JP2009122259A - 液状材料塗布装置およびそれを用いた欠陥修正装置 - Google Patents

液状材料塗布装置およびそれを用いた欠陥修正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】塗布時間の短縮化が可能な液状材料塗布装置を提供する。
【解決手段】この欠陥修正装置では、基板5と観察鏡筒31aの間の基板5に平行な平面内で移動可能な可動板42を設け、可動板42の下面に複数の対物レンズ2および複数の塗布ユニット43を設け、基板5表面の欠陥を観察する場合は、可動板42を移動させて所望の対物レンズ2を観察鏡筒31aの下に配置し、欠陥に修正インク20を塗布する場合は、可動板42を移動させて所望の塗布ユニット43を観察鏡筒31aの下に配置する。したがって、複数の塗布ユニットに異なる色のインク20を塗布させることにより、インク20の色を変える毎に塗布針11を洗浄する必要がなくなり、インク塗布時間が短くなる。
【選択図】図6

Description

この発明は液状材料塗布装置およびそれを用いた欠陥修正装置に関し、特に、基板上の微細領域に液状材料を塗布する液状材料塗布装置と、それを用いた欠陥修正装置に関する。より特定的には、この発明は、液晶カラーフィルタ基板の白欠陥に修正液を塗布して修正する欠陥修正装置に関する。
近年、LCD(液晶ディスプレイ)の大型化、高精細化に伴い画素数も増大し、LCDを無欠陥で製造することは困難となり、欠陥の発生確率も増加してきている。このような状況下において歩留まり向上のために、LCDのカラーフィルタの製造工程において発生する欠陥を修正する欠陥修正装置が生産ラインに不可欠となってきている。
図15(a)〜(c)は、LCDのカラーフィルタの製造工程において発生する欠陥を示す図である。図15(a)〜(c)において、カラーフィルタは、透明基板と、その表面に形成されたブラックマトリクス51と呼ばれる格子状のパターンと、複数組のR(赤色)画素52、G(緑色)画素53、およびB(青色)画素54とを含む。カラーフィルタの製造工程においては、図15(a)に示すように画素やブラックマトリクス51の色が抜けてしまった白欠陥55や、図15(b)に示すように隣の画素と色が混色したり、ブラックマトリクス51が画素にはみ出してしまった黒欠陥56や、図15(c)に示すように画素に異物が付着した異物欠陥57などが発生する。
白欠陥55を修正する方法としては、インク塗布機構により、白欠陥55が存在する画素と同色のインクを塗布針の先端部に付着させ、塗布針の先端部に付着したインクを白欠陥55に塗布して修正する方法がある。また、黒欠陥56や異物欠陥57を修正する方法としては、欠陥部分をレーザカットして矩形の白欠陥55を形成した後、インク塗布機構により、塗布針の先端部に付着したインクをその白欠陥55に塗布して修正する方法がある。
図16は、従来のインク塗布機構の構成を示す一部省略した斜視図である。図16において、このインク塗布機構は、インク塗布用の塗布針61と、塗布針61を垂直駆動させるための塗布針駆動シリンダ62とを含む。塗布針61は、塗布針ホルダ64および固定ベース65を介して塗布針駆動シリンダ62の駆動軸63の先端部に設けられる。
また、このインク塗布機構は、水平に設けられた回転テーブル66を含み、回転テーブル66上には円周方向に複数のインクタンク67〜70が順次配置され、さらに、回転テーブル66上には洗浄装置71とエアパージ装置72とが設けられる。回転テーブル66の中心には回転軸73が立設されている。また、回転テーブル66には、インク塗布時に塗布針61を通過させるための切欠部74が形成されている。インクタンク67〜70には、それぞれR(赤)、G(緑)、B(青)および黒のインクが適宜注入されている。洗浄装置71は、塗布針61に付着したインクを除去するためのものであり、エアパージ装置72は塗布針61に付着した洗浄液を吹き飛ばすためのものである。
さらに、このインク塗布機構は、回転テーブル66の回転軸73を回転させるためのインデックス用モータ75を含み、さらに回転軸73とともに回転するインデックス板76と、インデックス板76を介して回転テーブル66の回転位置を検出するためのインデックス用センサ77と、インデックス板76を介して回転テーブル66の回転位置が原点に復帰したことを検出するための原点復帰用センサ78とが設けられる。モータ75はセンサ77,78の出力に基づいて制御され、回転テーブル66を回転させて切欠部74、インクタンク67〜70、洗浄装置71およびエアパージ装置72のうちいずれかを塗布針61の下方に位置させる。
次に、このインク塗布機構の動作について説明する。まず、図示しない位置決め装置により、カラーフィルタ基板の欠陥部の上方の所定位置に塗布針61の先端が位置決めされる。次いで、モータ75によって回転テーブル66が回転され、所望のインクタンク(たとえば67)が塗布針61の下に移動される。次に、塗布針駆動シリンダ62によって塗布針61が上下に駆動され、塗布針61の先端部にインクが付着される。
次いで、モータ75によって回転テーブル66が回転され、切欠部74が塗布針61の下に移動される。次に、塗布針駆動シリンダ62によって塗布針61が上下に駆動され、塗布針61の先端部に付着したインクがカラーフィルタ基板の欠陥部に塗布される。
塗布針61の洗浄時は、モータ75によって回転テーブル66が回転され、洗浄装置71が塗布針61の下に移動される。次に、塗布針駆動シリンダ62によって塗布針61が上下に駆動され、塗布針61に付着したインクが洗浄される。次いで、モータ75によって回転テーブル66が回転され、エアパージ装置72が塗布針61の下に移動される。次に、塗布針駆動シリンダ62によって塗布針61が上下に駆動され、塗布針61に付着した洗浄液が吹き飛ばされる。
特開平9−236933号公報
しかし、従来のインク塗布機構では、塗布針61が1本しか設けられておらず、修正インクの色を変えるたびに塗布針61を洗浄していたので、修正時間が長くなるという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、塗布時間の短縮化を図ることが可能な液状材料塗布装置とそれを用いた欠陥修正装置を提供することである。
この発明に係る液状材料塗布装置は、基板上の微細領域に液状材料を塗布する液状材料塗布装置において、微細領域を観察するための観察鏡筒と、基板と観察鏡筒との間の基板に平行な平面内で移動可能に設けられた可動板と、可動板の下面に設けられた複数の対物レンズと、可動板の下面に設けられ、各々が、塗布針の先端に付着した液状材料を微細領域に塗布するための複数の塗布ユニットと、微細領域を観察する場合は、可動板を移動させて複数の対物レンズのうちの選択された対物レンズを観察鏡筒の下に配置し、微細領域に液状材料を塗布する場合は、可動板を移動させて複数の塗布ユニットのうちの選択された塗布ユニットを観察鏡筒の下に配置する第1の駆動手段とを備えたことを特徴とする。
好ましくは、可動板は互いに直交する第1および第2の方向に移動可能に設けられ、第1の駆動手段は可動板を第1および第2の方向に移動させる。
また好ましくは、さらに、可動板の位置を検出する検出手段と、検出手段の検出結果を記憶する記憶手段とを備え、第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸を観察鏡筒の光軸に略一致させたときの可動板の第1の位置と、各塗布ユニットの塗布針の先端を観察鏡筒の光軸に略一致させたときの可動板の第2の位置とを検出手段によって検出し、その検出結果を記憶手段によって記憶しておく。第1の駆動手段は、検出手段の検出結果と記憶手段の記憶内容とに基づいて動作し、微細領域を観察する場合は、選択された対物レンズに対応する第1の位置に可動板を移動させ、微細領域に液状材料を塗布する場合は、選択された塗布ユニットに対応する第2の位置に可動板を移動させる。
また好ましくは、さらに、観察鏡筒の観察範囲内において観察中心以外の位置に液状材料を塗布すべき他の微細領域がある場合、観察中心から他の微細領域までの第1および第2の方向の距離を演算する演算手段を備え、第1の駆動手段は、演算手段の演算結果に基づいて可動板を移動させ、選択された塗布ユニットの塗布針の先端を観察中心から他の微細領域の上方に移動させる。
また好ましくは、可動板は第1の方向に移動可能に設けられ、複数の対物レンズおよび複数の塗布ユニットは可動板の下面に第1の方向に1列に配置され、第1の駆動手段は可動板を第1の方向に移動させる。
また好ましくは、さらに、可動板の第1の方向の位置を検出する第1の検出手段と、第1の検出手段の検出結果を記憶する第1の記憶手段とを備え、第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸と観察鏡筒の光軸との第1の方向の位置を略一致させたときの可動板の第1の位置と、各塗布ユニットの塗布針の先端と観察鏡筒の光軸との第1の方向の位置を略一致させたときの可動板の第2の位置とを第1の検出手段によって検出し、その検出結果を第1の記憶手段によって記憶しておく。第1の駆動手段は、第1の検出手段の検出結果と第1の記憶手段の記憶内容とに基づいて動作し、微細領域を観察する場合は、選択された対物レンズに対応する第1の位置に可動板を移動させ、微細領域に液状材料を塗布する場合は、選択された塗布ユニットに対応する第2の位置に可動板を移動させる。
また好ましくは、さらに、観察鏡筒、可動板および第1の駆動手段を基板と平行な平面内で第1の方向と直交する第2の方向に移動させる第2の駆動手段と、可動板の第2の方向の位置を検出する第2の検出手段と、第2の検出手段の検出結果を記憶する第2の記憶手段とを備え、第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸と観察鏡筒の光軸との第1の方向の位置を略一致させるとともに第2の駆動手段によって該対物レンズの光軸と微小領域との第2の方向の位置を略一致させたときの可動板の第3の位置と、第1の駆動手段によって各塗布ユニットの塗布針の先端と観察鏡筒の光軸との第1の方向の位置を略一致させるとともに第2の駆動手段によって該塗布ユニットの塗布針の先端と微小領域との第2の方向の位置を略一致させたときの可動板の第4の位置とを第2の検出手段によって検出し、その検出結果を第2の記憶手段によって記憶しておく。第2の駆動手段は、第2の検出手段の検出結果と第2の記憶手段の記憶内容とに基づいて動作し、微細領域を観察する場合は、選択された対物レンズに対応する第3の位置に可動板を移動させ、微細領域に液状材料を塗布する場合は、選択された塗布ユニットに対応する第4の位置に可動板を移動させる。
また好ましくは、さらに、観察鏡筒の観察範囲内において観察中心以外の位置に液状材料を塗布すべき他の微細領域がある場合、観察中心から他の微細領域までの第1および第2の方向の距離を演算する演算手段を備え、第1および第2の駆動手段は、演算手段の演算結果に基づいて可動板を移動させ、選択された塗布ユニットの塗布針の先端を観察中心から他の微細領域の上方に移動させる。
また好ましくは、可動板は回転可能に設けられ、複数の対物レンズおよび複数の塗布ユニットは可動板の回転軸を中心とする円に沿って1列に配置され、観察鏡筒の光軸と可動板の回転軸とは円の半径だけ離れて平行に配置され、第1の駆動手段は可動板を回転させる。
また好ましくは、さらに、可動板の回転角度を検出する第1の検出手段と、第1の検出手段の検出結果を記憶する第1の記憶手段とを備え、第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸を観察鏡筒の光軸に略一致させたときの可動板の第1の回転角度と、各塗布ユニットの塗布針の先端を観察鏡筒の光軸に略一致させたときの可動板の第2の回転角度とを第1の検出手段によって検出し、その検出結果を第1の記憶手段によって記憶しておく。第1の駆動手段は、第1の検出手段の検出結果と第1の記憶手段の記憶結果とに基づいて動作し、微細領域を観察する場合は、選択された対物レンズに対応する第1の回転角度だけ可動板を回転させ、微細領域に液状材料を塗布する場合は、選択された塗布ユニットに対応する第2の回転角度だけ可動板を回転させる。
また好ましくは、さらに、観察鏡筒、可動板および第1の駆動手段を基板に平行な方向に移動させる第2の駆動手段と、可動板の位置を検出する第2の検出手段と、第2の検出手段の検出結果を記憶する第2の記憶手段とを備え、第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸と観察鏡筒の光軸とを略一致させるとともに第2の駆動手段によって該対物レンズの光軸と微小領域とを略一致させたときの可動板の第1の位置と、第1の駆動手段によって各塗布ユニットの塗布針の先端と観察鏡筒の光軸とを略一致させるとともに第2の駆動手段によって該塗布ユニットの塗布針の先端と微小領域とを略一致させたときの可動板の第2の位置とを第2の検出手段によって検出し、その検出結果を第2の記憶手段によって記憶しておく。第2の駆動手段は、第2の検出手段の検出結果と第2の記憶手段の記憶内容とに基づいて動作し、微細領域を観察する場合は、選択された対物レンズに対応する第1の位置に可動板を移動させて該対物レンズの光軸と微細領域とを略一致させ、微細領域に液状材料を塗布する場合は、選択された塗布ユニットに対応する第2の位置に可動板を移動させて該塗布ユニットの塗布針の先端と微細領域とを略一致させる。
また好ましくは、さらに、観察鏡筒の観察範囲内において観察中心以外の位置に液状材料を塗布すべき他の微細領域がある場合、観察中心から他の微細領域までの距離および方向を演算する演算手段を備え、第2の駆動手段は、演算手段の演算結果に基づいて可動板を移動させ、選択された塗布ユニットの塗布針の先端を観察中心から他の微細領域の上方に移動させる。
また好ましくは、選択された塗布ユニットは、先端に液状材料が付着した塗布針を下方に突出させ、さらに、観察鏡筒、可動板および第1の駆動手段を下降させて塗布針の先端を微細領域に接触させる第3の駆動手段を備える。
また、この発明に係る欠陥修正装置は、上記液状材料塗布装置を備え、微細領域は基板上に形成された微細パターンの欠陥部であり、液状材料は欠陥部を修正するための修正液であることを特徴とする。
この発明に係る液状材料塗布装置および欠陥修正装置では、基板と観察鏡筒の間の基板に平行な平面内で移動可能な可動板を設け、可動板の下面に複数の対物レンズおよび複数の塗布ユニットを設け、微細領域を観察する場合は、可動板を移動させて所望の対物レンズを観察鏡筒の下に配置し、微細領域に液状材料を塗布する場合は、可動板を移動させて所望の塗布ユニットを観察鏡筒の下に移動させる。したがって、複数の塗布ユニットにそれぞれ複数種類の液状材料を塗布させることにより、液状材料の種類を変える毎に塗布針を洗浄する必要がなくなるので、塗布時間の短縮化を図ることができる。
本願発明の実施の形態について説明する前に、本願発明の基礎となる欠陥修正装置について説明する。図1は、そのような欠陥修正装置の要部を示す図である。図1において、この欠陥修正装置は、観察鏡筒1と、倍率の異なる複数の対物レンズ2とを含む観察光学系3を備える。図示しないレボルバにより、複数の対物レンズ2のうちの所望の対物レンズ2を選択し、選択した対物レンズ2を観察鏡筒1の下に移動させることが可能となっている。観察光学系3はZ軸テーブル4に搭載されている。修正対象の液晶カラーフィルタ基板5は、対物レンズ2に対向してXYテーブル(図示せず)に搭載される。XYテーブルによって基板5をXY方向(水平方向)に移動させ、Z軸テーブル4によって観察光学系3をZ軸方向(垂直方向)に移動させることにより、基板5表面の任意の位置に対物レンズ2の焦点を合わせて拡大して観察することが可能となっている。
Z軸テーブル4には、インク塗布機構6も搭載されている。インク塗布機構6は、図2(a)(b)に示すように、R,G,Bおよび黒用の4つの塗布ユニット7〜10を備え、塗布ユニット7〜10の各々は、塗布針11、塗布針ホルダ12、およびインク容器13を含む。塗布ユニット7,8はX1テーブル14に搭載され、塗布ユニット9,10はX2テーブル15に搭載され、図1に示すように、テーブル14,15はZ軸テーブル16に搭載され、Z軸テーブル16はY軸テーブル17に搭載されている。
塗布を行なうために選択された塗布針11を、Y軸テーブル17によって、塗布針11が塗布を行なう欠陥位置のY軸方向位置と同じ位置に来るように移動させ、次いでZ軸テーブル16によって、選択された塗布針11を含む塗布ユニット7〜10のいずれかを対物レンズ2の下に挿入できるように垂直方向に下降させ、さらに、塗布針11が塗布を行なう欠陥位置のX軸方向位置と同じ位置に来るように、選択された塗布針11を含む塗布ユニット7〜10のいずれかを搭載するX1テーブル14またはX2テーブル15を対物レンズ2の方向に移動させることにより、対物レンズ2と基板5の間に挿入することが可能となっている。
塗布ユニット7は、図2(a)(b)に示すように、2本のアーム18,19を含む。アーム18の先端には塗布針ホルダ12が取り付けられ、アーム19の先端にはインク容器13が取り付けられ、塗布針11はインク容器13に挿入されている。
図3に示すように、インク容器13の底には孔13aが開口され、インク20が注入されている。孔13aは、インク20が流出しないような小さな寸法に設定されている。インク容器13の側部には保持部21が設けられており、保持部21にはインク容器13をアーム19の先端部に磁石(図示せず)を介して固定するためのインク容器固定ピン22が設けられている。インク容器13の開口部は蓋23で閉じられており、蓋23には孔23aが開口されている。
塗布針11は、先端部11a側の小径部11bと、塗布針ホルダ12に固着される大径部11cからなる段付形状を有し、小径部11bの直径はインク容器13の孔13aの直径よりも若干小さく設定され、大径部11cの直径は蓋23の孔23aの直径よりも若干小さく設定されている。
図2(a)(b)に戻って、アーム19の基端部はスライド機構24によってアーム18の中央部に上下動可能に支持され、アーム18の基端部はスライド機構25によって支持台26に上下動可能に支持されている。支持台26の下端には、アーム18,19の下方への移動を制限するストッパ27が設けられ、支持台26にはアーム18の基端部の下端を上下動させるシリンダ28が搭載されている。
次に、この欠陥修正装置の動作について説明する。待機時は、シリンダ28によってアーム18が上限位置に保持され、アーム19はアーム18にぶら下がった状態になっている。このときアーム18,19間の上下方向の距離は最大になっており、図3に示すように、塗布針11の先端部11aはインク20に浸漬されている。
修正時は、図4に示すように、ステップS1において、モニタ画面(図示せず)に表示された欠陥に対して、作業者がインク20を塗布する位置を指定する。ステップS2において、現在観察に用いている対物レンズ2が、塗布針11の挿入が可能な対物レンズ2か否か、すなわち倍率が10倍の対物レンズ2か否かを確認する。対物レンズ2の倍率が10倍以外のたとえば20倍である場合、ステップS3において、レボルバを回転させて対物レンズ2を10倍の対物レンズ2に切換え、ステップS4において、レボルバによる対物レンズ2の切換えの完了を確認する。対物レンズ2の切換えを完了した場合、およびステップS2において対物レンズ2が10倍のものであった場合は、ステップS5において、テーブル14〜17を駆動して、所望の塗布針11を欠陥修正位置へ移動させる。
次に、ステップS6において、シリンダ28によってアーム18,19を下限位置まで下降させる。このとき、アーム19がアーム18よりも先にストッパ27に接触し、アーム18,19間の上下方向の距離が最小になり、塗布針11の先端部11aがインク容器13の孔13aを貫通してインク容器13の底から突出する。突出した塗布針11の先端部11aには、インク20が付着している。次いでステップS7において、Z軸テーブル4によって塗布針11を下降させ、塗布針11の先端部11aを基板5の欠陥部に接触させ、ステップS8において、基板5の欠陥部にインク20を塗布する。ステップS9において、Z軸テーブル16によって塗布針11を上昇させ、ステップS10において、シリンダ28を駆動して塗布針11をインク容器13内に収納する。ステップS6〜S10で、1回のインク塗布が完了する。
欠陥部が複数存在する場合はインク塗布位置も複数存在するので、ステップS11において、次の塗布位置があるか否かを確認し、次の塗布位置が存在する場合は、ステップS12において、基板5をXYテーブル(図示せず)によって移動させ、再度、ステップS6〜S10を実施する。この動作を繰り返すことで、全ての欠陥部分へのインク塗布が完了する。ステップS11において、次の塗布位置が無いと判別した場合は、ステップS13において、塗布針11を欠陥修正位置から退避させ、ステップS14において、修正を完了する。
このインク塗布機構6では、塗布するインク20の色を変える毎に塗布針11を洗浄する必要はないので、この洗浄時間分、修正タクトを短縮することが可能となる。しかし、塗布針11を対物レンズ2の直下に挿入して塗布を行なうので、対物レンズ2との干渉を避けた状態で塗布針11を挿入する必要がある。対物レンズ2は、その倍率により、ワークディスタンス(修正対象基板5の観察面から対物レンズ2の下端までの距離)が異なり、高倍率になる程ワークディスタンスは短くなる。
このインク塗布機構6では、ワークディスタンスとの関係で、対物レンズ2の倍率が10倍以下である必要があり、たとえば、20倍の対物レンズ2を用いて観察している状態から塗布を行なう場合、対物レンズ2を10倍のものに切換えてから塗布針2を挿入する必要がある。対物レンズ2の交換は、対物レンズ2を回転させて交換するレボルバで行なうので、通常待機時には、対物レンズ2と塗布針11が干渉しないように、塗布針11を対物レンズ2の回転範囲外に配置する必要がある。この通常待機位置から、対物レンズ2の交換のためのレボルバの回転完了を待って、塗布針11を対物レンズ2の直下に挿入し、欠陥部にインク20を塗布することになる。
このため、対物レンズ2の交換時間と、対物レンズ2との干渉範囲外から対物レンズ2の直下まで塗布針11を挿入する時間分は修正タクトを短縮することができない。換言すると、この時間分、修正タクトが長くなってしまう。また、図1のインク塗布機構6は、図16に示したインク塗布機構よりも駆動軸の数が多く、装置価格が高くなるという問題もあった。本願発明は、この問題の解決を図るものである。
[実施の形態1]
図5は、この発明の実施の形態1による欠陥修正装置の全体構成を示す図である。図5において、この欠陥修正装置は、観察光学系31、CCDカメラ32、カット用レーザ装置33、インク塗布機構34、およびインク硬化用光源35から構成される修正ヘッド部と、この修正ヘッド部を修正対象の液晶カラーフィルタ基板5に対して垂直方向(Z軸方向)に移動させるZ軸テーブル36と、Z軸テーブル36を搭載してX軸方向に移動させるX軸テーブル37と、基板5を搭載してY軸方向に移動させるY軸テーブル38と、装置全体の動作を制御する制御用コンピュータ39と、CCDカメラ32によって撮影された画像などを表示するモニタ40と、制御用コンピュータ39に作業者からの指令を入力するための操作パネル41とを備える。
観察光学系31は、基板5の表面状態や、インク塗布機構34によって塗布された修正インク20の状態を観察するためのものである。観察光学系31によって観察される画像は、CCDカメラ32により電気信号に変換され、モニタ40に表示される。カット用レーザ装置33は、観察光学系1を介して基板5上の不要部にレーザ光を照射して除去する。
インク塗布機構34は、基板6に発生した白欠陥55に修正インク20を塗布して修正する。インク硬化用光源5は、たとえばCOレーザを含み、インク塗布機構34によって塗布された修正インク20にレーザ光を照射して硬化させる。
なお、この装置構成は一例であり、たとえば、観察光学系31などを搭載したZ軸テーブル36をX軸テーブル37に搭載し、さらにX軸テーブル37をY軸テーブル38に搭載し、Z軸テーブル36をXY方向に移動可能とするガントリー方式と呼ばれる構成でもよく、観察光学系31などを搭載したZ軸テーブル36を、修正対象の基板5に対してXY方向に相対的に移動可能な構成であればどのような構成でもよい。
図6は、観察光学系1およびインク塗布機構34の要部を示す斜視図であり、図7(a)〜(c)は、図6のA方向から要部を見た図であって、インク塗布動作を示す図である。図6および図7(a)〜(c)において、この欠陥修正装置は、可動板42と、倍率の異なる複数(たとえば5個)の対物レンズ2と、異なる色のインクを塗布するための複数(たとえば5個)の塗布ユニット43とを備える。
可動板42は、観察光学系31の観察鏡筒31aの下端と基板5との間で、X軸方向およびY軸方向に移動可能に設けられている。また、可動板42には、それぞれ5個の対物レンズ2に対応する5個の貫通孔42aが形成されている。5個の貫通孔42aは、Y軸方向に所定の間隔で配置されている。各対物レンズ2は、その光軸が対応の貫通孔42aの中心線に一致するようにして、可動板42の下面に固定されている。なお、観察鏡筒31aの光軸および各対物レンズ2の光軸は、X軸方向およびY軸方向に垂直なZ軸方向に配置されている。
また、5個の塗布ユニット43は、Y軸方向に所定の間隔で、可動板42の下面に固定されている。5個の塗布ユニット43は、それぞれ5個の対物レンズ2に隣接して配置されている。各塗布ユニット43は、図1〜図3で示した塗布ユニット7のアーム18,19の水平方向の長さを短縮するとともに、シリンダ28をアーム18,19の上方に配置して、装置構成を横長型から縦長型に変更したものである。これは、対物レンズ2と塗布ユニット43の切換えを迅速に行なうためには横長型よりも縦長型の方が有利であるからである。
可動板42は、図8に示すように、XYテーブル44に搭載されており、そのXYテーブル44は図5のZ軸テーブル36に搭載されている。XYテーブル44は、基板5表面の欠陥を観察する場合は、可動板42を移動させて5個の対物レンズ2のうちの選択された対物レンズ2の光軸を観察鏡筒31aの光軸に一致させ、欠陥に修正インク20を塗布する場合は、可動板42を移動させて5個の塗布ユニット43のうちの選択された塗布ユニット43の塗布針11の中心軸を観察鏡筒31aの光軸に一致させる。
なお、各対物レンズ2は位置精度の低いネジ(図示せず)で可動板42に固定されているので、各対物レンズ2の位置は設計された位置から微妙にずれた位置に固定されている。この対物レンズ2の微妙な位置ずれを補正するため、可動板42をXY方向に駆動するXYテーブル44には、そのXY座標(可動板42の位置)を検出するスケール44aが組み込まれており、対物レンズ2を切換えても修正対象基板5の観察中心位置がずれないように、それぞれの対物レンズ2の位置を補正することが可能となっている。
具体的には、操作パネル41を操作して観察鏡筒31aの光軸を修正対象基板5上の予め決められた位置(たとえば白欠陥55)に配置した後、予め決められた位置が観察範囲の中心にくるように、操作パネル41を操作して可動板42を介して対物レンズ2を移動させ、予め決められた位置が中心に来たときのXY座標を、観察鏡筒31aに対する対物レンズ2の移動位置として制御用コンピュータ39に記憶する。次回からは、制御用コンピュータ39は、観察鏡筒31aの光軸に対物レンズ2の光軸を一致させるように指示された場合は、スケール44aによって検出されるXY座標が記憶したXY座標に一致するようにXYテーブル44を制御する。このような初期設定を5個の対物レンズ2の各々に対して行なう。
これにより、可動板42に設ける対物レンズ取り付けネジの位置を機械的に高精度に加工および設定する必要もなく、また、機械的な機構を用いて、対物レンズ位置を補正する機構を設ける必要も無い。これは、塗布ユニット43に対しても同様であり、観察中心位置と塗布針11の位置が一致したときのXY座標を記憶することで、観察中心位置に対してずれることなくインク20を塗布することが可能となる。これにより、塗布ユニット43についても機械的に補正機構を設ける必要は無い。
塗布ユニット43を用いてインク塗布を行なう場合は、図7(a)に示すように、XYテーブル44によって、所望の塗布針11を観察中心位置に移動させ、図7(b)に示すように、シリンダ28によってアーム18,19を下降させて塗布針11の先端部をインク容器13の底から突出させ、図7(c)に示すように、Z軸テーブル36によって可動板42を下降させて塗布針11の先端を修正対象基板5表面の欠陥部に接触させ、インク20を塗布する。
図9に示すように、モニタ40の画面の観察範囲内に観察中心以外にも白欠陥55が存在する場合は、観察中心から白欠陥55までのX軸方向の距離およびY軸方向の距離を計算し、その距離分だけXYテーブル44によって可動板42をXY方向に移動させ、塗布針11を観察中心から白欠陥55の上方に移動させて図7(a)〜(c)で示した塗布動作を行なう。白欠陥55と観察中心との間の距離の計算は、CCDカメラ32によって撮影された画像に基づいて、コンピュータ39によって行なわれる。
図10は、この欠陥修正装置のインク塗布動作を示すフローチャートであって、図4と対比される図である。ステップS21において、モニタ40の画面に表示された欠陥に対して、作業者がインク20を塗布する位置を指定する。塗布位置の指定が完了した後、ステップS22において、可動板42を移動させて塗布針11を塗布位置に移動させ、ステップS23において、シリンダ28を駆動させて、インク容器13の底から塗布針11の先端部11aを突出させる。ステップS24において、Z軸テーブル36を下降させて塗布針11の先端を修正対象基板5に接触させ、ステップS25において、修正対象基板5にインク20を塗布する。
ステップS26において、Z軸テーブル36を上昇させて塗布針11を修正対象基板5の上方に移動させ、ステップS27において、シリンダ28を駆動して、塗布針11の先端部11aをインク容器13内に収納する。これで、1回のインク塗布が完了する。そして、ステップS28において、次の塗布位置があるか否かを確認し、塗布位置がある場合は、ステップS22〜S27を繰り返す。ステップS28において、次の塗布位置がない場合は、インク塗布が完了する。
この実施の形態1では、図7(a)〜(c)に示したように、塗布針11を対物レンズ2の直下に挿入する必要が無いので、現在観察している対物レンズ2の倍率に関係なく、直ちに塗布針11を塗布位置に移動させることができる。したがって、図1に示した欠陥修正装置のように、レボルバによる対物レンズ2の回転完了を待つ必要がなく、その分、タクトタイムを短縮することができる。
また、対物レンズ2と塗布針11の干渉が無いので、観察位置に対して塗布針11を対物レンズ2の近傍に配置することができる。このため、塗布針11の移動距離が短く、さらに、塗布針11を塗布位置に移動させる際のZ軸方向の移動がなく、XY方向のみの移動のため、この分、タクトタイムの短縮が可能である。
そして、複数の塗布位置が存在した場合の塗布針11の移動(ステップS22)を、可動板42のXY方向の移動で行なうことが可能で、装置本体の大型XYテーブルで移動する従来の場合に対して、さらにタクトタイムの短縮が可能である。
以上のように、この実施の形態1によれば、図1の欠陥修正装置で課題となっていた、タクトタイムの短縮が可能となる。また、図6に示したように、対物レンズ2の交換と、塗布ユニット43の移動を同一の駆動機構で行なうことができ、図1に示したような塗布専用の駆動機構(テーブル14〜17)が不要であるので、装置原価の低減も可能である。
[実施の形態2]
図11は、この発明の実施の形態2による欠陥修正装置の要部を示す図であって、図6と対比される図である。図11において、この欠陥修正装置が図6の欠陥修正装置と異なる点は、X軸方向およびY軸方向に移動可能な可動板42がY軸方向のみに移動可能な可動板45と置換され、複数(図では3つ)の対物レンズ2と複数(図では3つ)の塗布ユニット43がY軸方向に一列に所定の間隔で可動板45の下面に配置されている点である。
可動板45は、図12に示すように、Y軸テーブル46によってY軸方向に移動され、Y軸テーブル46は図5のZ軸テーブル36に搭載される。このY軸テーブル46は、Y座標(可動板45の位置)を検出するスケール46aを有する。また、可動板45には、それぞれ3つの対物レンズ2に対応する3つの貫通孔45aが形成されている。3つの貫通孔45aは、Y軸方向に所定の間隔で配置されている。各対物レンズ2は、その光軸が対応の貫通孔45aの中心線に一致するようにして、可動板45の下面に固定されている。
この欠陥修正装置では、観察鏡筒31aに対して可動板45をX軸方向に移動させることはできないので、対物レンズ2や塗布ユニット43のX軸方向の位置を、観察鏡筒31aと可動板45の相対移動によって補正することはできない。したがって、選択された対物レンズ2を観察鏡筒31aの位置に移動した時、対物レンズ2の光軸が観察鏡筒31aの光軸からX軸方向にずれ、観察中心位置がX軸方向にずれることになる。また、塗布ユニット43の移動においてもX軸方向にずれが発生し、指示された塗布位置に対して、X軸方向にずれた位置に塗布を行なうことになってしまう。しかし、この欠陥修正装置では、X軸方向の位置補正を装置本体のX軸テーブル37で行なうことにより、図6に示した機構と同等の機能を得ることができるようになっている。
具体的には、操作パネル41を操作して観察鏡筒31aの光軸を修正対象基板5上の予め決められた位置(たとえば白欠陥55)に配置した後、その予め決められた位置が観察範囲の中心にくるように、操作パネル41を操作してY軸テーブル46によって可動板45を介して対物レンズ2をY軸方向に移動させるとともに、X軸テーブル37によって可動板45を介して対物レンズ2をX軸方向に移動させ、予め決められた位置が観察中心に来たときにY軸テーブル46のスケール46aで検出されたY座標とX軸テーブル37のスケール37aで検出されたX座標とを観察鏡筒31aに対する対物レンズ2の移動位置として制御用コンピュータ39に記憶する。次回からは、制御用コンピュータ39は、観察鏡筒31aの光軸に対物レンズ2の光軸を一致させるように指示された場合は、スケール46a,37aによって検出されるY座標およびX座標が記憶したY座標およびX座標に一致するようにテーブル46,37を制御する。このような初期設定を3つの対物レンズ2の各々に対して行なう。また、同様の設定を3つの塗布ユニット43の各々に対して行なう。
また、図9で示したように、モニタ40の画面の観察範囲内に観察中心以外にも白欠陥55が存在する場合は、観察中心から白欠陥55までのX軸方向の距離およびY軸方向の距離を計算し、そのY軸方向の距離分だけY軸テーブル46によって可動板45をY軸方向に移動させるとともに、そのX軸方向の距離分だけX軸テーブル37によって可動板45をX軸方向に移動させて塗布針11を観察中心から白欠陥55の上方に移動させ、図7(a)〜(c)で示した塗布動作を行なう。白欠陥55と観察中心との間の距離の計算は、CCDカメラ32によって撮影された画像に基づいて、コンピュータ39によって行なわれる。
この実施の形態2でも、実施の形態1と同じ効果が得られる。ただし、この実施の形態2では、X軸方向の移動を装置本体の大型のX軸テーブル37で行なうため、タクトタイムは実施の形態1よりも長くなる。
[実施の形態3]
図13は、この発明の実施の形態3による欠陥修正装置の要部を示す図であって、図11と対比される図である。図13において、この欠陥修正装置が図11の欠陥修正装置と異なる点は、Y軸方向に移動可能な可動板45が回転板47で置換され、複数の対物レンズ2と複数の塗布ユニット43が回転板47の回転軸を中心とする円に沿って一列に所定の間隔で回転板47の下面に配置されている点である。観察鏡筒31aの光軸と回転板47の回転軸とは、上記円の半径だけ離れて平行に配置されている。
回転板47は、図14に示すように、回転テーブル48によって回転され、回転テーブル48は図5のZ軸テーブル36に搭載される。この回転テーブル48は、回転板47の回転角度を検出するスケール48aを有する。また、回転板47には、それぞれ複数の対物レンズ2に対応する複数の貫通孔47aが形成されている。複数の貫通孔47aは、円周方向に所定の間隔で配置されている。各対物レンズ2は、その光軸が対応の貫通孔47aの中心線に一致するようにして、回転板47の下面に固定されている。回転板47は、修正対象の基板5に対して傾斜しておらず、基板5表面に対して平行になっている。これにより、塗布ユニット43のインク容器13内のインク20の液面を常に水平に保って回転させることができる。
この欠陥修正装置では、観察鏡筒31aに対して回転板47をX軸方向およびY軸方向に移動させることはできないので、対物レンズ2や塗布ユニット43のX軸方向の位置を、観察鏡筒31aと回転板47の相対移動によって補正することはできない。したがって、選択された対物レンズ2を観察鏡筒31aの位置に移動した時、観察中心位置がX軸方向およびY軸方向にずれることになる。また、塗布ユニット43の移動においてもX軸方向およびY軸方向にずれが発生し、指示された塗布位置に対して、X軸方向およびY軸方向にずれた位置に塗布を行なうことになってしまう。しかし、この欠陥修正装置では、X軸方向およびY軸方向の位置補正を装置本体のX軸テーブル37およびY軸テーブル38で行なうことにより、図6に示した機構と同等の機能を得ることができるように構成されている。
具体的には、操作パネル41を操作して観察鏡筒31aの光軸を修正対象基板5上の予め決められた位置(たとえば白欠陥55)に配置し、回転テーブル48を回転させて所望の対物レンズ2を観察鏡筒31aの下に配置する。次に、その予め決められた位置が観察範囲の中心にくるように、操作パネル41を操作してX軸テーブル37によって回転板47を介して対物レンズ2をX軸方向に移動させるとともに、Y軸テーブル38によって回転板47を介して対物レンズ2をY軸方向に移動させ、予め決められた位置が観察中心に来たときに、回転テーブル48のスケール48aで検出された回転角度と、Y軸テーブル38のスケール38aで検出されたY座標と、X軸テーブル37のスケール37aで検出されたX座標とを観察鏡筒31aに対する対物レンズ2の移動位置として制御用コンピュータ39に記憶する。次回からは、制御用コンピュータ39は、観察鏡筒31aの光軸に対物レンズ2の光軸を一致させるように指示された場合は、スケール48a,38a,37aによって検出される回転角度、Y座標およびX座標が記憶した回転角度、Y座標およびX座標に一致するようにテーブル48,38,37を制御する。このような初期設定を3つの対物レンズ2の各々に対して行なう。また、同様の設定を3つの塗布ユニット43の各々に対して行なう。
また、図9で示したように、モニタ40の画面の観察範囲内に観察中心以外にも白欠陥55が存在する場合は、観察中心から白欠陥55までのX軸方向の距離およびY軸方向の距離を計算し、そのX軸方向の距離分だけX軸テーブル37によって回転板47をX軸方向に移動させるとともに、そのY軸方向の距離分だけY軸テーブル38によって回転板47をY軸方向に移動させ、塗布針11を観察中心から白欠陥55の上方に移動させて図7(a)〜(c)で示した塗布動作を行なう。白欠陥55と観察中心との間の距離の計算は、CCDカメラ32によって撮影された画像に基づいて、コンピュータ39によって行なわれる。
この実施の形態3でも、実施の形態1と同じ効果が得られる。ただし、この実施の形態3では、X軸方向およびY軸方向の移動を装置本体の大型のX軸テーブル37およびY軸テーブル38で行なうため、タクトタイムは実施の形態1よりも長くなる。
なお、実施の形態2,3の欠陥修正装置では、実施の形態1の欠陥修正装置に対してタクトタイムが長くなるが、図1の欠陥修正装置よりはタクトタイムが短くなる。また、塗布駆動機構(テーブル14〜17)が必要ない分、装置価格の低減化が可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の基礎となる欠陥修正装置の要部を示す図である。 図1に示した塗布ユニットの構成を示す図である。 図2に示したインク容器の構成を示す断面図である。 図1〜図3に示した欠陥修正装置のインク塗布動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による欠陥修正装置の全体構成を示す図である。 図5に示した欠陥修正装置の要部を示す図である。 図6に示したインク塗布機構の動作を示す図である。 図6に示した可動板の駆動方法を示すブロック図である。 図5に示したモニタの画面に表示された基板表面の白欠陥を示す図である。 図5〜図8に示した欠陥修正装置のインク塗布動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による欠陥修正装置の要部を示す図である。 図11に示した可動板の駆動方法を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による欠陥修正装置の要部を示す図である。 図13に示した回転板の駆動方法を示すブロック図である。 欠陥修正装置の修正対象である液晶カラーフィルタ基板の表面に発生した種々の欠陥を示す図である。 従来のインク塗布機構を示す図である。
符号の説明
1,31a 観察鏡筒、2 対物レンズ、3,31 観察光学系、4,16,36 Z軸テーブル、5 液晶カラーフィルタ基板、6,34 インク塗布機構、7〜10,43 塗布ユニット、11 塗布針、11a 先端部、11b 小径部、11c 大径部、12 塗布針ホルダ、13 インク容器、13a 孔、14 X1テーブル、15 X2テーブル、17,38,46 Y軸テーブル、18,19 アーム、20 インク、21 保持部、22 インク容器固定ピン、23 蓋、23a 孔、24,25 スライド機構、26 支持台、27 ストッパ、28 シリンダ、32 CCDカメラ、33 カット用レーザ装置、35 インク硬化用光源、37 X軸テーブル、37a,38a,44a,46a,48a スケール、39 制御用コンピュータ、40 モニタ、41 操作パネル、42,45 可動板、42a,45a,47a 貫通孔、44 XYテーブル、47 回転板、48 回転テーブル、51 ブラックマトリクス、52 R画素、53 G画素、54 B画素、55 白欠陥、56 黒欠陥、57 異物欠陥、62 塗布針駆動シリンダ、63 駆動軸、64 塗布針ホルダ、65 固定ベース、66 回転テーブル、67〜70 インクタンク、71 洗浄装置、72 エアパージ装置、73 回転軸、74 切欠部、75 モータ、76 インデックス板、77 インデックス用センサ、78 原点復帰用センサ。

Claims (14)

  1. 基板上の微細領域に液状材料を塗布する液状材料塗布装置において、
    前記微細領域を観察するための観察鏡筒と、
    前記基板と前記観察鏡筒との間の前記基板に平行な平面内で移動可能に設けられた可動板と、
    前記可動板の下面に設けられた複数の対物レンズと、
    前記可動板の下面に設けられ、各々が、塗布針の先端に付着した前記液状材料を前記微細領域に塗布するための複数の塗布ユニットと、
    前記微細領域を観察する場合は、前記可動板を移動させて前記複数の対物レンズのうちの選択された対物レンズを前記観察鏡筒の下に配置し、前記微細領域に前記液状材料を塗布する場合は、前記可動板を移動させて前記複数の塗布ユニットのうちの選択された塗布ユニットを前記観察鏡筒の下に配置する第1の駆動手段とを備えたことを特徴とする、液状材料塗布装置。
  2. 前記可動板は互いに直交する第1および第2の方向に移動可能に設けられ、
    前記第1の駆動手段は前記可動板を前記第1および第2の方向に移動させることを特徴とする、請求項1に記載の液状材料塗布装置。
  3. さらに、前記可動板の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果を記憶する記憶手段とを備え、
    前記第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸を前記観察鏡筒の光軸に略一致させたときの前記可動板の第1の位置と、各塗布ユニットの前記塗布針の先端を前記観察鏡筒の光軸に略一致させたときの前記可動板の第2の位置とを前記検出手段によって検出し、その検出結果を前記記憶手段によって記憶しておき、
    前記第1の駆動手段は、前記検出手段の検出結果と前記記憶手段の記憶内容とに基づいて動作し、前記微細領域を観察する場合は、前記選択された対物レンズに対応する第1の位置に前記可動板を移動させ、前記微細領域に前記液状材料を塗布する場合は、前記選択された塗布ユニットに対応する第2の位置に前記可動板を移動させることを特徴とする、請求項2に記載の液状材料塗布装置。
  4. さらに、前記観察鏡筒の観察範囲内において観察中心以外の位置に前記液状材料を塗布すべき他の微細領域がある場合、前記観察中心から前記他の微細領域までの前記第1および第2の方向の距離を演算する演算手段を備え、
    前記第1の駆動手段は、前記演算手段の演算結果に基づいて前記可動板を移動させ、前記選択された塗布ユニットの前記塗布針の先端を前記観察中心から前記他の微細領域の上方に移動させる、請求項3に記載の液状材料塗布装置。
  5. 前記可動板は第1の方向に移動可能に設けられ、
    前記複数の対物レンズおよび前記複数の塗布ユニットは前記可動板の下面に前記第1の方向に1列に配置され、
    前記第1の駆動手段は前記可動板を前記第1の方向に移動させることを特徴とする、請求項1に記載の液状材料塗布装置。
  6. さらに、前記可動板の前記第1の方向の位置を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段の検出結果を記憶する第1の記憶手段とを備え、
    前記第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸と前記観察鏡筒の光軸との前記第1の方向の位置を略一致させたときの前記可動板の第1の位置と、各塗布ユニットの前記塗布針の先端と前記観察鏡筒の光軸との前記第1の方向の位置を略一致させたときの前記可動板の第2の位置とを前記第1の検出手段によって検出し、その検出結果を前記第1の記憶手段によって記憶しておき、
    前記第1の駆動手段は、前記第1の検出手段の検出結果と前記第1の記憶手段の記憶内容とに基づいて動作し、前記微細領域を観察する場合は、前記選択された対物レンズに対応する第1の位置に前記可動板を移動させ、前記微細領域に前記液状材料を塗布する場合は、前記選択された塗布ユニットに対応する第2の位置に前記可動板を移動させることを特徴とする、請求項5に記載の液状材料塗布装置。
  7. さらに、前記観察鏡筒、前記可動板および第1の駆動手段を前記基板と平行な平面内で前記第1の方向と直交する第2の方向に移動させる第2の駆動手段と、
    前記可動板の前記第2の方向の位置を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段の検出結果を記憶する第2の記憶手段とを備え、
    前記第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸と前記観察鏡筒の光軸との前記第1の方向の位置を略一致させるとともに前記第2の駆動手段によって該対物レンズの光軸と前記微小領域との前記第2の方向の位置を略一致させたときの前記可動板の第3の位置と、前記第1の駆動手段によって各塗布ユニットの前記塗布針の先端と前記観察鏡筒の光軸との前記第1の方向の位置を略一致させるとともに前記第2の駆動手段によって該塗布ユニットの前記塗布針の先端と前記微小領域との前記第2の方向の位置を略一致させたときの前記可動板の第4の位置とを前記第2の検出手段によって検出し、その検出結果を前記第2の記憶手段によって記憶しておき、
    前記第2の駆動手段は、前記第2の検出手段の検出結果と前記第2の記憶手段の記憶内容とに基づいて動作し、前記微細領域を観察する場合は、前記選択された対物レンズに対応する第3の位置に前記可動板を移動させ、前記微細領域に前記液状材料を塗布する場合は、前記選択された塗布ユニットに対応する第4の位置に前記可動板を移動させることを特徴とする、請求項6に記載の液状材料塗布装置。
  8. さらに、前記観察鏡筒の観察範囲内において観察中心以外の位置に前記液状材料を塗布すべき他の前記微細領域がある場合、前記観察中心から前記他の微細領域までの前記第1および第2の方向の距離を演算する演算手段を備え、
    前記第1および第2の駆動手段は、前記演算手段の演算結果に基づいて前記可動板を移動させ、前記選択された塗布ユニットの前記塗布針の先端を前記観察中心から前記他の微細領域の上方に移動させる、請求項7に記載の液状材料塗布装置。
  9. 前記可動板は回転可能に設けられ、
    前記複数の対物レンズおよび前記複数の塗布ユニットは前記可動板の回転軸を中心とする円に沿って1列に配置され、
    前記観察鏡筒の光軸と前記可動板の回転軸とは前記円の半径だけ離れて平行に配置され、
    前記第1の駆動手段は前記可動板を回転させることを特徴とする、請求項1に記載の液状材料塗布装置。
  10. さらに、前記可動板の回転角度を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段の検出結果を記憶する第1の記憶手段とを備え、
    前記第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸を前記観察鏡筒の光軸に略一致させたときの前記可動板の第1の回転角度と、各塗布ユニットの前記塗布針の先端を前記観察鏡筒の光軸に略一致させたときの前記可動板の第2の回転角度とを前記第1の検出手段によって検出し、その検出結果を前記第1の記憶手段によって記憶しておき、
    前記第1の駆動手段は、前記第1の検出手段の検出結果と前記第1の記憶手段の記憶結果とに基づいて動作し、前記微細領域を観察する場合は、前記選択された対物レンズに対応する第1の回転角度だけ前記可動板を回転させ、前記微細領域に前記液状材料を塗布する場合は、前記選択された塗布ユニットに対応する第2の回転角度だけ前記可動板を回転させることを特徴とする、請求項9に記載の液状材料塗布装置。
  11. さらに、前記観察鏡筒、前記可動板および第1の駆動手段を前記基板に平行な方向に移動させる第2の駆動手段と、
    前記可動板の位置を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段の検出結果を記憶する第2の記憶手段とを備え、
    前記第1の駆動手段によって各対物レンズの光軸と前記観察鏡筒の光軸とを略一致させるとともに前記第2の駆動手段によって該対物レンズの光軸と前記微小領域とを略一致させたときの前記可動板の第1の位置と、前記第1の駆動手段によって各塗布ユニットの前記塗布針の先端と前記観察鏡筒の光軸とを略一致させるとともに前記第2の駆動手段によって該塗布ユニットの前記塗布針の先端と前記微小領域とを略一致させたときの前記可動板の第2の位置とを前記第2の検出手段によって検出し、その検出結果を前記第2の記憶手段によって記憶しておき、
    前記第2の駆動手段は、前記第2の検出手段の検出結果と前記第2の記憶手段の記憶内容とに基づいて動作し、前記微細領域を観察する場合は、前記選択された対物レンズに対応する第1の位置に前記可動板を移動させて該対物レンズの光軸と前記微細領域とを略一致させ、前記微細領域に前記液状材料を塗布する場合は、前記選択された塗布ユニットに対応する第2の位置に前記可動板を移動させて該塗布ユニットの前記塗布針の先端と前記微細領域とを略一致させることを特徴とする、請求項10に記載の液状材料塗布装置。
  12. さらに、前記観察鏡筒の観察範囲内において観察中心以外の位置に前記液状材料を塗布すべき他の前記微細領域がある場合、前記観察中心から前記他の微細領域までの距離および方向を演算する演算手段を備え、
    前記第2の駆動手段は、前記演算手段の演算結果に基づいて前記可動板を移動させ、前記選択された塗布ユニットの前記塗布針の先端を前記観察中心から前記他の微細領域の上方に移動させる、請求項10に記載の液状材料塗布装置。
  13. 前記選択された塗布ユニットは、先端に前記液状材料が付着した前記塗布針を下方に突出させ、
    さらに、前記観察鏡筒、前記可動板および前記第1の駆動手段を下降させて前記塗布針の先端を前記微細領域に接触させる第3の駆動手段を備えることを特徴とする、請求項1から請求項12までのいずれかに記載の液状材料塗布装置。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれかに記載の液状材料塗布装置を備え、
    前記微細領域は前記基板上に形成された微細パターンの欠陥部であり、
    前記液状材料は前記欠陥部を修正するための修正液であることを特徴とする、欠陥修正装置。
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