JP2009103984A - 画像濃度制御方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像面積率の移動平均により、出力画像の画像面積率の推移を把握し、画像濃度制御基準値を変化させ、さらに画像面積率に応じて作像間隔を変更することにより、高品位の画像を安定的に維持する、画像濃度制御方法及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置5へのトナー入れ換え量に応じてトナー濃度制御基準値を操作し、現像能力を一定に保つようにして画像濃度を調整するとともに、現像装置5へのトナー入れ換え量によっては攪拌モードを割り込ませて連続印刷中の作像間隔を変化させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像濃度制御方法及びプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
近年の画像形成装置においては高画質を求められると同時に、高耐久性、高安定も望まれている。つまり、使用環境の変化(連続印字、間欠印字を含む)による画質の変化を小さくし、経時においても、常に安定した画像を提供していかなければならない。従来より、非磁性トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤(以下現像剤と記す)を現像剤担持体(以下現像スリーブと記す)上に保持し、内包される磁極によって磁気ブラシを形成させ、現像スリーブに潜像担持体(以下感光体と記す)と対向する位置で現像バイアスを印加することにより現像を行う二成分現像方式が広く知られている。
この二成分現像方式は、カラー化が容易なことから現在広く用いられている。この方式において、二成分現像剤は現像スリーブの回転に伴い、現像領域に搬送される。現像剤が現像領域に搬送されるに従い、現像極の磁力線に沿いながら、現像剤中の多数の磁性キャリアがトナーを伴って集合し、磁気ブラシを形成する。
これら二成分現像方式は、一成分現像方式と異なり、トナーとキャリアの重量比(トナー濃度)を精度よく制御することが、安定性を向上させる上で非常に重要とされている。例えばトナー濃度が高すぎると、画像に地肌汚れの発生や、細部解像力の低下が生じる。また、トナー濃度が低い場合には、ベタ画像部の濃度が低下や、キャリア付着が発生するといった不具合が生じる。そのため、トナー補給量を制御して、現像剤の中のトナー濃度を適正範囲に調整する必要がある。
ここで、トナー濃度制御は、トナー濃度検出手段(例えば、透磁率センサ)の出力値Vtをトナー濃度の制御基準値Vtrefと比較し、その差分に応じてトナー補給量を演算式から算出し、トナー補給装置により現像器中にトナー補給を行うことによりなされている。
トナー濃度を検知する方法としては、透磁率センサを用いたものが一般的である。この方式においては、トナー濃度が変化することによる現像剤の透磁率変化をトナー濃度変化に換算するものである。
別のトナー濃度検知方法としては、光学センサを用いる方法がある。この方法は、像担持体、または中間転写ベルト上に基準パッチを作製し、LED光を照射する。そして、このパタンからの反射光(正反射光、または乱反射光)を光学センサ(フォトダイオードやフォトトランジスタなどで)により検出し、その結果に基づいてトナー濃度(トナー付着量)を検知するものである。
また、印刷中においても、転写紙間(前回の作像終了から今回作像開始の間の時間、または距離)で基準トナーパタンを作成し、基準トナーパタンからの反射光をフォトセンサで検知することにより、逐次透磁率センサのトナー濃度制御基準値Vtrefを制御する濃度制御方法も公知である。
例えば、特許文献1や特許文献2において、非画像部にトナーパターンを作成し、このパターン濃度と、現像器内のトナー濃度を検知する手段を有し、トナーパターンの濃度に応じて、現像器内のトナー濃度制御目標値を変更して画像濃度を維持する方法が開示されている。
しかしながら、紙間で実際に、トナーパタンを作成することによる、トナーの過剰な消費を極力低減したいとの要望が高いため、紙間への基準トナーパタン作成による濃度補正は、作製間隔を広げるか、または行わない方向となってきている。
さらに、中間転写ベルト上にトナーパタンを作成する際であるが、二次転写ローラを一作像ごとに離間しない場合には、二次転写ローラに付着する紙間パッチのトナーをクリーニングするために、トナークリーニング装置を併設する必要がある。
また、二次転写ローラを一作像(もしくは数回の作像)ごとに離間する場合には、クリーニング装置を設置する必要はないが、頻繁に発生する二次転写離接に耐えうるメカ的機構が必要となる。また、離間、当接時の振動により、画像上にバンディングが発生する可能性もある。
上記したように、画像品質とメカ的なコスト削減の観点からも紙間のトナーパタン作成を極力抑える必要性が生じている。
また、特許文献3においては、トナー濃度センサを用いてトナー補給制御する際に、攪拌時間に応じて、現像剤の流動状態が変化して、トナー濃度センサ出力が変動するのを補正し、安定してトナー濃度を維持する方法が開示されている。
しかしながら、トナー濃度を一定に維持しても、現像剤の現像能力が安定していなければ、すなわちトナーの帯電量を一定にしなければ、センサ出力を一定に保つだけでは、画像濃度を維持することは不可能である。
また、近年の画像形成装置は、現像装置に低ストレス化の手法を取り入れたものが多く存在する。これらは、現像装置小型化の要請による現像剤量の低量化と現像剤の長寿命化の相反する目的を両立するために非常に有効な手法であると考えられる。
具体的には、例えばカラー二成分画像形成装置においてはトナー分散性を向上するために、シリカ(SiO)や酸化チタン(TiO)等の添加剤がトナー表面多くに外添されているが、これら添加剤はメカ的ストレスや熱ストレスに非常に弱い。そのため現像器内での攪拌時に、トナー内部に埋没したり、表面から離脱したりする現象が発生し、現像剤(トナー、キャリアを含む)の流動性や帯電特性、さらにトナーとキャリアの物理的付着力が変化するが、それら現象を極力抑えることを可能とする。
一方、現像装置の低ストレス化により、トナー帯電能力(現像装置がトナーを帯電させる能力)が低下する場合がある。この現象について少し説明すると、例えば、低画像面積率の画像(単位時間、または単位枚数あたりのトナー入れ換え量が少ない)を出力する場合には、現像能力(現像バイアスに対してトナー現像量をプロットしたグラフの傾き)が、一定に保たれるのに対して、高画像面積率の画像(単位時間、または単位枚数あたりのトナー入れ換え量が多い)を出力する場合には、現像能力が増加するというものである。つまり、現像剤中でどの程度トナーを入れ換えたかにより、現像能力に差が生ずるということである。
これにより同じトナー濃度であっても、現像能力に差が生ずるため、経時において現像能力を一定に保つためにはトナー濃度の制御基準値を変化させる必要がでてくるのである。
しかしながら、出力する画像面積率が高い場合には、トナー濃度の制御基準値を変化させるだけでは、画像濃度を安定化させることができない場合があった。従来では、高画像面積率の印刷中に、電位制御を割り込ませることにより作像バイアスを変更し画像濃度を安定させる手法、すなわち、一旦印刷ジョブを中止し、調整モードを立ち上げる。10階調程度のトナーパッチを中間転写ベルト上に作像し、その濃度をフォトセンサで検知する。現像ポテンシャルに対する付着量の関係式から適正な現像バイアスを得る。これら調整動作が終了後、再び印刷モードとする手法があったが、この手法では、電位調整用のパッチを作像、検知する必要があったため、ダウンタイムが多く発生した。
特開昭57−136667号公報 特開平2−34877号公報 特許第3410198号公報
本発明は、上記した従来の問題に鑑み、画像面積率の移動平均により、出力画像の画像面積率の推移を把握し、画像濃度制御基準値を変化させ、さらに画像面積率に応じて作像間隔を変更することにより、高品位の画像を安定的に維持する、画像濃度制御方法及び画像形成装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明は、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて像担持体表面上に形成される静電潜像を現像する現像装置と、該現像装置内へトナーを補給するトナー補給手段と、前記現像装置内のトナー濃度を一定に保つように制御するトナー濃度制御手段とを有する画像形成装置の画像濃度制御方法において、前記現像装置へのトナー入れ換え量に応じてトナー濃度制御基準値を操作し、現像能力を一定に保つようにして画像濃度を調整するとともに、前記現像装置へのトナー入れ換え量によっては連続印刷中の作像間隔を変化させることを特徴とする画像濃度制御方法を提案する。
なお、本発明は、前記現像装置への入れ換え量として、出力画像面積率から算出した移動平均を用いると、効果的である。
さらに、本発明は、前記連続印刷中の作像間隔を変化が連続印刷中に実行する攪拌モードであると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記攪拌モードは前記画像面積率の移動平均がある閾値以上となった場合に実行すると、効果的である。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて像担持体表面上に形成される静電潜像を現像する現像装置と、該現像装置内へトナーを補給するトナー補給手段と、前記現像装置内のトナー濃度を一定に保つように制御するトナー濃度制御手段とを有する画像形成装置において、請求項1〜4に記載の画像濃度制御方法を用いることを特徴とする画像形成装置を提案する。
本発明によれば、現像剤中における一定期間内のトナー入れ換え量に応じて、トナー濃度制御基準値を適宜変化させることにより、現像能力を大きく変化させることなく、画像濃度を安定的に制御することが可能となる。また、トナー濃度制御基準値をある一定期間内のトナー入れ換え量によっては作像間隔を変更することにより、高画像面積出力時にであっても画像濃度を安定化させることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明に係るフルカラープリンタを示す概略図である。
フルカラープリンタの装置の内部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色の画像を形成するための画像形成手段として、4個の潜像担持体であるドラム状の感光体2Y,2M,2C,2Bkが図中左右方向に等間隔で離間させて並列に配設されている。ここで、装置や部材を示す参照番号は作像される画像のトナー色に対応する色毎に分けて説明する場合はY(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Bk(ブラック)を添え字を付し、総称して説明する場合は添え字を省略して表す。上記感光体2Y,2M,2C,2Bkは、画像形成装置の動作時に、不図示の駆動源により矢印方向に回転する。
上記感光体2の周囲には、現像装置などの電子写真方式の画像形成装置に必要な部材及び装置が配備され、4箇所に画像形成部1Y,1C,1M,1Bkが構成されている。4個の画像形成部1Y,1C,1M,1Bkはいずれも同じ構成となっている。
図2は、画像形成部1の拡大説明図であり、感光体2の周囲には静電写真プロセスに従い帯電ローラ4aを備えた帯電装置4、現像ローラ5a、現像ブレード5b、スクリュー5c等を有する現像装置5、クリーニングブラシ3a、クリーニングブレード3b、回収スクリュー3b等を備えるクリーニング装置3等の作像部材が順に配設されている。
この感光体2は例えば直径30〜120mm程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機半導体層を設けた層構造からなるが、感光体としてはベルト状のものを用いることも可能である。
図1に示されるように、上記感光体2Y,2C,2M,2Bkの下方には各色毎の画像データ対応のレーザ光を、帯電手段で一様に帯電済みの各感光体2の表面に走査し、静電潜像を形成するための露光装置8が設けられている。各帯電装置4と各現像装置5との間には、この露光装置8により照射されるレーザ光が感光体に向けて入り込むように、細長いスペースが感光体2の回転軸の方向に確保されている。
図示された露光装置8は、レーザ光源、ポリゴンミラー等を用いたレーザスキャン方式の露光装置であり、不図示の4個の半導体レーザから、形成すべき画像データに応じて変調したビーム光8Y,8C,8M,8Bkを発する。露光装置8は、金属あるいは樹脂製の筐体により光学部品、制御用部品を収納し、上面の出射口に透光性の防塵部材を備えている。実施形態は1個の筐体で構成されているが、複数の露光装置を、各画像形成部に個別に設けることもできる。上記レーザ光源などを採用する露光装置のほかに、公知のLEDアレイと結像手段とを組み合わせた露光装置も採用できる。レーザビームにより各感光体2の表面に形成された色毎の静電潜像は、所定の色のトナーを扱う現像装置5により現像され、顕像となる。
現像装置5は、後に詳述するように、トナーとキャリア二成分現像剤(以下現像剤と記す)を用いる装置であって、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のトナーは、各色を扱う現像装置5Y,5C,5M,5Bkで消費されると、後述するトナー検知手段により検知され、画像形成装置の上部に備える各色のトナーを収納しているトナーカートリッジ40Y,40C,40M,40Bkから、不図示のトナー補給手段により各現像装置5に供給される。
感光体2Y,2C,2M,2Bkの上部には、中間転写ユニット6が配備されている。複数のローラ6b,6c,6d,6eにより支持・張架された像担持体としての中間転写ベルト6aが矢印方向に走行するよう、ローラ6bが回転する。
この中間転写ベルト6aは無端状で、各感光体の現像工程後の一部が接触するように張架・配置されている。ベルト内周部には各感光体に対向させて一次転写ローラ7Y,7C,7M,7Bkが設けられている。
中間転写ベルト6aの外周部には、ローラ6eに対向する位置にクリーニング装置6hが設けられている。このクリーニング装置6hは、ベルト6aの表面に残留する不要なトナーや紙粉などの異物を拭い去る。このクリーニング装置6hに対向するローラ6eは、ベルト6aにテンションを与える機構を備える。常に適切なベルトテンションを確保するため移動するが、対向するクリーニング装置も連動して移動することができる。さらに、中間転写ベルト6aの近傍には図1に示すように、該ベルト上に形成された濃度測定用パッチからトナー濃度を検知する光学センサ17が設けられている。
なお、この中間転写ベルト6aは、例えば、基体の厚さが50〜600μmの樹脂フィルム或いはゴムを基体とするベルトであり、一次転写ローラ7に印加するバイアスにより各感光体2が担持するトナー像を静電的にベルト表面に転写しうる抵抗値を有する。なお、上記中間転写ベルト6aに関連する部材は、中間転写ユニット6として構成してあり、画像形成装置に着脱可能となっている。
次に、イエロー画像形成部1Yにより画像を形成する印刷時の動作について説明すると、露光装置8の作動により半導体レーザから出射された画像データ対応のレーザ光8Yが、帯電ローラ4aYにより一様に帯電された感光体2Yの表面に照射されることで静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ローラ5aYによる現像処理を受けてトナーで現像され、可視像となり、感光体2Yと同期して移動する中間転写ベルト6a表面に一次転写ローラ7Yによる転写作用を受けて一次転写される。このような潜像形成、現像、一次転写動作は感光体2C,2M,2Bkでもタイミングをとって順次同様に行われる。
この結果、中間転写ベルト6aの表面上には、イエローY、シアンC、マゼンタM、及びブラックBkの各色トナー画像が、順次重なり合った4色トナー画像として担持され、中間転写ベルト6aと共に矢印の方向に移動される。一方、感光体2の表面では、クリーニング装置3により残存するトナーや異物がクリーニングされる。
中間転写ベルト6a上に形成された4色トナー画像は、中間転写ベルト6aと同期して搬送される用紙(図示せず)上に、二次転写ローラ14による転写作用を受けて転写される。そして、中間転写ベルト6a側ではその表面が、次の作像・転写工程に備えてベルトクリーニング装置6hによりクリーニングされる。
上記現像装置5は、現像スリーブ5aの汲み上げ磁極(図示せず)により、現像ユニット内の搬送スクリュ部5cから現像スリーブ5aに移動する。その後、現像剤は現像スリーブ5aの回転に伴い、搬送極の磁場と現像スリーブ5a表面の摩擦力によりドクター5b近傍まで搬送される。ドクター5b近傍まで搬送された現像剤はドクター5b上流部において一旦滞留し、ドクター5bと現像スリーブ5aとのギャップで層厚を規制され現像領域に搬送される。現像領域には、所定の現像バイアスが印加されており、感光体2上に形成された静電潜像にトナーを付勢する方向に現像電界が形成されるため、トナーは感光体2上に現像される。また、現像領域を通過した現像剤は、現像スリーブ5a上の現像剤離れ極位置で現像スリーブ5aから離れ、搬送スクリュ部5cに戻る。その後、搬送スクリュ部5cに移動しトナー補給部にて適正なトナー濃度に調整され、現像スリーブ5aに再び搬送される。現像装置5のケーシング底部には、透磁率センサ5d(以下、Tセンサという)が設置されており、このTセンサ5dにより現像剤中のトナー濃度を検出している。
上記Tセンサ5dと上記した光学センサ17は、それぞれ図示しないA/D変換器を介してI/Oボード18に接続されている。制御部はCPU19、読み出し専用メモリ(ROM)20、読み出し書き出しメモリ(RAM)21、I/Oボード18からなり、I/Oボード18を介して図示しない補給装置を駆動するモータ15に制御信号を伝達するように構成されている。RAM21にはI/Oボード18ボードから読み取ったTセンサ5dの出力値Vtを一時保存するVtレジスタ、現像器3内のトナー濃度の制御基準値Vtrefを記憶するVtrefレジスタ、中間転写ベルト近傍に設置した光学センサ17からの出力値Vsを記憶するVsレジスタ等が設けられている。ROM20には、トナー濃度制御プログラム、および画像濃度制御パラメータ補正プログラムが記憶されている。
先ず、印刷ごとに実行されるトナー補給制御について説明する。Tセンサ5dは縦軸に出力、横軸にトナー濃度をとった図3に示すように、あるトナー濃度の範囲では直線近似することが可能である。図からわかるように、トナー濃度が高いほど、出力値が小さくなる特性を示す。ここで、現時点でのトナー濃度を示すTセンサ5dの出力値をVt、トナー濃度制御基準値をVtrefとする。VtがVtrefより大きい場合に、Vtref−Vtの差分を解消すべく、トナー補給装置のモータを駆動してトナー補給動作を行う。逆に、VtがVtrefより小さい場合には、トナー補給装置のモータを停止し、トナーを補給しないよう制御する。
以下、本実施形態の現像剤特性値測定方法と補正方法について、具体的に説明する。
図4に出力画像面積率による現像能力γ(現像ポテンシャルに対するトナー付着量関係式の傾き)の差異を示す。
これは同一の画像面積率画像を、標準線速モード(120mm/sec)で、連続100枚出力した際の値であるが、図からわかるように、同じトナー濃度でも、一定期間内のトナー入れ換え量が多い(画像面積率が高い)ほど現像能力γが高くなっている。これはトナーとキャリアの物理的付着力や静電的付着力が変化していることを示唆している。つまり、これら一定期間内のトナー入れ換え量の違いによる現像能力γの差異を加味した補正が必要である。
ここで現像能力γであるが、現像ポテンシャルを変化させ、感光体2上に、10階調の濃度測定用パッチを作製することにより得られる。このパッチは書き込み部の電位を固定して、現像バイアスと帯電バイアスを変化させ、現像ポテンシャルの低い側から順次作像する。次に各ステーションの感光体2上に現像されたトナーを中間転写ベルト上に転写する。中間転写ベルト上に転写した濃度測定用パッチを、中間転写ベルトの回転方向下流に設置してあるフォトセンサにより検知し、パタンから反射してくる反射光を測定する。その後、パッチからの反射濃度をトナー付着量[mg/cm]に換算し、付着量[mg/cm] 現像ポテンシャル[kV]を直線近似し、関係式を得る。上記関係式の傾きが現像能力を示す現像能力γ[mg/cm/kV]である。
ちなみに、上記関係式からは、目標のトナー付着量を得るための現像ポテンシャル値を算出することができる。(本実施形態においては、濃度測定用パッチを、それぞれのステーションにおいて、10階調分作成したが、より少ないパッチでも現像能力γの測定は可能である。3水準以上あれば直線近似は可能であるが、誤差を考慮すると、4水準以上のパッチを有するほうが、より望ましい。)
これら課題に対し発明者らは、鋭意研究を進め現像剤を安定化させる方向にトナー濃度を誘導するように制御することが最も効果的であるという結論に至った。(原理的には現像能力γが一定になるように、言い換えるとトナー帯電量が一定となるように、トナー濃度制御基準値を変化させるものである。)
一定期間内のトナー入れ換え量としては、画像面積[cm]、画像面積率[%]などが考えられるが、画像面積率[%]を用いるのが、最も単純で理解しやすい。一定期間内のトナー入れ換え量として画像面積率[%]を用いる場合には、[mg/ページ]という単位となり、これに従い補正が行われる。転写紙がA4で100%ベタ画像(画像面積率が100%)を出力するとき、300[mg]のトナーを消費するため、300[mg]のトナー補給を行う、そのため入れ換え量は300[mg/ページ]となる。
ただし、画像面積率[%]をトナー入れ換え量に換算するためには、例えば基準の転写紙をA4横通紙に設定し、全ての転写紙をこのサイズに換算して画像面積率[%]にするなどの、工夫が必要である(例えば、A3サイズは、A4横を2枚とカウントする。)。
また、画像面積[cm]をトナー入れ換え量に換算するためには、現像ローラが特定の期間走行する間に作像した画像面積[cm]を累積するなどの方法を採用するとよい。
さらにまた、トナー補給モータの回転数の累積値からも、ある期間内の現像剤中のトナー入れ換え量を知ることができる。なお、本実験に用いた現像装置の現像剤容量は225[g]である。
次に、図5に横軸に画像面積率(%)、縦軸に現像能力γ(mg/cm/kV)をとったグラフを示す。実験方法は、上記と同様に、標準線速モード(120mm/sec)において、トナー濃度を一定に保ったまま、画像面積率ごとに100枚連続印刷を行うというものである。この図からわかるように、画像面積率が基準値:5%を超えると、現像能力γは高くなる傾向があることを示している。このことから画像面積率が5[%]よりも高い場合、トナー濃度制御基準値:Vtrefを高くすることにより、トナー濃度を低めに誘導する必要がある。逆に画像面積率が5%未満の場合、現像能力γ低くなる傾向がある。そのため、トナー濃度制御基準値:Vtrefを低くすることにより、トナー濃度を高めに誘導する必要がある。
この補正のフローチャートを図6に従って説明する。本補正は各印刷ジョブの終了毎に開始される。先ずSTEP10において、出力画像の画像面積率[%]の平均を算出する。この画像面積率[%]の平均を算出するにあたり、画像面積率[%]を印刷一枚毎に算出する。本補正を実行するに際、画像面積率[%]はある時点から(例えば、電位制御を行った時点をゼロとして、その時点から全平均する等)の全平均でもよいが、より望ましくは移動平均を用いるのがよい。この、移動平均を用いることにより、現時点での現像剤特性を知るのに適した過去数枚〜数十枚のトナー入れ換え履歴を知ることができる。
この移動平均は、単純に過去数枚毎の画像面積率の平均としてもよいが、本実施形態では、簡単のため下記の式(1)に従って算出することとする。このような算出式を用いることにより、過去数枚から数十枚の画像面積率をNV−RAMに保存する必要がなくなるため、非常に有効である。
Figure 2009103984
ここで、M(i)は画像面積率移動平均の現在値、M(i−1))は画像面積率移動平均の前回値、Nは累積枚数である。また、X(i)は、今回の画像面積率[%]である。なお、M(i)、X(i)は色ごとに個別に算出する。本実施形態のように、前回までの画像面積率の移動平均を用いて、移動平均現在値を求めることによりNV−RAMの使用領域を大幅に減少させることができる。また累積枚数を変更することにより、制御のレスポンスを変更することが可能であり。たとえば環境変動や経時において値を変更するとより効果的に制御することができる。
次に、STEP30において、Vtref現在値とVtref初期値を色ごと[KMCY]個別に算出して取得する。ここでVtref初期値とVtref現在値は以下の式のように定義する。
Figure 2009103984
ΔVtrefはLUT(ルックアップテーブル)から算出するVtrefの補正量であり、下記する数3から求められる。詳しくは後述する。
次にSTEP40において、Tセンサ5dの感度情報を取得する。Tセンサ5dの感度は単位が[V/wt%]で表されるものであり、センサ固有の値である(図3にプロットした直線の傾きの絶対値が感度である。)。次にSTEP50において、直前のTセンサ出力値:Vtを取得する。次にSTEP60においてVt−Vtref現在値を算出する。その後、STEP70において、本補正を実行するかどうかの判定をする。
補正を実行するかどうかの判定は、例えば、前回の電位制御が“成功”しているかどうかやVt−Vtref現在値が所定の値に収まっているかどうか(トナー濃度制御は正常に実行されているか)等を用いると良い。本補正を実行しない場合は、そのまま終了する。
本補正を実行する場合は、STEP80においてLUTを参照する。LUTの一例を表1に示す。
Figure 2009103984
先ず画像面積率の移動平均に応じて、変化させるΔTC(トナー濃度を変化させる量)を決定する。ΔTCを決定した後、STEP40で算出したTセンサ感度を用いてΔVtrefを演算する。ΔVtrefを算出後、NV−RAMに保存する。演算式を以下の式(3)に示す。
Figure 2009103984
なお、ΔVtrefは色ごと[KMCY]に個別に算出する。
本実施形態で使用するLUTは以下の手法を用いて作成した。図7は画像面積率に対して、ある基準のTC(トナー濃度)に対して現像能力γを一定にするためトナー濃度を変化させる量(wt%)である。例えば、画像面積率が80%の場合、ΔTCを1[wt%]として画像を出力すると、現像能力γは一定に保たれるということである。
画像面積率に対するΔTC補正量は、対数近似がもっとも精度よく近似できる。そのため、LUTに用いる画像面積率に対するΔTC量は、この方法を用いて決定した。
また、今回の例では、10%未満の場合、補正のステップを、画像面積率を1%毎に設定し、画像面積率が10%以上の場合、補正のステップを10%ごとに設定している。この補正のステップは現像剤、現像装置の特性に応じて、任意に変更が可能である(さらに細かいテーブルとしても良い。)。色ごとの最大補正量の調整は、例えば以下のような式を用いて補正する。
Figure 2009103984
この数4であるが、環境や経時を考慮する場合には、さらに環境補正係数や経時補正係数を乗ずるようにするとより精度を高くすることができる。今回はLUTを用いた制御を例示したが、図7に表示したような近似式を用いて、毎回算出しても良い。
STEP80でΔVtrefを算出した後、STEP90において、Vtref現在値を算出する。VtrefはSTEP30で取得したVtref現在値とVtref初期値を用い、以下の数5に従い算出する。
Figure 2009103984
なお、Vtref現在値もは色ごと[KMCY]に個別に算出する。
次に、STEP100において、Vtrefの上下限処理を行う。補正後のVtref現在値が、あらかじめ設定した上限値以上の場合、Vtref現在値とする。補正後のVtrefが下限値を超えていた場合は、Vtref現在値をあらかじめ設定した下限値とする。上下限処理終了後、STEP110にて、Vtref現在値をNV−RAMに保存する。
以上が基本となる制御である。
本実施形態においては、画像面積率の移動平均が閾値をよりも大きくなった場合、作像間隔を変更するように、モードを切り替える。本実施形態においては、現像剤攪拌モードを印刷数枚から数十枚に一度割り込ませることにより変更を行う。
ここで割り込ませる攪拌モードについて説明する。
本実施形態における攪拌モードとは、すべての作像系デバイスを作像可の状態としたまま、書き込みを行わない状態とすることである。
図8に示すように、画像面積率が高く、トナーの入れ換え量が多い場合、トナー補給前のトナーの帯電量が飽和するまでの時間が異なる(図中の横軸0の位置は、新規トナーが補給された瞬間とする。)。
画像面積率が小さい場合は、新規トナーが補給された瞬間のトナー濃度の低下は小さい。そのため短い時間で、トナー帯電量が立ち上がる。一方、画像面積率が大きい場合、トナーの入れ換え量が大きく、新規トナーが補給された瞬間のトナー帯電量の低下が大きいため、トナーの帯電量を立ち上げるために時間を要する。この帯電量の差をなくすために、攪拌モードを割り込ませる必要がある。攪拌モードを実行することにより、トナーを分散し、キャリアと接触する機会を増加させることにより、トナーを帯電させることができる。なお、従来例として挙げたが、画像面積率が高い場合に、現像能力γを算出して作像バイアスを変更する手法は、不安定なトナー帯電量状態で、現像能力γを算出することとなるため、非常に不安定な制御となる。
次に画像面積率が高い場合の制御フローを説明する。
STEP120において、画像面積累積平均が、所定の画像面積率(ここでは60%)を超えているかどうか判定する。STEP120で用いる画像面積累積平均は、STEP10とは独立している。独立させていることで、Vtref補正とSTEP210の攪拌モードの頻度を独立して調節することが可能となる。STEP120において、所定の画像面積率以下であれば、何もしないで終了する。
STEP120において、所定の画像面積率を超えていると判断した場合、STEP200の初回判定フラグM[KMCY]を確認する。
初回判定フラグが立っていない(=0)の場合は、STEP120の条件を満たして以降、初めての攪拌モードであることを意味する。そこで、次のSTEP210において、攪拌フラグを立て(=1)、攪拌モード実行可能状態とする。次に、STEP230において初回判定フラグM[KMCY]をたて、STEP240において、攪拌モード実行間隔カウンタN[KMCY]に1を加算し、終了する。
STEP200の初回判定フラグM[KMCY]が立っている場合は、STEP220において、攪拌モード実行間隔カウンタN[KMCY]を確認する。攪拌モード実行間隔カウンタN[KMCY]が所定の値(ここでは15)を超えていない場合は、STEP240において、攪拌モード実行間隔カウンタN[KMCY]に1を加算し、終了する。攪拌モード実行間隔カウンタN[KMCY]が所定の値(ここでは、15)を超えている場合は、前回の攪拌モードが実行されてから、次の攪拌モードを実行するに値する間隔が空いていることを意味する(連続してプロコンを行っても、調整時間ばかり要してその意義は小さい。)。
そこで、次のSTEP210において、攪拌フラグを立て(=1)、攪拌モード実行可能状態とする。次に、STEP230において初回判定フラグM[KMCY]をたて、STEP240において、攪拌モード実行間隔カウンタN[KMCY]に1を加算し、終了する。なお、攪拌モード実行間隔カウンタN[KMCY]は、攪拌モード実行時にクリアする。
本実施形態においては、印刷ジョブに攪拌モードを割り込ませることにより、作像間隔を変化させたが、紙間距離(通紙間隔)を変化させたり、作像線速を変化させる方法によっても変化させることが可能である。このような方法で作像間隔を変化させた場合においても、トナーを均等に分散する、トナーとキャリアの接触確立を増加することが可能なため、本実施形態と同じ効果が得られると考えられる。
次に本制御の性能を総合的に評価するために、ショートランニング試験を実施した。
比較条件
比較例1:通紙30枚ごとに、プロセスコントロール(作像バイアス制御)を割り込ませる。
比較例2:通紙20枚ごとに、4秒の攪拌モードを割り込ませる。
本実施例:画像面積率の移動平均により、トナー濃度制御基準値を変化させる。通紙20枚ごとに、4秒の攪拌モードを割り込ませる。
通紙条件
A4横、100[%]ベタ画像、連続100枚
実験機
実験に使用したマシンは、Imagio MPC 2500:CPM(1分あたりのコピー可能枚数);25枚である。
以下、表2に通紙終了までの時間比較を行う。
Figure 2009103984
比較例1は、トナーパッチを作像する作像バイアス調整に10sを要する。そのため、トータルの調整時間は一番長い。比較例2および本実施例は通紙20枚ごとに、4秒の攪拌モードを割り込ませるためトータルの調整時間が16秒に収まっている。そのため、比較例1よりもダウンタイムを短くすることができる。
次に画像濃度安定性の比較を行う。
図9において、比較例1の四角を結ぶラインは、作像バイアス制御の介入前後で、画像濃度が大きく変化しているため画像濃度が安定しているとは言いがたい。
比較例2の三角を結ぶ黒いラインは、攪拌モードにいたるまでに画像濃度が上昇してしまっている。また、攪拌モードにおいても、十分に画像濃度が回復していない。
本実施例である一方対策後の丸を結ぶラインは、攪拌モードにいたるまでの画像濃度上昇も小さく、さらに攪拌モード実行前後での画像濃度変化が緩やかであり、全範囲においてIDがほぼ一定に制御されている。
比較例2のように画像面積率の移動平均に応じてトナー濃度制御基準値を変化させることなく、単純に攪拌モードを入れた場合は、画像濃度が上昇する結果となっている。これは攪拌時間が不十分であることを示唆しており、1回の攪拌時間を増加させるか、あるいは頻度を増加する必要があり、ダウンタイムを低減することはできない。
一方、本実施例においては、ダウンタイムの低減と画像品質が両立できており、画像面積率によるトナー濃度制御基準値の変更と攪拌モードの相乗効果が得られているものと考えられる。
画像形成装置の主要部を示す概略断面図である。 画像形成部を示す構成説明図である。 Tセンサ出力とトナー濃度の関係を示すグラフである。 現像ポテンシャルと付着量の関係を示すグラフである。 累積画像面積率と現像能力の関係を示すグラフである。 本発明の制御部による制御の一例を示すフローチャートである。 累積画像面積率とトナー濃度を変化させる量の関係を示すグラフである。 低画像面積率と高画像面積率のチャージの違い示す図である。 比較例1,2と本実施形態の画像濃度の変動を比べたグラフである。
符号の説明
2 感光体
5 現像装置
5d Tセンサ
6a 中間転写ベルト
17 光学センサ
19 CPU

Claims (5)

  1. トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて像担持体表面上に形成される静電潜像を現像する現像装置と、
    該現像装置内へトナーを補給するトナー補給手段と、
    前記現像装置内のトナー濃度を一定に保つように制御するトナー濃度制御手段とを有する画像形成装置の画像濃度制御方法において、
    前記現像装置へのトナー入れ換え量に応じてトナー濃度制御基準値を操作し、現像能力を一定に保つようにして画像濃度を調整するとともに、
    前記現像装置へのトナー入れ換え量によっては連続印刷中の作像間隔を変化させることを特徴とする画像濃度制御方法。
  2. 請求項1に記載の画像濃度制御方法において、
    前記現像装置への入れ換え量として、出力画像面積率から算出した移動平均を用いることを特徴とする画像濃度制御方法。
  3. 請求項1または2に記載の画像濃度制御方法において、前記連続印刷中の作像間隔を変化が連続印刷中に実行する攪拌モードであることを特徴とする画像濃度制御方法。
  4. 請求項3に記載の画像形成方法において、前記攪拌モードは前記画像面積率の移動平均がある閾値以上となった場合に実行することを特徴とする画像濃度制御方法。
  5. トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて像担持体表面上に形成される静電潜像を現像する現像装置と、
    該現像装置内へトナーを補給するトナー補給手段と、
    前記現像装置内のトナー濃度を一定に保つように制御するトナー濃度制御手段とを有する画像形成装置において、
    請求項1〜4に記載の画像濃度制御方法を用いることを特徴とする画像形成装置。
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