収コア
（吸収コアを構成する吸収性素材）と補強部材７とを横
方向に交互に配置することが好ましい。また補強部材７
は縦方向に連続的に延びるストライプ状に埋設する。
コア４は、主に吸水性繊維、または吸水性繊維と高吸収
性ポリマーとの混合体で形成されているが、前記補強部
材７は、親水処理した熱可塑性繊維を熱融着させた剛性
の高いエアースルー不織布などである。この幅寸法Ｗの
範囲内での吸収コア４の吸水能力および保水能力を低下
させないためには、前記幅寸法Ｗ内において吸収コア
（吸収コアを構成する吸収性素材）と補強部材７とを横
方向に交互に配置することが好ましい。また補強部材７
は縦方向に連続的に延びるストライプ状に埋設する。
【００３８】上記の補強部材７を設けると、幅寸法Ｗ内
での積層体１Ａの剛軟度をその両側領域４ｂ，４ｂの剛
軟度よりも高くできる。
での積層体１Ａの剛軟度をその両側領域４ｂ，４ｂの剛
軟度よりも高くできる。
【００３９】図４（Ｃ）では、吸収コア４の中央領域の
幅寸法Ｗの領域内に補強部材８が設けられ、この補強部
材８が剛軟度強化手段１３となっている。
幅寸法Ｗの領域内に補強部材８が設けられ、この補強部
材８が剛軟度強化手段１３となっている。
【００４０】前記補強部材８は、幅寸法がＷで厚さが比
較的薄く且つ縦方向に長い補強板である。この補強板
は、厚紙、樹脂シート、発泡樹脂板などである。この補
強板は吸収コア４に埋設されていてもよいし、吸収コア
４とバックシート３との間に介在していてもよい。この
場合、補強板は吸収コア４に接着され、あるいはバック
シート３に接着されていてもよい。または補強板はバッ
クシート３の外面に接着されていてもよい。さらに補強
板が複数枚使用され、横方向に間隔を空けて前記幅寸法
Ｗ内に配置されてもよい。
較的薄く且つ縦方向に長い補強板である。この補強板
は、厚紙、樹脂シート、発泡樹脂板などである。この補
強板は吸収コア４に埋設されていてもよいし、吸収コア
４とバックシート３との間に介在していてもよい。この
場合、補強板は吸収コア４に接着され、あるいはバック
シート３に接着されていてもよい。または補強板はバッ
クシート３の外面に接着されていてもよい。さらに補強
板が複数枚使用され、横方向に間隔を空けて前記幅寸法
Ｗ内に配置されてもよい。
【００４１】なお、図の実施の形態では、剛軟度の高い
領域（ｉ）が縦方向において一定の幅寸法Ｗの長方形で
あるが、剛軟度の高い領域（ｉ）が砂時計形状であって
もよい。
領域（ｉ）が縦方向において一定の幅寸法Ｗの長方形で
あるが、剛軟度の高い領域（ｉ）が砂時計形状であって
もよい。
【００４２】また、図３に示すように、前記剛軟度強化
手段１１または１２または１３が設けられている剛軟度
の高い領域（ｉ）と、その両側の剛軟度の低い領域（ｉ
ｉ）との境界部で、吸収コア４に縦方向に延びる溝４ｃ
が形成されている。この溝４ｃの部分では、エンボス線
を形成するように加圧することにより吸収コアが薄くな
っており、あるいは吸収コア４を構成する繊維が除去さ
れている。この溝４ｃを設けることにより、剛軟度の低
い領域（ｉｉ）にて吸収性コアが剛軟度の高い領域
（ｉ）の影響を受けることなく自由に変形できるように
なる。
手段１１または１２または１３が設けられている剛軟度
の高い領域（ｉ）と、その両側の剛軟度の低い領域（ｉ
ｉ）との境界部で、吸収コア４に縦方向に延びる溝４ｃ
が形成されている。この溝４ｃの部分では、エンボス線
を形成するように加圧することにより吸収コアが薄くな
っており、あるいは吸収コア４を構成する繊維が除去さ
れている。この溝４ｃを設けることにより、剛軟度の低
い領域（ｉｉ）にて吸収性コアが剛軟度の高い領域
（ｉ）の影響を受けることなく自由に変形できるように
なる。
【００４３】また、吸収性物品１の縦方向の中心部で
は、横方向に延びる折曲部（折り曲げ線）２１が形成さ
れている。前記の剛軟度の高い領域（ｉ）では、折曲部
２１の部分で剛性が低下している。これは図４に示す前
記剛軟度強化手段１１または１２または１３を構成する
吸収コア４の中央領域４ａまたは補強部材７あるいは補
強部材８に、前記折曲部２１において折り癖をつけ、あ
るいは折曲部２１において、補強部材等を部分的に除去
することにより構成される。
は、横方向に延びる折曲部（折り曲げ線）２１が形成さ
れている。前記の剛軟度の高い領域（ｉ）では、折曲部
２１の部分で剛性が低下している。これは図４に示す前
記剛軟度強化手段１１または１２または１３を構成する
吸収コア４の中央領域４ａまたは補強部材７あるいは補
強部材８に、前記折曲部２１において折り癖をつけ、あ
るいは折曲部２１において、補強部材等を部分的に除去
することにより構成される。
【００４４】本発明の吸収性物品１は、図１に示すよう
に、前記折曲部２１の部分で折り曲げて縦方向に重なる
二つ折り状態でパッケージされる。なお、折曲部２１を
縦方向に間隔を空けて２箇所に設け、吸収性物品１を三
つ折りにしてもよい。
に、前記折曲部２１の部分で折り曲げて縦方向に重なる
二つ折り状態でパッケージされる。なお、折曲部２１を
縦方向に間隔を空けて２箇所に設け、吸収性物品１を三
つ折りにしてもよい。
【００４５】この吸収性物品１を構成する積層体１Ａは
横方向の中央領域が剛軟度の高い領域（ｉ）であり、こ
の領域があるために偏平状態を維持しやすくなっている
が、前記折曲部２１で曲げて折り畳むことにより、コン
パクトに収納できる。
横方向の中央領域が剛軟度の高い領域（ｉ）であり、こ
の領域があるために偏平状態を維持しやすくなっている
が、前記折曲部２１で曲げて折り畳むことにより、コン
パクトに収納できる。
【００４６】図５は上記吸収性物品１の使用状態の一例
を示している。符号３０は外部装着体となるパンツ（ま
たはパンツ型おむつ）である。
を示している。符号３０は外部装着体となるパンツ（ま
たはパンツ型おむつ）である。
【００４７】図１に示すように吸収性物品１を広げ、パ
ンツ３０のウエスト開口部３１から挿入して、パンツ３
０の股領域となる下端部３２に当てる。このとき折曲部
２１がパンツ３０の下端部３２の中心部に一致するよう
に当てることにより、吸収性物品１をパンツ３０の下端
部の中央部に確実に位置合わせできる。
ンツ３０のウエスト開口部３１から挿入して、パンツ３
０の股領域となる下端部３２に当てる。このとき折曲部
２１がパンツ３０の下端部３２の中心部に一致するよう
に当てることにより、吸収性物品１をパンツ３０の下端
部の中央部に確実に位置合わせできる。
【００４８】吸収性物品１をパンツ３０内に当てた状態
で、装着者の脚をウエスト開口部３１から脚開口部３３
に入れて、パンツ３０を身体に装着するが、このとき剛
軟度の高い領域（ｉ）が偏平状態を維持しようとするた
め、パンツ３０内で吸収性物品１が縒れたりたくれるこ
とがない。また前記折曲部２１をパンツ３０の中心部に
当てる目安としているため、装着中に吸収性物品１が大
きくずれることがない。
で、装着者の脚をウエスト開口部３１から脚開口部３３
に入れて、パンツ３０を身体に装着するが、このとき剛
軟度の高い領域（ｉ）が偏平状態を維持しようとするた
め、パンツ３０内で吸収性物品１が縒れたりたくれるこ
とがない。また前記折曲部２１をパンツ３０の中心部に
当てる目安としているため、装着中に吸収性物品１が大
きくずれることがない。
【００４９】また、吸収性物品１を装着者の股間部に装
着した状態で、前記剛軟度の高い領域（ｉ）により、吸
収性物品１そのものの平坦度を維持でき、装着中に縒れ
やたくれが生じにくくなる。また両側部に剛軟度の低い
領域（ｉｉ）が存在するため、この領域（ｉｉ）が自由
に変形し、装着者の股間部から腿にかけて前記領域（ｉ
ｉ）が自由に変形するため、吸収性物品１は股間部に確
実に密着する。
着した状態で、前記剛軟度の高い領域（ｉ）により、吸
収性物品１そのものの平坦度を維持でき、装着中に縒れ
やたくれが生じにくくなる。また両側部に剛軟度の低い
領域（ｉｉ）が存在するため、この領域（ｉｉ）が自由
に変形し、装着者の股間部から腿にかけて前記領域（ｉ
ｉ）が自由に変形するため、吸収性物品１は股間部に確
実に密着する。
【００５０】また、前記領域（ｉｉ）が軟質であるた
め、この領域（ｉｉ）の変形により疎水性シート１５が
肌方向へ立ち上がりやすくなり、横方向両側部に立体ギ
ャザーが形成され、この立体ギャザーにより尿の横漏れ
を防止できるようになる。
め、この領域（ｉｉ）の変形により疎水性シート１５が
肌方向へ立ち上がりやすくなり、横方向両側部に立体ギ
ャザーが形成され、この立体ギャザーにより尿の横漏れ
を防止できるようになる。
【００５１】特に、剛軟度の高い領域（ｉ）と剛軟度の
低い領域（ｉｉ）との境界部において、吸収コア４に縦
方向に延びる溝４ｃ，４ｃを形成しておくと、領域
（ｉ）と領域（ｉｉ）とを分離でき、領域（ｉ）の剛軟
度の影響をあまり受けずに領域（ｉｉ）が自由に変形で
きる。
低い領域（ｉｉ）との境界部において、吸収コア４に縦
方向に延びる溝４ｃ，４ｃを形成しておくと、領域
（ｉ）と領域（ｉｉ）とを分離でき、領域（ｉ）の剛軟
度の影響をあまり受けずに領域（ｉｉ）が自由に変形で
きる。
【００５２】領域（ｉｉ）が自由に変形できるために
は、前記領域（ｉｉ）での吸収コア４を含む積層体のＪ
ＩＳ・Ｐ８１２５テーパースティフネステストで測定し
た縦方向（Ｙ方向）の剛軟度が、液を吸収しない未使用
時において１９ｍＮ・ｃｍ以上で４００ｍＮ・ｃｍ以下
であることが好ましい。さらに好ましくは１９ｍＮ・ｃ
ｍ以上で２００ｍＮ・ｃｍ以下である。またさらに好ま
しくは、１９．６１３３ｍＮ・ｃｍ以上で１９６．１３
３ｍＮ・ｃｍ以下である。
は、前記領域（ｉｉ）での吸収コア４を含む積層体のＪ
ＩＳ・Ｐ８１２５テーパースティフネステストで測定し
た縦方向（Ｙ方向）の剛軟度が、液を吸収しない未使用
時において１９ｍＮ・ｃｍ以上で４００ｍＮ・ｃｍ以下
であることが好ましい。さらに好ましくは１９ｍＮ・ｃ
ｍ以上で２００ｍＮ・ｃｍ以下である。またさらに好ま
しくは、１９．６１３３ｍＮ・ｃｍ以上で１９６．１３
３ｍＮ・ｃｍ以下である。
【００５３】大人用としては、吸収コア４の横方向の幅
は１００ｍｍ程度であり、積層体１Ａにおける剛軟度の
高い領域（ｉ）の横方向の幅寸法Ｗは１０ｍｍ以上で６
０ｍｍ以下が好ましい。幅寸法Ｗが６０ｍｍを越える
と、大人に装着したときに、腿近くまで前記領域（ｉ）
が延びることになって、装着状態で股間部に違和感を感
じやすい。また前記１０ｍｍ未満であると、剛軟度の低
い領域（ｉｉ）の面積が広くなって、吸収性物品１の横
方向の両側部でまくれなどが生じやすくなり、身体への
装着の安定性が損なわれる。以上の点を考慮すると、更
に好ましくは、剛軟度の高い領域（ｉ）の横方向の幅寸
法Ｗは１５ｍｍ以上で２０ｍｍ以下である。
は１００ｍｍ程度であり、積層体１Ａにおける剛軟度の
高い領域（ｉ）の横方向の幅寸法Ｗは１０ｍｍ以上で６
０ｍｍ以下が好ましい。幅寸法Ｗが６０ｍｍを越える
と、大人に装着したときに、腿近くまで前記領域（ｉ）
が延びることになって、装着状態で股間部に違和感を感
じやすい。また前記１０ｍｍ未満であると、剛軟度の低
い領域（ｉｉ）の面積が広くなって、吸収性物品１の横
方向の両側部でまくれなどが生じやすくなり、身体への
装着の安定性が損なわれる。以上の点を考慮すると、更
に好ましくは、剛軟度の高い領域（ｉ）の横方向の幅寸
法Ｗは１５ｍｍ以上で２０ｍｍ以下である。
【００５４】さらに、幅寸法Ｗ内に配置された剛軟度強
化手段１１または１２あるいは１３を含む積層体、すな
わち剛軟度が高くされた吸収コア４の中心部４ａでの積
層体、あるいは補強部材７（複数個の場合を含む）また
は補強部材８を有する部分の積層体の剛軟度について
は、液を吸収しない未使用時において、ＪＩＳ・Ｐ８１
２５テーパースティフネステストで測定した縦方向の剛
軟度が、前記剛軟度強化手段を有していない部分の積層
体の前記縦方向の剛軟度の２倍以上であり、液を吸収し
た状態においても、前記剛軟度強化手段１１または１２
あるいは１３を有する積層体の前記剛軟度が、剛軟度の
低い領域（ｉｉ）での積層体の前記剛軟度と同じまたは
それよりも高いことが好ましい。
化手段１１または１２あるいは１３を含む積層体、すな
わち剛軟度が高くされた吸収コア４の中心部４ａでの積
層体、あるいは補強部材７（複数個の場合を含む）また
は補強部材８を有する部分の積層体の剛軟度について
は、液を吸収しない未使用時において、ＪＩＳ・Ｐ８１
２５テーパースティフネステストで測定した縦方向の剛
軟度が、前記剛軟度強化手段を有していない部分の積層
体の前記縦方向の剛軟度の２倍以上であり、液を吸収し
た状態においても、前記剛軟度強化手段１１または１２
あるいは１３を有する積層体の前記剛軟度が、剛軟度の
低い領域（ｉｉ）での積層体の前記剛軟度と同じまたは
それよりも高いことが好ましい。
【００５５】剛軟度強化手段１１または１２あるいは１
３を有する積層体の剛軟度を、他の領域での積層体（吸
収コアが存在する）の剛軟度の２倍以上とすることによ
り、吸収性物品１を装着したときの平坦度を高くでき、
縒れやたくれを防止できる。
３を有する積層体の剛軟度を、他の領域での積層体（吸
収コアが存在する）の剛軟度の２倍以上とすることによ
り、吸収性物品１を装着したときの平坦度を高くでき、
縒れやたくれを防止できる。
【００５６】さらに、前記剛軟度の高い領域（ｉ）は少
なくとも吸収性物品１の縦方向の中心部に存在している
ことが必要である。また前記領域（ｉ）の縦方向の長さ
をＬ１、前記吸収コアの縦方向の長さをＬ０としたとき
に、Ｌ１がＬ０の１／２以上であることが好ましい。こ
のように構成すると、吸収性物品１は少なくとも装着者
の股間部に当たる部分での縒れやたくれを防止できるよ
うになる。
なくとも吸収性物品１の縦方向の中心部に存在している
ことが必要である。また前記領域（ｉ）の縦方向の長さ
をＬ１、前記吸収コアの縦方向の長さをＬ０としたとき
に、Ｌ１がＬ０の１／２以上であることが好ましい。こ
のように構成すると、吸収性物品１は少なくとも装着者
の股間部に当たる部分での縒れやたくれを防止できるよ
うになる。
【００５７】なお、本発明の吸収性物品は、パンツまた
はパンツ型おむつの内側に装着されるものに限られず、
オープン型おむつの内側に装着して使用することができ
る。また生理用ナプキンとして使用することもできる。
はパンツ型おむつの内側に装着されるものに限られず、
オープン型おむつの内側に装着して使用することができ
る。また生理用ナプキンとして使用することもできる。
【００５８】図６は、本発明の吸収性物品の他の実施の
形態を示す断面図である。図６に示す吸収性物品１００
は、吸収コア及び剛軟度強化手段以外の点は図１および
図２に示す吸収性物品１と実質上同じ構成であり、図３
と共通する部材に関しては図３に示す番号と同じ符号を
付与して説明を省略する。
形態を示す断面図である。図６に示す吸収性物品１００
は、吸収コア及び剛軟度強化手段以外の点は図１および
図２に示す吸収性物品１と実質上同じ構成であり、図３
と共通する部材に関しては図３に示す番号と同じ符号を
付与して説明を省略する。
【００５９】図６に示す吸収性物品１００では、吸収コ
アが上層４０と下層４１との２層構造である。上層４０
及び下層４１は、それぞれ前記した吸収コア４と同様の
部材から構成され、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高
吸水性ポリマーなどの混合物により形成され、粉砕パル
プ、あるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物
がティッシュなどの吸収性シートで包まれている。この
場合、上層４０を粉砕パルプ、下層４１を粉砕パルプと
高吸水性ポリマーとで構成すると、排泄液が上層４０か
ら下層４１へと移行しやすくなるので好ましい。またこ
の場合、各層が別々に吸収性シートで包まれていてもよ
く、または、上層４０と下層４１とが一体に包まれてい
ても良い。なお、前記上層４０が親水処理された疎水性
繊維のみで形成された液透過性のクッション層であり、
前記上層４０に与えられた体液が、上層４０にあまり留
まらず、下層４１に浸透するような構造であってもよ
い。
アが上層４０と下層４１との２層構造である。上層４０
及び下層４１は、それぞれ前記した吸収コア４と同様の
部材から構成され、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高
吸水性ポリマーなどの混合物により形成され、粉砕パル
プ、あるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物
がティッシュなどの吸収性シートで包まれている。この
場合、上層４０を粉砕パルプ、下層４１を粉砕パルプと
高吸水性ポリマーとで構成すると、排泄液が上層４０か
ら下層４１へと移行しやすくなるので好ましい。またこ
の場合、各層が別々に吸収性シートで包まれていてもよ
く、または、上層４０と下層４１とが一体に包まれてい
ても良い。なお、前記上層４０が親水処理された疎水性
繊維のみで形成された液透過性のクッション層であり、
前記上層４０に与えられた体液が、上層４０にあまり留
まらず、下層４１に浸透するような構造であってもよ
い。
【００６０】下層４１の幅寸法Ｗ１で示される中央領域
（以下、中央領域Ｗ１とする）には、剛軟度強化手段が
付加されている。この実施の形態の剛軟度強化手段で
は、前記中央領域Ｗ１において下層４１の吸収コアの上
下両面に、吸収性物品１００の縦方向に連続して延びる
エンボス線（圧縮凹線）５０ａ、５０ｂ、５０ｃ、５１
ａ、５１ｂ、５１ｃが形成されている。エンボス線５
０、５１の形成によりその部分の繊維密度が高くなり、
その結果、中央領域Ｗ１の剛軟度が高くなっている。エ
ンボス処理はエンボスロールやエンボス板によって施さ
れる。なお、エンボス線を確実に形成するため、加熱下
でエンボス処理、例えばヒートエンボスロールを用いて
処理することが好ましい。
（以下、中央領域Ｗ１とする）には、剛軟度強化手段が
付加されている。この実施の形態の剛軟度強化手段で
は、前記中央領域Ｗ１において下層４１の吸収コアの上
下両面に、吸収性物品１００の縦方向に連続して延びる
エンボス線（圧縮凹線）５０ａ、５０ｂ、５０ｃ、５１
ａ、５１ｂ、５１ｃが形成されている。エンボス線５
０、５１の形成によりその部分の繊維密度が高くなり、
その結果、中央領域Ｗ１の剛軟度が高くなっている。エ
ンボス処理はエンボスロールやエンボス板によって施さ
れる。なお、エンボス線を確実に形成するため、加熱下
でエンボス処理、例えばヒートエンボスロールを用いて
処理することが好ましい。
【００６１】また、前記下層４１においては、前記中央
領域Ｗ１での剛軟度が、左右両側での前記下層４１の剛
軟度よりも高く、好ましくは剛軟度が２倍以上である。
領域Ｗ１での剛軟度が、左右両側での前記下層４１の剛
軟度よりも高く、好ましくは剛軟度が２倍以上である。
【００６２】この下層４１の上側、すなわち、装着者側
には上層４０が重ねられている。上層４０の中央領域に
は、下層４１に設けられているようなエンボス線は設け
られていない。よって上層４０において前記下層４１の
中央領域Ｗ１と重なる部分の剛軟度は、前記下層４１の
中央領域Ｗ１での剛軟度よりも低くなっている。この上
層４０の存在によって、装着者は下層４１の剛性を感じ
ることがなく、吸収性物品１００は肌触りの良いものと
なる。
には上層４０が重ねられている。上層４０の中央領域に
は、下層４１に設けられているようなエンボス線は設け
られていない。よって上層４０において前記下層４１の
中央領域Ｗ１と重なる部分の剛軟度は、前記下層４１の
中央領域Ｗ１での剛軟度よりも低くなっている。この上
層４０の存在によって、装着者は下層４１の剛性を感じ
ることがなく、吸収性物品１００は肌触りの良いものと
なる。
【００６３】上層４０と下層４１とが積層された吸収コ
アでは、剛軟度の高い領域（ｉ）と、その両側の剛軟度
の低い領域（ｉｉ）との境界部で、上層４０に縦方向に
延びる溝４０ｃが、下層４１に同じく縦方向に延びる溝
４１ｃが形成されている。この溝４０ｃ、４１ｃはエン
ボス線（圧縮凹線）であり、吸収コアを構成する繊維が
圧縮されて形成されている。また、図６の実施の形態で
は、上層４０の前記溝４０ｃと下層４１の前記溝４１ｃ
とが、一緒に同時に加圧（または加熱加圧）され、溝４
０ｃと溝４１ｃとが同じ場所に重なるようにして形成さ
れている。
アでは、剛軟度の高い領域（ｉ）と、その両側の剛軟度
の低い領域（ｉｉ）との境界部で、上層４０に縦方向に
延びる溝４０ｃが、下層４１に同じく縦方向に延びる溝
４１ｃが形成されている。この溝４０ｃ、４１ｃはエン
ボス線（圧縮凹線）であり、吸収コアを構成する繊維が
圧縮されて形成されている。また、図６の実施の形態で
は、上層４０の前記溝４０ｃと下層４１の前記溝４１ｃ
とが、一緒に同時に加圧（または加熱加圧）され、溝４
０ｃと溝４１ｃとが同じ場所に重なるようにして形成さ
れている。
【００６４】この溝４０ｃ、４１ｃを設けることによ
り、下層４１側では、剛軟度の低い領域（ｉｉ）にて吸
収性コアが剛軟度の高い領域（ｉ）（中央領域Ｗ１）の
影響を受けることなく自由に変形できるようになる。ま
た上層４０においても、前記剛軟度の高い領域（ｉ）と
重なる部分と、前記剛軟度の低い領域（ｉｉ）と重なる
部分との境界で上層４０のコアが自由に曲がることがで
きるようになる。よって上層４０では左右両側部分が、
下層４１の左右両側の剛軟度の低い領域（ｉｉ）と一緒
に変形できるようになり、吸収性物品１００は全体とし
て体の形状や体位の変化に追従しやすいものとなる。
り、下層４１側では、剛軟度の低い領域（ｉｉ）にて吸
収性コアが剛軟度の高い領域（ｉ）（中央領域Ｗ１）の
影響を受けることなく自由に変形できるようになる。ま
た上層４０においても、前記剛軟度の高い領域（ｉ）と
重なる部分と、前記剛軟度の低い領域（ｉｉ）と重なる
部分との境界で上層４０のコアが自由に曲がることがで
きるようになる。よって上層４０では左右両側部分が、
下層４１の左右両側の剛軟度の低い領域（ｉｉ）と一緒
に変形できるようになり、吸収性物品１００は全体とし
て体の形状や体位の変化に追従しやすいものとなる。
【００６５】なお、エンボス線５０、５１並びに溝４０
ｃ、４１ｃでは、吸収コアが圧縮されて形成されるた
め、繊維の密度が高くなっている。したがって、エンボ
ス線５０、５１並びに溝４０ｃ、４１ｃの付近では毛細
管現象により排泄液の吸収速度が速くなる。また、縦方
向へと排泄液が拡散されやすく、吸収能を高くすること
ができる。
ｃ、４１ｃでは、吸収コアが圧縮されて形成されるた
め、繊維の密度が高くなっている。したがって、エンボ
ス線５０、５１並びに溝４０ｃ、４１ｃの付近では毛細
管現象により排泄液の吸収速度が速くなる。また、縦方
向へと排泄液が拡散されやすく、吸収能を高くすること
ができる。
【００６６】以上、剛軟度強化手段をエンボス線によっ
て形成する例を述べたが、剛軟度を高めるエンボス処理
は連続線ではなく、間欠線や波線、丸や四角や三角など
の模様でも良い。または下層４１の中央領域Ｗ１で吸収
コア全体が加圧されて剛軟度強化手段とされていてもよ
い。また、吸収コアは、図６に示すように２層構造に限
られず、３層以上積層させた構造であってもよい。その
他、吸収コアが多層構造である場合、装着者側の層（上
層）の中央領域にもエンボス処理が施されていても良
い。その場合、装着感を考慮して、上層に形成されてい
るエンボス量（面積）は下層に形成されているエンボス
量（面積）より少ないことが好ましい。
て形成する例を述べたが、剛軟度を高めるエンボス処理
は連続線ではなく、間欠線や波線、丸や四角や三角など
の模様でも良い。または下層４１の中央領域Ｗ１で吸収
コア全体が加圧されて剛軟度強化手段とされていてもよ
い。また、吸収コアは、図６に示すように２層構造に限
られず、３層以上積層させた構造であってもよい。その
他、吸収コアが多層構造である場合、装着者側の層（上
層）の中央領域にもエンボス処理が施されていても良
い。その場合、装着感を考慮して、上層に形成されてい
るエンボス量（面積）は下層に形成されているエンボス
量（面積）より少ないことが好ましい。
【００６７】さらに、図４（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）に示すよ
うにして形成された吸収コアを下層として使用し、その
上に図６に示した上層４０を重ねてもよい。
うにして形成された吸収コアを下層として使用し、その
上に図６に示した上層４０を重ねてもよい。
【００６８】
【発明の効果】以上のように本発明の吸収性物品は、装
着した状態で縒れやたくれを防止でき、しかも股間部へ
の密着性がよく、さらに装着感を損なうことがない。ま
たパンツなどの外部装着体に装着しやすい。また図６に
示すように２層構造にすると、中央領域で肌への接触感
触が良好になる。
着した状態で縒れやたくれを防止でき、しかも股間部へ
の密着性がよく、さらに装着感を損なうことがない。ま
たパンツなどの外部装着体に装着しやすい。また図６に
示すように２層構造にすると、中央領域で肌への接触感
触が良好になる。
【図１】本発明の吸収性物品の斜視図、
【図２】図１に示す吸収性物品の平面図、
【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線の断面図、
【図４】（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）は剛軟度強化手段の構造を
実施の形態別に示す断面図、
実施の形態別に示す断面図、
【図５】吸収性物品の装着状態の一例を示す斜視図、
【図６】本発明の吸収性物品の他の実施の形態を示す断
面図、
面図、
１、１００ 吸収性物品 １Ａ、１Ｂ 積層体 ２ トップシート ３ バックシート ４ 吸収コア ４ａ 剛軟度を高くした中央領域 ４ｂ 両側領域 ４ｃ 溝 ７，８ 補強部材 １１，１２，１３ 剛軟度強化手段 ３０ 外部装着体（パンツ） ４０ 上層 ４０ｃ 溝 ４１ 下層 ４１ｃ 溝 ５０ａ、５０ｂ、５０ｃ エンボス線 ５１ａ、５１ｂ、５１ｃ エンボス線 （ｉ）剛軟度の高い領域 （ｉｉ）剛軟度の低い領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 勝己 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−７ ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内
Claims (16)
- 【請求項１】 液透過性のトップシートと、バックシー
トと、前記トップシートとバックシートの間に設けられ
た吸収コアとを有する積層体で構成された吸収性物品に
おいて、装着者の下腹部から尻部に向って延びる方向を
縦方向、これと直交する方向を横方向としたときに、前
記積層体の横方向の中央領域の剛軟度が、横方向の両側
領域で且つ吸収コアが存在している領域の剛軟度よりも
高いことを特徴とする吸収性物品。 - 【請求項２】 前記縦方向の中央領域において、剛軟度
の高い領域の横方向の幅寸法が１０ｍｍ以上で６０ｍｍ
以下である請求項１記載の吸収性物品。 - 【請求項３】 前記中央領域に剛軟度強化手段を有し、
液を吸収しない未使用時において、この剛軟度強化手段
が設けられた領域における積層体のＪＩＳ・Ｐ８１２５
テーパースティフネステストで測定した縦方向の剛軟度
が、前記剛軟度強化手段を有していない部分で且つ吸収
コアが存在している領域における積層体の前記縦方向の
剛軟度の２倍以上である請求項１または２記載の吸収性
物品。 - 【請求項４】 前記中央領域に剛軟度強化手段を有し、
液を吸収した状態における、前記剛軟度強化手段が設け
られている領域の前記積層体の前記縦方向の剛軟度が、
前記剛軟度強化手段を有していない部分で且つ吸収コア
が存在している領域における積層体の前記縦方向の剛軟
度よりも高い請求項１〜３のいずれかに記載の吸収性物
品。 - 【請求項５】 前記剛軟度の低い領域で且つ吸収コアが
存在している領域における積層体のＪＩＳ・Ｐ８１２５
テーパースティフネステストで測定した縦方向の剛軟度
が、液を吸収しない未使用時において１９ｍＮ・ｃｍ以
上で４００ｍＮ・ｃｍ以下である請求項１〜４のいずれ
かに記載の吸収性物品。 - 【請求項６】 前記積層体には、少なくとも２層の吸収
コアが設けられており、下層の前記吸収コアの中央領域
が前記剛軟度強化手段により剛軟度が強化されている請
求項３〜５のいずれかに記載の吸収性物品。 - 【請求項７】 上層の吸収コアは、前記下層の吸収コア
の前記中央領域に重なる部分で、剛軟度が前記下層の前
記剛軟度強化手段を有している前記中央領域の剛軟度よ
りも低くされている請求項６記載の吸収性物品。 - 【請求項８】 前記上層の吸収コアには、前記下層の吸
収コアの前記中央領域と前記両側領域との境界部と重な
る部分において、縦方向に延びる溝が形成されている請
求項６または７記載の吸収性物品。 - 【請求項９】 前記下層の吸収コアには、前記上層の吸
収コアの溝と同じ位置に溝が形成されている請求項８記
載の吸収性物品。 - 【請求項１０】 前記中央領域における吸収コアそのも
のの剛軟度を、前記両側領域での吸収コアの剛軟度より
も高くし、前記の剛軟度を高くした吸収コアそのものが
前記剛軟度強化手段とされている請求項１〜９のいずれ
かに記載の吸収性物品。 - 【請求項１１】 前記中央領域では、吸収コアが部分的
にまたは全面的に加圧されることにより剛軟度が高くさ
れている請求項１０記載の吸収性物品。 - 【請求項１２】 前記中央領域では、縦方向に延びる複
数のエンボス線が加圧形成されている請求項１１記載の
吸収性物品。 - 【請求項１３】 前記中央領域において吸収コア内また
は吸収コアの外部に補強部材が設けられ、この補強部材
が前記剛軟度強化手段とされている請求項１〜９のいず
れかに記載の吸収性物品。 - 【請求項１４】 前記剛軟度の高い領域の縦方向の長さ
が、前記吸収コアの縦方向の長さの１／２以上である請
求項１〜１３のいずれかに記載の吸収性物品。 - 【請求項１５】 前記剛軟度の高い領域と剛軟度の低い
領域との境界部において、前記吸収コアに溝が形成され
ている請求項１〜７、１０〜１４のいずれかに記載の吸
収性物品。 - 【請求項１６】 少なくとも前記剛軟度の高い領域に、
横方向に延びる軟質化された折曲部が設けられ、この折
曲部を介して縦方向に重なる状態に折り曲げ可能とされ
ている請求項１〜１５のいずれかに記載の吸収性物品。
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